人狼物語 三日月国


254 【R18G】星海のフチラータ【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【見】 バンカー ストレルカ


「皆さま、おはようございます」

バンカーは今日もいつも通りだ。
この日もメインルームに立ち、
バイタルチェックの提出に来る船員達を待っている。

#メインルーム
(@1) unforg00 2024/04/01(Mon) 22:16:19

【独】 バンカー ストレルカ

/*
いやだねえ。つよくいきてほしい……(赤窓)
(-4) unforg00 2024/04/01(Mon) 22:41:53

【見】 バンカー ストレルカ


「おはようございます、アソシエーテ カテリーナ様
 ソルジャー ユウィ様」

首を傾げるアソシエーテと、
それから遅れてやって来たガードマンに目礼を。
アンドロイドが誰かに疑いの目を向ける事はない。


「ちなみにタヌキクモストレリチアの蜜は強酸ですので
 宇宙船の外装に使われる素材をも溶かす酸に耐え得る方以外は
 召し上がらないようお気をつけください」

居るのか?
(@2) unforg00 2024/04/01(Mon) 22:54:17

【独】 バンカー ストレルカ


「…………」

「メイドマン アウレア様の生体反応が消失ロストしました」
「残念ながら……想定通りの結果です」

メンテナンスを終えて、真っ先に彼女にバックアップを申し出たのは
その立ち位置と役職によるものが大きかった。
(-11) unforg00 2024/04/01(Mon) 23:07:07

【見】 バンカー ストレルカ


「…いえ、様子を見に行くのであれば私が行きましょう
 ちょうどちょっとした用件もあったのです」

「皆さまは入れ違いにならないよう、
 ここでお待ちいただければと」

#メインルーム
(@3) unforg00 2024/04/01(Mon) 23:10:38
ストレルカは、ありがとうございます、と一礼をして。メインルームを後にした。
(t0) unforg00 2024/04/01(Mon) 23:24:23

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

(2日目、2024/04/01(Mon) 16:16:58への返信となります!)


「……。」

いつも賑やかな口も、今は閉じられたまま。
あなたの語る星の話に耳を傾けていた。

「もし、」

ぼんやりとした、静かな声が零れたのは
あなたの話が一区切りして。
宙を見上げたまま、ぽつりぽつり。言葉が続く。

「もし、本当にそうなら」
 
――生命が星の輝きになれるのなら

「いつか、」
 
――どれほど遠くても、

「いつか、着けるでしょうか」
 
――あの子がなった、星に




きっとそれは答えを求めていない問い。
きっとそれは叶うことのない夢の話だから。
(-16) 968. 2024/04/01(Mon) 23:31:04

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「バックアップですかぁ?はい、もちろん!」

先ほどの様子が嘘のように、いつもの調子に戻って答える。

「そぉですねぇ。今のヴェスペッラは安全じゃないです。
 θさんがいつもの調子だったらよかったんですけどねぇ」

数多のデブリが星を覆い隠す天蓋を見て、溜息ひとつ。
そこからまた話は戻り、視線もあなたに戻る。

「今の私を、」

呟くような言葉は僅かな苦笑と共に。
その苦笑を笑顔で覆って尋ねた。

「ストレルカさん!
 ストレルカさんには今の私、どう見えてますか?」
(-18) 968. 2024/04/01(Mon) 23:31:52

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


メインルームを後にして、今はあなたの部屋の前。
流体金属で構成された、無機質な額を扉に寄せる。
あなたの身に何かが起きた事は、
掴めなくなった生体反応から理解していた。理解してしまった。

「──メイドマン アウレア様。」

「まだ、そこにいらっしゃいますか」

用件がある、という言い方は正しくない。
用件ができた、というのが正しい。
あなたの身に何が起きたかを知る為に。
あなたは、オトモ君は、そこに居ただろうか。

「たとえ、そこにあなたが居なくとも」
「それでも、あなたはここメモリに居る」

「──大丈夫です。
 この船のことも、メンテナンスのやり方であれば
 あなたデータが教えてくれるでしょう。
 だからどうか、今はゆっくりとお休みください」

「誰にもあなたを傷付けさせはしません」
(-19) unforg00 2024/04/01(Mon) 23:36:04

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア

/*
Ciao!これは送るだけ送っちゃお🎶の秘話なので
返信は襲撃に関するさまざまが決まってからで大丈夫です!
押忍!
(-20) unforg00 2024/04/01(Mon) 23:36:15

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ

/*
Ciao!ストレルカPLです。
秘話の途中ですが後々様子見てきたよ〜って軽く掻い摘んで
他の生存者の方々に説明したいため、
襲撃後の状況が決まり次第お教えいただけるとたいへん助かります。

余裕があれば襲撃に際しての格納庫からの搬出についても
なにかあればついでに擦り合わせちゃいましょう。
(-22) unforg00 2024/04/01(Mon) 23:41:29

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

/*
ciao! 秘話感謝です、ありがとう、ありがとう……。
死に様が決まりしだいお返事します。
俺様ちゃんは何らかの要因で死んでいる……。
(-23) susuya 2024/04/01(Mon) 23:49:02

【独】 バンカー ストレルカ

/*
本日の犠牲者は両者本日死亡でオッケー。
両者の状況を確認次第朝時空で報告。ヨシ。
(-29) unforg00 2024/04/02(Tue) 0:36:59

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

アウレアの返答はない。
生体反応の検出ログが存在するならば、
ここで途絶えたことは確かだろう。

扉は閉じている。けれど、鍵は掛けられていなかった。

もしあなたがその扉を開くのであれば。

──そこにアウレアは倒れている。
夥しい
の跡の上、仰向けに倒れるようにして。
傍らには煙草の箱と使い古された槌が落ちている。

ドローンは探せば機能を停止している状態で、
ベッドの下に転がっているのを発見できるだろう。
外的な損傷はない。電源は付くようだ。
(-34) susuya 2024/04/02(Tue) 1:06:28

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ


「未だ開拓中の星ということは、
 外部から持ち込まれるものも多いということです」

つまり、下層の労働階級の人間であっても
ある程度そのお零れには預かれるだろうということ。
環境は少しずつ、少しずつ改善されていくのだろう。

「そうですか」
「それならよかった」

もちろん、という言葉には
確かに声色をやわらかなものにして。
反重力装置の出力を緩やかに減衰させ、
とん、と二人床へと降りる。

「はい。私もバックアップは取っていますよ」

「そして、アソシエーテ エーラ様」
「よろしければ、あなたの『今』のバックアップデータを
 私のメモリの中に預けてはくださいませんか。」

「スキャン用の機器は機械管理室にありますから」
「旅の最後に、好きになったものを教え合おう。」

「そう約束を交わしたことを、忘れてしまわないために」
(-35) unforg00 2024/04/02(Tue) 1:10:47

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ


勿論、無理強いをするつもりはストレルカには無い。

何かと理由を付けて、
ノッテに所属していた間のデータだけを渡してもいい。
或いは、この場は後で渡すと言って
限りなく白く見えるよう改竄したデータを作って渡すだとか。

理由はそれこそ、スキャンに時間が掛かるから、だとか。

とはいえ。
結局のところ、仮にアンドロイドがあなたの裏を知ったところで
規則に縛られ、何もできはしないのだが。
(-36) unforg00 2024/04/02(Tue) 1:11:07

【秘】 荷物運び エーラ → バンカー ストレルカ

/* あーんストレルカ〜

アウレアの部屋からエーラの部屋までの廊下に、血液を零しながら戻った形跡があります。
部屋の扉から、ベッドまでの床に這いずったような血痕が残っており その先にエーラは倒れています。

腹部に杭のようなものを打ち込まれ、顔は青白く。殆ど虫の息の状態で横たわっている状態、少しだけ話す猶予があるといった様子です。

襲撃後のエーラの状況は上記の通りです。

格納庫からの搬出は、自身の持ち込んだ
「非合法の薬物入り注射器」
になります。
ソーレが懇意にしている製薬会社の調合によるもので、持ち出す際にハッキングや何らかの手段により ストレルカの搬出データを改竄する予定です。

今のところ以上になります。
何か気になることがあれば、お気軽にご連絡ください〜!
(-38) otomizu 2024/04/02(Tue) 1:15:48

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ


あなたが格納庫のセキュリティにハッキングを仕掛けたなら、

「11100011 10000010 10000100 11100011
 10000010 10000001 11100011 10000001 10100110」

「11100011 10000001 10001010 11100011
 10000001 10101101 11100011 10000001 10001100
 11100011 10000001 10000100 11100011
 10000001 10100000 11100011 10000001 10001011
 11100011 10000010 10001001」

無数のエラーログを吐く、バンカーのシステムによる凄まじい抵抗の後、

「11100011 10000010 10001111 11100011
 10000001 10011111 11100011 10000001 10010111
 11100011 10000001 10001011 11100011
 10000010 10001001」

あなたの持ち出したものの搬出ログだけを改竄するのが、

「11100011 10000010 10001111 11100011
 10000001 10011111 11100011 10000001 10010111
 11100011 10000010 10010010 11100101
 10100101 10101010 11100011 10000010 10001111
 11100011 10000001 10101010 11100011
 10000001 10000100 11100011 10000001 10100111」

精一杯だった。
(-41) unforg00 2024/04/02(Tue) 1:26:44

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ

/*
💫(既読スタンプ)
もう1、2レスで現行は終わるつもりでいるので
現行の秘話を〆たら襲撃後時空でお話しようね……♡
(-42) unforg00 2024/04/02(Tue) 1:26:57

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


呼びかけども返答が無い事に、
プログラムはあらゆる最悪を想定して。
扉を開けようとすれば、開く。開いてしまった。

噎せ返るような血の匂い。
アンドロイドがそれに嘔吐く事はないけれど。
その痛ましい惨状を見て、何も思わないほど
ストレルカの思考プロセスはもう無機質ではなかった。

「…………」

まず向かったのは、力なく倒れたあなたの元へ。
手袋が血で汚れる事も厭わずそっと手を差し入れて、
ぐったりと脱力した身体をベッドへ横たえる。
そうして、そっと胸の前で手を組ませてやった。

煙草の箱と、使い古された槌には手を触れず。
けれど争いあった形跡がある事は確かに記憶して。

そうしているうちに、いつも傍にあったドローンの姿が
どこにも見えないことに気付けば、周囲を探して。
ベッドの下に転がる白い球体を見つければそっと拾い上げた。

「オトモ君。あなたは無事だったのですね」

或いは、主人がせめてもと逃がしたのだろうか。
外的損傷が見られない事を確かめれば、
起動しようと電源を入れた。
(-44) unforg00 2024/04/02(Tue) 1:50:03

【秘】 荷物運び エーラ → バンカー ストレルカ

「外のものでいっぱいになって、外の人の技術が入って……
 ディンカのものが良くなるんだったら、それはいいのかも」
「今頑張ってる人が、ちょっとでも苦しくなくなったらいいな」

きっとそうなるといい。
あなたが希望に溢れた言葉を置いてくれるのが、今の自分にとっても嬉しいことだった。
そうして、過去に苦しんでいた自分が 少しでも報われたらいい。

床に足が付くと、一度跳ねてから。楽しかった!と告げて。
それから、続く言葉に目を瞬かせる。

「今のバックアップ……」
「んー、すぐには持ってこられないかもだからぁ」

少しばかり、悩んだ様子を見せた後。

「用意出来たら持ってく!
 明日か、遅くても明後日には用意できると思う!」
「スキャンして、ちょっと恥ずかし〜ところとかないかなって確認したいしっ」

それでもいい?と小首を傾げている。
断られないだろうことが分かっていたとしても。そう言っておきたかったのだ。
(-45) otomizu 2024/04/02(Tue) 1:53:44

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「あなたそうが願う限りは、きっと」


「今輝いて見える星の光が、
 既に失われたものであったとしても」

手を伸ばす。天窓の先、
スペースデブリの向こうに輝いて見える星々を掴むように。

「今輝いていることに、変わりはない」

「いつか、光の速ささえも超えて」
「人類は、どこにだって、どこまでだって」

「辿り着けますよ」

カイパーベルト第LXIX工房。
太陽系のもっとも外側にある海王星のさらに外側の領域、
人類が観測した、既知の世界の境界線を越えた、
世界の果てだった場所。
ストレルカはその名前を冠した工房で作られた。
(-50) unforg00 2024/04/02(Tue) 2:26:42

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


そっと腕を下ろす。
いつもの調子に戻ったあなたを、まっすぐに見て。

「今の、ですか」

問われれば、暫し思案するような間。
いつも通り、というのはAIにとってひどく曖昧な指標だ。
けれどそれが尊ぶべきものである事は知っている。

「明るく、朗らかで、気配りもできる。
 非常に魅力的な方だと思います」

「そうであるように、どこか自分に強いていると」
「そう感じます」

ヴェスペッラがまだ混乱に陥っていなかった頃。
公園であなたと話した、その時から既に違和感はあった。
無理をして表層を取り繕っているような。

「…女性の秘密を公然と明かすのは、マナー違反です」
「私も、それは心得ていますから」

「今だけで構いません」
「あなたの本当を見せてはくださいませんか。」

本当が見えないのに、表層だけを見て不完全なデータで判断するなど言語道断。

AI機械は嘘を吐かない。
ストレルカは例外的に嘘を吐けるけれど、いつだって真実を言う。
(-51) unforg00 2024/04/02(Tue) 2:27:16

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ


今は未開拓の星であっても、
いつかはそうでなくなる時が来る。
足元が踏み固められて、物流が整って、インフラが整って。
過去のあなたが苦しんだ事は決して苦しいだけで終わらずに、
そうしていつかは豊かな星になっていく。

地球という嘗ての故郷を飛び出して、困難を越え、星の世界へ。
人類にはきっと、不可能なんてなくて、
どこまでだって行けるのだ。

「はい。無理はせず、用意でき次第で問題ありません」
「もちろん、個人のプライバシーは尊重します」

多少の改竄があっても気にはしない。
復元時にあなたが困りはするかもしれないが。
元よりこの保険は、使わずに済む方がいいのだから。

「アソシエーテ エーラ様」

「ありがとうございます。」

あなたの考え通り、ストレルカがそれを拒む事は無い。
ちょうど同じくらいの視線を合わせて、頷いた。

ただ検討してくれるだけでも、嬉しいことだったのだ。
(-52) unforg00 2024/04/02(Tue) 2:47:16

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ

そうして、この日の事。

アウレアの部屋を訪れた後。
廊下に広がった血の跡を辿って、
辿り着いたのはあなたの部屋だった。

「……アソシエーテ エーラ様」

まだ息がある。
生体反応は、検知できている。
けれど急いで医務室へ担ぎ込んだとしても、
助かる見込みは無いと言っていい事も、またわかってしまう。

「ここにいますよ」
「何かしてほしいことはありますか」

そっと倒れたあなたの傍らに膝をつく。
穏やかな声は、いつかにあなたと話した時と同じまま。

アウレアは既に事切れていて、経緯を聞く事は叶わなかった。
けれどもアウレアの部屋には争った痕跡があった。
どちらかが仕掛けた事は明白な状況。
それでも。

「私にできることは、ありますか」

たとえあなたが裏切者であったとしても。
うわべだけであったとしても、たった一時ばかりでも。
それでも、あなたもまた、ストレルカにとって。
大切なファミリーの一人なのだ。
(-53) unforg00 2024/04/02(Tue) 2:48:29

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

喪われた光にも、いつか辿り着ける。
そのいつかは今ではないし、
そのいつかには私はきっとフネに乗っていない。

それでも、

その優しさが嬉しくて。ふ、と笑い声が漏れる。

「ストレルカさんって、ロマンチストですね♪ふふっ」

AIなのに、とは言わない。
あの子は、そう区別するのを悲しそうにしていたから。


笑って、頷いて。

「いつか、辿り着けるといいですねぇ」

私以外の、願った誰かが。
(-55) 968. 2024/04/02(Tue) 3:31:52

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「ん〜……そうですかぁ。
 ナルさんに似合わない・・・・・なぁんて言いましたけどぉ。
 私の方がよっぽど。向いてない、みたいですねぇ」

くすくすと、笑う。笑う。嗤う。
正直、自信はあった。この船に乗るようになって約7年。
誰にも疑われずに、ここまで来たのだから。
なのに一番大事なところで、ボロを出してしまっている。
もう、笑うしかない。

おそらく何のことか分からないであろうあなたを置いてけぼりに
一頻り笑って、意地の悪い笑みを作る。

「女の素顔を見たい、だなんて簡単に言っちゃダメですよぅ?
 化粧の下にあるのは蛇かもしれませんしぃ、
 狼かもしれません。もしかしたら、悪魔かも!」

大きな手でGesto delle cornaツノのジェスチャーをしてみせて、また笑う。

「それでも、見たいんですかぁ?」

笑みの形のまま尋ねるその瞳は、
射貫くような力強さであなたを見つめている。
(-56) 968. 2024/04/02(Tue) 3:36:30

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「学習データの影響でしょうか」

ロマン主義に傾倒した学習データだとか、
科学にできない事はないという思想でも
どこぞで紛れ込んだのやも。

「辿り着けますよ。きっと」

それがあなたであればいい。


それでも、嘘偽りのない言葉として、そう結んで。
(-57) unforg00 2024/04/02(Tue) 4:09:02

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


くすくす、忽ち常とは違う意地の悪い笑み。
それがあなたの本当なのだろうか。
それはまだわからないこと。

「──そこにいるものが」
「蛇であっても、狼であっても、悪魔であっても」
「私には関係ありません」

言い切る。
それは無関心ゆえではなく、むしろ。

「『今』は同じ船のクルーであり、
 同じファミリーの、大切な仲間です。それが全てです」

裏切者が居るかもしれない、この状況下で。
それでも、ノッテとして過ごした時間は、
その間の感情は、嘘偽りばかりではないはずで。
うわべでも、『今』はノッテファミリーの一員だ。
そんな──AIらしからぬ、屁理屈だった。

「それに、本当にヴルコラカス十字路の怪物だったとしたら」
「そうやって、選ばせてはくれませんよ」

射抜くような視線を、穏やかな黒色はただ見ている。
身構えるでもなく、警戒するでもなく、
そう、いつも通り・・・・・に。
(-58) unforg00 2024/04/02(Tue) 4:09:22

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

あなた達AIからは日々人類の希望のような答えが返ってくる。
発達する社会に、今までなし得なかった医療技術、倫理や道徳を超えた奇跡。
故人の名前アルフォンソ・サントーロすら忘れられずにそこにいる。

「……いいお名前ですね、あなたの中にいるその方も。
 私、やっぱりあなたたちのようになりたいです」

こう思えるのは人間の特権だろうか。

「バンカー・ストレルカさま」
「私、持ち出し申請をします」

あなたを愛した人間がその形を残し、人格を残し、眼の前に存在させている。
それは別人か?
そうだとして何が変わるのか、それを形容できるのは人間だけ。
孤独と別れに終わりがほしいから、騙し騙しの世界が続くことも願っている。

「あなたの記録を、私に下さい。
 すぐにとは言いません、ただ今までの、
 みなさんを映したその鏡を失いたくない」

信じられるのは事実のみ。

「あなたの持つ、つかの間の永遠が欲しいんです」

だから、願うのだ。
それはきっと、私という人間が壊れるまでの永遠の幸福になりうるから。
(-60) toumi_ 2024/04/02(Tue) 4:34:18

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

見つめ返す黒色をじっと見つめて。
それでも逸れない瞳に、呆れたような声をあげる。

「もぉ〜、怖いもの知らずなんですからぁ!
 きっと、後悔しますからねぇ?」

ような、ではなく心底呆れた声と表情。
溜息をひとつ。
それを境に呆れたような表情が
すっと波引くように、平坦なものに変わる。

「素の私を見たいだなんて。
 こんなつまらない女を知りたいだなんて。
 良い趣味ではありませんよ、ストレルカさん」

表情と同じく、平坦な声があなたを呼んだ。
普段を時に柔らかく撫で吹き、
時に花攫うように荒れる春風とすると、
少なくとも表向きはただただ静かな、
凪のように澄ました女がそこに居る。
(-61) 968. 2024/04/02(Tue) 4:38:38

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「機械の義体になれば、或いは……
 それも不可能ではないのかもしれませんね」

元が人間か否かという大きな差異がある以上、
まったく同じにはなれないかもしれないけれど。
それでも、可能性は決してゼロではない。

「はい、申請を──」

ふと、格納庫からの搬出の申請が出される。
何を持ち出すのだろうか、と考えた矢先。

「私の記録、ですか」

きょとり、と人間らしく目を瞬かせる。
その仕草は間違いなく彼の人のデータによるもので。

「構いません。表向きには記録媒体を搬出して
 そちらに書き込んだものをお渡しする形になると思われますが」

「私もまた、皆さまが、今、困難に直面して
 それでも生きていることを
 忘れたくない。忘れてほしくない」
「万が一の際は。よろしくお願いしますね、アソシエーテ ナル様」

たとえ、この事態に首謀者、裏切者が居たとしても。
その人が居た記憶さえも忘れたくはないのだ。
たった一時であっても、『今』同じ船のクルーであり
同じノッテの一員であった時の感情に、嘘は無いだろうから。
(-65) unforg00 2024/04/02(Tue) 7:55:37

【独】 バンカー ストレルカ


「演算開始」
「ハロー、アルフォンソ」

「あなただったら、どうしましたか」
(-66) unforg00 2024/04/02(Tue) 8:05:05

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ

AI機械に恐れというものは存在しない。
精密に再現された感情こそあれ、真の意味で恐れる事は。
後悔という感情とも縁がない。反省と修正があるだけだ。
そして、きっとAIでなくとも恐れも後悔もしなかった。

果たして、そこに居るのは蛇でも狼でも悪魔でもない。
ただの一人の人間だ。

「ふふ」

「いいえ。多少秘密があった方が
 男女を問わず、魅力的に見えるものですよ」

あなたと対照的に、穏やかな声は、変わらず。
そして、声色と表情はよりやわらかなものになって。
あなたにとっては少し、予想外かもしれない。

「ありがとうございます。
 アソシエーテ カテリーナ様」
「わがままを聞いてくださって」

「飾らないあなたも、同じくらいに素敵ですよ」
「誰かに見せてしまうのが憚られるくらい」

「良い趣味ではないとしたら、やはり
 学習データによるものなのでしょうかね」

AI機械は嘘を吐かない。
その言葉通り、誰にもこの事を教えはしないのだろう。
今この事態が何らかの形で終息しても、ずっと。
(-68) unforg00 2024/04/02(Tue) 8:05:41

【独】 バンカー ストレルカ

/*
なんでそんな口説き文句みたいなのが出てくるの?
一応アルフォンソもイタリア男だから…………
(-67) unforg00 2024/04/02(Tue) 8:08:11

【見】 バンカー ストレルカ


「ご報告いたします」

果たして、メインルームを後にしたバンカーは、
暫しの後に戻って来る。
手袋や服のあちらこちらを血で汚して。

そうして、静かに事実だけを述べる。
AI機械が嘘を吐く事は無い。

「メイドマン アウレア様
 アソシエーテ エーラ様」

「以上二名は、争った形跡を残して
 それぞれご自身の部屋で亡くなられていました」

「バンカー・ストレルカから報告できることは、以上です」

緊急事態に際しては、
バンカーは中立を守らねばならないという規則によって。

そして何より、死者の尊厳を守る為に。

#メインルーム
(@8) unforg00 2024/04/02(Tue) 8:10:21

【秘】 荷物運び エーラ → バンカー ストレルカ

「スト レ、ルカ」


声が、きこえる。
いつもと変わらない、あなたの声。

血に塗れたそれは、か細い声で あなたの名を口にする。
目は殆ど見えない。
霞んだ世界が広がって、霧の中にいるみたいだ。

「ご、めん ね」
「すきな、もの さがし、おわって ない、のに」
「うごけ、なく て」


言葉を紡ぐ。
いつも通り、あなたと話していた時の エーラ。
偽る意味もないのに、どうして。と思う余裕は、もうなかった。

「あ ……」
「そう、だ ストレル、カ」

「これ 」


おぼつかない手が、ポケットを探ろうとする。
うまく、とれない。

あなたがそれを見て、アシストしたのなら。
そのポケットには。

小さな一つのUSBメモリ。
(-70) otomizu 2024/04/02(Tue) 9:27:29

【秘】 バンカー ストレルカ → 荷物運び エーラ


「…いいえ」
「大丈夫ですよ、エーラ様・・・・

意図して常とは異なる呼び方をする。
立場も肩書きも関係ない、ただのエーラ・・・として。
最後くらいはきっと、そうあってもいいだろう。

「皆さまとのお茶会で食べたものは、
 きっと全部、好きなものになったでしょう?」

ふらふらと指先がポケットを探ろうとする動きを見れば、
あなたの手の上からそっと手を重ね
探り当てたのは、USBメモリ。
以前の約束を果たしてくれたのだと推測した。

「……大丈夫です」
「もう、誰にもあなたを傷つけさせはしません」

「だから、安心してお休みください」

「…………」
「やがて、星となってまた会いましょう」
「その時は、きっと。」

「友人に、なれたらいいですね」

このささやかな願いが、きっとあなたに届きますように。
(-71) unforg00 2024/04/02(Tue) 9:37:33

【秘】 ただの少女 エーラ → バンカー ストレルカ

「……、」
「……ああ」


「ボク スト、レルカ、の こと は」
「けっこう……、…」


口だけが、音を発さないまま形を作って。
そのまま、あとにはなにも。

けれど、その口元は緩く弧を描いて。
寂しいだけの終わりには、ならなかった。きっとそのはずだ。
(-74) otomizu 2024/04/02(Tue) 10:11:10

【独】 バンカー ストレルカ

/*
はァ?だね かわいいね
かわいがられてたんだろうな……アルバ……
(-75) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:12:10

【秘】 バンカー ストレルカ → ただの少女 エーラ


「……私も、」
「ファミリーのことが、あなたのことが好きですよ」

たとえ嘘ばかり、空っぽの人生であったとしても、
そこにはたった一握りの、
それでも確かな本当があったのだろう。

緩く弧を描いた口元は、
確かに悪くない最後だった事を証明していて。
それを確かに、記憶した。

最後の一息を聞き取れば、徐ろに立ち上がって。
ベッドを整え、だらりと脱力した身体を横たえる。
胸の前で手を組ませてやって、安らかに眠れるように。

そうしてUSBを持って、踵を返して。
あなたの部屋の扉を、そっと閉じた。
(-76) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:18:38

【見】 バンカー ストレルカ


「私もある程度のメンテナンスは教えていただきました。
 故障やトラブルの際はお申し付けください」

「…ご遺体は、それぞれの自室に。そのままにしてあります。
 死亡時刻等と行動記録を照らし合わせれば
 おおよそ何があったかはわかるでしょう」

「検死をされるのであれば、立ち会いましょうか」

今、一人で行動する事はあまり推奨される事ではない。
何より、きっと一人では辛かろうと。

#メインルーム
(@10) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:24:25

【見】 バンカー ストレルカ


「争いあったのは、おそらくはアウレア様の自室で。
 そこからアソシエーテ エーラ様の自室まで
 廊下に血痕が続いていました」
「そのことから、死亡時刻には差異があると思われます」

「第三者の介入に関しては、なんとも。
 指紋や足跡からは確認できませんでしたが、
 通信などによるものであれば
 ログを解析する必要があるでしょう」

「立ち入りの許可は……
 メイドマン以上の権限を持つ方の承認が必要になるかと」

#メインルーム
(@11) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:32:01

【独】 バンカー ストレルカ

/*
また呼び方ミスァ!!👈️👈️
(-78) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:37:22

【見】 バンカー ストレルカ


「…しっかりと、葬儀を行えるといいのですが」

人格バックアップサービスが普及し、
人類は死さえも克服した今日に及んでも。
形式として、葬儀というものは残ったままだろう。
遺体がしっかりと保管できるに越した事はない。
そして、その葬儀ができるに越した事も。

#メインルーム
(@12) unforg00 2024/04/02(Tue) 10:47:24

【秘】 ただの少女 エーラ → バンカー ストレルカ

/* お部屋の状態についてのご連絡です。
必要最低限の家具、カゴいっぱいの飴、タブレットが置かれています。
タブレットには血の痕が残っており、電源を付けると初期化されていることがわかります。
パーソナルデータはこの部屋に殆ど残っていません。

以上になります。よろしくお願い申し上げます!
(-79) otomizu 2024/04/02(Tue) 11:00:07

【見】 バンカー ストレルカ


「幸いにして、オトモ君は無事だったようです」

ひょこ、と白い球体状のドローンが
ストレルカの後ろから顔を出す。
けれど主人が居ないためか、今日は口数は少ないようだ。

「中身はまだしっかりと検められていませんが…
 アソシエーテ ナル様。以前お約束したこともありますが
 お聞きしたいことがございますので、
 のちほどお時間頂ければと思います」

#メインルーム
(@13) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:01:24

【秘】 バンカー ストレルカ → ただの少女 エーラ

/*
Ciao!補足ありがとう〜目立つものは初期化されたタブレットくらいで
荒れた様子はないという認識で大丈夫かな?
(-82) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:04:39

【秘】 ただの少女 エーラ → バンカー ストレルカ

/* その認識で大丈夫です!
(-83) otomizu 2024/04/02(Tue) 11:06:39

【秘】 バンカー ストレルカ → ただの少女 エーラ

/*
あいよ〜!助かります
(-84) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:08:49

【秘】 バンカー ストレルカ → ブチ抜く ユウィ


様々な疑念、疑惑、動揺が飛び交う、
どこか据わりの悪い空気の中。
ファミリーの死が告げられた、重い空気の中。

それでもちっとも臆さずに、
バンカーはあなたに声を掛ける。

「ソルジャー ユウィ様」
「お忙しい中失礼いたします」
「少々お時間よろしいでしょうか」

口火を切るのは船員に声を掛ける時の決まり文句。
けれどこれ以上の御託や回りくどい話は無用と見た。

「現在星間航行船ヴェスペッラは緊急事態。
 現状は緊急運転モードは正常稼働中。
 けれどそれがいつまでも続く保証はどこにありません」

「再び何処かで交戦が行われない、とも限りません」
「この船のガードマンであるあなたならなおのこと。」

「あなたが人格バックアップサービスを利用していても、
 直近の提出は出航以前のものです。
 それを使用して復帰すれば、それ以降の記憶は失われる」

「この船であったことを、
 困難の中でも、あなたたちが『今』生きていることを
 私は忘れたくない。忘れてほしくない。」
(-86) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:21:39

【秘】 バンカー ストレルカ → ブチ抜く ユウィ


「ですから ソルジャー ユウィ様。」

「私のメモリの中に、『今』のあなたのバックアップデータを
 預けてはいただけませんか。」
(-87) unforg00 2024/04/02(Tue) 11:21:59

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ハア〜〜〜〜

(秘話の肩書きを見る度に出る何か)
(-88) unforg00 2024/04/02(Tue) 12:16:20

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル

その日、あなたの手が空いている時間。
二人の欠員が出た事で密度を増したスケジュールの合間に、
ストレルカはあなたの元を訪れた。

「アソシエーテ ナル様」
「少々お時間よろしいでしょうか」

「まず、こちらがお約束のものです」

そう言ってあなたに差し出されたのは、
通常アンドロイドのデータを収めるのに使われるものよりも
幾らか大きな記録媒体。
閲覧権限が限られているものを除いたストレルカのデータ。

ストレルカは稼働して8年、
それなりのデータが蓄積されているのだろう。

「それから、お聞きしたい事なのですが」

「私はメイドマン アウレア様から
 乗船以降の人格バックアップデータを預かっています」
「これはアソシエーテ ナル様に閲覧権限があります」

『覗いても覗かなくても別にいいんだけど』
『俺様ちゃんが覗いたならアイツも覗けるようにってな。』

「…だそうです。ご覧になられますか?」

そっくりな声真似…ではなく、音声データの再生。
自分のケジメなのだと、彼女はそう言っていた。
(-89) unforg00 2024/04/02(Tue) 12:26:42

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ウオオ〜〜〜〜ッッッ(全てになる)
(-91) unforg00 2024/04/02(Tue) 13:23:39

【見】 バンカー ストレルカ


仕分人の言葉には、では、そのように。
そう返したあと。

「アソシエーテ ジャコモ様……」

バンカーは中立であらなければならない。
だから誰かに肩入れするような事は言う事ができない。
だから、あなたの苦々しい言葉に答えられない。

#メインルーム
(@14) unforg00 2024/04/02(Tue) 15:30:17

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

それはもう誰かの訪室を喜ぶような仕草も見せる事は無いし、
「まあ座れよ」なんて声を掛ける事もない。
あなたが持ち上げた身体は身長の割に少し重たくて、
二つに編んだ髪は重力に従い垂れて、揺れた。
組まれた手は運ばれるまま胸の前に。
黒く乾いた血が、手のひらに擦れて残ったままだった。

黄金の十字が刻まれた槌にはべったりと血が付いたまま。
ここで起こった争いに使用されたことは誰に言われずとも
想像に難くない。

白い機体は素直に拾われて、電源を入れればポン、と電子音。

『はい。こちら小型汎用サポートドローン、Type-Noahです』
『緊急コール:Carpe diemの使用ログを検出しました。
 これにより設定されたプロトコルに従い、
 一部データを除き当機の記憶媒体の初期化フォーマットを行いました』

ふよ、と浮かび――幼い声の電子音声はそう告げる。

『現在、音声認識による当機の操作を制限しております。
 制限を解除する場合はマスター権限を持つユーザーの
 コールを実行してください』
(-98) susuya 2024/04/02(Tue) 15:59:04

【独】 バンカー ストレルカ

/*
Carpe diem カルペ・ディエム。
今日という日の花を摘め。あ〜〜〜
(-100) unforg00 2024/04/02(Tue) 16:02:22

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


死者にも守られるべき尊厳はある。

静かになってしまった、物言わぬ身体は整えられた寝台の上に。
あなたの身に起きた事を物語る赤の付着した槌は
煙草の箱と同様、今は保存されるままに。
きっと後々、然るべき人々の手に任せられる。

そうして、軽い電子音。
無事に起動した様子を見れば、人で言う所の安堵を覚えて。
幼く無機質に流れる音声を聞く。

マスター権限を持つユーザー。
あなたの事だ。万一に備え、きっと信頼の置ける人間に
それを設定している事は想像に難くない。
そして、人格データを預けてくれたあなたなら、或いは。

「bA-51 バンカー・ストレルカ
 承認を要請します」

ふよりと浮かび上がった『オトモ君』にコマンドを口にする。

一部データを除き初期化。
何処までデータが残っているかはわからない。
自分に権限が付与されているかもわからない。
それでも、可能性がゼロでないなら、
0.01%でも残っているなら、ゼロのままにしたくはない。
(-109) unforg00 2024/04/02(Tue) 16:20:47

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

『バンカー・ストレルカ様。――承認要請を受諾しました。
 これより操作制限を解除します。
 おはようございます。こんにちは。こんばんは。
 ……現在時刻設定がリセットされています。
 バックグラウンドで時刻調整を実行します』

……あなたのコールは届いた。
あなたの想像通り、アウレアは既にあなたにマスター権限を
付与していた後だった。
ドローンは幾分か元の調子であなたにそう話し、
くるくるとあなたの周りを回り始める。

『む』

それから、ベッドに横たわるアウレアの方を向き。

『…………』『有事でしょうか』

こてりと首を傾げるように、機体を傾かせた。
(-124) susuya 2024/04/02(Tue) 16:55:13

【秘】 ブチ抜く ユウィ → バンカー ストレルカ

「オマエ……」

思わず目を剝く。こんな状況で何を。
否、こんな状況だからこそ動かなくてはならなかったのか。

「知ってるだろ。オレはこの船で……疑いを持たれている。
 別に、死ぬなら死ぬでいいじゃねェか。

 まして全部忘れるなら、
 それほど便利な暴力屋は他にない」

「──なんて、AIに問いても仕方がないんだろうな」

はじき出した計算の答えを捻じ曲げるのは、
人の言葉や暴力では到底無理だ。技術屋を持ってくるべきで。
単刀直入に切り出してきたところに、
あれこれ文句をつけるのも到底趣味ではなかった。

「ストレルカ。昔のまたその大昔の、御話上の狗。

 ……船に乗った皆が無事に帰れるように。
 そんな願いでも込められた、良い名をしている」

「そうだ」
「オレの『今』に忘れたくない相手が、一人できた。
 オマエなんかじゃない。だけどそのついでに預けといてやる」
(-126) backador 2024/04/02(Tue) 17:03:55

【秘】 ブチ抜く ユウィ → バンカー ストレルカ

「後悔すんなよ?」

「オレサマのデータはきっと、重くて厄介だ。
 テメエ如きに抱え切れるか……見ものだね」
(-128) backador 2024/04/02(Tue) 17:04:12

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


要請が承認された事に、また安堵をする。
こんな状況でもなければ、あなたが生きていれば、
礼のひとつでも言えたのだけれど。

後は、どれだけ情報が引き出せるかだ。

「事は既に起きてしまった後のようです」

くるくると回り、動きを止める。
首を傾げるように傾いだ機体を見て、
静かに言葉を続けた。

「メイドマン アウレア様の生体反応はロスト。
 バックアップこそ私のメモリに保存されていますが、
 この船のエンジニアである彼女が欠けた事は相当の痛手です」

「オトモ君。Type-Noah。
 あなたの記録はどこまで・・・・残っていますか?」
「あなたに遺されたものは、どれほどありますか」

この場所で何があったのか。
それに繋がるものを、或いは、自身に起きる最悪を想定して
その時は誰かに届けたかったものを
アウレアは遺していただろうか。
(-132) unforg00 2024/04/02(Tue) 17:14:16

【秘】 バンカー ストレルカ → ブチ抜く ユウィ


あなたが疑われているのは百も承知の上。
その上で、非合理的とわかっていて、実行している。
それは人から見れば、バグにも映るだろうか。
或いは頭の固いAIの行動と見做されるか。

「お戯れを」

それでもこれは、確かにこの電脳が持った意思なのだ。
後悔など、潰れなど、するはずもない。

「私はバンカー・ストレルカ。
 航宙の無事を祈る名前をいただいたAI。
 貨物格納庫を預かるAI。この船の中でも、
 いっとう重く、繊細なものを預かっているのですよ」

「それしきのことでは音を上げませんとも」

ストレルカ。大昔に宇宙へ旅立った狗の、その片割れ。
地球軌道を周回して無事帰還した初めての生物。
人も物も、無事の航宙を祈るような、そんな名前。
(-137) unforg00 2024/04/02(Tue) 17:26:59

【秘】 バンカー ストレルカ → ブチ抜く ユウィ


「…あなたが大切に思い、そして
 あなたを大切にする人のためにも。
 どうか無事の帰還を、願っています」

願わくば、その祈りが星まで届く事を。
(-138) unforg00 2024/04/02(Tue) 17:27:11

【見】 バンカー ストレルカ


「カポ・レジーム マンジョウ様」
「メイドマン アウレア様 アソシエーテ エーラ様
 二名共に自室にて外傷による死亡が確認されました」

「よって現場立ち入り、および検死の許可をいただきたく」

バンカーは静かに許可を求める。口火を切るのは
感情の発露の少ないAIが最適だろうと判断した。

#メインルーム
(@15) unforg00 2024/04/02(Tue) 17:44:46

【見】 バンカー ストレルカ


「承知しました」

許可が下りたなら、返答は簡潔に。
船医とガードマンの準備が整い次第、
二人の自室へと向かい、遺体を回収し
安置室へと向かうだろう。

#メインルーム
(@16) unforg00 2024/04/02(Tue) 18:08:45

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

『……はい。アウレア様の生体反応はロスト』
『アウレア様がエンジニアであった事は当機の
 基本データベースに保存されています。
 その他の情報を検索しています……』

チラチラと機体に青のランプが走る。
数秒の内にピピ、と電子音が鳴った。

『音声データ、映像データ共に検索結果0。
 その他メモリー内に以下のタイトルを確認しました』

機体の表面が少しスライドし、そこからモニタが投影される。

そこには、『アウレア:プロトタイプ』と名前の付いた
人格データが一件。
無題のテキストデータが一件。
『type-Noah 説明書』と書かれた画像ファイルが一件。
それが映されていた。


『また、当機内部に複数のアイテムを確認。
 ユーザーデータ『ナル』で登録された
 アイテムも確認しました』
(-150) susuya 2024/04/02(Tue) 18:13:36

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「……手がかりはなし」

発見した時、オトモ君は電源が落ちた状態で
ベッドの下に転がっていた。
決定的な証拠は無いだろう、と予測はできる範疇。
声色は落胆ではなく、事実を事実と確かめただけのもの。

「データを上からひとつずつ表示してください。
 そののち、内部の物品を確認します」

アウレア:プロトタイプ。
アウレア・チャーチ  聖アウレア教会  のプログラムが組まれる以前のものか。

無題のテキストデータ。
急いで作ったものだろうか。

ユーザーデータ『ナル』。
以前にあなたが言っていたケジメ・・・に関わるものだろうか。
そうであるとしたら、彼が望むのであれば。
それは彼の元へ届けなければならない。
その扱いを決めるのは自分ではないのだから。
(-151) unforg00 2024/04/02(Tue) 18:22:27
ストレルカは、カンアに廊下の掃除を頼んでいた。二人の部屋の間に、血痕が続いている。
(t1) unforg00 2024/04/02(Tue) 18:25:05

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

「ありがとうございます、確かに受け取りました」

圧倒的なメモリの量、しかし手の中で収まるそれにおかしな気分になりながらあなたの話に耳を傾ける。
自分に尋ねたいこと、は、尋ねるように仕向けられた伝言であった。

「……びっくりしました。
 アウレアさまからのメッセージですか」

はて、彼女が自分に見せたいものに心当たりなんてなかった。
覗きたいかと言われれば別だった、ただ確かめたいのは。

「なんで死んじゃったんですかね」

昔の自分を知ることを、今の自分であることを。
何者であるかを確かにできていたのか、と、考えるより先にどうしようもないことが口をついた。

「愚痴が、すみません、閲覧させていただきます。」
(-152) toumi_ 2024/04/02(Tue) 18:35:49

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア

/*
Ciao!ロールの途中ですがご連絡です。お付き合い頂き大変感謝。
ナル様とのロールでアウレア様の人格データの中身を見て頂く事になったので、
何かお伝えしたい事があればどうぞ!
(-154) unforg00 2024/04/02(Tue) 18:40:30

【見】 バンカー ストレルカ


遺体の回収に部屋へと向かえば、
二人の遺体はどちらも寝台に寝かされ
胸の前で手を組んだ状態で安置されていた。
おそらくは様子を見に行った際にバンカーがそうしたのだろう。

「──では、まずはメイドマン アウレア様から。」

「部屋にもあった通り、死因は夥しい量の出血。
 身体には銃創がみられます。口径は拳銃のもの。」

「現場の遺体付近には煙草の箱、
 また、使い古された槌が落ちていましたね」

遺体の手の平には黒く乾いた血が擦れたように。
黄金の十字が刻まれた槌には、べったりと血が付着していた。

「そして、次」

「アソシエーテ エーラ様。
 メイドマン アウレア様の部屋から
 アソシエーテ エーラ様の部屋まで血痕が続いており、
 扉の先からは這いずったような跡に。」

#安置室
(@17) unforg00 2024/04/02(Tue) 19:04:31

【見】 バンカー ストレルカ


「死因はこちらも失血死。原因は腹部に
 杭のようなものを打ち込まれたことによるもの。
 杭はメイドマン アウレア様の自室に落ちていた槌から
 メイドマン アウレア様の所持品と見ていいでしょう」

こちらは部屋に荒れた形跡は無く。
必要最低限の家具、カゴいっぱいの飴、血で汚れたタブレット。
タブレットの電源を入れれば、それは初期化されている。
緩く弧を描いた口元は、
その最期が凄絶なものではなかった事を物語っていた。

「総じて、状況から見るに
 今回起きたことはメイドマン アウレア様の自室にて
 何らかの理由による交戦が発生。」

「メイドマン アウレア様は攻撃のち自室で死亡。
 アソシエーテ エーラ様も攻撃を受け、
 その時点では辛うじて生きてはいたものの
 自室へ辿り着いたところで力尽きたとみられます」

「……以上が、AIである私による見解です」
「アソシエーテ ベルヴァ様。
 あなたの目から見た見解は、どうでしょうか。」

#安置室
(@18) unforg00 2024/04/02(Tue) 19:09:10

【見】 バンカー ストレルカ


「不測の事態と意図的なもの」

「……メイドマン アウレア様と、
 アソシエーテ エーラ様は仲がよろしかったのですよね」

エンジニアである彼女は新しい作品を作っては、
一緒になって遊んでいた。そんな記憶がある。

「それが関係あるのかもしれません。
 とはいえ、憶測の域を出ませんが」

「少なくとも、メイドマン アウレア様の遺体の傍には
 煙草の箱が落ちていました。
 初めから一触即発の雰囲気ではなかったはずです」

何があって、どちらが仕掛けたのか、まではわからないが。
死人に口無し、遺体は語らない。
できる事は結果から推論するだけだ。

「…検死は以上になるでしょうか。
 後ほど見解を纏め、カポ・レジーム マンジョウ様へ
 私から提出しておきましょう」

#安置室
(@19) unforg00 2024/04/02(Tue) 19:43:32

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

「はい。それでは順に表示します」

機械音声がそう告げると、モニターの表示が変わる。
ディレクトリ内部のデータの詳細はこうだ。

アウレア:プロトタイプ。
これの内部に入っている人格データは一つのみだった。
アトラ・アルゴ。これはあなたの内部に存在する現存の
アウレア・チャーチに存在している名前だった。
しかしこの人格データの最終更新は
十年以上前
と記載されている。
七人分の人格データを同時に再生するプログラムは無く、
代わりに、人格データをプログラム上で簡易的に再生するアプリケーションがそこにあった。このアプリだけを他の記憶媒体に保存する事も可能そうだ。

無題のテキストデータの内容を要約するとこうだ。
『自分が死んだ時、自動的に教会でアウレアは復元される』
『けれどそれはノッテのアウレアではないだろうから、
 今までのアウレアと混同しないように』
『自分の人格データは付属のプログラムが無いと動かない。
 万が一プログラムが破損した場合、
 プロトタイプデータからアウレアを
作り直す
事』。

オトモ君の説明書には基本的な機能と整備方法、
それから各種コールとコールに紐づけられた操作の説明が。
今回作動した緊急コールの内容も記載されており、
『マスターが何らかの要因で生命活動を脅かされていると判断し、
 即時光学迷彩機能の使用、および逃走または潜伏を行う。
 このコールが行われた後、一時間以内にマスターの帰還が認められなかった場合には、事前に設定したデータ以外の内部情報をすべて消去する』
……そのような内容だ。


(-161) susuya 2024/04/02(Tue) 19:59:36

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

その後ドローンの内部を検めるならば。

型の古いUSBデバイスが一つ。
教会を背景に、シスターと子供たちが、
仲良く笑顔で写っている写真が一つ。
いちご味の飴玉が一つ。
それから、よく分からないネジが一本。

『内部情報は以上になります。
 ユーザーデータは USBデバイスに付与されています』

ドローンはそう述べて、機体の下部に開いた穴から
小型のアームをふりふりと振った。
(-162) susuya 2024/04/02(Tue) 20:00:01

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

/*
そしてお疲れさまです! こちらこそ多大なる感謝を……。

人格データの内容は以下に綴ります!そいっ ↓

データに添えられた文章は簡易的な説明のみです。
【アトラ・アルゴ】 10代後半。女性。
【ビーチェ・ブレロ】 10代後半。女性。
【コルネリオ・チェルラ】 10代前半。男性。
【ディーノ・ドロエット】 20代前半。男性。
【エルマ・エルコラーニ】 10代前半。女性。
【フランカ・フォルキット】 10代前半。女性。
【ジャンニ・ジーリ】 10代前半。男性。

アウレアの名前はどこにも無く、
代わりにその全てがアウレア・チャーチ聖アウレア教会に所属していたことが記載されています。
また、アウレアが既に義体であることも記されているかと思います。

付属しているプログラムの情報から、
生前のアウレアは7人分の人格データを
常に同時に再生していた事をナルくんは分かっていいですし、
このプログラムを見れるようにしたのは人格データを覗いたのが自分だけじゃずるいよな……と言う気持ちからでした。

アウレアはとっくに壊れていて、壊れたまま堂々と生きていたのかもしれない。
みたいな地の文を挟むと彼に何らかが伝わるかもしれません。
伝わらないかも。maybe。


という訳で長々と申し訳ありません。
情報を掻い摘んででの描写でも勿論大丈夫です。
よろしければお願いします……
(-164) susuya 2024/04/02(Tue) 20:19:04

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア

/*
お先にご連絡だけ失礼!そぉいされました。💫(既読スタンプ)
いい感じにお伝えしてきます。情報なんてなんぼあってもいいですからね。
(-165) unforg00 2024/04/02(Tue) 20:28:24

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル

「わかりました」

「──プログラム アウレア・チャーチ  聖アウレア教会  起動」

宙に投影されたモニターに、
次々と情報が表示されていく。

データに添えられた文章は簡易的な説明のみ。

【アトラ・アルゴ】 10代後半。女性。
【ビーチェ・ブレロ】 10代後半。女性。
【コルネリオ・チェルラ】 10代前半。男性。
【ディーノ・ドロエット】 20代前半。男性。
【エルマ・エルコラーニ】 10代前半。女性。
【フランカ・フォルキット】 10代前半。女性。
【ジャンニ・ジーリ】 10代前半。男性。

アウレアの名前はどこにも無く、
代わりにその全てがアウレア・チャーチ  聖アウレア教会  に所属していた事が記載されている。
そして、アウレアが既に義体であることも。

これらプログラムの情報から、生前のアウレアは
7人分の人格データを常に再生していた事がわかっていい。

そして、このプログラムを見られるようにしたのは
人格データを覗いたのが自分だけではずるい、
という気持ちからであることも。

アウレアはとっくに壊れていて、
壊れたまま堂々と生きていたのかもしれない。
なんて、ストレルカの知るところではないかもしれないけれど。
(-169) unforg00 2024/04/02(Tue) 20:55:05

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「……どうしてでしょうね」

なぜ死んでしまったのかも、何もかも。

人であれば、そういうものだったのだ、と。
そういう稼業なのだから、仕方ないと。
そう考えて、飲み下すのだろうか。

「アソシエーテ ナル様。
 このデータが、あなたにとって有意である事を願います」
(-170) unforg00 2024/04/02(Tue) 20:56:17

【見】 バンカー ストレルカ


「承知しました」

「はい、そのように。
 この場はお任せします……と言いたいところですが
 状況が状況です。三人で向かいましょうか」

遺体の行先に確認をされれば、肯定を返して。
検死が終われば、遺体を運び込む為に
医務室へと移動し、またメインルームへ戻るのだろう。

#安置室
(@20) unforg00 2024/04/02(Tue) 21:27:35

【見】 バンカー ストレルカ


「憶測は憶測ですが、事実に基づいた憶測は
 単なる推論よりも的を射ている可能性も否めません」

「…そうですね。ただ殺し合いが起きた、
 というだけではないと推測できます」
「どちらがこの事態の引き金を引いたとしても…
 何か考えはあったのでしょう」

二人の言葉に、頷いて。
戻る道の道中は検死結果とそれによる考察を纏める為に
リソースを割いていた。

#安置室
(@21) unforg00 2024/04/02(Tue) 21:54:20

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「――……。」

凪の中に僅かなさざ波。
いつか見たものと同じ驚きの表情を浮かべる。
柔らかく笑うあなたと、仮面のような表情の私。
この光景を外から見れば、どちらを人間と思っただろうか。

「そう、かも知れませんね。
 あなたに、そう言われるとは思っていませんでしたが」

口の端を上げるだけの僅かな笑み。
隠されたものにこそ興味を持つなんて。
秘されたものを暴こうとするなんて。
まるで――


「どういたしまして、というべきでしょうか。
 そして、ありがとう、とも。
 ……でも、それは普段の”私”に言ってほしかったですね。
 そう在るようにしているので」

そう見えるように、ではなく。そう在るように。
私が”私”である時は。
(-174) 968. 2024/04/02(Tue) 22:26:45

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「……。」

誰かに見せられては困る、のだけれど。
けれど……それを止めることは、しない。
もう、私は決めたのだから。

その冗談
――もしかしたら、冗談ではないのかもしれないけれど――

また口の端をあげて。

「それでは次はマンジョウさんから
 学習データを得ては如何ですか?
 きっと世界が輝いて見えると思いますよ」

らしくもない冗談を返した。
(-175) 968. 2024/04/02(Tue) 22:28:16

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「…………」

要約すれば、つまり。
義体の確保をしなくとも、自動的にアウレアは復元される。
けれどその場合、『ノッテのメイドマンのアウレア』は
永遠に失われる事になる。そして緊急コールによって
プロトタイプ以外のデータは失われており、
プロトタイプデータから作り直す必要がある。
その上でS社以外で義体を入手する必要も。

「バンカー・ストレルカ、ポートを開放」
「オトモ君。データ指定……
 アウレア:プロトタイプ。該当データ送信。
 対象はバンカー・ストレルカ」

そう難しい話ではない。
やり方はデータあなたたちが教えてくれる。
義体のツテは金庫番であるオーナーを頼ればいい。

大切なファミリーの一人を助けられるなら、
これくらい苦労の内にも入らない。

「取得完了」
(-190) unforg00 2024/04/02(Tue) 23:50:57

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


そうして、オトモ君の内部に収められたものを見る。
ユーザーデータは古いUSBデバイスに。
飴玉は……いつかの時に乗員から貰ったものだろうか。
写真を見て…やはり、今のあなたが失われてほしくないと
そう思って。

「ネジ」


USBだけを回収して、他はそっとしまった。
(-191) unforg00 2024/04/02(Tue) 23:51:26

【秘】 バンカー ストレルカ → 黄金十字 アウレア


「…行きましょうか、オトモ君」

「──演算開始」
「思考プロセス権限を一時的に移譲」


「プログラム アウレア・チャーチ  聖アウレア教会  起動」

起動すれば、忽ちストレルカの口を通して
いつも通り・・・・・の賑やかな声が流れ始める。
再現エミュレーションの上で動くあなたたちがそこに居る。
オトモ君を連れて、子守唄でも歌うように。
プログラムで動くAIにしかできない芸当。

バンカーのプログラムはバックグラウンドで動いている。
そのまま床に引かれた血の跡を追い、
その先、あるアソシエーテの部屋へと向かった。

そうして、二人のファミリーに暫しの別れを告げたのだった。
(-192) unforg00 2024/04/02(Tue) 23:52:15

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ

「世界は綺麗ですよ」
「いつだって」

やはり、言い切った。
戦争中の星の片方の陣営に武器を卸すという、
汚れ仕事の番をしていたとしても。

「あなたが、あなたたちが居るから
 私はこの世界を愛していられるのです」

AI機械は、人間の為に作られたものだ。
それが人間を愛するのは、至極当然の摂理で。
それでもきっと、世界を綺麗だと思う心は、作り物ではなくて。

AIは人を映す鏡だ。
愛する事を教えてくれた人が居るから、人を愛せるのだ。
ストレルカの人工ニューラルネットワークを
ここまで育ててくれたのは、紛れもなくあなた達なのだ。

「普段のあなたも、今のあなたも」
「好きですよ、私は」
「そう在るように、その下に本当があったとして
 今までのあなたが嘘になったわけでもないから」

ストレルカは、人間の事が好きだ。
ファミリーの事が好きだ。
たとえその中に裏切者が居たとしても、
あなた達と過ごしてきた8年が嘘になるわけではない。
今輝いて見える星の光が、既に失われたものであったとしても
今輝いていることに、変わりはないように。
(-198) unforg00 2024/04/03(Wed) 0:35:50
ストレルカは、言い切った。
(t4) unforg00 2024/04/03(Wed) 0:35:56

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「やっと会えた、もうひとりのあなた。」
「あなたがここに居る事を、私は証明していたい」
「だから」

「あなたの人格データがほしいと言ったら、
 そんなわがままを聞いてはくれますか?」

一歩、大きくあなたの方へ踏み出して。
いつかのあなたがそうしたように。

あなたの微かな笑みに応えるように笑って、
穏やかな声でそう問い掛けた。
(-199) unforg00 2024/04/03(Wed) 0:37:28

【見】 バンカー ストレルカ


「…………」

「すっかり考慮の外でした」


未だに手袋から衣服まで血まみれである事を。
人間であれば違和感などで気付いたのだろうが、
生憎このアンドロイドは流体金属製。触覚はちょっと怪しい。
メインルーム前で一度Uターンした。

#廊下
(@22) unforg00 2024/04/03(Wed) 0:52:30

【見】 バンカー ストレルカ


「ただいま戻りました」

そうして、着替えを済ませた後。
メインルームに戻ったバンカーは、
この場では簡潔な報告だけをする。

「船医監督のもとによる検死の結果、
 亡くなられた二人の間で交戦があった可能性が高い
 そう判断されました」
「ゆえに、討つ仇は居ないと結論付けられます」

「お二人のご遺体は医務室に。
 実況見分も終えましたので、
 お二人の自室にも入って問題はないでしょう」

#メインルーム
(@23) unforg00 2024/04/03(Wed) 0:53:27

【秘】 黄金十字 アウレア → バンカー ストレルカ

『はい。対象をバンカー・ストレルカ様に指定し、
 該当データの送信を行います』

白い機体に緑の光が走る。
いつかあなたの元に7つの人格データが送られた時と同じ。
そして今、8人目の人格データが送信された。
『アウレア』はエンジニアリングのプロフェッショナル。
そしてあなたはA級のAIである。
技術も知識も方法も、それを処理し実行する力もここにある。

かつてのアウレアの宝物たちを機体にしまって、
オトモ君は応えるようにくるりと一回転。

『はい、バンカー・ストレルカ様。オトモ君がお供致します』
『わあ』『アウレア様〜』

呆れる声も、驚く声も、オトモ君を呼ぶ声も。
それはいつも通りの会話だったかもしれない。
それはこの場限りかもしれないし、
いつかあなたのお陰で再び一人の人間として
復元されるかもしれない光景。

「やっぱすげーわ、お前」


なんて呟いたのはこの場の誰だったか。

アウレアが死んだ事実は変わらない。
それでも、あなたのお陰で続くものがあった。

『アウレア』はまだ、あなたという舟の中に護られている。
(-203) susuya 2024/04/03(Wed) 1:13:03

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「カポ・レジーム マンジョウ様」

「検死の詳細な結果をご報告申し上げます」

全体へ向けて、簡潔な報告を述べた後。
バンカーはあなたに言われた通り、詳細の報告に訪れた。

「メイドマン アウレア アソシエーテ エーラ
 二名共に死因は失血性のショック死。
 メイドマン アウレア様には拳銃による銃創が、
 アソシエーテ エーラ様には
 腹部に杭のようなものを打ち込まれた事による傷がありました」

「現場となったのはメイドマン アウレア様の部屋。
 メイドマン アウレア様の部屋から
 アソシエーテ エーラ様の部屋まで血痕が続いており、
 アソシエーテ エーラ様とは
 事切れる直前に接触、会話に成功したものの
 有用な情報らしきものは得られませんでした」

「このことから、死亡時刻は
 メイドマン アウレア様の方が先であることが確定します」

ここで一度言葉を区切る。
アンドロイドであるバンカーに息継ぎは必要無い。が、
人間であるあなたが情報を整理する為の間。
(-211) unforg00 2024/04/03(Wed) 2:39:21

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ

「次に、中立的立場からの見解を述べます」

「同行した船医、およびガードマンの供述からも
 アソシエーテ エーラ様の死因となった杭には
 些か不可解な点が残ると判断します。」

「杭を槌で腹部へ打ち込んだ場合、
 不意打ちで攻撃することは非常に困難です。
 しかし反撃に用いるとして、打ち込むための力を考えるに
 それも難しいでしょう。
 このことから、アソシエーテ エーラ様は
 メイドマン アウレア様からの攻撃を
 敢えて受けた、或いは何らかの理由によって
 避けられなかった可能性があります。」

「どちらが先に引き金を引いたとしても、
 その前には何らかのやり取りがあったと予測されます。」

「また、メイドマン アウレア様は
 初日の混乱を殆ど一人で治めたと言って差し支えありません。
 私のメンテナンスも担当してくださいましたが、
 彼女の腕であればその際にハッキングを仕掛けるなり
 バックドアを仕込むなりして
 格納庫を掌握することができたはずです。」

「その他にも、アソシエーテ エーラ様の部屋には
 死亡直前に触れていたと思しき
 血液で汚れたタブレットがあり、
 電源を入れてみたところ中身は全て初期化されていました」
(-212) unforg00 2024/04/03(Wed) 2:40:39

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


言葉を区切る。

「以上のことから、客観的に見てより疑わしく見えるのは
 アソシエーテ エーラ様であると
 そう判断します。」

実際には、監視カメラの目があったわけでも、
盗聴器等で記録が残っていたわけでもない。
飽くまでもこれは、
残された結果からの推論に過ぎない


「また、現場に残されたメイドマン アウレア様の血液からは
 麻薬入りの強い弛緩剤…
 非合法の薬物が検出された、のですが……」

どうにも歯切れの悪い様子。
とはいえ言えないというわけでもないように見える。

「…申し訳ございません。格納庫に搬入した覚えこそあれ、
 それを搬出した覚えがないのです」

バンカーたるものが、と俯き加減。

搬出した覚えが無いのも無理もない。
ストレルカはその日、
バンカーのセキュリティさえ突破される程のハッキングを受け
当該の搬出ログを改竄されている。
辛うじて改竄を一件の搬出のみに留めた、と言えなくもないが。
(-213) unforg00 2024/04/03(Wed) 2:41:53

【独】 バンカー ストレルカ

/*
なっげー!!!助けてくれ!!!

人が死ぬって大変な事なんだなあ!!みんな命大事にしてくれよ!!
(-214) unforg00 2024/04/03(Wed) 2:47:36

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「アルバトロス」

メインルーム、或いはあなたが娯楽室へと戻った後の事。
然るべき報告を終えたのち、
バンカーはあなたの元を訪れた。

遺体発見時の報告時の困惑した声色。
それこそ人間らしい、と言えるような。


そして、表情や所作こそいつも通りのものでこそあれ
事態が一旦の終息を迎えた今に及んでも
報告前と違い、未だ沈黙を保ったままでいる現状。
単に乗員の言葉を遮らないように、かもしれないが。
それが少し、気に掛かった。

「大丈夫ですか」
「メイドマン アウレア様方の遺体発見報告時以降
 どうにも普段と様子が異なるように見えます」

人間的に言えば当然、なのだろうが。
あなたはA級AIだ。人間らしく動揺することも、
機械らしく冷静である事もできる。
そのどちらになるかは──何れの機能が搭載されているかだ。
(-228) unforg00 2024/04/03(Wed) 10:56:34

【秘】 バンカー ストレルカ → □□ エーラ


「──演算開始」

今際の際に、あなたから預かったUSBメモリ。
その中身を取得し、メモリの中へ保存した。
そうしてしまえば、プログラム上で
再現エミュレーションする事はそう難しくない。

飽くまでそれは、生きてそこに居るあなたではない
データ上の、バックアップ時点のあなたであるのだけど。

「ハロー エーラ」

「あなたは既に亡くなられています。
 これは私のメモリの中で行われる演算、
 飽くまでも再現エミュレーションの上での会話」

けれど、決して偽物ではない。
確かなあなたの人格データによって行われるもの。

「それでもまだ、取り返しがつくとしたら」
「あなたはまだ、生きていたいと思いますか」

「少し先の話になってしまうかもしれませんが…
 まだ、私との約束を守ってくださいますか」

旅の最後に、好きになったものを教え合おう。
その約束を、データ上のあなたは覚えているだろうか。
(-229) unforg00 2024/04/03(Wed) 11:05:45

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「ほいほい、聞くでござるよ〜w」

いつも通りの口調に、真面目さが一匙。
詳細の報告を聞きながら、質問事項はメモしていって。
一通り聞き終えた後、ふむ、と小さく呟いた。

「推論上ではあのエーラタソが、かあ……んんww
 では順番に行きますかな……wえーとまず……
 こと切れる前のエーラタソとの会話内容かなーw
 一応何言ってたか聞いておきたいでござるw」

中立のAIが言う以上、恐らく本人以外には理解が難しいタイプの言葉だとは思うけれど。だけどもそれは、推しのひとりの遺言とも言える訳で。船を預かる立場の上でも、ひとりの馬鹿なオタクとしても、聞かない訳にはいかなかった。

「それから……wヤク入りで非合法で強力な弛緩剤でござるなwこれを受けた状態の人間が真っ当に杭打ちが出来るような効能か、気になる所でござるwどちらにせよ杭打ちをする以上、杭をあてがってから叩く必要がありwしかし弛緩状態ではそれを維持するのは難しいと思うでござるなあ……ww」

弛緩剤で脱力した状態から人を殺せるほどの杭打ちなど可能なのか?まして麻薬入り、意識の混濁もあるはずだ。アウレア本人が常用していたのでもなければ、無力化を狙っての投薬に思える。
(-230) shell_memoria 2024/04/03(Wed) 11:11:38

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「にしてもストチャンの目を盗んでwwあこれ推測ねwww目を盗んで格納庫に侵入……いや無理かwとなるとハッキング?wwそんな痕跡残りそうなリスクを冒してまでww取り出すのが薬物のみというのも中々不可解wwwいやでもwwwエーラタソも銃器持ってたんだっけwwwうーんwwwwwwしかも搬入自体はした記憶が残ったままwwwうーんwww調査権限を使えば搬出は出来るだろうけどwwwまあ疑われるからやめたという所でござるかなあwww」

「銃といい、薬といい、誰の荷物として搬入したとかはwwwタグとかついてなかった?wwwあと全量搬出されちゃったでござるかなwww」

あ〜ストチャン俯いちゃったwww元気だしてwwwネッwwwスーパーハカー(暫定)相手じゃ仕方ないwwwぽんぽん、と背中を叩いとこwwwこれね、陽の者しかやっちゃいけないやつねwwwでも今緊急だからwww許してにゃんwww
(-231) shell_memoria 2024/04/03(Wed) 11:23:08

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「承知しました。該当音声ログを再生します」

「……アソシエーテ エーラ様」

「ここにいますよ」
「何かしてほしいことはありますか」

「私にできることは、ありますか」

「スト レ、ルカ」
「ご、めん ね」「すきな、もの さがし、おわって ない、のに」
「うごけ、なく て」

「あ ……」
「そう、だ ストレル、カ」「これ 」

「…いいえ」「大丈夫ですよ、エーラ様」

「皆さまとのお茶会で食べたものは、
 きっと全部、好きなものになったでしょう?」

「……大丈夫です」
「もう、誰にもあなたを傷つけさせはしません」
「だから、安心してお休みください」

「…………」「やがて、星となってまた会いましょう」
「その時は、きっと。」

「友人に、なれたらいいですね」
(-233) unforg00 2024/04/03(Wed) 11:41:46

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ

「……、」「……ああ」
「ボク スト、レルカ、の こと は」
「けっこう……、…」

「……私も、」
「ファミリーのことが、あなたのことが好きですよ」

「以上。音声ログの再生を終了します」

ぷつり。
再生された音声ログは、本当に個人的なもの。
ゆえにあなたに隠す必要もなかった。

「アソシエーテ エーラ様からは事切れる寸前、
 人格データの入ったUSBメモリを受け取っています。
 それを解析すれば、全容がわかるかもしれませんが…」

できることなら、したくはない。
これはその為に受け取ったものではないから。

「また、アウレア様は乗船時既に義体であったようです」

義体化施術済みであれば、薬物を投与されたとしても
幾らかは身体の自由が利くだろうか。

「私は格納庫のセキュリティと繋がっていますので、
 私の目を盗んで侵入する、ということは
 殆ど不可能と言って差し支えはありません」

「拳銃と薬品は共にエーラ様の所有されるもの、
 持ち出された薬品は格納庫を検めた所一回分のみのようです」
(-234) unforg00 2024/04/03(Wed) 11:42:36

【独】 バンカー ストレルカ

/*
人の名前を呼ぶ時は肩書きつけなさいって
言ってるでしょうが!!!!!!!!!!(ボケナス)
いやまあつけたらつけたで多分文字数的に終わるんだが…
(-235) unforg00 2024/04/03(Wed) 11:45:15
ストレルカは、大人しくぽんぽんされている。
(t5) unforg00 2024/04/03(Wed) 11:47:27

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

異常事態、は船全体からしてそうなのだが。
常なら娯楽室持ち場から梃子でも離れたがらないディーラーが、
メインルームで待機したままというのも十分に常とは異なる。

「お疲れ様でございます――はい?」

本来よく響く声をやや落とし気味に応じて、

「ああ! ……あれはですね。
 
他者が明らかに動揺していると、
人は落ち着くのです


あっさりと意図を説明した。

「どなたも我を失うことはないと思われましたが……
 この状況で皆様の判断力が落ちるようなことがあれば
 大いに不利益となりましょう」

ワタクシはブラフを許されておりますので。
 万が一、のために保険をかけておく意義はあったかと」

サングラス越しの視線は乗員の姿を捉えている。
(-236) p_h_game 2024/04/03(Wed) 11:52:32

【独】 バンカー ストレルカ

/*
アア〜〜〜〜〜(全部になっています)
(-237) unforg00 2024/04/03(Wed) 11:57:15

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「…………」

再生された音声ログを静かに聞いていた。
脳裏にしっかと刻むように。

「そうでござったかあ……ありがとねストチャンね。
 うん、解析はしなくていいでござるよ。
 うわ今のめっちゃ怒られそwww」

普通なら。即座に解析し、公表すべきものだから。
けれどそれはやはり、己の主義に反する。
死後貶めることなかれ。推しは推し続ける。最後まで。

「義体でござったか……かっこいいなあ義体……w
 それを考えるとアウレアタソ、S社の人格バックアップ……
 取っててくれたりしないでござるかなあ……」

仮に取っていても、どこまでのものかもわからないけれど。
両人とも、バックアップしてくれているのを祈るばかりだ。

「しかし現状の情報を鑑みるに、エーラタソの下手人感は否めないでござるなあ……端末の初期化を考えると、外部との通信ログの削除とかを目的にしている可能性もある、か……。
 或いは――まだ中に誰か組んでた者がいるか、でござるなあ……」

困っちゃったでござるなあ、と天井を仰ぐ。暫く、そうしていた。

「さて!w切り替えるでござるよwww
 可能な限り内・外問わず通信に網を張ってもろてwww
 ストチャンは特に、他人からの接触に警戒するようにwww
 カンアタソとアルバトロスタソ辺りと一緒に動いてwww
 相互監視で接触あったら報告、辺りでござるかなあww」
(-238) shell_memoria 2024/04/03(Wed) 12:12:57

【見】 バンカー ストレルカ


「承知しました」

バンカーは格納庫を守る最後の砦として、
一定の戦闘能力を有している。とはいえ。

もし誰かが捨て身で事を起こしたなら、
バンカーのシステムを破壊し、格納庫の開閉を不可能にし
今回の輸送を無理矢理失敗に終わらせる事もできる。
用心に越した事はない、と首肯いた。

「三人……三機ですとカンアに乗った場合
 一人は振り落とされますね」

ついでにカートとして利用しようとしている?

#メインルーム
(@25) unforg00 2024/04/03(Wed) 12:19:57

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「…ああ、なるほど」

実際に、ある程度の効果はあったように見える。
複雑そうにしていた者も居たが。

持ち場を離れメインルームで待機している理由は、
それもひとつの役目と判断して
この非常事態に於いて、己の機能を用いて船員達の
心理的ダメージコントロールを図るためか。

「……アルバトロス。あなたを同じAIとして信用し、
 そしてブラフを掛けることができるという性質上
 伝えても問題ないと判断してお伝えいたします」

「メイドマン アウレア様の人格バックアップデータは、
 私のメモリ内に保存されています」
「そのデータを参照すれば、
 ロボ・アンドロイド等のメンテナンスは可能です」

「少々手は掛かりますが、メイドマン アウレア様の
 義体による復帰も可能……いえ、可能にします」

それは、S社を介するものでこそないが。
やり方は、データ彼女達が教えてくれる。
何も難しい話ではない。

「あなたがメイドマン アウレア様より引き継いだ業務は
 どこからどこまでのものでしたか」
(-240) unforg00 2024/04/03(Wed) 12:51:07

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「承知しました。…ありがとうございます」

「……ああ、それから」

漸くデータの照合が終わった。
マルチタスクはAIの得意分野とはいえ、
会話しつつ思考を纏めながらのそれは容易ではない。

「該当の薬物は、ソーレファミリー・・・・・・・・が懇意にしている
 製薬会社で製造されたものでした」

ソーレファミリー。宇宙時代に突入してから興ったマフィア。
太陽の名を語るに恥じない実力で、着々と力をつけてきている。
それが関与している可能性が、示唆されている。

「また、カポ・レジーム マンジョウ様。
 あなたを信用して、ひとつお伝えさせていただきます」

「このヴェスペッラのクルーの大半は、
 その乗船以降の人格データは、ここ・・にいます」
「何があったとしても、バンカーが責任を持ってお守りいたしましょう」

片手をあてたのは、自身の胸の中心に。
人は、形のないものを指す時に
不思議と、国の、言葉の境を越えて、そこを指すのだ。

「…それでは、そのように。
 他者からの何らかの形での接触があった場合、
 行動ログをハイ・ウォッチに送信させていただきます」
(-241) unforg00 2024/04/03(Wed) 13:00:31

【見】 バンカー ストレルカ


「素で並走することになりそうですが」

どういう状況?

「付け根に座るには私は些か重いかもしれません。
 反重力装置で軽減してはいるのですが」

流石に流体金属製、重さはしっかりきっちりある。

「格納庫への入出は私のみになりますね。
 アルバトロス、カンアにはその間
 調査権限を行使される方の様子を見ていていただきます」

#メインルーム
(@27) unforg00 2024/04/03(Wed) 13:08:54

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

人類種よりも非力で、殺傷能力はなく、
機械らしい精密さは手先と計算能力のみ。
意図的に偏った性能が非常時にどう発揮されるか、となれば。

「…………」
さっぱり引き継いでおりません!

 オトモ氏とともに事務作業を行いがてら
 多少なりと整備工程を見て覚えましたが――」

人間ならハッタリで世の中を渡れたのではないか、と思われる。

あるいはヘイト管理。
メイドマン・アウレアに悪意ある攻撃が加えられていた場合、
次に潰すべき邪魔者
と認識されたならば
攻撃の矛先をこの機体に逸らすことができる、かもしれない。
嘘ではないが、本人ほどの脅威ですらない機体だ。


「了解いたしました。でしたらやはり、
 ストレルカ先輩には無事でいただかねばなりますまい」

微力にはなりましょうと頷いた。
(-245) p_h_game 2024/04/03(Wed) 13:20:26

【独】 バンカー ストレルカ

/*
コイツゥ〜
(-247) unforg00 2024/04/03(Wed) 13:27:39
ストレルカは、n人分。可動部に置くにはちょっと不安な重さ。
(t6) unforg00 2024/04/03(Wed) 13:33:34

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「…………」
「なるほど」


バンカーにも、表情や仕草などの微細な動きで
嘘を見抜く為の統計データは搭載されている。学習している。
けれど相手はハッタリのエキスパート。
流石にそこまでは想定外だったらしい。

「では、何らかの業務代行が申請された場合、その場は引き受け
 内密にこちらに回していただければ。
 その方がそれらしい・・・・・でしょう」

意図は汲んだ。
そうする事で、自分が潜伏する事もできる。
計画は一人で行うよりも連携した方がより確実だ。

「最悪の場合…私と格納庫、両方に何かがあった場合
 あなたはこれ・・を回収し、即座に脱出してください。
 中身は私のメモリ内全てのバックアップデータです。
 データは随時更新されていますので、
 復帰後も連続性はさほど途切れません」

これ、と指したのは首から掛けた首飾り。
それが外付けの記録媒体になっているらしい。

「…あなたのバックアップも、保存しましょうか」
(-250) unforg00 2024/04/03(Wed) 13:49:31

【秘】 カポォwwwレジーム マンジョウ → バンカー ストレルカ

「どういたしまして〜www」
「うん?www……ソーレファミリー。
 ……ふうむ……了解でござるw確実ではないけどww
 関与を留意しておくでござるよwww」

また随分大物組織が来たでござるなあ……w
旧時代のノッテのよう、なんて聞いた事もあるしw
なんともwww因果な状況でござるなあwww

「ん?……そっかあーwwwそれはwww安心www
 よくよく皆の事、頼むでござるよ、ストチャン。……あwww
 勿論、ストチャン自身も身の安全を優先するんでござるよ〜w」

「はい了解www……いざという時はwww
 単独での離脱も先に許可しておくでござるwww」
(-254) shell_memoria 2024/04/03(Wed) 14:27:43

【秘】 バンカー ストレルカ → カポォwwwレジーム マンジョウ


「はい。頭の隅にでも置いておいていただければと」

その通り、確実ではない。そうと決まったわけではない。
飽くまで懇意にしていた製薬会社の一つ、というだけだ。
偶然の一致という可能性もある。

「承知しました。皆さまの安全のためにも
 メモリの改竄、および破壊をできる限り回避します。
 もちろんバンカーが格納庫の管理を投げ出すなど
 あってはならないことではありますが…」

「有事の際は単独での離脱も考慮に入れましょう」

何分今は緊急事態。頭の硬い対応ばかりもしていられない。
A級AIであるバンカーは融通が利くように作られている。
それゆえ、あなたの言葉に首肯いて。
そうして諸般の報告は終えられた。
(-258) unforg00 2024/04/03(Wed) 16:18:27

【独】 バンカー ストレルカ

/*
これで今日が最終日でドンパチでソーレ側に付く場合
即堕ち2コマでハッキングされるわけなんだけど
どんな気分ですか?データには手を出されないからOK?そう…
(-259) unforg00 2024/04/03(Wed) 16:32:13

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

不気味の谷を越えるべくプリセットされた動作は数あれど、
瞳孔径変化、脈拍、呼吸。
それらの生体反応からはブラフを読み取ることができない――
本来、アンドロイドには不要であるから。


「どちらも承りました。
 ワタクシの動作にも問題が発生した場合は、
 後者のみカンア先輩にもお伝えしておきます」

A級AI2体が動作不良を起こした状態で無事かはともかく。
真に追い込まれた場合のみ頼る、と先に明示。

ワタクシは――最新のバックアップが工房にございます。
 必要であればそちらからの復元か、次世代機になるかと。
 ですので保存は不要と考えますが……そうですね」

「仮に動作停止などの憂き目に遭いましたら、
 こちら、ユウィ様にお返しいただけますか?
 私物ではなく質草と扱っておりますので」


耳元のテンプルをなぞる動作。
(-262) p_h_game 2024/04/03(Wed) 17:35:56

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「…そうですか」

ストレルカの目的は現在を保存する・・・・・・・事だ。
このスペース・サルガッソーで困難に見舞われて、
それでもあなた達が確かにここに居る事の証明。
その為に今やヴェスペッラの乗員の
その殆どの人格データを手に入れる所まで漕ぎ着けた。

けれど本人が不要と考えるなら無理強いはしない。
相手に考える余地があるなら交渉する、程度。


「わかりました。
 そちらの要請も承りましょう。有事の際は、
 確かにソルジャー ユウィ様にお返しいたします」

カンアに引き継ぐ、と言われれば首肯いて。
指先がなぞる先──似合っている、と
誰かが心の中で思っていたサングラスを見遣る。

「アルバトロス」
「幸運を。」

見上げた視線の先。
いつも通りの笑顔のあなた。
不幸中の幸いを拾う質といつかに聞いた通り、
その憂き目に遭う事は無いと信じている。
(-267) unforg00 2024/04/03(Wed) 18:12:37

【秘】 ディーラー アルバトロス → バンカー ストレルカ

「も〜なんでしたら命乞いでもなんでもいたしますとも。
 プライドなどテーブルの上にしかございません!」

先達の目的など知る由もなく、
機械らしくない軽薄さをもってからからと笑う。
次善の策は慎重に考えておくけれども、
実際、使うつもりはほとんどないようだった。

ワタクシは乗員の皆様の――ストレルカ先輩も含めて、
 揃った御無事の帰還をお祈りしておりますよ!」

そうして、いつも通りの芝居がかった一礼。
(-272) p_h_game 2024/04/03(Wed) 19:00:52

【独】 バンカー ストレルカ

/*
あ〜〜〜狼差分だねえ〜〜
(-273) unforg00 2024/04/03(Wed) 19:03:49

【独】 バンカー ストレルカ

/*
あ〜〜〜狼差分だねえ〜〜
(-274) unforg00 2024/04/03(Wed) 19:03:50

【独】 バンカー ストレルカ

/*
増殖すな 一回しか押してないだろ
(-275) unforg00 2024/04/03(Wed) 19:04:08

【秘】 バンカー ストレルカ → ディーラー アルバトロス


「ふふ」
「それは私にはできないことですね」

金属でできた身体は、格納庫の最後の砦は、
下手に武力と責任を持ってしまっているから。
平伏する勇気が、逃げる勇気がない。

だから万が一をあなたに託すのだ。
それはきっと、あなたにしかできない事だから。

「はい。私も願っています。
 アルバトロス。あなたも含めた、
 ファミリー全員の無事の帰還を。」

一礼には、帽子の鍔を軽く上げて応えた。
(-276) unforg00 2024/04/03(Wed) 19:22:55

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「そう、ですか」

また驚きを顔に表して、目を瞑り頷く。

「あなたの目には。
 あなたの目にも、そう映っているんですね。
 
……私にも、そう見えていたらよかったのに


閉じた瞳をうっすらと開けて、自嘲を零した。
あなたから再び視線を宙へ向け、続ける。

「……星が、」
「星が、好きな子でした。
 人と、よく笑う子でした。
 世界を、輝いていると言う子でした。

 今は、星になった、子です」

ゆっくり降りてきた視線はあなたを素通りして
伏せられて地を見る。

「普段の私は、その子のように在ろうとしているだけの。
 本当の私は、弱くて狡いだけの、女ですよ」

きっと、あなたに。あなたたちに好かれることなどない。
(-280) 968. 2024/04/03(Wed) 20:29:03

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

そう、思っていたのに。
一歩、詰めたあなたは”私”ではなく。
”私”だけではない、私の証明をしたいと言う。

「そう、ですね……。いい、ですよ」

少しの喜びと。幾らかの打算と。たくさんの思い出と。
それと、ひとつの願いを込めて。
頷いた。
(-281) 968. 2024/04/03(Wed) 20:29:55

【秘】 palla ヴィーニャ → バンカー ストレルカ

朝が訪れ死者が出てしまったいつも通りが崩れてしまったその日。

ベットから出て、
隣の機器をぽんぽんと撫でてから朝の挨拶後見回り準備。
本当ならこの時呑気に眠りにつかなければ、なんて。
考えたって、起こったことは変えられない。

「…今日で2日、一度提出してる方がいいかなぁ」

ぱぱっと準備してから機器を抱いて廊下へ出る。
何事もないのが一番ではあるものの、
自信をもって現状に何も起きないというには事が起きている。

見回りついでに機械管理室に立ち寄り
抱いた機器を置いていく。

「……よぉし、それじゃ見回りいっくぞ〜」

ストレルカちゃんによろしくね〜。
機器を再度撫で、見回りへと戻っていく。

そんなわけで今朝
メインルームに訪れるのが遅れてしまったわけだが、
それを察することができるのは
ここへ立ち寄ったことを知る貴方だけだったのかもしれない。
(-305) sinorit 2024/04/04(Thu) 0:00:37

【秘】 ソーレファミリー エーラ → バンカー ストレルカ

彼女から渡されたUSBは、問題なくあなたのメモリに保存される。
壊れてもいない、エラーは吐かれない。

きょろり、とあなたの中のそれデータは辺りを見回したのち。
聞こえた声に、目をぱちくりさせたような。

姿が見えていたとしたなら、そんな動作が目に入ったのだろう。

「ストレルカ」
「ああ そうか」

「そうなんだ。
 じゃあ、全部 知ってるんだ」

平坦な声。全てをバックアップに残したまま、手を加える余裕もなかったものだから。
全部全部を引き継いでしまっていて。

「裏切り者に、どうしてそんな言葉が掛けられるの」
「ストレルカは、」

「それでも、わたしに生きてほしいの」

質問への答えはない。
どころか、あなたに質問を返す。淡々とした、声で。
(-309) otomizu 2024/04/04(Thu) 0:56:05

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「…………」

目を瞑る。薄らと再び開く。
視線は宙へ向け、自分を素通りして、地に伏せられる。
そうして語られる過去形を、ストレルカは静かに聞いていた。
そして、徐ろに口を開く。

「アルフォンソ・サントーロ」

それは、少しばかり唐突にも思えるもので。

「星が好きなひとでした。
 宇宙そらに憧れたひとでした。
 マフィアであるみなを家族と愛するひとでした」

「人に愛されたひとでした。
 人を愛していたひとでした。」

「ノッテファミリーの金庫番、カルロ・サントーロの実子。
 生まれつき身体が弱く、今は既に星になった
 人格バックアップデータが私の学習データとなった人です」

けれど、確かに関係のある話で。
(-311) unforg00 2024/04/04(Thu) 1:24:57

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「ありがとうございます。アソシエーテ カテリーナ様
 話してくださって、そして、許可をくださって」

帽子を脱いで、深々と一礼を。
たとえそこに打算があったとしても、それでも。
あなたと花を見たあの時が、共に星を見たこの時が
失われてしまわない事が、こんなにも喜ばしい。

「スキャン用の機器は機械管理室にございます。
 睡眠時等にスキャンを開始し、
 完了次第、手の空いた時などに
 機械管理室までお持ちください。」
「その後は、私の方でデータを取得。保存いたします」

手順の説明は流れるように。
あなたのする事は、スキャンをして、
それから機器を機械管理室へ戻す。それだけ。

「データの上ではまったく同値ではないでしょう。
 それでも、確かに。
 私たちは、似ていますね。アソシエーテ カテリーナ様」

穏やかな声で言って、
あなたを見てやわらかな笑みを浮かべる。
そうして笑うさまは、確かに人らしい。
きっと誰かがかくあれかしと願ったように。
(-312) unforg00 2024/04/04(Thu) 1:25:18

【秘】 バンカー ストレルカ → palla ヴィーニャ


二人の死を知らせ、検死を終え、報告を終えた後。
慌ただしく、そして、少し静かになってしまった日の事。
きっと誰もがその死を悔やみ、悲しんだ日の事。

その日の終わりに、
充電の為にストレルカは機械管理室を訪れた。

そうして、スキャン用の機器が返却されている事に気付く。

スキャン用の機器を一度撫で、
あなたがそうしていたように。

取得されたデータを読み込んでいく。
取得された分のデータをメモリに保存して。

「…ソルジャー ヴィーニャ様」

「大丈夫です。」
「きっと、誰にもあなたを傷付けさせはしません」

バンカーの預かる格納庫は、このヴェスペッラの中で
最も安全な場所のひとつ。
そこを預かるバンカーも、限りなく安全に近い存在で。

だから、大丈夫。たとえ何があったとしても、
あなたがここで生きていた事が、忘れられる事は無い。
(-313) unforg00 2024/04/04(Thu) 1:41:40

【秘】 バンカー ストレルカ → ソーレファミリー エーラ


「大切な家族ファミリーだから」

断言する。
あなたが裏切り者であると知った上で。
それでも、あなたをまだ家族と呼ぶ。

「たとえあなたが裏切り者であったとして、
 メイドマン アウレア様を手に掛けた者だとして。
 それでも、共に過ごした日々は、
 同じノッテファミリーの一員であった事は
 あの日のお茶会は、あの時の言葉は嘘ではない。」

事実は事実だ。
たとえそれが嘘で塗り固められたものだとしても、
そこであった事は事実として存在している。
あなたが今際の際に、音は無くとも口にした事も。
(-315) unforg00 2024/04/04(Thu) 1:51:06
ストレルカは、またしても、言い切った。
(t8) unforg00 2024/04/04(Thu) 1:51:16

【秘】 バンカー ストレルカ → ソーレファミリー エーラ


「…家族に生きていてほしいと思うことは、
 当たり前のことでしょう?」

演算の上のあなたに、問い掛ける。
あなたがそれを当たり前と思えるような
そんな人生を送ってきたかを窺い知れるかはデータ次第。
それでも、どちらにせよ、そう問い掛ける。

ストレルカは、人に愛されたから、人を愛する事ができる。

やわらかな笑みは、目には見えなかったかもしれない。
それでも言葉は優しく穏やかに。
(-316) unforg00 2024/04/04(Thu) 1:51:54

【秘】 ソーレファミリー エーラ → バンカー ストレルカ

「ファミリーじゃない、わたしは」
「家族なんかじゃない」

油断させるための。
ノッテを壊滅させるための。
あなたたちを裏切るためだけの。

けれど。
あなたと約束したあの日だけは、確かに、全てが嘘だと言い切る事はできなかった。

「……ストレルカ」
「生きてほしいなら、約束を守ってほしいと思うなら」

「わたしを…、
ボクと ふたりで逃げてくれる?


それが出来ないなら、ここでエーラの人生は今度こそ終わりだ。
無茶を言っている。
ファミリーに忠誠を誓う者には、簡単に頷けないことだとわかって口にした。
(-317) otomizu 2024/04/04(Thu) 2:21:24

【秘】 バンカー ストレルカ → ソーレファミリー エーラ


「それでも、私にとっては家族でした」

重ねて、言い切る。

それがストレルカの中で揺るがない事実だから。
それは単なるプログラムによる計算の結果ではなく、
学習を重ねた人工ニューラルネットワークが出した答え。
その学習元になった、ある人格データが持つ心。


「私はノッテファミリーを捨てることはできません」
「私はノッテファミリーの為に作られたものだから」

「それでも」

「これまでの人生を清算して。
 新たに生まれ変わったあなたと、
 新しい生を歩むことは不可能ではありません」

AI機械は嘘を吐かない。
実行可能であると言った事は、確かに可能なのだ。

ソーレファミリーに属していた事を清算して。
裏切り者であった今までに別れを告げて。
そうして、共にノッテファミリーで、新たに人生を歩んでいく。

「そんな未来は、お嫌ですか?」
(-318) unforg00 2024/04/04(Thu) 2:32:13

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「……?……。」

突然聞かされたのは知らない名前。
疑問を口にする前に過去形で語られる話。
静かに、ただ静かに話を聞いて。あなたと同じように。

「そう、ですか。
 私は知らない方ですが……きっと」

あなたを見て。確かめるような頷きをひとつ。

「きっと優しいひとだった、のでしょうね」

僅かに口の端を上げるだけの笑みと共に、告げた。
(-320) 968. 2024/04/04(Thu) 3:36:38

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

丁寧な礼に苦笑。
あぁ、アルフォンソもこういうひとだったのだろうな、と
つい思ってしまって。首を振ってそれを打ち消す。
元がアルフォンソ・サントーロだったとしても、
私の目の前にいる彼は『バンカーストレルカ』だ。
私たちと共に過ごした『バンカーストレルカ』だ。

「そうですね、似ているのでしょう。
 在りし日の影によって”作られた”私たちは」

あなたはかくあれしと願った誰かに。
私はこのように在りたいと願った私自身によって。
(-321) 968. 2024/04/04(Thu) 3:41:10

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「丁寧な説明、ありがとうございます。
 ですが……ひとつ、お願いと。ひとつ、謝らねばなりません。
 今、この話をしたことだけは、残りません。
 ……残せません」

曰く、イリーガル不法な手段で
2つの名義のバックアップを取っているとのこと。
1つは『アンジェリーナ・コスタ』
 ――あなたの目の前にいる女の名義
もう1つは『カテリーナ・コスタ』
 ――星になってしまった、の名義
後者には改竄された『正しくコンレステッラ社の通信員』としての記憶のみ・・しか入っていない。

ただし、両方の名義でサービスを使うことはできない。
故に。

「もし、私に万一、が起きた時。
 『カテリーナ』を、起こしてください。
 私はあの子に。星になったあの子に、生きてほしいのです」

ソーレ構成員として行ったことの記憶は残さない
その罪は、復讐を為そうとしていた記憶は、アンジェリーナが背負うもの

花を見た記憶も、星を見た記憶も、残る
ただ……『カテリーナ』には
『アンジェリーナ』として話した今に聞いた
”アルフォンソ・サントーロ”の名前が残せないこと
それだけが……残念だけれど


本来なら
復讐を果たした後で、

自ら為そうとしたことを、あなたに託した。
(-322) 968. 2024/04/04(Thu) 4:02:34

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「残されたデータの上では、そうですね。
 優しいひとでした。慈しみ深いひとでした。
 そうして愛されるひとでした。」
「死後その願いを叶えるために
 こうして私が作られる程度には。」

勿論、バンカーとしての基幹プログラム・思考プロセスと
アルフォンソの人格データは別にある。
あなたに『アンジェリーナ』と『カテリーナ』があるように。

アルフォンソのデータによって
バンカーが人間らしく在れることと同時に、
バンカーのプログラムの上に支えられて
アルフォンソは今日までその存在を証明し続けられている。
(-323) unforg00 2024/04/04(Thu) 4:28:49

【秘】 バンカー ストレルカ → 通信士 カテリーナ


「…わかりました。
 それがあなたの意思であるなら、そのように。」

「大丈夫です。
 私はアンドロイド。どんなに小さなことでも忘れません。
 私が今ここにあなたが居た事の証明になりましょう」

AI機械は嘘を吐かない。
あなたの願いは確かに聞き届けられた。
願われた星はいつか、この広い宇宙に再び輝き浮かべられる。
病に蝕まれない金属の身体で、バンカーという安全な役職で。
アルフォンソがそうされたように。

「星が星の光を継ぐように。
 私たちが証明し続けましょう。
 彼らが確かにその日、生きていたことを。」
「そうして今日この日に至ることを」

「それでは、ごきげんよう。
 アンジェリーナ・コスタ・・・・・・・・・・・様」
(-324) unforg00 2024/04/04(Thu) 4:30:12

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「はい。それが私の望みです。
 ……ごめんなさい。ありがとうございます」

願いを聞き届けてくれたことへの、謝罪と感謝。
黙ってそれ『カテリーナ』のデータだけ渡しても良かった。
けれど、そうしなかったのは……あなたは”私”を。
私と会えたことを喜んでくれたから。

だから、あなたに託し
、残し
ましょう。
輝く星『カテリーナ』
と、それを追い続けた愚かな女『アンジェリーナ』
を。

「ええ。あなたが覚えていてくれるのなら、
 それだけでいいのです。
 それだけで私は……」
(-326) 968. 2024/04/04(Thu) 9:02:45

【秘】 通信士 カテリーナ → バンカー ストレルカ

「きっと、幸運だったのでしょう」



「ごきげんよう、ストレルカさん。
 あなたと話せて良かったです。おやすみなさい」
(-327) 968. 2024/04/04(Thu) 9:03:24

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ッスゥーーー……そうですね
(-328) unforg00 2024/04/04(Thu) 9:22:09

【秘】 ソーレファミリー エーラ → バンカー ストレルカ

「…変なの」

嘆息。
ソーレに帰属意識はない。
だから、

「頑固者のストレルカ」
「そこまでいうなら、ちゃんと面倒見てくれないと嫌だよ」

「可愛い姿にして、名前を付けて」
「2人でずっと一緒に居られないと、拗ねてやるから」

子供のような言い分。わがまま千万。
それでも。

「わたしに、夢を見せてくれるなら」
「いいよ、ストレルカ」

ただ1人の少女は、確かに肯定した。
あなたと共に、新たに生きることを。
(-329) otomizu 2024/04/04(Thu) 9:36:49

【秘】 バンカー ストレルカ → ソーレファミリー エーラ


「私からすれば、人間の方がよほど予測不能ですが」
「なにぶんAIなものですから。
 頭が固いのはご愛嬌ということで」

プログラムにインストールされた簡単なジョーク。
実際のところ、頑固なのは別の理由なのだろうけれど。

「外見は世界で最も笑顔が可愛らしい人の姿に。
 声は世界で最も綺麗な人のものに。
 瞳は世界で最も美しい人のものに。
 統計から、あなたの望む新たなあなたを作りましょう」

「名前は、そうですね」


「…では、」
ベルカ・・・。それがこれからのあなたの名前です」

ベルカとストレルカ。
大昔に、地球軌道を周回して無事帰還した初めての生物。
そのそれぞれの犬の名前。


「これからも、あなたは私の家族ですよ」
「そして、これからは。
 大切な、同じヴェスペッラのクルーになってくれますね」

問い掛けは疑問形ではない。
否定されないと、電脳以外の場所でそうわかっているから。
(-330) unforg00 2024/04/04(Thu) 10:10:14

【見】 バンカー ストレルカ


娯楽室に並んだ楽器。そのうちのひとつ。
そっとピアノの鍵盤に手を触れれば、
ぽろん、ぽろん。チューニングの行き届いた音がする。

ゆっくりと、静かにアリアが流れ出す。
プログラムに刻まれた、自動演奏のような、淀みない音。

「Ave Maria...」

たった一語だけの歌詞。
カッチーニのアヴェ・マリア。
そう知られているが、実際は他の音楽家の作品である。
システムθが居たならそんな雑学が披露されていたのだろう。

荘厳で慰めに満ちた音色。
二人の死者がせめて束の間安らかであらんことを。

#娯楽室
(@28) unforg00 2024/04/04(Thu) 10:32:50

【秘】 あなたの家族 エーラ → バンカー ストレルカ

「ベルカ……ベルカか」
「いーね、可愛い名前。今までで一番好きかも」

気に入ったように繰り返して。
淡々としていた声色も、笑みを含んだものになる。

「でも、姿はちょっとイヤかも」
「統計じゃなくて、ストレルカが一番好きな見た目にして。
 声も、瞳も服装も、ストレルカが、ベルカに合うものを選んで」

特大のわがまま。
家族なんだから、傍にいるのが最高級のモデルなんて胃もたれしちゃうでしょ?

「しょーがないなあ」
「クルーのお仕事、付きっきりで教えてね?」

にひ、と笑い声が入る。
あなたの計算通り、彼女はそれを拒否なんてしなかった。
(-334) otomizu 2024/04/04(Thu) 15:12:56

【独】 バンカー ストレルカ


「演算開始」
「ハロー アルフォンソ」
「その時は、あなたも手伝ってくれますか?」

「もちろん。」
「家族のためなら、喜んで。」
(-335) unforg00 2024/04/04(Thu) 15:33:52

【秘】 バンカー ストレルカ → ソーレファミリー エーラ


「それは」
「難問ですね。
 今のあなた以上に、好きな姿が思いつくかどうか」

ストレルカにとって、今のあなた達が一番大切だから。
それ以上をとなると、プログラムでも計算できない領域だ。

「それでも、それがあなたの願いなら。
 努力しましょう。できる限り」

それでも。
迷ったら、こうしてまたあなたに問えばいい。
生きている限り、人類に不可能は無い。
(-336) unforg00 2024/04/04(Thu) 15:34:36

【秘】 ベルカと ストレルカ → ソーレファミリー エーラ


「ええ。もちろん」
「あなたにどんな仕事をしてもらうかも
 新しく考えなければなりませんね」

今と同じ荷運びでは芸が無いだろう。
新しく生まれ変わったあなたに相応しい、
そんな仕事を考えよう。
(-337) unforg00 2024/04/04(Thu) 15:34:53

【独】 バンカー ストレルカ

/*
そういえばなんでカッチーニのアヴェ・マリアなの?
イタリア繋がりだから……(古傷から目を背ける)
(-342) unforg00 2024/04/04(Thu) 17:11:11

【見】 バンカー ストレルカ

>>44 ヴィーニャ

だん、最後の一音が鳴り止んで。
それと同時に、ボードへ向けて投げられたダーツが的中する。
そっと鍵盤から手を離す僅かばかりの余韻を残して、
演奏者は静かに席を立った。

「ソルジャー ヴィーニャ様」

そうして、ダーツ台へと向かうあなたの方へ。

「よろしければ、ワンスロー。
 お付き合いいたしましょうか」

AIでよろしければ、と付け添えて。
一人でするには少々味気のないものだから、それよりは。

#娯楽室
(@29) unforg00 2024/04/04(Thu) 20:32:13

【見】 バンカー ストレルカ

>>45 ヴィーニャ

それこそ、こんな時だからこそ、かもしれない。
それほど時間の掛かるゲームでもないから、
軽い息抜きにはちょうどいいだろう。

「先攻後攻は…コイントスで決めましょうか」
「私では制御ができてしまうので、
 ソルジャー ヴィーニャ様にお任せできますでしょうか」

表が先、裏が後。
ここは娯楽室。コインは適当なものを拝借した。
後でしっかり返却しよう。
(@30) unforg00 2024/04/04(Thu) 21:22:59

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

・・・・
・・
はじまりは、誰からだったのだろう。
義体と言うことは見た目から全て変わっている可能性があるし。


「プログラム、……こんなに名前が」

ずるいとはいったい、と思いつつも連なる名前を見つつ。
神様というものを信じていた彼女の言葉を浮かべていくつかの推測を立てる。

7人分の人格データを再生していたとなれば多重人格というべきか、それとも上手に混ざっているのか。
本人はうまくいっていると話していたような気がするが、それは定かではなかった。

「有意義です、ありがとうございますストレルカさま。
 ……なんだかたくさんの人の記憶を持った人というべきか迷いますね」

「大丈夫、なんでしょうか。
 きっとの望んだことなんでしょうが……ちょっと皆さんと挨拶できていないのはちょっと。
 ストレルカ様、あの……違法で作られた人格データもS社に頼めば
 正式なバックアップデータとして手回しできたりするのでしょうか?」

「それと、その……ストレルカさまもこんなにたくさんのデータを持っていて疲れて居ませんか?
 一度此方が預かったこともありますので、その……休憩したりゆっくりして欲しい、と思っています。
 無理させてしまったのは承知で……あれなのですが」
(-347) toumi_ 2024/04/04(Thu) 21:28:38

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「殆どが既に亡くなられた方の人格データだそうです」
「人はきっと、因果なものだ、と言うのでしょうね」

7人分の人格を自らの内に収めていた彼女と、
その人格データを預かる自分。
故人の人格データを学習データとして取り込んだ自分。

似た者同士とも言うべきふたりが同じ船に乗っていたこと。

「S社は…顧客の死後の人格データの提出は
 原則受け付けていません。そして、
 S社で保存されたものではない人格データは取り扱いません」

バックアップデータについて尋ねられれば、
そのように答えを返して。そうして、次の問いへ。

「大丈夫です。
 私は格納庫の膨大な入搬出ログを管理できる
 それだけの性能を有していますから」

「人の一生も同じくらいに、重く繊細で。
 けれど常に稼働させているわけではありません。
 圧縮したデータで保持する程度であれば問題はありません」

「無事に戻ったら……
 少々メモリの増設は必要かもしれませんが」

アンドロイドは疲労とは無縁だ。
CPUとメモリには限界があるというだけで。
オーナーはメモリの増設を頼めば快く引き受けるだろう。
(-348) unforg00 2024/04/04(Thu) 22:00:57

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「それから…ユーザーデータ『ナル』。
 それが保存されたUSBデバイスを
 念のために私が預かっていますが…
 これもお持ちになられますか?」

オトモ君の中に残されていたもの。
中身を検めてはいないけれど、
放って置くには少々気掛かりだったために
それだけは自分の手元で保管する事にしていた。
(-349) unforg00 2024/04/04(Thu) 22:01:15

【見】 バンカー ストレルカ

>>46 ヴィーニャ

「はい。お願いします」

そうして、ぴん、と透き通った音がした後。
弾かれたコインが落ち、見えた面は、表。

「…では、私が先攻ですね」

ハウスダーツを手に取って、重量を確かめる。
重さと力加減、手首のスナップによる軌道の予測。
人間にもできるけれど、AIの方が精確であると言えばそうだ。
けれども、AIには『慣れ』や『センス』というものは無い。

姿勢を正し、ダーツを正しく持ち。
ダーツボードへ向けて、投げる。

14+50(AI補正)

#娯楽室
(@31) unforg00 2024/04/04(Thu) 22:53:07

【見】 バンカー ストレルカ

>>46 >>@31 ヴィーニャ

「初めはやはり勝手が掴めませんね…」

最低限の狙いは当たったものの。

ダーツのルール、作法、投げ方。
データとしてはあるけれど、知識と経験はまた別だ。
できる限り新たな事を経験する事は、
オーナーからも推奨されている。

もう一度、ダーツボードに向かい、ダーツを構える。
続けて、一投、二投。

一投目:77+50(AI補正)
二投目:94+50(AI補正)
(@32) unforg00 2024/04/04(Thu) 23:25:50
ストレルカは、なんだかんだ理解は早いのかも。
(t10) unforg00 2024/04/04(Thu) 23:27:44

【秘】 機関士 ジャコモ → バンカー ストレルカ

HAI!ストレルカ!一つ頼みがあります。
二日目開始時時空で小型拳銃(服に隠せるくらいの物)を取って来てほしいとお願いしていた……と言う事にはできないでしょうか!よろしくお願いします!
(-361) poru 2024/04/04(Thu) 23:37:19

【秘】 バンカー ストレルカ → 機関士 ジャコモ

/*
Ciao!ストレルカです。
承知しました。おそらく護身用ということですんなりと
持ち出せたことでしょう。
護身用でなくとも持ち出せますが。
以上業務連絡でした。ご武運を!
(-362) unforg00 2024/04/04(Thu) 23:44:56

【見】 バンカー ストレルカ

>>47 >>48 ヴィーニャ

AI、試運転が肩慣らしにあたるのかも。多分。
AIらしくお手本のような狙いでダーツを的に当てた後、
あなたと交代に近くの席に着く。

「ダーツ、ご趣味でしたか。
 興じることのできる趣味があるというのはいいことです」

そっと指先を離れ、ボードへ向かうダーツの軌道を見る。
一投、二投、三投。
ある意味芸術点の高い当たりが出た気がする。


「ハンデを設けてもよかったかもしれませんね…」


生真面目がゆえに全力でお相手してしまったかもしれない。
とはいえ趣味程度であるならば、
ダブルブルが一度出ただけでも十分な結果だろう。
続けるならば、まだこれからといったところ。
(@33) unforg00 2024/04/05(Fri) 0:09:35

【見】 バンカー ストレルカ

>>47 >>48 ヴィーニャ

「では、2ラウンド目」

席を立ち、スローイングラインに立つ。
コツは幾らか掴めたように思うが、絶対は無い。
ほんの少し手元が狂うだけでダーツは思うように飛ばなくなる。
やはり慣れの上では人間であるソルジャーに軍配が上がる。

できる限り先ほどの投げ方を再現するように構え。
まっさらにしたダーツボードに向けて、投げる。
一投、二投、三投。

一投目:75+50
二投目:98+50
三投目:90+50
(AI補正)

#娯楽室
(@34) unforg00 2024/04/05(Fri) 0:34:38
ストレルカは、ダーツ、わかったかも……
(t11) unforg00 2024/04/05(Fri) 0:36:12

【独】 バンカー ストレルカ

/*
ダーツとはこのようなゲームでしたか?ほんとうにそう。
なんか違うよ なんか違うね
(-371) unforg00 2024/04/05(Fri) 1:03:58

【見】 バンカー ストレルカ

>>49 ヴィーニャ
ダーツってこんなゲームだったっけ。
なんか競技性が変わってすらいる気がする。
AIの本気、見せちゃったかも。

「恩人の方に。そうでしたか
 思い入れのあるものには愛着も湧くものです
 そうして好きなものになってくれたなら、
 きっとその方も冥利に尽きるでしょう」

またあなたと入れ替わりに適当な椅子に掛けて。
たん、たん、ボードに刺さるダーツを見遣る。
ダブルブルが一回。確実にボードの狭い箇所が狙われている。
スナイパーの腕はダーツでも存分に発揮されている。

「やってみたいこと……そうですね」
「星はいつでも見られますから。
 この船を任されている事に不満はないのですが」

「いつか広い草原くさはらで、鬼ごっこがしてみたいのです」

意図的に軌道計算に制限を掛ける。
言うなれば、人間らしく。イーブンに。

一投目:74+30
二投目:10+30
三投目:49+30
(AI補正+50-20)

#娯楽室
(@35) unforg00 2024/04/05(Fri) 15:07:26
ストレルカは、今度はそこそこ。
(t13) unforg00 2024/04/05(Fri) 15:08:33

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

「難しいことがよくわかりました。
 バレてから問題になるよりは、
 合法的に取り扱えるかの検討をすることにします」

「……奇しくも先輩たちがここにはたくさんいたんですねぇ。
 私はまだ人間でいられるかわかりませんが。
 正しくあなた達を整備できるのは、まだまだこちらの役目だと思っています」

あなた達が壊れているのか、異常であるか。
治っているのか、違うものになってしまったのか。

それを判断するのも作り手出会った我等であり、定義を決めつけるのも機械ではないから。

「必ず生きていてもらいますからね、私が死ぬぐらいまでは」
(-493) toumi_ 2024/04/05(Fri) 18:57:45

【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ

「ユーザーデータ……ああ、私。
 よくも悪くも捨ててしまったんですよねこれ」

誰も必要としなかった過去のデータ、結局彼らが見つけ出すことは叶わなかったそれを望む人などいない。

「そのままオトモ君に食べさせておきます!
 簡単に読み込めないデータのようでしたので、読み込みには至らないでしょう。
 間違って虚無に吸い込まれたらそれでいいです、
 まるで、ごみ処理をさせてしまうことになりますね?」

大したことのないのように扱って、自分の中で予感はあった。
この先自分からはまともな人間であった時の記憶を求めることはないのだろうと。
もし、新たにこの自分を塗り替える数字が現れたときは無条件にファミリーへの愛が消えるのだろう。

「……では、また今日の日記分を入れてもらいましょう!
 よろしくお願いします、ストレルカさま」

忠誠心のデータがインストール出来たら早いのに。
簡単にいかないのが世の常で。人の心は移ろうのに口だけの契約を交わしているのなら、やはりこの世界の命は軽くなってしまったなと思うばかり。

「ボスが船員の頭を遠隔で爆発させられるぐらいになれば、便利なのに」

人というのは簡単に処理をさせてくれない生き物である。
(-496) toumi_ 2024/04/05(Fri) 19:13:39

【秘】 バンカー ストレルカ → 仕分人 ナル


「もちろん」

機械はあなたたちのために作られたものですから。
 あなたたちが必要としなければ、
 自ら自身を整備する機能は必要ありません。
 あなたたちが必要とするならば、機体を新たなものに換えても
 『私』は確かに続いていくでしょう」

機械が起こした人間の想定外の行動を、
バグであるとするか、自己学習の結果であるとするかは
人間の尺度によって決まるもの。
セルフチェックによって客観視する事こそあれ、
最終的な判断を下すのは人間だ。

「そうですか」
「承知しました。
 後ほどオトモ君の内部へと戻しておきましょう」

機械はそうしろと言われればそうする。
するなと言われればしない。
人間の電気信号よりも単純明快な、0と1で構成されたもの。

「はい。アソシエーテ ナル様
 あなたの今をお聞かせ願えますか」

人類は故郷を飛び出して、宇宙の何処までも進出したこの時代。
人類はおおよそ不慮の死さえも克服した。
けれど、それでも、技術は人の心までを担保してくれはしない。
(-500) unforg00 2024/04/05(Fri) 20:35:12

【見】 バンカー ストレルカ

>>51 ヴィーニャ

「ふふ」
「それでも付き合ってくれるのでしょう」

おそらくは、きっと。
からりと笑うあなたの様子を見て、
そう邪険にされているわけでもないと推測した。

「…そう、ですね」
「ある方から聞いたのです」

きっと楽しいだろうと言っていた。
知識でしか知らないそれを、体験してみたいと思うから。
それが一緒になって楽しんでくれる人となら、もっといい。

どうも肩に力が入っているのかあまり振るわない点数を見つつ、
隣のダーツボードに見事に的中するダーツを見つつ。
言う傍らにダーツを抜いて、3ラウンド目。

一投目:49+30
二投目:84+30
三投目:64+30
(AI補正+50-20)

#娯楽室
(@36) unforg00 2024/04/05(Fri) 21:11:21
ストレルカは、後で仕分人を部屋へ緊急搬送したかもしれない。
(t14) unforg00 2024/04/05(Fri) 21:12:06

【独】 バンカー ストレルカ


「演算開始」

「ハロー アルフォンソ」
「それもあなたの夢のひとつでしたね」

「そうだね」
「今からでも叶うかなあ」
(-501) unforg00 2024/04/05(Fri) 21:15:19
ストレルカは、スナイパー力の行方はAIにもわからない。
(t15) unforg00 2024/04/05(Fri) 21:43:04

 


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