人狼物語 三日月国


194 【身内RP村】賽来蓮迦-鬼ノ哭骸-

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視点:


プロローグ

【人】 混沌

 

[ 混沌から八卦が生ず。

  世界は太極。混沌状態から始まったとされる。 ]

 
(0) 2023/01/09(Mon) 20:03:54





到着: 月迦嶺鬼

【人】 月迦嶺鬼



かえせ 
かえせ

ちぎりは 
きれぬ

われらは 
きれぬ


かえせ 
かえせ

われのみこを
なく 
なく
 なくした
うばわれた


ああ いとわしく 
いとわしい


 
(1) 2023/01/09(Mon) 20:33:20


到着:

【人】



 少し昔話をしましょう。

 これはむかし、むかしの
 今や知る者も少なくなった話……。


(2) 2023/01/09(Mon) 20:45:07

【人】 月迦嶺鬼



 人は脆い

 人は弱い


 その生気さえ我に比べれば
 一滴の雫のようだ

 
(3) 2023/01/09(Mon) 20:49:45

【人】 月迦嶺鬼



 さて、今回の巫子はどんな者か

 山に捧げよ 神の贄
 供物となれ 人を救いたければ


 さあさあ 宵の刻
 迎えにいこうぞ

 
(4) 2023/01/09(Mon) 20:52:02

【人】 月迦嶺鬼



[ 雪の中、白が覆い隠す中。

  愉快そうに舞う姿。
  深紅の髪が靡き、揺れる。

  山は礼を重んじる。
  捧げる謳を
  神聖なる舞を

  与えよ、さすれば山は鳴動する。 ]

 
(5) 2023/01/09(Mon) 20:52:29

【人】 月迦嶺鬼



[ 生贄は吹雪の日に祭壇に一人で。
  神への捧げ物の扱いは丁寧に。
  純潔でなければならぬ。
  若く健康でなければならぬ。

  一つでも成せない場合には
  山の怒りが襲い掛かり
  鬼の恨みが喰らうだろう。

  これは契りである。違えるな。 ]


 
(6) 2023/01/09(Mon) 21:00:04

到着: 御供三樹

【人】 御供三樹

 
[ 
   ​─────とん、

            りん、  しゃん
                      ]

 
(7) 2023/01/10(Tue) 0:07:49

【人】 御供三樹

 
[  迷い 惑いて 血濡れた祭壇こそ
  吹雪の中に埋もれてしまえと
  何人の人間が虚しく空へ願いを口にしたのだろう


  叶わない 敵わない
  無く 泣く 巫子の命をもって
  数年の安寧を得るしかしようがない ]

 
(8) 2023/01/10(Tue) 0:08:49

【人】 御供三樹

 
[ ─────ああ、だって
にたくはない。

  いくつになっても もうじき迎えを目にしようとも
  真夜九つを何度でも迎えて
  一刻一刻を生きながらえていたいのだ


  けらけら。けらけら。 ]

 
(9) 2023/01/10(Tue) 0:09:41

【人】 御供三樹

 
[ もはや名も無き天鬼山の麓のこの村に
  生き長らえるは件の村長と理解している大人たち

  さぁ、それから


           子を産むための女と
           捧げられるための子ら


  ひとりで歩いてゆける年齢でなければならぬ
  ひとの営みなど覚えさせてはならぬ
  いずれ鬼様のもとへ還るとしても
  健康にたらふく食わせておかなければ


  全ては我らが生き長らえるため

  何も知らない なにもしらない
  子を また捧げよう

  違えてはならない 契りを深く笑みに刻みつけて ]

 
(10) 2023/01/10(Tue) 0:09:48

【人】 御供三樹

 
[ 女は嘆く
  私の子を選ばないでくださいと
  子は揺らぐ
  母を悲しませてはいけないと

  失いたくない者たちに
  今宵槍玉にあげられたのはひとりの
みなしご
 ]

 
(11) 2023/01/10(Tue) 0:09:56
到着: 神立

【人】 神立



  鬼の伝説なんて嘘っぱちの噂話だって?
  あぁ、噫、嘆かわしき人間よ。

  梅雨の露草から落ちる一雫程の
  生命しか持たぬ貴様らに
  あの御方の何もかも理解りはしないさ


 
(12) 2023/01/10(Tue) 0:11:36

【人】 御供三樹

 
[ 供物になるべく見捨てられなかったみなしごが
  成るべくして捧げ物へ選ばれた
 
  吹雪に覆われ一寸先もあやしい宵の刻
  こてりと教えられたとおりに首を縦に振って
  祭り上げられるために歩いてゆく

  吹雪と同じような銀の髪が
  びゅうと風に吹いて揺れた ]
 
(13) 2023/01/10(Tue) 0:14:02

【人】 御供三樹



   ……掛けまくも畏き月迦嶺鬼様
   天鬼の山の大神等

   天鬼の山の麓より
   契りによりて我が身を捧ぐ

   吹雪 禍事 祓い給えと申す事を 聞こしめせ
   かしこみ かしこみ お頼み申す


 
(14) 2023/01/10(Tue) 0:14:52

【人】 御供三樹

 
[ 雪に溶けてしまいそうなほどの白
  己の身につける着物さえも白く
  この世界の全ての色すらも錯覚するほどに

  その錯覚がなんと恐ろしいものか
  一時でもその色を見失ったことを恐れるが如く
  山の祭壇に佇む自らの未だ透き通った目に映るのは
  白を染めるような深紅 ]
 
(15) 2023/01/10(Tue) 0:14:58

【人】 御供三樹



   …………………………。

 
(16) 2023/01/10(Tue) 0:16:54

【人】 御供三樹

 

   げっかりょうき、さま…………



[ 姿を捉え指三つほど折った頃
  力の抜けたように膝を折り 足を着いた ]
 
(17) 2023/01/10(Tue) 0:16:57

【人】 御供三樹



   ……こんにち このときまで
   あなたさまのために 生きてきました
   
   ぜひめしあがって いただきたく……おもい、ます

 
(18) 2023/01/10(Tue) 0:17:40

【人】 御供三樹

 
[ 正しく、供物として捧げられた子に
  まともな学も 話し言葉も身についてはおらず

  ただ目の前の深紅に望むは安寧と結末。
         望まされた通りの
   ]
 
(19) 2023/01/10(Tue) 0:17:44

【人】 御供三樹


[ 出会い際に死を望んだ
  巫子いけにえとして捧げられたみなしごは
  恐れられる鬼の目には如何様に映った事だろう ]**

 
(20) 2023/01/10(Tue) 0:17:51
村の設定が変更されました。

【人】 月迦嶺鬼



[ 
    ─────とん、

            りん、  しゃん
                       ]



(21) 2023/01/10(Tue) 21:38:05

【人】 月迦嶺鬼



[ 山には山の世界の
  人には人の世界の 秩序がある。

  人がどれだけ抗おうと
  100年経たず
皆土へと還る。
 ]



(22) 2023/01/10(Tue) 21:38:09

【人】 月迦嶺鬼



[ 時が止まったかの様に
  吹雪が止まる。
  その道を声が通り

  鈴の音が響く。 ]



   ─────とん、

          りん、  しゃん

                     

[ その音が消えると同時に
  文字通り祭壇の上へと
  空から降り立った。 ]

(23) 2023/01/10(Tue) 21:38:25

【人】 月迦嶺鬼



  如何にも
  我は月迦嶺鬼

  この山の主よ

 
(24) 2023/01/10(Tue) 21:38:33

【人】 月迦嶺鬼



  気安く呼ぶとは不敬である
  が、
  そなたは我の巫子

  特別に呼ぶことを許そう

 
(25) 2023/01/10(Tue) 21:38:40

【人】 月迦嶺鬼



[ 愉快という表情を隠そうともしない。
  これまで隠す必要などなかったのだから。

  長寿が偉い訳ではないが
  経過した時が違う。見ているものが違う。
  だからこそ人というものが嫌いではなかった。 ]

 
(26) 2023/01/10(Tue) 21:38:59

【人】 月迦嶺鬼



  綺麗な顔をしておる
  だが面白くなさそうな顔だ

  我が恐ろしいか?


  それとも ─────


  身を捧げるのは不服か?


  生贄は名誉なこと
  誉と誇るが良い

 
(27) 2023/01/10(Tue) 21:39:11

【人】 月迦嶺鬼



[ 少し屈んで、それでも視線が合わない
  高さだからと>>17
  力加減を知らぬ雑さで
  その顎を掴み視線を向けさせる。

  人は嫌いではないと思ってはいるものの
  扱い方など知らぬと思うままに
  人に寄り添わない態度はまさに格下と
  見下している証拠そのものだ。


  ただ単に気が利かないというだけ。
  ……かもしれないが。 ]


 
(28) 2023/01/10(Tue) 21:39:18

【人】 月迦嶺鬼



  そう構えるな
  今すぐ取って喰うことはせぬ

  ここは寒いだろう
  人の子は脆いからな、場所を移そう

  おお、そうだ
  巫子、そなたの名はなんと申す

  そなただけ我の名を知っているのは
  不公平だろう?

  名乗らないと白と呼ぶぞ?
  吹雪に隠されてしまいそうな白だ
  そのまま忘れていってしまうかもな


 
(29) 2023/01/10(Tue) 21:39:35

【人】 月迦嶺鬼



[ 愉快そうな態度は変わらず。
  ”今回の”巫子に挨拶程度の戯れだ。

  ただ、震えているだけであったり
  逃げ出そうとしていた巫子とは
  違うという雰囲気を感じていた。 ]**


 
(30) 2023/01/10(Tue) 21:39:55

【人】 御供三樹

 
[  人に契りを持ちかける悪鬼羅刹
  何故に人を求めるのだろう
  脆くか弱いこのような種を


  それこそ戯れのひとつでしかないのか
  ごうごうと吹雪いていた風が
  時を止めるように止まった瞬間
  私は 膝を地に着いた ]
 
(31) 2023/01/11(Wed) 0:25:13

【人】 御供三樹



   もうしわけ、ありません.......
   お許し、感謝いたします


[ 嶺鬼様、とお呼びしようとして
  勝手に名を縮めて呼ぶのは
  また不敬でありそうで一瞬口篭り。 ]
 
(32) 2023/01/11(Wed) 0:26:00

【人】 御供三樹

 
[ ばくばくと心臓が鼓動する
  口を開く度、この鼓動は唐突に
  止まるかもしれないという心が

  愉快そうな目の前の鬼から
  目が合わぬようほんの少し視線を逸らした ]

 
(33) 2023/01/11(Wed) 0:26:42

【人】 御供三樹



   ...っ、...........不服など
   万に一つも、ございません......
っ、
けほ、


   
[ 恐ろしくないと言ってしまえば
  鬼様の前で嘘を吐くことになる
  食われることへの不服などはあろうはずも無い
  その為だけに生まれ、拾われ、生きてきたのだから

  死ぬのが怖いと 生きていたいは別物だ

  
  無理矢理に持ち上げられた顎のせいで
  喉が閉塞して少し咳き込んで。
  視線が合う。 ]
 
(34) 2023/01/11(Wed) 0:27:20

【人】 御供三樹



   .......そう、なのですね
   嶺鬼さまはお優しい


   私は.......私には、名は、ございません
   三月に拾われた子ですので
   みつき、と 呼ばれておりましたが
   白、も 素敵な名でございますゆえ
   どうぞ、お好きなように

   .......置いていかれてしまっては
   ここで凍えるしかなくなってしまいますね、

   
 
(35) 2023/01/11(Wed) 0:28:01

【人】 御供三樹

 
[ あと何言、言葉を紡ぎ出せるだろう。
  身構えも杞憂だというように
  鬼様は場所を移そうなどと仰られる。

  思わず、優しい だなんて。
  測るような物言いをしてしまったことに
  気がつくのは少し後か。 ]
 
(36) 2023/01/11(Wed) 0:28:04

【人】 御供三樹


[ 目の前の鬼か、顔も知らない母に向けてか
  未だ何も出来ない赤子ではないのに
  逃げ出そうなどという考えばかりは
  微塵もなかった。 ]

 
(37) 2023/01/11(Wed) 0:28:12

【人】 御供三樹



   "いつも"、すぐには食べないのですか?
   

[ 食う物に困るようなこんな昨今だから。
  ある時に食らいつくようなものだと
  そんなことを考えていたのだけれど。

  口に出して、少し目を伏せた。
  巫子への祈り。
  戯れに生きられなかった者たちがいれば
  それらの事へ一瞬頭を全て使った。 ]

 
(38) 2023/01/11(Wed) 0:28:56

【人】 御供三樹


[ 今、真に恐ろしいことといえば
  あなたに興味を無くされることで
  
  忘れ去られてしまわないように
  許される限りはあなたへ
  他愛もない問いを繰り返したのだろう ]**

 
(39) 2023/01/11(Wed) 0:29:28

【人】 月迦嶺鬼



[ 雪の結晶が光を反射し
  まるで神聖にも見える鬼の山。

  けれどそれはまやかし。
  かつては神気が満ちた山は
  人の目は欺けても見るものが見れば
  朽ちていく山の姿がわかるはずだ。


  人を求めるのは>>0:31
  人でなければならぬ理由は

  
人が侵した代償である。
 ]


 
(40) 2023/01/11(Wed) 22:12:34

【人】 月迦嶺鬼




 ( されど 巫子に罪はない。

   理解はしているが、どうにもならぬ )




 
(41) 2023/01/11(Wed) 22:13:11

【人】 月迦嶺鬼



  よい、そこまで畏まるな


[ 口籠る姿を目に捉えれば>>32 ]


  
言霊
。というものがある
  言葉には霊力が宿り、言の葉に乗せることで
  霊力が使える。
  誰でも使える”まじない”だ

  名前は相手を縛る、最たる言霊だ。
  それが真名であればな


  とは言っても
  我はそう簡単には縛れぬぞ?


 
(42) 2023/01/11(Wed) 22:13:26

【人】 月迦嶺鬼



  我が優しいと?
  不思議なことを言う

  ほう、”みつき”
  名は無いと?
  すでにその名はそなた自身に馴染んでいる
  人が決めぬのなら我が決めよう

 
(43) 2023/01/11(Wed) 22:13:57

【人】 月迦嶺鬼



  そなたの名は、みつき
 
  忘れ雪に幸運を手にし者よ
  不浄は浄へ 神寶を於て
  この名を受け、我、月迦嶺鬼の祝福を授けよう


 
(44) 2023/01/11(Wed) 22:14:21

【人】 月迦嶺鬼



[ 空から鈴の音が鳴る。
  厳かで重い鈴が鳴る。

  ──────シャン、シャンと。 ]



  山も認めたようだ
  この名はそなたの魂へと刻み込まれる

  そなたがそなたである証だ

  我も忘れずに覚えておこう
  この名でそなたを縛る為に、な



(45) 2023/01/11(Wed) 22:14:43

【人】 月迦嶺鬼



[ からからと笑い声を上げながら、
  それでもその次の言葉に
  笑顔も突如、消える。
  それは静かな怒りが揺るがすかのように
  空気は重くなる。 ]


  ただの戯言よ
  置いていったりなどせぬ


[ 小さく紡いだ言葉は吹雪の中では
  消えていただろうが
  今この時、吹雪は止んでいた。

  この後に続く言葉もおそらくは、
  ──────届いてしまうのだろう。 ]


 
(46) 2023/01/11(Wed) 22:15:18

【人】 月迦嶺鬼



  すぐ食べられることを望むか?

  生贄とは生気を捧げる
  死で生気は捧げられぬ

  みつきの働きによっては
  ”すぐ”ではなくなるかもしれぬな

 
(47) 2023/01/11(Wed) 22:20:04

【人】 月迦嶺鬼



[ 逃げ出す者、拒む者。
  巫子の務めを果たさぬものは山の怒りに触れる。
  それが巫子であるが故
  巫子となった者の使命でもある。 ]


 
(48) 2023/01/11(Wed) 22:20:12

【人】 月迦嶺鬼



  冷えてしまったか
  全く、人の子とはこれしきのことも耐えられぬとは
  不便よの

  手を


[ その言葉を告げると同時に体ごと持ち上げる。 ]


  まるで重さを感じぬな。それに冷たい
  雪を運んでいるかの様だ
  凍えてしまっては務めも果たせぬぞ巫子よ

 
(49) 2023/01/11(Wed) 22:30:11

【人】 月迦嶺鬼



[ みつきの体を持ち上げたまま
  飛ぶ様に山を高速で移動する。

  風を感じるはずの感覚はなく、
  逆にどこか温かみすら感じるはずだ。

  みつきがその温かさに気付き
  こちらを見たとするならば。 ]


  なんだ?鬼とて体温はあるのだぞ



[ 人がどれだけの温度で死ぬかはわからない。
  動物も生き物も寒さで死ぬことは知っている。

  言葉にはしないが巫子を抱えたのも
  熱を与えたのも
  己の巫子を守ろうとしたのだ。
  鬼なりに考えた結果の精一杯の護り方。


  そうして鬼の塒へと向かっていった。 ]

 
(50) 2023/01/11(Wed) 22:30:23

【人】 月迦嶺鬼



[ 廃れた神社の本殿のような造りの建物。
  こぢんまりとした印象ではあるだろう。

  中に入れば神気が満ち、清浄な空気が漂う。
  囲炉裏も見当たらないが
  温かさもしっかり感じられる。

  その場に鬼はみつきを下ろすと
  深く息を吐き、己の巫子を見る。 ]

 
(51) 2023/01/11(Wed) 22:30:29

【人】 月迦嶺鬼



  ここがこれから我と巫子が住む塒だ
  二人だと狭いかもしれぬが
  追々考えるとしよう


  よいか?
  巫子には務めがある
  それを果たせば山の機嫌は良い。
  吹雪もなく天候は安定する。
  夏は日照りもなく雨を降らせることもできる。
  村を、人を、守ることができるのだ。

  
(52) 2023/01/11(Wed) 22:30:35

【人】 月迦嶺鬼




  早速そなたの、巫子の生気を我に与えてみせよ
  さあ、みつきならどう与えてくれる?



 
(53) 2023/01/11(Wed) 22:30:42

【人】 月迦嶺鬼



[ あえて方法を教えず、楽しそうに
  余裕のある笑みをしてみせた。

  月迦嶺鬼が意地悪な思いつきを実行している時の
  笑みであることを
  一緒に過ごせばそのうちわかるであろうが
  今はどの様な印象を与えているかなど
  この鬼は考えもしないのであった。 ]


 
(54) 2023/01/11(Wed) 22:30:48

【人】 月迦嶺鬼




  なんだ、我を待たせる気か?


[ 時がそんなに経ってはいなくとも
  そう言って急かすのも意地悪の一つだ。
  元来の性格からかもしれないが……。 ]


 
(55) 2023/01/11(Wed) 22:30:54

【人】 月迦嶺鬼



[ 手招きをして、みつきを呼び寄せる。
  好きにやってみるといい。と
  その態度は言っているようで
  どこに触れようとこの時ばかりは
  黙って見守ろうと考えていた。 ]**


 
(56) 2023/01/11(Wed) 22:31:09

【人】 御供三樹


[ 自らのために生きることを知らないことは
  生き物としての罪なのだろう ]

 
(57) 2023/01/13(Fri) 0:55:34

【人】 御供三樹


[ かしこまらなくて良いと言われれば
  多少息ばかりはしやすくなったものだが
  とはいえ言葉尻は崩せるはずもなく。 ]


   ことだま.........そう、簡単には、ということは
   月迦嶺鬼様の御名は真名なのですね


[ 鬼様を縛り付けてどうしようということも無いけれど。
  この短い命に長き糸を絡めれば苦しむのは
  自身だけでないことは薄ら理解出来る。 ]

 
(58) 2023/01/13(Fri) 0:56:16

【人】 御供三樹



   .......たましい、ですか


[ 人の子の名は親が決めるもの。
  みつき、という名だって識別記号のようなもので、
  自分の名だとは終ぞ思うことの無いまま
  自分は死んでなくなるのだろうと思っていた。


  .......けれどどうか。
  冬の音は止み、生を続け、鬼様と山に
  名を認められつけていただけた。
  鈴の音が運んできたのは確かに幸運だ。


  .......縛ってくれるのなら
  見つけてくれますか  だなんて
  願望より先に 恐怖を口にした ]

 
(59) 2023/01/13(Fri) 0:58:27

【人】 御供三樹


[ からからと映っていた笑顔が消えたことに
  気がついた時にはもう、
  空気は酷く重たくなっていた。

  怒り.....................怒り、だけだろうか。
  悲しみ、のような。行き場のないものを
  ふつふつと感じて、手が震えた。 ]

 
(60) 2023/01/13(Fri) 0:59:13

【人】 御供三樹



   .......................。
 

[ 置いていかないのは
  置いていかれたくないからですか

  いつもおいていってしまう人と
  同じにはなりたくないからですか


  聞こえた言葉が、疑問が、頭の中で
  いつまでも反響する。
  けれど、疑問を口に出すことなど
  出来るはずもなく、ただ震える手を握りこんだ。 ] 
 
 
(61) 2023/01/13(Fri) 1:00:01

【人】 御供三樹



   ...痛いことは 怖いので
   私にできることですぐが避けられるのなら
   すぐでは無い方が.......よいですね、


[ かじかんで痺れるように痛む手を見つめて、
  へにゃりとわらってみせる。
  ...我慢する時のくせのようなもの、
  ずっと見られていればいずれ
  気が付かれてしまうかもしれないが。
  どう映っていたのかは、さて。 ]

 
(62) 2023/01/13(Fri) 1:00:42

【人】 御供三樹



   手?…よろしいのですか...?っ、と、


[ 気安く触れて良いものかと手を差し出しかけて
  止まるも、体が宙に浮く。

  驚いたように目をまたたかせて
  続いた言葉にはやや申し訳なさそうに
  目を伏せた ]
 
(63) 2023/01/13(Fri) 1:01:25

【人】 御供三樹


[ 務めも、望みも。
  あやふやに願ってここにいるから

  びゅう、と冷たい風がくるのを覚悟してみたら
  来た風は暖かく驚いたようにあなたの方をみた。 ]

 
(64) 2023/01/13(Fri) 1:02:00

【人】 御供三樹



   .......あの、.............、
   体温......
.やっぱり お優しいです 嶺鬼さまは、

   

[ 体温だけで風よけはされない、
  一部だけでなく全身暖かみを覚えるのも
  体温だけ、のおかげでないことはなんとなくわかる。
  
  巫子を他の要因から守るためと言えば
  そうなのかもしれないが、
  それでも、口にせずには居られずにぽつりと零した。

  以降は、乗せられる風に
  しがみつくように目を瞑って。 ]
 
(65) 2023/01/13(Fri) 1:02:55

【人】 御供三樹



   山にこのようなところが.......あったのですね


[ 鬼が住むというからどんなおどろおどろしい
  ものかと思ってみれば、
  神の住まいだったように綺麗な空気が流れている。
  …だった、ような。

  深い息の音に、あなたの方へと向き直った。 ]
 
(66) 2023/01/13(Fri) 1:03:41

【人】 御供三樹



   お務め.......生気、ですか、
   .......えっと、


[ 何とも分かりやすく困ったような顔で
  目を泳がせる。...分からないことは苦手だ。
  "みつきならどう".......ということは
  初めからこうだと教えてくれる気はないのだろうし。


  余裕たっぷりの笑みがまた何とも言い難い。
  面白い答えを期待されているのだろうか?
  一歩進めば憎たらしいまでありそうな
  その笑みはこちらの悩みをより深くさせた。 ]
 
(67) 2023/01/13(Fri) 1:04:22

【人】 御供三樹



   ......っ.......いえ、そういったつもりでは
   .......意地悪、ですね

   どうしたら...渡せるのでしょうか



[ ろくに回したこともない頭の中を
  考えがぐるぐると巡る。

  優しい面も確かにあったけれど
  今のこのお方は意地悪だ、
  急かされれば更に困ったように。 ]
 
(68) 2023/01/13(Fri) 1:05:13

【人】 御供三樹


[ 考えつくとしたら、ひとつしかなく。
  まだ少し悩むような足取りで
  手招きに従うようにあなたの元へと足を進めた ]
 
(69) 2023/01/13(Fri) 1:06:00

【人】 御供三樹



   ...違っていたら、止めてくださいね

   "こちらへ、向いて"
   

[ するりと左手をあなたの頬へ伸ばして、
  添えるように触れる。
  先程よりは暖まっているから
  酷く冷たくはないはずだけれど。

  .......触れなければ送れない。
  抱き上げられたあの時送れなかったなら、
  ただ触れるだけでは駄目なの…だろう。


  だから、これは見様見真似。
  村で見た営みの一部の真似事。 ]
 
(70) 2023/01/13(Fri) 1:06:54

【人】 御供三樹



    きれい、ですね
    

[ そう言ってから右手も頬へ沿うようにそえる。
  両手で包んだあなたの顔をじっと見つめ
  ゆるやかに笑みを浮かべた。

  これだけは、本当の言葉だけを使って。

  振り払われたらいつでも辞める気で、
  言葉でも態度でも止められなければ >>56
  引き寄せるように、寄るように
  かんばせを擡げて赤い唇へと口付けた。 ]
 
(71) 2023/01/13(Fri) 1:07:31

【人】 御供三樹



   っ.......あの、これで
   良かったでしょうか、嶺鬼さま…?


[ あなたが止めなければもう幾度目か、
  頬に添えた手を首の後ろへと回して
  絡むように "同じようなキス"を繰り返した頃
  恐る恐る問うて。 ]**
 
(72) 2023/01/13(Fri) 1:08:42

【人】 月迦嶺鬼



[ 己自身の生きる理由など

  ──────とうに忘れた。



  死ねぬから、使命があるから
  長く、永く続く道の先を
  今もただ歩いているだけ──────。 ]
 

 
(73) 2023/01/13(Fri) 23:32:42

【人】 月迦嶺鬼



 はっはっはっ!
 我ほどの鬼となれば真名を隠す必要もないのでな

 だから言ったであろう?
 名を呼ぶのは不敬だ。とな

 我の名を呼び続けるだけで
 生を蝕まれる者もおるのだからな


 
(74) 2023/01/13(Fri) 23:33:09

【人】 月迦嶺鬼



 だがそなたは平気であろう?
 我が許したからであるぞ

 因って、気後れなどするでない
 呼べるうちに沢山呼ぶといい

 
ご利益があるかもしれぬぞ?


 
(75) 2023/01/13(Fri) 23:33:23

【人】 月迦嶺鬼



[ 短く細い糸は少し触れただけで切れてしまう。
  それでも生命を感じる其れらは憐れにすら思う。

  愚を重ね。
  罪を重ね。
  業を増やす。

  だが、この世界の一部として存在している以上
  見過ごせぬ。
……見捨てられぬというもの。 ]


 
(76) 2023/01/13(Fri) 23:33:31

【人】 月迦嶺鬼



  出会いには希望が迎え
  別れには寂しさが付きまとうものよ

  
[ 震える手に気が付いていた>>61

  だがどうしたら震えが止まるのか、
  なぜ震えているのか>>60
  少し考えてみてもわからず、思考を散らした。 ]



 ( その震えを止める方法はあったのか )


[ おそらく、今の己では出来ぬことだと
  わからない頭の中で唯一理解できたことだった。 ]


 
(77) 2023/01/13(Fri) 23:35:19

【人】 月迦嶺鬼



  その笑み、我は好かん
  無理に笑う必要はない

  自分の心に正直に生きよ


[ 言葉より気になったその笑みが>>62
  心からの笑顔ではないとわかってしまった。
  だからこそ面白くないと思ったことを
  そのまま言葉に出していた。


  震える手もそのままで、無理に笑えるものか。
  だから手を。
  手を掴む、つもりであった。

  手だけの震えなど体ごと温めて
  震える隙すら与えてやらぬと。
  そんな心持ちもあったのかもしれない。 ]


 
(78) 2023/01/13(Fri) 23:51:34

【人】 月迦嶺鬼




  震えは止まったか?
  
          
………ならよい




[ 再びの優しいとの言葉に>>65
  少しくすぐったく感じたのは

  もはや誰も触れぬ奥の部分。 ]*


 
(79) 2023/01/13(Fri) 23:52:04

【人】 月迦嶺鬼



  村のものは巫子がその後どうなったかぞ
  知る由もないだろうな

  ……知ろうとしないのも一因であろうが


 
(80) 2023/01/13(Fri) 23:52:14

【人】 月迦嶺鬼




  ここは、綺麗な所だ


[ それはこの塒を指したか
  山全体のことを含めたかったか

  どこか遠くへと飛ばした言葉も
  山は返してはくれない。

  そのことに目を伏せ、次に巫子を見る時には
  憂の一つも出さない顔になっていた。 ]


 
(81) 2023/01/13(Fri) 23:52:22

【人】 月迦嶺鬼




( ははっ、困ってるな。悩め悩め。 )



[ 全てを委ねるのは簡単だ。
  だが流されるままでは気も流れる。

  思考を我でいっぱいに埋めるのだ。
  それでこそ強い気が手に入る。 ]
  


[ みつきの言葉に素直に従う様に
  向き合った>>70

  頬に触れる手はまだ冷たさが残り
  じゃれるように頬の熱を渡す>>70 ]

 
(82) 2023/01/14(Sat) 0:02:39

【人】 月迦嶺鬼



  ほう……? 
これは



[ 何も知らないはずの巫子。
  触れただけの唇から生気が流れ込む>>71 ]


 
 『 せいかいだ 』



[ とはいえ触れた場所から
  生気が流れるのだから
  どこでも正解といえば正解で。 ]


( だが口から息と共に流れ込む生気は
  悪くはない。むしろ────……。 )


     
 ( 心地良さすら感じる。 )


 
(83) 2023/01/14(Sat) 0:02:52

【人】 月迦嶺鬼




  そなたも気持ち良くなれ
  
これは礼だ



[ 何度も繋がった口は
  それが当然とばかりに磁石のように合わさる。
  いつしか舌の怪我も鬼の力で治っていて
  それでも血の味が欲しくなれば
  プツリ、と牙で舌を軽く噛む。
  そしてみつきの血を堪能するのだ。


  酸欠か、はたまた生気の渡し過ぎか
  それとも貧血か


  おそらく みつきが気を失うまで
  この行為は終わらない。 ]**


 
(84) 2023/01/14(Sat) 0:20:42

【人】 御供三樹


[ 誰かの命になれたらよかった。

  嬉しくても 悲しくても
  誰にも縋れない寂しさを知っているから

  吹雪く日の夜に灯りをつけることも許されず
  痺れる手足を一人抱えるのは────。 ]

 
(85) 2023/01/14(Sat) 18:46:33

【人】 御供三樹


[ 村人は嶺鬼さまのことを鬼様としか呼ばない。
  祝詞を給う時以外で真名を呼んでいる所など
  聞いたこともないのは
  おそらく
そういうこと生を蝕まれるから
なのだろう。

  特に、生きていたいという気が強いから。
  お前はそのために拾ったのだと
  高笑いしながら云ってしまうような人達だから。 ]

 
(86) 2023/01/14(Sat) 18:47:06

【人】 御供三樹



   .......何事も 希望だけで終われたら良いのですけれど


[ 置いていかれることの心を知っているのに
  自らはそちら側であるという事実は
  心を蝕むには充分な絶望で


  けれど 何か一つでも違えていたなら
  今ここで震えてはいないのだとも理解すれば
  生命には悲しみが付きまとうのだと
  やはり現実から目を背けるしか出来ない ]

 
(87) 2023/01/14(Sat) 18:48:31

【人】 御供三樹



   …そう、ですか…
正直に……
気をつけます

   

[ 無理矢理にでも笑っていろと躾られたから
  ありのままを肯定してくれるあなたの言葉は
  私にとっては新鮮でしかないもので
  心から掴まれて引き戻されるような気がした。
 
  きっと、自分には出来ないことなのだろうと
  ただあなたの優しさにしがみつきながら目を伏せた ]*

 
(88) 2023/01/14(Sat) 18:48:53

【人】 御供三樹


[ 人喰いの悪鬼。
  いつから呼ばれ出したのか分からない
  まことしやかに人の心に巣食う悪意の呼び方
  
  それでもかなわないと知っているから
  巫子と呼んだ若い子らを捧ぐ ]
 
(89) 2023/01/14(Sat) 18:51:11

【人】 御供三樹



   ……興味は ない、でしょうから…
   ……申し訳ありません


[ 誰が知っているのだろう。
  怒りに触れることを恐れて
  山に立ち入りもしない人々が廃れさせた
  いくつものもののことなど。


  綺麗。

  記憶にある寂れた光景を思い
  あなたの方を見やってから、逸らした。 ]
 
(90) 2023/01/14(Sat) 18:52:04

【人】 御供三樹


[ しきり悩んで考えるは
  鬼様のことばかりだったのだから
  彼の思いつきは違いなく成功していたのだろう。 ]
 
(91) 2023/01/14(Sat) 18:52:37

【人】 御供三樹


[ 見様見真似となれば
  重ね合わせる以外のことは知らない。
  見ていたといってもほんの数瞬。

  巫子となるべく育てられた子が
  間違っても穢れてはいけないと
  垣間見ただけで忘れろと言われるのだから。 ]
 
(92) 2023/01/14(Sat) 18:52:55

【人】 御供三樹


[ 唇が触れる度、わずかに力が抜けるような、
  文字通り気が持っていかれる、ような。

  気が、溶け渡るのを感じていた。 ]


   …っ、…はい、 お望みの、ままに…


[ 段々と深く、長く。
  けれど合わせるだけの口付けを
  求められるがまま繰り返して。 ]
 
(93) 2023/01/14(Sat) 18:53:19

【人】 御供三樹



   …ッ、はあ、…
はなさ、ないで…



[ 力の入らない手を伸ばし
  あなたの後頭部へと添え
  引き寄せられるように口付けて

  舌を破られる痛みも感じないほどに
  あなたが望むままに与え続けた

  
  ぐずぐずに蕩けた瞳が閉じられたのは
  生気の渡しすぎで気を失い
  倒れ込むようにあなたへ寄りかかった頃 ]**

 
(94) 2023/01/14(Sat) 18:55:19
村の設定が変更されました。

【人】 月迦嶺鬼



[ この地域の冬は厳しく
  雪と寒さが生き物に試練を与える。

  人身御供。
  人は捧げて満足するだろう。

  だがそれで終わりではない。
  生贄に選ばれし者。
  その末路とは───────。 ]



 
(95) 2023/01/14(Sat) 23:20:13

【人】 月迦嶺鬼



  天災を鎮める為に
  人に恐れられし山であれど

  生きとし生けるもの
  最も尊きはその御魂だ

  生きたいか?
  巫子が望めばいつでも逃げて良い

  我は追わぬ
  誰も咎めぬ
  だが村に戻れば山は怒りを向ける
  巫子にではない。村に、だ。


  巫子は選んで良い

 
(96) 2023/01/14(Sat) 23:21:24

【人】 月迦嶺鬼



[ この言葉で逃げた巫子は数知れず。
  だが、それで幸せを得られるのなら

  我の巫子との契はお互いの同意の元
  消滅したとされる。


  最初に少しばかり生気をもらえれば
  それで良い。
  足りぬ分は我の力を使えば良かった。


       ───────前までは。 ]


 
(97) 2023/01/14(Sat) 23:21:47

【人】 月迦嶺鬼



  我は離さぬ

 ( 一時の交わりで離れ難くなった。 )


  ならばそなたも離れるな


[ 求めるまま、与えられ
  やがてこちらに寄りかかる重さに>>94
  自我を徐々に戻していく。

  目の色が飢えていた赤から黄へと変わる。 ]

 
(98) 2023/01/14(Sat) 23:23:20

【人】 月迦嶺鬼



  美味しかったぞ
  みつきの味


[ 力のなくなった体を抱きしめ余韻に浸る。
  自らに気が戻り体に力が入ることを実感する。

  ぽんぽんと優しくその抱きしめた背を叩いてみたが
  力加減は出来ていたと思いたい。 ]


 
(99) 2023/01/14(Sat) 23:23:29

【人】



  おや、珍しい
  人の子がこの場所にいるとは

  
迷子ですか?



[ 音もなく部屋に現れた一人の男。

  今来ましたとばかりの様子だが
  最初からこの部屋にいたとしても
  この様に素知らぬ顔をするのだろう。 ]


 
(100) 2023/01/14(Sat) 23:27:55

【人】 月迦嶺鬼



  我の巫子だ

  解ってて言っているのだろう?
  
お前はそういうやつだ



[ 呆れた顔で見やるが
  その表情は何も変わらぬだろうことは
  面の下からでもわかる。 ]

 
(101) 2023/01/14(Sat) 23:28:09

【人】



  可哀想に
  こんな鬼に捕まってしまって……

  新しい巫子を貴方様の塒に連れてくるとは
  天変地異の前触れですか?
  明日は雪ではなく
槍が降ってくるやも……


 
(102) 2023/01/14(Sat) 23:29:14

【人】 月迦嶺鬼



  我が巫子は我のために
  生きていたのだと言ったぞ

  村の人間になんと教えられていたのか……

  逃げもせず、気丈に振る舞って
  健気であろう?

 
(103) 2023/01/14(Sat) 23:30:13

【人】



  貴方様の為に命を投げるものは
  少なくはないはずですよ

  
わたくしは御免被りますが


  あの狐の方にも教えて差し上げましょうか

 
(104) 2023/01/14(Sat) 23:31:51

【人】 月迦嶺鬼



  少なくないと言っておきながら
  お前は全く我を敬っておらぬな


  知らせずともどこからか聞きつけてくるのだろう
  静かな塒にそんなに来客はいらぬぞ
  ただでさえお前で賑やかになったというのに


 
(105) 2023/01/14(Sat) 23:32:26

【人】



  わたくしのことは置物と思ってくだされば


 
(106) 2023/01/14(Sat) 23:33:29

【人】 月迦嶺鬼



  思えるか
  そんな大きい置物は邪魔にしかならぬ

  用が済んだのなら帰ってもらおうか
  今は機嫌が良い
  このまま巫子と寝るのでな

 
(107) 2023/01/14(Sat) 23:33:35

【人】



  気が……増えましたね
  貴方様の気はこの山の寿命のようなもの
  尽きかけた時はどうなることかと思いましたが

  無事巫子から貰えましたか
  
今回は
貴方と合う様で良かったですね

 
(108) 2023/01/14(Sat) 23:36:04

【人】



  いつぞやの出会ってすぐ逃げられた時や
  気が合わずに嘔吐した時
  山は荒れに荒れてわたくしにも被害がきたもので
  
  全く、強そうに見えて繊細過ぎるのですよ
  ……おやおや、でも今は鬼の様に
  気を失うまで貪ったのですか


  折角手に入れた巫子を逃がさないでくださいよ

 
(109) 2023/01/14(Sat) 23:36:26

【人】 月迦嶺鬼



  ……言われずとも
  我が巫子を守れずしてこの山を守れようか

  我に力が戻れば山も戻る
  またこの山で花見をしよう。……皆でな

  ほら、もういいだろう
  

[ 手をひらひらとさせ追い払う動きを見せる。
  寄りかかった体を抱え直し
  力を入れすぎず、落とさない様にと
  慎重に持ち上げる。 ]

 
(110) 2023/01/14(Sat) 23:37:09

【人】



  おやおや
  邪魔者は消えるとしますか

  
巫子用の母家は別に用意してあるのに

  
わざわざ一緒を選んだのですからね


  では、また


[ また音もなく消えていく、
  空へと移動したのかそこには一枚の白い羽根が
  ひらりと落ちていった。 ]


 
(111) 2023/01/14(Sat) 23:39:28

【人】 月迦嶺鬼



  知っておったのか
  抜け目のないやつだ

  みつきに聞かれたらどうするのだ
  

[ 今の言葉を聞かれたら、と気配を探っても
  寝ている様にしか見えず
  大袈裟に息を吐く。 ]


 
(112) 2023/01/14(Sat) 23:39:44

【人】 月迦嶺鬼



  あやつにはなんでも見通されてしまうな

  みつき……。我の巫子

  
我の巫子よ



[ 閉じられた瞳に口付けを落とせば
  微々たる生気が流れてくる。
  こうやって触れ合ってるだけでも
  生気は流れてくるのだ。

  それは僅かばかり、静電気のようなもの。
  触れ合うことで生まれる気が
  二人に流れるので体に支障は出ない。 ]**


 
(113) 2023/01/14(Sat) 23:40:03

(n10) 2023/01/14(Sat) 23:44:45