174 完全RP村【crush apple〜誰の林檎が砕けたの?】
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| (a1) 2022/09/12(Mon) 0:06:30 |
[工藤はゆっくりと瞬いた。
まだ意識が戻りきらない。
夢と現実の狭間で、名前を聞いた。]
……………………。
[何も言わぬまま、もう一度目を閉じた。
朝霞さんも帰ってきているはず。先にいる今泉先輩や武藤先輩、香坂さんのことも、探せば会えるだろうか。
けれど今はただ、眠ろう。]*
| ―― 5回目の天使の出現 ―― [ 天使が松本と黒崎の名前を告げるのを >>0 ぼんやりとした頭で聞いていた] 亡くなったのは、俺か、津崎か……。 [ 尋ねたところで、どうせ教えてくれないだろうから。 消えていく天使を、これまたぼんやりと眺めながら。 パン、奢ってやれないかもしれないなと >>0:194 一番最初に考えた義哉は、 きっと“普通”ではないなと改めて自覚する]* (5) 2022/09/12(Mon) 0:19:52 |
| ―― 現在:レストラン ―― ……津崎。 [ 朝霞が消える前か後か、 レストランに飛び込んできた彼を見て >>2 その名を呼ぶ。 ただ、どう会話を続けようか迷って、 口を開いては閉じるを繰り返した]* (6) 2022/09/12(Mon) 0:23:04 |
[最後に一瞬だけ、自分のために駆けてきたのだろう姿が見えて、嬉しくて笑って。
そして目を覚ました。そこは病室。
周りを見渡さなくても匂いと雰囲気で分かる。
それぐらい馴染み深い場所だったから。
横を見ると、お見舞いのためにおかれただろうフルーツの籠があって、その中の林檎を目に止めて、目を逸らした。]
帰ってきちゃった、か。
[でも、津崎さんが自分のために駆けてきてくれたことは事実で、それだけは喜んでもいいと思う。]
[目を閉じると、いつの間にか夢に舞い戻ったようで。
私はそこで、次の名前を聞いた。
身体が震えた、私はどんな表情をしていたろう。
でも、と思った。でも。
もし津崎さんが死んでしまっても、私は彼を好きになったことをきっと後悔しない。
それを直接、伝えておくべきだったのかもしれなかった。]
| ―― 現在:レストラン ――
俺は、まあ覚悟はしてたから。うん。 ……お前こそ、大丈夫、……じゃない、よな。
[ “普通”ではない義哉は、こんな状況にも関わらず、 割と心は落ち着いていたのだが。
津崎はきっとそれを共感できないと義哉は思ったから、 労わるような言葉を投げかけることにした]** (10) 2022/09/12(Mon) 0:37:41 |
| (a5) 2022/09/12(Mon) 0:40:00 |
[だってもう、好き嫌いに関わりなく、自分は一人の命を奪っている。
その重さ、その辛さ。
自分で決断したのと、災害で奪われるのとではまた違うと言われそうだが、命の重さに変わりはない。
では何故話せなかったか?
それは彼女が絵画であり、人間の命と違うと言われたら、そこまでであったこともあり、同時に殺人をした人間に好意を抱いてくれるのかという葛藤があったせいでもあろう。
それでも命の重みは、しっかりと確認したはずだった。
結局足りなかったのは、向き合う時間と勇気か。
もう二度と会えないかもしれない、そんな彼に想いを馳せながら、後悔をして、また眠る。]
[天使が告げた名を聞いて、安堵半分と落胆半分の複雑な感情になる。
一番大切な一人に漸く会えるって喜びと、一番大切な一人と会えなくなるかもしれない恐怖と。
誰の名が呼ばれたとしても常に複雑なのは変わりないのだけど、それでも]
………、徹っちん…、
[欲張らないとは決めた。
二本しかないと言われた手で掴める物だけって。
それすらも欲張りだと言うのだろうか。神様は。
──大丈夫だ、徹っちんは最後に「またね」と言っていたから。
本当に、軽く。いつもみたいに。]
[それでも自分の気持ちを伝えたこと、それを自覚したこと。
それだけは後悔していない。それだけは確かだ。]
[すぐ近くにトラくんがいた、同じように津崎さんの側にいたせいだろうか。
彼は複雑そうな顔をしている、それはそうだろう。
親友二人を残して、そして残された親友の一人は死んでいるかもしれないのだ。]
ごめんね、私。上手く、寄り添えなかったよ。
[小さく、本当に小さくそう呟いた。]
[死んでいてほしいわけじゃないし、むしろ死んでいたら嫌だ。
でも、嫌でもそれがあり得る状況で、ただ好きなのと、たとえ死んでいても好きなのとは重さというものが違うのかもしれなかった。
死んでいても、最低な言葉なのかもしれないけれど、それは最大限の言葉でもあったのかもしれない。
好きだと伝えた上で、死んでいたら嫌だけど、それでも好きだと言っていたら、何か変わっていただろうか…?
考えても仕方のないことを考えながら、とりあえず隣に寄り添った。
こちらの夢の中では、足は痛まなかったから、好きなだけ寄り添っていられる。]
[微かな声に視線を移す。
じゅじゅだ。
一瞬、自分に話しかけたのだとわからなかった。
先程までずっと誰にも視認されなかったのもあって、ああ、天使が現れた後のことだから、じゅじゅも夢を見ているのかって理解に少し時間がかかった。]
謝ることはないぞ。
徹っちんはさ、自分をあまり大事にしないから。
だからほっとけないんだけど…、
徹っちんが起きたら、また寄り添ってあげて欲しい。
[その時はきっと、忘れてほしいなんて思わないはずだから。]*
うん、本当に、そうかもしれないね。
津崎さん、他人のことを優先しすぎるから。
それは黒崎さんも、トラくんにも言えることだけど。
ヴィランズじゃなくて、ヒーローズなのかもね。
…寄り添っても、いいかな。
こうして、夢で見れるってことは津崎さんのことを私が傷つけたの、多分見たでしょう?
それでも、寄り添ってもいいって思える?
[許可を求めながら、私は寄り添いたいと思っていた。
津崎さんが目が覚めたら、今度は言いたいことを全部言って、それから寄り添おうと。]
早く、二人が起きたらいいね。
私はいつも三人一緒にいてほしいと思ってる。
[それは小泉さんの死を願う言葉。でも、今は口に出した。
三人が一緒に生きてくれること、それは一番最初から願っていたことだ。
それで、小泉さんが犠牲になっても、いいとは言わないけれど。
彼に許されようとは思わないから、また三人が一緒にいれたらいいと思う。]
オレは結構自分本位だけどな?
はは、ヒーローズだったらやられ役じゃないから良いかも。
…じゅじゅと徹っちん二人の会話は聞いたわけじゃないけどな、何があったかは両視点から何となくわかる。
それでも寄り添って欲しいと思うよ。
徹っちんをじゅじゅが傷つけて、じゅじゅを徹っちんが傷つけたとしても。
それはお互いにしか癒せない傷だとオレは思うし。
[三人一緒にの言葉には小さく頷いて。]
ありがとう。
オレも二人に早く会いたい。
それにじゅじゅが特別大事な人と一緒にいるところも見たいかな。
[自分勝手だと思うオレの願いをはっきり口にされて少し気が楽になる気がした。
自分の入っていない関係間に一緒にいてほしいと願ってくれる優しい後輩。
彼女が誰かと幸せに過ごすところはオレも見たいから。
それがオレの大事な友達であれば尚、嬉しいというのは個人的な願いだけれど。]*
| [ 命に優劣があるのなら、 別に劣の評価を付けられても構わなかった。
問題は、この世界では劣側の人間が 必ずしも死ぬとは限らないということで] (26) 2022/09/12(Mon) 7:11:26 |
| ―― 現在:レストラン→特別展 ―― ……何だ? [ その慟哭が聞こえたのは、 >>15 津崎といくらか話をした後だったか。 そういえば、津崎も服装が変わってるなと >>4:203 ぼんやりと考えているときだった。 廊下の奥から聞こえたその声に、 きっと良からぬことがあったのではないかと、 心の中は騒めいて] 津崎、行こう。 [ そう呼び掛けたが、彼は共に来てくれたかどうか。 とにもかくにも、義哉は叫び声の元へと駆け付ける] (27) 2022/09/12(Mon) 7:12:09 |
| ……黒崎、一体何が [ 義哉が特別展の場所に辿り着いたのは、 おそらくは黒崎の後で、 >>23 むせかえるような林檎の匂いの中に、 跪く黒崎の姿が見え、その奥には――] ……松本っ?! [ 床に落ちたナイフと、 倒れ込んだ松本の姿が見えた。 >>17>>20]** (29) 2022/09/12(Mon) 7:12:38 |
| (a9) 2022/09/12(Mon) 7:16:41 |
| ―― 回想:レストランにて津崎と ―― そうだな。辛いな。 ああ、いいよ。落ち着くまでずっと座っておけ。 俺で良ければ、話も聞く。 [ 傍らに座る津崎を見遣りながらも。 義哉は別に死を願われても気にしなかった。 >>28 ただ、願いが叶うとは限らないこの世界で、 それを口にすることは憚られたが。 異変に気付いたのは、 それからしばらく後だったか >>27]** (30) 2022/09/12(Mon) 7:23:50 |
| (a11) 2022/09/12(Mon) 7:26:02 |
| (a13) 2022/09/12(Mon) 7:31:39 |
[虚勢を張らせてしまったのは私だ。
でもそれは、虚勢を張らせたかったわけではなく、ただ、生きてるって思いたくて。
生きてるって確認すれば、生きていてくれるのではないかと。
でもそれが、彼にとって辛い虚勢を張らせるきっかけになっているなんて、気づけなかった。
生きているか死んでいるか分からない状態で、生きていてほしいという想いが、生きてるって言わせてしまった。
死んでるかもしれない、なんて言葉に出しても大丈夫だと思えるくらい、頼れる人間になるべきだったと思う。]
| ―― 現在:展示室 ―― [ 誰のことを言っているのか名前は聞こえなかったが、 >>31 義哉にはナイフで刺されるような痛みを抱えて 生きるという経験はなかったため、 きっと対象は自分ではないのだろうと考えた] ……自分で、か。 [ 黒崎の言葉を反芻して、彼女とは反対側に跪けば、 >>34 少しずつ松本の傷口が塞がっていくのが見えた。 >>31] (36) 2022/09/12(Mon) 8:28:16 |
| まだ、お前からの頼み事、聞いてないんだが。 もし、殺してくれというのがお願いということなら、 俺はそんなもの叶えない。 [ うわ言のように死にたいと呟く声には、 >>32 中断された頼み事の件を持ち出して >>4:321 さっさと聞かせろとせがむ] お前、生きててもいいなと思ってるって言ってたよな。 あれは嘘だったのか? [ 過去の会話も思い出して、問い詰める >>4:276] 俺、お前にパンを奢るって約束、果たせてない。 仮に俺が死んでても、生まれ変わってでも お前に美味い焼き立てのパン奢ってやるから。 だから、少なくともそれまでは生きてろよ。 [ バスで交わした約束も口にして、 >>0:208 僅かばかりにもなりかねない延命を願う。 めちゃくちゃで支離滅裂な会話になろうとも 彼が生きたいと思えそうな可能性があれば 何だって口にした。 なりふりなど構っていられない]* (37) 2022/09/12(Mon) 8:28:44 |
──現実・病院──
[どれくらい眠っていただろうか。
微かに歌が聴こえる。
そういえば流したままだったと枕の傍らに投げ出されたスマホに目をやれば、徹っちんが歌っている姿が目に映った。]
………、
[夢の中でじゅじゅと会った。
ミサミサとも会っただろうか。
二人とももう還ってきてはいるのだよな、と覚醒仕切らない頭で思う。
じゅじゅの病室を訪ねた時は家族か親戚か、誰かしらがいて入りづらい雰囲気だったろうか。
そうであれば売店で買った梅しばの大袋というあまり色気のない手土産をその場にいる誰かに渡すなりして病室を後にする。
眠っていれば会えるだろうし、多分じゅじゅは夢の中であいつに寄り添うことを優先したいだろうから。]
[ミサミサへは何を持っていけば良いのか思い当たらず。
アレルギーや好きな食べ物のLINEは返ってきてなかったと思うし、何か食べてるところを結局見てない。
女子グループで会話していたのを見た時はおやつを食べてたかどうかも定かではないし、あれは本人ではなかったらしいし。
悩んだ結果、売店にある適当なレポート用紙と筆記具を買って持っていくことにした。
課題も何も今更ないけど、あの状況でも課題をやると断言したことを思い出して。
面会できそうならとりあえず元気かって聞いて。
まだ眠っているようなら土産だけ置いておこう。]*
ずっと側にいるよ、遅くなってしまったけど。
最後の最後で追いかけられなかったけど、あなたはいつも私の声を追いかけてきてくれたから。
電話をかけたら必ず取ってくれたし、会いたいと言ったら必ず会ってくれたから。
もう、声も聞こえないし、姿も見えないみたいだけど、それでも側にいるよ。
遅くなってごめんね。
[落ちている、といった津崎さんをそっと横から見守る。
何だか一周回って落ち着いていて、でもそれは本人の言っている通り、落ちているせいで、平気なわけではないんだろうということは伝わる。]
小泉さん…
[残る三人のことを頼んだ。自分には何も出来ないからと。
一人で到底三人はカバーしきれないかもしれないが、小泉さんなら出来る限りのことはしてくれると思った。
それは話を聞いたり、一人でいたくないときに追いかけるといったこと。私には出来なかったこと。]
| ―― 回想:レストランにて ――
そうだな。 自分が生きている前提で会話していても、 未来の約束も果たせるかは分からないし。
俺はこの世界に来てからずっと、 自分が死んでることを想定して動いていた。 だから、自分の死後にどうしたら みんなが幸せになるかを考えながら過ごしていたんだよな。
でも、津崎の場合は、 俺よりも誰かの側にいてくれることを みんなから望まれているみたいだったから。 だから、みんなのことを考えると苦しくなるんだと思う。 落ちてしまうのはきっと、津崎が優しいからだよ。 (39) 2022/09/12(Mon) 9:03:11 |
| 結局、自分が生きてようが、死んでようが、 後悔しないように、動くしかないんだろうな、とは思う。 津崎は、もし自分が死んでいたとしたら、 「こうしておけば良かった」と後悔しそうなことって 何か思いつくか? そういうのを、一つ一つ解消する、とか。 悪い。話を聞くと言った割に、 漠然としたことしか言えてないな、これじゃ。 [ どうすべきなのかは義哉には分からない。 >>35 けれど、後悔は残してほしくないというのは 本当の気持ちだったから、それを伝えたつもりだったが、 それが彼のためになる話となったかは分からない]** (40) 2022/09/12(Mon) 9:03:31 |
【病室にて】
[とろとろとした微睡みから目が覚めて、もう一度眠ろうと毛布を被る。
眠気はずっと頭の中に居座っていて、眠ればそこに津崎さんがいる。
眠りたくなくても眠れない、会えないなんてことがなさそうなのが救いだった。
でも今回は、傍らにいたお母さんに声をかけられて。]
何?
あ、林檎は剥かなくていいよ、お腹空いてないから。
[何か食べさせようとしてくれる気遣いは嬉しいが、今は林檎は食べる気になれない。
嫌悪感、というほどのものは、今は感じないが。
自分が殺した女性と、今、生死の境目にいる大切な人。
両方を思うと、食べる気になれなかった。]
絵を描きたいから、もし出来たらだけど、次のお見舞いはスケッチブックとペンを持ってきてくれると嬉しい。
[絵を描くと約束した。
病室の中でもそれは出来るだろうと思って、そう、お母さんに言った。]
[お母さんが出ていくとき、人影が見えて、それが誰だかは分からなかったけど、多少何かを話していたように思う。
それからお母さんがしかめ面をしながら、金髪の男の人があなたにお見舞いってこれを渡していったわよ、なんて言って戻ってきた。
フルーツの入った籠の横に置かれたのは、梅しばの大袋。
ああ、トラくんだ、と思った。
多分、今戻ってきている人の中で、そのチョイスをするのはトラくんしかいない。]
友達。
[そう一言、返事をしたときのお母さんは、まあ嫌そうな顔で。
元々、トラくんは、ぱっと見た感じでは不良に見えるので、それも理解できないことではないのだけど。]
私も、そんなに酷い骨折じゃないし、お見舞いいけるかもしれない。
[そんな言葉はすげなく断られたけど、お見舞い品は代わりに渡してくれるといったから。
トラくんに、チョコレートの差し入れをすることにした。]
| ―― 現在:特別展→スタッフルーム ―― どうしてって、お前の存在が大切だからに 決まってるだろうが。 [ 俺も黒崎も、津崎だって絶対にそう思っているに 違いないと思って、 その零れ出た言葉に返して >>38] ……あっ。 [ 松本が意識を手放した、 >>41 と同時に黒崎が動き出したため、 >>46 義哉は一旦その場で待機することにした] (49) 2022/09/12(Mon) 9:43:10 |
| [ 黒崎が戻ってきたとき津崎の姿は見えなかった。 >>46] ああ、スタッフルームのベッドでいいと思う。 ありがとう。 [ 松本を乗せた担架をスタッフルームまで運びつつ、 担架の片側を持ってくれる黒崎に心から感謝した。 きっと、1人でこの事態に立ち会ったら、 冷静ではいられなかったから]** (50) 2022/09/12(Mon) 9:43:50 |
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