人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ

「そうですね。」

犬は受けた恩を忘れない。
貴方が自分の先輩であったこと、共に働いたことを忘れているわけでは当然ない。
だから一層嘆かわしい。だから一層恨めしい。だから一層憎らしい。

「俺も会いたくなかったですよ。」

そう言った言葉に、実際どれ程の感情が籠っていたのか。
男のかんばせに傷心は浮かんでいない。ただ冴えて冷えた蔑みだけがあった。貴方も見たことがあるかもしれない、それは男が悪人に向ける顔。

こん。
こん、こん。

響く音はここ数日で癖になったもの。
しかし男は、この仕事・・を、作業にしてはいなかった。
(-548) 2023/09/26(Tue) 13:14:42

【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラ

ばん。


音。大きな音。
それは男が机を叩いた音。
単純な威圧。分かりやすく、安直な。

「ダニエラ。」


これで、貴方が止めないなら。
それは慈悲だ。男の────善性と言うのは乱暴か。
それでも、ここが境界。越えさせれば、貴方は傷を負うことになる。

男はまた、椅子を鳴らして立ち上がり。
貴方より長いリーチをいいことにして。
その襟元を、締め上げるように掴むはずだ。
(-549) 2023/09/26(Tue) 13:28:47

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

倒れ込んだ先。
自分の手を掴んで引き込んだのは、助けに来た"家族"なんかではなくて。
先程、自分に探りを入れた男。
やっぱり全部聞いてたんじゃない。と舌打ちでも出てしまいそうだ。

「逃げて当然でしょう。電話の内容を不躾に尋ねた上で、かまをかけてくるような男。信用ならないもの」

口では余裕ぶってそう言うものの。
ぐ、と掴まれた腕を振りほどこうと力を込める。

「離して」
「あなたに話したことが全てよ」

冷や汗。
冷静を装ってこそいるが、あなたの前にいることは自分に得がないと分かっている。
知らない振りでまだ、やり過ごせやしないだろうかと。

広い路地の、逃げ道を探る。
暗がりに目を凝らすその時間は、明確な隙になるだろう。
(-550) 2023/09/26(Tue) 13:29:30

【秘】 幕の中で イレネオ → 口に金貨を ルチアーノ

男は警察である。模範的で、至極真っ当な警官である。
真面目だから法に従う。
真面目だから忠実でいる。
その病的なまでの生真面目さを育んだのは誰だったのだろう。


さて。
貴方の言葉に対し、男は片眉を持ち上げた。
心底意味が解らない・・・・・・・・・

それは、そんな表情。

罰なんか受けちゃいないだろう・・・・・・・・・・・・・・。」

ここは留置所だぞ・・・・・・・・刑務所じゃない・・・・・・・。」

連日に渡って振るった暴力は、何も裁きのためのものではない。
それは手段だった。任務を遂行するための。仕事に熱心な男の、ただの仕事の一部だった。
私刑の意図など毛の先程もない。


「そうだな。受けた後ならいいんじゃないか。」
「それがどうした?」

お前は何を、当然のことを。
そう言いたげな声音は、男が心からそう考えていることの証左だった。
この男は、法に忠実だ。
法がそう裁いたなら、ひとつの文句も出しはしない。
法がそう裁いたなら。
(-551) 2023/09/26(Tue) 13:47:16

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

そういう・・・・話は聞いていない。」

にやついた笑顔、対していつも通りの渋面。
聞きたいのは思い出話でも、女の趣味の話でもない。

「どうしてお前が知っている?」
「彼女の……話は」
「極秘事項だったはずだが。」

彼女の素性。彼女の献金。彼女の交渉。
それらは全て、署長代理との間で行われた物のはずだった。
マフィアである貴方が知りようはずもない。
この男でさえ知らない話だったのだ。あの日まで。それもまた、気に食わない。


「どこで繋がった?」
「どういう話をしたんだ。」

彼女の行動にマフィアの息がかかっていたら。
それを探れ。主人・・の命令だ。


搦手の使えぬ男には荷が重いだろうに。
(-553) 2023/09/26(Tue) 14:15:12

【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ

「どうしてだと思う?
 ……というか」

器用に手錠をしたまま、頬杖をつく。
ここに看守がいれば態度が悪いと指導をしただろうが、
ここには今あなたしかいない。

「そこまでいけば、簡単な話だと思うがね。
 ──聞いてねえのか? 飼い主ハンドラーから」

答えはすでにそこにある。
少し意外そうな顔をして、尋ねた。
(-554) 2023/09/26(Tue) 14:21:02

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

ここまでしておいて。
こうまでしておいて。
それでもなおこの男は、
貴方に欲情していない。
これは欲からくる行為ではない。

眼鏡が邪魔だ。
気付いて寸前でそれを外せば、貴方が唇を引き結ぶ最後の抵抗が見えた。
死にかけのうさぎのようなささやかなそれに、口角が上がる。

(-557) 2023/09/26(Tue) 14:51:51

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

一度。
唇を重ねる。押し付けるような、触れあうだけのそれ。
同時に男は手の位置を移動させた。貴方が逃げないことを知って閉じ込めるのを止める。片手は貴方の頭に回る。
具合・・を確かめるようにもう一度。

「口」
「開けましょうよ」

片手は貴方の下肢に回る。
直接は触れない。付け根を撫でるだけ、けれど。
声ひとつが漏れれば、滑り込ませる隙はある。
(-558) 2023/09/26(Tue) 14:52:08

【秘】 幕の中で イレネオ → 暗雲の陰に ニーノ

これはその後の話。
気を失った貴方の姿に、これは大きく舌を打ち。
けれどその身体を、手酷く投げ捨てるなどということはしなかった。

ゆっくりと息を吸う。
それを長く吐く。
そうして目を閉じれば、そこにあるのはいつもの顔。
冷静で生真面目で四角四面で、正義漢のイレネオ・デ・マリア。

貴方を椅子に座らせて、男は落ち着いて人を呼んだ。
やはり体調が悪い。
治療を優先するように。

男が貴方にしたことは、それきり。
きっと、もう会うこともないだろう。


男にとって、貴方は隣人であった。
それでも、しかし。
隣人を須らく愛するほどには、
男は情深い人間ではなかった。
(-559) 2023/09/26(Tue) 15:22:00

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ

「…なんですかあ。」
「いいじゃないですかあ、別にい」
「あたしは」
「イレネオさんをおもって、言ってるんですよお」

間延びした声で、女は述べた。
女にとって、必要なことを。
そしてあなたにとって、不必要なことを。

――つ、と一瞬。呼吸が奪われるのはその頃か。
そんな状態で、女の口許はやおらに弧を描いた。

「…もういっかい、聞きます、けどお…、」

絞り出すような声。
塞がれた両手が抵抗を許さないから、そのままの姿勢で。

これ
、何人くらいに、したんです、かあ?」

なんの危険も感じていなさそうに振る舞う。
こわい。こわい。こわい。こわい。でも。…でも。
(-561) 2023/09/26(Tue) 15:36:35

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

「離すと思うか。」
「全てなら尚更。」

焦った様子の貴方に対して男は高揚を見せない。
これは仕事である。これは責務である。これは使命である。
男の楽しみはそこにない。これから齎されることにもまた。
単に遂行する。過剰なまでにやり遂げる。これは法の犬だ。

隙を、見せてはいけなかった。

がん。
足元に衝撃。
払うように一閃すれば貴方の身体は宙を舞うだろうか。そのまま地に叩きつけられるだろうか。
一瞬動きが止まってくれればいい。その一瞬、男の四肢が自由になったなら。
次の瞬間にはより有利な体制に持ち込める。貴方の四肢を上から抑え、携帯を取り上げて────顔認証でもあれば、解除は楽なのだが。
(-562) 2023/09/26(Tue) 15:37:34

【墓】 幕の中で イレネオ

とん。
ととん。とん。とん。

とん。────とん。

いつもの音。
いつもの音が響いている。
いつも通りの音だけが。

男は仕事中・・・だ。


#取調室
(+77) 2023/09/26(Tue) 15:41:23

【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオ

「おや、君は誤解しているようだ。
俺は別に、
会いたくない
とは言ってないだろ?」

あぁ、でも君は
そう
なんだな。
微笑みを崩さないまま、翠眼を細めて君を見ている。

「…さて、ひとつ君に先に伝えておこうと思うんだが。
 俺は
銃の所持以外に疑われることは何もない

 上が何を考えて俺を呼んだのかは分からないが……」

「……俺を嫌いなあの狐目の警部補先輩が、
 俺を貶めるためだけに銃をかっぱらってきた」

それだけが事実だ。
勿論、その後に手元に置いていた事実も認めよう。
現物は出頭時に渡しているからね、直ぐに分かるはず。

手錠で縛られた両手を軽く揺らして、
君がどう反応を示すのか待っている。

これで済むなら、君はここに居ないんだろうが。
(-567) 2023/09/26(Tue) 16:06:03

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

金属のぶつかる軽い音と共に貴方が姿勢を変える。
それに男は少し身を引いて、僅かに顔を顰めた。
言っても無駄だということは何度も噛みつこうとして知っているし、敵意のない行動をいちいち咎めるのは正義に反する。
顔を顰めるだけ。歯をかち、と鳴らしただけだ。

男は何も知らない。
何も教えられていない。
この男は、過激派一派にとって一員ではない・・・・・・
足切りが効く程度の駒。
放てば走る忠実な猟犬。
加えて、その一派もまた一枚岩ではない。
指令は、常に最上から最下層に下るわけではない。


鳴らした歯を不機嫌そうに噛み締めて男は黙った。
この男は、そう頭がいいわけではない。
思考するより行動する方が余程得意だ。
おまけにこの歳まで来た頭の固さ。
加えて世の中の複雑さを知らぬ純粋培養。
簡単に導けるはずの答えは、偏見に阻まれて出てこない。
(-568) 2023/09/26(Tue) 16:09:08

【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ

「………はー。
 ほんと、なんだかな。

 おまえら、もうちょい互いに信頼したほうがいいんじゃねえの」

頬杖をついたまま、かちゃり、と音。
指があなたのほうをむいて。

「お前の飼い主が近く、公表するさ。
 それを待てよ。
 俺から聞くより、よっぽど信じられるだろ?
 俺も何度も同じこと話したくないんだわ、お前ら警察に」

それを知らないふりをして、投げやりに答える。
『そうでない』と認めるのなら、話してやるよ─と言外に。
で。と、続け。

「他には?」
(-569) 2023/09/26(Tue) 16:19:33

【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラ

さあな。
とは、言わなかった。

男の腕が貴方の呼吸を奪う。
命まで取るつもりはない。そうすれば貴方は話せない。だから、

ばちん。


頬を打つ音がまず、ひとつ。
一番単純な、一番簡単な、暴力のかたち。
衝撃は貴方の顔にどれくらい伝わったか。
少なくとも横向くくらいはしただろう。それを無理矢理正面に戻させる。

五人目だよ・・・・・。」

「お前でな。」

男は真面目な警官だった。
職務に対して真摯だった。
だからこそこの取調べも、
流れ作業にはしていない。
一人一人に対し、きちんと向き合って・・・・・・・・・いる。


「一言で答えろ。」
まだ許してやる・・・・・・・。」
「マフィアを幇助する目的でA.C.Aの情報を売ったのは、事実か?」
(-570) 2023/09/26(Tue) 16:26:56

【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ

「拘留者同士で罪の擦り付け合いですか。」

こん。こん。こん。

「嘆かわしいな。」
「警察はいつからこう・・なったんだ。」

こん。こん。こん。

お前・・には。」
「マフィアの内通者である、と。容疑がかけられている。」

貴方の口から出る以上の事実を男は求めている。
話せ、と単調な音が急いた。
(-571) 2023/09/26(Tue) 16:40:14

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ

頬に鋭く、痛み。
その衝撃で、眼鏡が飛んだ。
乱視の視界は、ぼやりと霞む。

「…あははっ」

怖いと叫ぶ心を怖くないと騙す。
そうして笑ってしまえば欠片も本心は表へ出なかった。

「マフィアに…売った?」
「【A.C.A】の情報を…、ですかあ?」
「…あははっ、ふふっ、ちょっとお、」
「あんま笑わせないで、くださいよお」

肩を揺らして、控えめにからころと。
ほんとうに可笑しそうに女は哂う。
しかしそれだけ。あなたの問いには、答えない。
(-573) 2023/09/26(Tue) 16:43:31

【秘】 リヴィオ → 幕の中で イレネオ

あぁ、あの狐目先輩め。

どうせこうなると思ったんだ。
だからボイスレコーダーを用意したというのに、
所持をしていたという事実が潔白を塗り潰す。

「…はは、なるほど。それは面白い容疑だね。
 しかし今言ったように俺にはあれ以上話せることはない」

嘆かわしいものだね。
本当に、一体いつから警察は
こう
なったのか。

微笑むことをやめ、真っ直ぐに君を見つめる。
そうして一呼吸の後、再度口を開いて。

「つまりだ、その事実を俺は否定しよう。
 
俺はマフィアの内通者ではない
、話は以上だ」

否定する。ない事実は認めようがないものだ。
1度でもひるめばそれが隙になるのだと、男は知っていた。

「仕事熱心もいいが、君も少し休暇を取るのはどうかな?
 疲れるだろう、こういう時間は」
(-577) 2023/09/26(Tue) 17:14:23

【秘】 路地の花 フィオレ → 幕の中で イレネオ

ああ、全く融通が利かない人!
高揚していない様子がさらに焦りを加速させる。
楽しんでいるなら、やりようはいくらでもある。気を逸らすことが出来る。
だけど、これは―――

「っ、え」

抜け道を探していた、足が浮いて 視界が回る。
気が付けば、視界には石畳。
左肩を強く打ちつける形で、横向きに地へとたたきつけられた。漏れるうめき声。眉は強く寄せられた。

手から携帯がすっぽ抜け、少し先の地面に転がっている。
流石に画面は消されているようだが。
(-578) 2023/09/26(Tue) 17:15:44

【秘】 月桂樹の花 ニコロ → 幕の中で イレネオ

貴方の言葉には、声を出さずに鼻で笑う。
傍目から見ればまるで恋人の睦み合いのようなのに
向けられる目線は軽蔑と羞恥のもの。

しかしそれも
下肢に触れられるだけで、脆く崩れる。

「っ、ぁ……」

体が震えて
小さく、声が零れ落ちた。
焦らされるような錯覚に、息が上がるだろう。
(-585) 2023/09/26(Tue) 18:22:24

【秘】 幕の中で イレネオ → 月桂樹の花 ニコロ

男にはそれで十分。
この行為を貫徹するにはそれだけでいい。
開いたと見ればもう一度重ねた。三度。開いたところに舌を潜らせる。

薬剤のせいで止めどなく分泌される唾液がぬるついた。
舌を絡ませようとすれば逃げるだろうか。咎めるように下肢を撫でれば弛緩するだろうか、それとも引き攣るのだろうか。わざと音を立てるようにするのだって辱めだ。
服越しに合わせた肌の体温が上がった気がする。
口の中はきっと一際熱い。その感触に男も目を細めた。

この男に、男を抱く趣味はない。
それでもさして抵抗があるわけでもなかった。
布越しの性器の具合を確認してやろうか。
自分に果てさせられるのはさぞ嫌だろうな。
(-604) 2023/09/26(Tue) 19:43:19
イレネオは、柔らかい肉が好きだ。
(c45) 2023/09/26(Tue) 19:44:20

【秘】 幕の中で イレネオ → 傷入りのネイル ダニエラ

ばちん。
二度。
両頬がひりつくように痛むはずだ。
しかし話せない程の痛みは当然ないはずで。

笑う貴方を見下ろす男の瞳は冷たい。
困惑はそこになかった。不審そうに眉根を寄せはしたが、それだけ。

「違うならそれも吐け。」
「それから盗聴器の入手元。」
「笑っていたいなら尚更だ。」

ぐ、と首元が詰まる。
窒息しない程度、しかし息が苦しい程度に。
それは男の意思によるものというより、無意識の苛立ちにこもった力のせいらしかった。

徐々に。
徐々に、強くなる痛みの気配が近づいて。
(-608) 2023/09/26(Tue) 20:09:47

【秘】 口に金貨を ルチアーノ → 幕の中で イレネオ

「…………裁判所に犬小屋でも建ててでも住んでるような男だなお前」

感心した、洗脳や諸々とも似ていて精錬された法の番犬。
自分の身内が関わっていなければ何も間違ってないと言ってやれもしたし、その上で文句を言ってもっと立ち振舞を変えるように口を出していたかもしれない。

そうだ、貴方に対する違和感はその口調と態度なのだ。
もっと柔らかければヘイトを買わずに不備なくその正義を執行できるのではないのだろうか。
なんて不毛なことを考える、こんな提案も通ることなどないし気にされることもなさそうで。

「いいや、わざわざ時間を取らせたな。
 お前の手を煩わせるときが来たらそれはもう嫌がりながら声をかけに来てやろう。
 なんとも雲行きが怪しいデートだなあ?
 その罰も、罪も関係ない。お前を見るのが楽しそうなんでね。
 俺は楽しみにしているよ、お前はどうかは知らんがな。」

そう言って踵を返して牢から離れていく。
驚くほどに悪感情も良い感情も抱かなかった。
善悪がないと言うのはこういう物でもあるのかもしれないと、興味対象として覚えてしまった。
同時にそれが真の平等かは、哲学問題は不得意なので考えるのを辞める。

危うい人間であると思ったが、さて。
思ったよりも子供みたいなやつで毒気が抜かれてしまった、と。
こんな感想を持つのも自分だけなのかもしれないと独りごちた。
(-609) 2023/09/26(Tue) 20:09:52

【秘】 幕の中で イレネオ → リヴィオ

「そうか。」

毅然とした貴方の態度。
それをそのまま跳ね返すような頑なさで男も言う。

「必要ない。」
「お前が早く吐いてくれればいいだけのことだよ。」

ととん。とん。とん。

「それまで帰さない・・・・。」
何から始める?・・・・・・・

目には目を。
歯には歯を。
毅然とした態度には毅然とした態度。
これは根比べだ。
誰にも得はない。
(-615) 2023/09/26(Tue) 20:26:55

【秘】 幕の中で イレネオ → 黒眼鏡

貴方のそういう物言いが男は嫌いだった。
まるで対等な人間同士ででもあるような。
まるで同じ立場で横に並んでいるような。
そうやってのらりくらりとしたところが、
まるで真理を語っているかのような物言いが、好きではなかった。

「それも」
「何故知っている?」
「お前は……」

ととん。
音は僅かに小さく。
苛立ちよりは
興味
猜疑

金色は今はレンズ越し。貴方の瞳を覗き込むような温度。
こういう目を、この男は時々した。
何もかも始まる前の時。
まだこの男が真に法の下にいた時の話。
貴方を悪だと断じるくせに、貴方の言葉から何かを受け取ろうとする瞳だ。
(-617) 2023/09/26(Tue) 20:37:15

【秘】 法の下に イレネオ → 路地の花 フィオレ

膝で貴方の身体を押さえつける。
馬乗りにはならない。強姦魔犯罪者と罵られてはかなわない。
手の届かなくなるまえに携帯を掴めばそのままタップして貴方の顔に翳す。
しかしロックは解除されなかった。舌打ちをひとつしてポケットに仕舞い込む。

「何をしていた?」
「役職は。誰を呼んだ?」
「殺しか?」

黒眼鏡・・・と言ったな?」


体重をかける。
まだ、それだけ。
(-622) 2023/09/26(Tue) 20:44:53

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ

また頬へ、鋭い痛み。そうしてじん、と。
触らなくとも、熱を持つのがわかった。

「だか、らぁ…っ」

――喉の奥。生理的に零れた呻き声。
それでも女は口角を上げ。零れる声も、その色を保ったままだった。
こわくない。笑え。


「売りま、せん、よぉ…っ」
「結果を、見て、わかりま…せんかぁ?」

「――あた、しはっ」

かしゃり、手錠の鎖が鳴って。

「誰が、A.C.Aか、調べ…てえ…っ」
「その人たちを、みんな、逮捕しよおとした…んです、よおっ…」

あは、とまた喉から笑い声が落ちる。
そして。これは。
あなたの望んだ、真実だ。
(-623) 2023/09/26(Tue) 20:45:57

【秘】 傷入りのネイル ダニエラ → 幕の中で イレネオ

「こおんな、」

でも。
まだだ。終わらない。笑え。


「悪用しやすい、法案」
「作る方が、悪いってえ…っ」

「だから、ぁ」
「一般人も、巻き込んで、やりまし…たぁ…っ」

口が回るうちに。
…もう機会は、ないかもしれないから。


「――言ってる意味」
「…わかり、ますかぁ…?」

けた、けた。些か力なく、喉が鳴る。
そして。これは。
嘘だ。
…けれど。
果たして今すぐに、それを判断することはできるだろうか。
虚実の境を、見つめることはできるだろうか。


女はいう。
自分は確かに悪人であると。
法を利用し、嘲った、
愉快犯
であるのだと。
(-624) 2023/09/26(Tue) 20:46:58

【秘】 黒眼鏡 → 幕の中で イレネオ

にやにやと笑いながら、
まるで人間のようにあなたに相対し続ける。

「俺は俺の知ってることしか知らんよ。
 お前だって、自分が仕組んだこと・・・・・・なら分かるだろ?
 逆に、自分の手の及ばないところで起きたことは何も知らない」

両手を開こうとして、手錠がかちゃりと音を立てた。

「――何故か知ってる、なんてことはない。
 知っているから、そこには何かがあるんだ。
 サア、なんだろね」

あなたの瞳の色に、その瞳を好奇に輝かせて。
(-625) 2023/09/26(Tue) 20:47:56
 


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注目:イレネオ 解除する

生存者 (4)

フィオレ
9回 残 たくさん

うそつき

エルヴィーノ
3回 残 たくさん

何処にも行けない

ペネロペ
7回 残 たくさん

何度でも見付けて

ロメオ
8回 残 たくさん

ひとのかたちは

犠牲者 (12)

ガイオ(2d)
0回 残 たくさん

 

エリカ(3d)
0回 残 たくさん

コバルト色を手に

黒眼鏡(3d)
47回 残 たくさん

Kovacs.

ニーノ(3d)
18回 残 たくさん

大丈夫だ

イレネオ(3d)
6回 残 たくさん

薄藍を想った

ニコロ(4d)
0回 残 たくさん

これからも一緒に

カンターミネ(4d)
1回 残 たくさん

いつでも傍に居る

ヴィンセンツィオ(4d)
20回 残 たくさん

白鳥は唄えない

アリーチェ(5d)
0回 残 たくさん

そうだ、わたしは

ルチアーノ(5d)
11回 残 たくさん

もう楽にしてくれ

リヴィオ(6d)
0回 残 たくさん

もうすこしだけ

ダニエラ(6d)
4回 残 たくさん

ほんとは、まだ

処刑者 (4)

ヴィットーレ(3d)
1回 残 たくさん

 

テオドロ(4d)
3回 残 たくさん

枯れない心を

ネロ(5d)
0回 残 たくさん

 

ダヴィード(6d)
4回 残 たくさん

また会いましょう

突然死者 (0)

舞台 (0)

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もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
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