人狼物語 三日月国


59 【R18RP】花韮の咲く頃

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【人】 矢川 蛍

[月曜日。

 そのまま帰ろうとしていたらメッセージが届いて
 私は一も二もなくテンションが上がっていた。
 直ぐに私も会いたい、と返事をしてから
 隆司に会いにいく。
 きっと私が犬だったら、喜びにちぎれんばかりに
 尻尾を振ってる姿があっただろう。]


  うん、こういう感じでも良いから……。
  ふふ、隆司さんに会えて嬉しい!


[頭を撫でられてうれしくなる。
 けど、短い間だけならそれで我慢しなければ。
 本当はしがみ付きたかったし、もっとお話ししたい。
 けれど頭を撫でてくれる手にそっとすり寄って
 その日は我慢で別れたのだった。
 卵焼きの話は聞けたので>>1:111
 水曜日のお弁当にはしらす、
 木曜日のお弁当には桜海老の入った卵焼きを入れる。
 しょっぱい系の卵焼きは新鮮だった。
 けど、もしこれで喜んでもらえるならと
 張り切ったところで久々に親との会話があった。
 卵焼きの変化について。
 それに答えたのは、付き合ってる人が……という
 親にそれを伝えてしまうセリフ。
 照れながら伝えたそれに母は驚いたけれど
 翌日に渡されたものには頭が沸騰しそうになった。]
(0) 2021/03/05(Fri) 7:03:34

【鳴】 矢川 蛍

  わ、私たちまだそう言うんじゃないから……!


[綺麗な蝶の箔押しの箱。
 高級チョコかな? と騙されるところだった。
 こう言うの、親が娘に渡すもんじゃないと思うけど!
 けど、避妊だけはしっかりしなさい。
 そう言う行為は止めるつもりはないけれど、と
 真面目な顔で言われたらぐうの音も出なかった。
 いつそう言う関係に進むか分からないし
 身の安全のためにも、なんて言われたら。
 渋々、貴重品ポーチに突っ込んでおく。
 これ、見つかったら気まずいなあ……。
 ともあれ、彼氏の存在を知られても
 根掘り葉掘りされなかったのはよかった。
 とんでもない地雷を仕込まれた気分はあるけど
 放任主義と言うか個人主義というか、
 こう言うところは気楽だな、うちの親。]
(=0) 2021/03/05(Fri) 7:04:02

【人】 矢川 蛍

  そんな訳で、お付き合いしている人がいると言うのは
  卵焼きで察される事になりました……。


[と、お話ししたのは木曜日の帰り道。
 流石にそれで受け取ったものは言えなかったけれど。
 でも、賛成も反対もされずにいたとは伝えた。
 個人的にはそれでもすごく気楽だったとも。]
(1) 2021/03/05(Fri) 7:04:20

【人】 矢川 蛍

[そうして、金曜日。
 待ち合わせ場所に向かう前、学校の荷物を置きにいく。
 体育もあったから一度シャワーを浴びて着替えて、
 ジャズバーにドレスコードはないらしいけれど
 せめて派手にならないように、と
 桜色のニットと黒のフレアスカートを選んだ。
 上着も黒にしたから、目立ちにくい……と思う。
 普段はメイクもしないけれど、
 ほんのり色のつくリップくらい、良いよね?
 貴重品ポーチを入れたポシェットを下げて
 少し早めの時間に彼を待つ事にする。
 待ち合わせ場所は外だったか、家だったか。
 そわそわ、気持ちが落ち着かなかった。
 それはもちろん、楽しみで、うれしくて。**]
 
(2) 2021/03/05(Fri) 7:04:39

【人】 矢川 蛍

  母さんの実家の卵焼きは塩コショウだったみたいです。
  甘い卵焼きは父さんの家の味だって。


[つまりは、母も変えたのだ。
 自分が馴染んだ卵焼きの味から、
 大切な人が好む卵焼きの味へ。
 ついでに言えば、卵焼きを変えた事で
 相手が幼馴染じゃない事も分かったんだろう。
 全く関係ない話だけれど。]


  確かに塩胡椒の卵焼きも食べた記憶はあるんですよね……。
  あ、卵焼き、どうでした?


[あれでよかったのか、どうなのか。
 隠し味までは知らなかったから>>3
 教えてもらえれば驚いて今度チャレンジするし
 隠されたなら試行錯誤を繰り返す、かもしれない。
 どちらにしろ隆司さんの口に合う味になりたいのは
 確かな事なのだから。]
(6) 2021/03/05(Fri) 14:14:59

【人】 矢川 蛍

[そうして金曜日。]


  ううん、全然!
  楽しみでそわそわはしてたけど
  時間はバッチリ大丈夫だもの。

  ……腕、組んでも良いですか?


[夜のデート。少し大人になった気分だ。
 もちろん相手は大人なのだけど。
 隣に立ってもおかしくないくらいには
 子供っぽさを消しておきたいと思うけれど
 それがどこまで成功してるかわからない。

 受け入れてもらえたら腕を組んで。
 躊躇われたら仕方がないから手を繋ぐ。
 どちらにしろ、私の顔はもう赤い。

 今日向かうのは駅前に近い場所にある
 JAZZ room "bloom"だ。
 今日は特にサックスメインのラインナップらしいから
 それだけでも楽しみだと言うのに
 隣に、隆司さんが居てくれる。
 それだけでワクワクとしている私は
 ……大人っぽくは、なかったかもしれないけど。

 隣に立ってて、おかしくないと……良いな。**]
(7) 2021/03/05(Fri) 14:15:17

【人】 矢川 蛍

  お味噌汁。
  うちは基本豆腐かもやしで昆布出汁ですけど
  おばあちゃんちに行くと蕪出てくるんですよね。
  それとナメコ。
  お味噌は多分一般的な米味噌……かな?
  隆司さんちはどんなのですか?


[赤だしとか白味噌とか、地域色豊かなものではない。
 そんなふうに聞いてみたけれど
 卵焼きに昆布茶が入ってた、と聞けば目を丸くした。]


  なるほど。
  塩気も入って出汁の旨味も入って良さそうですね。
  加減を間違えると塩分過多になりそうだけど……。


[なるほど、今度作ってみよう。
 昆布茶を粉のまま入れるのか溶いて入れるのか
 その違いで卵焼きの硬さも変わりそうだし
 いっそだし巻き卵のイメージで?
 そんな事を直ぐに考えてしまう。
 隆司さんのお弁当に入れる前に
 何度か挑戦してみよう。そう決意する。]
(10) 2021/03/05(Fri) 16:14:57

【人】 矢川 蛍

  どうでしょ? 歩きにくいかも?
  でも……ほら。まだ夜は冷えるじゃないですか。
  だから少しくっついていても……セーフかなって。


[多分、夏にお付き合いを始めていたら言い出せなかった。
 寒いからくっついていても大丈夫だろう。
 ぎゅ、としがみつく訳でもない。
 ただもう少し、近くに寄り添いたいだけ。
 OKが出たから緩く腕を絡めて寄り添って、
 ふふ、と思わずうれしくて笑ってしまった。
 胸の横がふわっと隆司さんの腕にくっついたけれど
 私はそれよりも腕を組めた事が嬉しかった。

 そしてそのまま歩いて、お店に向かう。
 店内は少し薄暗くてシックな雰囲気。
 生演奏があるバーだけれど、
 今はおそらくレコードでジャズが流れている。
 二人で隣り合う座席に案内されると
 私はキョロキョロ、辺りを見渡していた。]
(11) 2021/03/05(Fri) 16:15:17

【人】 矢川 蛍

  な、なんかもう、雰囲気が大人ですね……?
  あ、そう言えば隆司さん、夕飯はどうしますか?
  バーとかだとどうなんで……あっ、えっと、


[言葉を途切れさせたのは、お通しのナッツを出されながら
 ドリンクのオーダーを取られたからだ。
 それまではあれがステージか、とか
 お酒がたくさん並んでるなあとか
 そんな風に目移りしてしまっていたから
 改めてメニューに目を通す。
 アルコール、ソフトドリンク、カクテル……。
 もちろんお酒は飲めないけれど。]


  えっと、シャンディ・ガフをお願いします。


[ノンアルコールカクテルのメニューから
 気になったものをオーダーしてみた。
 せっかくだから、ソフトドリンクじゃ勿体ない。

 ……ちなみに、本当にノンアルコールカクテルの欄に
 あったメニューなのだ。
 ビールとジンジャーエールから作るなんて知らない。
 きっと、ノンアルコールビールを使ってるんだと思う。


 ……と、思う。**]
(12) 2021/03/05(Fri) 16:15:35

【独】 矢川 蛍

/*
参考。
https://www.mrkennys.com...ノンアルコールメニュー/

ジャズバー ノンアルコール
で検索したら出てきたメニューのノンアルコールカクテルの欄に何故かあるシャンディガフ……。
(-2) 2021/03/05(Fri) 16:16:45

【独】 矢川 蛍

/*
ちなみに、居酒屋でお冷頼む→グラスにひびが入ってたので変えてもらう→再びきたものを飲んでみたら日本酒だったことがある中の人です。
笑いながら飲み干しましたけどね!
(-3) 2021/03/05(Fri) 16:19:27

【独】 矢川 蛍

/*
お酒の強さ。を、一応振ってみよう……!
77
(-4) 2021/03/05(Fri) 16:23:46

【独】 矢川 蛍

/*
そこそこ強そうw
(-5) 2021/03/05(Fri) 16:23:57

【人】 矢川 蛍

[やっぱり、それぞれの家庭の味というものは
 あるのだなあ、なんで考えてしまう。
 それはお互いの好みをすり合わせた歴史だったり
 各家庭に連綿と受け継がれたものだったり。
 いろいろ知っていきたいなと思ってしまう。
 ひとまずは、昆布茶での卵焼きを作ろう。
 美味しくできますように。
 来週のお弁当を食べてもらうのが
 もうすでに楽しみになっていた。

 隆司さんが頼んだのはモヒート。>>14
 取り敢えず生、とかじゃあないんだなと
 なんだかそれだけですごく大人に見えてしまった。
 大人、なんだけどね!
 慣れた様子にドキドキと鼓動が高鳴るのを感じる。
 メニューを見せてくれたので>>15
 少し顔を寄せながらその中を確認した。
 そして即決した。]
(16) 2021/03/05(Fri) 18:02:18

【人】 矢川 蛍

  チーズの盛り合わせ食べたいです!
  チーズ好きなんですよね。
  部活帰りにチーズのパンよく食べてますし。
  レーズンバター……って、バター……?


[気にはなるけれど、後者はバターの塊だと
 食べれる気がしないからひとまずチーズを頼むはず。
 隆司さんは何か注文していたかな。
 カクテルが届いたらその色合いに見入ってしまう。
 黄金色の液体にふつふつと細かな泡が踊っていて
 まるでビールみたいだな、と思った。
 隆司さんのモヒートは、思った以上に緑。

 ……えっ、葉っぱ……ミント???]
(17) 2021/03/05(Fri) 18:02:37

【人】 矢川 蛍

   ……それ、ミント? も食べるんですか?


[すごく爽やかそう。そして、夏に似合いそうなカクテル。
 いつか飲んでみようと誓いつつ。]


  連れてきてくれてありがとうございます。
  ……乾杯。


[グラスを浮かせて、隆司さんのグラスの方に寄せる。
 そして恐る恐る自分のグラスを口に運んだ。

 少し苦くて、ピリピリする。
 けどほんのり甘い。
 けどやっぱり苦い。

 飲めなくはないけれど、……飲めなくはないけど。]


  苦いジンジャーエール……???


[味の感想を述べながらナッツを手にして口に運ぶ。
 はじめてのノンアルコールカクテルは
 とても大人な味に感じられた。**]
(18) 2021/03/05(Fri) 18:02:53

【人】 矢川 蛍

  バターはおつまみにはならなそう……。
  レーズン入りのパウンドケーキは好きですけど。


[お酒を飲んだこともないから、
 お酒のお供になるのか? と言う疑問もある。
 ともあれ、分け合うことにうなずいて>>19
 乾杯、とするのがなんだか照れ臭い。
 けど、その味は。>>18


  ビールみたい、と思ったらビール……!
  でも、ノンアルなら飲んで良いはずですよね?
  ふぅん。 ビール。 ……なるほど?


[本当にお酒が! と思ったら、なるほど。
 ノンアルコールカクテルにノンアルコールビール。
 ジンジャーエールの分、飲みやすくはある……のかな?
 ピリピリしてるのは、きっとジンジャーエールの生姜。
 ナッツをぽりぽり食べてからまた口に運んでみる。
 思わず考え込んでしまった。
 一足先に思いがけずビールの味を知ってしまった。
 くぴ、とさっきより味を理解して
 飲みやすくはなったと思う。]
(21) 2021/03/05(Fri) 19:39:44

【人】 矢川 蛍

  次頼むとしたら素直にジンジャーエールにします。
  色、あんまり変わらないですしね。


[それでも少し、わたしには早い味。
 それを痛感して苦笑いを浮かべた頃
 チーズとフィッシュ&チップスが並べられた。
 有難うございます、と小さくお礼を言ってから
 それぞれ取り分けたり、お皿から直接取ったり。]


  ん、ザクザクの食感が良いですね!
  確かにこれは、お酒に合うかも……?


[※ただしノンアルコールです。

 それでも、いろいろ摘んだり飲んだり。
 素直に楽しくて、グラスを半分干した頃
 ステージでの演奏が始まった。]
(22) 2021/03/05(Fri) 19:40:08

【鳴】 矢川 蛍

[今日の曲目は、映画の名曲のジャズアレンジ。
 「虹の彼方に」はかなり古い映画から。
 それから始まり、ピアノとサックスたちとの演奏が
 しっとりとした調子で奏でられていく。
 自然と私は言葉少なに、演奏に聞き入ってしまう。
 矢張り高音域のソプラノとアルトがメロディの中心となり
 テナーやバリトンがそこに深みを加える形が多い。
 私はバリトンだから、ついそちらの音色に耳を傾ける。
 低く艶のある音色が大人の雰囲気にとても合う。
 飲むことも食べることも忘れて
 つい曲に集中してしまっていた。

 でも。
 ちら、と隣にいる隆司さんに時々視線を送って、
 隣に確かにいてくれる事が嬉しくて。

 穏やかに微笑んで、それからまた曲に耳を傾けた。**]
(=2) 2021/03/05(Fri) 19:40:27

【人】 矢川 蛍

  お残しはしない主義なんですもん。
  シンデレラ……かぁ。


[一応新しい名前に反応しながら
 それを頼む気にならないのは何故だろう。
 だって、シンデレラだから。
 早く帰りなさい、って言われてるみたいだから。
 子供だなあって。言われてるみたいで。

 ……そりゃ、子供なんですけどね。
 世間的にも、歳の差という意味でも。
 甘えてしまうし、甘えたいし。
 でもね。

 精一杯背伸びしたいから。
 今日はシャンディガフの気分なのです。]
(25) 2021/03/05(Fri) 20:53:24

【鳴】 矢川 蛍

[そんな気分だったのだけど。
 微笑まれて、頭を撫でられたから。
 別に二人きりじゃないけど良いかなって
 カラン、と氷が傾く音を聞きながら
 隆司さんの方に身を寄せて、頭を預ける。
 隣同士に座っていたからそれでも視線はステージに。
 今は「輝く未来」が演奏されている。
 今回は珍しくバリトンがメロディを担当していた。
 甘いメロディを朗々と歌い上げているようで
 耳にとても心地よい。

 こっそり、指先を伸ばして。
 テーブルの下で指先同士を絡め合わせて握っても
 大丈夫、かな。

 こんな時間がずっと続けば良いのだけど。]
(=4) 2021/03/05(Fri) 20:53:43

【人】 矢川 蛍

[演奏は30分を少しすぎるくらいで終わった。
 惜しみない拍手を送り、姿勢を正す。]


  やっぱり生演奏は良いですね!
  良いなあ、やっぱり自分の楽器欲しいですね。
  良いなあ……。


[とても楽しかったし、素敵なひとときだった。
 まだ食べてないものを摘んで、飲み物も飲んでしまおう。
 次の演奏を聴くとさらに追加料金がかかるはずだ。
 聞き放題ではないのだから。]


  ……この後、どうします?


[とても満たされてひとときだったけれど。
 もう終わってしまった、と少し寂しい。
 もう一ステージ聴くのも良いけれど。
 どうしましょう? と、彼を見つめた。**]
(26) 2021/03/05(Fri) 20:54:07

【人】 矢川 蛍

  ふふ、またきましょうね。
  セッションタイムがある場所もあるらしいですよ。
  そうしたら、私も演奏できるかな。
  隆司さんに私の演奏聞いてもらえますし。


[それも、目の前で。それは照れくさいけれど
 自分の音だって聞いてもらいたいと思ってしまう。
 だからまたいく場所の行き先を増やして
 次につながる約束が増えるのが嬉しくて
 けど、と思う。

 ……頭を撫でてくれる。抱きしめてくれる。
 けど、母さんがあんなものを渡してきたから。
 変に意識してしまう。
 ……子供扱いされてるな、とも思ってしまう。
 果たして自分は、どちらを求めているのか。].
(29) 2021/03/05(Fri) 21:43:45

【人】 矢川 蛍

  遅くなる分には、良いんですけど。
  親にも知られたから、逆に大丈夫かなって。

  バーは、次の機会もありますし
  雰囲気楽しめたから今回はよしとします!


[だから、とテーブルの上を整えて会計に向かう。
 その間も手を繋いだり、腕を組んだり。
 さすがに会計の時には離れたけれど。
 また、お店の外に出たなら腕を組む。

 外に出ると、冷えた外気が頬に心地よい。
 人通りの少なくなった夜道だったから
 きた時よりもぎゅっと、隆司さんの腕にしがみついた。]
(30) 2021/03/05(Fri) 21:44:07

【置】 矢川 蛍

  ……公園とか。寄りませんか。


[この一週間が落ち着いてたから。
 少しずつ自由が戻っている気になっていた。
 だからこそ、そんな提案。
 音楽を楽しんだ後、ゆっくり過ごしたくて。
 でも寒空の下は嫌だろうか。
 そんな不安もよぎるけど。

 もっと一緒にいたくて。**]
(L0) 2021/03/05(Fri) 21:44:27
公開: 2021/03/05(Fri) 21:45:00

【人】 矢川 蛍

  ……うん。


[冷え切る前に、帰らなくちゃいけない。
 それは少し不満だったけれど
 ぎゅ、と腕にしがみつく力を強めただけ。
 周りに人は疎ら。
 公園にたどり着くとそれはさらに。]


  あ、さくら……。


[もう、花が咲き始めている。
 綺麗、と目を細めながら公園のベンチに辿り着いた。
 また隣同士、腰を下ろそうか。]


  こんな時間に外にいるの、なんか不思議です。
  いたとしても、早く帰る時間だもの。


[ハーモニーで締め作業をして帰る時なら
 こんな時間にも外にいるけれど。
 こうしてその時間に誰かと会っているなんて。
 けど、風は冷たいはずなのに頬が熱い。]
(33) 2021/03/05(Fri) 22:20:26

【人】 矢川 蛍

  あのね、隆司さん。
  改めて言わなくちゃ、と思ってたんです。
  ほら、わたしたち、
  流れでお付き合いが始まったから。


[私を助ける形で。
 私を危険から遠ざける形で。
 けれどそうして始まって、まだ一週間。
 だと言うのにすっかり、わたしは。

 言おうと思うのに、頬が熱くなるばかりで
 うまく言葉を紡ぎ出せない。
 膝の上できゅっと拳を握りしめる。
 そうして、か細い声で囁きながら
 恐る恐る、隆司さんの方を見た。

 緊張にほんのり潤む眼差しを向ける。**]
(34) 2021/03/05(Fri) 22:20:46

【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司

  ……ちゃんと。好きになっても良いですか?
  もっと、好きになっても。
(-8) 2021/03/05(Fri) 22:21:05

【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍

  ……蛍、


[囁かれた声と同じくらいの大きさで、囁き声を返す。
 周りの誰にも聞こえないように]


  俺も、いいんだよな?
  そう聞くってことは。
(-9) 2021/03/05(Fri) 22:59:26

【人】 矢川 蛍

[早く、この関係に名前をつけたい。
 望む名前であるのか、そうでないのか知りたい。
 すこし早かったかなとは思うけれども
 前みたいな事は嫌だった。
 ゆっくり育てるべきだとは思った。
 けど、どんどん隆司さんといるのが楽しくなっていく。
 恋人として付き合っていくたびに
 お付き合い、をするたびに
 どんどん気持ちが加速するのを感じてる。
 だから、諦めるのなら早くに。
 想いを育てるより前に。


 
この関係に安心し切ってしまって、
やっぱり辞めよう。
そうなったらを考えたら、怖くなったから。
あんな思いはもうしたくない。
(36) 2021/03/06(Sat) 1:19:17