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【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト「うむ……そのような感じ、かな?」 「こう、だね……もっと、逃げられないようにそっ、と近付いて……そこから逃げないように捕まえておきたいというか」 「……こ、これ以上は止そう! 顔が熱くて仕方ないし……うう、エルナトくんが変なこと聞くからだ」 ぱたぱたと手で顔を扇ぐ姿は、まさに恋の悩みを抱えるただの少年だ。 彼が貴族の子だとは思えないほどに、年頃らしく健全な反応がずっと返ってくる。 「そ、そうだね!近頃は神隠しの噂などで不安がってることも多いことだし…… 少し、考えてみようか……彼女が悲しそうだったりすると私も悲しいからね」 応援の言葉を背に受けて、ありがとう、と感謝の言葉を確かに返す。 そこからは作戦を考えるなどと言って、読書に興じながらもシャルロッテを誘う計画を立てたりしていたことだろう。 (-224) 7_hertz 2022/05/02(Mon) 20:42:56 |
【秘】 中等部 バラニ → 夢見る乙女 シャルロッテ「────」 いくら探せど、ジャステシアの姿を見つけることはできなかった。 流石にこれだけ探して見つからないとなれば、明らかに不自然さが勝ってくる。 あなたはどのようにしているか、不安がってはいないだろうかと、様子を伺いつつ。 「……もしかしたら、先生に呼ばれているのかもしれないね。 ほら、ジャステシアくんは真面目だから、良い知らせがあった、とか……」 こんな言葉では、気休めにしかならないかもしれない。 それでも、不安や恐れというのはどんどん他の人にも移っていくものだからバラニは努めてこうして振る舞うのだ。 「けれど、私はもう少しジャステシアくんのことを探してみよう。 案外、すぐに顔を出してくるかもしれないけれど、その時は……文句のひとつでも言ってあげようかな?」 なんて、少し冗談めかしながら言って。 渡す先がなくなって行き場のなくなってしまった朝食の後かたずけを済ませてから、バラニは姿の見えない彼女を改めて探し始めるだろう。 (-228) 7_hertz 2022/05/02(Mon) 20:55:46 |
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