人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 鋼鉄の六弦奏者 エリクソン

[ 音楽祭への出演が決まるや否や、
 自国の各新聞社は大々的にこれを報道した。
 雑誌などの評論の中には、

 『コンセールカリヨンの格式高い式典の
  名に乗っかるのか』
 『売名行為』

 など、悪しざまに揶揄する声も散見された。


 しかしそんな評価はどうでもいい。
 本当の評価は、これから、
 コンセールカリヨンの国民たちや
 審査員の目によってなされるだろうから。 ]


宮廷楽士になる気はさらさらない。
ディミトリエだって、宮廷楽士への道をあえて外れて
この分野で戦うことを決めたんだ。

俺たちはアウェイのこの国で評価をかっさらい、
世界進出への切符を手にする。*
(39) 2020/09/20(Sun) 2:05:10
鋼鉄の六弦奏者 エリクソンは、メモを貼った。
(a10) 2020/09/20(Sun) 2:18:01

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[それにしても、私が宮廷楽士となってから
月日が経つのは想像以上に早いこと……
あれからもう20年近くも経ちますのね。


私が宮廷楽士となったのは王妃陛下がお生まれになった年。
王妃陛下のお歳は私が宮廷楽士として
お務めしてきた年でもあるのです。


コンペそのものは王妃陛下御生誕前から開催されており、
ただでさえ国王陛下拝謁の機会すら滅多に与えられない
南部の一男爵家の娘に過ぎなかった私にとって
宮廷楽士となれる絶好の機会でございました。>>29


妹達は次々に嫁ぎ、年の離れた弟は
美しくも優しい婚約者に恵まれ
私は地方貴族子女のピアノ講師としての傍、腕を磨き
コンペに出場するための資金を細々と溜め続ける生活。]
(40) 2020/09/20(Sun) 5:10:28

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[初めてコンペに挑戦したのは12の頃。
国に広く知れ渡る伝統曲を演奏した結果、私は3位。
そして当時の平台奏者から特別賞をいただいたものの
最優秀者に選ばれはしませんでした。


それがとても悔しくて、
毎日死に物狂いに練習しては
ピアノ講師やら持ち運び可能な小型自鳴琴用の
楽譜起こし、メニュレーで作られる拍節器の収入など
細々と出場の資金を貯め、コンペに挑戦する日々。


行き遅れと言われようとも、私は女として生きるより
奏者として、平台奏者としてその生を歩みたかったのです。]
(41) 2020/09/20(Sun) 5:10:48

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その努力が認められ、最優秀者に選ばれたのは
私が30になるかならないかの頃。
割れんばかりの拍手と当時の宮廷楽長様から
直々に権利のお言葉を戴いたことは今でも忘れられません。


そして10年前に審査員としての末席を賜り、
私は宮廷楽士の中でも古株と言っても
最早過言ではないのでしょう。]






(だからこそ、迷うこともあるわ)
(42) 2020/09/20(Sun) 5:12:25

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[優れた才能を見つけたら、次に考えるのは



   「どのようなことを意識させれば輝くか」
   「どのような環境であれば一番輝くのか」

   「宮廷楽士になった際、環境により心身を壊し
    才能を摘み取る結果になりはしないか」
   「本当に宮廷楽士の道が奏者の幸福に繋がるか」




何せ自分の言葉や判断一つが
彼らの生涯を変えかねない。
だからこそ長期的に見て
奏者・聴衆共に幸せな道を探りたいのです。


宮廷楽士の地位のみを死に物狂いで求める者には
余計でしかない考えなのかもしれませんが……。]*
(43) 2020/09/20(Sun) 5:13:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・新たな宮廷楽士との顔合わせ─



[新たな宮廷楽士が正式に任命された後、>>27
歓迎を兼ねた宮廷楽士達の顔合わせが行われた日。
宮廷楽長を筆頭に、務めの年数と楽士内の地位が上の順から
次々と簡潔に自己紹介をしていったのでございました。

コンペの最優秀者だったか、
国王陛下直々の御勅命なのか。
コンペの出身者であり10年前までに出場したのであれば
審査員席の中に私が居たと気付けたことでしょう。]



  平台奏者、メニュレー男爵が長女
  メイレン・シュレグマーと申します。



[優雅にカーテシーをして、相手の瞳を見遣ったのち
次の楽士の紹介へと手番を回したのちは
楽長より歓迎の旨を伝えるお言葉と宮廷楽士の仕事の概要、
これからの全体スケジュールについて。>>28]
(44) 2020/09/20(Sun) 5:14:49

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  宮廷関連で覚えた方が良い
  マナー等につきましては希望すれば
  いつでもレッスンを受講出来ますので
  自信が無ければ考慮しておいた方がよろしいでしょう。


[宮廷楽士は陛下を始め王族の方々や上位貴族の方々と
否応無しに関わらざるを得ない時もあります。
時には隣国を始め他国の王侯貴族の前で
演奏する機会なども十分有りうるのですから。>>0]


  音楽に関する諸処の申告は
  こちらの上申書に申告する決まりです。
  その他必要事項はこちらの宮廷楽士に支給されます
  手帳をご覧になってくださいませ。


[他の若き宮廷楽士が差し出すのは
控えめな銀の革張りに国の紋章が施された小さな手帳。
分厚めの頁は同色の革張りバンドで括られていて
宮廷楽士に必要なことは全てこの中に記されております。

様々な事情で宮廷楽士の地位を返上する場合は
直ちに返還しなければならない門外不出の品です。]
(45) 2020/09/20(Sun) 5:15:10

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[何せコンペや陛下直々の御勅命などにより
貴賎問わずの人間が召し上げられる職です。
中には宮廷に関する知識が皆無の者もおりましょう。


勿論そう言った関わりをうまく避けて処世を渡る者も
また一定数存在はするのですが。



そのような者達が困らないよう、始めの項目には
宮廷楽士の特権と仕事について書かれた後
覚えた方が良い最低限のマナー等が
図説と合わせながら分かりやすく書かれております。]
(46) 2020/09/20(Sun) 5:16:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[その他には申請関連やその他注意点。
基礎トレーニングや体幹などの鍛え方、
腱鞘炎など各々の楽器・声楽分野に応じてのトラブル対応法。

果ては地方遠征に赴いた際
環境や寝具の影響で眠れない時の快眠法に
誰かに絡まれた時の対処法や簡単な護身術まで

それはそれは多彩な情報が詰め込まれていたのでありました。]
(47) 2020/09/20(Sun) 5:16:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  以上で説明を終了いたしますわ。
  何かご不明な点はございますか?


[不明な点があれば、他の者も交えながら
一つ一つ丁寧に答えたことでしょう。
無ければ頷き「長い時間大変お疲れ様でした」と
その労を労ったことでしょう。]


  環境と周囲の人間が
  一人の才能を押し潰してしまうなど
  決してあってはならぬことです。


     覚えておいてください。
     貴方様がどのような生まれであって、
     どのような人生を歩んでいたとしても。
     貴方様はこの国の宮廷楽士。


  音楽を志す者にとって一つの終着点で有り、
  新たな出発点でもあるのです。
(48) 2020/09/20(Sun) 5:17:50

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[そう言い切ると、毅然とした面持ちで
新たな宮廷楽士へいつになく真剣に語ります。]



  誇りなさい、貴方様が歩んだ道のりを。
  天性の才能であれ努力による結果であれ
  貴方様が積み上げてきたものは全て無駄ではありません。


  思わぬところで
  大いに自分を助けてくれることもあるでしょう。


  この国は確かに貴方様を見つけ、そして選んだ。
  宮廷楽士の肩書きに甘えず己の音と道を追求するように。
  それは己の在り方にも通じます。
  “奏者たる者、常に求道者であれ”
……ですわ。



[一変してにこりと微笑み、言葉を終えれば
案内役の楽士が用意された練習用の楽屋兼
研究部屋へと案内してくれることでしょう。

防音加工が施された広々とした部屋を、
ある程度の改装も許されるこの部屋を
どう使うかは各々次第ではございますが。]**
(49) 2020/09/20(Sun) 5:19:49

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[完全なる余談。

宮廷楽士の習わしで新米宮廷楽士との顔合わせでは>>44
相手が如何なる身分であろうと宮廷楽士の仕事内容と
マナーレッスンに関する話は
必ず話すことになっております。>>45

平民や異国の民の重用も極普通に行われていること、
自分や相手がどんな身分であっても
相手への敬意と配慮は決して忘れることがないように、
音楽の道を極め行く者としての立場は皆平等と

様々な理由があるのですが
それはまた機会が御座いましたらお話しいたしましょう。]**
(50) 2020/09/20(Sun) 6:00:12

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・ひょっとして?>>37>>38



  あら、王子殿下!
  少々お待ちくださいませ────私、

 『いやいやそのままで構いませんよ、
  宮廷楽士メニュレー男爵令嬢。
  どうか楽にしてください。』



[1年前、自身の音楽研究のため
ありとあらゆるジャンルや音源を集め
一つ一つの曲に耳を傾けていた丁度その時、>>34

折り悪くも王子殿下のノック音に気付かず
楽譜で溢れかえり、あちこちに音盤のケースが点在する
散らかりようにも程がある研究室へと
王子殿下の御入室を許してしまったのです。>>38]
(51) 2020/09/20(Sun) 6:39:24

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  申し訳ございません、殿下。
  自国他国様々な分野の音楽と造形の研究で
  片付けるのを後回しにしてしまいまして……。


[どう考えてもこちらの失態であるのに王子殿下はご寛大で
お気になさらずと笑って近くの椅子へ腰掛けられました。

リジィ王子殿下はお名前を呼ばれるのが得意では無いので>>38
「王子殿下」といえば
宮廷ではリジィ殿下を指すようになりました。]



 『本当に様々な国や地域から取り寄せたんですね』


  ええ、中には他国へ留学や演奏に赴いた
  生徒に依頼し何とか取り寄せられたものもございますの。



[殿下は散らばった円盤のケースにご興味をお持ちのようで
幾つかをお手に取ると、まじまじと眺めておられました。]
(52) 2020/09/20(Sun) 6:40:30

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 『メニュレー男爵令嬢。
  宜しければ音盤の幾つかをお借りしても?』


  ええ、構いませんわ。殿下。
  幾らでもお持ちくださいまし。


[殿下は部屋に点在する音盤を
一つ一つご覧になったかと思うと
やがて4,5枚の小さな音盤を拾い上げて
「ありがとう」と御退室されたのでした。

……ファラリスの視線がやけに刺さりますわ、
ええ、ええ。私も反省しているのよファラリス?
だからその目をやめて?]
(53) 2020/09/20(Sun) 6:42:06

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ……殿下は?
  そう、もう大丈夫ね。



[殿下が研究室からお離れになったのを
ファラリスに確認させると]



 あぁあ〜〜〜〜〜〜〜!!!!

  いやぁあ〜〜〜っ!!緊張したわぁ〜〜〜〜!
  よりによってこんな散らかした時にぃ!!




[防音が効いた研究室で叫ぶ私はまだ知りません。
殿下がお選びになった音盤の
殆どは他国のものであるということを。
(何せ取り寄せた音盤全てを確認する前でしたから)


その中に6人組の国の音楽があり、
音盤経由で殿下が6人組の存在を知り>>36>>37>>38
彼らのうち2人を知る宮廷楽士養成所の教師を通じて
後に曲をお聞きになり、お気に召されたのだということを。>>38]
(54) 2020/09/20(Sun) 6:44:18

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─現在・宮廷 宴の場 壁際─



 (あっ……そういえば。
  殿下から音盤返していただけてないわ。)


[お忙しいでしょうから、いつでも良いのだけど
どうしてこういう宴の時に思い出すかしら?>>33>>34>>35

間接的に彼らが招聘されることとなった原因その1は>>4
まさか自分が切っ掛けの一部を担っていたとは微塵も知らぬまま
異国の6人組が呆気に取られたことも知らぬまま>>37>>38
彼らの思いも知らぬまま>>36>>37>>38>>39]
(55) 2020/09/20(Sun) 6:44:51

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

 (他に殿下から返していただけてないもの、
  何かあったかしら……)



[などと
「殿下にお貸しした未返却物脳内チェックリスト」を
一つ一つ頭で辿りながら
ぼんやりと考え込んでいたのでございました。]**
(56) 2020/09/20(Sun) 6:45:05
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a11) 2020/09/20(Sun) 6:55:12

平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a12) 2020/09/20(Sun) 7:12:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ 彼が首を竦めて笑えば>>26、やはりどこか
  ふわりと空気が揺らいだような気がしました。

  演奏をするのだと言うその異国の人が、
  どのような音を生み出すのかはまるで見当も
  つきませんが、纏う風は確かに音を奏でるよう…


  示されるまま、確かにあまり見たことがない、
  不思議な形の上着に、パンツに、靴に、
  ちらと目をやりました。
  
   
うん、やっぱり不思議。
 ]


   嗤うなど、とんでもない。
   見慣れないお姿ですけれど、とてもよく、
   似合っていらっしゃいますし。


[ そのアシンメトリーでは片方だけ寒くない?
  なぁんて、聞けないけれど。 ]
 
(57) 2020/09/20(Sun) 7:45:22

【人】 教会住みの娘 エヴィ


   それに、伝統だけが音楽ではありませんもの。


[ ついそんな事がぽろりと転がり出れば、あ、
  と口を噤みます。
  慌てて、  ]


   貴方が信じて進まれる道に、
   神様は必ず寄り添って下さいますわ。
   
(
   
うそ。)


   人は皆、神の御下には平等ですから。
   
(うそばっかり。)



[ と付け足して。
  思い出したように、くす、と
  僅かな笑みも付け足して。 ]
 
(58) 2020/09/20(Sun) 7:48:47

【人】 教会住みの娘 エヴィ


[ けれどそのあと続いた言葉>>26には、
  ぢり、と音を立てる胸の奥に気づいてしまうのです。

  あぁこの方もやはり音楽祭に
  参加されるのですね。  ]


   ……私は、


[ 参加出来たら、どんなに幸せだろう。
  
あいつの狂った庇護から抜け出して

  
心のままに、歌えたら。


  一時だけ、目を閉じて。
  重い瞼を懸命に持ち上げても、
  真っ直ぐな、その人の瞳は直視出来ないままに。 ]
 
(59) 2020/09/20(Sun) 7:51:25

【人】 教会住みの娘 エヴィ


   …私は、そこの教会で寝起きする、
   ただの神の子です。
   神から賜った声で、歌で、人と競ったり、
   金銭を得たりすることは、許されないのです。


[ 初めて会った名も知らぬ異国の人に、
  何故こんなことを話してしまうのか、
  自分でもわからないまま。
  
  彼はどのような様子で居たのでしょうか、
  困らせた様子なら、慌てて謝るでしょう。
  そうでなくても、やはり小さく頭を下げます。 ]


   お時間を頂いて、ごめんなさい。
   貴方の音に、どうか良い未来が訪れますように。


[ 異国の音楽、聞いてみたいなぁ、なんて。
  あの人が聞いたら折檻間違い無しのことを思って。
  唇をぎゅうと引き締めて、ふわり笑って。
  また歩き出そうとしたでしょう。 ]*
 
(60) 2020/09/20(Sun) 7:55:59

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─回想・2年前 路地─


  
  ────あら?


[あれは春のこと、伯爵家に嫁いだ
3番目の妹の元へ会いに行くためのお忍び道中。>>40
その途中で訪れた先に細い路地を見つけた。>>12

少し離れたところにある賑やかな通りの雰囲気は
一変して静寂を感じさせる場所だったわ。]



  ねえ、ファリー。
  この路地……少し歩いてみない?



[お忍び中なのでメイドのファラリスはファリー、
私はメイと互いに呼び合って>>33
道中色々と巡っておりましたの。

最初はファラリスが何かあったら危ないと言ったものの
午後になる直前でまだ十分日は高いこと、
あの手帳>>47に加え護身術は十分に学んでいることから
私達は細い路地へと足を運び入れて、何があるか探してみたの。]
(61) 2020/09/20(Sun) 10:58:59

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[路地を歩いて行くと、
目を引いたのは一軒の花屋。>>12
まるで一目からひっそりと隠れるかのように
そこへ佇む花屋へ気付けば足は自然と伸びていた。]


  ごめんくださいましー。


[周辺地域のおばちゃまの振りをして
そっとお店に入ろうとしたのだけど
40代と50代の婦人達が名前を呼び合いながら
入る姿はおばちゃまらしく、ちゃんと演技出来てたかしら?

薄い赤紫の長袖ワンピースを纏い
細い金縁の伊達眼鏡を付けた私と
ベージュのパンツスーツを纏ったファラリス。

私はいつもの髪型で髪色が白髪の鬘を、
ファラリスはいつも纏めている髪を
ポニーテールに結って
ベージュのフラットヒールパンプスを履いた
そんな状態だったわ。]
(62) 2020/09/20(Sun) 10:59:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  まあ!


[お店に近づき、まず驚いたのは
花を始めとする植物達の様子が
他と違い生き生きとしてるかのように見えたこと。>>12
まるで愛情をたっぷり受けて育ったみたい。]


  あなたお店の方?
  此処のお花達とても幸せそうなのね!


[生命力あふれる輝かしさをどう表現したらいいか
一寸迷って、出た言葉がこれだったのよ。]
(63) 2020/09/20(Sun) 10:59:38

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ねえ、少しこのお花達を
  見て回っても良いかしら?


[そう言って店の方と思われる方にお声を掛け>>12
許可を貰えたらゆっくりと、しかし弾むような足取りで
店先のお花達を眺めていったの。]


 (いい、いい────素敵だわ!)


[よく観察すれば、蝋のように艶々した葉もあれば
艶消しの加工を施したかのように
光沢が抑えられた葉も見つけられた。

お水をやった後なのか、白いマーガレットの花弁に
磨かれた水晶玉のように透明の露達には
花々の赤や黄色、橙に桃色がまるでモザイク絵画のように
点々と映し出されていて、そこに一種の趣を感じたの。]
(64) 2020/09/20(Sun) 10:59:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[嗚呼、この景色を見ているだけで
新たな旋律が浮かび上がってきそう!
でも、その次に思い浮かんだのは……妹の顔。>>40]


  ねえ、あなた。
  誕生日祝いに向いた小さな花束は作れる?
  大きくなくていいの、
  ほっそりと小振りな感じで──出来る?

  出来れば橙と黄色の配色で
  選ぶ花は専門家であるあなたにお任せするわ。
 「楽器のことは楽器屋に聞け」って言うでしょう?


[この国の諺で何事に於いても、
その道の専門家に任せなさいという意味を持つ言葉。]
(65) 2020/09/20(Sun) 11:00:16

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  嫁いだ妹の誕生日がもうすぐなんだけど、
  今年こそ当日にお祝い出来る!と思ったら
  ひょんなことから行けなくなっちゃって。


[そう、本来であれば他国の王族の方が来て
歓迎式典が今日行われていたはずなのだけど
相手国の異常気象で日程に遅れが生じ、
式典が妹の誕生日当日に被ってしまった。>>40]


  妹とは長年会えてないし、私ももう歳だもの。
  体が動くうちに会いに行こうと思って
  今日は外に出てみたの。
(66) 2020/09/20(Sun) 11:00:58

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ふふふ、ごめんなさいね。
  おばあちゃんの長話聞かせちゃって。
  お店の方もご予定とかあるでしょう?
  だから、難しければ無理して作らなくても大丈夫よ。


[無茶振りをしてる自覚は十分あったから
無理だと言われれば笑って礼を告げ、
お店を後にしてまたいつか此処に来ようと考えながら
にっこり穏やかに笑って相手にそう告げた。]**
(67) 2020/09/20(Sun) 11:01:12
平台の宮廷楽士 メイレンは、メモを貼った。
(a13) 2020/09/20(Sun) 11:06:14

【人】 教会住みの娘 エヴィ


  *

[ 音楽祭に出てみたいと、初めてお願いしたのは
  いつのことだったのでしょうか。

  あの日、教会を訪れた、宮廷楽士の方々。
  何の御用でいらしたのか、男性か女性か、
  何人だったか、それすら覚えてはいないけれど

  王国の紋章、銀の中央に線が引かれた布の
  腕章>>28 は今までに見たどんな物よりも眩しく
  私の目を焼いたのでした。


  音楽祭の話をされていたようでした。
  私は決して視線を上げることを許されては
  いませんでしたから、そっと花瓶の水を
  替えるふりをして、耳をそば立てていました。 ]
 
(68) 2020/09/20(Sun) 11:43:10