人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

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【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:力が抜けるやりとり ──



  っふ、ふふ────


[ 駄目だ、ツボに入った。>>0:534
 天丼だし声のトーンの割にはちらとも驚いた風はなし。
 絵本の台詞みたいで珍妙でキャッチーで癖になる。 ]


  …………ふぅ。 やあ、ごめんごめん。
  ちょっと意表を突かれた。

  それは素敵な名前を付けてもらったんだねえ。
  じゃあわたしたちはその名付けに敬意を表して、
  きちんとフォルスと呼ばせてもらうとしようかな?


[ 売店、そういうのもあるのか。
 洋館にいながらお買い物が出来るなんて便利だな、
 と興味が向いたので、]
 
(117) 2022/12/14(Wed) 8:42:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 後日真新しい財布片手に実際に訪ねてみれば>>0:399
 本で読んだ商人の挨拶を投げてみると、>>0:535
 実に軽快な反応。成程、これが本場。 ]


  本で読んだのそのままで、今ちょっと感動してるよ。
  本当にやるんだなあ、モウカリマッカボチボチデンナーってやつ。


[ おすすめと聞いたら、何故か売り子と返された。
 確かに商品とは言ってないけど。 ]  


  うーん、それは興味がなくもないけれど。
  お金も買い物もはじめての経験なんだ。
  売る側が務まるとは思えないなあ。


[ だから次の機会に、というのは体よく断る便利語録だ
 って読んだことがある。社交界にも派生系があるとか ]
 
(118) 2022/12/14(Wed) 8:43:16

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ さておき。
 おすすめ商品とやらの説明をふむふむと聞いて、
 「悪魔がどんな顔に〜」と振られれば ああ、と ]


  ふふ。彼が甘いお菓子を食べてる顔、可愛いんだよ。
  見せてあげたいけど、残念。感想だけ教えるね。


[ 違うそうじゃない。
 と思ったかもしれないけれど、やっぱりそれも面白がって
 ぽんと言葉が返るのだろうなと
 思うけれど
それはまた別の話
 * ]
 
(119) 2022/12/14(Wed) 8:43:45

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ もし。
 彼の友人に向ける眼差しを見咎められたら決まり悪げに、

 ……君は宿敵に弱味を握られてるかも知れない時でも
 相手を警戒しないでいられるタイプかい?

 わたしたち はそうじゃ「なかった」んだ などと零した
 かもしれない。
それもこれも別の話
。 * ]
 
(120) 2022/12/14(Wed) 8:44:29

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:二年前のある日 ──


[ 結局定期的に通う常連になった。>>0:386
 頭をちょっと使うとすぐ痛むので困り物。

 飲み易いのがいいなあとか眠くなる作用のはないかな?
 なんて好き勝手言うくらいには、一方的な距離が縮まり、
 相手はいい意味で最初のまま。
 
 だけど、 
 勝手に量を増やすどころか一気飲みしちゃった、
 なんて言ったら流石にしっかりと怒られるだろうか。>>84

 そんなだというのに復活第一発言は ]


   やあ、麗しの薬師の君。
   少し強めの薬をお願いしたいんだけど、いいかな?
  

[ だというのだから始末が悪かった。 * ]
 
(121) 2022/12/14(Wed) 8:45:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:17歳の誕生日から ──


[ あの日。様子がおかしかったことを>>82>>83
 心配してくれただろうか。 
……多分、きっと。

 回復してきた頃>>84
 もしあの日のことを聞かれたとしても

 「ごめんね? なんだっけ、忘れちゃったな。
  薬を飲み過ぎてぼうっとしていたみたい。」

 何を聞かれても薬のせいと誤魔化しただろうし、
 家の何某かはきちんと伝えた…或いは報告書に
 目を通して承知のことだったかもしれないが。

 あの日の後も変わらず過ごしている。筈だ。
 少なくともきみにだけは、そう映るように過ごしていた、
 
つもり。
 * ]
(122) 2022/12/14(Wed) 8:46:20
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a17) 2022/12/14(Wed) 8:53:11

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/14(Wed) 8:54:23

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:誕生会 ──


[ 誕生会の歌の集い。
 女性だけの方が、とか全員で歌いたい、とか。
 風に乗って届く声に迷いつつ参加表明してみたけれど。
 練習からは少しずつ少しずつ足が遠のいていた。

 自主練しておくから、なんて言い訳してみたけれど、
 最終的にはやっぱり不参加で、なんて発案者のチェレスタ
 にも参加メンバーにも悪いことをしたなとは思ってる。
 もしユグに歌でなくともと参加要請されたなら、>>195
 その時は余った楽器を担当したかもしれない、けれど。


 音楽は好きだし、家庭教師に声楽を教わったこともある。
 でも、正直今の自分の声は好きになれない。
 高いままの声も、丸みを帯びていく体も、
 女性に近づいていく自分が嫌だった。
 こんなのはちっとも わたしたち じゃない。 
]
 
(231) 2022/12/14(Wed) 23:02:40

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それでも暗い気持ちを片付けて、
 用意していた赤い靴>>0:30を贈れば
 彼女は喜んでくれただろうか。
 
 眩しかった。
 外界に解き放たれた可憐な蝶、
 これから世界を知っていく無垢な5歳の女の子。
 狂うことでしか自分を保てなかった、
 いつかの誰か>>0:106>>0:107を思い出すような気がして
 直視出来なかった。

 
 御礼を言われたら、
 「素敵な靴が素敵な場所に連れて行ってくれますように」
 と寿いで。……本当に、そうなればいいと願っている。 ]
 
(232) 2022/12/14(Wed) 23:03:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 21人が一同に介した──かどうかは指折り数えたわけ
 ではないけれど、思い思いの方法で彼女がこの世に生を
 受けたことを祝っている。
 ……暗い気持ちを何度片付けても、ここにいる限り
 ずっと湧き上がってくるのだろう。

 ナハトが退席するなら>>169、引き止める代わりに
 一緒に誕生会を後にしようか。

 本当は、彼が避けているあの子に
 「今日のこの子とお話する権は完売だよ?」
 などと牽制してあげてもよかったし、
 皆でお祝いした方が、彼女も喜ぶだろうに。
 
  ……自分のことしか考えてなくて、本当に嫌になる。 ]
 
(233) 2022/12/14(Wed) 23:05:34

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 賑やかでなんだか疲れたから助かっちゃった、
 なんて嘘に言い訳を重ねたら、嫌われないだろうか。
 いつもみたいに笑ってくれている?
 
 彼がどんな気持ちでどんなことを思っているか>>172
 こんな風に見上げるだけじゃちっともわからなくて。
 
 色んな気持ちをないまぜにして、
 「ナハトもお疲れ様」と夜色の髪をそっと撫でてみる。

 ……二、三言葉を交わしたら部屋に戻るだろうか。
 もう少し、とは言い出さず、彼の言葉を待ってみた。 
* ]
 
(234) 2022/12/14(Wed) 23:06:55
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a36) 2022/12/14(Wed) 23:10:25

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>0:84

 ねえ、と 呼びかけに応える声はない。
 ずっとずっと呼んでいたのだから知っている。
 それでも呼び続けるのは ──…… ]
 
(266) 2022/12/15(Thu) 0:42:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ それは わたしたち らしくない。

 今までそれわたしたちが当たり前過ぎて、
 だからこそ答え合わせをしながら日々を過ごしていた。

 わたしたち であることが何より絶対で、
 生きることを肯定して欲しかった人たちはもういない

 二人でひとつであることが完璧で必要で、
 
欠けた半身を求めることがいつしか手段になっている

 それがどれだけ苦しくても続けなくてはいけなくて。
            ──────なんのために?


 わからない。
  わからない。
    わからない
 

          ……違う、そんなのは嘘だ。 ]
 
(267) 2022/12/15(Thu) 0:43:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 本当はわかっていた。
 認められなかっただけだ。
 
 わたしたちの欺瞞を私自身が知った時に>>82
 わたしたちを羨ましいと、完璧だと言ってくれた人が
 私から離れていくことを恐れた。

 ……いいや、違う。

 わたしたち でいられればそれでよかったのに、
 あんなに諦めることが上手だったのに、 
 自分たちから離れて忘れていくのは嫌だった。>>0:522

 離れたくない、と言ってくれた時に>>0:360
 「わたしたちもだよ」と言葉で返すことが出来なかった。

 こんなことを考えるのは わたしたちらしくない。
 この身の外に、わたしたちより大切なものがあるなんて
 あってはいけないと無意識に蓋をした、気持ちが。 ]
 
(268) 2022/12/15(Thu) 0:44:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 自惚れではなく、絶えず親愛を注いでくれる人。
 彼の愛は揺籠の中の安らぎを守るみたいに優しくて。

 でもそれは わたしたち だからで。  
 
 わたしたちの夜、わたしたちだけのナハトなんて
 黒猫を愛でるなら許されるだなんて線引きをして。
 きみが特別だとか大切だとか必要だとか、
 そんな言葉は一度だって言えなかった。 ]
 
(269) 2022/12/15(Thu) 0:45:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
[ きみが傍にいてくれるのは、
 『恋人』で、二人でひとつの完璧なわたしたちで、
 名前をつけて、誕生日を贈ったわたしたちだから。

 わかってる。本当にそれだけしかない。
 
 だけど、私は、 
 この胸に証がなくてもあなたの運命でありたかった。 * ]
 
(270) 2022/12/15(Thu) 0:46:09

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 現在:洋館玄関ホール/答え ──

 
[ >>6 >>7
 本能、いや魂での理解が思考に浸透するにあたり、
 得るはずのなかった答えを知った。
 証持ちは欠けたることなく集まったのだ。
 『恋人』のこれは、双子の片割れにはなく
 私だけに与えられた烙印。

 結局、完璧なんてなかった。
 わたしたちは可哀想な女の子が作り出した都合よい幻想。
 何もなくなった。
 私の内にも外にも、何も。
 
 どうして私だけ完璧につくってくれなかったの?>>82
 私は苦しむ為に生まれてきたの?

 答えを持つ唯一はきっと答えない。
 この場で語ったことこそ全て。
 沈黙こそ肯定答え
 愛しているなんて反吐が出る。 * ]
 
(271) 2022/12/15(Thu) 1:19:56
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a43) 2022/12/15(Thu) 1:26:56

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 私に返す彼の呟きが>>287届いていれば、
 きっと涙が出るほど嬉しかっただろうけど。

 やっぱり私のものじゃないことを理解して、
 諦めたように笑うことしか出来なかっただろう。

 一番に諦めたのは私。
 私のことは幾らだって諦めてきた。
 私が生きることさえ、他ならぬ私が許さなかった。]

 
(309) 2022/12/15(Thu) 12:03:47

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 忘れた、なんて体のいい言い訳>>289に、
 それでも誤魔化されてくれたんだと思った。
 それからの様子は変わらないけど、それだけはわかった。

 わたしたちはそんな優しさを当たり前のように享受して、
 彼に返せるものなど何もないのに幸せみたいに笑うんだ。
 揺籠の幸せ、ひとりぼっちの幸せ。
 あなたもこのままを幸せと感じてくれている?
 だとしたら、嬉しくて、ほんの少し寂しいと思った。 ]

 
(310) 2022/12/15(Thu) 12:04:53

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ それから、いつものように街に出かける彼に>>290
 いつかみたいに連れて行って欲しいとお願いしてみよう
 と思ったけれど、何だかそれはいけない気がした。
 
 私にとっては運命だったあの日みたく、誰かと出逢うこと
 もあったかもしれない──なんて彼の真心を疑うのは冒涜
 だけど、彼がほんとうにしあわせになれるなら、その方が
 いいと思った。完璧でないと知り離れていくくらいなら ]

 
(311) 2022/12/15(Thu) 12:05:26

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 沈黙の意図を汲んで、もう少しの時間をくれる。>>291
 誕生会の賑わいを遠くに聞きながら、
 彼と過ごす時間が愛おしく思う。

 あとどれだけの時間を共有出来る?
 なんて考えると泣いてしまいそうだけど、
 たった独り涙に暮れるしかなかったこともあったろう彼に
 こんなものは見せられない。

 彼の孤独は私などでは届かない深いところにある。 ]

 
(312) 2022/12/15(Thu) 12:06:11

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 沈黙にはわたしたちは必要なくて、
 私だけが知る、あなたと私、二人の時間。
 嘘を吐き続けるのは苦しい。>>267
 でも彼が離れていくことを思う方が、よっぽど苦しい。

 誕生日の夜。
 手の中で温くなる紅茶に、ナハトになった日を
 誕生日にと贈った日が>>0:502思い出される。

 貝型の焼き菓子マドレーヌはないけれど、
 あなたもあの夜を思い出している?


  ねえ、 と心の中で呼びかけてみる。

 ナハトは私があげたものじゃないけれど、
 それでも名前を呼んでいいかな? ]

 
(313) 2022/12/15(Thu) 12:07:10

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 呼びかけに、我に返る。>>298

 証持ちとして完璧で、わたしたちは幻想で、
 そんな答えと唐突に突きつけられた絶望とともに、
 喉に迫り上がるどうしてを噛み殺し飲み下した肚が熱い。
 反吐が出る、なんて八つ当たり>>271をしたとして、
 私がひとりで生まれたひとりきりなのは何も変わらない
 というのに。



 クリスタベル、と
 わたしたちいないものを呼ぶ声が届く。

  可哀想な人。
 あなたが親愛を傾けた彼/彼女はもういない。
 私が作り出した幻想は神が殺した。

 それでも呼ばれるままに見上げれば、
 叶わない願いに笑みを浮かべることしか出来なかった。 ]
 
(314) 2022/12/15(Thu) 12:09:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ……一緒には行けない


[ 差し出された手を取ること、
 これから先を共に歩むこと、その両方に頭を振った。

 本当はどれだけその手を取ることに焦がれたか。
 でもそれは私のものじゃない。 ]


  あなたをナハトと呼ぶ、
  あなたが完璧だと言ってくれた存在まぼろし
  もうどこにもいない。
 
(315) 2022/12/15(Thu) 12:09:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ だから、ごめんね?

 明日会う約束を断るようなさりげなさで届いただろうか。
 本当のことを知って、あなたから離れていくくらいなら、
 せめて自分の手で終わらせたかった。]
 
(316) 2022/12/15(Thu) 12:10:05

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それだけを言い終えると、
 あとは何者の呼びかけにも応えず自室に戻るだろう。
 いくらか聞き咎めた人がいたかもしれないが構わない。
 どうだっていい。
 世界も箱庭も私自身もどうなろうと構わなかった。
 ■がいないなら、なんだっていい。 * ]
 
(317) 2022/12/15(Thu) 12:10:45
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a48) 2022/12/15(Thu) 12:27:49

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a49) 2022/12/15(Thu) 13:00:47

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a54) 2022/12/15(Thu) 15:44:44

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 自分が置いて行ったのに、
 置いて行かれたような気持ちになる。 ]

 
(413) 2022/12/15(Thu) 23:08:02

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 現在:洋館/自室 ──


[ 自室の机は、彼/彼女のナハトから、
 彼/彼女らへ贈られたものでささやかに彩られている。

 いつも下げているネックレスだけは、
 彼の手作りリベンジが成功した証。>>0:682

 造花の花束はそのまま水のないガラス花瓶に。
 虫の彫刻は文鎮みたいにちょんと鎮座して。
 最初のアクセサリーは真鍮の小さなトレイに。
 付けていたネックレスは、同じトレイの中に返した。
 そして、クリスとベルにと最初にくれたプレゼントは
 いつもの場所に。>>0:500 ]
 
(414) 2022/12/15(Thu) 23:08:35

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そんな心のこもったプレゼントに、
 家の援助や洋館でのお金で
 高価なものを贈って返すのは違う気がして。

 だから手ずから用意したものを、と頑張ってみたものの
 どれも上手な出来ではなかったかも知れないけれど。
 何を用意しようどう贈ろうかと考える時間は楽しかった。

 マドレーヌの他にも焼き菓子に挑戦してみたり、
 夜色のマフラーを編んでみたり、
 洋館から花を少し分けてもらってサシェを作ったり、
 黒猫の刺繍を入れたお揃いのハンカチにしてみたり。
 引きこもりなのに無理して虫捕りなんてみた時は
 大変だったっけ。
 あの時は結局フォルスのお店で贈る物を見繕ったかな。

 ──…実は彼らが存外仲良しだと知っている。
 そんな風に彼が居場所を作ることを嬉しく思っていた ]
 
(421) 2022/12/15(Thu) 23:15:38

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 彼の境遇は知っている。
 知っているだけで、
 たった独りで幾度の夜を過ごしてきた、
 その凍えるような思い出を拭えるわけではなくて。 
 
 それでもあんなに温かな愛を与えられる人だから、
 幸せに、なって欲しかった。  
 出来れば私が幸せにしてあげたかった、けれど。

   今だって、本当は
     「生まれた時から一人だったから」
     「二人でひとつが羨ましい」>>0:350
   そう言った彼がもしこのまま一人を選ぶのなら、
   また孤独の海に沈むというのなら。
   嫌われても憎まれてでも傍にいたい。

 独善かもしれない。 
 それでも抱き締めてあげたかった。
 ナハトの帰る場所になりたかった。
 生まれてきてよかったと思わせてあげたかった。 

 なのに、どうして私は完璧クリスタベルじゃないんだろう    ]
 
(423) 2022/12/15(Thu) 23:16:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 仕舞った栞を取り出す。

 あの日、彼が手折って差し出してくれた花。
 花が好きだと言ったからプレゼントしてくれた。 
 ベルに、とくれた花。>>0:357

 泣きたくなるくらい嬉しい贈り物。
 あなたにそんなつもりはなかったとしても。

 これだけは、
  これだけは私だけのものだと思っていいよね? *]
 
(425) 2022/12/15(Thu) 23:17:14
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a67) 2022/12/15(Thu) 23:18:53