人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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【神】 巡査部長 鬼走

>>G50 御山洗【夜の河原】
「どこに対して意外と思われたのかわからないが。恐らくお前らが思ってる数倍以上はお前達の事を大切に思っている」

どうにもそうは見えないようだが。と笑って。

「そうかもな。もしも踏み入れなければ忘れられていた可能性の否定もしきれない。だが「もしも」がないなら、来てしまったなら。割り切れとまでは言わないが、せめて村に戻って来れて何か得られるものがお前に出来ればいいと願ってる。どの選択を取るにしろ」

「楽どころか悪化してないと良いが。ただ慰めの言葉を掛けるのはどうにも得意じゃない。だから礼もいい。結局こうしてお前を余計に悩ませただけかもしれないからな。……そろそろ帰るか。祭りの準備だので明日も忙しないだろう」
(G58) 2021/08/16(Mon) 10:09:26

【人】 巡査部長 鬼走

>>63 百千鳥【四日目/夏祭り】
「そうか。随分とつまらなさそうな顔で歩いているように見えたからな。一人だとそんなにつまらないものか。……つまらないか」

さすがに鬼走でも一人の夏祭りが退屈に思う人間は多々いる事の想像もつく。実際自分もこの歳でも別に一人で来たわけでもない。一人ならまず来ないのもあるが。

「約束した相手を待ってる間のつまらなさ、と言うには随分と退屈を通り越しているように見えた。そう見えただけで別に平気なら構わないが」
(67) 2021/08/16(Mon) 10:18:27

【置】 少年 編笠

ある日家に帰ったら母親がいなくなっていた。
誰もその理由を教えてくれなかったし
俺宛の手紙や言葉も何一つ残されてなかった。
だから想像するしかなかったんだが
どうやらどう考えても子供の俺には
悪者が世界のどこかに連れ去ったんだって
そんな想像しかできなかった。

でもどうせそうやっていつか皆んな
黙って俺の元からいなくなるんだって思ったら
いつからか上手く笑えなくなってた
だってそうだろ…
母親がいなくなって泣けないやつに
誰が笑うことを許してくれるんだよ。
例え誰がいなくなっても泣けないかもしれないやつに
誰が手を差し伸べてくれるってんだ。

あの時独りで見上げた空と同じ空が
今ここには広がっている。
(L13) 2021/08/16(Mon) 10:23:20
公開: 2021/08/16(Mon) 12:00:00

【人】 おかえり 御山洗

>>66 宵闇

「行く、つもりは……ないわけじゃ、ない、けど」

すぐ間近に見下ろした顔を見てまた怯えたように顎を引いた。これ以上逃げる場所がない。後ずさろうとした肘が壁にぶつかって擦れる。痛みを感じない。
夏の盛りだというのにやけに冷えて感じる空気が喉を凍りつかせていくばかりだ。

「俺は、別に。後からでも、みんなで、行けば、」

うまく言葉が出てこなかった。自分は何を言い訳したいのだろうか。何を申し訳なく思って、何に後ろめたさを感じているのか。思考がごちゃ混ぜになる。
怯えている。恐れている。全部が全部壊れそうな思いだ。
見下ろした目の中に鏡のように映り込んだ背の高い男の表情は、罪の重さに耐えられないような顔だ。

「来なければよかった、帰ってれば」

そのまま踵を返してどこかに行ってしまうことを願っていたのに。じっと黙り込んでいれば、そのまま別のところに行くだろうとそう思っていたのに。夢の中の景色と重なって息を呑む。苦しさで瞼の裏の景色が滲んできた。

「俺は、」

思い出を壊したくなかった。壊すのは自分自身だ。
思い出を汚したくなかった。忘れ去るままでいたかった。

「俺は、」

息ができないほど焼き付いた胸が、楽になろうと自白しかける。
ずっと隠していた罪悪は、紐解くつもりなんて一度もなかった。
10年も昔から。子供だった時分から。
どうして今、思い出してしまったのか、帰ってこなければよかった。

(68) 2021/08/16(Mon) 11:30:11

【置】 おかえり 御山洗

>>66 宵闇



ーーお前よっぽど俺のこと好きなのかい

ーーバカ。冗談言うなって




(L14) 2021/08/16(Mon) 11:30:24
公開: 2021/08/16(Mon) 11:30:00
御山洗は、恐れている。怯えている。思い出を壊す自分自身の心に。
(a23) 2021/08/16(Mon) 11:31:03

【人】 おかえり 御山洗

>>66 宵闇










          
「お前のことが好きだったんだ」











(69) 2021/08/16(Mon) 11:31:32

【人】 さよなら 御山洗

>>66 宵闇

掠れるような声でそう吐き出して。伸ばしてたが肩を押して遠ざけた。
苦痛を堪えるように目を伏せる。焼けた髪の色より幾分濃い色の睫毛が視界を閉ざした。
首を横に振る。力は強かった。そのまま、腕を伸ばしても届かないくらいに距離を空ける。

「……ごめん。祭りには、一人で行ってくれ。
 瑠夏とか百千鳥とか、みんな待ってるだろ。
 俺は一緒に行かない。行けない。だから、一人で行ってくれ」

言うつもりはなかった。言うべきことではなかった。
ずっと、いつだったか、子供の自分が口を閉ざして隠していたものを、自分が壊してしまった。
御山洗は恐れていた、怯えていた。自分にとって大事な思い出を壊すこと。
御山洗はこの場所に帰ってくるまで思い出の中にしまっていられた、焦がれるほどそばに置かずにいられた。
なのに、帰ってきてしまったから。思い出のままにしておきたかった全てを掘り起こしてしまった。
口にすれば全てを終わらせてしまうのをわかっていた。
いつかの三人組ではいられなくなることを、わかっていた。

「……今までありがとう」

だから、これは、決別だ。
(70) 2021/08/16(Mon) 11:32:23

【独】 影法師 宵闇

????????????
(-122) 2021/08/16(Mon) 11:40:46

【独】 影法師 宵闇

急に殴ってくるな
(-123) 2021/08/16(Mon) 11:41:05

【独】 天狼の子 夜長

/* 御山洗彰良へ
御山洗彰良ァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
(-124) 2021/08/16(Mon) 11:45:26

【神】 花守

>>G48 添木

懐かしい、どれもこれも憶えている。
しょうもない事をする娘だと、あまり大人達からの評判が良くなかった彼女に、随分良くしてくれたお婆ちゃん。
こんにちは。いいんですか。いただきます。ありがとう。
彼女も、あなたの祖母が大好きだった。

「はいお粗末様でした。
 ……人に食べてもらうって、なんかいいね。
 最初がヒサシでよかったわ」

食器を片づけながらそんな事を思って零す。
思い付きでやってやろうかな程度の事だったけれど、人に何かを褒めてもらえるのは矢張り嬉しい。

「戻る気ないわよ?
 せっかくなんだから今日は付き合って貰わなきゃ。
 それともあんた私置いて旅館戻る気?

 まだアレも開けてないんだし、お風呂上がったらあんたん部屋で第2ラウンドよ」

24入り1ケースのアレ、今日でなくいつ飲み明かそうというのか。
(G59) 2021/08/16(Mon) 11:57:46

【独】 学生 涼風

もし添木がアオヤギさんで清和がれじさんだったらなんですけど

あそこ、なんか体の相性良すぎてえらいこっちゃなるらしいじゃないですか
(-125) 2021/08/16(Mon) 11:58:48

【独】 学生 涼風

今回も巡り合って殴り合いしてるってことですか!?面白〜!!あらあら〜!!


(※これはアオヤギさんが添木でれじさんが清和だった場合の話をしています)
(※違っていたられじさんに首ちょんぱされようと思います)
(-126) 2021/08/16(Mon) 12:00:46

【墓】 枠のなか 卯波

───時を戻して。

片手には綿あめ、りんご飴、(5)1d6(1)1d6飴を指に挟み、もう片手には金魚と水ヨーヨー。側頭部に狐面をつけた、フルアーマー装備の機体もかくやという状態になった卯波。

所かまわず撮った写真がカーディガンのポケットいっぱいに詰め込まれている。

「盆の最終日、そのお祭りの日。
 そんな時にする事と言えばひとつに決まってます」

盆の祭りは、生者と死者がもっとも密接な位置に近付く日。

慈姑婆ちゃんが出迎えてくれたのはそういうことだろうし、

だからもしかしたら呼子姉も着てるのかもね。


りんご飴を当社比大き目な口でかぶり付き、
祭囃子の音へと近づいていく。
(+42) 2021/08/16(Mon) 12:01:08
卯波は、世にも珍しいゴイチ飴を、器用に写真に撮った。
(c28) 2021/08/16(Mon) 12:02:16

【独】 学生 涼風

今回マジで穏やかに田舎エンジョイしてるから超穏やかなんですけど

大人たち、苦しいな

御山洗………………御山洗…………………………
(-127) 2021/08/16(Mon) 12:02:30

【独】 学生 涼風

ところで花守ちゃんは誰が幸せにしてくれるんですか………………?
(-128) 2021/08/16(Mon) 12:02:56
夕凪は、メモを貼った。
(c29) 2021/08/16(Mon) 12:04:23

夕凪は、メモを貼った。
(c30) 2021/08/16(Mon) 12:08:57

【墓】 枠のなか 卯波


「今では、帰省した人たちの再会の場として、
 夏を楽しむお祭り行事にでもなっていますけど。

 盆踊りは、帰ってきた霊や、
 行き場を失くした魂を、
 安らかに踊り出すための舞、って言われてます」

十六夜の暮れ。提灯や覗く月灯り。
賑やかな人の流れ、喧騒に従って、
中心へとどんどん、距離を詰めていく。

近付くにつれ響きを増す、笛や太鼓の音。
飴を食べ切るまでは混じれないが、
それでもぽつぽつと人が踊りに集まって来る。
(+43) 2021/08/16(Mon) 12:11:53

【墓】 枠のなか 卯波


「貴方も寂しかったんですね、婆ちゃん」

 そう、祭囃子の端に佇んでいる
気がする

 皮肉気な笑みが素敵な彼女に声をかける。

 孫に情けない姿は見せられなくてね、
 なんて素直じゃないことばが聞こえた気がした。
(+44) 2021/08/16(Mon) 12:12:21
枠のなか 卯波(匿名)は、メモを貼った。
2021/08/16(Mon) 12:16:43

卯波は、彼らと花火を見終えたら、盆踊りに混ざりに行くだろう。
(c31) 2021/08/16(Mon) 12:19:37

【神】 さよなら 御山洗

>>G58 鬼走/三日目夜 河原

「大丈夫ですよ、伝わってますって。みんな、雅也さんのこと慕ってるし、大好きですよ。じゃなかったらこんなに頼りにされない。
 意外だと思ったのは、雅也さんは……もっと思い切り良く行けって、いうかと思って」

自分には勇気が出なかった、10年前も今も。思い出の中にしまったものをーー三人の時間をきれいなままにしておきたかった。
踏み出すか踏み出さないか、どっちにしたって後悔するなら、閉じ込めておくのを自分は選んだから。

「……俺のことはともかくとして、やっぱり学生たちには祭りを楽しんでほしいですから。
 明日くらいはせめて、ちゃんとしないと……なんて、出店の手伝いできるわけでもないですけど。
 結局河原のサワガニも水道水で元気にさせてるままだし」

今はまだ振り切れず、踏み出しきれないのでも。誰かの笑顔を翳らせるようなことはしたくない。
膝についた手に力を入れて立ち上がる。ここいらのゴミを入れた袋を片手に下げて、最初に手渡してしまった分を返してもらおうと手を広げる。
鬼走に話したことで、ひとまず今は気が楽になったようだった。

「集落に戻りましょうか、雅也さん。明日もきっと早いですよ」
(G60) 2021/08/16(Mon) 12:19:41

【独】 影法師 宵闇

おい 急に 告白されるとは思わんかったんですけど
おい 薄々感づいてたけど おい

ちょっと、待ってこれ間に合うかな……
(-129) 2021/08/16(Mon) 12:19:48

【独】 天狼の子 夜長

/* >>+40
これしているのが雪子さんよなぁと思う。会おうとする誰かがいたらみんな会えるね。学生組のその誰かがうなみになるんかなぁ、青嵐もなれる? 心持ちの差はありそう(また会うんだよを明確に持っている卯波、会おうと思ったでそのままスイーって動く青嵐
(-130) 2021/08/16(Mon) 12:29:12

【神】 警部補 添木

>>G51 御山洗/三日目 添木邸

あなたの話を笑顔で頷いて聞いている。
影を薄くして、他人を助けてばかりだった彼。
でも、その性格が、大人になって、仕事を得て。
良い方向へ働いているんだ、と。
少しだけ心配だった。でも、こうして元気で、仕事をしてくれていて何より嬉しい。
机の上に顔を載せて、くすくすと笑った。
こそばゆい気持ちだ。

「そう。じゃあ、なるべく早く行ってあげないとなあ…。きっと困ってるでしょ。元気だしね、皆。」

食器はいいよ、なんていいつつも、運んで貰ったら礼を述べて洗い始める。
かちゃかちゃと鳴る食器の音が、ふと、あなたの問いで止まった。

「俺は……」

「できるかは、わからない。でも、もし戻ってきたら、やる。うまくやれたかどうかなんて、本人の主観次第だから。俺は、ここではあいつらに背中を常に見せてやんないといけない。清和サンがそうしてくれたみたいに。

それで、あいつらが大人になったら、次のガキ連中に同じもん見せてやれたらいいって。大人って、憧れの継承なんだと思うわ。だから、例え立ち止まったりしても、みっともない生き方は、俺はしてらんないよ。」

なんちゃって。……なんて言葉で結んだ。
(G61) 2021/08/16(Mon) 13:07:18

【神】 警部補 添木

>>G52 鬼走【3日目 朝 旅館】
「弱音で、本音だよ。そんな薄弱なものに、あんたが真面目に付き合ってくれたから、俺はここまで来れたんじゃん」

添木は逆に、ある意味、公平なところがあった。
身内とすれば、誰でもいい。
それが、初めて偏り始めたのは、ある意味あなたの生き方に影響されたからだ。

「じゃ、お相子だね。じゃあ余計にやめて。ちゃんとするから。――ははっ、あぶな!」

大体、このやりとりも何度目かだ。
攻撃が来るのは想定していたらしい。「いってぇ〜」、と笑いながら、

「いいよ?公私混同。しなよ。俺はずっとそうしてるし」
(G62) 2021/08/16(Mon) 13:07:33

【神】 警部補 添木

>>G53 清和【2日目 警察組二次会時空】

「あっはははは!そうだったぁ〜〜〜!な〜〜〜〜にがエリートだよぉ!飲んだくれだぁ〜〜〜〜!パワハラだぁ〜〜〜〜〜」

潰されて嬉しそうに悲鳴をあげながら、じたじたと揺れている。
まるで昔に戻ったみたい。この『  』ですごした、

…………… ?  

あれ?なんだっけ。

「知ッてんよぉ!お国の為にってガラじゃないでしょ!あんた、最低〜〜〜〜〜。ほんとに公僕かぁ!? ちなみに、……オレも〜〜〜〜〜。」

嬉しそうにふにゃふにゃ笑って、相手の頬をペチペチと叩いた。
”住んでたみんな”には、自分もいるから。

「………それ以外、どうでもいいの?ほんとかなあ。清和サンは」

陶酔したような笑みで、相手の頬を指でなぞる。

「嘘つきだからなあ…………。アンタ、やさしー、ウソつきだからさぁ………。結局、誰か困ってたら、助けに行っちまうとおもう………」


くすくす、くすくすくす。
何がおかしいのか。喉を鳴らして、笑う。
寂しげに。


(G63) 2021/08/16(Mon) 13:08:11

【神】 警部補 添木

>>G53 >>G63 清和【2日目 警察組二次会時空】

「あれはー……ぁ、まあ、オレも、悪かったじゃん………。」

そもそも、あれは繁華街で女にからんでいた連中が、聞き分けねえからと蹴りを見舞ってやったのがよくない。一人で喧嘩するな、とあなたに口を酸っぱくして言われていたのに喧嘩したのも良くない。幾ら強くても、多人数相手では限度があるし。

散々、ボコった連中にもボコり返されるのは格好が悪くてしょうがなかった。
挙句、どうにもタチが悪い連中で。喧嘩が終わったというのにいつまでもそれが続くものだから、「ああ、こりゃダメかも」と思ったものだ。

でも、息を切らして、凄い形相でこのひとがきたのは分かった。
気分がよかった。この人、こんな顔するんだ、って。

俺のため?って、己惚れた。
たぶんアンタは他の誰かにも手を差し伸べてるだろうけど、あの時だけは。


勿論、滅茶苦茶その後怒られたけど……。

「おっかねえなあ。清和サンが、あん時ただの学生で良かったわー………。ほかならぬアンタに、そんなこと言われるとぉ………俺だって、どうしていいか、わからんくなる!」

なんでこの人が寂しがるのだろう。
この人に憧れて、同じ道を歩んだのに。
祝われるなら、道を間違えたわけじゃないと思うのに。

(G64) 2021/08/16(Mon) 13:12:33

【神】 警部補 添木


>>G53 >>G63 >>G64 清和

ごろりと、身を転がして目を伏せる。


「……ずーっと…アンタに憧れてたから。
生き方が、すきだったから。
ぎゃくに、いつまでも、あんたの世話に、なれねえって、わかっちゃった。
あんただって……、わかってる、…くせに。


拗ねた子供のように、笑いながら、眉をひそめて、声は静かに小さくなっていく。





……つぎは、おれがあんた、みたくー………………――
(G65) 2021/08/16(Mon) 13:14:35

【秘】 花守 → 公安警察官 清和

泣いた。

泣いた。

長い年月堰き止められていた分、全部決壊して。
あなたの胸の中で、幼い子供の様に泣き腫らした。

「悔しかった……でも私じゃ、どうする事も出来なかった……っ
 立ち止まって、嘘になんてしたくなかった……時間ばっかりが過ぎていって、決意だけじゃどうしよもなくって……目指す意味がわからなくなって……現実がどんどん覆い被さってきて、必死で押し返してたら……理想はどんどん離れてって……

 いまさら、いまさら止まれないのに私は、もう…………」

情熱は覚めきって、炉は冷えきって。
休んでしまったら、灯火さえも点けるのが難しくなってしまいそう。
(-131) 2021/08/16(Mon) 13:17:35

【置】 警部補 添木

添木には何もない。

両親の写真は、一枚もなかった。
一枚だけ祖母がとっておいたものを、見もせずにキッチンで焼いた幼いころ。

自分を捨てた大人なんかと、自分が繋がっている由縁を、一つたりともこの世に残したくなくて。

あんたは優しいけど。
ずっと前にいるのに、時折振り返って笑ってくれた。
ずっと一緒に過ごせるんじゃないかって、そう思わせてくれた。

嘘つきだ。
あんたは嘘つきだ。
本当にひどい。

でも、今度はその嘘を俺が引き継いで、誰かに背中を見せてやる。
こうしないと、きっと救われない”誰か”がいる気がすんだよ。



これでいいよな。 これでいいんだ。 きっと。
(L15) 2021/08/16(Mon) 13:22:55
公開: 2021/08/16(Mon) 13:25:00
添木は、寝たフリをした。少しだけ、泣いた痕が残っても、多分気付かれないだろうから。
(a24) 2021/08/16(Mon) 13:24:06

【神】 警部補 添木

>>G59 花守

ゆかりちゃんは本当に、頭がいいから、心配。きっと他の子たちより、ちょっと色々なものがみえてしまうだろうから。つらいね。頑張り過ぎないでね。久ちゃんと仲良くしてくれて、ありがとう。

そんなことを繰り返し――病床でも言って。
震える指で梨をむいて。あなたが会いに来るたびに出してくれた。
ぶかっこうになっちゃった、ごめんね、でも、味はかわらないから、なんて悪戯っぽく笑う顔は、久に少し似ていて。

それから静かに夜、息を引き取った。
久は泣かなかった。

「最初の実験台にしたのかよ!ま、でも自信もっていいよ。彼氏の一人も作ったか〜?」

なんて、ニヤニヤと笑う。
――久は、祖母が死んだ日以降は、表情が変わらなかった。
表情がなかった。色がなかった。

それを、取り戻したんだろう。

食器を片付けるのを手伝いながら、

「へぇ〜。そういうこと言う。じゃあ、本気で飲みますか。……あっ、風呂洗ってないわ。やべーやべー」

片付けもそこそこに、風呂へと向かった。使われていないだけだから、洗えばまるで昨日まで使われていたように綺麗になるだろう。
(G66) 2021/08/16(Mon) 13:25:36

【独】 花守

/*

不格好でも味は変わらないから〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぁハア〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜↑↑↑↑↑↑↑↑↑
(-132) 2021/08/16(Mon) 14:05:01