188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
全て表示
[そう言って、首を掻き切った。
他愛無い、世間話のような時間だった。
ほんの一瞬。会話の延長線みたいに、隠したナイフが喉元に触れて、真横に引かれた。
ああ、ねえ、ごめんなさい『死神』。
誰が死ぬところも見たくない僕が、あなたにこんな瞬間を見せてしまうこと。
それでも、あなたの隣がよかった。
あなたに話を聞いてほしかった。
これは何も変えられなかった僕の、最期のエゴ]
| [最後までチェレスタの話を黙って聞いた後。 彼は深く大きなため息をついた。 >>200俯いて床ばかり見ているチェレスタにもそのことは聞こえる音で伝わった。 彼がどういう返事をするにせよ、しっかり相手のことを見ておかなければならないと思うのに、 顔をあげるタイミングをつかみ損ねている。 ため息が終わりそうなところとか彼が話し始めたところとか色々あったのに] ……かんちがい、してる? [何かを固いものに叩きつける――とまではいかない、乱暴に置くような音で、 >>202ようやく弾かれたように顔をあげる。 彼の分のカップはチェストの上。 中身がこぼれていやしないか……とちょっとばかり考えたが、すぐに状況に流されるようにして消えてしまう] (374) 2022/12/19(Mon) 19:47:42 |
| [絡まり合った糸の結び目を丁寧に解いていくかのように、 彼は言葉を並べていく。 >>204彼がチェレスタをどう思っているか。 彼の選択の根にチェレスタは関係しないこと。 どうしたら悲しい思いをするのか分からないこと。 前提からこじれていた……という事実に、 思わず表情が歪むものの、それ以上様子が変わることはなかった] ……わかりやすい話だね。 [と、先程の彼の言葉 >>199をなぞるようなことを呟きもした。 彼の言葉をチェレスタの速度でかみしめつつ。 胸が締め付けられるような感覚があった。 これは……私がちゃんと彼のことを私なりに思えている証左だ。 悲しみに慣れてしまった人のこころには、 悲しみをうたった歌が響かない。これは経験則。 もし彼もそうだったら――と考えてしまった結果] (376) 2022/12/19(Mon) 19:57:09 |
| [チェレスタは聞こえてきた言葉通りにした。 見る。 >>205ほんの皿一つ分近付いた指先を。 分かりやすすぎるくらいに震えている。 それでも彼の方から近付いてくれたのだ。 望まれるなら消えてもいいと告げたチェレスタに、 そんなことは望まないと返す言葉を聞いて。 彼が手をカップに押し付けてるまでを見る。 >>207動けないでいた。 私は指先を温める役にはなれそうもない。 気を抜いたらへたり込んでしまいそうで、 足を床に縫い付けるのに必死だった。 永遠に続くかと思われた硬直状態から僅かながら脱して、 言葉を伝えようと口を開く] (385) 2022/12/19(Mon) 20:02:11 |
[暑い日の木陰、時折吹く涼やかな風を受けながら飲んだ冷茶とよく冷えた果物。
寒い日の暖炉前、煌々と燃える火に温められながら飲んだ温かいスープと焼きたてのパン。]
あちっ!
「きゃっ、大丈夫?」
ふふ、焼きたてが好きだから焦っちゃった!
[たわいもない会話が楽しくて何を話しても心地よくて
心配事や悲しい話は二人で涙したり、互いの恋の話もした……かもしれません。
いつも何度繰り返してもかけがえのない時間だったのです。
それが、いつのまにか。]
(どうしてこんなことになったの?)
「女教皇様、ご決断を」
「女教皇様、どうかご決断を」
(どうしてわたくしなの?)
[人々が口々に迫ってくる。
わかっている、決断の時をこれ以上遅らせられないと。
嗚呼そんなに責め立てないで。
わかっている、わかっている。
わたくしが隠者の狂いを正せないのならば、
隠者がわたくしの声にも耳を貸してくださらなくなってしまったなら。
わたくしたちは。
わたくしは。]*
| ……大丈夫。 君の、気持ちは、ちゃんと伝わったよ。 今まで、ずっと、ごめんなさい……。 それから、ありがとう。 世界が、滅ぶかもしれない前に、 君の気持ちを聞けて良かった……。 [重い荷物を降ろすようにがっくりと肩を落としてから、笑う 苦笑ではあるものの心からの笑み。ようやくの。 勘違いが分かったからと言って、 チェレスタの中にある魂の奥底からの感情がなくなるわけではない。 特に――彼と己で考えが違うところに反応しやすい傾向がある。 消えたいとずっと考えてた? >>198そういうとこだぞ『月』。……みたいな ] (386) 2022/12/19(Mon) 20:06:11 |
| [ただ、やっぱりこう思ってしまう] ねえ、……、私たち、 もっと早くこうして話し合えていれば、よかったよね。 [もっと早くここまで至れていたら。 その方がましだなんて身勝手な理由で自ら嫌われようとしないで、 もっと早く歩み寄ることができていたら。 そんな「もしも」が実現していれば、たとえば、 ふっと口が回るところを見せた時 >>194に、 もっと君のことを知るために色々訊けたかもしれなかったのに] (387) 2022/12/19(Mon) 20:08:28 |
| [とはいえ、世界の命運が決まる前のやり残しは一つ消えた。 言葉はあれだが明日世界が滅んでしまってもいいくらいの軽々とした心地だ。 だけどチェレスタとしてはそれでいいわけがなかった] わがままが許されるなら私は。 君ともっと話がしたい……。 [そのこと自体は今ある世界でも、 神なる存在が新たに作る箱庭でもできることのように思う。 だが、自分たちは神なる存在のオモチャじゃないと、 この期に及んでもはっきり思うから。 だから決めた。 今の世界があり続けることを望もう、と] (388) 2022/12/19(Mon) 20:11:06 |
|
…………、 なんて、今更だけど、さ。
[もう伝えるべきことはないだろうか。 そう思いながらカップに口をつける。 コーヒーの残りをゆっくり飲み干す合間にあっさり前言撤回したが]
そろそろ行くね。 ……このコーヒー、すごく美味しかったよ。 ごちそうさまでした。*
(389) 2022/12/19(Mon) 20:15:56 |
| (a84) 2022/12/19(Mon) 20:24:31 |
[ 『死神』は、私に『愛』について尋ねました。]
『愛』について?
ふふ……貴方も、そのようなことを
考えるようになったのですね。
私も嬉しいです。
大丈夫。難しく考えなくても良いのですよ。
愛とは、誰もが持っている感情です。
人を、物を、世界を。
そのもの全てを慈しみ、大切にしたいと思う心。
たとえば、庭に咲く花をいとしく思えば
それは、花を『愛している』のです。
もっと身近な喩えとなりますと
私は汚れ無く、優しく、美しい心の持ち主である
貴方のことを『愛しています』。
人でも、物でも、何でも。
大切に思えば、そこに愛が宿るのです。』
[ 教皇は、純粋で汚れ無き存在の『死神』を愛していました。
質問があれば何でも答え、望みは何でも叶えました。]
── 『教皇』の記録(紛失部分抜粋) ──
[ 『教皇』は、仲間達に慈愛を与える中
時折、思い詰めた表情を見せることがありました。
しかし、誰かが気にして尋ねたとしても
「大丈夫です。気にしないで下さい」と
悩みを明かすことはありませんでした。
『教皇』は授かった “贈り物” について悩んでいました。
何故、このように危険な、悪く言えば暴力的なものを
賜ったのだと、神に直接問うたこともありました。
神は「清き心を持つ『教皇』だからこそ渡した」と仰いました。
しかし、神では無い教皇は知っていたのです。
人間は完璧では無いことを。
誰もが皆、内に醜い心を秘めていることを。
教皇自身もまた“悪の性質”を備えていたことを。
]
[ 『教皇』は、普段の慈愛に満ちた姿が嘘のように、
時折、苛烈な一面を見せていました。
元から、敵や悪しき者には
容赦なく断罪を下す傾向がありましたが
それとは違う、命の尊重の度合いが変わっていたのです。
その一面が表立って見え始めたのは
『悪魔』が『愚者』を殺した時からです。
それがきっかけで『悪魔』と『吊るされた男』が
対立し始めました。
教皇は、吊るされた男のことも可愛がっており
彼が自ら命を絶ったと聞けば周囲は
「教皇は悪魔を酷く問い詰めるのではないか」と思われ
実際、この時は悲しみに暮れる『死神』の分も含め
『悪魔』と対立していました。]
[『死神』は教皇の近くに居ることが多かったので
事細かな変化に早く気付いたのかもしれません。
箱庭内の争いが過熱する中、既に幾つもの血が流れ
生命が消えてしまいました。
教皇の様子は、表向きは普段と変わらないままですが
実際は、目に見えて変わり始めていたのです。
混沌が加速し、既に大半の命が消えた頃
『死神』は、教皇と言い争うことが多くなり
教皇もまた、避けるどころか
対立を隠さないようになりました。]
[『教皇』と『月』は、親友同士だったとされ
教皇が、月の世話をする関係だったようです。
ある時、『教皇』が『月』と語り合っていた時。
思い詰めたような顔で、何かを決意したように話しました。]
あなたはもう、立派に成長しました。
その立派なあなたに、折り入ってお願いがあります。
……もし、この先
私が道を違えてしまった時は。
……私を、どうか。
……いいえ、何でもありません。
[ 何かを取り出そうとした仕草を見せましたが
結局、それが出てくることはありませんでした。]
[ 混乱が加速する中、友である『月』が
殺害されたと耳に入りました。
恐らく、この時が最後の分岐点でした。
友を失った『教皇』は、引き返せない道へと進みました。
何もかも既に破綻していました。
外面では通常通りに見せかけていましたが
それすら面倒になってきたのです。
全てが馬鹿らしく思えて仕方がなかったのです。
]
「ここまで来れば、全てを終わらせる方が
早いでしょう。」
[ 一秒でも早く、事態を収束させるため。
声を届けるより、制裁を下す方が早い。
苦しむ時を減らすことも、また温情ですから。]
[ 既に建前すらなっていない
混沌への火種を撒き散らします。
争いを加速させ、“均す”為の下準備を。]
[ そして、終結の為に混乱を加速させる方に舵を取りました。
かつては敵対していた悪魔と、手を組むようになりました。
既に気が触れていた隠者から、毒を拝借しました。
を を ました。
を ました。
]
[ そして、多くの死を見届けてきた
『死神』と対峙の時が訪れました。*]
[『正義』にとって、
『幸福』と『不幸』は常に等価であるべきものだった。
その概念を覆したのは、『運命の輪』の存在だった。
『運命の輪』の掌の上では、
『幸運』と『不運』が交互に訪れる。
そう、等価でない瞬間があっても良いのだ。
後で、必ず帳尻が合うから。
『正義』の手の中では、常に均衡を保たれる必要があった
『正』と『負』。
『正義』は『運命の輪』の在り方に、
救われた。]
僕が真面目だって言うならば、
君はおおらかって言うんじゃないかな。
僕が裁き手ならば、君は救いの手だ。
[『運命の輪』の言う通り、
二人は共に在ってバランスの取れる存在だった。
『正義』に与えられた贈り物は、
必要な時に情を殺して裁定を行える、
『運命の輪』と比べれば随分とつまらない
能力だった。
情というものは判断を大きく鈍らせるもので、
『正義』に与えられた役目を考えれば、
確かに必要なものではあったのだが。]
[『神様に一番愛されている』と
臆面もなく言ってのけられる『運命の輪』を、
『正義』は愛していた。
それは間違っても
欲の伴うような種類の愛ではなかったけれど、
実は案外
女々しいところのある『正義』からしてみれば、
愛さずにはいられない存在だったのだ。]
……ねぇ、『運命の輪』。
全然、大丈夫じゃなかったよ。
いや、違うか。
君が居てくれたら、君さえ居てくれたら。
僕もきっと、大丈夫だったんだ。
君が居ないなら、居なくなってしまったから。
僕は、もう—————、
[ 隠者との別離が決まり、女教皇の決断が情に流される前にと決行された後に、わたくしはひどい不安と後悔に襲われました。
まだ諦めるには早かったのではないか。
いや、隠者はわたくしの言葉も聞き入れられなくなっていたから決断の有無に関わらずわたくしたちはもう"おわり"だったのだ。
"おわりにしたのは、誰?"
胸をかきむしりたくなるほどの悪寒に震えながら頭に思い浮かんだのは、魔術師。]
(いつものように楽しく話せたら)
[思いながらもわかっておりました。
楽しく話せる権利などわたくしにはもうないことを。]
[隠者を失ったわたくしは己の後悔に苛まれて最悪の思考になってしまったのです。
わたくしが思いを寄せ、わたくしに思いを寄せてくれた方の思いを無碍にしてしまい距離を置かなければと思いました。
わたくしだけが幸せになるわけにはいかないなどと、独りよがりで身勝手なことを。]
| [さて、彼の部屋を辞した後、 チェレスタがどうしたかというと。 真っ直ぐ自室に戻ってそのままベッドに倒れ伏してしまった。
……いくら自分で蒔いた種とはいえ、 自分勝手な考えで事態をこじらせてしまったことを思うとさすがにしょげた。
枕に顔をうずめている間に、 自然とヒナギクの顔が浮かんできて。 元気になったら話に行くんだから……と自分に言い聞かせて、何もかも先送りにしてしまった。
しかし回復は遅かった。 何せ歌って痛みを和らげるという気概すら湧かなかったくらい。 ここまでしょげたのは、いつぶりか。 記憶を探るまでもない、2年前、洋館で暮らすことを決めて以来だ。 あの時よりはマシなしょげ方をしている……と思うけれど]
(460) 2022/12/19(Mon) 23:42:50 |
わたしの『神』はずっとまえから
あの御方ではなくなっていた。
その心緒こそを『不穏分子』とよぶのなら
いいわけのことばなどありはしなかった。
こころにうそはつけなかった。
| […………] [その状態でよく眠れたかというとそうでもない。 時々悪い夢が悪さをしたような気がする。 それでもいつも通りの時間に目が覚めた。 いつも通りの支度をする前に端末を確認すれば、 メッセージがぽつぽつと届いていた。 一座の皆のホットラインから複数と、ヒナギクからひとつ] あっ……。 [昨日のうちに答えられなかったなあ。 >>463答えはもちろん、決まっているのに。 少しだけ考えて、会うことができたら、直接自分の言葉で伝えようと思った。 昨日と少し違う今日でも、また会えるって確信しているから。 だから、先に神なる存在を呼ぶことにした] (472) 2022/12/19(Mon) 23:53:26 |
|
おはよう。悪くない朝だね。
……私は決めたよ。 私の望みは今在る世界でも叶えられると思うから、 今在る世界を壊すことは望まない。 そういう、意地悪をしようって。
[他ならぬ『箱庭の神』に対して、である*]
(475) 2022/12/19(Mon) 23:59:29 |
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る