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![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月え、そんな噂になったの…!? かっこいいんだ、僕って…。 [ まさか他のクラスでも話題に上がるなんて。 あんな時期に転校してくるなんて珍しいだろうし 他にそんな話は聞いたことがないから。 彼女の言う転校生はきっと僕のことだ。 ] (-49) 西 2024/06/11(Tue) 23:07:13 |
![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月浸れる場所にいようとしても 独りになるのに耐えられないのが、僕だよ。 [ 他に選択肢がなければ適応するしかない。 でも適応なんてできっこなくて、 これも巡り合わせなのか、 それを聞かせてもらえたから、 僕は自分の話をしようって決めたんだ。 奇しくも君と同じようなことを ]僕は君に思ってしまったというわけだ。 (-50) 西 2024/06/11(Tue) 23:07:52 |
![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月何回崩れても、慣れないよこればかりは。 どうせまた転校になるから この学校にもいつまで居れるか分かんないし。 うん、どういたしまして。 僕も、君に会えてよかった。 [ 完璧に分かろうとしなくたっていい。 月並みでありきたりだろうとも その言葉に血が通っているだけで 独りの僕は救われる。 それにきっと君は僕の仲間なんだって 僕はそう感じていたから。 素直に受け止めて、信じられたんだ。 (-51) 西 2024/06/11(Tue) 23:08:26 |
![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 彼女に出会って、 僕が何を欲していたのか、 ようやくわかった気がする。 でもいくら欲したものが仲間だって分かっても、 いつか壊れてしまうと分かりきってしまえば 足がすくんでしまう。 それが相手を傷つけてしまう刃であることも 自分さえ巻き込んで不幸にしてしまうことも。 ] (-52) 西 2024/06/11(Tue) 23:09:21 |
![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 独りしかいない気分に浸れる場所へ。 それは本意では無いかもしれないし はたまた本意かもしれない。 けれどこの世界に、 望んで独りになる人なんていないと 僕はそう思っているから。 僕は彼女の言葉を、利用してしまう。 ] (-53) 西 2024/06/11(Tue) 23:09:46 |
![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ そしてなにより。 ここで別れてしまったらもう 次はないのではないかと そんな予感がしてしまったから。 ] (-54) 西 2024/06/11(Tue) 23:10:36 |
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![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月 (-56) 西 2024/06/11(Tue) 23:11:31 |
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![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月 (-59) 西 2024/06/11(Tue) 23:13:24 |
![]() | 【人】 宮崎暁お待たせ幸阪。 あ、見てくれたんだ! メロンパンにも色んな種類あるみたいだよ! [ 関係の始まりが本来在るべき形とは違うせいで 幸阪が乗り気じゃないのに 無理をさせてしまうのではないかと。 そんな不安はいつとつきまとってくるから。 幸阪の何気ない仕草に心が救われることも 実はかなりあったりする。 すっかり顔なじみになったB組の女子から 「お姫様のお迎えかな?」って言われた時には 「そう!十二時になるまで、 やりたいことが沢山あるんだ!」って。 その女子が赤面するレベルの 青臭いセリフを吐いて、 幸阪の手を引いて教室を出ていったんだ。 ] (76) 西 2024/06/11(Tue) 23:42:36 |
![]() | 【人】 宮崎暁[ 思い返してみれば 幸阪と付き合い始めてから 周りの色恋に巻き込まれることが減った。 思い切って聞いてみたら 「二人の仲に割って入ったら罰当たりそう。」って。 きっとこれは応援してくれてるんだよね? 新聞部が定期開催するアンケートの 校内で応援したいカップルランキングで 連続不動の一位を獲得したこともあるし。 僕達のことを皆が受け入れ始めた、証拠なのかも。] (77) 西 2024/06/11(Tue) 23:44:25 |
![]() | 【人】 宮崎暁[ 学校を出ればもう自由な時間だ。 幸阪の手を引きながら 何気ない会話を重ねて。 なんの身になるか分からない この他愛のない会話の時間が 僕はたまらなく好きだった。 今日も僕は幸せだな、なんて。 噛み締めるように頬を緩ませていると、 幸阪が何かを見つけたみたいで、 指さしていた方を向いたのだけれど。 ] (78) 西 2024/06/11(Tue) 23:44:50 |
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![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 僕の頬に柔らかな感触と 揺れた髪が運ぶ君の匂い。 あの日の過ちからというものの 君の何気ない仕草が、言葉が、イタズラが、 僕の心を揺さぶって掻き乱してくるから。 ] (-61) 西 2024/06/11(Tue) 23:45:51 |
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![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 付き合い始めてから半年くらい経った 気が狂いそうなくらい暑かった夏の日。 夏休みのある日、午前だけ補習があった日 僕は幸阪を自分の家に呼んだ。 幸い学校からあまり遠くはなかったし 僕は自転車だったから もし良かったら後ろに乗ってく?なんて聞いて。 途中寄り道してアイスを買おうって提案したり またいつもの通り、 楽しい楽しい、いつもの恋人のつもりだった。 ] (-77) 西 2024/06/12(Wed) 21:30:31 |
![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 人の目につかないところで二人きり そういう空間はいつだって魔性だ。 転勤に振り回されて 最低限の家具だけ置かれた自室に 彼女を招き入れて。 幸阪が受け入れてくれるなら、 エアコンが効いた狭い洋室で二人隣同士、 暑いなんて言ってるくせして 肩を寄せ合うこともあったかもしれない。 ] (-78) 西 2024/06/12(Wed) 21:32:46 |
![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 僕にとって幸阪は大切な存在だ。 だからこそ僕達の距離感は これくらいがいいんだって 心の底からそう思っていた、はずなんだ。 これだけ近い距離で ]*君と目を合わせさえ、しなければ。 (-79) 西 2024/06/12(Wed) 21:33:58 |
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![]() | 【秘】 宮崎暁 → 幸阪結月[ 戒めるべきあの日のことを 唐突に思い出し始めてしまったのは 君の愛くるしいイタズラのせい。 君の柔らかな温もりのせい。 心地よい君の匂いのせい。 ] (-82) 西 2024/06/12(Wed) 21:36:33 |
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