人狼物語 三日月国

69 【R18RP】乾いた風の向こうへ


【人】 祓魔師 ダンテ

[ ヴィが眠ってしまったなら、一人で本を読もうか、それとも書き留めておきたいこともあるからメモ帳を取り出すか。

 天幕の影の中でヴィは心地よさげに見える。

 足音は絨毯が吸い込んでくれる。静かに大きめの窓のそばに寄れば街並みが一望できた。ちょうどよく椅子が置かれているから、先人もこの居心地の良い部屋で景色を眺めたいと考えたのだろう。

 自分たちが通り抜けてきた市場はあのあたりだろうか。一人で外に行くのも良いだろうか?

 だがヴィを一人にもしたくないとか、かれと似たような事を考えてしまった。**]
(115) 2021/04/16(Fri) 0:52:35