人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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「あんまり変なものだったら、その時は
 シェルタンに頑張ってもらおうかしら」

いたずらな笑みにこれまた冗談めかして微笑んだ。
いつまでこの平穏を続ける事ができるのだろう。
大人には目を付けられ、生徒には居ないものとして扱われる。
それだけで済めば良い方だ。


「……わたしはきっと、『みんな』の事を
 その卒業を、見送ることになるから。
 大丈夫よ、ルヘナ、シェルタン。」

去り行く背に投げ掛ける。
それが何に対しての『大丈夫』なのかは、誰にもわからない。

人目を憚らず食堂へと向かう。

食堂に向かう途中、一度だけ園芸部のほうへ視線を投げかけた。

スピカの声を聞くことができる。

元気がない。

努めて普段通りであろうとしている。

いつも通りだ。首元の包帯以外は、何も変わった所など無い。

───

「おいおい、押し付けるのは無しだからな」

 そう。こんな感じで、
 冗談を言い合うような関係でずっといられたら。
 
なのに自分に残された時間はあまりにも少ない。


「はあ、気付けばここに4〜5年は居るのな。
 シトゥラみたいにさ、
 出た後もここに帰りたいなって思うの、分かるなあ……」

 風で乱れたストールを巻き直す。
 秋空の下、今日もいつもと変わらず、肌の露出は酷く少ない。

シトゥラは、誰かを探していた、見つかるはずもないのに
(a25) 2021/05/29(Sat) 8:16:41

シトゥラは、その言葉だけは聞きたくなかった、聞かなかった頃には戻れない
(a26) 2021/05/29(Sat) 8:32:31

シトゥラは、昨日          
(a27) 2021/05/29(Sat) 8:33:23

メモを貼った。

メモを貼った。

罪の告白をした。

告白を受けた。受けただけだ。

自分の部屋"だった"場所で水筒を拾い上げた。

      

「………そうね。
 わたしはきっと、ここを出たあとも
 いつか、ここに帰ってくるわ。」

ギムナジウムは、わたしのもう一つのおうちだもの。
イクリールは、遠い秋空を見上げて微笑んだ。

寂しい中庭の片隅で。
冷たく乾いた秋風に吹かれながら。
冬の訪れは、思ったよりも早いのかもしれない。

掃除用具の点検をしている。たった一人で。

メモを貼った。

メモを貼った。

気合を入れた。

頑張れる気がした。

スピカの行く末に少しでも幸があるよう願う。

皆の未来を、ただ願った。

【人】 徒然 シトゥラ

 人が来ることが減った図書室で一人本を探している
 昔の詩人の言葉、格言、そして教育について

 欲しい本はほとんど無かった

 同じ事ばかりかかれている教えの本
 それは大事なことだから、同じような本が多いと思っていた
 だがそれは、――――
 他の本が淘汰されていたからだとようやくわかってしまった。

 ここにあるすべての本を知り尽くしているからわかる、
 意図的に知識が足りないのだ。

 昔、ここにない本を大人に頼んで折檻をうけたことがある。
 あれは大人が正しくて、
 自分が本をねだったことが
悪いと思っていた

 自分が悪かったに違いない。
 
ただ、それが子供たちからすべてを隠すことだったら?


「みんなに必要な知識はなんだ、
 本当に与えられるべきものはなんだ?」
 与えられないものに焦がれることは疲れてしまった。
 それでも大人にとっていい子でいつづけなければいけないのか
(41) 2021/05/29(Sat) 15:59:58
 中庭

「…あら…ごきげんよう、ブラキウム。」

誰もが見ないふりをする。
けれど何処にも居ないなんて訳はない。
イクリールは、確かにそこに居る。

確かにそこに居て、いつものように
にこやかに、道行く『みんな』に挨拶をしている。
自室を抜け出してからずっと。

確かにそこに居て、生きている。
それは他の『いない子』も同じ事。
それがどちらの側だって、声を上げれば、届かない筈はない。
イクリールは、そう信じている。

お腹を鳴らした。

 ブラキウム

「ええ、そうね。ブラキウムさえいいのなら
 ちょうど、お部屋でいい子にしているのにも
 少し退屈していたところだわ」

そう言って、イクリールはいたずらっぽく笑って見せた。
何も恐れる事など無いように。

それから、そっとブラキウムに手招きをした。
寂しい中庭の片隅へ。

『正常』になった。

愛を求めていた自分が、消えていくのを感じる。

 >>中庭の片隅

 横目で、二人を見ている。
 『いなくなった』ものと、まだいるもの。
 何が違うのだろう、と見ている。

 見てわかるところに差がある訳がなくて。

 『いなくなった』ものは確かに変わったが、
 そうでなくとも変わりはするから。

 声は出ない。考える時間が欲しかった。
 だから、今は、考えてるだけ。

立ち去っていった人の姿を思い返している。

身の振り方について考えた。

泣き言を言いながら、誰かに助けを求めようとして、それはやめた。

彼は、揶揄する子らを睨む。そこにあるのはお節介などではなく、“決意”だ。

自分の軽薄さと心やすさ

自分の軽薄さと心安さに呆れた。

ただそこに居る。揶揄いも抗拒も、今は重要ではない。

己に呆れた。

「やっぱり、

         私一人には、

     荷が重い     」

足を止めたくなった。

スピカに背を向けた。

スピカを見ている。一人で全てを背負う、なんて、絵空事だと知っているから。

スピカにある種の憧れを感じていた。

スピカのことを真に見てはいなかったのかもしれない。

それでも、彼女ならと思わずにはいられないのだ。

   の手をきっと、取ることができない。



      また、バイオリンの弦を弾いた。

   皆が心に自分たちを置いてくれることを信じて。

       彼に、手が届くことを信じて。


                 
まだ、遠いな。


「――……俺は、何をしたいんだ」

途方に暮れている。

スピカの力になりたかった。イクリールは一人ではないから、だからそんな事が言えるだけかもしれない。

ご飯を食べました。

図書室で友人達と再会する。

 カストル・ポルクス

 本の上を滑る視線は常のものとは異なりどこか気だるげで。
 聞き慣れた足音が二人分聞こえたのならば顔を上げ、
 二人にとって自分が『見えて』いるのかを伺う。

 ――……話しかけられるまでは、何も言えない。
 彼らにとっても『いない』存在になってしまうのか、
 その一点を気にかけている。

カストルとポルクスに認識された。

スピカの力になる手段を持っているだろうか。

自分だって、スピカの力になれるなら、と思った。任せっきりにしてしまっていたのは自分でもあるから。

【人】 徒然 シトゥラ

「またか」

 見えない
ことにしている
子供たちの名前を聞けば小さくため息をついた。
 悪いことではないが、シカタナイか。
 あれほど交流が広かった彼らが呼ばれたのだから。

 彼らの代わりなんて務まらないんだよな

「普段と違うことをするもんでもないけど、様子は見るか」

 またルヴァ団も始まるのなら、見張り役は必要だろう
(50) 2021/05/29(Sat) 21:05:45
シトゥラは、子供たちに声をかけている
(a55) 2021/05/29(Sat) 21:06:01

シトゥラは、どうして悲しんでいるのか聞いてみた
(a56) 2021/05/29(Sat) 21:06:07

シトゥラは、彼らが欲しいものを与えてみた
(a57) 2021/05/29(Sat) 21:06:14

シトゥラは、彼らが喜ぶ姿をみて嬉しかった
(a58) 2021/05/29(Sat) 21:06:21

シトゥラは、他に何ができる?
(a59) 2021/05/29(Sat) 21:06:28

【人】 徒然 シトゥラ

「(……何も無い。
 何もない、いい子なだけの存在が喜ばれるのは大人にだけ)」

 なんとも簡単なことだった

「(子供に好かれる子供ってなんだったんだろうな。
 カストルのような愛嬌? あの子のような芸術センス?

 今更変えられたら苦労はしないんだが)」

 あれならできるかな

 シトゥラは放課後、美術室に向かった
(51) 2021/05/29(Sat) 21:52:32
中庭の隅で、ひたすら音色を奏でる。

石を投げられた。自分はまだここにいる。

ヘイズの姿をちゃんと、認識した。

彼が石を投げられても、それでもまだシェルタンの傍に居る。


「………皆が皆、
 ギムナジウムの悪い風習に囚われてるわけじゃない」

 投石でこさえた、軽い擦り傷を撫でて。

 見てみぬ振りをしてしまった彼女のことを想う。
 謝らないと。心から、心の底から。

 無視することに心を痛める生徒の姿を想う。
 変えていける筈だ。自分だけじゃない何かを。

 大人たちを、頭に思い浮かべる。
 ……本当に皆が皆。“悪い”ものなのか?
 
 知るべきだ。この場所のことを。
 オレは、余りにも、自分だけを見過ぎていた。

適当に歩き回っている。


 自分が変わったのなら。
 自分以外を変えられない道理はない。

 昨日に今日、変わらなければ、
 明日変えたらいい。それを何度も続けるだけだ。

 ぱん、と頬を叩く。

 傍らでただ寄り添う少女に笑いかけ、
 そこらを歩き回る少年に緩く手を振り。

 ────観てくれるアンタ( )に、
     恥じないようにするためにも。

「思ってなかったよ。だから、“思わせる”んだ。
 オレ達は被害者なんかじゃない、てね。

 暗い顔してるから下に見られる。哀れまれる。
 でも、少なくともオレは……

 
昔よりずっと、良いものになれた
から。
 それは、胸に張りたいんだ」

「さて、集まってるならここかしら」

何のあても、
解決の手立ても、
そして一緒に歩んでくれそうな相手も

思い浮かばなかったが、

ただ、彼の行動パターンを考えればここかな、と。
そう思い、中庭にやってきた。

 中庭

「────あら。ごきげんよう、スピカ。」

正しいやり方はわからなくたって
声を上げる事は、何か行動を起こす事は
たとえ誰に届かずとも、決して無駄な事ではない。

少なくとも、イクリールはそう信じている。
これまで通りだ。何も変わらない。
だって、これまでもずっと、そうして来たのだから。

寂しい中庭も、少しだけ賑やかになって来た。

 >>中庭の片隅

「ようスピカ。
 アンタくらいなら、オレが食堂に居なかった時点で気付──いや、スピカも行かなかったんだよな、すまん」

 揃踏みだな、と皮肉げに笑う。

「これ以上、『いなくなる』子たちが増えるんだったら。
 そうでない子との比率が縮まるなら。

 きっと、段々と、無視できなくなっていくはず……

 そう。声は聞こえる。姿は見える。
 何も幽霊になったワケじゃないからな?

 だから───」

 すぅ、と息を吸う。吐いて、もう一度吸って。

「───“いつも通り以上”の
オレ達
で。
 時間は……短くても一年。長けりゃ数倍。
 出来ない話じゃないって、信じてる」

 >>中庭の片隅

「心無い言葉だって。石だって。
 それは、“オレ達を認識する”って前提がある。

 オレたちは、ここにいる。生きている。

 ───爪弾き者にされる理由なんて、ないじゃないか」

 そう、言い放った。

>>中庭……?

 ある程度時間を置いたのだ、もう流石に誰もいないだろう。
 ……と思っていた思考が浅はかだったことを知る。

 一応は持っておこうと先程食堂から拝借してきた食料と
 温かい飲み物を抱えたままで、
 中庭から聞こえる会話に耳を澄ませる。

 
「……そんな方法、」


 それ以上は続けられない。
 盗み聞きになってしまっていることは分かっていても、
 なかなかその場から離れられない。

>>中庭

「ああ、揃い踏みね……
 で、言おうとしたことも全部言われちゃった。
 考えてることは同じよね」

「そう。みんなで集まればいい。
 簡単な話よ」


「ルヘナが教えてくれたわ」

全てを受け止める覚悟を内心固めた。

メモを貼った。

メモを貼った。

メモを貼った。

>>中庭

「……そう。
 よかったわ。みんながわたしと同じ考えで。
 それに、わたしたちなら『こうなってしまった』子にだって、
 堂々と会いにいけるものね。」

イクリールは、そう言っていたずらっぽく笑って見せた。
いつものように。
これからも、誰に対してだって、同じように。

「わたしもそれに、賛成よ。
 シェルタンやスピカが卒業したって続けるわ。
 でも今は、わたしたちだけではきっと手が足りないの
 だから、手伝ってくれるとうれしいのだけど。」

──ねえ、ルヘナ。
イクリールは、遠くこちらを窺う視線の事だって、知っている。

野草を食べている。

野草を食べるスピカを見て困ったように微笑んだ。

 中庭

「──……っ、」

 自分の名前が出されていたこと、
 そうしてその後に名を呼ばれたこと、
 そのどちらにも驚いて渋々といった様子で皆のもとに歩く。

「気付かれていたのか。悪い、途中から盗み聞きした。
 食事と飲み物だけ置いて行くつもりだったんだが」

あなたたちの前に姿を現した。


「こうして隅っこで慎ましくしてるのも、
 そういう、”一つの理由”なんだよな」

 逃げるように食堂から離れて。
 当てもなく、ただふらふらと動いている。

 身体まで亡霊になったつもりはない。だから。

「……それでも。
 オレは。シェルタンはここ
にいる。
 それを知るのは、ブラキウム、アンタだけじゃない。

 それぞれに絆があって。
 んで、それは簡単に掻き消えるようなもんじゃない」

「幾らでも聞かせてやるよ。

 楽しい談笑の声か?歌声の方がいいか。
 楽器の音色も、とっておきがたくさんある。
 踊りも。大体の雰囲気は伝わるかな?

 それを観る、まだ『いる』アンタたちが。
 他ならない、『いなくなった』オレたちが、でも、『そこにある』証明になる」

 今もそうだ。と、辺りを見渡した。

>>中庭

「盗み聞きも何も、あなたが言い出したことなんだし、
 それに、どのみちあなたも一緒になるんだから」

「私には、正直まだアイデアもないけど、
 同じ境遇の人間の慰めになればそれでいいと思ってるわ」

そして、笑いながらこう言った。

「振るわれる暴力については、考えなくてもいいわ。
 私が全て受け止めてあげる。
 
そういう身体
だもの。有効活用しなくちゃね」

「……──ルヘナ居ないのに揃踏みって言ったな今」

 こら!カッコが付かない!

病気の活用方法を見出した。

「出てくると思わなくて……」


「ちょっと悩んだんだけどな……来ちゃった……
 別に気にするな」

>>中庭

「俺もいていいなら時間の許す範囲でいさせてもらうよ。
 アイデアなんてものは人が集まれば集まるだけ湧いてくる、
 これからいくらでも考えて行けばいい。
 だけど、」

 じ、っとスピカを見つめる。

「どういう身体だろうが関係ない、痛いものは痛いんだ。
 無理はするなと主張して行くからな。
 お前が傷付くことを厭う人間がいるんだ」

 そしてそれは俺だけじゃない。