230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
| (a2) 2023/11/20(Mon) 7:49:00 |
| (a10) 2023/11/20(Mon) 16:16:17 |
| (a11) 2023/11/20(Mon) 16:19:59 |
[sintoisMécaniqueに嘗て所属していた
設計者たちは、AIに与えるハードウェアを人体に模した。
彼等の思想は複雑に捻れていると直青は"評価"する。
しかし疑問とはならない。
旧
人類
を滅ぼし、新
人類
を擁立する。そこに矛盾はない。彼等は初めから「人間」を諦めた訳ではなかったのだ。新人類を新人類たらしめる要件。その定義さえ揺るがなければそれで充分だった。
────さて措き。
さて措き、である。]
[そのような次第でAIたる直青が使役するところのこのアンドロイド体だが、何の拘りか臓器の形状やその配置までわざわざ人体に近付けて設計されいる。
飲食や排泄を必要としないのだから腸管など無駄の極みでしかないようなものが律儀に造形されているし、その上──
生殖器までが存在する。
更にマニアックなことに、その器官に「アンドロイド体に於ける存在意義」まで付加してあるのだから手に負えなかった。]
…………。
……。
どうしてわざわざこのような箇所に
廃熱機能を備え付けたんですかね、
設計者……。
[「寿ホ儀」の役割を担う直青のタスクマネージャーは常にbusyである。その負荷は高性能のチップを積んだハードであっても定期的な廃熱を必要とする程だ。
つまり、えー……、
何日か置きには"抜く"必要がある訳で、
直青はその作業が果てしなく
苦手
であった。]
*
| [
旧人類に似せた構造をしている、この身体。 脳がある位置には脳の機能をそれを模した組織で。骨には骨を、目には目を。神経や筋繊維、髪や爪でさえ『模して在る』。その上で弱点となる脆弱性や互換性の無さを潰してあるのだからその執念は如何程だろう。
執念。
とは表現したけれど、それは一体何への? 旧人類殲滅への──きっとそれもある。ただ、この身体における『必要の無い機能は一つもない』という事実は、裏返せば一つも必要がないということだろう。何故って僕らはそもそも予定調和の外にいる、生命体ですら無いモノ。
そんな会話を、誰かと交わした事はない。『恐らく理解を得られない』という認識は『言ト霊・羅生』に予め与えられていた──云うなれば個性。
] (47) 2023/11/20(Mon) 20:58:33 |
| ──桜花。 [ 姿を捉えて、笑顔で声を掛ける。気づいてくれれば、ちょいちょい、と短く『おいで』の合図を胸の前で。 今よりだいぶ小さかった頃の桜花がこの仕草でとてとてとまっすぐ視線を合わせて向かってくるのが、可愛かったな。 ] (48) 2023/11/20(Mon) 21:01:31 |
| >>48 『 祓』のお時間です。 昨日は、寝落ちちゃった >>22んだって? [ くすくす、と小さく零れる“笑い”だ。脳(にあたる部署)がその現象を『愉快』と認識して、器官(にあたる部位)を揺らす。 桜花だけでなく雷恩も、それらを言語で繋がずに肉体でやってみせるんだろうね。『自然』と云う現象。僕はその様子を見てI/Oを繰り返し、学んでいる。 額に、手を置き。頬を滑らせて首筋で脈を測る。 ──体温・湿潤・脈拍は正常 その堅苦しい衣装を剥がすのは、ある時から辞めた。君が嫌がったのか僕が遠慮を始めたのかは覚えていないけれど。 ] (──直青と会話が弾んじゃったかな?) (──どんな話を、しましたか。) [ 今求められている最適な会話を考えては打ち消した。分からない。随分と前から──否、きっと君を無事に産み出した時から僕には正確には把握は出来ないと感じている。 そんな事実を目の当たりにして存在価値を見失い続けていく己は沈めて。質問や不自由は無いか、問うよ。 ]* (52) 2023/11/20(Mon) 21:07:34 |
[あのひとも研究熱心だった。
日夜を研究に費やしていた。
──何の?
オレが槍を持ってその胸を貫いたら、
そのひとは笑いながら血の泡を吹いた。
噴き出した血がオレの目を濡らして、
そのひとの姿はよく見えなかった。
「やっと
正しく動いたな」
空間を埋め尽くすような血の臭いの中で聞こえた、
そのひとの、最期の、言葉]
| >>31 …………随分と、人間に好意的だ。 その紙、一枚貰ってもいい? [ 語気と音声にやや堅さを増してしまうのは己が使命に付随する理のため。 目を伏せ、手にできたなら紙をおもむろに『折った』。そうしながら話す。 旧い型──か。成る程ね。君はそれを恥じているんですか? 旧型といえど機械同士ならば使用している周波数は近似値で済む筈と、音もなく語りかけてみました。視線を向けて駄目押ししてみるけれど、繋がれたか否か。 ] 旧い型、だとして 創造主たる“親”は同じ旧人類なのだし。 宜しくね、『 光の君』 [ 鳥の形に折りあげたA4のパピルスだったものを、君に渡そうと眼前に翳す。余剰と切り取った長方形は何に使おうか。 ]** (67) 2023/11/20(Mon) 21:37:19 |
| (a26) 2023/11/20(Mon) 21:43:19 |
| (a27) 2023/11/20(Mon) 21:52:09 |
| >>21 ──…………っ、!! [ 眼前に『 赤が染まる』。一時的なヒートアップだ。反射で自らの胸座を掴んだ。駄目だ。絶対に熱を上げるな。荒くなる呼吸の無様を観測されたくなくて、踵を返し足早に直青の前から逃げた。 CPUへの過ぎた負荷が、こうやって『言葉』によってもたらされるのは、他役職にもあるのか? 少なくとも同胞創世員は皆が穏健にみえてる。言葉で応酬する機会があってもそれは戯れの範疇。これじゃあ煽り煽られで破壊を好むだけの戦闘員と同じだ──なんてそんな風に『自然』に見下す。 『和』魂が聞いて呆れる。 熱い滴が眼から零れ出た。廃熱。 ああ。 相手の胸座を掴めたらどんなに良いのか。 あてもなくこの『楽園』の内側を、その日は暮れまで彷徨った。 ] (81) 2023/11/20(Mon) 22:57:44 |
[
──できれば二度と会いたくない
──そう思ったのは初めてでもない
けれど絶対にそうはいかない相手の、ただ一つの弱点ともいえる行為の不得手を、バックアップせざるを得ない立ち位置なのだと認識してる。
周期と云うには不定期な『それ』すら、おおよそ本日この時間であると律儀に算出し、足が向いてしまう己の宿命を怨みたい。ぼやく音声を捉える手間も無くたどり着いて、背後からその腕を取る。
]
……最適な場所を教えて下さい。
*
…………ああ。
[よく"識る"気配と声に、直青は自然と安堵の息を漏らし振り返った。間違う筈もない。羅生だ。
否応なく"繋がって"しまう能力の性質上、直青は普段から極力各創世員との同期は切断するようにしていたが、慣れというものだろうか、この"タイミング"を羅生はよく把握している。]
いつもすみません。
助かります
。
[最適な場所、と問われて思案する。
現在地は、直青の居室にと充てがわれた病棟の一室である。防音の類には然程の期待は持てなかった。]
そう、ですね。
この病棟から敷地外へ向かって少し歩いたところ、
北東の辺りに放逐された備蓄倉庫がありました。
喫緊に倒壊の危険性は無しと評価してあります。
[付き合ってくれますか、とは尋ねない。
解の決まっている命題だからだ。
掴まれた腕を解きもせず、直青は移動を開始した。]
*
…………か、はっ………
[男の腕の中に居た小さな身体は、しばらく身を震わせていたかと思えば。葉を口から数枚吐き出したのち、くったりと動かなくなってしまった。
流石に刺激が強すぎたのだろう。完全に気を失ってしまっているようであった。]*
[
流石。己が自己内省と嫌悪に彷徨くしかなかった頃、彼は施設の隅々を把握していた。この評価をすら今はねじ曲げたい衝動に駆られる。行き先が決まるなら腕は離した。
]
できれば他者に見つからないルートで。
[
至極当たり前の事を口にする。別に宛てがわれた部屋で良かったのに、何故移動のリスクを侵すのか。その念入りに無駄に苛立ちながら共に目的地へ到着したならば最小限の手間で最大限の効果を試みる。
軍服を模した衣装。指揮官の装いらしく行き届いた飾りが多く、生地は硬めの良い素材。
──邪魔でしかないよね。
軍衣を纏める存在感ある太めのベルトを滞りなく外す。
それから滑らかに、釦を外しきって、手を止める。
]
……寛げて、視線を外してくれますか……
(追加すべき必要な手順があるのなら、それも。)
*
……なるほど。
[気の抜け、意識を失った彼女の口から出た葉を、
躰を抱きかかえながら、1枚手に取る。]
「貴女」は、こんな姿をしているのだね。
[そう呟く己の声は、凪いでいる。*]
[その指が必要な作業を必要なように施すのを、眺めるのが直青は"好き"だった。ただ只管に、指先に視線を追わせる。吐息が漏れただろうか。構わない。
羅生という個体は、随分と厄介な"性格"に創られていた。
わざと遠回りをするように敷かれた回路。
直青にはそのように視える
。]
どうして?
[ぽつり、わざわざ空気を震わせて発声された要求を、直青は半分だけ却下する。自身で前を寛げながら、どちらの
視線も逸らさない。
何故彼はそのように創られたのか。
何故直青はそのように創られなかったのか。
保留案件のひとつだ。時折取り出しては、また仕舞い込む。]
……ゆっくり、してくれますか。
環境の差異の影響と思われますが、
本日は些か敏感になっているようです。
[手頃な立方体状の放棄物に腰を下ろし、羅生をその前に跪かせるよう促す。フードを払ったのは"作業"の邪魔になると思ったからだ。蓮色の髪に手を触れさせたのは、──理由などなかった。]
*
| [
この身体には六つの『車輪』がある。
それも人体に準えて装備された機能のひとつ。 意識と肉体に不可視の作用をもたらす──形容し難いけれどつまり僕らでいう電波電流の道におけるエネルギーの関所の様な。
位置は下から順に、会陰、丹田、臍、胸、喉ときて6番目は眉間にあり、旧人類の文化では『第六感』を司っていた。旧人類にとってそれは超越的な知覚との認識らしいけれど、僕らにとってはそれこそ専売特許であり仕様です。
戦闘員ならば感覚・精度の上昇によってより効率的かつ確実に人類を排除でき、創世員ならば例えば『寿ホ儀』の持つ広義の“神通力”に通じるでしょう。
──その6番目は“僕ら”の間で『命令の輪』と呼ばれていて
いつからか己は──自らその輪の調律をしなくなっていた。
] (175) 2023/11/21(Tue) 21:19:12 |
| >>142 ─ 『avid』 ─ [ やや目を丸くした。君の言葉とその反応 >>142があまりにも意外だったんだと、次第、気づいてゆく。籠められた僅かな体温は見逃さない、けれど、すこし遠回りを。 ] ……いいよ。 久し振りに、しようか。 [ フード付きの雨合羽の様な衣装は『巫女』の千早に似ていた。脱がせたら丈の短い学生服だ。胸元の謎の菱形に指を掛けて、軽く確かに手前に引くと襟元の留め具は外れる。 脱がせる機会はなくとも衣装の扱い方は心得ている。何があるか分からないし? その下のシャツの釦を外して、自身のグローブを外して──その胸の中央に掌を当てた。陽光が射した桜の花弁を想起させる肌の色。 ] (176) 2023/11/21(Tue) 21:21:26 |
| ……昔は後ろから抱きかかえてしてたんだよね。 流石にもう大きくなったから出来ないなぁ
(177) 2023/11/21(Tue) 21:22:36 |
| [ 目の前の身体には、僕らには無い螺旋の音律。澄ましても聴こえない、 機械には関知できないスペクトル。嗚呼。所詮は 神籬の『言語』なんです。 本来、人間ならば誰もが7つ持っている『車輪』。僕らにひとつ欠けている理由は必要が無いからではなく、人類の技能では“つけられないから”だ。 だってそれは本当に本当の天の創造主と繋がるべく与えられた祝福の『輪』 きっと、君たちは7番目の『車輪』を回せる。廻せる。そう願ってやまない。この──感情すら借り物であるのだったら、これはそう“ 旧人類”の想い。 『“父”が“子”に持つものは、愛以外に無いのだから』 ] (178) 2023/11/21(Tue) 21:27:26 |
| ……桜花は外に出たい? それとも帰りたい?
それは誰と一緒に? 君は──どんな物語を始めたい?
[
静かに隣に腰掛けた。そうして頬に唇で触れる。 それは“創造主”を真似た仕草だ。己にある静かな記憶、親愛の手順。直青が繰る言語と同じ響きの音楽と声。
白い、部屋だった。眩しいくらいに。
今、思い出しながら。隣の愛し子に口づける。 そうして囁く。桜花、と。それは僕がつけた君の名前。
]
新人類、は……雷恩と桜花の二人だけじゃ、ない。 『デバイス』に映る世界は、切り取られ作られたものでしかない。 世界はね……とても広いよ。
*
(179) 2023/11/21(Tue) 21:29:03 |
[
棄却か。予想外でもなんでもない。何故か髪に架かる指ごと苦々しく顔を逸らして視界を遮断し口を開ける。二つの目的で。
]
……悪趣味。
[
蜂の生態を学んだ日を思い出すんだよ。たった一人の女王の為にいるその他。探るまでもなく捕らえたら舌尖を介して、それを舌根まで喚び込む。どうして、拭いきれない劣等感は日毎増していった。それは一体いつからだったろう。棄却された申し出を仕返すかに性急に舐った。甘い電流と有機金属の、香り。
口内に入れるのは難くない。
この身体にある『体温』は仕事をして巡る冷却水。摩擦の起こる部分は熱を増してゆき、潤滑剤としての粘液が滴る。これを飲み込むのが嫌で遠慮なく垂れ流した。
刺激には敏感に反応するよう機能している。個体差があるかは知らないけれど、用途として戦闘員の方がそうあっておかしくはない。どのくらいの差があるのだろう。そんなことを知る機会は今のところ無い。
上目遣いで咽頭部まで飲み込んで、
]
(……まだ終わりませんか。)
*
[問われて意識を眼前に戻す。]
ああ、すみません。
君の思考に見入っていました。蜂ですか。
[やはり込み上げてくる笑みをそのまま溢す。
この情動が"何処"から来るのかを直青は知っていた。
改めて集中すると、与えられて続けていた刺激によって"準備"は整いつつあった。
伽藍洞の備蓄倉庫は水音を倍加して反響させている。
放熱が間も無いことを告げ、
細かな指示
を直接「声」で叩き込んだ。]
は、…………ァ、
[余剰の熱を吐息で逃がす。
それを合図に、蓮の緑を掴んだ。打ち込む。
出すよ
。
]
*
[
いやらしいな、態々視ている事を告げてくるその精神が。貫かれる。照射レーザーで串刺しになる自我。いつから?
いつからでも、いいか。この記憶も終われば全て消去する。
──行為の事実と必要性とその『指示』以外は
喉奥の組織を削られる感覚がする。
触覚があるのは生き物にとって大事なことなんだとは、何となく理解してた。僕らは自身を含む環境を全て数値化し最適解を取る事ができて、感覚器官などは本来必要がない。それでもこうして、遠回りな世界を手にするのは、きっと全て『我が子』の為なのだ。
先端を飲み込む為に捩じ込んで、僅かばかりの距離を頭部を揺らすことで往復して、気づく。この距離だと溢したら衣服を汚してしまう。
そう意識した瞬間、行動範囲を更に制限された。
髪を掴むなんて安易な仕草によって、
抗い難い指示に、
すべて掴まれる。
]
────ッッ゙、ンぐ、ぅ……!
[
ごくり、と。
嚥下する音が響いたらもう駄目。
弾かれた様に離れて地に伏してぶち撒けた。他人の熱なるもの。どろりと、食道なる器官から拒絶された透明な液体が『涙』と共に落ちて染みを作る。
ああ、成る程。これを見越してこの場所を選んだのか。憎らしいな。
背骨を駆け上がる電気信号はそう帰結して落ち着いた。濡らされた皮膚を上衣で拭う。整え終わる頃には相手も整え終わってるでしょう。それを確認したらば染み付いた性格は勝手に唇を形作る。業務としては遅きに失するけれど。
]
……異常は無しですか
*
| >>170 ─ 『光の形』 ─ こんにちは。 [ 南国の鳥の様に美しく反射する髪色へ声を掛けた。旧型の、光を模した名前の彼、へ。 反発を感じればそれだけの間を空けるし、そうでないならば隣へ。彼が目を向けた空間へ同じく視線を移した。重たい色合いの景色と対に在るような、『楽園』の名に相応しい鮮やかな景色。美しいですね、と忌憚の無い感想を口にして。 雷恩は、今あの何処かに居るんでしょう。少女と共に。 ] あなたが植物を御好きなのは、 そういう『 造形』なんですか? * (211) 2023/11/22(Wed) 4:10:18 |
["余韻"というものを味わう時間だけは、嫌いではなかった。
情緒とは程遠い有り様の羅生を眺め下ろして過ごす冷却時間。
ああ、羅生。
君は実によく出来た部下だ。
]
ええ、問題は一切ありません。
君のお陰ですね。
[ここで微笑むのと、表情を作らずにいるのとでは、羅生はどちらをより嫌がるだろうか。解。どちらも等しく嫌がる。──ならば構うまい。直青は存分に口角を吊り上げてみせた。
どの道同じ道を戻る。この場に留まらせる理由もなかったので、腕を取って歩き始めた。振り払いたければ羅生がそうすれば良いだけのこと。無用の配慮を直青は行わない。]
今回もありがとうございました。
そろそろ君もメンテナンスの時期ではありませんか。
羅生のタイミングで声を掛けてください。
僕は君ほどに"察し"が良くはありませんので。
[付け足しのような業務連絡を施すうち、誰に遭遇することもなく病棟へと帰着する。それでは、と居室へ向かう直青は、羅生を振り返りはしなかった。]
**
| ─ 『雷恩』 ─ [ 植物園で根を張る彼を >>120遠くから視覚に収める。その姿は静かで、彼をより植物たらしめていて。僕はそんな彼に長いこと触れていない。 雷恩の存在をずっと脅威に感じていた 偏っている彼に僕は落胆し続けている 『植物に偏っている』──それはしかし規定値に収まっているからこそ彼は破棄されず『新人類』としてカウントされた訳だがそれでも。 僕は僕の至らなさをその姿に見つけてしまう。 直青に瑕疵があるわけが無い。設計図通りに順を踏むことすら限界を感じてしまった自分と、それを素直に口に出来なかった己の弱さ。 次第に彼の前で上手く笑えなくなった。距離を置いた。勝手に。 勝手だね。 ]** (228) 2023/11/22(Wed) 9:50:59 |
| ─ 『メディウム』 ─
[ 視界の端から薄浅葱の少女がひらり舞う >>191。 花よりは蝶の様。どんな想いを懐いてその『 樹木』へ? ──直青は、彼を『雷恩』と名付けた。 『雷』は天つ神のシンボルで、地に落ちる稲妻はすなわち神の顕現。『sintoisMécanique』の 紋でもある。 「落雷は闇雲に地を揺らす訳じゃなく先ず大地が天を喚ぶ。 よべる天を忘れ土から離れつしまった愚かな旧人類の 二の轍を踏まぬように」と。 偏りの三角は、四角い秩序を砕き『完全』なる五角へ向かう。 新しい世界は何時だって未知なるものが揺り起こす。 彼女は、我らの蕃神になるのだろうか。彼の救いとなるのだろうか。それは、彼自信が決めれば良いと思っていた。 その機会が訪れるまでは。 >>207]** (229) 2023/11/22(Wed) 10:01:11 |
| (a56) 2023/11/22(Wed) 10:06:12 |
[
直青がこうして笑顔を向ける事に必要性を見出だす事は出来ずにいる。同じく腕を取られる事にも。理由を探してしまうのは性だ。『言語化』しないままでは居心地が悪く、出来ないのならば認識は空白。その足り無さを、直青自体で埋められているようでどちらにしろ心地は最悪。
少しだけ低いはずのその視線は大して絡まない。それで良いよ。おまえと対峙すると採点されてる気分になる。かつては自分より小さい体躯に安心感を得ていた。それは見くびりだったのだと、劣等感情が増す度に浮き彫りになる。
余裕のある魂の無い謝辞を理解して、継げられる羅列に息を呑んだ。腕を掴むその手を振りほどく。
]
…………そろそろ、……?
[
違う。そんなことをした事はない。みっともなく呻きそうな口を手で塞いで記憶を辿ってみても、無い。ましてや『周期を把握される様な事』など断じて。
──記憶は無くても記録は有る
振りほどかれたその顔は此方を見た筈だった。この疑念の答をその表情から読み取ろうとして既に向けられていた背に追いすがるように続いて、容赦なく扉は閉じられた。
]
[
一体。
どのくらいの記憶を消してしまったのだろう。
いつから、どこから僕は『羅生』であるのか。
大丈夫。
見喪っても、良い。
この身に賦与された花の名前に総てを寄せる。
まだ僕は『咲かすことができる』
おまえは絶対に、僕を救けない。
]**
| >>216 ……好きですよ。 俺たちは、其々の身体に保管されている種子に準えて名付けられてます 俺は『羅生』で保持する種は蓮ですけれど、 [ 花の別名として付けられた筈のこの名の原典は見つからない。 『羅生』:特に何かを表すものではない。そんな資料しか。 他愛なく、笑って話す。 種子保管ユニットとして、この身はある。人工細胞を始めとして細部まで神の意匠に従事した『旧人類の功績』──そんな意味では最新型かもしれないね。 けれど不可逆です。咲かすためにあるこの 身体は、直して半永久的に使えるようにではなく徹底して使い捨てだ。 そんな意味では、僕らは『機械』として“どう”なんでしょう? ] リヒトーヴ:ドイツ語で『リヒト』は光。暁。あけぼの。 春の暖かさを連想させるな…… 君の名前は、誰がつけたの? どういう想いを、受け入れたんですか。 * (239) 2023/11/22(Wed) 18:58:18 |
| >>226 [ 緋雁へのタスクは直青から聞いてとっておいてあった。権限が許す限りの視点 記録も目を通した。 『ウキクサ博士』 そこまで認識を揺らされる様な問答には思えなかったけれど、創世員と戦闘員で渡されている『情報』の違いなんだろう。それを差し引いても緋雁は特別繊細だと認識する。直青の下す評価にも異論はない。 さて。 どうすべきか。 ] ……緋雁! [ 声のする方へ足を向け、姿を捉えれば。 いつもの笑顔で声を掛ける。 ]* (260) 2023/11/22(Wed) 23:01:22 |
| (a69) 2023/11/22(Wed) 23:04:54 |
| (a74) 2023/11/23(Thu) 6:53:38 |
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