人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

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視点:


ナルユウィを占った。
ユウィは【人狼】のようだ。

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「悲報か、吉報かわからないが」
「……疑ってたナル的には複雑かもしれねぇけど」

「アウレア様のこと、どんだけ調査しても何も出て来ねぇ。
 つまり、あの人真っ白だってことだよ」

「──接触、取った方がいいか。
 アウレア様がどんな事を今してるのか、とか。
 怪しんでる人について聞くかとかした方がいいか?」

「あと、俺はまだしも、
 ナルについて明かすかどうかはどう思うか。
 当然名が出回るほど俺達が殺される確率、上がるだろうし」

どうする?と貴方に回答を求めてくる。
(-1) poru 2024/03/29(Fri) 22:18:38

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「宝くじ当たったんですね」

何処か素っ頓狂な言葉を紡げば頷いて。よかった、とほっと一息。

「すみません、アウレアさまに私用事が出来てしまって。
 伝える仕事を受け持っても良いでしょうか?
 勿論ついでなのでジャコモに任すことも出来ますし、なんなら二人がバラバラで言っても私はいいです」

「ただ、ジャコモは……
 こちらをどうにかした方が良いかと思われます」

そういって無言で出されたのは黒い紙。
誰が見ていてもわからない突然の流れかもしれないが、あなたならそれの意味に気づくだろう。

見つけちゃいました【占いCO】 ユウィは【人狼】のようだ。
(-3) toumi_ 2024/03/29(Fri) 22:28:27

【人】 仕分人 ナル

「こちら仕分人ナル、
はい元気です!


「好きな食べ物は
宇宙ジュウモンジタコのデスソース掛け
です」

手を上げて入場、怪我や異常はなしです。

「あ、ベルヴァさま。あのドリンク甘かったんですけど。
 私のこと子供扱いしてませんか?」

「嬉しいので、いいですが……甘やかさないでくださいよ」

#メインルーム
(14) toumi_ 2024/03/30(Sat) 0:18:54

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「構いやしないが。その場合アウレア様が手透きの時に何してるかは聞いてきて欲しいもんだな。
 とは言え、俺もまた飲む約束してっから俺も接触した時にはなすかもしれねェ」

そうして、無言で出された黒の紙。
最初はなんだこれ、と呟いて、雑然とその紙を見つめて。
見つめて、
見つめて、

その意図に、気づいた時、漏れたのは引き攣った笑い声、

「は、」

「──何、言ってんだよ、ナル。冗談きついぜ。
 まあ、俺様を驚かせるのには、ちょっと、来た……」

肩を竦めて、目を伏せながら笑う。

視線は紙から逸らされている。
視線は紙を見る事がない。違う。見れない。その意図を突きつけられるのが、俺は、
嘘、嘘だ、だって、


俺にファミリーの幸福を教えてくれたのは、
他でもないあなたなのに、
なんで、

「──なんであなたが、いないんですか?」
(-22) poru 2024/03/30(Sat) 0:59:00

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

【業務連絡です】

アウレアさま!お疲れ様です。
お時間があきましたら連絡をしてください!
休憩のために面白いお話も持って行きます!

仕分人ナルでした。


メインルームで集合した後、
あなた宛へそんな連絡が届くだろう。
(-25) toumi_ 2024/03/30(Sat) 1:49:02

【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア

「カンアさまー」

ちょうど通りがかったあなたを呼び止めれば、
仕分人はあなたの上によじよじと登りながら話しかける。

「どうしましょう、私。
 見つけちゃいました悪い人」

どうやらB級AIのあなたに人生の相談のようだ。

「これは内緒ロボよ、誰にも言ったらいけない話ですロボ」
(-33) toumi_ 2024/03/30(Sat) 3:30:26

【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル

前日の騒動でスクラップになってしまった物の
回収及び廃棄をし、ちょうど身軽になったところ。
廊下を走行していれば、あなたから声がかかった。

「ロボ?」

彼の機体のカート部分は人が乗る用に作られていないが、
一人が乗る程度なら問題ない。
よじ登ると言う程だから、カート前部に備え付けられている
アームに抱きつく形でも取ったのだろうか。

「調理室に入ってつまみ食いをした人でも見つけたロボか?
 アイアイ、内緒話了解ロボよ〜
 どっかそれらしいトコロ行っちゃうロボか〜?」

あなたが侵入を許可されている場所であれば、
彼はこのまま運んで行ってくれるだろう。
(-37) 66111 2024/03/30(Sat) 4:16:02

【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア

「どこに連れて行ってくれるんですかー」

アームに抱きついたまま揺られていきます。
なんだか何も考えたくなくて。
いつもから考えていませんでしたが私もこんな日があるのです。

「そんな可愛いものじゃないですよ。
 ファミリーの裏切り者です。ふふ、本当にいたんですねぇ。
 一人もいなければよかったのに、やっぱりでした」
(-38) toumi_ 2024/03/30(Sat) 4:59:50

【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル

え、なんて?


「びっくりもびっくりロボねェ。
え?


「・・・・・・」

「言ってる意味は分かるけど分かりたくないロボ」


発言を噛み砕く間が多分にあってから、ぽそりと呟かれた。
(-39) 66111 2024/03/30(Sat) 5:40:06

【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル

「けどそっか〜〜それはナイショもナイショの話ロボね。
 そ〜〜〜れじゃあロボの秘密の場所行くロボか〜〜」

彼は、ウィーンと静かな駆動音を響かせつつ、
慣れた様子でその辺りの床のハッチを開き中へと降りた。

降りた先は点検通路だった。
流体輸送管、電気・通信系統、空調換気システム、
重力制御パネルetc...それらの維持・管理・保守点検の為に、
網目のように張り巡らされているトンネル状の通り道だ。
最低限の広さのそこに管やケーブルが通り、
彼の横幅スレスレであるが、内緒話には向くだろう。


「ナル様が幻覚幻聴を起こすドラッグでも
 やっちまったわけでもなければ
 結構な確信度なんだろなロボね〜〜」

揺れの少ない安定した走行を続けつつ、
そんなふうに話もまた彼は続けたのだった。
(-40) 66111 2024/03/30(Sat) 5:43:02

【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル

あなたが連絡を飛ばして少しした後。
具体的に言うと、本日の点検を終えたあと。

『ひまになったよ✌』

そんな返信が飛ぶ事でしょう。
(-41) susuya 2024/03/30(Sat) 6:12:44

【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア

「カンアさま生々しいです」

でもそんな反応を求めていたのだと思う。
普通に悲しんで、受け止めきれなくて、処理できる立場になくて。
あなたは本当に、どうしてそんなに人らしさを残すロボットなのだろうか。

「……いろんなデータを参照した結果なので幻覚ではない、です。
 私がお世話になった方々を敵扱いできるでしょうか」

「トンマーゾさまに命令されたから調べました。
 私、あの方の勘が外れてくれたらと思ってました。
 あの方なら、……今褒めてくれるのかわかりません、この成果を無事に持っていけたら良いのですが」
(-47) toumi_ 2024/03/30(Sat) 15:09:21

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

「アウレアさま!」

足音を立ててあなたの部屋にやってきた仕分人は、
珍しく泣きそうな顔をしてあなたの傍に寄る。

息を吸って吐いて、縋るように服の裾を掴めば。

「この、とある義体の、メンテナンスデータなんですが。
 ……一緒に見てくれますか」

それは、既に導き出されている【占いCO】一つの答えの、
最終的な確認をあなたにしてほしいという、迷えぬ子羊からの要望だ。
(-48) toumi_ 2024/03/30(Sat) 15:22:05

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「構いやしないが。その場合アウレア様が手透きの時に何してるかは聞いてきて欲しいもんだな。
 とは言え、俺もまた飲む約束してっから俺も接触した時にはなすかもしれねェ」

「では協力人がいるという旨はお伝えします。
 私のことも全部言って下さって構いませんよ、お避け飲まないとやってられないですよね」

自分は酒が飲めないのですが、と重ねながら口にも文面にもそれは残してはいけないと静かに息をする。
ほんの少しの油断がこの舟の中にいる彼らに気取られるのはまずく、一人ではないことぐらい容易に想像がついたからだ。

「すぐに行動するのはよくありません。
 根回しをしながら表立ったことができないようにしましょう。
 ジャコモ、……私は」

「──ユウィさまが何処か遠くへ行ってしまうのは嫌です。
 あなたも同じじゃないんですか!」
(-49) toumi_ 2024/03/30(Sat) 15:29:01

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

この男からは暫くの間、何の反応も帰ってこなかった。
貴方の話を一応は聞いているようだが、
聞き取ろうとしても脳裏によぎるノイズめいた雑音が妨害し、それも耳をすり抜けて行ってしまう。

今は立ち回りなどそんな事を考える余裕はなく、
当然のように貴方が酒が飲めない事を黙った事に
気付く判断もできず、
辛うじてわかるのは裏切り者の存在が恐らくは一人ではない。
その事くらいで、

「……そ、れは、」
「……嫌だ。大切な人が何処か遠くへ行くのは。
 俺だけ、置いて行かれるのはもう……」

「……」
「まだ、ユウィさんが裏切り者じゃない可能性だってある」
「お前の事を信じていない訳じゃないが、100%だとは言い切れないんだろ」

「本人から聞くまで、俺はユウィさんを信じてる。
 ……だから、ノッテのユウィさんを手助けする為に、
 まだ動けるなら何かしらを得て、本当の裏切り者を探してやる」


「今は、」
「それだけでいいか」
(-51) poru 2024/03/30(Sat) 16:19:00

【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル

「ワオ。どしたんナル君そんなに慌てて……
 メンテナンスデータ?」

あなたにしては珍しい表情だと、
アウレアは少し驚いた様子であなたを迎え入れる。
それからメンテナンスデータと聞いて、少し思案。

「……オトモ君、ロック。解除方法の指定:声紋認証。
 ロックの解除権限をアウレアとナルに付与。対象:現在地」
『申請:承認。解除権限をアウレア様とナル様に付与。
 ドアのロックを行いました』
「よし。えらいえらい」

──人払い。
これでこの部屋には誰も入ってくる事はない。

「好きなとこ座っていいよ。
 そのデータ、見せてもらってもいいかな」

努めて穏やかに、あなたにそう声をかける。
(-52) susuya 2024/03/30(Sat) 16:19:04

【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル

「そういう反応を求めてロボにこぼしたと受け取ったロボ。
 ロボが実際どう思ったかって?
 ロボってばロボロボからね〜、別に何もないロボ」

通常のB級AIと違い、彼は嘘がつける。
可能というだけで、すべてがそうであるとは限らないが。

「トンマーゾ様ね〜、能力を認めるっていうのを
 褒めると受け取るのなら、褒めてくれそうロボねぇ」

しみじみ呟き、わざとらしく咳払いのような音をさせる。

「"ほォ? いいじゃねェか、やってくれんね。
 ネズミが1とも限らん。ソイツだけ見ていて
 背後からグサリだなんて事がないようにしろヨ"」

「…みたいな?」

彼の声帯模写の精度は高い。
機械であることは隠せない為に声紋認証を
代わりに行えはしないが、人間の耳を騙す程度なら簡単だ。

そうして話す間にも、彼は上へ上へと向かっている。
反重力装置を利用し、ぽーーんと浮き上がるものだから、
ある種のアトラクションのような心地かもしれない。
(-56) 66111 2024/03/30(Sat) 17:15:21

【人】 仕分人 ナル

お茶会の放送を聞いてやってくれば華やかな様子と見張りにいる恩人そして三角耳の姿が目に入った。
駆け寄ってみたが話の雰囲気からすれば食事をしないような話ばかり、しかしバイタルチェックに異常がないのなら文句はいえまい。

「お仕事お疲れ様です!」

傍まで来て懐っこく笑いかければ、手を振ってそのまま皆と合流しに向かった。
好いている人の顔を見れるだけで元気をもらえるし、仕事のじゃまをしてはいけないし。

「おまたせしました。
 廊下の掃除がちょっと大変で!
 ちゃんと手は洗ってきましたよ〜」

#展望ラウンジ
(44) toumi_ 2024/03/30(Sat) 17:49:41

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「勿論です。現状わかったことでも、
 明らかに異常な重量数値が出ていることです」

「……平常時と比べておかしい数字が出ています。
 予想できるのは緊急の武装の所持、しかしその申請は一切残っていませんでした」

あくまでデータ、ここに感情論は1ミリも存在していない。
この緊急時に不審な行動があった人間として一人の男を上げただけ。

だから、願わくば、どこかでは。
これが勘違いであればと仕分人も願っている。

「何かを持ち出す理由があったのかもしれません。
 今は、他に怪しい人達を探してこのトラブルの根源を探しましょう」


「大丈夫ですよ、ジャコモ。
 私だって、ユウィさまのこともあなたのこともみんなのことも大好きで、ずっとそばにいたいと願っているんです」

「気持ちはずっと同じです、今の私がいるのも彼のおかげです。
 みんなから求められている、素敵な人だと私たちは知っています」

「一人じゃありませんよ。
 大切な人というのはまだ短いかもしれませんが……
 私も置いていきませんから、ジャコモのこと。一緒に乗り越えましょう?」
(-64) toumi_ 2024/03/30(Sat) 18:32:20

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

じゃあ床で……


体育座りで座った。
差し出したのは
ユウィ・ロンウェイ
の半年前から乗船直前、そして乗船直後のデータだ。

健康診断と、乗船タイミング、そして事件当時。
危険物や体調に変わりないが、
結果を見比べると総重量に異常あり、電力消費ともにオーバー。
導き出されるのは過度な武装の所持、倉庫にしまわず船に乗った時点から今の今まで登録されていない品を持っていること。

重量武器の可能性があり非常時では持っていておかしくはないが、この状況からすれば疑うに値するデータ
ユウィは【人狼】である
と言える現物であっただろう。
(-68) toumi_ 2024/03/30(Sat) 20:04:35

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

「私の手には持て余します」

それは確かな些細な疑いの種で、何を言われても今後の行動方針を変わることにはならないだろう。
ただ、ファミリーのために、伝えるべき人は誰かとあげるのならあなたであったのだ。

「でもアウレアさまを、信じると言いました」

それは疑うことの始まりでした。
宝くじのような幸福があるのならと、思ったその時点で、ハズレである可能性を一瞬でも考慮しました。
それは疑うことと同義でした。

だから、あなたを、

「疑うということは、やっぱり辛いです。
 どうかこの数字について意見を伺ってよろしいでしょうか」
(-69) toumi_ 2024/03/30(Sat) 20:05:35

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「……そう、そうか。"そんなこと"か……
 それじゃまだ、ユウィさんが黒と決まったとは全然言い切れない段階なんだな。
 あの人の事だ。俺達を思って武装を強化してくれた可能性だって、勿論その他の理由だって幾らでもあり得る」
「武装が、多いだけ、なんだもんな」

貴方から告げられた彼を疑う理由が自分の想像よりも幾分穏やかなものだから、内心胸を撫でおろす。
無論、本来異常は異常で不審行動としてとても安心できる事ではないはず。
それでもこの男は"安堵"してしまった。そのデータに。
故意ではない可能性に全てを賭けて。それがどれだけ危険な賭けかも見て見ぬふりをして。

「……ナル」
「気持ちは、同じ。……お前は、」
「ユウィさんが犯人だって安易に決めつけたりしないんだな?」

その言葉を聞いて、少し持ち直したかのように顔色が元に戻る。
ここでデータを証拠に強固にユウィが犯人である事を推していれば、ジャコモの心は頑ななまま、貴方の言葉に耳を塞いだかもしれない。

「……俺は一人じゃない」

でも、そうはならなかった。むしろ貴方の反応は今の落ち込む男の心を明確に解きほぐす言葉で。

「……ああ、すまねェ。迷惑かけたなナル。もう大丈夫だ」
「お前と一緒に乗り越えようって、思えるようになった。
 気持ちが同じなら、俺だけが沈んでちゃあ格好がつかねぇよな」
(-70) poru 2024/03/30(Sat) 21:01:18

【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル

こんなに立派な椅子があるのに……!?


天邪鬼さんなのかと思っちゃった。
アウレアちゃんびっくり。

……差し出されたデータを受け取り、読み込む。
普通に乗船するのであればありえない総重量。
彼が持つあの尾の事をふと考えるが、
そもそもあの尾を度々メンテナンスをしているのはアウレアだ。
アレを加味したっておかしい事くらいわかる。

上手くやれば平和に終わるはずの航海に、
どうして何をこんなに持ち込もうか。


「……だとすれば飛んだ大馬鹿野郎だな」

頭を過ぎったのはユウィ本人の事ではなく、
彼を心底から慕う部下の事だった。
苦い顔をして、こめかみを親指で揉む。

(-77) susuya 2024/03/30(Sat) 21:51:29

【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル

「端的に言うよ。
 俺の目から見てもこのデータは違和感がある」
「あの尾だってこんな重くない。
 過去のデータから参照したって数字が飛び抜けてる。
 あの大男、何を持ち込んできたんだ?」

あの大背で暴れられたらひとたまりもない。
自分と比べたって頭二個分は大きいし、
何よりガードマンとしての実績がある事――、
実力者であることをアウレアは知っている。

「……OK。よく教えてくれたな、ナル。偉いぞ。
 この俺様ちゃんを信じてくれた事に感謝しよう」
「誰かに共有するかぁ〜? イマイチ誰も信用しきれん!
 でもまあ……お前は信じて良さそうだな」

ウィンプルを外し、がしがしと頭を掻く。
アウレアだって同じだった。疑う事は辛いのだ。
そもそも自分は、信ずる者なのだ。疑おうともしたくない。
誰も傷つくことなかれという祈りは盲目を生む。

けれどやはり、ここには裏切り者が居るのか。


「はァ……一先ず警戒だな」
(-78) susuya 2024/03/30(Sat) 21:53:33

【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル

「戦闘行為が必要になるような場面はなるべく作るべきじゃないね、君は」
「どうしても殺さなきゃと思ったら、その時は戦闘以外の方法を考えて」

毒だとか、罠だとか、そういうもの。
マフィアである以上、非戦闘員であれどそういう手段は必要になるものだ。
手助けは必要だろうが、考えさせることも大事だと思っている。

「ま、得手不得手はある。
 報告をすれば君に人をつけることもできるだろ?
 自分の命を守るためだと思って怠らないようにね」

(-87) eve_1224 2024/03/30(Sat) 23:05:34

【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル

「……。死んでもか……俺はそうは思わない。
 死んでしまえば語る口もないだろう」

データを残すにしても、そうするために行動は起こさねばならない。
だけど、死んでしまえばそれもできない。
それは誰しもそうである共通なことだ。

「無理は必要ない。
 君は、君の出来ることをしっかりやる。
 適材適所だと思う。そういうのは、それが得意な人に任せなさい」

「でも……偶然知る機械が訪れたとするなら」
「俺なら無理を通してしまうかもしれないな」

とっくにもう、男にとってはここが家であり、命に変えても壊されたくない物の一つになっているから。
(-88) eve_1224 2024/03/30(Sat) 23:06:10

【人】 仕分人 ナル

心穏やかにスコーンを食べている。
もさもさ……。

「暴力ざたはやめてくださいねー」

無理やりとは言わないがジャコモには冷たいジェラートを。
ベルヴァには飴ちゃんを押し付けて、どうぞお食べくださいと告げる。

「あ、この飴。
 怖いもの食べたい人用なんで、食べたいときはお気をつけを!」

ちなみに飴ちゃんはスーパー宇宙猫キャンディ。
10分の1の確率で
と言われている絶品飴だ。

#展望ラウンジ
(65) toumi_ 2024/03/30(Sat) 23:10:41

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

「いま床の気持ちだったんです」

少しすると椅子に移動してまた体育座りをした。
調べている間それは静かに待っていて、ため息もこぼせずにあなたの呆れたような声に一度だけ顔を上げた。

「……そうですか、わかりました。
 ありがとうございますアウレアさま」

二人以上の確信を得た。
それがいかなる理由にせよ異変であるのなら知らせなければいけないものだと判断し、頭の中に叩き込む。
フードはこちらもずり下がっていたが、また俯いていく頭に再び被されるのは自然な流れだった。

(-95) toumi_ 2024/03/30(Sat) 23:41:46

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

「実は、一人だけ協力者がいます……」

もしかしたらあなたのもとにその人物も行くかもしれないので、その時その方が暗い顔をしていたら察してあげて下さいと付け加えて。

「……私がみなさまに共有できますよ。
 そうですね、一人は、
 カテリーナさまにでも伝えに行こうかと思っていました」

あなたの部下である彼女の献身は知っている。
共にお茶を飲む仲であり、そこに疑いを向けるかよりは、

「私、彼女が謀反を起こす方には見えていません」
「精神的な感情よりは身体的な理由になります」

「最悪、私が危険な目にあうだけですから。
 アウレアさまが信頼できそうな方を教えてくださっても構いませんよ!」

声だけは明るくさせるが相変わらず体育座りのまま。
仕事は仕事、やるべきことはしなければならず。
今の自分の感情揺らぎを落ち着けさせるためにはこの姿勢が必要だった。
(-96) toumi_ 2024/03/30(Sat) 23:42:08

【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル

「嫌だねえ。ったく、こんな……、
 いや、やめよう。愚痴っぽくなっちまう」

机に頬杖を付いてぼやきかけ……やはりやめた。
事態は始まったばかりとも言えよう。
これから先もっと悪い事が起こりうる可能性など、
十二分にあるのだし。

「んえ、なんだ。いいじゃん協力者。んじゃそいつも仲間か」

迷える子羊の訪問予約か、なんて茶化すが、
別に笑える気分でもない。ほぼ皮肉に近かった。

「カテリーナ。……うん。いいんじゃないか?」
「俺もあいつのことは信用してるつもりだよ。
 これで味方じゃなかったら大層な女優だな」

「……うちが他に今んとこ信用してる人、
 ジャコモとカテリーナくらいだわ。ごめんね少なくて」

他の人間はまだ見定めている途中……という訳で。

「アンタにも危険な目には遭ってほしくないんだけど」
「来るならウチのとこに来てほしいんだけどな……」
(-104) susuya 2024/03/31(Sun) 0:04:27

【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ

「リーナさま」


お茶会の最中、小声で話しかける。

「このあと少しお時間もらってもよろしいでしょうか。
 大事な話があるんです」
(-113) toumi_ 2024/03/31(Sun) 3:21:07

【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

「?」

呼ばれた声に答えようとして
抑えられた声に、首を傾げた。

「だいじなお話、ですかぁ?
 はぁい、わかりましたぁ」


訝しむような表情をしつつも、頷きと返事をした。
(-115) 968. 2024/03/31(Sun) 4:05:59

【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ

片付けを終えたか途中だったか。
あなたに手招きをしてやってきたのはまたいつもの仕分け人の個室だ。

「あの、この間のお茶会で話してくれたこと」

「その手で。
 受け入れてくれたのがこのファミリー通信士だって話、
 その仕事がしたかった話、全部偽りのない本当ですか?」

いつもの笑顔はそこにない、ただその淡々とした声は疑うよりは事実だけを確認する機械であった。
(-116) toumi_ 2024/03/31(Sun) 4:13:50

【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

「今日のお茶会。展望ドームでしたけど、
 ナルさんはドームの外の景色って見ましたぁ?」

思い描くように、思い出すように、目を瞑って話し始める。

「デブリでたくさんのスペース・サルガッソーでも
 あれだけの星が見えるんです。
 セントラル・コスモスからはもっとたくさんの星が見えて、
 たくさんの星からの船も着いててぇ」
(-117) 968. 2024/03/31(Sun) 5:09:23

【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

「いつかその星たちにいきたいなって!
 星間航行船に乗って色んな星たちにいくのが
 小さいころからの夢だったんですよぉ」

ぱちり、瞼を開けて。
真剣に問うあなたを見つめ、続ける。

「旅行、貿易、運輸、色々な会社に応募して。
 でも良いお返事は全然もらえなくってぇ。
 この手のせいって言いましたけど、もしかしたら私自身に
 足りないものがあったからかもですけど」
「そんな中、ひとつだけ。
 コンレステッラだけが興味を示してくれたんです。
 正直よく知らない会社だったし、
 入って少ししたらアブナイ会社って分かったんですけどぉ……
 まぁ、その時には手遅れでした、って感じでした!」

おしまい!と、開き直ったような声で告げた。
お茶会の時は見栄を張ったこともすっかり話してしまった。
(-120) 968. 2024/03/31(Sun) 5:17:02

【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ

「冒険したいって言ったの覚えてますか。
 ここでもそれは叶うだろうとも言いました、だけど、不自由ではあると思います」

「だからやっぱり、私は」

「ここでないといけない理由ないと思っているんです」

あなたも、自分も、ここに縛られている必要はないと。
見るべきものはマフィアのような過酷な世界ではなく明るく星や花や美しいものであると、誰かはきっと言うのだろう。

「それでもリーナさまは、……一緒にコンレステッラ。
 この、ヴェスペッラを守りたいと思ってくださっていますか」
(-140) toumi_ 2024/03/31(Sun) 15:35:10

【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

「トレジャーハンター。したいのでしたよね。
 たくさんの仲間を作ってぇ、あちこちの星でぇ
 見たことないものを探す、って。

 そぉですね、……ナルさんの、言う通りかもしれません。
 ここじゃないといけない理由はないんですけどぉ。
 ……もう、離れられませんから」

入ったが最後、簡単に離れることが
許されたりするような甘い世界ではないので。
それは良く知っているはず。あなたも、私も。

質問に困ったように眉を下げ、少しの躊躇。
あなたの唇に触れるか触れないかの距離に
人差し指を突き付けようとする。

「みなさんには、ナイショ、にしておいてくださいねぇ?」

アソシエーテ同士でなければ言えないナイショ話。
特にマジメな人たちレオンあたりには絶対に聞かせられない話。


「コンレステッラは、正直あんまり。
 ヴェスペッラも……好きではありますけどぉ、
 絶対に守りたいか、っていうとそんなに。
 でもぉ、」

「私はみなさんを。皆さんと過ごした日々を
 大切に思ってます」

まっすぐにあなたを見て嘘偽りのない心を、語った。
(-149) 968. 2024/03/31(Sun) 18:16:36

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

「どうしてバックアップのことを聞くかどうかですか?」

「……」

私の知らない私この5年間の客観視をたしかに知って頂ける方が、
 あなた達AIしかいないと思っているからです」

「人間の視点では、すべての物事は平等ではありません。
 笑顔か泣き顔か、それだけで感情を決めつけます。
 その点私はあなた達の記録能力を高く信用していますし、
 叶わなかった時、不手際は人間のもとにあるでしょう。
 あなた達に不備はなく、壊したほうが悪いのです」

「実際この体や脳みそは正しくナルを記憶できていません」

「だから、私は。
 あなた達の存在は、とても大切なんです」

あまり私情を入れず、人間に信用できる部分もなければ
この体を信じることはもはやできないだろうと。

AIという存在や機能が自分のためになることだと言ったうえで。

(-150) toumi_ 2024/03/31(Sun) 18:18:15

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

「というのを建前に」

自分が、みんなが、あなた達のことが。

「以前と、違う存在だと思いたくないんです」

データは、AIに記録されたものはすべて正しいと証明して欲しい。それがただの人間の思いこみであろうとも、夢を見たいと願っている。

「死を持って別れと言う世の常がある中で、
 続くのであれば不自然なく地続きに話たい、そうしたら。
 あなたと、永遠のおしゃべり仲間になれるじゃないですか」

バックアップが当たり前の世がいつか来るのでしょう。
果たしてこれが正しい人間のあり方なのでしょうか?
死ぬなら、目覚めることなく安らかに眠っていて欲しい。
これが当たり前じゃないのでしょうか、私にはわかりません。

でもあなたたちは確かに人間ではない。
その死というものが曖昧に電子の海で歪んで永遠のように見えて、
それがとても嬉しくて。



「つまり、死ぬのが寂しいんです。
 私にとってあなた方の死はデータのリセットでしょうか!」
(-154) toumi_ 2024/03/31(Sun) 18:36:26

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


実際、AI機械の視点は確かに公正公平と言えるだろう。
どんなに小さな事でも忘れず、一度記録した事は間違えない。
曖昧な人の感情を統計データから判断しこそすれ、
それが間違っていたなら間違っているのはデータの方だ。

AI機械には人間のような揺らぎはない。
内部にあるものが人間の脳の働きを模した機械学習プロセス、
人工ニューラルネットワークだったとしても
結句そこには確かに0か1かしかないのだ。

AI機械は鏡なのだ。
その前に立つ人間の、それを扱う人間の、
そしてあなたを映す、人の為に作られた映し鏡。

「確かに私たちは壊れてしまうまでは地続きです」
「容量がいっぱいになってしまうまでは、ずっと」

容量が上限に近くなって、増設して、上限に近くなって。
それを繰り返すうち、増設が不可能になった時。
その時初めて、機械は忘却というものを知るのだろう。

「私の知識データは、永遠というものはないと言っています」
「それでも」
(-157) unforg00 2024/03/31(Sun) 19:53:01

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「私が続く限りは、あなたは、あなたたちは、あるがまま
 今。生きて、ここにいる。
 それを証明することができる」

「私の学習元になった人格データの持ち主。
 既にこの世を去った人間。
 アルフォンソ・サントーロが今、ここに居るように」

指先が指したのは、自身の胸の中心。
人は、形のないものを指す時に
不思議と、国の、言葉の境を越えて、そこを指すのだ。

彼の人の両親がそうしたように、目覚めることなく安らかに眠る事を
摂理と受け入れるのも、また選択のひとつで。
0と1で復元された人格データを義体に入れて生き続ける事は
傍から見れば奇妙で歪な在り方なのだろう。

そのどちらも人それぞれ、自由なことだ。
そのどちらでもないAIは、また別の道を行く。
彼らが再度の目覚めを望まないのであれば、電子の海に眠るデータを
時折メモリの中に見て、そっと懐かしむだけ。

それがどれだけ永く続く時間だとしても、ただ愛しさだけがある。
(-158) unforg00 2024/03/31(Sun) 19:56:00

【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン

「無理を通さないで下さいよ。
 レオンさまがひどい目にあってしまったらみんな悲しみます」

あなたの立場で亡くなりでもしたら全体の士気に関わる。
その上で武器庫の管理もおろそかになれば、きっと混乱の呼び水だろう。
そんな建前と誰かを怪しむ感情を混ぜないようにしつつも、一つ息を吸ってあなたの目を見る。

「……でも、もし」

「いつか助けてほしいと言ったら。
 その時は手伝ってくださいますか?
 人を付ける必要はありません、ただ信じてほしいんです。

 こんな状況で難しいと思いますが、嘘は吐きませんから。
 背中を押す意味でも一言もらいたく思います」
(-159) toumi_ 2024/03/31(Sun) 20:20:53

【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア

 

「仲間? いいえ」

協力者といったからにはこの情報を知っている人間がいるように思わせただろう。
しかし、続けて出す言葉は否定の言葉で、先を言い淀むように口を閉じれば深呼吸してからまた開いた。

「私は、友達も、ファミリーも。
 感情を持つ人間は、自分の仲間だとは思っていません」

あなたも。

「信じていますが。
人間ですから。

 機械のように"正しい"ことはしないかもしれませんよね」

連ねられた名前に頷きながら、目を伏せる。
危険なことはするなと言われても、この体はファミリーのために正しく動かなければならないから。

「もうっアウレアさまは立派な立場があるんですよ!
 ……自分を蔑ろにするつもりは有りませんが犠牲は最低限であるべきです」
(-160) toumi_ 2024/03/31(Sun) 20:37:02

【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル

「はは、ごめん」
「でも僕はここを、可愛い部下たちを守るためならなんだってできるさ」

ぽんぽんとその肩をたたき、温和な笑みを浮かべた。
勿論、立場上死ぬことがよくないことはよくわかっている。
部下のことも信用しているからこそ、普段はちゃんと部下に任せているけれど、やはり時と場合というのは存在する。
無理を通さなければならない場面に遭遇したなら、その時はやっぱり無理を押し通してしまうのだろうと、そう思っていることは変わらないのだ。

もし、と。
真剣に話すあなたの目をみつめて。
男もそれに答えるように、真剣に頷いて返す。

「勿論。
 僕の部下はベルだけじゃないよ。直属でなくとも君だって僕の大事な部下だ。
 信じるし、必要とあらばちゃんと手を貸す」

「だからね、君は怖がらずに行動していいんだよ」
(-163) eve_1224 2024/03/31(Sun) 21:54:06

【人】 仕分人 ナル

お茶を傾けて、ほっと一息。

「このお茶、いくつか貰っていってもいいでしょうか」
「自分でも入れてみたくて!」

お茶を持ち寄ってくれた主催たちに尋ねながら、お菓子を食む。
サクサクでふわふわのスコーンに目を細めて鮮やかなキャンディーに手を伸ばして舌で転がした。

「あとこの、エーラさまが持ってきてくれた飴もいいですか?
 やっぱり仕事の最中喉が大事ですから、あと気分転換に」

先に断ってからいくつか懐へ。お茶会の戦果は皆の顔がみれたことと沢山の戦利品になりそうだ。

#展望ラウンジ
(80) toumi_ 2024/04/01(Mon) 1:10:06

【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン

「ありがとうございますレオンさま。
 でも簡単に信じたらいけませんよ、だって」

「私何者かわからないんですから!」

それでも確かな言葉をもらえると安心したのかホッと一息つく。
自分のしていることはこんなに辛いことだったのかと無意識で抑えつけていたことにも気づいてしまって。

「……あなたは人間ですが。
 信じられる人であることを願います」


そうしてお辞儀をしてから駆け足で去っていく。
その後あなたに届いたのは一通の電報だ。

日が落ちてから届けられたその便りは、あなたにどんな疑惑の種をつけただろう。

疑わしい物証【占いCO】を見つけました。
いつも私達を強い力で守り見守ってくださる方
ですが、
引き続き確かなことを調べることに努めさせていただきます。
どうか、その身を犠牲にしないでください。
私は、誰にも怪我すらしてほしくないのです。
(-188) toumi_ 2024/04/01(Mon) 10:11:02

【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ

「"そんなこと"、ええ、"そんなこと"ですが」

「あなたの上司は、"そんなこと"をする立場の人間であるか一度考えるべきです」

「……今回のトラブルの犯人とは決めつけません。
 それでも、規約違反に変わりません。
 然るべき罰を受けるべきですし、連絡はします。
 そうしないとファミリーへ対して示しがつきません」

友人として、ファミリーの仲間として。
本当に信じたいという気持ちであなたにうったえる。

「単なるミスであることを祈りましょう」

「そして、
 ――もし彼の望むことがファミリーにとっての不幸であり、
 あなたにとっての幸福であったのなら。
 忘れないで、くださいね。私、……や、みんなのこと」

縋るのもしがみつくのも怖くて、それでも漸く口に出したのは不確かなことでした。
こんな夢物語や決まり事のない希望を話すのも、信じるのも、全部全部苦手なんです。
ずっと怖いんです、けど、共倒れは誰も望まないでしょうから。

「言えるのはそれだけです。
 今は考えることが多いでしょうから休んでください。
 引き続きこちらはエーラさまを調べようと思っています、
 あなたも無理するぐらいなら、手を止めて眠ってくださいね、それでは!」
(-189) toumi_ 2024/04/01(Mon) 10:34:46

【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ

考えることは同じであった。
あなたは此処にいる意味を本当に理解しているし、それでも教えてくれたその口と指に目を瞬かせれば。
思わず、ふっと力が緩んで笑いがこみあげてしまった。

だから、これが偽りの顔ならとんだ女優なのだと。

「なんだか、その意見が一番信用できますね」

今自分達がしている会話が真面目な者たちに聞かれたらいったいどんな反応をされるだろう。
怒られるだろうか、正直者と言われるだろうか、判断がつかないし愚痴ぐらい許されると思っているけれど。

私は、あなたを信じられるだろうか。
見栄を張らずにその手を握ることはできるのだろうか。

「私、――あなたを信じたくてお話に来たんです疑っていました

「だから、教えて下さい。あなたが信頼できると思う方を」

私は今、この舟に
謀反者
がいることを知っています
(-191) toumi_ 2024/04/01(Mon) 11:53:39

【秘】 黄金十字 アウレア → 仕分人 ナル

「…………」「ふっ」
「ハハハ! そう、そうなの。ふうん、君ってそうなんだ」

――それを聞いて、アウレアは悲しむでも激昂するでもない。
笑い声すら上げて、しっかりとあなたを見つめてから。

「ま、機械やデータは"正しい"からね。
 人よりは信用できるよ。サッパリしてていいね」
「良いんじゃないの? そういうのも。
 自衛の手段の一つだし、そゆとこちゃんと判断出来んだ」

哀しい事言うなよ、なんて寒い事を言うつもりはなかった。
それはこの世にある数ある事実の一つだと認めているから。

「確かにウチは立派なメイドマンですけど!
 良くないものはちゃーんと取り除くか直すかしないと」
「俺様ちゃんはここのメイドマンでシスターなんだから。
 デバッグとエクソシズムはこのアウレア【退魔師CO】の領分だろ?」

来たとて俺様ちゃんが祓ってやるよ!なんてあっけらかんと。
(-192) susuya 2024/04/01(Mon) 12:00:52

【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア

「私だって気のせいだと思いたいんです。
 私だってただの偶然だと言いたいんです。
 でもそれは人間の感情ですよね」

「私は、あなたに何を求めていたのでしょう」

このデータをあなたは口外することはない。
否、登録されている人間に対して、送信される可能性はあるだろう。
あなたさえ無事であれば、この事実は闇に葬られることはない。
それを知っていてファミリーの不祥事について告げていると、仕分人はことの重要さを理解していた。

だから、もう戻れはしないのだけれど。

「……似てますー。
 刺されても怒らなさそうなところが」

ぽんぽんと持ち上げられる体がまるであやされているようで、少しおかしな気分で共に上がっていった。

「……一歩間違えて居れば、私も誰かに告発されるような怪しい事、あったんです。
 だから、こんな隠し事の一つや二つ誰にでもあると思っていたいです。
 いっそ自分以外全員怪しい秘密を持っていて、悪い人だらけだったらいいのに。
 ……なんて。そんなことありませんよね」

「カンアさま、悪いロボットだったりしませんか?」
(-193) toumi_ 2024/04/01(Mon) 12:19:44

【秘】 機関士 ジャコモ → 仕分人 ナル

「それは……」

そうだ。普段ならそもそもユウィさんが規約違反をするはずない、なんてそっちの方に噛みついていた。
そんなことをする立場の人ではないのは明確で、以降のナルの話にもなにも言い返せなくて俯くばかり。

「……単なる、ミスだよ」

本気で信じられるように、言い聞かせるように呟いたが、どこか空虚な言葉へとなった。

「ナル、俺は……」

忘れるはずないだろう、なんて、どの口で言えたのだろう。言えるはずもなかった。

ナルの想定を否定できない。もしユウィさんがファミリーの不幸を望んだとして、その時俺がファミリーをとれるか。自己に責めるように突く問いかけは、その答えを出せないまま胸の痛みとして消える。

「……お前こそ、そんなガンガン走り回って無理すんなよ。そんな体力ある方でもないんだし。
 ……お前が倒れたら嫌なのは、本当だ」

エーラの名前がでる。随分と絆された相手だ。自分一人であったなら、そしてもし彼女が黒なら、恐らく見つけることはできなかったくらいの。心がざわめいた。ユウィさんとエーラが裏切り者の想像をして。

「無理はしてねえよ。体力的にはむしろあり余ってる。……俺はベルヴァを調べる。何かわかったら、また。……次がないまま死ぬなんてやめろよ」

言って、貴方と別れて。


 
あなたにとっての幸福であったのなら。


「それでも俺の幸福は」
「…………──」
(-194) poru 2024/04/01(Mon) 12:39:49

【人】 仕分人 ナル

「何かなら良いものありますよ!
 さっきカンアさまにも贈りました」

オトモ君にぺたりにシールのようなものを貼った。

*** ****
名称:おにぎり 手巻
原材料名:塩飯、ごま入り昆布佃煮、のり(ディンカ産)
/調味料、酸味料(一部に小麦・ゴマ・大豆を含む)

保存方法 直射日光、高温多湿を避け
販売者  て 保存してください
*** ****

消費期限:XX.3.24 午前5時


#展望ラウンジ
(82) toumi_ 2024/04/01(Mon) 12:47:13

【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

「っ……!」

謀反者

その言葉に表情が凍り付いた。

「まさか、そんな」

震える唇をなんとか動かして出てきたのはそんな言葉。

「だって、さっきも。
 全員、じゃないですけどぉ、みなさん居てぇ、
 たのしくお茶会、してた、のに、ですか?」

信じたくて、と言われた喜びもあるが、
それよりも衝撃の大きな言葉に困惑。
あなたを疑うわけではないけれど、
何かの間違いであってほしい、と
縋るような問いを口にする。

「……。」

あなたの目から視線を外して、暫し悩んだ様子。
時折チラリあなたを見て、視線を外して、悩んで。
あの、と口を開いた。

「……理由は、いえませんけれどぉ。
 レオンさんとベルヴァさんのおふたり。
 あるいは…………
すくなくともおひとりは

 信頼、できると思ってます」
(-200) 968. 2024/04/01(Mon) 15:34:31

【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル

「ロボは悪いロボロボよ〜?
 労働だ奉仕だなんてくそくらえを持ってる不良ロボロボ」

「でもロボはノッテの為に働くロボよ。
 そういう"モノ"ロボからね」

あやすような調子の冗談。
なんでもないふうに続いたただの事実。
それらから何か感じるものがあったかはあなた次第で。

「ニンゲン、何にでも明確に答えなんて出ないものロボ。
 ニンゲン様自体がそもそも不明確なものロボから、
 ロボがニンゲン様について考えることも
 必ずしも正しいものであるとは言えないロボね」

「ナル様がロボに何を求めていたか、
 わからないならわからないでいいとロボは思うロボよ」

「ロボはナル様が気持ちの整理をつけられるなり、
 単に気が楽になったらいいロボねって思うくらいで」

「考えても仕方ないことってあるロボから、
 ロボとしてはいつかの未来にあの時はこうだったなとかを
 考えたり考えなかったりするんでいいと思うロボ」


そんなことをつらつらと語りつつ。
彼は通路を水平方向に進み、行き着いた先の扉を開いた。
(-205) 66111 2024/04/01(Mon) 16:24:17

【秘】 総合雑務機体 カンア → 仕分人 ナル

 
「あ、夏〜☆彡」

扉が開かれれば、夏の日差しがあなた達を迎えた。
扉の向こうは公園上部、その壁沿いに作られた通路だった。
この通路もまた、点検などの目的の為に設置されている。
落下防止の囲いがあるため、屈めば下からは見えない。
普段は意識することがない場所だ。

草花に木々、整えられたレンガ道、
道沿いのベンチに、よくわからない謎のオブジェ、
ガラスドームの猫一家もあんなに小さい。
高い所から見下ろすそれらは、きっと新鮮に映るだろう。


「普段は春だから過ごしやすいロボけど、
 こうだとちょっと暑いかもロボねェ上の方ロボし」

うぃーん。アームが新しく出て来たと思えば、
日除けの簾がいい感じに広げられた。

「まぁそれはそれとして。
 悪くない眺めとは思わないロボか?」

どうかな? 期待のこもった目があなたに向けられた。
(-206) 66111 2024/04/01(Mon) 16:26:16

【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ

「私はこの舟に乗る前から、
 裏切り者を探す命を受けていました。
 彼らの正体は知らされていません」

司令を受けた瞬間から、この言葉の重みは変わってしまった。
一字一句を記録し、誰かに対する疑惑も報告する義務がある。
ただ、たった一つ仕分人がズルをするというのなら、
楽しいお茶飲み仲間の本音を、冗談という洒落で包んで口を閉ざす程度だ。

やはり、自分は人間で、正しいことだけをするなんてできない。
あなたが罰せられる可能性は、任務に関係ないことであるのに。

「私は誰ひとり信じず、平等に疑うためにここにいました」

その眼の奥には誰かに対する妄信的な態度はない。
あるのは、普段は見せたいとも思わない苦虫を噛み締めたような表情で。

「……こんな、命令がなければ」
「こんな、事が起きなければ」

誰かのせいだと指さして犯人を探そうとしなかったのに、と。

「こんな生活も楽しいと思えていましたのに」

愛しの都にヒビが入った。
あなたの大切な人たちを、たしかにこの言葉は歪める、それがひどく悲しくありました。
(-208) toumi_ 2024/04/01(Mon) 17:54:57

【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ

「……
ユウィさまを重量武器の持ち込みの疑い
により、
 現在極秘で指示を待ち、調査を持ちかけるつもりです。
 そして、この私とアウレアさまはこのことを知っています」

「あなたが
信頼できる
とお墨付きと伺い打ち明けました。
 不快な気持ちにさせてしまっていたら、すみません。
 だけど、……私、その」

「リーナさまがたとえちょっと悪い方でも、
 あなたのことが大切なことは変わらないと思ったんです」
(-209) toumi_ 2024/04/01(Mon) 17:56:46

【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

「ナルさん……」

与えられた司令のこと。
あなたの辛そうな表情。

それらを見て、聞いて。
できたことは、苦しげな吐息と共に
あなたの名を呼ぶことだけだった。

「ナルさん」

もう一度、名前を呼ぶ。

「辛い、ですね」

辛かった、だけではなくって。今も。
あなたの名を呼んだ顔は歪んで、
今にも泣きそうなものだった。
(-211) 968. 2024/04/01(Mon) 19:38:00

【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

「ユウィさんを、疑っているんですか?
 アウレアさんとナルさんが?
 でも、ユウィさんは……」

ぶっきらぼうだけれど、いつも見守ってくれている男の姿を思い浮かべ首を左右に振る。
そんなこと、あっては欲しくない、と。

「ナルさんが私やユウィさんを疑うのは、仕方ないと思います。
 そういうお仕事、ですから。
 それに苦しんでいることも、知りました。
 だから、謝らなくていいですよぅ」

「……でも、ユウィさんを疑ってる理由、聞いてもいいですか?
 ユウィさんのお仕事がお仕事ですし。
 大きな武器を持っていてもおかしくは……」
(-212) 968. 2024/04/01(Mon) 19:39:06

【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ

「はい、とても。
 私諜報員に向いてないようです」

一度崩した顔をぐいと両手で持ち上げれば、一息ついて。
また告げるのは機械的な声で、事実と数字だけを口に出した。

「以前の身体測定時のデータと比べて消費電力、重量の異常。
 数値の差はアウレアさまにも確認をしていただいております。
 普段の護衛任務時以外の武装の装着、或いは異物の持ち込み、その他が考えられます」

「それが、非常時ならともかく船内に入った時からであり、
 今まで一度も降ろさず倉庫にも預けられておりません」

ここまで言い切りまたあなたを見つめ直す。

「"それだけ"、と申されるかと思いますが。
 私は彼を、"それだけ"をなさる方ではないと判断しました。
 いつも気にかけてくださり、見守ってくれている方が、
 以前と違う武装に本来であればやましいことは無いはずです」

これは疑いの芽であり、決めつけではないといった上で過ちであると判断する。
ただ数字だけが仕分人に対して事実を告げていた【占いCO】ユウィは【人狼】のようだ

「危険ですから口外はしないでくださいね。
 ……私になにかありましたらジャコモさまにお話下さい。
 ただ私から頼るように言われた、それだけで結構です」
(-215) toumi_ 2024/04/01(Mon) 20:31:37

【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル

「甘いとは思うけどね……。
 仲間くらいは信じることからはじめてみたいじゃないか」

困ったように笑い、頷く。
交渉に於いて、相手を疑ってかかることが多いからこそ、信じることをしたいとも思う。
だから貴方が呟いた言葉、後から届けられた便りには、眉間にシワを寄せてその顔に暗い影を落としたに違いない。

なんてことだ。
ただの可能性だったものが、現実のものとして降りかかろうとしてるなんて、と。

――便りを送ってしばらくして、1通の便りが貴方に返された。

【共鳴CO】
ありがとう、こっちでもその人物について調べてみよう。
丁度、限られた者だけで使っている回線を持っていてね。

本来2名でしか使えない回線なのに3人いるから、これもバグか人為的なエラーなのかもしれない。
引き続きこっちでも動いてみるが……犠牲にするなはお互い様だ。
怪我しないよう善処するけれど、キミも気をつけるようにね。
(-217) eve_1224 2024/04/01(Mon) 20:35:47

【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナル

そぉですねぇ、と苦笑と頷きを返す。

「ナルさんには似合わないですよぅ」

淡々と告げられた数字。
その意味を理解できないわけではない。
ゆえにこそ苦い顔をした。

「アウレアさんも確信されてるということですよねぇ。
 ナルさんがユウィさんを信じているからこそ、
 怪しいところに気付くなんて……なんだかなぁってぇ……」

溜息をひとつ。その後の苦笑は更に苦いものとなった。

「分かりました。その判断を信じますよぅ。
 ジャコモさんのことも、了解です」
(-225) 968. 2024/04/01(Mon) 21:38:55
 


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