人狼物語 三日月国

69 【R18RP】乾いた風の向こうへ


【人】 祓魔師 ダンテ


 
 よく冷えた白ワインはどう?
 僕が飲みたいだけだけど

[ あとは眠れそうだからとか、口にしたら叱られそうな理由もあった。自分の生活時間が昼夜入れ替わるのをヴィはなんとなく嫌がっているところがある様に思う。休暇が終わってから正常に戻すのが大変だからとかそんな慮りだと思う。

 この地方独特の意匠の作りの豪奢な部屋は、ヴィの推測通り王族の別宅だったのかもしれない。それでもこの部屋はきっとゲスト用なのだろう。主人が使っていた部屋を拝むには手持ちがとても足りない。

 天幕付きの寝台は、一つしかなく。
 ヴィが無邪気に笑っていて、意識しているのは自分だけのようで再び目元が赤らむのを感じて視線を逸らす。まるで10代の若造のようだ。]

 室内は涼しいね
 湿度が低いからかな

[ 誤魔化すような事を言い、長椅子に腰掛けたヴィの向かいに腰掛ける。その様子はすでに眠たそうなのと、日差しの中を強行したせいで気怠げだ。]

 タオルを濡らしてこようか?
 ベッドに行くといいよ

[ それと彼の飲みたいものを訪ねてフロントに連絡をして。自分は昼過ぎも起きていることを予想してサンドイッチを頼んでおいた。何度も人を寄越させてはヴィの眠りを邪魔してしまいそうだとの考え。**]
(77) 2021/04/15(Thu) 17:09:46