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【人】 ワンコ系絵描き 要なかなか感情が豊かな人だ。僕も人のことは言えないけど。 「あなたって、私と話す気、あんまりないよね?」 「え?いや、そんなことは……」 「だってなんか、すごい心閉ざしてる感、あるもの」 え、えぇ……。そりゃ、初対面の相手だし、心は、開かない、でしょ、普通……。 え……?えぇ……。 人付き合いを殆どしてこなかった、この僕でも分かる。 この人、距離感可笑しくない? なんだか、厄介な気がして、チラッと油絵を見た。 今から片付けて、絵持って、扉をあけ、階段を下りる……。 なんて逃げる算段を立ててみたが、無理がある。成功しそうもない。 僕がそんなことを思ってるなんて、露とも気がつかなそうな彼女はこう公言した。 「仕方ないわね!この私が、貴方の心を開いてあげる!」* (113) 2020/06/23(Tue) 19:16:03 |
【人】 生物部部長 クロユリ[墓所の入り口で、どちらからともなくふたりは手を離した。 青柳はユウリの方を見ることはなく、ゆっくりと奥へ進んでいく。 ユウリの瞼に、先ほどの女の子のハンカチが浮かんだ。 青柳の気持ちはたぶん、ユウリにはおそらく計り知れない。 大切な人が失われた。 それでもまだ生きていかなければならない。 自分では、たぶん計り知れない。 それでも、ユウリは青柳の背中についていった。 もし自分がそばにいることを彼がゆるしてくれるのなら、なにもできないけどそばにいたい、そう思ったから。 >>79 きれいに整えられた墓石の前に座ると、まるでその人であるかのようにそっと石を撫で、青柳は花束と飴玉と飲み物を供えた。 亡き人と語る彼の横には並ぶことができず、少し離れた斜め後ろにユウリはそっとしゃがみこみ、彼と同じようにそっと手を合わせた。 (114) 2020/06/23(Tue) 21:15:12 |
【人】 生物部部長 クロユリ[>>80 青柳は墓前で、母校での実習のことや文化祭のことを語り掛ける。 生徒たちの様子や変わらない恩師たち、体育館での圧巻のライブのこと、時に微笑みながら、あたかも愛しい人が目の前にいるように楽し気に。 ユウリは手を合わせ黙祷し、彼の言葉を聞いていた。 ……忘れない。 忘れないから、 一歩踏み出してみようと思う。 あの時の君みたいに、勇気をもって 告白してくれた彼女と一緒に。 その言葉に思わず目を見開いた。 のと同時に、合わせていた手を握られる。 青柳の瞳は、まっすぐにユウリを見つめていた。 (118) 2020/06/23(Tue) 22:18:06 |
【人】 生物部部長 クロユリ海の深さをもつ、ユウリが大好きなその瞳。 ユウリはほんの一瞬だけ逡巡した、それは彼の大切な人の墓前で、彼からそんな言葉を聞くなんて思っていなかったから。 とはいっても、まずは友達からだけど 茶化すような響きはかえってその奥の気持ちを照らすようだった。 確かな意思をもった彼の手の力強さに、ユウリはそっとその手を握り返すと、その僅かなためらいを受け止めるように、彼のもう片方の手が添えられ彼女の手を包んだ。 そばにいたい。 ユウリはもう何度目かわからないその気持ちを、もう一度胸でつぶやいた。 そばにいたい。 大切な人をずっと忘れず、大切なままに思う彼のそばで。 ユウリは幼い頃に大好きだったカエデの樹を思った。 どんなときもただそばにいてくれた大切な存在。 できることなら、彼にとってそんな樹のようなひとになりたい。 ユウリは今度こそ、彼の手をしっかりと握り返した。* (119) 2020/06/23(Tue) 22:19:11 |
【人】 生物部部長 クロユリ/* >>-850 雨宮先輩ことゆきさん! そうですよねーー!! 中の人的にはもう2、3度先生と……w そして今回初めてRP村に参加させていただき、ありがとうございました。文化祭、とても楽しかったです。 村建てしてくださった杏さん。 お声かけいただいたゆきさん。 そしてご一緒していただいた皆様。 本当に有難うございました! ぺこり!! というわけで、せっかく延長していただいたので、時間軸をうろうろさせて頂きたいと思います。 タイムマシーン!!(←世代 (120) 2020/06/23(Tue) 22:40:37 |
【人】 転校生 矢川 誠壱 ──まだもうすこし先のもしも── [ くああ、と大きなあくびをこぼした。 相変わらず寝坊癖は治らない。 スマートフォンの着信は2件。 一件は祐樹で一件は裕也だった。 Two winsは「終わらない」と宣言した 祐樹の言葉通り、文化祭の後もライブハウスで 何度か演奏をし、そのたびに盛況を呼んだ。 ただ、相変わらず曲は書けないと跳ね除ける ツインズにはデビューだとかそういう話は くることもなく。大学生になってすでに 2年と少しが経った現在もゆるゆると コピーバンドとして活動を続けている。] (121) 2020/06/23(Tue) 23:01:18 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 祐樹の声は人の耳を引くし、 見目麗しい双子に人気が出ないわけもなく 着実にファンを増やしていっている。 ちなみに、以前のベース担当はというと、 己にその枠をわたして、県外の大学を受験し あっという間にこのバンドを去っていった。 相変わらず仲はいいし、あのころよりも ずっと自分とも交流はあるけれど もう一度バンドをする気はないらしい。 というわけで、間違いなく、矢川誠壱は Two winsのベース担当なのである。 メッセージがきているのを開くと、 こちらもまた祐樹からだった。 W次のライブ決まった 再来週の金曜の夜だけど 予定大丈夫そう?W なるほど、おそらく電話もその件だろう。] (122) 2020/06/23(Tue) 23:01:52 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 父の転勤は相変わらずだけれど、 もう一緒に転々とするような歳でもない。 学園から二駅離れたところにある 大学にそのまま進学して、現在21歳。 一人暮らしは気ままなものだ。 もちろん仕送りに足すためにバイトも しているし、それなりに忙しくはあるが バーでのバイトは、楽しかった。 恋愛云々に関しては今もからきし。 というか、正しくは好きな人がいる。 …否、好きな人になった、のだ。 バーカウンター越しに誘われることも、 大学の同期やライブ終わりに 声をかけられることもある。 だがなぜだろう。 微塵のときめきも感じないのだ。 ある一人の人間を除いては。 だから、つい1ヶ月ほど前。 高校時代からの年下の友人に話した。 どうやら俺はあいつの事が好きらしい、と。 そのときどんな顔をしてたっけ。 あまりにあっけらかんと話したから、 もしかしたら面食らっていたのかもしれない。] (123) 2020/06/23(Tue) 23:03:51 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ ───同性で、友達だった。 いや、そうだな。 友達なんだけど、特別な人だった。 自覚したのはわりと最近の話だが それに納得すれば話は早かった。 今までの感情にも整理がつくのだ。 同性を、ましてや友人を好きになるなんて、 もっと悩むべき事なのかもしれないし、 もっと思い詰めるべき事なのかも しれないのだけれど。 そんな気持ちは微塵もない。 ただ、はっきりしているのは、 間違いなく自分は彼のことが好きで、 自分にはそれを伝える術があって 受け入れてもらえるかどうかはさておき 今のままでは嫌だということだった。] (124) 2020/06/23(Tue) 23:04:35 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 約束していた場所へ向かう前、 先に喫煙所へ寄るとそこには 案の定彼の姿があった。 自覚すれば、その笑顔も、 声も、髪の長さも、指の動きも 伏せられたまぶた、光に当たると 薄く茶色だとわかる瞳の色 くわえたたばこがほんの少し恨めしい程 なにもかもが愛おしく思えるのだから 人間不思議なものだ。 喫煙所の窓越しに手を振る。 目があって、撓む。 こちらに気づいたのがわかった。] (125) 2020/06/23(Tue) 23:04:58 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ それからそっとその扉を開いて、 中へと足を踏み入れる。 この匂いにも随分慣れた。 自分は相変わらず吸わないけれど。 ジジ、と小さく燻る灰の音がした。] 今日晩飯どっか食いにいく? [ 形の良い唇が開く。 答えにうんうんと頷いて。 片手にスマートフォンをとった。 返信をしておかなければ、再来週の金曜日。 ついでにバイトに休みの申請を 連絡しておかなければ。 ふと上げた目線の先にあった、 柔らかな髪が、揺れる。 晒された白い首筋に光が当たった。] (127) 2020/06/23(Tue) 23:06:00 |
【人】 転校生 矢川 誠壱[ 口から、当たり前のように吐いて出た。 遠くでテニスサークルが打つ ボールの小気味良い音が響いている。 ロマンチックさのかけらもない。 スマートフォンの画面をタップして、 「りょーかい」と祐樹に返信した。] あ、あと次のライブ再来週の 金曜だけどこれたりする? 要にも連絡しとくけど たぶん体調次第だろうし。 [ そう続けて。 またスマートフォンが震えた。 祐樹からだ。「ちょっときて」と 書かれているからこれはたぶん 曲のことで裕也と揉めたんだな、と頷いて。] (129) 2020/06/23(Tue) 23:07:01 |
【人】 転校生 矢川 誠壱あ、ごめん、ちょっといくわ [ そういって壁につけていた背を離して、 ポケットにスマホを押し込んだ。 出て行く直前「あ」と小さく落とし、 立ち止まる。いけないいけない。 さすがにさっきの言葉を なかったことにするつもりはないのだ。 彼の唇にあるタバコをとって。 それに口をつけるか一瞬迷って、 かわりにその唇に自らのそれを当てよう。 かすかなリップ音とともに離せば、 高校の時、文化祭の日に理科室で吸った タバコの煙たい苦味が思い出された。 あのときは返したそれを、 目の前の灰皿に押し付けて。] (130) 2020/06/23(Tue) 23:07:21 |
【人】 転校生 矢川 誠壱───さっきの、考えといて [ と首を倒して笑い、その場を去ろうか。 一度や二度断られたくらいでは 諦めるつもりは毛頭ない。 きっとゆっくりしていては あっという間に掻っ攫われてしまうから。 彼にとってのW特別な人Wに 今度はまたあのときとは 別の意味でなりたいと願うのは きっと悪いことなんかじゃないから。 バンドメンバーのもとへ向かう途中。 足取りはなんとなく軽い。 キスをした。だがその唇の柔らかさより その直後の顔を思い出しては なんだか笑えてしまった。]* (131) 2020/06/23(Tue) 23:08:09 |
【人】 生物部部長 クロユリ[お化け屋敷で着ていた重い振袖を脱ぐと、想像以上の解放感に思わず、んーっと伸びをする。 昼だというのに暗い中に連れていかれていたハムスケは、急な明るさに戸惑うようにがさがさとおがくずの中にもぐりこむ。 ポスターセッションの後、生物部に連れて帰ってあげればよかった。 迂闊にもゲージにハムスケを入れたまま教室棟に行ってしまい、みんなに押されるようにお化け役を引き受けてしまったため、ハムスケには申し訳ないことをした。 そんなことを考えながら、ユウリはもう一度旧校舎の理科棟に戻っていった。 >>2:115 いちどは準備中で(ユウリ解釈)開いていなかった喫茶店に、もう一度どうしても行ってみたかったのだ。* (132) 2020/06/23(Tue) 23:09:23 |
【人】 ワンコ系絵描き 要この文化祭。 僕にとっては昨年と同じように、 何も得るものもなく、誰とも関わらずに、終わっていくんだろう。そんな風に思ってた。 でも、違った。 今なら、描きたいものが、やっと、かける気がする。 今まで描きたかったけど、描けなかった、ものが。 あの二人と出会って、吐き出して、受け止めてもらって、連れて行かれて、それで、 たくさんの人を、初めて、いや、久しぶりに見た。 見て、感じた。 きっと今まで僕が怖がってきたものは、 怖かったものは、 そんなに大したものなんかじゃなくて すぐには無理かもしれないけれど、あの得体の知れない不気味な集団だって、一人一人、確かに輝ける光なんだって、人と関わって、初めて分かったから。 だから。 だから。 僕もいつか、前に進めるといいな。 あの二人と一緒なら、いつかきっと、出来るような気がするから。 (133) 2020/06/24(Wed) 17:15:08 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 何度考えてみたってつながらない。 俺の歴史を振り返ってみてもどこが分岐点なのか わからない。 いや確かにあの頃のことを思い出してはいた。 それはそうなんだけど。 ] (135) 2020/06/24(Wed) 17:39:57 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 学園を卒業してしまえば、6月は雨の多いただの月。 おまけに祝日もない。 それでもこの季節がそんなに嫌いではないのは、 やっぱり卒業して数年経った今でも、 あの文化祭が俺の中で大切な思い出になっている からだと思う。 ] (136) 2020/06/24(Wed) 17:40:39 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 改心(?)するまでの二年間、サボりにサボった おかげで当たり前のように第一志望の大学には 見事に落ちて。 それでもそこは神様仏様お父様お母様。 皆のサポート 忖度 のおかげで今なんとか大学生やれてます。 ありがとうさすが俺の家族。 ピアノにようやく真剣に向かい合った結果 ちょっと負担がかかり過ぎた左手は さらにやばくなって去年一回手術した。 今回の理学療法士の子も可愛かった。 あの病院はいい病院だ。 ] (137) 2020/06/24(Wed) 17:42:45 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 髪はあの頃より少し長くなって、相変わらず脱色済み。 別に黒でもいいんだけどなんとなくこっちのが 自分らしい。気がする。 頭皮を酷使するとあとで泣きを見ますよ、 と忠告してきた年下の友人にはひとつ軽めの グーパンを腹に喰らわせておいた。 タバコはやめてない。 禁煙という無駄な行為も何度目かの挫折で 考えるのをやめた。 なのに意外なことに背は2センチ伸びた。 身長を聞かれた時に自信を持って180センチ、 と言えるようになったのは誇らしいものだ。 そんなことを言えばいつだってあいつは、 そうかなぁ変わらないと思うけど、と 俺を軽く見下ろしては笑う。 ] (138) 2020/06/24(Wed) 17:45:20 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ 今でもTwo winsでベースを弾いてるあいつを通じて、 バンドのメンバーとも言葉を交わすようになった。 今時珍しいくらいに全員いい奴らで、 ライブは都合がつけば必ず行くようにしてる。 ライブ中メンバーを呼ぶ女の声には、ずいぶん 『イチくん!』という声も増えていて、 まぁ多少は面白くない気も、しないでもない。 で、確かにそんな当の本人には特定の女は いないようで、もったいねぇなぁ、なんて 皆でいつも話しては、笑ってた。 (139) 2020/06/24(Wed) 17:50:04 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ かく言う俺のほうも、恋愛は今のところ特になし。 まじで忙しいってのも事実だし、それより男友達と わいわいやるのが今すげぇ楽しいっていう俺は 今頃青春をやり直してんのだと思う。思ってる。 あー、文化祭のあと、委員長に 『俺と付き合って』って告白したら 『あんたのことは手のかかる弟みたいにしか見えない』っ て言われて、おまけに 『ついでに私矢川くんのこと好きなの』 て爆弾投げつけられて、あいつらをやけ酒に付き合わせた 俺の話は今関係ある?ないか。 ] (140) 2020/06/24(Wed) 17:54:22 |
【人】 帰宅部 雨宮 健斗[ そんな感じでまぁ、何度振り返っても、 順風満帆とまでは言えないけど、それなりに楽しい、 ごくありふれた人生を送ってきた、と思ってる。 …なのになんで俺はいま、こんな狭い喫煙所の床に ヘナヘナと座り込んでいるんだろう。 ]* (141) 2020/06/24(Wed) 17:56:40 |
【人】 次期生徒会長候補 赤羽 神一―― 文化祭の終わり タピオカ屋 ―― [昼間のように 多くの人が来ることはない。 赤羽は腕組みをして ちあに話しかけていた。] ちあが、ももに花かんむりを被せただろ。 あの時の2人は可愛いかったなあ。 [うむ、と深く頷く。 ズズー。 素早く振り返る。] (142) 2020/06/24(Wed) 18:06:46 |
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