人狼物語 三日月国


241 【身内】冬の物語

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視点:


[叫びたくなる思いに蓋をし、それでもゆっくり…ゆっくりと。
押し広げられていく苦しさもあり、最後は振り払うように腰を落とす。]


  …ぁぁっ、んんっ、……ぁぁっあ…


[その衝撃に高い声を上げてしまう。
初めての衝撃に、瞳に涙がたまる。

でもそれだけではない。
弱っている柊に付け込んで、ここまでした罪悪感と後ろめたさ。
初めてが、こんな事で塗りつぶした、寂しさと悲しさもあいまったものである。
が──]

 
 ごめん…ね、……でも、柊と……繋がった事…嬉しいの……


[それも本音。
ずっと好きで、好きな気持ちばかり。求めていても、無理だという諦めの気持ちがあったからこそ、
キスも、セックスをする事も、想像がつかなかった。
抱かれるなら彼が良い。でもそんな日は来ないだろうと思っていたから、こうなって嬉しいと言う気持ちももちろんある。

だから、痛みや、悲しいなどの気持ちであふれてしまいそうな涙ではなく、
嬉しくて、溢れてしまったものだと言うように、笑いかける。

……こうした事が嬉しくて、すぐに動けないと言わんばかりに。*]

[ 繋がる。
キツく狭く、そして最後の抵抗も容易く貫いて。
雪奈と繋がった。]


 ……雪奈。


[ これで良かったのか。
もしかしたら後悔するのかもしれない。
けれど今は雪奈への愛おしさが確かにある。

それは性欲がそう思わせてるのかもしれない。
だけど、それだけじゃないとも思う。
恋ではないのかもしれないけど、雪奈への愛情は確かにあるように思えるから。]

[ 初めてなら痛みもあるだろう。
それなのに雪奈は笑顔を見せている。

───ありがとう
その言葉を飲み込む。]


 綺麗だ。


[ それは本心からの言葉。
雪奈の身体が、笑顔がとても綺麗に思えた。]*

[名前を呼ばれるだけで、さらに泣きたくなる。
何もかも見透かされているようで、苦しくなる。

ここまでしたのだから、苦しさも泣きたくなるような事もすべて今更。
最後まで突き通そうと思ったのに──

そんな事を言われるとは思わなかった。
それはいつも別の人に向けられる言葉。自分に言われないもの。
だから、その一言で壊される。

ぽろりと涙が、柊の上に落ちてしまう。]


 ごめん……ごめんね…………こんな方法でしか、慰められなくて、ごめん。
 それでも、好き……好きなの……。
 だから、柊の苦しそうな、顔…見てられなかった……

 どうにかしたくて…でも、もっと柊を、傷つけるかもしれないのにね……。
 ごめんね……いまさら、言われても……困るよね……。


[ぽたり、ぽたりと、いくつもの涙が落ちていく。
それでも、最後は笑って、]

 
 最後まで……ちゃんと、感じさせたいけど…、
 ねぇ………柊の好きにしていいから………
 だから、いまは……いまだけは…………


[やり方なんて解らない。それでも、繋がった時の事を思えばこうだろうというのはある。
でも、それだけで感じさせられるのか。
腰を浮かして、下ろす。その衝撃に甘い声を上げてしまう。
でも、こんなのでは、感じさせられるのか解らないから。

最後まで感じて、何もかも忘れて欲しいから、願うようにつぶやいてしまう。*]

[ 謝らなくていい。
今は雪奈の気持ちがすごく嬉しいから。
それを言葉にはできなくても。

だから今だけは。

雪奈の腰を掴んでゆっくり揺する。
出し入れするのではなく、納めたままゆっくりと。
雪奈を愛おしむように。

雪奈の中に居るのだとわかるように。
繋がっているのだと強く感じられるように。]*

 
 ひゃぁっ……ん……んんっ…


[そんな事をしなくても良いと言われているよう。
添えられた手に、声を上げてしまう。

ゆるくなのに、揺さぶられる。
ここにいると、そんな事を言わなくていいと言われているように感じてしまう。

繋がった場所だけでなく、全身に広がっていくようだから。]


 もっと…もっと……柊を、感じたい……
 もっと……もっと…柊に、感じて欲しい……


[誑かす。忘れさす…そう頑なになっていた気持ちの箍が外れた後だからだろう。
繋がっていると、強く感じるからこそ、こだわらず、素直な気持ちを口にする。]


 全身で感じたいの……ダメ?


[両手を伸ばす。抱き着きたいと……。
このまま柊の上に倒れるように、抱き着くのも良いけど、
抱きしめられるというのをされたいと言うのもある。

それに、こうして、強く繋がっていると教え込まれるせいで、していいのか、首をかしげて、聞いてしまう。*]

[ ダメなわけがない、雪奈の気持ちに応えたいと思っている。
だから上体を起こして向かい合う。]


 
好きだよ
、雪奈


[ 嘘ではない、本当でもないかもしれない。
もしかしたら雪奈を余計に傷つけるかもしれない。

でも、今だけは雪奈を。
そうしたかった。]

[ 向かい合いキスをかわす。
ゆっくりと雪奈を揺さぶりながら。
抱きしめて、深く口付けて、深く繋がる。

文字通り、全身で肌を触れ合わせて。
今だけは本当の恋人のように、ただそこに愛情だけがあるように。]*

[起き上がってくれるから、近くで向き合う事になる。
その為、腕を回す事が遅くなる。]


 …………っ。


[目を大きく、大きく丸くした後、ふっと微笑むが何も言わない。
何も言えない。

それは嬉しくて、聞きたかった言葉。
でも、先輩の事がどれだけ好きだったか、振られてどれだけ傷ついていたか、知っている。

だから、その言葉の真意は──。]

[考えたいのに、交わすキスが、揺さぶられる事が、考える事を阻害する。
抱きしめられ、抱きしめて、深い口づけに引きずり込まれるよう。

内だけではない、外も総てで柊を感じる。
今だけはと言うのに、いつも考えてしまうから、
私も、今だけは他を考えないようにと……。

甘い幻のような、そんな時間に溺れるように]


 しゅ……っ、ぁっ……しゅぅ……


[すがるように、甘い声の合間に、名前を呼ぶ。
溺れれば、それだけ深く感じるよう…。
おかしくなりそうだから、名前を呼ぶ……今は、いまだはけと…。*]

[ 雪奈の甘い声、名を呼ぶ声に体が熱くなる。
今だけ、今だけはと思うこともなく、今はただ雪奈だけを感じていたかった。

体勢を変える。
雪奈の背をベッドにつけて上に覆い被さる。
足を開かせて深く雪奈の中に埋め込む。

引き抜いて、挿し入れて。
誰も触れたことのない、暴いたことのない雪奈の中を何度も何度も擦り合わせ貫いていく。

今だけと思いながら、独り占めしたいとも思う。]