>>98 カウス
「小魚は知らねーよ。ざまあみろ」
まず悪態をついた。
戻ってこい、自分のペース。
「ほら。アレ。俺昨日いなかったろ。
このクソみたいなゲームに負けて死んでたんだけど。
でもアンタは
約束した覚えもないのに
毎日小魚持ってくるようなやつだからな。
……『また明日』って俺言ったから、
ミルクティー用意して待ってたんじゃねーかなって」
どうにか皮肉を混じえつつ、心境を吐露する。
気まずい。少年の視線はあちこちへと左右する。
(101) 2021/04/30(Fri) 23:16:41