人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

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視点:


【独】 あなたの盾 スピカ

/* 意外といっぱい生きてるな〜
(-1) 2021/05/30(Sun) 20:02:21
スピカは、ご飯を食べました。
(c0) 2021/05/30(Sun) 20:03:16

【墓】 あなたの盾 スピカ

『いない』女が、食堂に姿を表した。
もっとも食事目当てではない。

チャンスがあれば回収はするが。


守るべき対象を把握するには、食堂に顔を出すのが
おそらく一番手っ取り早いと考えたからだ。
それに自分なら、心無い暴力や、大人の治療を受けた時に
一番被害が少ないと考えているからだ。
他人には言わない。怒られるから。


暫く、食堂の様子を監視していた。
(+0) 2021/05/30(Sun) 20:17:35

【独】 あなたの盾 スピカ

/*待って待ってあmって
(-5) 2021/05/30(Sun) 20:24:35

【独】 あなたの盾 スピカ

/*
メモを見て思ったんですけど、
人肉食の者とスピカの再生能力はめちゃくちゃシナジーがあるのでは?
(-8) 2021/05/30(Sun) 20:44:16

【独】 あなたの盾 スピカ

/*
でもそもそも人の肉を食いたくなさそうですね。
(-11) 2021/05/30(Sun) 20:47:06

【秘】 いたがる ルヘナ → あなたの盾 スピカ


 あの中庭で別れて、朝。偶然は重なるものらしく、
 あなたは幾度となくルヘナとすれ違う。
 しかしその瞳は不自然にそらされ、
 声を掛けようとも反応は示さなかったのだが。

 ……あなたの自室のドアに、一枚の手紙。

 そこには端的に、

お前を見てもいいのかな


 とだけ書かれていた。


/*
 自爆しました!!!!!!!!!!!!!!!!!!
 ので、お手隙でしたらお付き合いいただけると……幸いです……
 舵の取り方は決めてあるので、素直に寄りかかれるようになります……
(-12) 2021/05/30(Sun) 20:51:13

【秘】 あなたの盾 スピカ → いたがる ルヘナ

スピカは、あなたの事情を、
すべて理解できていない。


だから、あなたに避けられても、
問い詰めることもしようとしなかったし、
恨むこともしなかった。

ただ、悲しくはあったが。


しかし、一枚の手紙で、彼女の考えは全部吹っ飛んだ。
どこにいるかも検討がつかないが、
とにかく会うしかない。走り出した。

/* わあ〜い
3日メモ的には部屋にいなさそうなので
遭遇場所は……任せます!!
(-38) 2021/05/30(Sun) 22:29:44
スピカは、人を探して走り回っている。
(c13) 2021/05/30(Sun) 22:31:29

【秘】 いたがる ルヘナ → あなたの盾 スピカ


 あなたが走った先、中庭にも食堂にもルヘナの姿はない。
 ただ、風紀委員である、風紀委員だったあなたであれば、
 ルヘナが図書委員に籍を置いていたことを思い出せる。

 ――――――――――――――――――――

 ……図書室にあなたが踏み込めば、
 突然の来訪者にも驚かずゆっくりと顔を上げた
 図書委員だったルヘナと目が合った。

「……スピカ……?」

 少し不安げに、おずおずと問いかける声。
 あなたを『見つける』ことを恐れるような。

/*
 うわぁいありがとうございます!
 ……せやんね具体的な場所! お手数おかけしました!!
 麦茶コップはスピカちゃん大好きです。へへ。
(-41) 2021/05/30(Sun) 22:44:53

【秘】 あなたの盾 スピカ → いたがる ルヘナ

「……ルヘナ」

探し人を、ようやく見つけた。
不安げなあなたとは対象的に、
自分が歩み寄れることがわかっているスピカは、
迷わない。

「昨日言ったじゃない。
 甘えてもいいんだって。頼ってほしいって。
 避ける理由があるのなら、
 教えてくれたっていいんじゃない?」

そう言って、微笑んだ。
そこに、あなたを責める意思は感じられないだろう。

/* ヤッタ~~わからない名前もルヘナくん好き……!( ・ㅂ・)و ̑̑
(-46) 2021/05/30(Sun) 23:10:33
スピカは、ここにいる。
(c15) 2021/05/30(Sun) 23:13:25

【秘】 いたがる ルヘナ → あなたの盾 スピカ

 迷いのないあなたの姿に眩しそうに目を細めて、
 それから表情を少し歪めて立ち上がった。
 あなたのほうに向かって一歩一歩、歩き始める。

「……かっこつかないなあ、俺……」

 ぽつりと呟かれた声。
 それから、経緯について説明するために口を開く。

「俺さ、昨日お前達と別れてから廊下で『先生』……
 ラサルハグ先生に会ったんだ」

 入れ違いで入ってきたカウンセラーの男のヒールの音が、
 今も聞こえるようで。

「先生は普通に俺を見て、話して。俺に色々聞いたよ。
 俺にとって思い入れのあるここで、誰とどう過ごしたか。
 彼らについてどう思っているのか。もう話したくないのか。
 ……俺達の扱いを知っているくせに」

 どこか吐き捨てた言葉が、なお続く。

「……俺、お前に話したよな。俺の目的は知識だったと。
 知識のためなら他の何をも捨てられると思っていたんだ。
 そのことも先生に話したら、そうしたら、言われたんだ、

 ──欲するもの以外捨てられるというのなら。
 
お前達から与えられる優しさも捨ててしまえるはずだ
、と」
(-49) 2021/05/30(Sun) 23:38:33

【秘】 あなたの盾 スピカ → いたがる ルヘナ

あなたの告白を、おとなしく聞いて、
それから、うーん。と少し考えたりして。

「なるほど?……それで、
 先生から何かもらったりした?
 言いたくなかったら言わなくてもいいわ」

「だって、わざわざ捨てさせようとするんだもの。
 そんなこと、ご褒美がなければやらないでしょう?」

そして、
ごめんね、でも、大人から与えられるものが、
私からもしも与えられるなら。と小さく呟いた。
(-54) 2021/05/31(Mon) 0:10:46
スピカは、結局守れていなかったことに苦しんだ。
(c19) 2021/05/31(Mon) 0:11:49

【秘】 いたがる ルヘナ → あなたの盾 スピカ


「先生からは……貰った、というよりは、注がれた、かな。
 ああ、やましい意味ではないからそこは安心してくれ。

 ……結局、弱っていたんだろうな、俺は。
 俺は子供側にいられない、先生は大人側だ、だから、と。
 どうしたらいいか、尋ねてしまった」

 
そのことをひどく後悔しているような声音。

 
昨日を思い起こすように己の頬を撫で、そこから腰を抱いた。


「提案もしくはアドバイスか。ともかく、言われた。
 
お前達の優しさ、言葉、姿を『見なかったことにする』

 そうすれば嫌でも優しさを捨てられると思わないか、と。
 ……いつでもこちらにいらっしゃい、だってさ」

 吐息がかかる距離で甘く蕩かすように吹き込まれた言葉だった。
 『いなくなって』過去に取り残されてしまった子供が、
 抱き締められ見てもらえたらそれは、ご褒美になるだろう。

 思い出のある大切な領域に、
 大人の腕の中で『良い子』だねと囁かれた思い出が張り付いて、
 
思い出の領域が侵された。


「……俺はそれを実行しようとして、でも、」

 
結局、できなかったからこそ。あなたにSOSが届いたのだ。


「できなかった。誰のことも捨てられそうに、なくて」
(-56) 2021/05/31(Mon) 0:31:24

【秘】 あなたの盾 スピカ → いたがる ルヘナ

「はあ、なるほどね。わかりやすいというか、
 なんていうか。
 俗に言うところの『裏切者』とかも、
 そうやって作ってるのかしらねえ」

やましい意味などと言い出すので、
ちょっと赤くなったりしたが、
それも一瞬。真面目な顔だ。

「確かに、魅力的でしょうね。
 こんなことをずっとされてたら、
 人は確かにおかしくなる。
 やっぱり、責められることじゃないわよ」

さて、この場合本当に先生が悪いのか?
一介のカウンセラーで、
ギムナジウムを握る立場でもない彼が。
そうも思っているが、それは今はどうでもよかった。


「『あちら』側より、『こちら』側を選んでくれた
 ってことでしょう?それが私にとっての救いだわ」
(-57) 2021/05/31(Mon) 0:48:30
スピカは、ルヘナに微笑んだ。
(c21) 2021/05/31(Mon) 0:51:51

【独】 あなたの盾 スピカ

私は彼の役に立てるのだろうか?
(-59) 2021/05/31(Mon) 1:06:30

【秘】 いたかった ルヘナ → あなたの盾 スピカ

「利用価値の高い子供を引き込むのがシステム化されている、
 ……確かにそういう可能性も考えられるな」

 ふむ、と。学びを得た様子で数度頷いた。
 恐らく、彼は自分がどちらに転がっても喜ばしく思ったはずだ。
 ほんの少しだけ"あちら側"に導いた、それだけで。

 手を取ってもらった自分が背を向けたこと、
 それによってあなたを傷付けたであろうこと、
 それら全てを分かっていたからこそ
 後ろめたくて言いにくかったのに。
 ――――あなたが、そう微笑んでくれたから。

「……選ばせてくれるお前がいたから、俺は……
 俺は、ここにいられるんだよ、スピカ」

 自分もこうして、ずっと『いたかった』ここにいる。
 涙に滲んだ声も、顔も、気にも留めなかった。
(-60) 2021/05/31(Mon) 1:13:23

【秘】 あなたの盾 スピカ → いたかった ルヘナ

「……私だって、あなたに選ばれたかったしね」


恥ずかしかったので、小声だ。
ああ、言ってしまった!でも、言いたかったのだ。


「『ここ』にいていいのよ。
 もちろん、ルヘナが居たいと思う限りだけどね。
 他のみんなもいる。
 忘れられた人間でなく、今を生きる人間として、
 歩いていけるはず」

ね?と、手をきゅっと握った。
きっと、あなたが迷っても。
スピカの元に来てくれる限りは、
何度だって手を取るだろう。
(-65) 2021/05/31(Mon) 1:42:50

【独】 あなたの盾 スピカ

「い、言っちゃった」

「でも、ねえ、だって」

「私だって、『いない』ことになって、
 平気なわけじゃないのよ。
 自分の立場と立ち位置を鑑みて、我慢してるだけ」

「だから、『私』を見てほしいじゃない」

「見てほしい相手に、見てほしいって言うぐらいのわがままは、
 許されてもいいじゃない」
(-64) 2021/05/31(Mon) 1:43:49

【独】 あなたの盾 スピカ

元の生活に戻りたいとは、
思わない。

風紀委員を目指した理由は、
あなたへの憧れがあったから。

他にどうすればわからなかったから。

でも、今は違う。
必要としてくれている。

私は、ここではスピカになれる。

もしも、もしもだ、
何もかもうまくいって、
みんなが元に戻れるようになった時。

彼に必要とされないなら、
このままでもいい。
(-75) 2021/05/31(Mon) 6:35:30

【独】 あなたの盾 スピカ

「ああ、我儘ね、あなた」

      「何を今更」

「でも、見解は一致しているわ」

      「そうでしょうね」

「「私は彼を、離したくない」」
(-77) 2021/05/31(Mon) 6:39:49

【独】 あなたの盾 スピカ

「嫌ね、本当。
 弱くて臆病で、一人では生きられない私」

「もっと自分の歩き方に自信を持ちなさい。
 みんなの幸せと平穏が自分の幸せだったのでは?」

「ああ」

「人って、拠り所を見つけると依存しちゃうんだなあ」
(-78) 2021/05/31(Mon) 6:43:08
スピカは、少し自分を嫌悪した。
(c25) 2021/05/31(Mon) 6:43:44

【秘】 いたかった ルヘナ → あなたの盾 スピカ


「俺に選ばれたかった? それはどういう……」


 思わず聞き返すも、あなたがそれ以上を告げなければルヘナは気にしない。

「俺は……セキレイの味方だから、
 全てを『ここ』に置くことはできないかもしれないけど。
 置けないものを抱えた俺のほんの少しだけでもお前に向けたい。
 今を生きる人間として、そばにいる前の手を取って……
 俺以外の誰かが一人でも『許さない』と言うまでは、一緒に」

 握り返しながら、ふら、とさらにあなたと距離を詰めて。
 完全に寄りかかることはできない自分に許されるただひとつの方法で、
 額をあなたの肩に押し当てるしぐさで、甘えを示した。

「スピカがいてくれて、よかった」
(-79) 2021/05/31(Mon) 6:50:47

【独】 あなたの盾 スピカ

「もっと向けてほしいの」
(-81) 2021/05/31(Mon) 7:07:23

【独】 あなたの盾 スピカ

「寄りかかってもいいのに」

やっぱり、私は止まり木であって家でないのかも
それでいいと納得しようとした。
(-82) 2021/05/31(Mon) 7:10:17

【秘】 あなたの盾 スピカ → いたかった ルヘナ

首を振る。なんでもない、の仕草。

全てを置いてもらえなくても、
彼女の表情は変わらなくて。

「………………うん。それでいいのよ。
 私は止まり木になれる。
 重いものを抱えたあなたを、
 休ませることができるはず」

自然と、もう片方の手があなたの頭に伸びた。
男の子は嫌がるかな、なんて一瞬思ったけど。
そんな考えより、体が先に動いた。

「ええ、私もこうすることができて……嬉しいのよ」
(-84) 2021/05/31(Mon) 7:27:14
スピカは、ルヘナの頭を撫でた。
(c27) 2021/05/31(Mon) 7:29:42

【独】 あなたの盾 スピカ

納得は、できなかった。 


でも、彼が本当にただの子供なら、
今ここにはいなかっただろう。

もともとありえなかった話だ。
私には、やはり
(-85) 2021/05/31(Mon) 7:30:54

【秘】 いたかった ルヘナ → あなたの盾 スピカ


「ああもう、本当に嫌だ。情けないしもどかしいし、
 ……何より、耐えなきゃいけない孤独を
 お前を利用するような形で乗り越えようとしている俺自身が、
 本当に――――」

 言いかけてはっと気づく。
 昨日彼女と話して二人導き出した答えこそが、
 孤独と孤独で集まることによる救いではなかったか。

 そのことに気付いてしまったからかは定かではないが、
 さらさらとしたツートンの髪はあなたに触れられるがまま。
 あなたの手をないものとして扱っているのではなく
 あなたから与えられるものを受け入れているようだ。

「ああ、そうか。これは利用じゃないのかもしれない。
 ――――よかったな。お前の望みは実って、今俺が救われた」
(-91) 2021/05/31(Mon) 8:35:38

【秘】 一番星じゃなくても スピカ → いたかった ルヘナ

「そうよ……利用だなんて、とんでもない。
 誰だって孤独は耐えられない。
 だから、私はあなたを支えたかったの。
 あの、『人という字は〜』みたいな話と同じよ。
 ……多分。
 そうしないと、私もどうすればいいかわからなかったし」

昨日と比べれば随分と進歩だろう。
やはり、自分が受け入れられていると実感できるのは、
嬉しい。

「あなたが救われるのが、私の救いだから。
 もちろん、他の人も救いたいけどね」

でも、私にとって一番救いたいのはあなただから。
ともつぶやいた。

 
(-103) 2021/05/31(Mon) 10:15:49
スピカは、これでいいと自分に言い聞かせた。
(c31) 2021/05/31(Mon) 10:16:25

スピカは、キノコを食べている。
(c32) 2021/05/31(Mon) 11:36:19

【独】 一番星じゃなくても スピカ

キノコ判定
偶数 おいしい
奇数 当たる
(2)1d6
(-106) 2021/05/31(Mon) 11:37:21
スピカは、おいしく食べた。
(c33) 2021/05/31(Mon) 11:38:24

【墓】 一番星じゃなくても スピカ

中庭にやってきた。

シェルタンは『そうでなくなった』らしいが、
依然としていない者はいる。
まあ、私もそうなのだが。

個々人の事情なんて、わからない。
でも、動かなければ人を救えない。

だから、とりあえず中庭に来た。
昨日はここに人が集まったから。
表の担当がシェルタンならば、
私の担当はこちらだろう。

笛を吹くような風流な真似はできないので、
とりあえず食べられそうな草を物色していた。
(+14) 2021/05/31(Mon) 12:27:57
スピカは、みんなを支えられたらそれでいいと思おうとしている。
(c36) 2021/05/31(Mon) 12:29:43

【独】 一番星じゃなくても スピカ

嘘。
(-111) 2021/05/31(Mon) 12:30:05

【秘】 いたかった ルヘナ → 一番星じゃなくても スピカ


「俺が救われるのがお前の救い、なら……
 お前もまずはひとつ、救われたことになるんだな。
 よかった、お前が救われてくれたのなら、本当によかった……」

 これは本心だ。散々傷付けておいて言えた話ではないが、
 あなたのことは大切に思っているし、
 あなたに幸多からんことを願ってもいる。

 ……居場所を失ったまま垂れ下がっていた何も掴めずにいた手が
 そっとあなたの背に回されて、優しく添えられる。
 抱きしめるというには力があまりにも入っていないそれが、
 今まで引いていた線をほんの少しだけ超えるものだと
 あなたにはわかるかもしれない。

「俺なんかを救い支えてくれるお前に、
 ひとつでもいいから報いたい。
 スピカ、俺からお前にできることは何かあるか?」

/*
 なうぷれ、『心做し』です。対戦よろしくお願いいたします。
(-114) 2021/05/31(Mon) 13:01:59

【秘】 臆病者 スピカ → いたかった ルヘナ

「そうよ。あなたが私の部屋に来て、
 手を引いてくれたその時から。
 あなたの救いが私の救いにっ……」

背中に回された手に、体が反応する。
予想外だったから。
でも、待っていたものだ。

そして、考える。
自分が報われる方法を。
わたしを一番にしてと言いたい。
あなたを地獄に落とした者よりも、
私の方がうまくやれると言いたい。
でも、それはきっと叶わないから。

「……じゃあ、もっとちゃんと抱きしめて。
 …………それでいいから」
耳まで真っ赤にしながら、そう言った。
(-126) 2021/05/31(Mon) 14:25:21
スピカは、自分の本音から逃げ出した。
(c42) 2021/05/31(Mon) 14:25:56

【墓】 臆病者 スピカ

>>+16
「こんにちは、イクリールさん」

まあ、実際のお目当てはイクリールだった。
スピカから見て、もっともわからない子、
それがイクリール。

「ねえ、私ずっと疑問だったの。
 こうなった子って、多かれ少なかれ変わるものじゃない?
 私だって、多少は変わってると思う。
 だけど、あなたは変わらない」

「他人からの扱いなんて関係ないかのように振る舞うし、
 今日もこうして、まるで『いる』ように、ここにいる」

「みんな救いたい、なんていうけど、
 あなたに関してはとっかかりも、問題も掴めない」

これは詰問とか、そういう意図はないんだけど、
と前置きして。

「ねえ、あなた、一体何を抱えてるの?」
(+21) 2021/05/31(Mon) 14:48:14

【秘】 いたかった ルヘナ → 臆病者 スピカ

「……わかった、それじゃあ」

 言葉とは裏腹に、一度身体は離れる。
 握り合っていた手もそっとほどいて一度向き合って、
 ……あなたの表情を見て、くす、と小さく笑う。

 
ああ、本当に俺は。

 
正しくお前に報いることができないみたいだ。


「――――スピカ」

 優しく名前を呼んで、今度は両手で抱きしめた。
 
首筋にある噛み跡、赤い鬱血痕があなたに見えるかは分からない。

 強く抱き締めているはずの腕はきっと苦しくなるには弱すぎて、
 服越しに触れ合う身体はとても細いものだ。

「お前のことだって、大切だよ」
(-128) 2021/05/31(Mon) 15:04:05

【墓】 臆病者 スピカ

>>+22 イクリール

「ああ、確かにイクリールさんの言う通り。
 手を施さなくてもいい病気だってある。
 それが病気かどうかすらわからない子も。
 ただ、大人から見たら異常というだけで、
 ここにいる子もいますものね」

自分だってそうだ。
こんなところに押し込められるという点で、
スピカはこの病気が嫌いだったが、
今はもうそうではない。
彼の盾になれるから。

「オーケー。私が間違ってるわね、確かに。
 いない子と向き合うのに、
 偏見を持っていたらどうしようもないわ」

「……あなたに余裕があるのなら。
 イクリールさんも手伝ってくれる?
 私に何ができるかなんてわからないけど、
 でも、こうやって私たちが日常を過ごすだけで。
 人を受け入れられると示すだけで。
 助かる子たちがいるはずなのよ」

そう、ルヘナに教えてもらったから。
(+23) 2021/05/31(Mon) 15:51:41

【秘】 臆病者 スピカ → いたかった ルヘナ

「え……ちょっ……と、」

離れていくあなたに、困惑し、
顔を見られれば伏せようとして。
でも、きっと全部無駄な努力だったろう。
だって、もう隠せるような気持ちじゃないから。


「ーーぁ」

心臓が跳ね上がる。
目に入る、あなたの『治療』された後も。
抱かれる力も、細い体も。
全てから、あなたを感じる。

「ルヘナ…………」

自分が望んだものが、いま与えられたはずなのに。
少しだけ泣いている自分に、困惑した。
そんな涙に気づかれたくないなと思いながら、
あなたに身を委ねる……。
(-133) 2021/05/31(Mon) 16:13:59
スピカは、ルヘナに抱かれている。
(c43) 2021/05/31(Mon) 16:15:06

【秘】 いたかった ルヘナ → 臆病者 スピカ


 "愛された"痕も、それを蹂躙した痕も残った身体。
 まっさらになってしまうあなたとは対照的な身体。
 色んな意味で対照的なひとりとひとりで触れ合っている。

「……ああ。俺はここにいるよ、スピカ」


 それだけ優しく語る口調はひどく穏やかで、
 今だけはあなたを甘やかすように背を撫でた。

 あなたの盾にも剣にもなれない自分ができること。
 それはきっと、その涙に気付かないでいることだろう。
(-134) 2021/05/31(Mon) 16:54:17

【独】 臆病者 スピカ

大絹肌苫屋茸kinoko大絹肌苫屋茸kinoko豹紋黒湿地kinoko黄疣傘茸kinoko虎列剌茸kinoko鱒茸kinoko赤茸kinoko
(-137) 2021/05/31(Mon) 17:10:52

【墓】 臆病者 スピカ

>>+24 イクリール
「そうね……
 受け入れられなかった子を、
 受け入れられればいいんだけど」

スピカは裏切られても許したいと思っていて、
誰にだって隠し事はあるから、それも許したくて、
話したくないことを話さなくても
受け入れたいと思っていた。
止まり木になるべきだと言い聞かせてきたスピカには、
当然の道理だった。

「うん……やっぱり、イクリールさん、年上じゃない?」

精神的に勝てる気がしなかった。勝負するものでもないが。

「ま、毎日増える『いない』人を探すところからですかねえ」

解決すべき問題があろうとなかろうと。
孤独に完全に耐えられる子供は、きっといないだろうから。
(+28) 2021/05/31(Mon) 17:52:10

【秘】 乙女座 スピカ → いたかった ルヘナ

大切だって言ってくれたから。
ここにいると言ってくれたから。
スピカは頑張れる。
と自分に言い聞かせた。


それでも、今だけの権利を手放したくなくて、
背を撫でられるに委ねる。

「……ごめんね、我儘で。
 もう、大丈夫だから」
これ以上依存を見せてはいけない。
本命のいるであろう彼を失望させたら、取り返しがつかない。

ぽつりと言葉が漏れた。
(-139) 2021/05/31(Mon) 18:07:26
スピカは、スピカを鼓舞した。
(c45) 2021/05/31(Mon) 18:08:07

スピカは、スピカを鼓舞した。
(c46) 2021/05/31(Mon) 18:08:16

【秘】 いたかった ルヘナ → 乙女座 スピカ


「年下の立場かつ今まで散々振り回した俺がいうのもアレだが。
 いいじゃないか、我儘のひとつやふたつ。
 それにお前に『そっくりそのまま言葉を返』したはずだぞ、
 
お前はもっと人に甘えていい


 散々我儘を言って、散々取り乱したのは自分だ。
 自分ばかりが貰っているのに彼女に返さないのは義に反する。
 お安い御用だと言いたげに数度、ぽんぽんと背を叩いてから
 そっと腕の力を緩めた。

「俺達は独りから二人になったけど、
 これから俺達の周りの人はきっともっと増えていく。
 お前はどんどん『風紀委員』じゃなくて
『スピカ』だからこそ

 必要とされていく場面が増えるだろう。
 ……そういうスピカを見て俺は、誇らしくなって……
 ……そんな未来が来るかもしれないと思っているんだよ」
(-140) 2021/05/31(Mon) 18:39:42

【墓】 乙女座 スピカ

>>+29 イクリール

「っあー……駄目ね。全く。
 年齢とか、病気とか、
 そんなものに囚われる頭は、なかなか直らないわ」

自分の想い人だって、結構な年齢差だというのに。

――記憶の端にいるイクリールの姿が、
ようやく理解に及ぶ範囲にやってきた気がした。
ああ、なるほど。彼女は私なんかよりも、ずっと……
なんて強くて、立派なんだ。


「あ、それはイクリールさんも知らない感じなのね。
 なんとなく、なんでも知ってる感じかと思ったけど」

それじゃあ、一緒に探しましょう、
と微笑んだ。
一人より二人、そこにある意思は、
確かに何かを変えると信じているから。
(+35) 2021/05/31(Mon) 20:05:48

【秘】 乙女座 スピカ → いたかった ルヘナ

「うん……ちょっと、甘える決心がつかなくて」

だが、あなたの言葉を聞いていると、
その思いが揺らぐ。

「俺達……そうね、『二人』なのよね。
 私達なら、頑張れるはずだし、
 みんなの居場所も作れると思う」

そう言ってもらえる。
それが嬉しいし、あなたに誇らしく思ってもらえるのは、
喜びだった。
そして、もう我慢できそうになかった。


「ねえ、我儘を、思いついたわ。
 あなたはどうせ断るだろうけど。
 それでいいのよ。本当に我儘なんだから。
 これは、辛抱が足りない女の駄々と思ってほしいの」
(-146) 2021/05/31(Mon) 20:36:57
スピカは、イクリールの手を握った。未来へ、一歩ずつ進んでいこう。
(c50) 2021/05/31(Mon) 20:37:37

【秘】 諦観 スピカ → いたかった ルヘナ

「私をあなたの一番星にしてほしい……の」

ああ、ついにやった!でもいいのだ。
これは、例えばこの施設の仕組みを変えられる、と嘯くような。
そういう類のものだ、ただ、自分が我慢できなかっただけ。


「……ほら、我儘も我儘でしょう?
 だから、言わなかったの。忘れて」

私はさっきので満足しているから、とフォローを入れた。
(-147) 2021/05/31(Mon) 20:40:27

【独】 諦観 スピカ

口に出せばお互いに苦しむだけなのに。馬鹿ね。
(-148) 2021/05/31(Mon) 20:41:04
スピカは、答えに期待していない。
(c51) 2021/05/31(Mon) 20:41:19

【秘】 いたかった ルヘナ → 諦観 スピカ


「我儘?」

 そう、尋ねた時にはもう予感はしていた。
 あなたに大切にされていることは分かっていたし、
 先程あなたが求めたことの時点で、
 抱きしめる前、耳まで真っ赤だった時点で、
 ……肩口をほんの少し濡らした、涙の時点で。
 分かっていた。予感はしていた。

 その言葉を本当に受け取ってしまうと、やはり、
 こころがいたんでしまうのだが。


「……お前の言う『一番星』の意味が『恋人』であるのなら、
 俺はその我儘だけはきいてやれない。

 
あいつから俺が『見え』なくなったとしても、

 
俺はあいつのモノだから


 届かないものに手を伸ばす苦痛は自分も知っている。
 苦痛から逃れるために更なる苦痛を重ねたから、ここにいる。
(-153) 2021/05/31(Mon) 21:13:09

【秘】 いたかった ルヘナ → 諦観 スピカ


「でも、『いなくなった』子供になって感じた苦痛の中で、
 真っ暗になった世界の中で、……幸福な思い出の残骸の中で。
 俺が『ここ』で仰いだ一番星は、
お前
だ」

 あなたが輝いた時、目標を取り戻した時。
 自分は確かに、このギムナジウムで
を仰いだ。
 スピカの元に大切な星々が集う未来を想像することができた。
 一番星を掴めはしなくても、
 
その輝きに思いをはせることはできる。


「それだけは忘れないで。
俺の一番星
(-154) 2021/05/31(Mon) 21:14:32

【秘】 諦観 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

「うん、わかってた、わかってたの。
 ……ごめんね、そんなこと言わせて」

自然に笑おうとした。
笑えただろうか?自分では、わからなかった。

だから言ったのに、バカな女。


これで諦めがつく、そのはずだったのに。
(-160) 2021/05/31(Mon) 21:49:59

【秘】 諦観 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

「何よ、何よ、もう……一番星って……
 そういうのじゃないのに……
 もう……バカ……」

自分で
を夜空に浮かべて、それを仰いで、
一番星だなんて。
そんな狡い言葉をかけられたから。

「えぅ……あはは……ほらもう、涙が、ほら、ねぇ」

もう、喜んでいいのか、素直に悲しんでいいのか、
わからなくなって、頭の中がぐしゃぐしゃで、
きっとひどい顔になってると思いながら、
泣き笑いのような表情を浮かべた。
(-163) 2021/05/31(Mon) 21:54:32

【秘】 星の加護を得た ルヘナ → 一番星 スピカ

「……ごめん。ずるいことを言っているのは分かってる」

 自分より年上で、自分より小さくて、
 自分と同じくらい弱いあなた。
 何か少しでも違っていたのなら
 あなたの望む『一番星』を胸に抱けたはずだった。
 こんなに泣かさずに済む、はずだった。

 ――――全ては夢物語だ。
     星はこの手に掴めない。




自分の愛の向く先に幸せがないのだとしても。
地獄しかないのだと分かっていても。
自分は、彼のことを許し続けると決めたのだ。



 再度、今度はあなたに願われたからではなく、
自分の意志で抱きしめる。
 きっとそんな顔は見られたくない、だろうから。

「泣かせた側の言えたことじゃないのは理解しているんだが、
 ……苦しみは、吐き出せるなら吐き出したほうがいい。
 お前が教えてくれたことだ」
(-170) 2021/05/31(Mon) 22:30:38

【秘】 『一番星』 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

「本当よ……本当にずるい。
 そんな、ただ断られただけなら、
 私だってすっぱり諦めたのに」

あなたの腕の中で、体を震わせて、
泣き続ける。

「うう〜〜……
 こうやって、ぐす、あなたに抱きしめられてるのも苦しいの。
 だって、ルヘナが欲しくなっちゃうから……」

堰を切ったように、あなたへの想いを吐露し続ける。
ずっと、叶わないとわかっていて押し込めていた心を、
たった今、吐き出してしまったから、
もう感情を止めることはできなかった。

やがて、紡ぐ言葉も浮かばなくなったころ、
スピカの涙も止まった。
(-175) 2021/05/31(Mon) 22:56:16
スピカは、ルヘナの腕の中で泣いている。
(c60) 2021/05/31(Mon) 22:58:30

【秘】 星の加護を得た ルヘナ → 『一番星』 スピカ

「うん、」

 相槌以上の言葉は何一つ口にできなかった。
 自分には、自分にだけは、あなたを慰める言葉を投げる資格はない。
 あなたが自分に抱いてくれていた想いを、
 あなたが押し込めていた愛を聞いている最中。
 一度だけ、あなたを抱きしめる腕の力が強くなった、気がした。

 あなたの嗚咽が収まった頃、
 そっと身体を話して二歩だけ下がる。

 『仲間』と話す距離にしては近く、
 『恋人』と話す距離にしては遠い、
 『あなた』との距離。

「俺が言えたことではないが、ってこれ何度言うつもりだ……
 ともかく、吐き出すことも覚えたようでよかったよ。
 ……あまり顔見られたくないよな。このまま席外そうか?」
(-183) 2021/05/31(Mon) 23:18:34

【秘】 『一番星』 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

あなたが、相槌だけでいてくれて助かった、と感じた。
これ以上優しい言葉をかけられたら、きっと。
強引にでもあなたを手に入れるために動いてしまうから。


「……うん、ずっと此処にいるわけにもいかないしね。
 もともとはあなたを助けるために探してて、
 ここにきたわけだし。
 なんてざま……ってカンジ」

ハンカチで顔を拭いても、それでも多分ひどい顔だ。

「うん、そうね。もっと美人な私を見たほうがいいと思う。
 あ、でもね、その前に一つだけ聞いて」
(-188) 2021/05/31(Mon) 23:37:32

【秘】 『一番星』 スピカ → 星の加護を得た ルヘナ

「私、結構執念深いのよ。
 こんなことになっても、人を救いたいと思うぐらいにね。
 つまり、あなたを諦めちゃいないってこと。
 ああ、でも、あなたを傷つけるつもりは勿論ないわ。
 そんなことをしたら意味がないもの」

そういうと、パン、パンと手を叩き、
ま、話はこんなところね、と言った。
そういう態度を取らなければ、
永遠に引き止めてしまいそうだったから。
(-192) 2021/05/31(Mon) 23:41:06
スピカは、決心をしたようだ。
(c63) 2021/05/31(Mon) 23:42:00

『一番星』 スピカは、メモを貼った。
(c64) 2021/05/31(Mon) 23:42:39

【秘】 星の加護を得た ルヘナ → 『一番星』 スピカ


「……ああ、そうか。ありがとう、スピカ」

 救いたい、諦めない、と告げてくれるあなたの優しさが。
 散々傷付けた自分に対して
 傷付けるつもりはないと言ってくれるあなたの優しさが。
 本当に、眩しくて。

「それじゃあ俺は行く。しっかり顔を洗っておいてくれ」

 それだけ告げて、去っていく。
 ここにいつまでもいてしまったら、
 いつ『彼』が来るかも分からないから。
(-194) 2021/06/01(Tue) 0:09:21
スピカは、ルヘナを笑顔で見送った。
(c66) 2021/06/01(Tue) 0:13:53

スピカは、誰もいない図書室で、もう一度泣いた。
(c68) 2021/06/01(Tue) 0:15:25

【独】 『一番星』 スピカ

「ばか。ばか。ばか。ばか。ばか。
 なんてことをしたの。
 なんてことを言ってるの。
 叶わないってわかってるのに!
 一時の感情で!
 そうやって言いたいことを言っちゃ駄目なの!」
(-196) 2021/06/01(Tue) 0:18:23

【独】 『一番星』 スピカ

「ううっ……うう〜〜〜〜〜〜……
 叶わない夢って理解してても。
 私の初恋は叶わないって理解してても。
 諦められないの。諦められないじゃない。
 うう〜〜〜〜〜…………
 ルヘナぁ……好きなの……好きよ……」

彼を思うと、心が暖かくなるのがわかる。
体も、熱くなるような。
(-197) 2021/06/01(Tue) 0:22:23

【独】 『一番星』 スピカ

自らの体に、そんなことを思いながら触れようとして。

「っ……」

もう、何やってるの?
最低よ。
本当に最低。
みっともないったらありゃしない。
惨めになるだけなんだから、やめなさい。
(-198) 2021/06/01(Tue) 0:24:58

【独】 『一番星』 スピカ

「大丈夫よ。
 私は諦めないって言ったじゃない。
 ルヘナ。私は諦めないんだから。
 たまには私だって欲しい物に向かって走り続けるのよ」
(-199) 2021/06/01(Tue) 0:25:36
スピカは、図書室から立ち去った。
(c70) 2021/06/01(Tue) 0:25:48

【独】 『一番星』 スピカ

/*
もうキノコ食うことしかやることないわ
(-205) 2021/06/01(Tue) 0:33:50

【独】 『一番星』 スピカ

乳粟茸kinoko
蛇茸擬kinoko
毒紅茸kinoko
栗色唐傘茸kinoko
豹紋黒湿地kinoko
姫網代傘kinoko
キノコの読み方わからんのやよね
(-209) 2021/06/01(Tue) 0:44:38

【独】 『一番星』 スピカ

/*
もしかして、ルヘナが何らかの形で想い人と同じ土俵に立った時、
私は宙ぶらりん?
(-210) 2021/06/01(Tue) 0:53:57
スピカは、くしゃみをした。
(c77) 2021/06/01(Tue) 8:43:10

【墓】 『一番星』 スピカ

森の近くを歩く。

「あ、看板残ってる、よかった」

わざわざ、口に出して言う。
それは彼女が考えた決まり事の一つーー口に出すこと。
そこにいる、と主張するために。

ほとんど日にちは立っていないのに、
色々あったなあと思い返す。
突然大人に呼び出されて、
殴られて、他にも色々されて。
恋をして、失恋して。

「あっ……まずいまずい」

意中の相手のことを考えてたら泣きそうになったので、
慌てて思考を切り替えた。

「いない人に目を向けようとする人も増えたもんね」

こっそりと『見る』、それでもいいのだ。
それは確実な一歩だから。

しばらく、森の近くを散策しているだろう。
(+51) 2021/06/01(Tue) 11:04:19

【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ

「────スピカ!」

森を散策するあなたにぱたぱたと歩み寄る
少女の声はそれほど張り詰めたものではなかったけれど
呼び掛ける為か、いつもよりは少し大きなものだった。

「よかった、ここにいたのね…
 『いない子』は……見つかった?」

ふう、と一つ息を整えて、
それから要件を口にした。
カストルとポルクスと、それからメレフの姿が見えないのだけれど。
自身の見てきたものを、そう続けて。

その腕には、誰かからの手紙が抱えられている。
(-312) 2021/06/01(Tue) 14:45:36

【秘】 『一番星』 スピカ → 夢の続きを イクリール

「イクリールさん……」

首を振った。

「てんで駄目ね。
 そもそも森を探すのにも無理はあるんだけど」

でも、私たち以外は、こんなところに目を向けない。
とも続けた。

「……なるほど、あの三人が…ね」

困ったな、という顔をした。
メレフとはたいした親交がないし、
カストルとポルクスに関しては親交があっても、
理解するのは難しい。
つまり、行くあてが思いつかない。

「……それは?」
自然と、手紙に目が行き、尋ねた。
(-316) 2021/06/01(Tue) 15:08:11

【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ

「………そう…
 ううん、でも、そうね。探すしかないわ。
 だってみんな、『いないはずがない』のだもの。」

スピカの言葉に、一度目を伏せた。
けれどすぐに首を振って、また前を見る。
進もうとしなければ進めない。簡単な事だ。

「あ……ええと、そう、シトゥラから…
 手紙を、預かってきたの。スピカにって…
 スピカが嫌でなければ……読んであげてほしい」

それから、スピカの問いにそう答えて、
これまで何度もそうしたように、おずおずと手紙を差し出した。
(-319) 2021/06/01(Tue) 15:21:15

【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ

/*

どうも業の配達人です。
あいつ訴えたら勝てる気しかしなくなってきました

スピカが手紙を読む事を選ぶ場合、
その事を中澤がシトゥラPLへ伝えて、その後に
手紙の内容がシトゥラの方から秘匿にて開示されますので
この場では受け取るだけ受け取って
内容は後で読む感じのロールにするのがよいと思います。
(-320) 2021/06/01(Tue) 15:23:45

【秘】 『一番星』 スピカ → 夢の続きを イクリール

「シトゥラから?」

予想しない相手というか、
そもそも考慮していない相手だった。

イクリールともスピカとも『場所』が違う人間からの、手紙?
それも、今更。

「まあ、読まない理由もないけど」
ブラキウムが我々に働きかけてきたように、
シトゥラにも何か思惑があるのだろう。
などと考えを巡らせながら、手紙を受け取った。
(-321) 2021/06/01(Tue) 15:32:10

【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ

「……スピカがそう言ってくれてよかった。」

確かに届くべき先へと届いた手紙に、安堵の息を吐く。
手紙を宛てられた生徒達は、皆それを受け取ってくれた。
その事が、自分の事のように嬉しかった。
確かにシトゥラに歩み寄ろうとしてくれる人が居るのだと。

「じゃあ、わたしはもう行くわね。
 カストルも、ポルクスも、それからメレフも…
 『みんな』を探しに行かないと」

わたしも無理はしないから、スピカもどうか、無理はしないで。
そう言って、いつものように微笑んで
それから小さく手を振って、イクリールはその場を後にした。
(-325) 2021/06/01(Tue) 15:44:44

【秘】 夢の続きを イクリール → 『一番星』 スピカ

/*

今しがたスピカに手紙渡すロールして来たよ!
ってシトゥラPLに連絡を入れておいたので
あとは手紙の内容開示をお待ちください。
業深い爆弾を受け取ってくれてありがとうございました。
(-327) 2021/06/01(Tue) 15:46:48

【秘】 『一番星』 スピカ → 夢の続きを イクリール

「うん、イクリールさんは特に気をつけてね。
 お忍びなんだし」

微笑みを返しながら、あなたを見送る。
それから、さて、……と手紙に手をつけた。

/* 某彼のことも全面的に許す私が学級裁判を起こすかどうか、乞うご期待!
(-330) 2021/06/01(Tue) 16:04:53

【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ

……手紙の裏に一言。

君がどうなっても僕にとっては頼もしい仕事のできる風紀委員だよ。
ありがとう。
(-352) 2021/06/01(Tue) 18:00:25

【秘】 徒然 シトゥラ → 『一番星』 スピカ

渡された手紙には、丁寧にあなたの文字が書かれている。

『スピカへ
 
 スピカのお腹の調子が心配です。
 いつも自分の分まで食べてもらっていたことが
 あんなにも当たり前のように思っていたことに今も驚いている。
 キノコを拾って食べていない?
 あんなに森ではしゃいでいるスピカは初めて見たから
 もしかしたら本当は、やんちゃな女の子かと改めていたよ。


 他にもいくつか文字が連なり、内容は
・この手紙が届いたということは、部屋に自分がいないということ
・紙袋を見つけて手紙を手にした場合、『イクリール宛て』のものを
 彼女に渡してくれるとすごく嬉しいということ
・残りの手紙は紙袋の中に、その場に置いておいて欲しいそうだ。


『こうして手紙を書いたのは、知らせたいことがあったから。
 実は、○月○日(5日目=エピローグ)から
 ボクが食堂にいけるかわからないんだ。
 イクリールと食事をする約束をしていたんだけど、
 知らないままイクリールが来てしまったら寂しがると思ったから、
 この手紙が無事に届いていたら彼女にも伝えて欲しい。』


(-355) 2021/06/01(Tue) 18:02:11
スピカは、手紙を読んだ。嫌な予感がした。
(c82) 2021/06/01(Tue) 18:03:12

【秘】 徒然 シトゥラ → 『一番星』 スピカ


『明るくていつも支えてくれたスピカやシェンが居なくなったとき、目立つ年長がレヴァティと自分だけになったんだあのクラス。

 寂しくって仕方が無くて、スピカの代わりなんて誰も居なくって。
 本当に自分がいつでも会える存在だと思っていたのを自覚した。
 おすすめのパンや食事もっと教えてもらえば良かった。

 またみんなで食事ができるように、いい子を続けてしまうけれど
 忘れない。いつか気にせずまた話ができるようにする。
 それまでどうか体に気をつけて。
 女の子なんだから、いっぱい頼っていいと思うよ。
 食べないボクが言えたことじゃないけどね

 シトゥラ』



/*
 一本満足です。
 シトゥラの部屋の前に紙袋があるイベントでした。
 イクリールが見つけてくれたので文面にある内容はイクリールに既に伝わっていますが、手紙の文章としてはこう書かれていたという記述をそのまま載せています

 それを話すも話さないもどちらでも問題ありません
 お付き合いくださり、読んでくれてありがとうございました!
(-357) 2021/06/01(Tue) 18:05:14
スピカは、ブラキウムの行く末を案じた。
(c84) 2021/06/01(Tue) 19:02:24

【秘】 『一番星』 スピカ → 徒然 シトゥラ

「シトゥラさん……」

――ああ、きっと。
シトゥラも何かよくないことに見舞われるのだろう。
しかし、このことについて問い詰めることはできないはずだ。
『いい子』でありたいシトゥラにそれをやるのは、
本意ではないだろうから。

「体に気をつけるのはあなたじゃないの……」

自分は平気なのだ。
シトゥラは私の体が丈夫なことも知らないだろうけど。
自分はやっぱり無力だ。

結局、救いたい、などと言っても、
みんな手から溢れていく。

手紙を読み終わったあとも、暫く立ち尽くしていた。

/* わ〜いわからない名前です!
こちらこそちょろっと絡んだだけなのに
こんなに真心込めてお手紙くれて嬉しいです!!
(-375) 2021/06/01(Tue) 19:26:42
スピカは、二通目の手紙を読んだ。誰も救えない、と思った。
(c86) 2021/06/01(Tue) 19:30:25

【墓】 『一番星』 スピカ

 
「私が本当に救えた人はいる?」

 
(+62) 2021/06/01(Tue) 19:34:49

【独】 『一番星』 スピカ

心が折れそうだ。
意中の人と結ばれることはできず、
『いなくなった』子は見つけられず、
そして、まだ『いる』子のやることも止められない。

一番星は、沈みつつある。
(-379) 2021/06/01(Tue) 19:42:11

【独】 『一番星』 スピカ

「違う、違うの。
 弱音を吐いても仕方ないの。
 私は風紀委員でありたいんだから。
 一番星にもなりたい。
 彼が望んだことだから。
 だから、私は頑張らなきゃいけないの。
 膝を折っている場合じゃないの。
 頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、頑張らなきゃ、
(-380) 2021/06/01(Tue) 19:45:27

【独】 『一番星』 スピカ

実感がない。
大事な人に、自分がいてよかったと教えられても。
大事な人の一番星にはなれない。
隣にいてくれない。
救えているという実感がほしい。
教えてほしい。
私は役に立ってるの?
役に立ってたの?
ルヘナ。カストル。ポルクス。メレフ。イクリール。ルヘナ。シェルタン。ルヘナ。ルヘナ。
(-381) 2021/06/01(Tue) 19:50:03
スピカは、心にヒビが入っていくのを感じている。
(c87) 2021/06/01(Tue) 19:52:56

【独】 『一番星』 スピカ

一度ヒビが入った心が戻るのかはわからない。
戻らないのかもしれない。
誰かに直してもらえるかもわからない。
でも、今は何も考えずに休みたかった。
(-386) 2021/06/01(Tue) 19:54:12