情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
【人】 マシロ[ なんやかんやで狼に食べられつつも ぬくぬく育った白うさぎは、危険性の察知に疎かった。 野生に帰ると生きてはいけない室内飼いの典型例だ。 狼の前で腹を見せるうさぎになってしまっている。 ビーズクッションでだらけて、朝も寝起きは少し甘えて 彼の前だとなにもかも緩んでしまうのだ。 だって全部、嬉しそうに受け入れてくれるから ──…一緒に楽しんでくれることを知っているから。 ] "いちごさん"、名前もかわいいですよね じゃあ今度ケーキ作る時は、その二種類買おうかな。 [ 途中、彼が会釈をした相手は子連れの夫婦。>>1:30 知り合い? と首を傾ぎ、そうでもなさそうだと気付き 懐かしむように見られていたとは気づかず、 とりあえずつられて頭を下げた。 それから、"いちごカレー"の単語が彼から出てくれば はっ、とした顔で ] (0) 2023/03/25(Sat) 21:40:37 |
【人】 マシロそう、そうなんです、 いちご、サラダに使ったりすることはあっても カレーは……未知の領域です……っ! [ ご飯は残したくない。 歩き回りながらつまんでいたおかげか、 幸いお腹の容量には余裕がある。 提案には「そうですね」と頷いて、彼の手を握った。 恐らくうさぎの穴でも出たことがない……筈……の 少なくとも、自分が出勤した時は作られていない料理。 料理人の顔と 好物を前にした子どもの好奇心。 腹ごなしに少し散歩するか、それとももう行くかを 貴方を覗き込みながら問いかけた。* ] (1) 2023/03/25(Sat) 21:40:43 |
【人】 マシロ[ パスタといえば、あの特別授業の日を思い出す。 ついヒートアップした姉弟論争に終止符を打ったのは、 聞いたことのない声音で零れた 彼の「おなかすいたな」の一言だったが。 流石に天然鈍感室内飼い白うさぎも 「あっこれやばいやつ」と気付き、即座に引いた。 謎の聞き取れない英語に最後まで噛み付きつつも 仕方ない、ここは先輩が折れてやろう、なーんて 最後までしょうもない意地を張ってしまいながら。 狼から白うさぎへの特別授業の内容は、──…… ……やっぱりやめておこう。言わぬが花である。 ] (2) 2023/03/25(Sat) 21:40:49 |
【人】 マシロ[ とはいえ泣き虫新人うさぎも立派に注文を受け、 彼にしか作れないペスカトーレを鮮やかに調理してくれた。 白うさぎはその間に一旦しれっと逃げて カクテルのオーダーやらをこなしつつ、 狼のお腹が満たされる頃合いをひっそり伺っていたわけだ。 ちなみにシェアのお誘いには>>1:34 「お許しが出た」と尻尾を振ってしっかり乗りました。 後輩の手前、カトラリーの共有は今回は避けようとしたが 結果はさて、どうだったか。 とにかく、美澄のことはもう新人とは呼べないな、と そう思う美味しさだったことは確かである。 気の回し方も空気読みコンテスト一位だった。>>1:36 ……やっぱり姉の座は降りるべきかもしれない。* ] (3) 2023/03/25(Sat) 21:40:57 |
【人】 マシロカレーがピンク……? ……む。レシピが今から気になります、それは。 私もまだお腹に余裕ありますし、行きましょう。今。 [ いちごとカレーの計算式は生憎頭にはない。 ついでに、今後も導き出せる気はしないが、 うさぎ達総動員ならどうにかなったりするだろうか。 スターゲイジーパイ伝説ならぬ、 いちごカレー伝説職人が出るかもしれない。 いや、もうこの農園に既にいるのだろうけれども。 誘いには好奇心全開で同意して。 ] 確かに……! ケーキボトルもあるんでした。 えへへ、したいこといっぱいですね。 [ 楽しい予定がたくさんあるのは良いことだ。 頬を緩め、カフェへと歩を進める。 ] (19) 2023/03/26(Sun) 22:43:11 |
【人】 マシロ[ まだカフェは混み合う前だったらしい。 スムーズに入れて良かった、と思いながら 手渡されたメニュー表と真面目な顔でにらめっこ。 ] ん〜……んー……。 ……ね、夜綿さん、いちごカレーにするんですよね? シェアしませんか。 私、こっちのいちごの冷製パスタも気になるなって…… [ もう眼前には完全にいちごしか見えていない。 一にいちご、二にいちご、三にいちご。 特別枠に貴方を置き続けて、シェアの提案。 子どもっぽかったかな とふと自分を振り返るけれども 彼と違って、自制出来る気はしなかった。 甘やかしてくれる彼へ、甘えている。* ] (20) 2023/03/26(Sun) 22:43:23 |
【人】 マシロ[ 両手に抱えるような荷物は半分こ。 買い物の結果でも、目に見えない重いものも。 持ちきれないものだって ふたりなら大丈夫。 いつも片方の手は空けておいて、貴方と繋ぎたい。 歩を並べ、隣でずっと笑い合いたいから。 ────そんな風に随分変わった私の世界は、 今限定で、いちご一色なのは許してほしいところ。>>22 未知のメニューと好物と、傍らには好きな人。 機嫌が上限値を知らないのも無理はない。ですよね? ] どうでしょう……写真の感じは結構パスタです……。 サラダパスタみたいな……? うー…? [ 生贄にはしないし天使でもないが、 それはそうとしていちごメニューのお供には しっかりなって頂きますとも。 ] (24) 2023/03/27(Mon) 20:54:48 |
【人】 マシロ[ 取り皿はふたつ、シェア前提のオーダー。 先に届いたいちごカレーを分けて貰うが、味への感想より フルーティな方向に舵を切った訳でもないな とか ルーをピンクにする方法の方が先に頭へ浮かんだ。 後味が少しいちごの風味で、 甘口を好むタイプの人が好きそうなカレーだった。 続けていちごパスタを取り分けて、一口。 物凄く真剣な顔でピンクの食べ物を食べ、考え込み、 飲み込んでから問いかけに答える。>>23 ] ん〜……カレーは塩梅が難しそうですけど こっちのパスタ、自己流でちょっといけるかも…? [ いちごパスタにはトマト、生ハムも加えられていて 甘いだけではなく存外味が引き締められている。 ソースは甘さ控えめのベリーソース。 新しい知識だ。うさぎのように夢中で食べ、考え ] (25) 2023/03/27(Mon) 20:55:02 |
【人】 マシロ……家帰ったら作って良いですか。 結構、いちごの甘さを中和してるのは好きなんですけど 再現よりはこう作ってみたい、が一個あって──… [ と、語る顔は完全に料理人のもの。 彼なら自宅での試作の味見も付き合ってくれるはず。 うさぎ穴で提供するつもりというより、 時折思い出話のように食卓へ並ぶようにしたいだけ。 そうして食べ進めているうちに、お皿は空っぽ。 お腹も十分満たした後は、 どうせなら夕方から温泉でゆっくりもしたいし、と ケーキボトル作りへ行くことを提案して。* ] (26) 2023/03/27(Mon) 20:55:23 |
【人】 マシロ[ 自然と"家に帰ったら"という言葉が出てきていた。 白い小物類や自分用のコスメセットを置いてあるとはいえ 一応家主はまだ彼のまま、引っ越しはしていない。 けれどあそこはすっかり自分の中で "帰る家"になっている。 ──そろそろ自宅を引き払い、物件を探すべきか。 とにかく、帰宅後のいちごパスタ試食は 無事に(確信はあったが)了承を得られ、満足気な顔。 失敗……は、しない、……つもり。なので。>>28 適度に期待しつつ待っていて欲しいところ。 ] あー……夜綿さん、飾り切りは苦手ですっけ……。 [ デザートが作れなかった期間、その代わりにと 学んだ飾り切りの技術が自分にはあるけれど。 用意されたケーキボトルの材料たちを見ながら呟いた 彼の苦笑へ、そういえば、とこちらも同じように笑う。 とはいえ飾り切れば良いというものでもなさそうだ。 薄切りにすると上から重さで潰れてしまうかも。 ] (31) 2023/03/27(Mon) 22:23:35 |
【人】 マシロ…………むむ……。 [ あ、これ案外難しいやつ! とこちらが悩んでいるうちに、彼は必殺技か何かのように "とちあいか"を取り出し、縦へ切り、 切るだけでハートになったいちごへはしゃいでいた。 ] …っふふ、あはは、夜綿さん可愛い。 そっか、切るとハート型になるんですね。 そんなにはしゃいでるの、初めて見たかも。 [ くすくすと堪えきれない笑みがこぼれる。 彼女側がはしゃぐ様はよくあるけれど、 彼氏側がハート型に切れてはしゃぐ光景は珍しそうだ。 わざわざ"とちあいか"をラップで仕切って貰っていたから 最初からこれを想定していたのだろうか。 ならやっぱりかわいいな、と、頬を緩めながら。 ──新しい顔が見れて 得をした気分だ。 ] (32) 2023/03/27(Mon) 22:23:42 |
【人】 マシロんー……じゃあ、私は……。 [ ボトルの一番下にスポンジを入れ、 普通に切ったいちごの切り口を外側へ均等に並べて 生クリームを絞り、もう一度同じ工程を。 二層目のスポンジは、ボトルの上部に空白が出来るように 敢えて薄く重ねるようにして。 蓋をしても崩れない、かつ、外側からも見えるよう いちごを薔薇型に飾り切っててっぺんへ乗せる。 ついでに余ったいちごをうさぎの耳っぽく切って クリームに差したが、…こっちは改良の余地ありだ。 仕上げにカラースプレーを余白に振り、完成。 ] (33) 2023/03/27(Mon) 22:23:51 |
【人】 マシロ[ 蓋を閉めれば、なかなか良い出来ではないだろうか。 よし、と満足げに頷いて、彼へ差し出す。 ] 交換っこしましょう、夜綿さん! 夜綿さんが切ったハートのいちごで出来た ケーキボトル、私にください。 [ 彼女側もしっかりちゃっかりはしゃいでいる。 そう、何せ楽しいので!* ] (34) 2023/03/27(Mon) 22:24:08 |
【人】 マシロ上まで詰まってるのも贅沢で良いと思いますよ〜? こういうの、つい凝っちゃうだけなので…… 皆違って皆良し、…ですっ [ うさぎはホイップの柔らかさの見立てが甘くて、 ちょっと失敗してしまったけれど。 かわいい、と言いながらそわそわと周囲を伺うのは 写真を撮りたいがまだ撮れないことへのむず痒さか。 ビニール手袋越しにカメラは触れないが、 周囲のカップルや家族はスマホで写真を撮っているので 写真撮影はフリーだろう。 近頃はSNS映えが前提の時代、ここも自由にどうぞ、の 姿勢を取っているようだ。 交換の提案はこちらが先手を取った。ふふん。>>38 ] (41) 2023/03/28(Tue) 13:06:35 |
【人】 マシロえへ、やったぁ。ありがとうございます! いっぱい撮ってくださいっ [ 後片付けが終わったら、彼が相棒のカメラを持ち 色んな角度から思い出を残す時間だ。 瞳越しでも頭へ記憶としてこのケーキボトルは残せるけど 写真として残るのは、嬉しいもの。 ────自分は"特に" それを知っている。 身をもって。 ] 一緒に作るだけで、 こんなに美味しく感じるんですね。 [ 貴方がはしゃぎながら作ったのを見ていたから。 ──大事な人が想いを込めたケーキを一緒に食べる。 それが、一番の"美味しい"の魔法だ。 同じようにふんにゃり笑うと、それも写真に撮られ 気恥ずかしそうに微笑んだ。 ────……そこまでは良かったのだけれど。 ] (42) 2023/03/28(Tue) 13:06:42 |
【人】 マシロ…………。 [ いや、気持ちは分かる。分かりますよ? 折角なら上手な人に撮って欲しい、みたいな感情は。 恋人と一緒に楽しんで、ついはしゃいでしまって 彼氏側が引っ張りだこの間彼女が放置される可能性も 多分、見えていないんだろうことも。 人柄良く応じ続ける彼を見送ったのは最初の方だけ。 途中からはだんだんお餅が焼かれ始めて、 ぷく、と僅かに頬を膨らませる。 そのひと! 私の! 恋人なんですけど! ……とか言って奪い返すのは大人気ないし、空気を壊す。 ので、ちゃんと我慢した。しました。えらいです私。 ] (43) 2023/03/28(Tue) 13:06:55 |
【人】 マシロ[ 彼が戻って来た頃には、 白うさぎはすっかり拗ねてやや機嫌も降下気味。 空気を悪くしたくないのだろう彼の気持ちを汲んで、 あからさまにはしなかったけれど。 ] ……んーん。ないです。 車戻りましょう。 ────手、繋いでください。 [ 自分は職業柄もあって香水はつけない。 だから、他の女性客から移った香水の匂いが 余計に感じ取れてしまって、それがとても嫌で。 手を繋ぐのみに留まらず、腕へ抱き着いた。 やっぱり最初の牽制は止めるべきではなかったか。 ぎゅうっと抱き締め、駐車場の方へ戻ろうと 彼の手を引き、歩みを進めた。** ] (44) 2023/03/28(Tue) 13:07:20 |
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新