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【人】 中隊長 アーサー― ―― [柔い朝光の中 壁を背に得る事も叶わぬ様だ。 此方の力を高く見積もれた事を褒めてやるべきか、 苦手な時間を知り得た事を湛えてやるべきか。] 貴殿の隊は其処までお暇でしたか。 それはそれは気付けずに。 見慣れぬ顔の方も 私めを囲って下さるとは これはどんな祝い事なのでしょう? [目視出来る数で十四人程。 隠れているか、遠方から狙う者が五…七人くらいか。 目の前にいる人物を合わせれば二十人超、と。 この気だるげな時間に良く居合わせたもので 感嘆の…嘆息を吐く。] (8) 伽藍堂 2021/04/20(Tue) 22:16:33 |
【人】 中隊長 アーサー[目の前の人物は二日前に 白の駒を執っていた相手であった。>>0:40 多少の腕を持っていたと聞いてチェスの相手を 申し出た所快諾を頂き、此方の方が好きだからと 黒の駒を執らせて頂いたらあっという間に 勝ってしまったその相手が今其処に。 何人もの仲間を引き連れ 此方を囲っているのである。 ――…つまりはどうやら 気品を欠いてしまっていたらしい。 相手の誇りを傷付けてしまったが故、 こうして奇襲の憂き目に遭ってしまった様だ。 なんだ、こんな安い男だったのか。 笑顔は絶えぬ儘。しかし緊張だけは上げ かの将兵と対峙をする。] (9) 伽藍堂 2021/04/20(Tue) 22:17:15 |
【人】 中隊長 アーサー奇襲はもっとバレない様にするものでは? [思うた儘を口にする。 挑発でもあり相手の『先手』を観る手であった。] この数でバレない様に襲えるとでも? 元より数しか通じないと見ていた、 後は時間と場所を選ぶだけだ。 ……正解だろう? [目の前の将兵が剣を構え、そう笑う。 確かに間違いは無い。 夜は最も厳重であるし、 そもそも私邸を強固にしている。 なのでこの時間が正解、だが。……] (10) 伽藍堂 2021/04/20(Tue) 22:18:16 |
【人】 中隊長 アーサー…流石に目が覚めるというものだろう。 [はあ、と此方が溜息を吐いた次の瞬間、 一斉に将兵率いる十余名が 此方へ襲い掛かって来た。 貴殿に買われたこの腕前と 隊の力を見せて差し上げよう! 等と声も高らかにして。 ―― さあ、] (11) 伽藍堂 2021/04/20(Tue) 22:20:06 |
【人】 中隊長 アーサー[八の刻に差し掛かるだろうか。 だのに陽の差さない道を選び過ぎたのか、 どれだけ剣撃を響かせ重ねても町民の気配は 湧いては来なかった。または、こういった諍いに 慣れてしまっているのか。 守る手も打たずに済み好都合ではあるが。 四、五人と軽くあしらって端へ沈める。 片手で翻す剣は軽く、乾いた風を簡単に割いては 相手の轍(てつ)を何度も牽制する。 まずは壁側を得ながら、或いは入り組んだ路地を 複雑に進んでみせながら相手の隙を突き 剣や武具やらを削いていく。…のだが。 流石は国防軍仕込みと言った所か。 地の利の得方はあちらも身体で覚えていて、 且つ連携力もあった。 同じ方向から二人襲って来れば、 別の方角から矢か魔弾かが飛んで来る。 同方向からの襲撃も縦と横との軌道でもって 襲い掛かり、捌く此方の体力を狙い澄ましている。] (19) 伽藍堂 2021/04/21(Wed) 6:31:13 |
【人】 中隊長 アーサー隊としては悪く無いな。 [一つ息を吐いて整える。 最近鍛錬を後回しにしていた事も含め、 それでも其処いらの野盗や破落戸であれば 十分と掛からず処理出来ていたであろう人数が 後援含めて八人程しか沈められていなかった。 頭の将兵は着かず離れず後方から指揮を執っている。 叩く事は難しく無いが、少々面倒そうだ。 更に後方から弓か銃か魔弾かで 援護を受けて見える。 地道な事は好きでも無いが 着実であると切り替え手を進めていこうか。 追撃から逃げる素振りを見せながらまた一人、 後方支援の敵方を剣の柄頭で殴って落とす。 ] (20) 伽藍堂 2021/04/21(Wed) 6:31:49 |
【人】 中隊長 アーサー[一息。 …吐いた所で、上空からか気配を感じた。 仰いで迎撃するがまた背後から 人の気配がして。 隊の人間とは違うのか 目深に外套を被り 此方に不意打ちを ――]* (21) 伽藍堂 2021/04/21(Wed) 6:32:36 |
中隊長 アーサーは、メモを貼った。 (a6) 伽藍堂 2021/04/21(Wed) 6:45:43 |
【人】 中隊長 アーサー[――、 迎え撃とうとしていた、の、だが。 遠雷の響きと光線とに目をチカチカとさせる。 …いや、光線の所為では、無いな。 何度か瞬きをして 、] (55) 伽藍堂 2021/04/21(Wed) 21:27:34 |
【人】 中隊長 アーサー示し合わせた訳でもないのに 良く会うな、ダイゴ。 彼女はお前の知り合いか? [呆けた様な顔をいつもの物に戻し、 口元に笑みを浮かべてそう目の前の男に問いかけた。 一目瞭然の同じ色は問うまでも無く、 同僚である事を示して見える。 あの軍服の色は彼等しか着ない。 筈なのだが、 何故か男は此方を庇うかの様に背を向けて。 ……… ] 仲間を信じなくて良いのか? 俺より長い付き合いだろうに。 [そう言いながら剣を構え直す。 不意に襲われても、今度は助けられる間も無く 対処が出来る様にと。息も整えて。] (58) 伽藍堂 2021/04/21(Wed) 21:28:33 |
【人】 中隊長 アーサー[彼女の言葉に偽りは無い。 強いて訂正するならば、 国を崩す事までは考えてはいないのだが。 寧ろシステムを組み換え良い方向に 持って行こうとすら考えては いるのだが。 こう見えてもやる事はやるんだがなあ、と 最後は声に零してしまいながら、 此方に向く金糸雀色の背に 自らの背を合わせた。 同僚の必死の説得に耳を傾け 向こうに付くなら大人しく切られてみるか。 本当なのかと此方を振り向くなら 翻り先手を打つか。 それでも此方の味方に付いてくれるなら、 一つ策でも耳打ちするだろうか。]* (59) 伽藍堂 2021/04/21(Wed) 21:29:46 |
【独】 中隊長 アーサー/* 皆さんがほのぼのお出掛けしている中ドンパチやってるの 地獄だなって話したら微笑んでくれた相方イズ地獄 ははは… (むっちゃwikiとかを再確認しに行きながら) (-61) 伽藍堂 2021/04/21(Wed) 21:39:50 |
【独】 中隊長 アーサー/* 定期的にダイゴ格好良いよなあと呟きつつ。 時折他の方にも拾って頂けて有難く。 気付いたら活発なのに交流ぼっちになっておりました、 などと供述を……… (-82) 伽藍堂 2021/04/22(Thu) 8:50:37 |
【人】 中隊長 アーサー[そうして創り出して貰った時間を費やし、 此方の手は完成の形を成した。 …何処か、虎の男は此方を龍の様だと 称しているのには気付いていた。 いつかに零してしまった言葉を拾ってしまったのか。 何方かと言えば狐や蛇と言われた方が 合う自負はあるのだが、強い響きで 此方を称す其の心に敬意を表して。 ふっと自身の剣に息を吹きかけ、 爛々と赤く染まった刀身から火を生じさせる。 其の様は龍の息吹にでも見えるだろうか。 その火が強く、 高く燃え上がれば ―― ] (84) 伽藍堂 2021/04/22(Thu) 10:46:24 |
【人】 中隊長 アーサー[―― 一人、また一人と 動きの激しかった者から倒れ出すだろうか。 次は後方支援の身体の作りが甘い者から。 意識を失うまでは行かずとも、徐々に 膝を着き喉元を抑え荒い息を 立て出すだろう。 残る意識と呼吸がある者は 余程鍛錬を積んだ兵くらいだったか。] (85) 伽藍堂 2021/04/22(Thu) 10:46:41 |
【人】 中隊長 アーサー[仕組んだ手は簡単で、 単純に肺の空気を燃やしてやったのだった。 乾燥地帯、且つ優れた魔法具が 露店でも売り出される様な国(>>0:124)では 自身が扱える炎の魔法とは酷く相性が悪かった。 牽制や装備の甘い野盗、また異国の兵士等 効果のある相手に対しては惜しみなく使うが>>1:80 こと国土内となると途端に無能にも 等しくなる事もあった。 ので 一つ思考を凝らし 無防備の体内へ仕掛ける術を磨いたのだった。 表面を覆う防具のを縫う様に入らせ、 体内に見えずも着々と酸素を奪う 炎を発生させるその術を。] (86) 伽藍堂 2021/04/22(Thu) 10:47:53 |
【人】 中隊長 アーサー[同じ金糸雀色の軍服の彼女の事は彼に任せ、 消耗は誰にも気取らせない様に 悠々とした足取りを以て、指揮を執っていた 将兵の方へと歩み寄っていった。 からりと、戦闘や陽動の際に壊してしまった 木箱や壺やの破片が足元で音を立てて 此方の来訪を相手に伝える。 意識を奪う前にと止め、 黒紅に戻った刀身を相手に突き付け 相手に一言を送る。 あの時と同じ声で、 同じ笑顔で。] (88) 伽藍堂 2021/04/22(Thu) 10:49:43 |
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