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![]() | 【人】 空虚 タチバナ[小学校の頃、名前の由来を発表する授業があった。 「お母さんやお父さんに聞いてね」と先生は言った。 期限は一週間あった。 一日目、母は遅い時間に返ってきた。 二日目、昨日より早かったがイライラしていた。 三日目、話しかけようとしたが睨まれた。 四日目、五日目……プリントを見せるついで、 陽が沈む前に返ってきた時、休日で家にいる日。 タイミングはあった。けれど怖くて聞けなかった。 何か書いてもらう必要はないしと言い訳をして、 結局自分で適当な理由をつけて発表した。] (140) 2022/08/12(Fri) 22:29:45 |
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![]() | 【赤】 空虚 タチバナぁ……む、 むす ぶ……ッ [注ぎ込まれたXXXを壊れた玩具のように繰り返す。 むすぶ、むすぶ。 私に恐怖と快楽を与えてくれる人。 下腹部からせり上がってきた感覚が止まらなくて、 ナカが限界を告げるように痙攣を繰り返す。] ん、ん ……ッ ――――― ぁ♡ [ほとんど湿った吐息に近い声をあげて絶頂に達した。 背は弓のようにしなり、 彼の欲望を搾り取るように締め付ける。 すぐには戻れず、投げ出された肢体は成すがままだ。 突かれれば跳ね、抉られば甘く啼くだけの女になる。 しかし注ぐ前に腰を引くことだけは許さず、 最奥に広がる温もりを感じれば手で腹を撫でた。 それから視線を頭上の彼に向け、唇を動かす。] (*54) 2022/08/12(Fri) 22:31:27 |
![]() | 【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結( む す ぶ ) [掠れてしまった声はほとんど音にならなかったが 目の前の彼にはきっと届いたはずだ。 覚えたことを伝えるように名前を呼んで、 妖艶に微笑んで見せた。]* (-73) 2022/08/12(Fri) 22:31:58 |
![]() | 【赤】 空虚 タチバナ― それから/名もなき病室 ― [彼の欲は収まっただろうか。 未だ昂ぶりを残すのなら、蜜壺はねだるように蠢く。 きっと溺れさせることはできないのだろう。 それを理解してもなお、獲物を手放すことはない。] …… っ、はぁ …… うふ。 [一度きりにしろ、続きがあったにしろ、 ベッドの軋む音が収まった頃には、 病室の中はすっかり色の匂いだけが漂っていた。 結が眩暈を覚えた甘い死の香りは目の前の己から 発され続けているが、彼の様子はどうだったか。 もしまだ耐えられる様子であったとしても、 腕の中に誘って肺いっぱいに吸い込ませよう。] (*55) 2022/08/12(Fri) 22:32:29 |
![]() | 【赤】 空虚 タチバナ少し、休んだ方がいいわ。 ……そうしたら、また痛くて、また欲しくなる。 [彼が強い意志で抗わない限り、 一人ベッドを抜け出すのは容易いだろう。 脱ぎ捨てた衣服はベッドの下に散らばったままだが、 真っ白な己が裸体は既に元通り、 落ちているものと同じ白いパジャマを纏っている。 質量を得てはいるが、生者と同じではないのだ。 彼の耳元へ唇を押し当て、口づけのように囁く。] (*56) 2022/08/12(Fri) 22:32:56 |
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![]() | 【独】 千早 結/* さくっと殺されると思ってたけどこういうつめかたもあるのか.. 余計に欲しくなるやつの性質をしってそうな... かれんちゃん....手のひらでころころ (-77) 2022/08/12(Fri) 22:42:03 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 ![]() (a41) 2022/08/12(Fri) 22:42:10 |
![]() | 【人】 名坂愛子―― 廃病院入り口 ――はぁ……はぁ……はぁ……! [食堂から逃げるように駆け足で下の階に。 幸い、何か得体のしれないものとか、彼女とかに追われることはなく無事エントランスにはたどり着いたようで] な、なんだったんだろ、あれ [女性が豹変したこともだが、私の体をまさぐった影のよう何か。 映像だとか幻覚といった感じではなく、湿り気を帯びた感触はいまだ私の体に残ってるような気がする] あれが幽霊とかそういうの……? いやいやそんなまさか……病院に入って最初に出会った人たちが幽霊でしたなんて…… [いたらいいねなスタンスなだけに、本当にいるかなんて想定外ではある。 しかもそれが親切な人たちだったならなおさら受け入れるのに抵抗があったり。 そして、そんな場所に妹がもし迷い込んでいたりしたら……あまり想像はしたくない] (142) 2022/08/12(Fri) 22:49:00 |
![]() | 【人】 名坂愛子とにかく、ここから一旦離れて態勢立て直さないと…… [多分、幽霊的な何かでも、この病院の外までは追ってこない……はず。 妹の手掛かり探しはまた準備を万端にしてからの方が良いかもしれない。 せめて最低限の備えをしてからすぐに探索を再開した方が良いかもしれない。 どちらにせよ、落ち着ける外に出る必要がある] (それにしても……) [怖い何かに遭遇した時に限って、なぜか快感を普段より感じてしまったのが腑に落ちない。 あれか、生存本能的にそういうのを求めるとかそういうのだろうか。 自分の身の中に何か潜んでるなんて思いつきもせず。ただ] (144) 2022/08/12(Fri) 22:49:27 |
![]() | 【人】 名坂愛子……なんだか妙にお腹に違和感が [ほんの少しだけ、恐怖を感じた時に熱を帯びた下腹部の部分。 無意識に手でさすったそこの違和感が前よりも大きく……ほんのちょっぴり大きくなったような、そんな気がする] ――いや、気のせいかな 食べ過ぎたわけじゃないだろうけど [自分の身に何が起こっているかもまだ把握できていない身。 とにかく落ち着ける場所を探して一旦入り口から、そのまま外へと踏み出し] (146) 2022/08/12(Fri) 22:50:21 |
![]() | 【人】 名坂愛子――あれ? [開いていた入り口から一歩外に出たはずだった。ただ、何か見えない壁に押し返されたような、また不可思議な現象でいまだ病院の中] ……これ、妹に一回聞いたことあるかも 昔一緒に見た怪談ものの映画でもあったような…… [何が起こってるかは分からない、ただ現状出られない事は確か。 その事を確認できただけでも収穫だろうかなんて考えて近くの椅子に座って一度休む。今度は無防備に寝たりせずに、そのまま周囲を警戒はしつつ。 まぁ、本当に幽霊とかそういうのだったら、こちらがいくら警戒しても死角から驚かしてくるなんて朝飯前……な気もするけど、気休めって大事だよねという事で]* (147) 2022/08/12(Fri) 22:51:23 |
![]() | 【赤】 勢喜 光樹[悲しみが、怒りが、憎しみが、恨みが 黒く、黒く……渦巻く感情が、同調する。 再び己の心を、支配してしまいそうになり───…] (*59) 2022/08/12(Fri) 22:51:44 |
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![]() | 【人】 勢喜 光樹……………なぁ。 [項垂れる四谷の背に向かって、声を掛ける。 あの陰に飲み込まれていった、誰かの姿を。 はっきりと顔までは見えなかったものの、 この場所に居るであろう、他の生者を己は知らないから。] (148) 2022/08/12(Fri) 22:52:38 |
名坂愛子は、メモを貼った。 ![]() (a42) 2022/08/12(Fri) 22:52:52 |
![]() | 【人】 勢喜 光樹あれは………、チハヤだったのか? [確りと見ていたかまでは分からないから 四谷の知り合いだったかどうかぐらいは 聞いてみた方が良いだろうと思ってのこと。 仮に、チハヤだったのだとしたら…… それを四谷に認めさせることは、酷だろうか。 チハヤが無事な保証は、何処にもないのだから。*] (149) 2022/08/12(Fri) 22:52:53 |
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![]() | 【人】 水子たちの霊 ヒルコ―病院内のどこか― 少女が、カナおねぇさんと共に居てくれれば>>4と、そう考えていた。 例え、カナおねぇさんの手で死を迎える事になるとしても、おねぇさんなら、愛した相手を悪趣味に嬲る事は無いから。 少なくとも、よほど酷い事>>61にはならないだろうから。 けれど、少女が抗うというのなら、まだ『イモウト』を探すというのなら、「このまま捨て置く」という選択肢はなんとも後味が悪い。 例え、命が無くとも、『私たち』は心まで無くした訳ではない。 (150) 2022/08/12(Fri) 22:57:05 |
![]() | 【人】 水子たちの霊 ヒルコ―ロビー 名坂さんと― 「――まだ、『イモウト』は探してるの?」 椅子に座った少女>>147に声を掛ける。 どうやって、カナおねぇさんから逃げ延びて来たか、問うことは無い。 大切なのは、まだ彼女の心が折れていないかどうか。 「まだ、『イモウト』を探し続ける勇気はあるの?」 全てを諦めて、一人無事に逃げ出すというなら、それでいい。 けれど、まだこの病院が抱えた闇に挑む気があるなら、それを拒む気はない。 自分が見つけた手がかり>>62へと、彼女を案内しよう。* (151) 2022/08/12(Fri) 22:57:31 |
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![]() | 【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史[黒い感情に呑まれていく───… お前なら、教えてくれるのか? そう問うことすら、出来なくなる程に 足掻くことは無駄だったと、理解してしまった。*] (-80) 2022/08/12(Fri) 23:06:59 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 ![]() (a43) 2022/08/12(Fri) 23:10:22 |
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