人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ

「まったく真面目だ」

事実。
アレッサンドロは、そういった愚直なまでの真面目さを好んでいた。
男として譲らぬ線があるであろうその態度を、
見守るような気持ちでそこに座っているのである。

こんな調子では怯えすくむこともありはしない。
ペン先には視線を向けながら何も言うことはなく、ただ背すじをぴんと伸ばして──それこそ本能的にだろうか、男は相手を威圧する振る舞いを文字通り体に染みつかせていた──あなたと相対する。

「あァ?」

そうしてぴくり、と眉を跳ね上げる様も、どこか楽しそうで。

「ないことあるかよ。
 お前、自分が法の代行者・・・・・に過ぎないって自覚はあるのかね?
 お前は俺と法・・・がつつがなく向き合うためのインターフェイスに過ぎない。
 俺はお前を通して司法と対峙して、己が権利を主張しなきゃあいけないんだ。
 
 つまりこれは俺にとって、正当な権利と発言の場なんだぞ?
 なのにお前は調子が悪そうだ、お前、自分がプロサッカー選手だとしてみろ。
 運命をかけた一線、これに勝つかどうかでトーナメントの優勝が決まる、自分が背負ってきた人生の価値が極まる、
 そんな時に審判が青い顔してゴホゴホ咳してたらどう思う?
 言いたくなるはずさ、もちろんこう、」

カードをかかげるように、手錠がはまったままの手を掲げる。

チェンジひっこめ、だろ?
 せめて顔洗って来いよ、寝不足か? ン?」
(-373) 2023/09/25(Mon) 15:47:42

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

首の赤い首輪は、痛みは引いてきていても、もう暫くなくなることはない。
消えてなくなったらまた、つけさせてあげてもいいけれど。
でもそれにはひとつ、あなたと約束したいことがあった。

「こら、今更隠しても駄目だよ」
「まったく……僕には危険なことをするなって言いながら、キミは一人で危険なことをするから」

だからこんな事になるんだぞと、咎めるように見上げた。
少しだけ決まり悪そうにしている様子を見て、ふぅ……と小さく息をついた。

「キミが僕を心配してくれるように、僕だって心配する心くらいある」
「一人で無理をするのは、良くない」

正義感の強いあなたのことだから、一人で無理をした結果なのだとそう思っている。
何が原因だったとしても、大怪我をしたり居なくなられるのはいやなのだ。

僕は、独りにされるのがとても怖いから。


「……一人で背負い込まないって……約束、できるかい?」
(-374) 2023/09/25(Mon) 15:54:22

【独】 幕の中で イレネオ

/*
実際さ どう? いや嫌いなんだけどさ黒眼鏡さんのことは

元から嫌いなので逆に平常
(-375) 2023/09/25(Mon) 15:58:47

【秘】 corposant ロメオ → 幕の中で イレネオ

「身内。まあ……そうだな」
「そうならどうする? お巡りさん」

表情は変えない。身動ぎもしない。
ジャケットのポケットに両手を突っ込んで、
首を傾げたまま続ける。
そういう置物のようだった。

「他の奴も怪我してるんじゃあないか?」
「あんたの尋問の後、傷を作って……」

ん? と、答えを促す一音。
(-377) 2023/09/25(Mon) 16:01:32

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ

/*
1日目で落ちなくても占われた時点で2日目で落ちることが決まってしまっていた暗殺者さん…(ほろり)

ありがとうございます!では悪エラで参りたいと思います。
そして仕事中思い出したのですが、カンターミネさんとの既知にておくすりの治験(?)も多少行っており、自白剤などもがんばって耐えることができます。ご参考までに。
あとは、差分の兼ね合いでどこかで眼鏡を弾き飛ばしてもらえると大喜びします。このくらいかな…

脱臼骨折は◎です!多少の身動き(歩いたり)の余地があると本当は嬉しいですが、なくてもいいです。
本当に
取り返しがつかない範囲
を超越しなければいいかなとPLは思っています。
では重ね重ね、
爪のことをどうぞよろしくお願いします。

何かあればまたご連絡をお願い致しますね!
(-379) 2023/09/25(Mon) 16:04:31

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

背筋を伸ばす。そうして前のめりになる。
貴方の大仰な態度。演技じみて時にがさつで、通り越していっそのこと優雅ですらある。
大きな蛇を相手にしているみたいだ、と。思うほどの感受性は男にはなかったが、きっとそれを前にした獣と同じ警戒を向けていた。
実直さは老獪さに敵うものではない。大抵の場合。
貴方の言葉で、簡単にかっと燃える。

うるさいな・・・・・。これは俺の仕事だ。」
「俺は青い顔をしているか?」
「俺は辛そうに咳をしているか?」
「見ろ。俺の手は震えているか?」

ぎ、と歯を剥きだして言う様は、何かしらの傷をつけられたよう。
手負いの犬。矜持にでも痛みを受けたのか、早口でまくし立てる様は苛立ちを隠していなかった。


「いい心がけだ。」
「精々真っ当に向き合うんだな。懺悔室のつもりで話せ。」

かかん。かん。かん。
血が上って元気でも出たのか、幾らか顔色を戻した男は、やっぱり苦虫を嚙み潰したようでいる。
(-381) 2023/09/25(Mon) 16:17:18

【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

こら、と言われればますます目を逸らしたんだろう。
いつも真っ直ぐ見下ろす瞳。忌憚も何もない金色は、今は合わせられない。見上げる花浅葱から逃げるようにそっぽを向いている。
怒られる犬のようだ。悪戯をしたことを、見え透いたその行動を、隠せずともやり過ごそうとしている時の。

それでも耳は向いている・・・・・・・
貴方の言葉を男はきちんと聞いていて、だからそれが怒りより、心配か不安から来るものだと読み取った。

そろり。
視線がようやく、再びそちらを向く。まだ目は合わずに、貴方の胸元辺りに落ちてはいるが。

「すみません。」

そうすれば、謝罪は存外素直だった。
やや小さいような声でも、問題なく聞き取ることは出来るのだろう。声は上から下に降る。

「少し。気が、昂ってしまって。」

はあ、とため息を吐く。

「しませんよ。」
「心配させましたか。」
(-382) 2023/09/25(Mon) 16:32:09

【秘】 幕の中で イレネオ → corposant ロメオ

「捕まえる。」

いっそ無謀なまでの生真面目さ。
愚直なまでの勤勉さが、男の常だった。
牢に入っているのはこちらだ。身動きが取れないのはこちらだ。
そのくせ、まるでその障害などないように。男は単純に言ってのけた。

ニーノはこの男のことを、貴方にどう伝えただろうか。
さてその言葉と今貴方が見たこの男に、何か違いはあるだろうか。


立ち上がった男が貴方に相対する。
上背はある方だという自負があった。貴方の視線はそれより高かった。
それだって不快で、チ、と舌が鳴る。

「そうだな。灸を据えたよ。全員じゃない。」
「それがどうした?」
(-384) 2023/09/25(Mon) 16:46:53

【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラ

捕らえられた貴方は、暫くの待機の後取調べを受けることになった。
引き連れていく警官は二人。男女のどちらか、あるいはどちらとも、貴方は面識があったかもしれない。かつては同僚だった誰かだったかもしれない。
今貴方の自由を縛る手に、そんなかつての優しさは既になかった。

向かう先は取調べ室。
そこで貴方もまた、誰かと相対したことがあったかもしれない。
しかし今の貴方の立場は、そんな“いつか”とは真逆のものだった。

机の向こう。
警官の座る席で貴方を待ち受けていた男の瞳は冷たい。
貴方に目をやり、書面に目を落とし。もう一度貴方に目をやってから、貴方を連れて来た警官に視線で促した。

席につけば、始まる。

/*
了解です! とりあえず逃げる余地は残してロールをしますね。
その上で折るにしても腕か指で留めておきます。
(-386) 2023/09/25(Mon) 16:53:10

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

「当たり前。……心配、すごくした」

後ろに隠れた手をそっと取って、その手の甲を、痛くない程度に撫でた。
どんな怪我なんだろうか。
それは包帯の下に隠れてしまってるから、知りようもないけれど。
顔色の悪さから読み取れるのは、痛そうだ、ということだけ。

「約束してくれるなら許すよ」

安心させるように、目を細めて。
軽く伸ばした手をあなたの頭に乗せた。
もう大丈夫と、2,3度ゆっくり撫でてやる。

「日に日に皆が捕まっていくから、僕も時間の問題かもしれないけど……、ここから出してあげられるように頑張るから、待ってて欲しい」

「いい子にしてるんだよ?
 そしたら、ちゃんとご褒美をあげよう」

何が良いかな? とあなたの眼鏡に手をかける。
ほら、僕の目を見て、言ってごらん。
(-387) 2023/09/25(Mon) 17:00:21

【秘】 corposant ロメオ → 幕の中で イレネオ

「どうして。彼は実直な巡査じゃないか!
 彼の何がどうしてそんなに悪い?」

わざとらしく目を丸くして、ポケットから手を出して上げた。
随分急な話だ。捉えられているのはそちら。
こちらはまだ自由の身だ。
それに、すぐにその結論に至る理由が分からない。

貴方が立ち上がるそのままに視線も上にスライドする。
高い、が、自分よりは少し下か。

「へえ……そう。噂通りだ。
 正しい正しいお巡りさんだから、それでも平気な訳だ。
 あんたは立場と法にぬくぬく護られてンだねぇ……」
(-389) 2023/09/25(Mon) 17:06:02

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ

牢の中でも、そこから引き連れられるさなかでも。
女は怯える様子なく、むしろ落ち着きしれりとした様子を見せていた。
ただ飴玉でも転がしているかチューイングガムでも噛んでいるかと錯覚するほどの暢気な雰囲気を纏いながら。
常日頃から好んで行う食べ歩きの延長であるように、かつかつと革靴の底を鳴らしている。

「…あれえ。」

へらりと。
何故か口火を切ったのは、冷たい瞳のあなたなど意にも介さぬ間延びした声。

「イレネオさんってえ、逮捕されたんじゃなかったですっけえ?」

まるでそこがいつもの警察署のデスクであるかのごとく女は囀る。
ことりと首を傾けて、んー?と暢気に、不思議そうに。

/*
ありがとうございます!
それではその形で、よろしくお願いします!
(-390) 2023/09/25(Mon) 17:06:20

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

通話画面に映る名前は、あなたの知るものではない。はずだ。
同じアソシエーテのラウルという青年のもの。
メイドマン・ルチアーノの部下を探っていなければ、聞いたこともない名前だったかもしれない。

「そう、おかしいわね」
「私、喧嘩別れはしたけど。手を出しても出されてもいないわ」

ターゲットは、毒物で死に至らしめた。
だから彼女でもかまをかけられている。と分かった。
同時に、あなたへの警戒を高める。目的のわからない探りほど不気味なものはないからだ。

また一歩、足を下げる。
(-392) 2023/09/25(Mon) 17:16:10

【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

少なくとも。
手の甲や、手のひらを撫でられることに、男は抵抗しなかった。そのあたりに傷はないのかもしれない。
もし貴方が注意深く触れたなら、親指・・の具合がおかしいようだとわかったかもしれない。優しく撫でただけなら知り得ないことだ。


それでもきっと男はまだ、きまり悪そうに視線を下に落としていた。
落とした視線が上がったのは、貴方の手が頭に乗った時だ。

男はそれに驚いたらしかった。
丸くなった金が貴方のかんばせに注ぐ。男は犬を自称していたが、当然実際そうではない。動物でもなければ子どもでもないから、人に頭を撫でられることなんてそれほどはなかった。
だから少し黙ることになる。ぱち、ぱち、と瞬きの間。

それでも、やっぱり嫌ではないのだ。
触れられることも。触れることも、至近で見つめることさえも。

(-393) 2023/09/25(Mon) 17:22:58

【秘】 幕の中で イレネオ → 花浅葱 エルヴィーノ

だから。
眼鏡にかかった手を、男は厭うことはなかった。
貴方がそれを外すならそのように。動作は恙なく従順に行われて。

さて、犬は口を開き。
少しばかり顔を傾け────おそらくは、貴方に口づけようと、した。



けれど。
ここは檻の中。
今ではないか、と。一度、止まる。
(-394) 2023/09/25(Mon) 17:23:42

【秘】 幕の中で イレネオ → corposant ロメオ

「悪いだろう。お前のような者とつるんでいる。」

貴方は彼の身内だと言った。
その意味するところは明白だ。

「実直な巡査のすることじゃない。」

言い切る言葉もまた明白だ。
男の言葉は存外素直で親切でいる。のらりくらりと躱すところがない。

続く言葉には呆れたように鼻を鳴らすだろう。ふん、そんなことも知らないのか。

「そうだよ。」
「法は、法を守るものを守る。」
「わかるか?」
「その穴を突いてずる・・をしようという輩のためにあるものじゃない。」
(-395) 2023/09/25(Mon) 17:27:48

【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラ

「口を慎め、ダニエラ・エーコ。」

意に介さぬのはこちらも同じ。
貴方の暢気さにも、問いにも取り合いはしない。ただ座れとだけ促している。
自身が悪人と認めた人間に対して、男はいつもこうだった。
貴方は悪人である。
貴方はマフィアに利した。

「お前の尋問を担当する。」
「さっさと始めてさっさと終わりたいんだ。座れ。」

とん、とん。
ペンが紙面を叩く音。
ここ数日、いつもこの部屋に響いていた音だった。
(-397) 2023/09/25(Mon) 17:33:37

【秘】 暗雲の陰に ニーノ → 幕の中で イレネオ

歪む笑みを認めた、次の瞬間には。

「ッ、ぁ」


襟首を掴まれる。
喉が更に詰まる。
強い、強い力で。

「ぅえ、ゃ、め、っ」

脳が揺れてきもちわるい。
はきそうだ。

まともに物を捉えられない視界がそれでも一瞬。
強い感情に揺らめく炎を見た。
認められない何かがあるのだと知る。
だとして、それだけは。

それ家族だけは、否定されて堪るものか。

自由になった両腕を動かす。
痛むのを構わず両の手を握り込む。
そうしてぶんと振るい、その頬を横殴ろうとした。
……その結果、もし解放されたとて。
ぐらつく視界に耐え切れず、椅子から転げ落ち崩れるだけだが。
(-398) 2023/09/25(Mon) 17:39:36

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

走り出されたとて構わない。
リーチの差ではこちらに分がある。
車か何かに乗られて逃げられる方が厄介だ。
路地裏なんかに逃げ込んでくれるのは、むしろ好都合。


一歩、一歩と引く貴方に対し、これはじりじりと位置を調整する。
迎えに来かねない車から遠ざけるためだった。それは貴方を囲い込む動きだった。

伸びる指先は未だそちらへ。避けないなら直に触れるだろう。

「なら吐瀉物でも跳ねたか。」
「拭ってやる。動くなよ。」

避けないなら、逃げないなら。
この手は触れる・・・どころで済まない。
貴方の襟首を引き掴み、引きずって。
その携帯を奪って、鑑識班に回して解析を強要する。これはそういう男だった。
(-399) 2023/09/25(Mon) 17:40:39

【秘】 corposant ロメオ → 幕の中で イレネオ

「──ふーん。そっか。残念だね」

ぱ、と泡の弾けたようだった。瞬きの間。
一気に力を抜いた腕はそのままぶらりと降ろされ、
一瞬で笑顔を取り払ったままの表情になる。
全くの無表情で、自分から問うた質問の答えを
放り投げるように返事をした。

「そうらしいな。
 オレはあんま守られた事無いから関係無いけど」

「法を守れば取り調べの最中暴力を振るっても良い……
 素敵だね。実に都合がいい。捕まっても自由だ。
 あんたは傷一つ付かず、ここでただ暇を潰すだけ。
 デジタルデトックスにでも来たの?」

男はぼそぼそと喋る。だのに声の通りは良かった。
演劇じみた声の抑揚と低いトーンはそのままに、
翠はまだ貴方の方を向いている。

「皆殴られてあんただけツラっとしてんの、ヤダね〜……」

カツン。カツン。
人差し指の爪の先が、牢を等間隔で叩く。

「あんたの正義って何?」
(-400) 2023/09/25(Mon) 17:43:59

【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ

「わかりやすく例え話してやったつもりだったが、
 犬科には高度すぎたか?
 体調悪いなら別のやつ連れてこいよな」

聞きゃしないだろうと、それについてはそれ以上言わず。

「懺悔するようなことは何もないね。
 神様がいるとしたら俺が言うことは
 『失せろVattene』だ。
 取調室で言うわけにゃあいかねえなあ」

例え話を大真面目に返しながら、口元に浮かべた笑みはそのまま、じんわりと広がった。
背もたれがぎいと鳴り、顎がくいとあがって背がのけぞる。

「証言がとりたいなら、なんの件かだけでもいってもらわねえとな。
 『なんかやってるだろ、吐け!』なんて、チンピラには通ってもカポに対して切る札じゃあねえよなあ」
(-401) 2023/09/25(Mon) 17:55:15

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

余程侮っていたか、油断していたか。
或いはそれだけ頭に血が上っていたのか。
貴方の一発を男は食らった。素の威力。引くことの体力の低下と痛み、手錠の不自由さ。足すことの、手錠そのものの硬さによる衝撃。
結果として威力はそれなりのものになっていただろう。
実際、大きな音がしたはずだ。貴方にとっては小気味いいものだったかもしれないし、違ったかもしれない。

それでも。
男は貴方を離さなかった。

ぎり、と歯を食いしばり。口の中が切れたのか、血交じりの唾をぺっと吐いて。
それでも目を逸らさない。それでも貴方を離さない。

奪ったのはお前たちだ・・・・・・・・・・
壊したのはお前たちだ・・・・・・・・・・
「それが家族だと? 反吐が出る」


それは、貴方の知らない話。
あなたには知りようがない話。
この国の、50年前の話。




さて。
軌道の圧迫による酸欠。
加えて激昂による血の巡り。
更に元からの体調不良。
くらりと視界が強く傾くかもしれない。
さもなくば────そうなるまで、男は、離さない。
(-402) 2023/09/25(Mon) 17:56:30

【秘】 幕の中で イレネオ → corposant ロメオ

わかった・・・・
この男が嫌いだ・・・・・・・

そうだよ・・・・。」
「やむを得ない手段だ。」

ぼそぼそとした声が不快だ。
見下ろす視線も腹立たしい。
大きな図体だって不愉快だ。
この男が嫌いだ。

「そもそも捕まる方が悪い。」
「そういうことをしたんだからな。違うか?」

音を立てる檻がうるさい。
早く帰れ。話すことはない。
目は逸らさず、むしろ睨みつけて言う。


さて、貴方が来たのが昼を過ぎた時間帯なら。
男の顔色は悪く、左の手には包帯が巻かれていたはず。
何も無傷ではないのだ。これも報いは受けている。
それだって、貴方にとってはどうでもいいことかもしれないが。
(-405) 2023/09/25(Mon) 18:28:17

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

────初めは弁護士を呼べの一点張りだったくせに。
とは、わざわざ口にしない。
男の目の前にいるのはアレッサンドロ・ルカーニア。ノッテファミリーの幹部カポ・レジーム。港の支配者。
この男が最も嫌うマフィアだ。
男はマフィアを嫌っている。

それでも。
単に嬲り排除するのではなく、法に則って裁きを下そうという気は合った
────その法が悪法であれば無意味な真摯さだ


は、とこれはひとつ息を吐く。
努めて冷静でいようとする仕草だった。かつてのけだものは今鳴りを潜め、そこにいるのは単に一人の巡査長。
ととん。再び紙面をペンが叩く。とん。とん。

「アリソン・カンパネッロ。」
「お前が口に出した名前だ。」
「どうしてお前が知っている、何を知っている。」

聞きたいことはそれである。
言ってやったぞ、さあ聞かせろ、と。
煮えはすれど燃えない金が語った。
(-409) 2023/09/25(Mon) 18:46:46

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ

「ええー。気になるのにい。」
「はあーい。」

一瞬口を尖らせるも、次の時にはへらへらと。
私語を注意された子供の態度で笑っている。

「……。」

着席をすると、打って変わって、今度は静かな女だった。
ただそのつま先が、ぱたぱたと揺れている。
とん、とん。あなたの鳴らす音。
それに合わせて、音もなく床を叩く。
(-411) 2023/09/25(Mon) 18:52:01

【秘】 corposant ロメオ → 幕の中で イレネオ

「あ、なんだ。あんたちゃんとやむを得ないって思ってんだ」
「よかった〜。暴力振りてえから警察やってんのかと思った」

安心したわ〜、と心にもない事を言う。
そこでようやくまた口元に薄く笑みが浮かぶのだった。

「おや。そらごもっともだ。捕まるには捕まる理由がある」
「例えば猿の考えた横暴な改正案とかな」

かつん。かつん。
叩く音は続いている。貴方の神経を逆撫でする為の音。
傍迷惑なメトロノームが、二人の間で響いている。

「じゃああんたも悪いのか?檻の中のお人」
「なんで俺が檻の外こっちに居るんだろうな?」

「世の中には良い法律と悪い法律がある……
 今回のはことさら悪い。数撃ちゃ当たるって?
 ダセェな……所長代理顔真っ赤かよ」

何のために男がここに居るのか。
ただの嫌がらせ
だ。
敵討ちにしては陰湿で、悪戯にしては大胆。
憂さ晴らし、八つ当たり、その他諸々。
なんにせよ質の悪い事!


「おかげですっかりここはサーカステントだ。
 悪人嬲りは正義の人々の心をスッキリさせる
 脱法エンターテイメントですからね。
 楽しそうで何よりだよ……」
(-412) 2023/09/25(Mon) 19:08:21

【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオ

/*
拷問売りの少女様Ciao!夏に瓶ラムネ、そして最後の狂犬です。
拷問販売ありがとうございます。よろしくお願いします。

@イレネオさんの状況ついて
凡そそういった事情をお察ししておりましたので問題ございません。
ご丁寧に回答ありがとうございます。

A聞き出してほしい情報について
聞き出して欲しい情報とは少し異なりますが、マフィアから押収した銃の所持についてボイスレコーダーはありますが件の警部補との証言の食い違いもあり、
また、A.C.Aにてマフィアの一人が仲間であったり、ルチアーノさんと仲良く歓談検挙(ルチアーノさん出頭)、>>L4 のダニエラさんは簡単に自首をしないような罪でありながらリヴィオと共に出頭してきた点から、
リヴィオ・アリオストはマフィアの内通者ではないかと上層部が疑っている形が一番拷問を受けやすいのかなと思いました。
質問にするのであれば「内通者か否か」「銃の使用目的は?」等でしょうか。
勿論否定しますし実際異なりますが、簡単には口を割らないような質問である点から気にせず拷問していただいて大丈夫です。
殆ど何もしていないのに拷問するのはどうなんだ?という場合は遠慮なくお伝え下さい。

B特にされたい拷問について
特にというのは思い付かず、申し訳ございません。負担のない範囲で行っていただければと思います。

CNGについて
実は当方こういった方面で特にNGというものはございませんが、今回の状況において後(エピ)にこうでない方がいいという点が欠損・後遺症の二点となります。
水責めや爪剥ぎ・骨折等治療可能な物は大丈夫です。是非。

Dその他について
恐らくダニエラさんについて「彼女の爪を剥ぐのは遠慮して欲しい」と口にしますが、あくまでRP上となりますので、NGとしての発言ではございません。
御相手様の希望の可能性もございますし、もしものために先のお伝え失礼致します。
また、現在体調不良電池切れ人間で右手は猫による引っ掻き傷で化膿し発熱、頭痛、食欲不振状態です。
表の通り病院へは一度出頭前に行きました。念の為の情報提示です。

こちらこそ長文失礼いたしました。何か不明点・質問等ございましたら遠慮なく仰っていただければと思います。
(-413) 2023/09/25(Mon) 19:25:47

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

――甲を撫でただけでは、親指の具合には気付く事はできなかった。せっかく包帯を巻いているのを暴くような真似もしたくはなかったし、あまり強く聞くのも嫌がりそうな気配がしていたから。
それでも、痛そうなのはわかったから、あとで痛み止めを正規の手段で差し入れするつもりで居たが。


「キス、されるのかと思ったのに」

あの時はキスどころか変顔をされたけど、今度は違うと思う。
思ったけど、その唇はなかなか降りては来なかった。

「キス、されるのかと思ったのに」

ガラスの壁のない金の瞳をじっと見て、くすりと笑う。
強引なくせに、こんな時はいつも止まるし。
なんでも確認しようとする。
そんな、犬のようなあなただ。

”いいよ”をしたら、多分。



あなたが躊躇するなら。
目を閉じてあげようか。
(-420) 2023/09/25(Mon) 20:39:12

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

「っ…!」

テオドロに聞けば良い。
そう口に出そうになったけれど
弟をこんな男の手に晒すのは、許せなくて。

「は、っぅ……んっ……
そういう逢い引きするような相手は
男だろうが女だろうが、いねえっつってんだよ。」

体を震わせて、ぞわり、ぞわりと走る感覚を堪えて
喉を撫でられれば反射で熱い息が漏れる。

逢い引きする相手は居ないのだ。それは本当。
大切な相手は居るけれど
それこそ言えば碌なことにならないから、口には出さない。

変わらず、熱に浮かされた瞳で睨みつける。
お前なんかに屈しない、と。
(-421) 2023/09/25(Mon) 20:42:45

【秘】 花浅葱 エルヴィーノ → 幕の中で イレネオ

/*
おっかしいな……セリフの位置変えた時消したはずが残ってダブってるな……(悲しい

大事なことは2度……言ってません。言ってないよ。
申し訳ない……!
(-425) 2023/09/25(Mon) 21:12:23
 


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注目:イレネオ 解除する

生存者 (4)

フィオレ
9回 残 たくさん

うそつき

エルヴィーノ
3回 残 たくさん

何処にも行けない

ペネロペ
7回 残 たくさん

何度でも見付けて

ロメオ
8回 残 たくさん

ひとのかたちは

犠牲者 (12)

ガイオ(2d)
0回 残 たくさん

 

エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
47回 残 たくさん

Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

いつでも傍に居る

ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

白鳥は唄えない

アリーチェ(5d)
0回 残 たくさん

そうだ、わたしは

ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

ほんとは、まだ

処刑者 (4)

ヴィットーレ(3d)
1回 残 たくさん

 

テオドロ(4d)
3回 残 たくさん

枯れない心を

ネロ(5d)
0回 残 たくさん

 

ダヴィード(6d)
4回 残 たくさん

また会いましょう

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