情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【秘】 医者 サキ → 女子大生 マユミ[ 名声の芳香なき英雄は英雄に足らず。 黙っているに越したことはない。 俺は己が無力であることを何より知っている。 ] (-2) 2022/06/11(Sat) 15:29:43 |
【秘】 医者 サキ → 女子大生 マユミ[ 神に助けたいと思われるには 一片の慈悲が必要だ。 蜘蛛の糸はその日吊り下がったんだろう。 登った君が途中で抱いたのは、邪念か──さて、 ]* (-3) 2022/06/11(Sat) 15:29:53 |
【独】 女子大生 マユミ/* 先生、ちゃんとご飯届いたのかな? 待たせてるとか気にしないで、リアル大事に生きて欲しい。 言葉選びが秀逸で、本当に私が1書いたら、 100返ってきますよね。(ロルのクオリティの話です) (-6) 2022/06/11(Sat) 16:31:35 |
【人】 女子大生 マユミ[ 菊 朝 椿 牡 梅 桜 花 人 は 顔 は 丹 は は はは 舞 は 落 は 零 散 枯| う 萎 ち 崩 れ る れ| む る れ る る| る往 く ] (19) 2022/06/11(Sat) 20:36:20 |
【人】 女子大生 マユミ[ 生きとし生けるものは、いずれ死ぬ定めであるけれど、 それが花ならばどうだろうか。 確かに花もいつか必ず枯れるもの。 けれど―――……。 この国を象徴する花、 桜は散る姿が兎角美しいと言われている。 でも桜の命は、花と共に散り落ちるものではない。 花が散ったその後に若葉が芽吹き、命は続く。 寧ろ、青々と茂る葉にこそ、生命力の豊かさを見る。 だから花が散ってしまえば、希望も絶えたと思うのは、 早計だとは思いませんか? ] (20) 2022/06/11(Sat) 20:37:06 |
【秘】 女子大生 マユミ → 医者 サキ[ 能ある鷹は爪を隠すとはよく言ったもので、 爪を秘めたまま終わり、 名の残らなかった英雄のなんと多い事か。 そもそも英雄譚なんて、その殆どが捏造でしょう? ] (-7) 2022/06/11(Sat) 20:38:12 |
【人】 女子大生 マユミ[ マンション火災、住人と思われる3名死亡 警視庁によると、×月×日の午前3時20分ごろ、 7階建てのマンションが燃えていると 消防に通報があった。 火はおよそ5時間後に消し止められたものの、 マンションはほぼ全焼の状態。 年齢、性別共に不明の3人の遺体が発見され、 警察は住人とみて身元確認を急いでいる。 ] (21) 2022/06/11(Sat) 20:39:31 |
【赤】 女子大生 マユミ[ パチパチと火が爆ぜる音に、視界を蹂躙する赤。 燃え盛る棚の下敷きになって、呻く妹。 私はただただ脚を震わせて、 何をすることもなく絶望的な光景を見下ろしていた。 「何してんの!?……早く逃げなさいよ。 アンタがそこでじっとしてたって、 何にもならないじゃない! さっさと逃げて、助けでも呼んできなさいよ」 じわじわと後退る。確かに、真結実の言う通りだ。 それでもすぐに体は言う事を聞かなくて、 ぼろぼろ涙を零して、少しずつでも足を動かす。 やっと背を向けることが出来たその時に、 私の耳は最期の言葉を拾った。 ] (*2) 2022/06/11(Sat) 20:40:29 |
【人】 女子大生 マユミ[ 先生の推測通り、>>16 全焼したマンションに住むことは出来ないから、 実家に戻って生活をしていた。 元々大学に通えない距離ではなかったのだし、 またこんなことになって 娘を失う訳にはいかないからと、 その後、新たに部屋を探すことを両親は許さなかった。 私自身も、そんな気にはなれなかったしね。 先生に亜結実のことを聞かれることはなかった。 それは先生なりの辛いことを 思い出させないようにという 配慮だったのかもしれない。 それでも引越した後も足繫く通っていた、 "亜結実"のことを一度も聞かれないなんて……。 少しだけ、身勝手で見当違いな事も考えたわ。 ] (22) 2022/06/11(Sat) 20:43:05 |
【人】 女子大生 マユミ[ 言い訳にしようというつもりではなく、 これは極めて純粋な自虐心。 世界にとって真と亜のどちらが有益かなんて、 聞くまでもない愚問だって、ちゃんと弁えている。 ]* (23) 2022/06/11(Sat) 20:44:19 |
【人】 女子大生 マユミありがと。 友達と行って、先生にお土産買ってくるね! [ 贈った人のことを考えると、それで良いのかしら? と思ったけれど、真結実なら素直に受け取るだろうから その思考をなぞって答えを出す。 真結実は勿論友達には不自由していないけれど、 これはペアチケット……。 誘う相手が一人だけとなると、結構気を遣うもので。 ……未だに真結実の部屋の机の引き出しに、 鼠ランドのペアチケットの入った封筒は眠っている。]** (26) 2022/06/11(Sat) 20:47:55 |
女子大生 マユミは、メモを貼った。 (a1) 2022/06/11(Sat) 20:54:44 |
【人】 女子大生 マユミ[ 火事以降、暫くこのアカウントは放置状態だったから、 単純にその間にフォロワーが減っている というのも勿論ある。 それでも、私がこのアカウントを引き継いで 定期的に投稿をしても、 フォロワー数やファボの数は緩やかに減少していった。 それが全てではないと分かっていても、 それこそが真と亜の力量の差なのだと、 突きつけられているようで……。 付け焼刃の努力など、しょせんこんなもの。 ] (56) 2022/06/12(Sun) 19:22:38 |
【人】 女子大生 マユミ[ きらきらした、幸せな、 ちゃんとした人生を引き継いだはずだった。 "船越真結実"は、今もこの世界に生きている。 私がその名を引き継ぐことで、 一縷の希望を現実に結び付けたつもりだった。 ……厚顔無恥にもほどがある。 この体たらくはなんだ? SNS上ですら、きらきら女子大生を維持できていない。 ] (57) 2022/06/12(Sun) 19:23:14 |
【人】 女子大生 マユミ[ 法学部のイケメン彼氏の存在、 私だって羨ましいと思わなかった訳ではない。 "亜結実"であったときは、口をきいたこともなかったが、 二人の仲睦まじい様子は、何度も目にしてきた。 彼は顔だけが良い男ではなく、 人柄も信用に足る人物だと、実際接してみてよく分かった。 辛い思いをしたからと、煮え切らない態度の私に対して、 不満を露わにすることなんて一度もなかった。 「いずれ迷いもきっと晴れるから、 それまでずっと傍にいる」 そう言って私の心を支えようとしてくれた。 ……恋人に成りすます詐欺師相手に。 ] (59) 2022/06/12(Sun) 19:25:08 |
【人】 女子大生 マユミ[ 抱きしめられれば、体は震え。 唇を寄せられれば、涙が滲んだ。 そんなに近づかれたら―――…… 見破られてしまう! ] (61) 2022/06/12(Sun) 19:26:04 |
【人】 女子大生 マユミ[ 何度もエデンにアップロードされた、 真結実の幸福体験を味わった。 本当に、本当に幸せで。 羨ましかった、 妬ましい程に。 ] (62) 2022/06/12(Sun) 19:26:45 |
【人】 女子大生 マユミ[ けれど実際同じ幸せを現実で喰んでみれば、 同じものであることを疑ってしまう程、 味わいが異なる。 だって、現実で幸せを享受するには、 その幸せを掴み取れるだけの"価値"がなくてはいけない。 イケメンの彼氏に見合う、イイ女でなければいけない。 皆に慕われるほどの、徳がなければいけない。 それを持たない人間が手にすれば、 分不相応な幸福は 薬 から毒 に変わる。見限られ失う怖さだけが、舌に残った。 ] (63) 2022/06/12(Sun) 19:28:05 |
【人】 女子大生 マユミ[ 私は一度も幸福体験を、 エデンにアップロードしたことがない。 真結実は生きていた頃、定期的に投稿していたのに。 それは、"今の真結実"が幸せでない何よりの証拠。 ] (64) 2022/06/12(Sun) 19:28:43 |
【人】 女子大生 マユミ[ 毒 を食らわば皿まで。You might as well be hung for a sheep as for a lamb. ] (66) 2022/06/12(Sun) 19:29:50 |
【人】 女子大生 マユミ[ 現実と仮想の境目が曖昧になるほど、私は過食を続けた。 幸せになる事って、 実はそんなに難しい事ではないのでは? ただ耳から流れ込む多幸感の海に、耽溺するだけでいい。 現実で幸せを掴もうとするより、 ずっとずっと確実で効率がいい。 私にだって、簡単に出来てしまうじゃない! ] (67) 2022/06/12(Sun) 19:30:39 |
【人】 女子大生 マユミ[ 寝食を忘れて、ただただ耳だけを傾けた。 邪魔をされるしうるさいから、 スマホの通知機能をオフにした。 もう私には不都合は見えない。 ] (68) 2022/06/12(Sun) 19:31:12 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新