人狼物語 三日月国


5 光と闇の幻影月蝕〜Phantom lunar eclipse〜

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まつろわぬ白の神子 マシロが参加しました。

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[――…その日、地上から一つの山が消えた。

『霊峰・富嶽』
かつて神が御座すとされた、日の本で一番高き山]
(13) 2018/12/09(Sun) 23:22:20

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

―― 神喰一式村・火鳥神理教本部 ――

[かつて日の本に降り立った神子によって設立され、
現在、その信者数は数十万とも数百万とも呼ばれる
日の本の一大宗教団体『火鳥神理教』。

その本部があるのが、
富嶽の裾野に位置する神喰一式村。
ほんの数日前まで教祖や幹部たちと
共に数千人の信者たちが暮らしていたその村は、
今は人ひとりいない死と灰の里と化した。

この村ばかりではない。
富嶽近郊に位置していた数多の市町村及び、
そこに暮らしていた数十万の人々は一斉に
富嶽の山体崩壊に巻き込まれ、火砕流と土砂、
そして天から降り注がれた灰に飲み込まれていった]
(16) 2018/12/09(Sun) 23:23:13

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[そんな死と灰に覆われた教団本部の建物内部。
教祖と幹部のみが立ち入ることを許された、その場所に
一人の少女が佇んでいた。

否、佇むという表現は正確ではない。

ごく薄い単衣のみを纏ったまま、
彼女は宙にその華奢な体躯を浮かびあがらせていた]

 ……ごめんね、教祖《おとうさま》。

[しょんぼり、叱られた子供のような顔をして、
少女はかつて教祖と呼ばれた老人の骸に手を添える。
既にこと切れて枯れ木のように朽ちていた老人の身体は、
瞬く間にぼろぼろと地面に落ちて灰と化した。
床に転がる幹部たちの亡骸も同様。]
(18) 2018/12/09(Sun) 23:25:37

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 ……でも、あなたたちがいけないのよ?
 自分たちが何を『神』として祀り上げていたのか。
 それを知ろうともしなかったのだから。

[呟く声に応える者はいない。
否、そんな者は最初からいなかったのだ。
此岸に生まれ落ちたその瞬間から、
少女の声に耳を傾ける者など、この世界には存在しなかった。

……たった一人を、除いては
]
(19) 2018/12/09(Sun) 23:27:05

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 でも、最後に素敵な贈り物《プレゼント》を貰ったわ。
 おじいさまたちったら、こんな可愛い身体を、
 生贄に用意してくれたのだもの。

[ふわふわと地面から浮きながら
薄衣の裾を掴んでくるり、身体を回す。
床に転がる躯や灰がなければ、
愛らしい少女がはしゃぐ、
なんとも微笑ましい風景だったに違いない。

元は自分に用意されたものではない。
教団関係者たちが『神』と呼び崇めていた者のために
用意された生贄の少女。

教団の信者の娘か、或いは何処かから攫ってきたのか。
此方としてはどうでもいいけれど、
――幽かに『力』のようなものを感じる。
精々、利用させてもらうとしよう]
(20) 2018/12/09(Sun) 23:28:15

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 さよなら、おとうさま。

 そしてさようなら、
 わたしが生まれ育った牢獄《ふるさと》。

[教団本部の建物を出て。
ふと、空を見上げた。

見上げた先に在ったのは
かつて『霊峰・富嶽』と呼ばれたもの。
その名残のみが、ただ、ただそこに佇んでいた。

かつて日の本の内と外の民とを魅了した、
白雪を纏う美しい霊峰はもはや此処にはなく。
崩壊によって山肌の大半は失われ、無残な爪痕ばかりが目立つ。

その上空に―――月は、視えない]
(21) 2018/12/09(Sun) 23:29:09

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


  ――さぁ、いきましょうか。

  あの空に輝く月が視えるところへ。
  わたしの運命が至る場所へ。

[たとえそれが、
三千世界を越えたその先に在るとしても。
わたしはきっとそこに辿り着く。

それが、わたしの運命《さだめ》であり、
生まれてきた理由《わけ》であるならば。]**
(22) 2018/12/09(Sun) 23:29:34
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a2) 2018/12/09(Sun) 23:50:12

まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a6) 2018/12/10(Mon) 1:02:21

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[聲>>39>>40>>42が聞こえたのは、その時]

 …………。そう。
(43) 2018/12/10(Mon) 8:30:52

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 これは僥倖だわ。
 この子、どうやら《管理者》の素質があったみたい。

[だからこそ、生贄として選ばれたのかもしれない。
おとうさまたちが『空白《マシロ》』と呼ぶ>>38
わたしの紛い物。

名前、というものをわたしは持たない。
もし、名を名乗ることがあったなら
そのときはきっとあの紛い物と同じ名を
名乗ることになるのだろう。

――次に会う時迄に考えておくなんて、
そんなことを言っていた、あの人はもうどこにもいない。]**
(44) 2018/12/10(Mon) 8:31:45
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a9) 2018/12/10(Mon) 8:48:33

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[それは、月の使徒の聲を聞く、
ほんの少し前。

かつての霊峰富嶽の山頂付近に、
わたしは独り、佇んでいた]

 漸く見つけたわ。

[細く白い裸足の下には、灰の山に埋もれた
鳥の骨とも、化石ともつかないもの。
此方の瞬きと共に業火に包まれたそれを見つめながら]

 あなたもかわいそうな子ね。
 おとうさまたちにずっと勘違いされて
 あのひとたちに、信仰《かいころ》されて。

 でも、これであなたもおしまい。
 あとは、わたしの胎内《なか》で、
 ゆっくりやすみなさい。

[そして……これでわたしは正真正銘『マシロ』となる。
教団の皆が崇め奉った《真白なる金剛石》ーー《ダイヤモンド富嶽》とも呼ばれた、白き火炎烏に]

[燃え尽きた灰毎、圧縮し続けること暫し。
やがて、灰の中から現れたのは
真白き輝きを放つ一粒の金剛石。
灰の中から現れてなおこのような輝きを放つのは
流石は、神子とされてきただけのことはあるか]
(55) 2018/12/10(Mon) 12:53:44

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[金剛石を掌にのせて。
くっと一息に飲み干す。]

 ……これで、わたしが『マシロ』ね。

[火炎鳥さえ喰らう、まつろわぬ禍つ神の子]**
(56) 2018/12/10(Mon) 12:54:00

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

――不死視街《ブレイズ・フェニックス・シティ》上空――

 ……あれは、なにかしら?

[富嶽から少し離れたとある街の上空を飛んでいれば
何やら賑やかな声>>25>>26
声のするほうに目を向ければ、
今のわたしとそれほど年の変わらない女の子が
追いかけられている]

 ……、なにかしら、あれ。

[上から見る限り、状況はさっぱり
読み込めないけれど。
女の子を追いかけている男たちから
「金」という単語が聞こえてきたので]

 …………。
(57) 2018/12/10(Mon) 15:28:47

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[少女たちの進行方向にあるビルの屋上に先回りすると、
その頭上にバサァっと紙幣の雨を降らせる。
教団から出る前に建物の中に保管されていたものなので
たぶん、本物だと思う。

昔はどうしてこんなものを皆欲しがるのかわからなかった。
今でも、よくわからないけれど。
お水とか食べ物とかお金とか、人間は必要なものが多くて大変本当にだ。

それはそれとして、男たちがお金に気をとられているうちに
あの少女が無事、逃げられたらいいな]**
(58) 2018/12/10(Mon) 15:30:19
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a12) 2018/12/10(Mon) 15:32:40

まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a13) 2018/12/10(Mon) 15:37:15

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

―回想・今は亡き霊峰の頂にて―

[それは、マシロの金剛石を――教団の皆に『神』として
崇められていた白い火炎鳥を呑み込んだ頃。

不意に、視線を感じて>>66
其方へくるり、細い首を巡らせる。]

 ――――……。

[気のせい、ではないみたい。>>67
とはいえ、敵意のようなものは感じなかったし
此方から近づくことはなかったけれど。

この山を壊す少し前、
教団内部が何やら慌ただしかったことを思い出す。

『既に月蝕機関《マトリクス・ムーン》"委員会"が動いている』
『この世界に滅亡が迫っている』

教祖《おとうさま》の側近や教団の幹部たちが
そんな話をしていたっけ。
あの視線も、そんな誰かのもの、だったのかしら?]*
(100) 2018/12/10(Mon) 22:23:56

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

―現在・不死視街《ブレイズ・フェニックス・シティ》―

["黒"が一筋、わたしのほうへ向かってきた。

それは、まるで黒水晶の柱のよう。
或いは、朔の夜のようとでも言えばいいのかしら。
月も星もない、暗黒そのものといったそれを
そっと半歩引いて避けると同時、その暗黒に手を翳して
その動きを"凍らせ"た。

その折、身に着けていた薄衣がびり、と
音を立てて破けてしまった。
それが少し悲しくて、す、と眉が下がる。

生贄のために教団の人たちが用意したこの装束は、
この身体で目覚めてからずっと身に纏っていたもので
わたしとしては、それなりに気に入っていたのだけど]

 困ったわね。
 あたらしい着物を探しにいかないといけなくなったわ。
(102) 2018/12/10(Mon) 22:28:26

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ねぇ、そこのあなた。
 このあたりに良いお洋服を売ってるお店はないかしら?

[大丈夫ですかと聞いてきた>>65階下の少女に声をかける。
ついでに、凍らせた暗黒の柱を彼女のほうへひょいと放り投げた。

とりあえず、この少女がただの人間でないことはわかる。
先程の声からは此方を傷つける意図はなさそうだったけれど。
でも、彼女のマントは、どうやらその限りではないみたい。

……どうしようかしらね、なんて。
半裸の格好のまま口許に人差し指を当てて考える。]
(103) 2018/12/10(Mon) 22:30:13
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a22) 2018/12/10(Mon) 22:32:27

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ……ううん。ちがうの。
 わたしの能力を、反転させただけ。

[少女の問いかけに、ふるふると首を振って答える>>108
実際、嘘は言っていない。
あの凍結は、わたしの能力のほんの応用みたいなもので、
本来の能力の性質とは真逆のもの]
(115) 2018/12/10(Mon) 23:12:07

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[マントの中にすっぽり納められた暗黒には>>109
わぁ、と小さく歓声を上げる。
この子はもしかしたら自分の敵になる子かもなんて
考えていたのをうっかり忘れてしまう]

 かーでぃがん?
 えんじふく?ちゅにっく?

[生まれて初めて聞く単語に頭上にはてなが浮かぶ。
話の流れでかろうじて、洋服の種類だということがわかるくらい。
それでも、ご案内されるといわれれば>>109
にこと笑って地上に降りて、そうして彼女の後についてこようとする]
(118) 2018/12/10(Mon) 23:13:39

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 おかねもち?
 そうかしら、おとうさまはそうかもしれないけれど。

[よく、教団の信者たちから沢山、
紙のお金や財宝の類を集めているみたいだったから]

 でも、そうね……。
 紙やコイン以外なら、わたしにも出せるわ。
 昔はよく、皆がお金をほしがっていたから。

[ぱら、と掌に大粒の砂金を取り出しながら。
いる?なんて首を傾げてみせれば、彼女の掌に
ざらざらと砂金の小山を差し出そうとするだろう。

仮に彼女が受け取ったとしても、
とって食べたりはしないので、安心してほしい。
受け取らなければそのまますっと、幻のように
砂金の山は掌から消えてしまうだろう]*
(119) 2018/12/10(Mon) 23:16:59

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


  ――…わたしが本当にほしいものは、
          わたしの手の届かないところにあるの。

[ふ、と空を見上げながら。]**
(121) 2018/12/10(Mon) 23:20:19
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a24) 2018/12/10(Mon) 23:23:23

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[そういえば、新しい服を手に入れるにも
お金は必要なのかしら?
不意に気になって首をかしげる。

どのくらいお金を払えばいいのかしら?
手持ちのお金で間に合うといいのだけど。
昔は金銀や真珠や珊瑚を望まれることが多かったし
そのほうがわたしも彼等の望みを理解しやすかったのだけど。
今は、こんな紙の束がお金として必要とされてるのだから
正直不便だな、と思う。

紙のお金は、模様が細かいし妙な細工もされているし、
望まれてもなかなか、希望に沿ったものを生み出せなくなって久しい。
時折、それがどうしようもなくもどかしくも感じる]
(123) 2018/12/10(Mon) 23:28:54

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[閑話休題。
どうせなら、可愛い衣装を身に着けたい。
この姿ならきっと、愛らしい装束だって似合うだろう。

……できれば、そんなわたしを
あの人にも見て、ほしかった。
そんなことを願っても、あの人はもう
この地上のどこにも居はしないのだけど。]
(124) 2018/12/10(Mon) 23:29:25

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
[あの人がいるのは――ここより遠く離れた、月の神殿>>41]
 
(125) 2018/12/10(Mon) 23:30:46

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[生まれ落ちてすぐに、風穴へと投げ込まれ、
神の子としてどれほど人の願いを叶え病を癒しても、
人は、わたしを神の子だと認めてはくれなかった。
バケモノだと罵ってより一層風穴の奥へ封じられた。

そんなわたしに手を差し伸べてくれた、
優しかった、あの人。
向けられた視線が優しかったことを
かけてくれた言葉が嬉しかったことを
差し伸べられて触れた手が、温かかったことを。
わたしはきっと、忘れない。……何があったとしても。

あの人は……今代の『管理者』として月に居る。まだ。]
(127) 2018/12/10(Mon) 23:32:02

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[次代の『管理者』を選ぶための使者が
地上へとやってきたということは、
今、彼は弱っているか……或いは、既に]

 ……。

[湧き上がる不安を懸命に首を横に振って否定する。
一度浮かんだ不安が、簡単に消えることはないけれど。

賽は、とうの昔に投げられた。
もう、後に引くことはできない。
引き返すにはもう、この身はあまりにも
血に染まり過ぎている。

それでも。
たとえ、この地上にある何もかもを壊し、
命あるものの悉くを殲滅したとしても

――わたしは、ただ、あの人に会いたい。]*
(128) 2018/12/10(Mon) 23:33:15
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a30) 2018/12/11(Tue) 0:12:38

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ


 ……うん。そんな感じかな。

[不思議そうな様子に>>130
曖昧に微笑って。
そうしてお店の前についたところで>>133]

 !
(153) 2018/12/11(Tue) 8:52:48

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

[生まれて初めて聞く、大きな音に目を見開く。
ぐわんぐわんと、さながらそれはコップの水面に落ちた水滴が、縁に当たって波紋を打ち返すような。
そんな響きであるように、感じられた。]

 ……。
(154) 2018/12/11(Tue) 8:53:26

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 いたいのいたいの、とんでけー。

[おもむろに、わしゃわしゃと彼女の頭を撫でる。]

 耳、痛かったし。
 それに、なんだかあなたも痛そう、だったから。

[耳が、というより心が。
だけどそれをうまく伝える術を知らなくて、
そんなふうに言葉を紡ぐ。]

 わたしが、痛かったとき、
 そうしてくれる人がいて、嬉しかったんだ。
 あなたにも、そうできたらいいな、って。

[寂しくて悲しくて辛くて。
でも、どうすることもできなかったとき
差し伸べてられたあの手は、
とても温かいものだったから。>>127
暑さも寒さも痛みも、わたしとは無縁のものだけど
それでもきっと、あれが『あたたかい』というもの
なんだろうなと、思う。

そんなことをしながらお店に入ってそうしてはじめてのお買い物(とファッションショー)を経験するのは、この後。]**
(155) 2018/12/11(Tue) 8:54:00
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。
(a35) 2018/12/11(Tue) 8:56:29

【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ

 
 うん……、なら、いいのだけど。

[>>158こういうときは、なんて言えばいいのかしら。
こんなふうに人と接したことはあまりなかったから
難しいって、思ってしまう。]
(179) 2018/12/11(Tue) 22:17:32