【秘】 星の加護を得た ルヘナ → 『一番星』 スピカ「……ああ、そうか。ありがとう、スピカ」 救いたい、諦めない、と告げてくれるあなたの優しさが。 散々傷付けた自分に対して 傷付けるつもりはないと言ってくれるあなたの優しさが。 本当に、眩しくて。 「それじゃあ俺は行く。しっかり顔を洗っておいてくれ」 それだけ告げて、去っていく。 ここにいつまでもいてしまったら、 いつ『彼』が来るかも分からないから。 (-194) 2021/06/01(Tue) 0:09:21 |
スピカは、ルヘナを笑顔で見送った。 (c66) 2021/06/01(Tue) 0:13:53 |
スピカは、誰もいない図書室で、もう一度泣いた。 (c68) 2021/06/01(Tue) 0:15:25 |
【独】 『一番星』 スピカ「ばか。ばか。ばか。ばか。ばか。 なんてことをしたの。 なんてことを言ってるの。 叶わないってわかってるのに! 一時の感情で! そうやって言いたいことを言っちゃ駄目なの!」 (-196) 2021/06/01(Tue) 0:18:23 |
【独】 『一番星』 スピカ「ううっ……うう〜〜〜〜〜〜…… 叶わない夢って理解してても。 私の初恋は叶わないって理解してても。 諦められないの。諦められないじゃない。 うう〜〜〜〜〜………… ルヘナぁ……好きなの……好きよ……」 彼を思うと、心が暖かくなるのがわかる。 体も、熱くなるような。 (-197) 2021/06/01(Tue) 0:22:23 |
【独】 『一番星』 スピカ自らの体に、そんなことを思いながら触れようとして。 「っ……」 もう、何やってるの? 最低よ。 本当に最低。 みっともないったらありゃしない。 惨めになるだけなんだから、やめなさい。 (-198) 2021/06/01(Tue) 0:24:58 |
【独】 『一番星』 スピカ「大丈夫よ。 私は諦めないって言ったじゃない。 ルヘナ。私は諦めないんだから。 たまには私だって欲しい物に向かって走り続けるのよ」 (-199) 2021/06/01(Tue) 0:25:36 |
スピカは、図書室から立ち去った。 (c70) 2021/06/01(Tue) 0:25:48 |