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【人】 X『教皇』 カルクドラ── 期日の夜:先に待っているもの ── [ 夜の花畑は、幻想的な彩の灯りに照らされ 昼間とは変わった光景を見せてくれるので 時間はいくらでも潰せる。 傍らには、熱がほんのり冷めたカフェオレが二つ。 花畑の一角で、自ら育てている 七分咲きのベゴニアを眺めている間に 目的の客が来た。>>3:441 尾鰭のついた言葉に、一瞬湧き上がる苛立ちを抑えて。 ]来てくれてありがとう。 少し冷めてしまったかもだけど、これでもどうぞ。 [ 尾鰭のついた言葉には言葉を飲み込み カフェオレが入ったカップを渡す。 もしかしたら二人で訪れていたかもしれない。 その場合、一瞬驚いた表情を見せるが ユグが僕と彼の関係をずっと心配していたのは 十分に理解している上、僕が危害を加えると思われ、 証人として連れて来る理解は出来るので、 特に追い払うことも無い。 その場合、渡すカフェオレが足りないので、 「僕の飲みかけでよければいるかい?」と確認を取り 渡そうとしたが、さて。] (55) 2022/12/20(Tue) 12:55:53 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ座らないのかな? 別に闇討ちのお誘いでも 刃傷目的でも無いから大丈夫だよ。 [ 座らない様子を見ると、立ち上がりベンチを勧めよう。 二人で居るならば共に促して。] (56) 2022/12/20(Tue) 12:56:08 |
【人】 X『教皇』 カルクドラこれが最後かもしれないから…… 一度ゆっくり話がしたいと思ってね。 でも、ゆっくり話をするのは 初めてかもしれないね。 ……僕達が会って、もう七年も経つというのに。 [ 所々生まれる空白。 言葉を選びながら抓んでいるつもりだが 七年の歳月、更には神話時代の記録が妨害する。] 今更だけど、 僕は……僕なんだ。 神話の時代の、何だか偉いけど 闇落ちしたらしい人じゃなくて。 君だって、そうだろう? この世界に生まれて、この洋館に居て。 君のことは、ヴェルトさんやシンくんから色々聞いてたよ。 [ 直接話したことはほぼ無いけれど、境遇や、 名の由来等は聞いていた、と告げ] (57) 2022/12/20(Tue) 12:57:27 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ初めて君を見たときから、何か熱がこみ上げるみたいで、 ……何かに支配されそうで トマトの菜園が荒らされた時とか あの時は、僕も酷いことを言ってしまって ……今更だけど、ごめんね。 でも、「何故、僕は僕として話せないのだろう」と ずっと思っていた。 ……覚えてる? 君が祈祷室…… ううん、倉庫に偶然来たとき。 「つぎはうまくやれるといいね」って 言ってくれたの覚えてる? あの後、上手く言えなかったけど……。 嬉しかったんだよ。 [ あの倉庫が、君もよく訪れていた場所だとは 今も知らないままだけれど。 あの言葉を聞いたとき、 距離を近付けることが出来るのでは、と思った。>>1:90] (58) 2022/12/20(Tue) 13:01:17 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[でも、自分からやり直させてくれ、とは言えなかった。 それを言うには僕でない『教皇』が 余りにも理不尽な言動を行ったから。 しかし、言わないといけないのは確実に『僕』の方で。] ずっと、このままじゃいられないって思って……。 でも、気付けば七年も経っていた。 ……あんなに酷いことをしておきながら 聖職者ごっこをして、いい人ぶっている僕のことを どう思ってる? [ 蔑まれているか、哀れまれているのか。 憎悪しているのか。それとも殴られるのか。 どのような答えが返ってきても、納得はいく上 それを受け止めなければいけない責務が男にはある。 胸に刻まれた黄金色の波紋の痣が、存在する限り。 何なら、途中で立ち去られることも 十二分に想定している。 例えそうなったとしても、追いかけることはしないだろうが。*] (59) 2022/12/20(Tue) 13:05:41 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a19) 2022/12/20(Tue) 13:14:30 |
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。 (a20) 2022/12/20(Tue) 13:20:17 |
【人】 [『 力 』 フォルス――売店:マドカと [ 部屋がぴしりと鳴く>>381 空気を 壁を揺らしたのは男の声 歪む表情に、一つ息を吐いて立ち上がった>>383 ] 君の不幸がなんなのか 幸せがなんなのか わかった気がするよ [ 睨まれた所で特段気にする事も無く いつもの笑顔は無くとも 好悪の何を窺わせる事も無く。 入り口近くの棚から木箱を取って戻ろう ] (60) 2022/12/20(Tue) 14:37:25 |
【人】 [『 力 』 フォルスマドカが生きるのに必死なことはわかった。 その為なら誰を傷つけても構わないと思ってる事も 今までずっとそうやって生きて来たの? 誰が教えてくれたのかな まあ 随分と幸せな平等だね [ ソファに座る男の傍らで膝をつけば マドカの袖をするりとまくりあげた。 本気で抵抗するなら無理に押さえ込む事は無いけれど 可愛らしい抵抗なら、まあまあと御してしまおうね ] (61) 2022/12/20(Tue) 14:38:30 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 木箱の蓋をあけながら ] マドカはなんの為に生きてるの? そうまでして守る平等で何がしたいの。 [ 今しがた傷つけたばかりの傷を 処置する事は叶っているだろうか * ] (62) 2022/12/20(Tue) 14:43:04 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ こうしてふたりこの場所で座っていると いよいよいつもと変わらない気がした。 世界の崩壊も、突きつけられた残酷な選択肢も すべてが悪い夢だったような気分になってくる。 けれどこうしている今も、世界のどこかで この洋館の中でも泣いているひとがいる。 他のみんなは、ヒナギクさんの元に集まっただろうか。 クロさんも広間へ向かっただろうか。 エーリクさんは、……別れ際 わたしに何か言おうとしていた気がしたけれど>>2:254 あれから誰かとお話できただろうか。 アリスさんは、クリスタベルさんは、 カルクさんは大丈夫だろうか。 少なくともチェレスタさんとフォルスさんは きっと現状に胸を傷めてるんじゃないか。 フォルスさんが悲しめば シャルレーヌさんもきっと悲しむ。 こんな状況下でもアリアちゃんは いつも通りに落ち着いて冷静に見えた。>>393 いつだって余裕のないわたしは彼女の そういうところに幾度となく救われていて、 そういうところも安らぎを覚える一因なのだと思う。 そう在るように努めてくれている、ようにも感じる。 ] (63) 2022/12/20(Tue) 15:14:13 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……わたしさえ、わたし自身のことが 時々わからなくなってしまうのに すごいね、アリアちゃんは わたしよりも、わたしのことを よくわかってくれてる……気が、する。 [ 誰よりも一番の理解者であろうとしてくれている。 理解しようと努めてくれている。 そして、 彼女の一番の理解者でありたいと願うわたしもまた 彼女が詭弁と称するその選択を>>394 薄々予想してしまっていた。] ……………………、 ……わたし、 (64) 2022/12/20(Tue) 15:14:22 |
【人】 XIV『節制』 シトラわたしも、……アリアちゃんは アリアちゃんだけは、 きっと、わたしがどんな選択をしても そう、言って…………くれるんじゃ、ないかって 傍にいて、くれるんじゃ…………ないか、って …………思って、しまって、 ……て。 [ 世界とともに果てる運命が待ち受けているとしても 世界が存続したとして、もしも この洋館に居られなくなったとしても。 アリアちゃんだけは、きっと傍に居てくれる。 最後までわたしの傍に居てほしい。 ──……なんて。] (65) 2022/12/20(Tue) 15:14:31 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 彼女には彼女の人生があって 彼女はわたしより聡明でずっと慕われていて 彼女を失いたくないひとは他にも大勢居るはずで 誰よりわたしが彼女を失いたくない。 世界に滅んで欲しくないと語りながら あなたと終えられる世界ならきっと幸せだろうなんて、 おぞましい思考に及ぼうとするわたしが怖かった。 厳重に鍵を掛けて心の奥底にしまい込むべきだ。 声に出せば今隣にいる資格さえ失ってしまう。 そう怯えていたわたしに彼女は まるでいつものお茶会の延長線かのように さも当然とでも言うように、あっさりと口にする。] アリアちゃんはいつもわたしを 守ろうとして、くれるけど…… わたしも、……わたしだって アリアちゃんを護りたいんだよ。 (66) 2022/12/20(Tue) 15:15:00 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ そうしたいと思ってくれているのは 本当にアリアちゃんだろうか。>>3:395 彼女を苦しませたくないと、 わたしとともに居て欲しいと 願うのは『節制』じゃなくシトラだろうか。 わたしは、アリアちゃんを── そう思うわたしを、信じたい。 それは……気にするよ だって、……だって アリアちゃんまで 死んじゃうかもしれないんだよ…………! [ あなたが、わたしの希望なのに。 じわりと滲みはじめた涙を袖で拭った。 しゃきっとするって、クロさんと約束したばかりだ。] (67) 2022/12/20(Tue) 15:15:19 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 彼女の答えを聴いても、わたしの選択は変わらない。 この世界を叩き壊してまで行く箱庭に、 わたしも幸せはないと思う。 聴くだけじゃいまいち実感が湧いてこない、 そう語る彼女の気持ちもわかる。>>396 わたしの知る世界もひどく狭くて 生まれ故郷と、この洋館と 近くの街くらいしかまだ知らない。 こくん、と小さく頷いて ] あとで、……わたしも、中継機、一緒に見る。 見て気持ちの良いものでは、ぜったいに、ないけれど [ 廊下を走っている間に広間から聴こえてきた悲鳴。 それがもっと惨い形で映し出されるのかと思うと、] それでも、目を背けたくても ……背けちゃいけない、って……思う、から [ わたしたちの選択が世界の存続に関わっていて たった一票でもわたしの意志が反映されてしまうなら、 わたしは否応なしに、もう第三者では居られない。 ] (68) 2022/12/20(Tue) 15:15:31 |
【人】 XIV『節制』 シトラ…… 世界を、変えられる…………? [『ただ、』と前置く彼女の周りを 取り巻く空気の流れが変わった気がした。>>397 どういうことだろう。 続きを促せば、] 区別されない、世界………… [ 証持ちかそうでないかで区別されることのない世界。>>399 それは、わたしも常々考えてはいて かといって何か実現の為の妙案が浮かぶ訳でもなくて 誰にも話さず胸の底深くにしまっていた想いだった。] (69) 2022/12/20(Tue) 15:15:42 |
【人】 XIV『節制』 シトラ借り物…… 誰か、そう話していたひとがいる ……って、こと…………? [ 固唾を呑んで聴き入って ] ………………!! [ 弾かれたように、顔を上げた。] (70) 2022/12/20(Tue) 15:15:50 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ アリアちゃんが言った『新しい宗教』と フォルスさんに最初に興味を示した意味、 わたしの中、一本の糸でぴんと繋がる。] もしかして、もしかして 二十二人が揃っても、世界が滅びなくて 教典の内容が覆せれば 証持ちは怖い存在じゃない……って わかってもらえるかも、しれない…………!? [ すぐには難しいかもしれない。 それでも、時間が掛かっても少しづつ説いてゆければ。] すごい…… [ 世界が変えられるかもしれない。 わたしたちの生きているうちには無理だったとしても 遠い未来に、もしもまた 次の代の証持ちたちが生まれてくるのなら その子たちが生きる世界は、 今よりは優しいものになるかもしれない。 ] (71) 2022/12/20(Tue) 15:16:01 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[それは、これ以上ない希望のように思えた。 ] わたしも……この洋館での暮らしは、 すきだし すごく、感謝も……、してる、よ。 [ 清潔なベッドと着心地のいい服、広い部屋 あたたかい食事に熱いお湯、お風呂 蔑まれる恐怖に怯えずにいられる平穏な暮らし。 洋館での暮らしはそれまでに比べればずっと快適で 故郷にいた頃よりずっと自由だった。 あまりにも幸せで、 辛かった過去をも忘れてしまいそうで 決して忘れてはいけないと叫ぶように 何度も繰り返し悪夢に魘された。 守ってくれるひとたちがいて、 やりたいことを見守ってくれるひとたちがいて 学問を与えてくれるひとたちがいて 一緒に食事をしてくれるひとたちがいて、 淋しい時には、傍に居てくれるひとがいた。] (72) 2022/12/20(Tue) 15:16:40 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……うん 今のままの世界じゃ 叶えることは、できないと……思う。 近くの街にただ、遊びに行くだけでも 細心の注意を払って、身分を、隠して 職員さんやお世話係さんにも 心配をかけないと、行けなくて…… 帰省……したく、ても わたしを、望まないひとも……いる、から そう思ったら、簡単には……帰れなくて。 お墓参りしたいだけなのに、 お手伝いに行きたいだけでも 何をするにも、証持ちだってことを 隠さなきゃいけなくて ……石や物を、投げるひとも 平気で暴言を吐くひともいて 守ろうとしてくれたひとたちにまで 悲しい想いをさせて、しまう [ 今のまま変わらないなら、わたしの夢は永遠に叶わない。 それだけははっきりしていた。>>400 ] (73) 2022/12/20(Tue) 15:16:53 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……そうだね、 何かとお世話に、なってる。 わたしに文字や、地理や、いろんな知識を 教えてくれたのはフォルスさんだし 世界に興味を持たせてくれたのも、 主には、その二人だったから あの空の向こうには どんな世界が広がっているのかな……って。 [ 他のみんながどんな環境に置かれてきたか わたしはあまり、詳しくは知らない。 みんなの方から語られたなら聴いたけれど、 わたしの方から敢えて尋ねたことはなかった。 自分の置かれてきた環境は どちらかといえば恵まれていた方なのだと思ってきたし、 ともすれば、相手もわたしも辛い記憶を 呼び覚ましてしまうかもしれないと思ったから。 けれど全く迫害されずに生きてこられたひとは おそらく少数派、なのでしょう。 何冊かの教典を読んで、そう感じた。] (74) 2022/12/20(Tue) 15:17:33 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ ヒナギクさんだって世界を見てはいるはずで、 だからこそいま崩壊を悲しんでいるのだと思うけれど アリアちゃんは名前を挙げなかった。 きっと何か考えがあってのことだろうと思った。 笑顔で居られるときばかりではないだろう、と思う。 太陽だって時には雲に隠れるし、 日が暮れれば沈んでしまう。 笑顔で居続けられるくらい護られているか 笑顔を保ち続けられる強さがあるか 辛苦を包み隠して笑ってくれているのか わたしには判別が付かなかったけれど、 やっぱりヒナギクさんは眩しくて すごいなって、わたしは思ってしまうんだ。] (75) 2022/12/20(Tue) 15:18:25 |
【人】 XIV『節制』 シトラうん、……ふふ メルロン、美味しいよね フォルスさんの売店、すきだよ 美味しいものや、楽しいもの どきどきしたり、わくわくしたりするものが たくさん……置いて、あるもの。 [ 最初は苦みと塩味ばかり感じていたレインボードロップ。 甘みや旨味をよく感じるようになったのは いつからだったかな。 虹色に光るしゃぼん玉が綺麗で、よく遊んだ。 値札の数字を読めるようになって お金の価値がそれなり理解できるようになって それまで何気なく出されていたお茶菓子の高価さに驚いて、 わたしとしては珍しい大声を上げてしまった日もあった。 アリアちゃんが薬を売っている話を聴いていたから お手伝いの対価はアリアちゃんにと、お願いしたのだ。 本人には内緒でしたお願いを、 おそらくフォルスさんはちゃんと叶えてくれている。 けれどそれは巡り巡って、わたしの元にやってくる。] (76) 2022/12/20(Tue) 15:18:33 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ わたしの毛織物は、売り物になりますか? フォルスさんに思いきってそう尋ねられたのは、 本当につい最近のことだ。 カルクさんに振る舞う紅茶の底に ホリックゼリーを沈める案があったのを思い出した。 アリアちゃんは激辛にも平気な顔をしているけれど、 わたしは初めて引き当てた激辛が忘れられない。 万が一のことを考えて没にしたんだった。] …………、 [ お茶会で、チェレスタさんがわたしに テオブロマの作り方を教えて欲しいって>>2:239 言ってくれたのは、すごく嬉しかったな。 教わるばかりだったわたしに、 教えられる何かが出来るなんて。 うまく教えられるかはわからないけれど、頑張ります。 一緒に美味しいチョコレート、作りましょうね。って、 約束したのもついこの間のことだ。 取り留めもなく広がってゆく回想を一度、止める。 走馬灯にはまだ早い。 ] (77) 2022/12/20(Tue) 15:19:25 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……そっか …………、 話してくれて、ありがとう アリアちゃん。 [ わたしの見える世界は、まだひどく狭い。 同じ景色を眺めていても、 フォルスさんやチェレスタさんの瞳には 違う景色が映って見えるのかもしれない。 もし世界をよく知る彼が 勝算はないと言ったらどうするんだろう。 希望はないと、言い切ったら。 それでもわたしは答えを変えることはできないし アリアちゃんも、答えを変えようとはしないのだろう。 ] …………わたし、 アリアちゃんには、幸せでいて欲しいんだ すこしでも永く、生きて欲しい わたしの我儘に巻き込みたく……、ない (78) 2022/12/20(Tue) 15:19:36 |
【人】 XIV『節制』 シトラアリアちゃんは、 わたしに付き合うんじゃ……なく、て アリアちゃん自身が、 一番良いと思う道を……選ぶべきだ、って ──そう思う、のに これから先も、ずっと わたしの傍に……居ても、 欲しくて………… [ ぱたぱたと、足元の薬草に雨が降った。 彼女にしては珍しい類の話をしたからか アリアちゃんの視線は面映ゆげに逸らされている。 それを良いことに、雨は地面を濡らしてゆく。] もし、世界が壊れることになってしまっても わたしは、この世界に残る ……よ [ 箱庭には、行けない。そうはっきりと口にする。] (79) 2022/12/20(Tue) 15:19:50 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 本当にいいの? 後悔はないの? どうしてそこまでしようとしてくれるの。 それを改めて問う勇気はわたしにはなくて わたしは臆病で、狡くて、淋しがりで ] ──最後まで 傍に居て、欲しい、の。 [ あなたを開放すべきなのに解放してあげられない。 あなたが拒まないのならば、 その手は、神様にだって譲れない。]** (80) 2022/12/20(Tue) 15:20:29 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a21) 2022/12/20(Tue) 15:34:58 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ―――売店:フォルと [ 小さく謝る声>>30にゆるく首を横に振った。 急に結論から話したのだから、 真意が伝わってないのは仕方がない。 そしてきっと私もフォルの真意を汲み取れていない。 だから今こうして、話し合おうとしているのだ。 『行かないよ』 その5文字をきいたら、肩の力が抜けた。 続く言葉>>31に一瞬目を見開いたけれど、 彼が考え込む様子を黙って見守った。] (81) 2022/12/20(Tue) 16:41:29 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ [ それから、小さく笑って話してくれる彼を、 じっと見つめて。 生きててほしいのはお互い様で、 私もフォルが箱庭に行くなら止めないし、 彼が望むことは叶ってほしいって思ってる。 でも…] …そうよ、ひどいわ。 [ そう責める言葉を吐いたら、 約束のことだと思うかしら? もちろん約束を破ろうとしたこと、 考えると胸が痛むけど。] 私は、フォルにシャルって呼ばれるのが一番好きなのに、あなたは他の誰かに任せようとしたの?ひどいわ。 [ 誰でもなくあなたに。 いつもの軽口に応える時の、拗ねた振り。今のあなたが、どう受け止めるかはわからないけれど。] (82) 2022/12/20(Tue) 16:42:53 |
【人】 III『女帝』 シャルレーヌ[ そしてまた俯くあなたを見つめながら、 私は立ち上がった。 思い詰めた表情をしてしまったかもしれない。 それからあなたの隣に座って、そのまま抱きついた。] …ずっとこうしてみたかったの。 [ 少しずつ増えていった売店の書籍の中に、 恋愛小説が何冊かあって、それが私の密かなお気に入りで。 でも、恋とか遠い世界の物語で、 自分には無縁だってずっと思っていたけれど、 もしできるのなら、その相手は──] …でも、ちょっと違う…? [ 違和感があるのは、体勢的に無理があるせい。 でも、一度くっついてしまったら、 もう離れたくなくなったから、 彼が動かない限り、不自然に抱きついたまま。 彼の体の冷えや震えに気づいてしまったら余計に] (83) 2022/12/20(Tue) 16:46:13 |
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