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普川 尚久は、なんでもないように言った。実際、なんでもなかった。 (a39) 2021/09/26(Sun) 18:57:19 |
黒塚 彰人は、組み敷く彼の背に、ぽたり。汗が落ちる。 (a40) 2021/09/26(Sun) 18:58:28 |
黒塚 彰人は、――――………… (a41) 2021/09/26(Sun) 18:58:35 |
黒塚 彰人は、ずるり。薄膜を被せた自身を後孔から引き抜く。目を瞑って幾度か擦り、吐精した。 (a42) 2021/09/26(Sun) 18:58:44 |
黒塚 彰人は、ビデオカメラの前、一人の少年を抱いた。 (a43) 2021/09/26(Sun) 18:58:52 |
![]() | 【人】 8435 黒塚 彰人>>16 普川 立ち止まり、一拍置いて相手の名を口にする。 今回は過たず、『年上』である彼を呼び捨てることはなかった。 「尚久さん。……はい、何でしょうか」 黒い頭を見下ろし、言葉を待つ。 一度合ってすぐに外された視線を惜しいとも、幸いだとも思った。 (17) 2021/09/26(Sun) 20:00:03 |
普川 尚久は、視線を黒塚の胸から腹に落とした。自然と少し前屈みになる。「そうしてほしい気分だったから」 (a45) 2021/09/26(Sun) 20:12:45 |
黒塚 彰人は、普川の腹部を強く、拳で殴った。 (a47) 2021/09/26(Sun) 20:34:44 |
普川 尚久は、殴られて呻いた。背中の手がなかったらなぁと思った。 (a48) 2021/09/26(Sun) 20:39:22 |
普川 尚久は、短く、繰り返し息を吐く。ふ、ふ、……笑ってるみたい。ぼんやりと思った。 (a49) 2021/09/26(Sun) 20:51:51 |
![]() | 【人】 9949 普川 尚久>>暴行現場 思ったよりも人が集まってしまった。普川本人としては、いちにのさんのそれじゃあねで済む用事だったのに。 何かあれば聞く気だったので、黒塚が離すまで待つつもりだったが、そういう状況でももうないだろう。何かあればきっと後でも問題ないはずだし、何もなければそれでよかった。 「へいきよ」 黒塚の腕を抜けて、一言答えた。>>+72 「ご飯食べに行くとこだったんだ。ああ、えっとね? 肉豆腐がおいしかったよ。それと個人の好みになるけど僕野菜が好きで炒め物はオイスターソース使ってるのが好きだった。あとパン結構見かけたけど、どれも違っててなんか面白かったから、興味持ったら手に取って見てていいと思う。なんかこう、なんていうのか分かんないのが多いくって」 続けての早口は、事情を知らない者が見たら今の状況を誤魔化そうとしているように見えるだろう。実際には特別そんなことはなく、食事に向かうところに闇谷が居たから浮かびやすかっただけだ。 (19) 2021/09/26(Sun) 21:51:49 |
![]() | 【人】 8435 黒塚 彰人 (20) 2021/09/26(Sun) 22:02:31 |
黒塚 彰人は、欠伸をした。 (a51) 2021/09/26(Sun) 22:07:21 |
![]() | 【人】 8435 黒塚 彰人>>暴行現場 「ああ、……そうだな、部屋にいようか」 ここにいるのはそもそも、普川に呼び止められたからだ。 その彼がこれ以上、用が無いのなら留まる理由もないだろう。 「……すみませんが、力加減を誤りました。 何か食うのなら、手当てしてからにしてください」 己が殴った彼の方を向いて、そんな言葉を寄越して。 集まった少年らへと背を向け、立ち去った。その足取りは早くもなく、かといって遅くもなかった。 割り当てられている、数日前までは小さな少年と過ごしていた部屋へと戻るのだろう。 (22) 2021/09/26(Sun) 23:11:37 |
![]() | 【人】 9949 普川 尚久>>暴行現場 「ああうん、次があったらリョウちゃんにお願いする」 拒否の言葉を返す方が面倒なので、適当な事を置いた。>>+73 実際はどうするんだろう。きっとその時に考える。 リョウちゃんは黒塚さんの何がそんなに気に入らないのだろう。何かが合わなくて、気に食わなくなるような事が起こっていておかしくない人種だとは思っているが。 本当に、なんだか大事になってしまった。みんなみんな、別に気にしなくっていいのに。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・」 何かを言おかと考えて、結局面倒になる。ため息すら、何かを言われそうで、開いた口は呼吸をするだけになった。みんなみんな、見たいようにものを見る。 だから自分はここに来られたし、居続けられていた。 (23) 2021/09/26(Sun) 23:46:00 |
普川 尚久は、「手当てはへいき」と言った。実際問題ない程度だったので。それでもしたがる人がいればしてもらった。 (a55) 2021/09/26(Sun) 23:46:17 |
普川 尚久は、煮物foodを食べることになった。 (a56) 2021/09/27(Mon) 0:36:55 |
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普川 尚久は、付け足して言った。「二桁いかんくらいなら、いいよ」 (a57) 2021/09/27(Mon) 12:05:08 |
普川 尚久は、この企画中、異能での治癒を何度か受けている。 (a58) 2021/09/27(Mon) 12:05:13 |
市川 夢助は、食堂に充満したやばい匂いに気が遠くなった。 (a59) 2021/09/27(Mon) 12:17:30 |
![]() | 【人】 9949 普川 尚久>>+77 貴戸 「んー……? うん」 寄ってくるあなたの動きをぼんやりと目で追って。それでいて、耳に入ってきた音には淀みなく答えられた。 「涙を流したら、スッキリするだろ? そのくらいのことさ」 それくらいのことか? 自問したが、そうだからそう言ったのだろう。 「ふつうは人にたのむことでないし、見せるもんでもないな。 もっと気をつかうべきだった。さわぎにしてごめんなさい。 おなじことがないように、よくよくかんがえてこうどうします」 渡された反省文を読み上げただけのような、誠意のない言葉だった。 (26) 2021/09/27(Mon) 12:23:48 |
榊 潤は、流石にその缶を開けた食堂に行きたくないと思った (a60) 2021/09/27(Mon) 13:08:18 |
![]() | 【人】 9949 普川 尚久>>【食堂】>>+84>>+85 三人からはちょっとだけ離れた、それでも会話をするには遠くない所に座っている。料理を作り始めるのに少し問答をしていた貴戸と闇谷には「僕お腹いっぱいになる量取ってくから」と暗に自分の分は作らなくていいとの発言をしていた。 「ふぅん……プリンを毎日食べられるようになりたいも、 空を飛びたいじゃなくて飛行機になりたいも、 別に立派な夢なんにね」 暗に笑うことはないのにと言っている内容を、事も無げに呟いた。笑う人間の心理は分からないでもないので、普川本人としてはそう思っているわけではなかったりする。 普川はリョウちゃんに本当の願いがあるだなんて知らない。それを欠片でも察せる鋭さを持っていたら、普川はもっと思い通りに人生を過ごして来られた。 (27) 2021/09/27(Mon) 15:34:22 |
![]() | 【置】 8435 黒塚 彰人 一人、少しばかり草臥れた寝具の上に横たわる。上着だけは壁のハンガーにかけて、履いたままのスラックスに皺が寄るのも構わず天井を眺める。 視界の外にある、畳まれたままの布団の存在を意識する。ここ数日、背景と同化しているそれ。今日もきっと、少年は戻ってこないのだろう。 随分と嫌われたものだな。そんな感想を抱く。抱いたものに、大した感慨も無かった。 本音を言えば、好意よりは敵意の方がいくらもマシだった。明確な何かがあれば、あるだけ。 しばらくは――二、三日程、ほとぼりが冷めるまでは――顔を出さない方がいいのだろうかと考える。 しかし問題があればあちらが避けるだろうかと考える。模範的な在院者は、おおよそ決まった時間に顔を出しているのだから。 そろそろ、この馬鹿げた企画も終わる頃合いだろうかとも、考える。 期待と落胆とを、思い起こす。 寝返りを打つ。慣れた匂いに、目を瞑る。 早く、早く、………… はやく。ここから、出してくれ。 いつかの暗闇よりは浅い、浅い眠りへ落ちる。 瞼の裏、焦がれる姿が映ったような気がして、けれどもぼやけていたので、いっそ世界ごと終わってくれと、さほど本気でもない、自暴自棄を願った。 (L0) 2021/09/27(Mon) 15:42:01 公開: 2021/09/27(Mon) 16:00:00 |
黒塚 彰人は、ノックの音で、浅い眠りから覚めた。 (a61) 2021/09/27(Mon) 15:47:53 |
![]() | 【人】 9949 普川 尚久>>+86 貴戸 「……? 慣れてたらもっとそれらしく言えるんと違うかな」 我ながら相当気持ちが籠っていない謝罪だったと思っている。口だけで守る気が特にない、そんなふうには聞こえなかったのだろうか? 普川は首を捻った。 「貴戸さんがそういうことを言うと思って、 だから先に言われそうなことについて言ったよ。 意図のりかいはします。先のはつげんどおりです」 (28) 2021/09/27(Mon) 15:49:57 |
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素崎 真斗は、窓を開けて換気した。「死ぬかと思った……」 (a63) 2021/09/27(Mon) 16:12:13 |
普川 尚久は、「うれしいな、ありがとう」 少し的外れな言葉を返した。 (a64) 2021/09/27(Mon) 16:19:00 |
![]() | 【置】 9949 普川 尚久「素直に努力する子は応援したくなるな、上手くいくといいね」 そう寄り添うように言って、返ってきた言葉に対して 『ああ、うん、やっぱりなぁ』なんて思ったことだけを、 僕は形にしたことにした。 きっと誰も良いことだなんて言いやしない。 だからお揃いの少年に向けた言葉は素直だった。 「小さな失望が沢山積み重なってそ。可哀想に」 そう嘲るように言って、返ってきた言葉に対して 『 僕は全然形にしていない。 ただ、この後からは出来たら叶えたげようと思った。 お揃いが素直にいやだった。鏡に映したみたいなとこに居ないでほしい。 「そうしてほしい気分だったから」 そうなんでもないように言って、返ってきた言葉に対して 『悪いことをしたな』と思いそうになったのを、 僕は形にしなかった。 別にどうでもいいと思ってくれると思ったから、頼んだのに。なぁ……。 悪いことなんてしなかったから、自己満足だけ後でしに行こう。 ( ちょっとした何かくらいは、叶っていいはずなんだよ。ああいう人ら。 ) (L1) 2021/09/27(Mon) 17:10:41 公開: 2021/09/27(Mon) 17:10:00 |
9949 普川 尚久(匿名)は、メモを貼った。 ![]() 2021/09/27(Mon) 17:10:46 |
普川 尚久は、ごちそうさまでした。そのまま話を聞いている。 (a67) 2021/09/27(Mon) 20:43:04 |
黒塚 彰人は、手を伸ばし、“お前”の頬を一度、撫ぜた。 (a68) 2021/09/27(Mon) 20:56:30 |
![]() | 【置】 0043 榊 潤タイムリミットはもうすぐだ。慌ただしく上の連中は何かを用意していて。 思い残すことが無いわけではないが、彼らに挨拶をする必要があるだろう。 適当にばらまいただけのあの環境は、上の人間にお気に召しただろうか。 そして、褒美が与えられたとして。俺に意味をなすものなど無いのだが。 榊潤の罪は、既に全て証明されている。 "事故"で病院を経営していた両親を亡くして製薬会社を率いる叔父に引き取られ、裏で麻薬の密売人をしていた。 それが悪事だと知る前に、たたき込まされ、そのクスリの正体を知ってもそれが罪であるとは認識することが出来ない。 罪は、軽い。一年もすれば出されるものだ。だから"出所"は近い。 ―――眠れなくなったのはいつからだった。 ―――それは何年前だった? ―――一体いつから、俺は。 ―――17の誕生日を祝われたのは、何年前だ? 教わったことが本当ならば。 今の俺には、どうでもいいことなのだが。 (L2) 2021/09/27(Mon) 20:57:12 公開: 2021/09/27(Mon) 23:55:00 |
![]() | 【置】 8435 黒塚 彰人【プロフィールカード】 番号:8435 名前:黒塚 彰人(クロツカ アキヒト) 年齢:推定18歳 異能: 伏せる クローン生成。昨日までの己の複製を生成可能。 収容歴:6年(うち、当院に1年数ヶ月) 犯罪歴: 保護者 殺人罪、および複数の余罪により死刑判決、執行済み。保護者 未成年への暴行罪、および複数の余罪により服役中。 それにより保護処分とされている。 ひとこと:「これでいいでしょうか」 「開示する必要があると思いました」 同室:迷彩リョウ (L3) 2021/09/27(Mon) 20:57:17 公開: 2021/09/27(Mon) 21:00:00 |
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