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【人】 T『魔術師』 シン[ 昔々、フォルと会って間もない頃。 涙を流す、初めて見る女の子と、抱きしめるフォルを、 見ていた。 証持ち同士の強い感情を見たのは、あの時が初めてだった。 分からない。 ぼくは証持ちと会うと、嬉しく思うけど、 それとは全然違うのかな。 すこしだけ、うらやましかった。 ……でもそれはうらやむものだったのかと、 今はすこしだけ、思う。**] (376) 2022/12/12(Mon) 21:56:07 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギクうわ〜〜〜!!シトラが……! そっか、そっか〜〜〜〜。 うんうん、楽しそうだね! 箱庭合唱団が作れちゃうねっ! エーリクやプロセラも歌ってくれるかなぁ? もしかしてユグやゼロも? 歌えるなら全員で歌いたいなぁ、私は! [アリスを前に21人が並んで歌う姿は壮観だ。 何より、21人がちゃんと揃うことなんて、 今の今まで殆どと言っていいほどなかった。 最年少の愛されている末っ子が 目を輝かせる様を見たいと思うのは、 きっと誰もが思っているはず。] (377) 2022/12/12(Mon) 21:57:16 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[一週間後の未来を見据えて、くふふと笑う。 そうして、もう一度チェレスタを見つめた。 迎えに来てくれるだけでも嬉しいというその言葉に>>219、 表情が緩まないはずはない。 喜んでくれるなら毎日チェレスタを出迎えるのになぁ。] さて、アリアたちがお茶を入れるなら、 荷物を運ぶのは私の役目ねっ。 一人より二人のほうが早いよ! お茶が冷めるまでにちゃちゃっと運んじゃおう! それから、今回の演目の話、 たくさん聞かせてね、チェレスタっ。 [旅先の話のおねだりはいつもの如く。 バラされているドラムセットのいくつかを両手に抱え持つ。 駆け下りてきた階段を、今度は登らないとね!*] (379) 2022/12/12(Mon) 21:59:01 |
【人】 XIII『死神』 タナトスどうして どうして どうして わたしの いのりは とどかないのですか きのうまで 癒えたはずの きずぐちから ちをとめることは できないのですか どうして あなたは わらっているのですか? どうして あなたは しんでしまうのですか? どうして あなたは わたしにいたみを おしえるのですか? わたしに いみなんか いりません わたしに こたえなど いりません それでもわたしは 『 死 』を 見届けねば ならないのですか? かみさま かみさま (380) 2022/12/12(Mon) 22:02:25 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ ───売店 [ 一人でぼんやりとしていたのはほんの少し。 珈琲の芳しい香りで、主の帰還を知る。] お帰りなさい、───フォルー!? [ 戻った途端に、茶目っ気たっぷりな表情で 涎の跡を指摘されて、慌てて口元に手をやるが、その形跡を確認する前に、冗談だと笑われれば。] …もう、意地悪ね。 [ 眉をしかめたものの、その声音は常と同じ穏やかで。 成長するにつれ軽口を叩くようになった古馴染みを見つめる瞳は、晴れた空を映した湖のように澄んでいる。] (382) 2022/12/12(Mon) 22:18:32 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ そうね。 アリスの誕生会が楽しみで、夢見はいいのよ。 悪い夢は 最近は みていないわ。[ 時折みる悪い夢。内容は覚えていないけれど、息苦しくて目が覚める。その息苦しさは、彼のことを思う時と似て… 悪夢が続いた時は、誰かに相談した。 一番頼りたい人は心配させたくないから、と、きっと他の人に。 「楽しい夢を見るにはどうしたらいいかしら?」と回りくどくきいたかもしれない。 アリア>>15に薬を乞うたこともあっただろう。 だから、彼女>>255に相談された時は、借りが返せると張り切って、心構えとすこし外れた助言をしてしまっただろう。もちろん有益な情報もあったはず…。] (383) 2022/12/12(Mon) 22:21:44 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ ええ、喜んで。 [ 軽食の誘いに頷いて、 彼>>124が珈琲の追加を頼む様子を横目に ソファへと移動する。] 誕生会、楽しみね。 …フォルは、何を用意したの? [ スコーンにジャムを塗りながら、 口にするのはやはり誕生会の話。 プレゼントは内緒にされても 気に入ってもらえるといいわね、と笑顔で。 自分も、個人的な贈り物>>56については、 内緒のつもり。 作り方の本や材料などを取り寄せる時点でバレバレかもしれないけれど、 口にするのは、合唱の練習を頑張ってる、ってそっちの話。] そろそろ、チェレスタも戻ってくる頃よね? [ 売店まで玄関の賑やかな声が届くのなら、 流石に気がついていただろうけれど*] (384) 2022/12/12(Mon) 22:22:52 |
【人】 IX『隠者』 アリア―― 回想:二人で一人、一人で二人 [ 「薬師」のアリアを求めるのであれば、 余程のことがない限り、それを拒むことはない。 この魂がそういう性質なのだろう、 頼られることは、素直に嬉しいと感じる。 それがあの子ならもっと嬉しい、というだけ。 故、そのひとが私室を訪れた時も>>229 当たり前のように耳を傾けたことだろう。 ] もちろん。 むしろ、私が出来ることなど それくらいしかありませんですから。 あなたがたがどのような症状でお困りか、 まずは詳しくお聞きしてもいいですか。 [ 「二人でひとつの双子の兄妹」>>27 その自己紹介は私も違いなく耳にしたものである。 確かに、人によって反応は様々なのだろう。 私も後から来た住人のそれを多少なり目にしたはずだ。 けれども私自身がどうだったかといえば―― きっと、その予感に違わないものだった。 ] (385) 2022/12/12(Mon) 22:25:52 |
【人】 IX『隠者』 アリア鎮痛剤は――いえ、 鎮痛剤に限らず全般に言える話ですが 常用していると身体が耐性を得て、 効きが悪くなっていく傾向にあります。 そうなった時は処方を変えるので、 気が付いた時に教えてくださいね。 勝手に量を増やすとかはだめですよ? それは底なし沼の入り口なので [ 実のところ無償労働でも文句は言わないのだが、 報酬を用意されるならそれはありがたく頂こう。 手放せないのなら、それだけ交流は続くだろう。 そのうちに、薬師とその常連、の範疇から 少し近付くことも、ともすればあったのかもしれない。 ……というのは、クリスタベル次第。 *] (386) 2022/12/12(Mon) 22:27:28 |
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。 (a59) 2022/12/12(Mon) 22:31:22 |
【人】 ]X『悪魔』 ゼロ軽率だったことは謝るよ、 特に『死神』には。 でもお前は俺に関わらない方がいい。 今度こそ殴ってしまうかもしれないからね! [そう『吊された男』には釘を刺していたのだが……、まったく意に介していない様子に辟易する。外面は保っているし、慣れた気もしているが、…いや嘘だ。アレの言動に慣れなどはしない。俺なんかに構うのは本当に暇人だと思って気を紛らわしている。 けれど半年前に『愚者』がここへ来てしまった。 以来、更にピリっとした空気があるように感じる。 大丈夫、まだ殴る程ではない。 …………… まだ。*] (390) 2022/12/12(Mon) 23:01:01 |
【人】 XIII『死神』 タナトス ― 現在/温室にて― [ 洋館の3階の一画にそれは存在する。 花畑のど真ん中にある洋館ではあるけれど、 なんだかんだと頼んで作らせてもらったそこで 花や野菜を育てている。 洋館ではそこそこの古顔になったからね。 新たにやってくる子達の中には 心身共に疲れ果てたような子もいれば、 勉学に触れることのなかった子もいる。 そんな子達に読み書きを教えることもあれば こうして共に野菜を育てたりもするよ。 先生、そう呼ぶ子たちも居たかもしれないね。 もうすぐアリスの誕生日。 彼女が一生懸命に水をあげて実ったトマトも 誕生日を迎える頃には食べ頃かな。 ] (391) 2022/12/12(Mon) 23:10:44 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a60) 2022/12/12(Mon) 23:12:53 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:洋館/未知との遭遇 ── [ 彼が未知に触れる時、 我々も未知に遭遇しているのだ。 ただでさえ子供といういきものに無縁だったので、 この当時最年少の小さくか細い佇まいでさえ、 どうしたらよいものかと扱いに困ってしまう。 それでもお決まりの挨拶をしてみれば、まんまるな目 に不思議と浮かべて覗き込んでくるのだ。 好奇の眼差しは割と浴びてきたけれど、 値踏みするような大人のそれとは違い、 なぞなぞの答えを探すような稚い姿に不快感はなく。 ] お兄さんとお姉さんは離れるのが寂しいから、 ふたりで一緒に生まれてきたんだよ。 だから、ここに二人いるんだ。……わかるかな? (392) 2022/12/12(Mon) 23:28:41 |
【人】 XIII『死神』 タナトス[ 食事は基本的に、彼らが用意してくれるけれど 時折、こうして採れたての野菜を持ちこんで 料理をする事もあるよ。 生業としている者と並べる、とまではゆかずとも そこそこ好評は頂いている ……と、思う。 今日は北の方面のメニューを試してみよう。 シチューって言うんだってね。 アリスが前に眺めていたから。 誕生日までに腕を上げておかなくては。 ……さて、出来栄えは。 79点くらい あればいいな ]* (393) 2022/12/12(Mon) 23:28:42 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 屈み込んで視線を合わせる。 わからないと答えるなら、いつかわかるよ、と 言葉を続けて ] もし変わったものが怖いなら、無理することはないよ。 きみには好きなものや嫌いなものを選ぶ自由があるから。 だから、きみが仲良くするのを選んでくれるなら、 わたしたちは嬉しいかな。 [ お近付きの印、と フォルスの売店で取り寄せてもらった ギザギザ星形のカラフルな砂糖菓子を差し出した。 * ] (394) 2022/12/12(Mon) 23:29:03 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:洋館/あり得ざる懺悔 ── [ 14年ものの箱入りとはいえ、 これでも結構な人間を見、また見られてきた。 とはいえ屋敷に出入りする人間で、雇用主の子息/息女 に初対面で御無礼かましたる者はそういまい。 だからデカデカと戸惑ってますなんて顔に書いて、 無遠慮に探る視線をまともに受けたら、なんだか。 ] ふふ、 ────ああいや、ごめんね。 きみが意外と普通だったから驚いたんだ。 証持ちだからってみんながみんな、 変わってるわけじゃないんだなあって。 (395) 2022/12/12(Mon) 23:29:54 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル[ 形ばかりの謝罪に悪びれる様子もなく続ける。 一周回って新鮮だった。 こういうお堅い職業、人に説く生業に就く人種なら 神妙な理解者面で頷いてみせるものだと思っていた。 ] うん、じゃあ “とりあえず” よろしく。 [ とりあえず眼前のいきものへの判断を保留にした彼は どんな答えを出すのだろうか。 真面目そうだから色々考え込むんだろうなあ、なんて 他人事のように片付けたけれど。 直接来るかあ。>>341、らしいといえばらしいかな。 きみが聞きたそうなことは何ひとつ語る気はないけれど、 わたしたちが話したいことなら話してもいいよ? だってきみは困惑こそすれ否定はしなかったからね。 * ] (396) 2022/12/12(Mon) 23:30:33 |
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。 (a61) 2022/12/12(Mon) 23:31:53 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベル── 回想:洋館/はじめてのおかいもの ── [ 彼。 ──フォルスに抱く期待は、アリアへのそれと似ている。 彼女が凪いだ水面であるならば、 彼は何を投じても同じ波を立てるのだろうという、 ある種の不変。 然るべき相手であればまた別なのかもしれないけれど。 ……まあ、全ては彼の心ひとつであるからして。 ] (398) 2022/12/12(Mon) 23:33:13 |
【人】 Y『恋人』 クリスタベルやあ、儲かってるかい? 時間を忘れて楽しめるような素敵な出会いを 探しているんだけれど、おすすめはあるかな? [ お品書きを見渡せばはじめて見るようなものばかりで、 というより財布を持つというのもはじめての経験。 曰くおすすめを指し示されたら、それが何であっても 人生初のお買い上げになっただろう。 * ] (399) 2022/12/12(Mon) 23:33:27 |
【人】 U『女教皇』 キュリアパーティーがあると知ったのは、おんなのこの声が弾んでいるように聞こえたことからでございました。 >>0 声に形はないのに、なぜかまるでボールがはずむように聞こえたのです。 思えば、3年前にここに移り住んでから、 それまでただ聞いていた音に、ただ見ていた活字や景色に 厚さ薄さ、あたたかさ冷たさ、いわゆる形容詞がくっつくことを体感いたしました。 それはとても不思議でなぜか懐かしい感覚でございました。 遠い遠い記憶、もしかしたらわたくしがわたくしになる前の記憶で わたくしも誰かと一緒に言葉を弾ませていたような気がするのでございます。 そうだと思いたいだけかもしれませんが。 (400) 2022/12/12(Mon) 23:52:05 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[8年前。 チェレスタを拾い上げ、居場所を与え、『歌』を教えてくれたリーダーが、 自分は引退をすると宣言した。 一座に少なくない衝撃がはしったのは言うまでもない。 ほどなくして次のリーダーを決める動きが起こり、 どちらのリーダー候補についていくかでひそやかに争いが起こりもした。 チェレスタも巻き込まれざるを得なかったこの争いについて、語ることは多くない。 無事に次のリーダーが決まって一座は再びまとまった。 そのくらいだ。 かつての箱庭のように、死者が出たことがきっかけで、 すべてが崩れ去ったわけでもない] (401) 2022/12/12(Mon) 23:53:45 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[それでもこの出来事は、 チェレスタの中に様々な実感を植え付けた。 己は一座を完璧な居場所のように思っていたが、 これもまただれかがつくったものに過ぎずいつかは壊れるのだということ。 完璧ではない居場所が壊れてしまったら、 チェレスタは大丈夫ではいられないこと] (402) 2022/12/12(Mon) 23:54:20 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[…………。 ならばどうする? 答えはやがて出た。 なんにもないならば、自分の手でつくればいい。 私は『歌』を知っている。 もっともっと、歌えるようになれば、それはやがて、私の持ち物になる。 すべてが崩れてたったひとりになっても、生きていくための大事な持ち物に] (404) 2022/12/12(Mon) 23:56:06 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[鏡の前に立つ。 己の現身の目を見て、小さく呟いた] チェレスタ。 君は ひとりでも大丈夫になる んだよ。[何の力もない言葉を、おまじないめいて彼女自身に向けて。 それからゆっくりと微笑んだ。 歌う時にはいつもどんな顔をするか、 今から練習しておこうと思ってのこと] (405) 2022/12/12(Mon) 23:57:55 |
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