人狼物語 三日月国


33 【恋愛RP】Umbrella×School×Love!【R15】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 教育実習生 青柳 慶

/* だから、そういうときは
「文化祭で恋に落ちるなんてこともあるだろう。
それで話し相手が欲しい!なんて思った時は
この喫茶店を使ってくれれば、適当でいいなら
相談でも乗るし、話を聞くだけでもできるだろう」
とか適当に書くねん。
(5) 2020/06/20(Sat) 12:19:37

【人】 教育実習生 青柳 慶

−叔母の家−

 [ 学校帰りに叔母の家へ寄った。
   重たいハードをリュックサックに入れて。

   今回の文化祭は、なにかと重かった。
   物理的重量だけではなく、
   心の中の気持ち的な話も含めて。

   
ピンポーン


   呼び鈴を鳴らせば、
   モニターホン越しに聞こえる
   可愛い鈴の音。
   扉を開けてくれた可愛い従姉妹を
   抱き上げてみた  ]
(6) 2020/06/20(Sat) 12:30:52

【人】 教育実習生 青柳 慶

  久しぶり、紗世。元気にしてた?

「元気にしてたよ!おにいちゃま!」

  はー……可愛い。
  そういえば、欲しがってたもの、持ってきた。

   「いらっしゃい。何やってんの?」

  可愛い紗世にゲーム機ゲットしてきた。

   「わー……また射的?」

  偶然ね。はい、長時間はしちゃいけないからな?

「……!!わぁ!約束する!」
(7) 2020/06/20(Sat) 12:31:25

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ 奥にいるらしい彼女の父親に向かって、
   彼女は重たい箱を持って走っていく。
   そんな彼女をみて、彼はハッとした。

   小さな花束を渡し忘れた。

   仕方ないので、目の前にいる叔母に
   プレゼントをしよう  ]

  はい、叔母さんにも。

    「後出しどうも。上がってく?」

  いや、いいよ。今日は帰る。

    「荒稼ぎはやめときなよ」

  はいはい。肝に銘じておきますよ。
  それじゃ、また母さんたちと遊びに来る。

 「慶くん!ハードもらってよかったのかい?」

  勿論。紗世のために頑張って的狙ったし。
(8) 2020/06/20(Sat) 12:32:13

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ 出ていく直前、叔父が奥から現れた。
   偏屈な叔母を嫁に従った変わった人。
   いや、いや…優しい人、が正しい。

   バーンと両手で射的をする素振りを
   彼に向かってやると、
   うっ、と打たれた人間を演じてくれた。
   こう言うノリの良さもあって、
   叔母と結婚したのだろうと
   彼は笑いながら思った  ]

 「唄さんの月命日、お参りには?」

  行きます。……ちょうど休みなんで。
  覚えててくれて、ありがとう叔父さん。

 「君が、最後にしたことが少し鮮明だったからね。
  それでなくても、彼女は僕の担当だったから
  きちんと覚えているよ」
(9) 2020/06/20(Sat) 12:32:42

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ そう。奇しくも、心臓マッサージと
   蘇生を試みてくれた医師というのは、
   目の前にいる叔父だった。
   それを知ったのは、高2の春。
   唄の付き添いで病院に行った時に、
   医師として対面することに。
   その時既に叔父は叔母と結婚して、
   紗世も授かってしばらく経ったくらい。
   故に、対面した時は2人揃って
   なんで?!なんて言ってたっけ  ]

  それじゃ、またね。

  「唄ちゃんによろしくって伝えといてね」

  はいはい。

 [ 帰路に立つ。
   後ろ髪を引かれて何年目かの自分と、
   向き合うための一歩を踏み出すために ]*
(10) 2020/06/20(Sat) 12:32:50

【人】 教育実習生 青柳 慶

−駅前−

 [ 今日は、晴れている。
   文化祭明けの初めての休み。
   じめじめと蒸し暑くなってきている
   この季節に、彼の汗は我慢が利かない。

   約束の時間まで、あと10分くらい。
   文化祭で初めて会った生徒に渡した紙の中に
   場所と時間を書いておいた。
   もし、あと10分待って来なかったら、
   そのときはその時で、
   この小さな造花の花束と、
   飴玉のセットを持って彼女に会いに行こう ]


  あれからもう、2年近くか…

 [ 彼女の両親からは、新しい人生をと
   葬儀の後、笑顔で伝えられた。

   それが、彼女を幸せにするから、と。

   しかし、彼はすぐに立ち直ることができず、
   授業を聞くだけ聞いて、
   適度な成績を残して、
   アルバイトに行くだけ。

   慶の両親も、そんな彼に何も言わなかった ]
(23) 2020/06/20(Sat) 19:30:10

【人】 教育実習生 青柳 慶

「ねぇねぇ、おにいちゃん。どうしてないてるの?」

[ 日陰で約束の時間を待っていると、
  小さな女の子がハンカチを持って近づいてきた。
  彼は気づかないうちに泣いていたらしい。

  4歳くらいだろうか。
  紗世を抱き上げていた癖もあり、
  彼女のことを抱き上げると、

  よしよし

  と、頭を撫でられた  ]

今からね、お兄さん大好きな女の子に会うんだ。
でもね、神様が女の子のことを大好きで、
お兄さんから女の子を貰っていったんだ。

「かみさま、わるい?」

ううん。……悪くない。

「いたいのいたいの、とんでいけ!」

 [ 純粋な女の子というのは、
   なんと優しいのだろう   ]
(24) 2020/06/20(Sat) 19:31:49

【人】 教育実習生 青柳 慶

  
 [ 可愛い子を抱っこしたまま
   少し話をしていると、
   彼女の母親が焦ったようにとんできた。
   彼女は迷子だったらしく、
   まさか、知らない人に抱っこされているとは
   思っていなかったと、平謝り  ]

大丈夫ですよ。僕も、楽しんで話してたんで。
それじゃぁ、奏音ちゃんまたね。

 [ 平謝りの母親と対照的に、
   彼女の腕の中で笑顔に手を振る天使。
   その手の中には、彼の涙を拭いた
   木綿のハンカチがしっかりと握られて。

   さて、彼の待ち人はこの情景を見ていたのだろうか。
   そもそも、ここに来てくれるのだろうか ]*
(25) 2020/06/20(Sat) 19:32:01

【人】 教育実習生 青柳 慶

−駅前−

 [ 女の子とのやりとりを見られていたとは
   つゆしらず。>>47
   腕時計を確認してみると、
   そろそろ約束の時間になるところ。
   休日ということもあり、
   人の行き交う駅前は、賑やかそのもの。

   彼女は来るのだろうかと、
   辺りを見回してみると、
   制服ではない、紺色のワンピースを着た
   彼女が近くまで来ていた。

   彼女の周りは、何故か涼しげに見え、
   何故か彼も、ふっと笑みが溢れ、
   彼女に向かって軽く手を振った  ]

    おはよう、玄森。*
(53) 2020/06/21(Sun) 12:00:44

【人】 教育実習生 青柳 慶

―墓場―

 [ 駅前で彼女に会えば、動きやすいスニーカーで
   来ていることを伝えられ、少し笑みがこぼれる。>>54
   確かに、動きやすい服装とは言っていたので、
   その配慮がありがたい。

   彼女の手を取って、彼は大切な人のもとへ向かう。
   はぐれるとは思っていないが、
   何かあった時のために。

   目の前に、綺麗に輝く墓石。
   名は“市川家先祖代々之墓”
   今日は、偶然にも唄の月命日  ]

    俺の彼女の……元、彼女か。
    今日は月命日でさ。

 [ 造花の花束と、飴玉のセット、
   そして元担任から預かった飲料を
   墓前に添える。
   たまに彼女が元担任に買ってもらっていた
   酸味のある飲料。
   甘酸っぱい、彼らの短い人生のようなもの  ]
(79) 2020/06/22(Mon) 13:46:07

【人】 教育実習生 青柳 慶

    唄、教育実習始まったよ。
    文化祭もいつも通り雨でさ、
    でも……みんな楽しそうだった。

 [ 玄森の反応は、どういうものだろうか。
   墓石にひとり語りかける変な人間と、
   思われているかもしれない。

   彼女の両親が、新しい人生を、といった
   あの時のことをふと思い出す  ]

    唄……忘れない。
    忘れないから、
    一歩踏み出してみようと思う。
    あの時の君みたいに、勇気をもって
    告白してくれた彼女と一緒に。

 [ とはいっても、まずは友達からだけど、
   などと笑いながら、玄森の手を握ってみる。
   彼女は、握り返してくれるのだろうか ]*
(80) 2020/06/22(Mon) 13:51:52

【人】 教育実習生 青柳 慶

−いつかの未来の話−

 [ 教育実習が終わって、
   また新しい年を繰り返して、
   ついに彼は学生ではなくなった。

   新しい春。
   彼は新しい場所にいる。
   薔薇のアーケードにも似た桜並木。

   風が舞うたびに、桜の花びらが空を舞う。
   彼は、次の日から働き出す学校の下見を
   しに来ていた。
   広大な敷地は、歩くだけで運動になる。
   雇われたのは、中学校。
   それでも、併設の高校の方に足を運んでいた ]


  なぁじいちゃん。
  なんで俺とか紗世がこの学校に行くなら
  金出すって母さんたちに言ったんだ?


 [ 彼は、隣に並んで歩いてる祖父に声をかけた。
   そう。彼は、母校に籍を置くことになったのだ。

   彼の祖父は、ふぅ、っと息を吐いて、
   彼の質問に答え始める  ]
(167) 2020/06/24(Wed) 23:05:28

【人】 教育実習生 青柳 慶

「婆さんにはいうなよ?」

  うわ……

「実はな、ここの理事長が…
 このおいぼれの、憧れだったんじゃ」

  ……あ、そういう。
  でもじいちゃんの歳だと外国人珍しくね?

「彼女はな、フランスと日本のハーフだったからなぁ」

  めっちゃいじめられてそ……

「おいぼれと一緒にいてくれたからな、それはなかったぞ」

  はぁぁ?わぁ、もうじいちゃんマジぃ……

 [ つまりは、幼少期から一緒だったわけで。
   幼馴染み同士の話で、恋仲だったかどうかは
   このひょうきんなじじいからは
   察することが出来ない。
   
   それでも、彼の祖父は理事長と一緒に
   なるという運命には出会わず、
   今に至るというもの。
   しかし、不思議なことがもうひとつ ]
(168) 2020/06/24(Wed) 23:06:03

【人】 教育実習生 青柳 慶

  なんで、この学校のこと知ってたんだ?

「鼻が効くからな、お前さんと違って」

  あ、そう……。

 [ つまりはそういうこと。
   知り合いから、話が流れてきた。
   彼の祖父の交友関係の幅広さが、
   功を奏したという話。
   
   彼らは高校の校舎を眺めて、
   次の場所へと向かった  ]

  にしても、驚いた。
  大学建てるとか……

「コマーシャルが出来ておったぞ?」

  残念ながら忙しくて
  ちゃんとテレビ見てなかったんだよ…

「それで、娘さんはその学校に行くんじゃったか?」

  名前覚えてやれよ……

「はっはっはっ!覚えておるよ。
 …今のお前は、明るくて安心できそうだ」
(169) 2020/06/24(Wed) 23:06:56

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ 新しい校舎を見ながら、彼らは話し続ける。
   そして、特別待っているという訳ではないけれど、
   近くのベンチに腰を下ろして、
   時間をつぶす。
   とはいっても、
   理事長がどんな人なのか、という話が
   9割だったので、彼は話を聞くだけだった。

   少し経って、賑やかな声が聞こえる。
   新大学生たちが、学舎から出てきたのだ ]

   「先生!」

いい加減、それで呼ぶのはやめろって言ってるだろ?
仮にも明日から本当に
先生になるっていうやつなんですけど。

   「あっ……すみません……」

 [ ベンチに腰を下ろしていた彼らに、
   もとい彼に声をかけた1人の女性。
   黒髪に、薄桃色の襟付き七分袖ワンピース。
   大人っぽい見た目とは裏腹に、
   彼女の装いは少女のような軽やかなもの。
   彼女はワンピースを好むようで、
   出かける時も、よく着ている   ]
(171) 2020/06/24(Wed) 23:08:21

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ そして、そんな清楚な彼女を、
   祖父も気に入っているらしく、
   遊びに行けばゆうちゃんゆうちゃんと
   自分の孫のように可愛がっている  ]

「ゆうちゃん、今日も綺麗にしてるなぁ」

    「おじいさん!こんにちはっ!」

「うむうむ。元気でよろしい」

  新しい校舎どうだった?

    「ピカピカで、不思議でした!」

  不思議って何その返事。面白すぎ。

 [ 彼女の返事に笑いが出てしまい、
   彼女は少し慌てて訂正をかける。
   新鮮で、楽しみになった、と。

   彼女たちが最初の学年だから、
   彼女たちが築くことになる大学。
   その大学経営のために、
   流石にCMを打ち出した影響か、
   小中高の受験倍率が更に上がったらしい。
   当たり前ではあるが大学の方も、いい感じらしい。
   教授たちも百戦錬磨の人物たちを
   呼んだようで、話題になっている  ]
(172) 2020/06/24(Wed) 23:10:07

【人】 教育実習生 青柳 慶

  じゃぁ、今日はじいちゃんがどっかで
  俺の就職祝いと、玄森の入学祝いしてくれるっしょ。

「老いぼれから搾取とは…!」

 「おじいちゃまー!」

「この声は、……紗世!」

 [ 何故か、従姉妹の紗世が近くに来ていた。
   祖父に抱きついた彼女は、
   ふと、横を向いて慶の存在に気づく。
   彼女の表情は、
   どうしてるという顔をして、
   首を傾げているので、
   紗世の先生になるかも、と言ってみる。
   すると、彼女の表情は一気に明るくなった ]


 「……!!おにいちゃま、中等部なのね!」

  せーかい。

 「お隣の方、だぁれ?」

  ………………新しい彼女さん。

 「……!?やだやだやだ!おにいちゃま!」
(173) 2020/06/24(Wed) 23:11:07

【人】 教育実習生 青柳 慶

 [ やっぱり嫌々されてしまった。
   唄のときもこんな感じだったが、
   ブラコンは抜けないらしい。
   ありがたいけれど、
   紗世は成長して美人になってきている。
   つまり、男たちが黙ってはいない人間へと
   成長を遂げているということ。
   彼は少し悩んで、玄森を紹介するのは
   また今度にしようかな、と思った  ]

    「はじめまして、玄森優里です」

 「……はじめまして、櫻木紗世…です……」

  紗世?

 「おにいちゃま、ダメよ!
    今は、女の戦いなの!」

  あ、はい……

 [ 天然すぎやしないか、玄森。
   などと脳裏で考えながら、
   2人の様子を眺めておく。

   彼の新しい人生を
   
彼女
は、どう思っているのだろう。
   月命日には、出来る限り手を合わせに行っていた。
   馬鹿だなぁ、なんて思ってくれれば、
   彼も落ち着くというもの   ]
(174) 2020/06/24(Wed) 23:11:48

【人】 教育実習生 青柳 慶


 [ 彼の体を撫でていく新しい風に、
   
   
ありがとう


   の言葉をのせて  ]*
(175) 2020/06/24(Wed) 23:13:58