情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオぬるり、と。 口内に暖かく柔らかいものが滑り込む感覚。 常であれば不快でしかないのに 熱に浮かされた体には甘い刺激になってしまう。 しかし絡めようとすると、舌は逃げる。 「ゃ、め…っ…んんっ……」 貴方が咎めるように下肢を撫でるなら やはり震えて、体は堪える為に強張るのが分かるだろうか。 瞳は蕩けそうになるけれど やはり貴方を睨むのは止めない。 ほんの僅かに残った理性をかき集めて、堪えようとしている。 もし布越しにソコに触れられたならば 途端にその理性も瓦解するだろう。 昂り切った体に、その刺激は猛毒すぎるから。 (-4) 2023/09/26(Tue) 22:59:18 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロそこまで頭が回らなかったのか、 それだけ貴方を侮っていたのか、 それとも必要ないと判断したか。 男は貴方の口を固定することはなかった。 だからその舌に噛みつくことだってできたろう。けれど貴方がした報復はそれ以下のもの。抵抗はそれ以下のもの。 柔らかな千草色が濡れてこちらを睨む。それだけ。 それでさえ男は笑って受け流した。喉を笑いがのぼった。 愛しさではない。愉しさだった。 指がするすると撫であげる。一度みぞおちあたりまで、そうして腹、下腹部。同時に頭を支えた手は耳朶を擽り、舌は舌を捕まえようと口腔内を這った。 何も言わない。 促すような言葉は必要ない。これは睦み合いではない。 ただ屈辱的な快だけを与える手が、そのままの速度で貴方の粋の形をなぞった。 (-15) 2023/09/27(Wed) 15:50:37 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ嬲られて、辱められて。 愉し気な貴方と対照的に、快楽と羞恥の間を行き来する。 もう我慢は、出来なくなっていた。 与えられる快楽に従順に反応して、息が上がり その手が形をなぞり上げれば、溜まらず腰が浮いた。 「っ、ぅ…ふ……」 固く限界まで熱を持ったそれは 何度か強く触れてしまえば、果ててしまいそうなほどだろう。 睦み合いであれば、さぞ扇情的にも映ったろうが 与えられるものに縋るような様はいっそ滑稽だろうか。 (-22) 2023/09/27(Wed) 17:19:10 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ求めるものを与えてやる。 それは今この瞬間、今この一瞬だけのもの。 熱に浮かされて踏み外し、正気に戻った瞬間嫌悪と後悔と慙愧が襲うようなもの。その布石。 手錠で戒められた手はさぞ不自由だろう。 自由ならばそれは男の身体に縋っただろうか。 行き場なく震える手は自分の身体を僅かも押し返すことがない。それだって愉快に感じられた。 湿った唇は離れれば僅かに音を立てた。そのまま男は貴方の耳元に囁いた。 「良いんですよ。」 「我慢しなくて。」 触れる手は無骨な男の手。 恋人のそれでなければ女のものですらない。 けれど同性同士だからこそわかるものもあるというもので。 この辺りかな。 張ったところに手を添わせて、そのまま。 耐えられないような強さで触れてやる。 (-27) 2023/09/27(Wed) 18:13:35 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「ぅ、あ…っ…!」 ひと際大きく震えたのが、伝わる 堪え切れずに、ついに、落ちたのだと、分かるだろうか 屈辱に顔を歪める様は 貴方にとってさぞ気分が良いかもしれない けれど…解き放たれれば 理性は徐々に、戻ってくるものだ 熱い息を吐きながらも ようやっと、意識が多少はっきりしてくる 「く、っそ…」 顔を反らしては、貴方から表情が伺いづらくなるように そう仕向けるだろう (-31) 2023/09/27(Wed) 19:23:42 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「あはっ」 身体の下に震えを感じて男は笑った。やっぱり愉快そうだった。声ばかりは無邪気だった。 悪意なく他者を貶める、幼い子どものする笑い声だった。 一通り満足したらしい瞳が貴方の表情を確かめる。 悔しそうな様は心地いいらしい。偽物の上下関係を確かめるような暫しの間があるだろう。さて、と次の行動を考えつつ、最初の目的に立ち返る間だ。 この間は隙である。 離れた空間を利用して頭突きをするなり、自由な足で蹴飛ばすなり─────反撃をするなら、通るだろうが。 (-70) 2023/09/28(Thu) 8:51:05 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ息を整えている間に 貴方の方も手が止まって、考えているのが伺えた。 ――今だ 頭を軽く振りかぶって その額へと頭突きを喰らわせようとする。 当たり、怯んだのであれば 少しでも自分の身体から距離を取らせるべく 右足で腹を狙って蹴り飛ばそうとするだろう。 (-74) 2023/09/28(Thu) 9:25:20 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ猛威と理不尽を振るった法が失効して 多くの囚人が日の下へと送られる中。 ニコロ・カナールは未だに牢の中に居た。 というのも、拷問で負った怪我のせいで、動けないのだった。 右腕、右足の骨折に肋骨も何本か。 顔や身体には打撲痕もある。 そして何より、拷問時に薬を2種類同時服用したことで 体が怠さと熱っぽさの不調を訴えているのだった。 それでも、意識だけはきちんとあるのだけれど。 薬そのものの効果がきちんと調整されていて 且つ量も大して飲まされることが無かったのは幸いだった。 もし調整されていないものであれば 意識すらも危うかっただろうから。 そんな訳で。 どうしたものかなぁ、なんて考えながら 動く気にもなれず、ぼんやりと時を過ごしているのだった。 (-86) 2023/09/28(Thu) 13:22:38 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → リヴィオ法が失効してから。 貴方もまた、牢から解放されて 病院送りになったろうか、それとも自宅療養だったろうか。 ともあれ、動ける程度になった頃合いに 運命共同体を謡っていた狼を探してみれば どうも病院に放り込まれたという話が聞こえてきた。 ちょっとでも様子を見てやるか、と思ったのか 話したい事があったのか。 貴方は彼の病室を訪れる事を決めたのだろう。 ニコロ・カナールの病室は個室になっていて それもそこそこ怪我の程度が重い人向けの病床だ。 重体、とまではいかないけれど、重傷なのは伺えるかも。 けれど実際訪れてみれば、当人は無事ではある様子で。 腕と足を吊った状態でベッドに横になって 点滴の管に繋がれている以外は、意識もあって元気そうだ。 (-87) 2023/09/28(Thu) 13:28:33 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロぐらん、と。 貴方の頭が傾ぐのが見えた。見えただけ。 避けるに間に合わぬ近い距離。ごん、鈍い音と共に脳が揺れる。 「ッ────」 勢いはそうなかったはずだが頭骨は硬い。それは怯ませるには、かつ貴方の反撃の意志を伝えるには充分なものだった。 次いで蹴飛ばす足も入る。ずぐ、と男の硬い肉を、貴方は膝か脛かに感じたはずだ。しかしだからこそわかるだろう。 命中したわけではない。 男は目が良かった。 外している時の方が良いのだ。だから、反応が遅れることもなかった。完全な一撃として食らう直前、距離を取って避ける。 チ、と舌打ちが聞こえた。 一転、表情に不機嫌の影が差す。 (-88) 2023/09/28(Thu) 13:40:14 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ>>-87 「Ciao,ニコロ」 快活な声色だが気だるげな態度で声をかけるのは首までしっかり着込んだ貴方の友人色男だ。 「……はあ。 なんでこうなってるんだ? 説明はするな、どうでもいい。大変だったなあ」 鍵が開けられた牢の中に入れば貴方の目の前に行ってしゃがみ込む。 目の前の男の傷は見ているだけで痛々しい、その上何か飲まされているらしく扱いが厄介だ。 俺が背負っていかなくちゃならんのかもしれない。それは怠い。 「――問いに答えてくれえ。 手は、貸してほしいか」 (-89) 2023/09/28(Thu) 14:02:28 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ貴方が距離を取ったのが見える。 頭突きのせいで此方まで脳が揺れたが、誤差だ。 「っつぅ…浅かったか。」 息を切らしながら身を起こして 袖で唇を拭う。 「薬で動けないからって好き勝手にしやがって…… これは立派な犯罪だぞ。分かってんのか? 躍起になって検挙しようとしているマフィアと変わらねえ。 いい加減に無意味だって気付けよ。」 如何に薬そのものがシンプルで副作用がないものだとしても 個人の体に掛かる負担は別問題だ。 少しは落ち着いたが、くらくらするのは変わりない。 しかしこれ以上手を出せば、 今度は抵抗するという意思を見せるだろう。 (-111) 2023/09/28(Thu) 20:49:50 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノゆる、と貴方の方を見た男は 笑みを浮かべて、無事な方の手を挙げて見せた。 「Ciao,ルチアーノ。 このくらい、なんて事ねえよ。 そっちも随分苦労したんじゃないか?」 なんて、軽口を叩く余裕はまだある。 ただ、気怠いし、動けないのは事実。 「ああ、貸してくれ。 どうやって此処から出るか、考えてたところだったんだ。 お前が来るとは、思ってなかったけどな。」 アリーチェやテオドロでなくて良かった、などと。 零しながらも貴方の問いに答えただろう。 (-114) 2023/09/28(Thu) 20:58:01 |
【秘】 リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ何があっても入院はしたくない。 医者に怒鳴られながらもこの男ははっきりとそう告げた。 友人がもし付き添っていたならば、恐らく、 誰にとっても予想のしやすい表情を浮かべていたはずだ。 それから数日後、あるいは数十日後。 風の噂で君の入院を知った男は、その病室を訪れた。 ガッ。………ガラガラッ! 「……やぁ、 ニコロ 。随分と素敵な装いになっているね。君ってやつはあんな場所でも大暴れしていたのかな?」 片腕を吊り片手を包帯で巻かれている男は、 ついでに耳にもガーゼが当てられている。 自分のことは棚に上げ、若干おかしなボリュームで君を煽る。 そんな男の後ろでは、 勢いよく開けられた扉が緩やかに閉まっていくのだが…。 その扉が完全に閉まるよりも前に足を挟んで。 「……さて、満足した。帰ろうかな」 帰ろうとしている。 何をしに来たんだという話だが、 ただ大変そうな君を煽りに来ただけらしい。 これは嘘。…その様子を見に来た、というのが真実だ。 (-118) 2023/09/28(Thu) 21:51:33 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ「犯罪者がまともぶるなよ。」 たたん。靴底の音。 「躍起にならざるを得ないだろう。何度同じ説明をさせる。」 たたん。苛立ちの音。 「強引にでもしなければ後手に回る。」 「お前たちは嘘と隠し事だけは上手いからな。」 たたん。たん。 鳴らしながら貴方の様子を伺う。ふらついている。警戒している。 けれど難しい相手ではないな、と思った。それは半分事実であって、半分は状況も含めての侮りだ。 息を吐く。溜息のようだったろう。貴方への哀れみだ。 「自白剤がなかったのは不運でしたね。」 「続けます。座ってください。」 取った距離を一歩で詰めて、足首目掛けて蹴りが飛ぶ。 (-122) 2023/09/28(Thu) 22:13:47 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → リヴィオ「んっ!?リヴィ、来てくれたのk…いやいやいや。 お前も大概えらい事になってねえか!?!? 」来てくれた貴方に目を瞬かせて。 嬉しそうにしたのだけれど、一瞬で心配する表情に変わる。 自分もそれなりの怪我だが、貴方も相当酷く見えたから。 「ちょ、待てって! 折角来たんだから話していったって良いだr… うおっ!? 貴方が足を挟んで、帰るか、なんていうものだから。 止めようと反射的に身を乗り出して ベッドから落ちそうになっているだろう。 ガタン!とベッドが揺れてけたたましい音が鳴る。 (-123) 2023/09/28(Thu) 22:20:27 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「犯罪者はお前だろ、イレネオ。 一体何人をそうやって問い詰めて来た。」 靴底の鳴る音が聞こえる。 「お前らが正しく尋問していれば 何度も説明する事なんてないんだよ。一度で済むかもな。」 ああ、苛立っている。 「一理はあるが、正論とはとても言えねえよ。 自白剤や拷問で引き出した言葉なんて、それこそ嘘だ。」 違うか?と笑う。 此方も、貴方の様子を伺っていた。 警察に属する以上、最低限の体術は身に着けている。 主に護身用ではあるけれど。 足首を狙った蹴りは 数歩後ろへ下がる事で位置をずらして避けるだろう。 これ以上貴方が手を出すならば、反撃の構えをしながら。 「拷問に付き合う趣味はねえよ。 話す事もねえけどな。」 (-125) 2023/09/28(Thu) 22:38:42 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロよくよく素直な男だった。分かりやすい男だ。 犯罪者と声をかけられればあからさまに表情を変えたろう。顔を顰める。眉間に皺が寄る。 「拷問じゃない。」 「仕事です。」 詭弁だ。 物分かりが悪い人間の相手をしている。そういう億劫さでやれやれと首を振る。蹴りが避けられればまた口の端を引き攣らせた。たたん。落ちた靴底が音を鳴らす。 ガードが邪魔だ。 ならばそこを砕こうか。 次には左腕が貴方の腕を上から、同時に右膝は下から。上下方向からの勢いで骨に衝撃を食わせようと。 抵抗せずともこの暴力が止むことはなく、 抵抗すればなお止むことはない。 障害があれば人は乗り越えようとするもので、 男は殊更、そういう時に周りが見えなくなるたちだった。 目的がずれていく。 (-149) 2023/09/29(Fri) 1:29:08 |
【秘】 リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ君は何を言っているんだ? そう言いたげに傾く首はまるで、 自分は怪我をひとつも負っていないというような態度で。 しかしまぁそこに事実はあるしおかしな反応ではある。 「待たない。俺の目的は達成したん──」 だ、言い切るよりも前に足が動いて、 扉はぱたりと閉まり、代わりにその片足は 落ちかける君の支えとなるように差し出された。 その代償と言うのもなんだが、 「……………早く、ベッドに、戻ってくれないか??」 体重のかけられた足は一瞬でも体全体に響いて、 痛みに顔を顰める代わりに満面の笑みを君に見せる。 若干その笑顔が引き攣っている気がするのは気のせいだ。 …多分。 (-150) 2023/09/29(Fri) 1:37:31 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「よく言うぜ。」 顔を顰めて それでも仕事だと言い切る貴方。 男は今度は避けなかった。 貴方の左腕と右膝が、利き腕である右腕を捉える。 ミシ、と嫌な音を立てたのに呻き声を漏らしながら けれどこの状態ならば、貴方は避けられまい。 「これのどこが、拷問じゃないって言うんだ?」 相手の腕をへし折ろうとするその行動。 どう見たって、尋問の仕事ではないだろう、と。 目を覚ませ、と言わんばかりに 貴方の頬へ、左手の拳を振るうだろう。 (-152) 2023/09/29(Fri) 1:53:13 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → リヴィオ「お前…その顔は自分の両手を見てから言えよなぁ…」 どう見ても両手が無事じゃないし、なんなら耳もちょっぴり。 不思議そうな顔をしてもダメなのだ。 「おーう…悪い。ちょっと足と腕がこれなの忘れてた。 あと、俺の目的が達成されてないんでやっぱ待ってくれ。」 片手で何とか、戻ろうと藻掻いて。 体の大半をベッドに乗せる事に成功するだろう。 そしてベッドに戻るついでに ちゃっかり貴方の袖を掴んで引っ張ろうとしている。 行かないで欲しい、とそちらを見るだろうか。 (-156) 2023/09/29(Fri) 2:05:02 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ押し問答だ。 貴方は正しい。けれど男は肯わない。 その言葉をあくまで否定する。男にとって、これは正義の行いだった。 「正当な手続きを踏んでいる。」 その通り、踏んでいる。 机の上の書類こそその証拠。貴方の名前とその嫌疑、何をもってしても自供させよと令の刻まれたその紙面。 これは男の勝手な判断ではなく、 趣味や高揚を得る手段でもなく、 飼い主に下賜された仕事だった。 男の骨の抵抗。それがぐいと引き攣って僅かに薄れる感触。治る傷だ。問題ない。 けれど、だからこそほぼ同時。ほんの少しだけの時差での攻撃は避けきれず。 右頬に攻撃を食らえばぐるん! と顔が横向いた。ぐら、と視界が揺れてたたらを踏んだ。追撃がないのならそれは運よく踏み込みに変わるだろうか。必然的に低い姿勢、下から顎を狙って肘を振り上げる。命中すれば、そちらの視界もまっすぐなままではいられない。 (-162) 2023/09/29(Fri) 2:37:59 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「だったらその飼い主がクソって、事だな…っぐ… この場合は、署長代理殿か?」 腕が軋む。 骨が、筋が圧迫で押しつぶされ、嫌な音がした。 同時に拳で感じる、確かな感触。 「あ、がッ…!」 そして次の瞬間には、貴方の肘が顎を撃ち抜いて 自分の脳が揺らされていた。 同じように、たたらを踏んで 一歩、二歩と下がり、首を横に振る。 お互いにほんの僅かな隙となる、かもしれない。 「そんなくそ野郎に従ってたら お前だけじゃねえ。家族も大事な奴も何もかも。 全て地の底へと落とされることになるぞ。」 言葉を紡ぎながら 次の一手へと構える。 顎を打ち据えた貴方の肘を狙って、蹴りを一つ見舞おうと。 足を振り上げた。 (-164) 2023/09/29(Fri) 2:56:57 |
【秘】 リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ「はは、なんの事だか分からないな」 左腕は治療すれば治るし、指先は動く。 右手も同じ。…いや、こちらは動かすのは辛いが。 左耳は半分もいかないくらい削がれただけだ。 人間の体というのは便利で、きっと何とかなる。 ということにしている。医者にも見せているので。 戻ろうと藻掻く君の体重を片足で受け止め、 笑顔は徐々に引き攣りを増す。 ようやく戻り離れようとする頃には、 「…………だから、近付きたくなかったんだ」 掴まれている。ついでに引っ張られている。 やれやれというように 首を横に振るのはさて、何を思ってか。 「…それで、目的ってのは何だい? もしかしてお見舞い品のことかな? それなら両手が塞がっていてね、俺としたことが」 「あー……。……… やめよう、まずは素直に聞くから とりあえずその手を離すのとその目はやめよう」 個室の中、閉まった扉は外との隔たりで。 貼り付けていた笑みをふっと落とし、 ひとつ、大きなため息を吐き出すのだった。 (-166) 2023/09/29(Fri) 4:08:49 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → リヴィオまるでその様は大型犬のようだったかもしれない。 貴方が仮面をかぶる手を少し緩めたのが見えたら ようやっと、手は離して。 「俺が見舞い品を強請る為にわざわざ引き止める がめつい男に見えるか?」 可笑しそうに笑いながら、けれどとても嬉しそうなのだった。 「ずっと会いたかったんだ。 一人にしちまったし、手が届かない場所に居るのって こんなに不安なんだなって初めて思った。」 自分が受けた時点で 拷問を貴方が受ける事自体は想定内だった。 だけど、離れている以上 知らない間に何処か遠くへ行ってしまう可能性を ほんのちょっぴりだけ考えると心配で。 会いたかったし、こうして会いに来てくれて 本当に心の底から安堵したし、嬉しかったのだ。 「リヴィが生きててくれて良かった。 終わったな、俺たちの“仕事”。」 本音を言えば、拷問を受けている間、牢に居る間は 酷く心細くて、気を張り詰めていて。 貴方の前でくらい、抜いても良いだろうか、と思うけれど。 つい、兄貴面をしてしまいそうになるのは、性だろう。 (-178) 2023/09/29(Fri) 9:25:48 |
【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ深く息をする。心拍を落ち着けようと試みる。 早く鳴るのは身体を動かしたからでもあった。刷り込まれた暴力、肌に感じる肉の感触でアドレナリンが分泌される。それから、やはり、怒り。 好んで従う者をこき下ろされたことへの怒りだ。瞳の温度がかっと上がった。 「くそ野郎はどっちだ」 「随分口汚くなりましたね」 貴方の言葉を男は一向に受け入れない。悪人の愚弄に乗らない。犯罪者の口車に乗らない。そんなものでは動揺しない。だって、法に従っているのはこちらだ。 言葉と共にゆるやかに落ちた視線が貴方の背後を浚う。机の位置を確認してそれを使おうとした思考は、きっと隙になった。 力を込めていなければガードにはならない。 攻撃後に緩めていた腕が蹴りを食らってそのまましなる。身体から離れていた分遠心力は強く、後ろ向きの動きに前進気勢を僅か削がれる。 舌打ち。また舌打ちだ。ガラの悪いのはこちらも同じ。徐々に苛立ちは募る。 どうすれば止まるだろうか。 あの口もうるさいな。 テーブルの縁の部分。あそこに叩きつければ止まるだろうか。思考と共にまた足を払いにかかった。 (-187) 2023/09/29(Fri) 12:44:55 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ「少なくとも俺はくそ野郎に成り下がった覚えはねえな。 それと、この口は元からだ。」 元々口が良い方ではない。 警察官だからある程度の体裁で、直しているだけで。 だから此方が、この男の素であり 今まで隠してきた、獣の部分なのだ。 男は犬は犬でも、狂った狼だ。 例え貴方が法の下で、男と同じ法の執行を目指していても それが従うべきものでないと判断すれば。 容赦なく噛み付き、食い殺す事を厭わない。 蹴った後の体勢を戻していれば 足払いが飛んできて、避けることは適わないだろう。 けれど足を払われながら 体勢だけは崩しきらないように体を捻る。 貴方の次の一撃に対応出来るように。 (-192) 2023/09/29(Fri) 16:28:42 |
【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 月桂樹の花 ニコロ「俺はほぼ無傷だなあ……。 ……一番きつかったのは幼馴染からの言葉だった」 牢屋の生活はむしろ快適に過ごしていた、何処でも寝られる男はそういうが。 やはり時々出てくる幼馴染に世話を焼いているらしい。 そういいながら話す様子は穏やかで嫌がっている様子は見せていない。 「素直でよろしい、それじゃあ車に運んで適当な病院にぶち込んでやる。 んあ? なんだ俺がくる理由なんて簡単だ。 確認だよ、お前がどれぐらい無事かの。それですることを考えていたんだ」 「無理だと判断したからはっきり言ってやる。 リヴィオが俺が持っていくからな。 貰っていくじゃあない、この様子のお前じゃ連れていけないと判断した。 あいつも怪我をしているらしいから医者に掛からせる、会うなら後にしろ。 大分死にそうな感じがするのでな、少々世話を焼いてくる。 これぐらいは許せよ、俺たちは友達なんでね」 (-194) 2023/09/29(Fri) 17:04:44 |
【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 口に金貨を ルチアーノ「ハハ、そりゃあご愁傷様だ。 傷が無いなら何よりだよ。」 ケラケラ笑いながら 体に伝わる振動でいてて、なんて言う。 「そうだな。助かる。 俺もこんな無様な成りじゃ会えねえと思ってた。 アイツのことはお前に任せるよ。」 貴方が思うより素直に、男は頷くだろうか。 自分の体の状態が分かっていて 且つ、貴方になら任せられると思ったのか。 「死にそうってのはあれか。精神的な方か。」 それでも、心配そうにする。 (-219) 2023/09/29(Fri) 20:35:34 |
【秘】 リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ「 見える 、ということにしておこうと思って。その方が帰りやすいだろう」 男の目的は既に果たされ、ここにもう用はない。 冷たいようにも見えるが、単に、 追われると逃げたくなる性質が出てしまっているだけの話。 それでも、男がここへ訪れる選択をしたのは確かだった。 「……その台詞は幼馴染に言うべきものじゃないか? それに俺は別に不安じゃなかったよ、俺はね」 本当は君が出てくるよりも前に姿を眩ませて、 それで、居なくなるつもりだったのはひとつの道で。 予定が狂ったのは君と友人の 物好き さのせいだ。同僚とはいえ、友人とも言えなかった関係で。 今回もただ、同じ立場で"仕事"をしていただけで。 それなのに、手を掴もうとする君の心が分からなかった。 そしてそれはきっと、今後も曖昧な形のままなんだろう。 だからこそやはり、どうしてだと思う心は消えない。 そんなにも誰かを思える人間は、 その人を思える誰かと幸せになるべきだと考えているからこそ。 「…本当に君は、まんまとやられてしまったものだ」 「………あぁ、だけど。お疲れ様と返しておこうか。 "運命共同体"ってのもこれで終わりだね」 (-222) 2023/09/29(Fri) 21:02:11 |
[1] [2] [3] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新