人狼物語 三日月国


138 【半突発R-18】隠り世への送り雛【飛び入り歓迎】

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ユヅル7人が投票した。

ユヅルは村人の手により処刑された。

月が姿を変え、新たな一日が始まった。村人は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

優しい光が村人たちの姿を映し出す……。人狼に怯える日々は去ったのだ!


【人】 雛巫女 サクヤ

  
──わたしの生き先──

 
「…カガリビさま。」
 
 
>>59声をかけられ。隣に座られて湯呑みを置く。
投げかけられる言葉に目を眇めた。
静かに耳を傾けて。
そう、知っている。
神様たちとは思考の根底が違う事。
 
(0) 2022/03/22(Tue) 7:11:12

【人】 雛巫女 サクヤ

 
「恨んではいません。
 雛として愛でられるのも嫌いではありません。」
 
 
最初は嫌だった。彼に抱かれることすらも。
でも。
丁寧に快楽を紡がれて。
羞恥も嫌悪も塗り替えられて。
そうすると心が身体に順応してきた。
こんなに気持ち良いのは。
きっとこの人のことが好きだからだ。
こんなに気持ちよくしてくれるのも。
きっとこの人が私のことを。
そんな風に心を守った二日間。
それが。
あっという間に崩された。壊された。
あの時に嫌だと拒絶できたなら。
別の神様に満たされた時。
快楽を覚えずにいられたなら。
なにか。違っていたのだろうか。
 
(1) 2022/03/22(Tue) 7:11:29

【人】 雛巫女 サクヤ

 
「…私は、ひとですから。
 体ばかりでなく、心も満たされなければ
 いずれ壊れてしまうと思うんです。」
 
 
彼と目は合わせない。
傍に置いた湯呑みの中に残る茶をぼんやりと見る。
 
 
「私は。ただ一人の方に抱きしめられたい。
 一人の方に尽くして、一人の方に愛されたい。
 皆に愛でられるのではなく。
 愛されたことを夢として忘れるのではなく。
 
 幸せは。生きて行こうと思えばどこにでも如何様にも。
 だから。
 私が人の世に生きにくくなくても。
 幸せに生きていけても。それでも。
 
 …ともにありたい。ともに生きたい。
 共に幸せになろうという方と共に在りたいです。」
 
 
だから行くな。そう、言ってくれるような人。
だから残るな。そう、言ってくれるような人。
でも。
そんな人はいないから、一人で生きていかなくては。
それならば人間の領分を守ろう。
いつか幸せになるために。
(2) 2022/03/22(Tue) 7:11:47

【人】 雛巫女 サクヤ

 
「幸せを祈ってくださいますか?」
 
 
貴方がその手で奪い、縫い止めようと思えないのなら。
せめて、幸せを祈ってほしい。
 
やっと、私は彼の方を見て。
泣きそうな顔で、笑った。**
 
(3) 2022/03/22(Tue) 7:12:13
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 夢うつつ 真珠

─回想・隠り世 奥の院の宴席─


[>>2:37幼児のように、狛に身だしなみを整えてもらって、飲み物を小間使いのような妖から受け取る。

さっきまで獣のように乱れていたのに、今更知性を持った人間のように振舞っている自分が、逆に恥ずかしくも思えて、ちょっと柄にもなく俯き加減になってしまっていたけれど。

繋いだ手から伝わる温もりが、彼の方を見ていなくても、彼女に安心感を与えてくれていて。]


 (こま……すき……♡)


[お面の彼が、狛に向かって祝いの言葉を掛けてくれる>>2:41>>2:58のを聞けば、

  おめでたい…のかな? よかったね、こまぁ。

…なんて、狛>>2:43>>2:53と似たり寄ったりのトンチンカンな返しをしたりして。……そして――]
(4) 2022/03/22(Tue) 9:58:13

【人】 夢うつつ 真珠

[>>2:65不安気な様子の萌々子が、真珠を見つけると嬉しそうに駆け寄ってくれて。

一緒に、帰ろう。そう、言ってくれたけれど。]


……ごめんね、ももこちゃん……。
わたし、こっちに、残る……。狛と、一緒に…

ももこちゃんのこと、守って、あげられなかった…?
こっちで、いっぱい、怖いこと、あった…?

ごめんね、ももこちゃんも、きっと……
……きっと、楽しいって、思ってくれるって…
わたし、思ってたの……ほんとだよ…?


[申し訳なさそうに、でも彼女の目をしっかり見ながら、そう話す。]
(5) 2022/03/22(Tue) 9:59:16

【人】 夢うつつ 真珠


わたし……きっと、ずっと、ずっと、
ここに来たかったの……。だから……
神様が、素敵なご縁をくれたんだ…

ももこちゃんが、そっちに、帰るんなら…
…きっと、ももこちゃんの、ご縁、
そっちに、あるんだと思う。


……でも、帰っても、ももこちゃんは、
ずっと、友達……だよ。わたしは、そう思ってる…

……だから、きっと……また……………
………



[少し悲しそうな笑顔をして、戸惑ったように立ち止まっている彼女に向って、もう片方の手を差し出して。

その続きを続けようとした瞬間に――明るい光と、聞き覚えのある鈴の音を……背後から感じた。*]
(6) 2022/03/22(Tue) 10:00:30

【人】 高校生 三國萌々子

回想・隠り世 奥の院の宴席



  ──ぇ……どう、して?

[>>5彼女が残ると言った時。
私は驚いて目を見開いた。

……うぅん。驚いたフリをしてたのかも。
どこかそんな気がしてた。
彼女がちゃんと手を繋いでいたから。
迷子になってなかったから。
私が見つけなくても、大丈夫だったんだって。]


  …………
色々、あったけど。



[私はその時だけ、目を伏せて。
けれど直ぐに目を開くと彼女の方を見て。]
(7) 2022/03/22(Tue) 10:14:24

【人】 高校生 三國萌々子


  真珠ちゃんが謝ることじゃ、なーいよ。
  本当だって、分かってるし。

[>>5だから気にしないで、と。
一言一言話していると、なんだか
別れの挨拶みたいな気がして……嫌だな、って思うのに
あんまり言葉が上手く出てこない。]
(8) 2022/03/22(Tue) 10:16:08

【人】 高校生 三國萌々子


  ずっと……。
  そっか、それなら、仕方ないね。

[まじゅには、私が見えないものを見てる時があった。
不思議に思っていたのだけど
彼女が見ていたのはこういった世界だったのかも知れない。
それに彼女が惹かれて、ずっと来たかった、と言うなら
私が挟める口は、どこにも無かったのかも。]


  ……ぅん。……うん。
  私は、……帰るよ。

  ──っ、わ、わた……私だって
  私だって、真珠のこと…
  ずっと友達だって思ってる!
  大切な、友達だって、そう……そう思ってる、からっ…!

[悲しそうにしていても笑ってくれていた彼女に対して
私はポロポロと涙をこぼして
今にも膝から崩れ落ちそうで。

早すぎる別れが私の胸をぐさりと刺して
それでも真珠が
もう片方の手を差し出してくれたのが嬉しくて……。

私はその手を。]
(9) 2022/03/22(Tue) 10:24:31

【人】 高校生 三國萌々子


[ーーーしゃりん。]


現世


[私が伸ばした手は届かないままに。
鈴の音と共に、視界は白く染まり
気付けば>>0:147本殿前、賽銭箱の前に私は立っていた。

あれだけ時間が経ったというのに
周りの景色は何も変わっておらず、陽は高いまま。
私の服だって、ボロボロで緋袴を履いていたのに
今は隠り世に来た時と
なんら変わらない格好の普段の服のまま。

何事も無かったかのように。]
(10) 2022/03/22(Tue) 10:29:05

【人】 高校生 三國萌々子


[ぺたん、と膝から崩れ落ちて
地べたに座り込みながら
どこにも向かえなかった私の手は痛む胸元に向かい
ぎゅぅぅ、と誤魔化すように押し付ける。]


  ……神様。

  ……神様、返してください。
  私の、……私の大切な友達、なんです……



[彼女の願いが、あちらに留まることだったとして。
私はきっと彼女を笑顔で見送るのが正解なのに。
1人になった途端、私は、私は本当は
彼女に一緒に現世に帰ってきて欲しかったのだと。

独りよがりな思いをただ、空に向けて零すのだった]*
(11) 2022/03/22(Tue) 10:32:13

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

ー夢の終わりー


ただ黙して、彼女の言葉を聞く。
彼女は「雛」だ。
皆に愛でられる事を望まないなら、隠り世に彼女の居場所はない。
理解している。
ーーだが、別の選択肢がある。

「僕は、君の幸せを祈る気はない。
ここで全て諦めてくれ。」

彼女の手を取る。
初めて彼女を抱いた時のように。
覆いかぶさるように押し倒して、彼女の逃げ道を奪う。

「僕は、この愛し方しか知らない。
糸で縛り付けて、奪う事しか知らない。

だから、咲夜。
もう一度、君の全てを奪う。」

唇を重ねる。
彼女の様子など構わず、深く舌を差し入れて、彼女の舌を絡めとる。
(12) 2022/03/22(Tue) 11:39:55

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

「君は、僕が仕立てた『皆に愛される雛』だ。
そして、これから君は僕にとって最愛の『人』になる。」

彼女を縛る、新たな糸。
彼女が現世で生きていれば、訪れたであろう幸せの全てを奪い去る。

「ーー僕に背を向けて、腰を掲げるんだ。
君はこれから、一匹の蜘蛛に全てを捧げるんだ。」

まるで、蜘蛛と蜘蛛が交わる時のように、彼女がこちらに背を向けるよう促す。
自分の全てを持って、彼女を愛すると決めた。
例え、奪う事しか知らなくても。
(13) 2022/03/22(Tue) 11:40:12

【人】 白い大蜘蛛 カガリビ

『蜘蛛は、一匹の雌に非常に執着する。
身を食わせ、二度と交尾が出来なくなるとしても、それでも雌を守ろうとする。
蜘蛛は、見初めた雌を手放しはしないのだ。』
(14) 2022/03/22(Tue) 11:40:19

【人】 雛巫女 サクヤ

  
──わたしの生き先──

 
祈ってくれないのか。
仕方がない。そんな諦めの気持ちが募る。
彼は神様で。私は人だから。
雛でない私の幸せなんて。そう思って。でも。

>>12手を取られて、ビクッと体を震わせた。
息をつめて言葉を失ううちに押し倒される。
腕の中に閉じ込められ。
逃げ道を奪われて。
私は目を見開いて…頬を染めていた。
 
(15) 2022/03/22(Tue) 13:34:30
 
「んうっ…。」
 
 
唇を奪われる。こちらの意思に関係なく、深く舌を絡められ。
 
 
「んんっ! ん…っ、ふ、ぁ、んくっ…!」
 
 
脳髄が灼ける。
びくっ、びくっ、と。体が跳ねる。
呼吸を奪われそうなほどに深く。
息苦しいほどに舌先を絡めて受け入れた。
ゾクゾクっと甘い痺れが全身に走る。
ああ、奪われる。
奪われて縫い止められる。
私の意思すら関係なく。
私の全てが奪われる──。
 

 
「ん、んううううううううっ!!!!!」
 
 
ビクッ! 体が大きく撓って震えた。
余韻のように震えているのは、口付けだけで達してしまったから。
深い口付けが解かれる。
もっと、と強請って舌先が彼の舌先を追った。
互いの口元を伝うのは頼りない銀の糸。
 

 
「雛ではなくて、人として…。」
 
 
ぜ、は、と。息を整えながら。
そう。幸せなんて要らないのかもしれない。
全てを奪われたなら。全てを絡め取られ、縫い止められたなら。
…嗚呼。
その言葉だけで、体が歓喜に満ちる。
それでも。 
 
 
「ここでは…いや、です。」
 
 
勿論。無理矢理に奪われても構わない。
貴方になら。
そう思うけれど、恥ずかしさに両手で赤い頬を抑える。
視線を伏せて。
ちらり。彼を窺い見た。
 

 
「二人きりの場か──、 貴方の巣で。」
 
 
ここは賑やかな宴の場。
宴の雛ではなく。
貴方に全てを捧げる為に。
身体も心も魂も、声も吐息もなにもかも。
 
 
「奪い絡め取って、離さないで欲しいのです。」
**
 

「ここでは嫌、なんて。
本当に思っているかい?」

彼女の事は、よく知っている。
ここで無理やりに奪ったとしても、悦びを示すだろう。

あえて、彼女をより激しく責め立てる。
白く細い首筋に、僅かに歯を立てて赤く痕を散らす。
彼女が既に自分の物であると、周囲に明確にする為に。

衿を力任せにはだけさせて、胸元まで曝け出させる。
そうして、露わになった上半身に、ただ夢中に歯を立てた。
無数の歯型が、彼女の肌に刻み付けられていく。

「二人きりになってしまったら、僕を止めてくれる者はいなくなる。
――後で助けを乞うても、止まってあげられる保証はないからね。」

口づけだけで、快感に達しているのは彼女だけではない。
愛するに足る相手を見つけた事で、どうしようもなく昂っている事を自覚している。

おもむろ、『ぎちぎち』と奇っ怪な音が周囲に響いて―――…、背中から、何かが飛び出す。
それは、
純白の蜘蛛の胴体と、八本の人間の腕。
人間の背中に、腕と蜘蛛を接ぎ合わせたような、醜悪な姿。

咲夜にすら、まだ一度も見せていない姿。

『行こうか。』

声が低く響く。
――人間の身体で、彼女を抱き留めたまま、背から生えた八本の腕が天井の木組みを伝って上り始める、
そうして、外へ通じる隙間に、咲夜と共に消えていった。

『咲夜――…咲夜――…。』

その間も、彼女の身体への口付けと、荒く服を剥ぐ手は止まることなく、蜘蛛が彼女を連れ去った道に点々と、彼女の身に着けていた緋袴が、長襦袢が、下着が、打ち捨てられていた。

―境内 最も高い杉の樹―


神社の中で、最も高い杉の樹上。
そこに、無数の糸が張り巡らされて、巨大な蜘蛛の巣を形成している。

『見てごらん、咲夜。
今日もいい月だ。
君が初めて隠り世に迷い込んだ時と同じだ。』

傍らの彼女へと語り掛ける。
袴も、下着も剝ぎ取られて、白衣が僅かに腕に引っかかっているだけの姿。
内股に、下腹に、胸の先端に、噛み痕を刻まれた姿。

『ここなら、誰にも見られることは無い。
けれど、君がどこかで僕に抱かれていることは、皆にわかるだろう。』

姿は見えなくても、声は届く。
彼女がどんな状態か、神社にいる者の全てが気付く。
その為に、ここを選んだ。

『思う存分、叫ぶといい。
そうすれば、皆が君を「雛」と思うことは無くなるだろう。
僕だけの「人」だと、皆が気付くだろう。
――ねぇ、咲夜。』

ぎちぎちと、八本の腕が音を立てる。
さながら、最高の獲物を捕らえた事を喜んでいるようだった。**

【人】 気紛れ者 空木

―隠り世・奥の院―


[残りの気がかりは、と咲夜の姿を探す。
湯呑を前に、境内で見かけた男と話し込んでいるのを見つけた。
微かにそのやりとりが耳に届き、やがて重なる姿>>12]


  なんだ、もう見つけたんじゃん。

[彼女に告げた、唯一人に愛されない訳がない。という言葉。
思い出して微笑み、気づかれる前にと静かに引き返した。
狛の未来の番と仲睦ましげにしていた少女は、どうしただろうか]
(16) 2022/03/22(Tue) 22:02:35