68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
「 」
青年は誰かを呼んだ。
「──僕は、欲しかったんですよ。あの子の、全部が。
僕が、一番になりたかった。
僕が、守りたかった。でも出来なかった。
ふたりで一緒に居るには、あまりに僕たちは歪だった。
ずっとふたりで一緒に居ることなんて、出来なかった。
気付いたら、手遅れだったんですよ」
誰に言うでもなく、空間に落ちる声。
「僕の選択は、間違っているんでしょうね。
そんなこと、誰より知ってますよ。
でも、僕は“そうしたかった”」
──青年は、笑って。
自身の薬指の痕に口付けた。
「誰を、何を失くすことになっても。」
| >>142 ヘイズ 「おや、ヘイズ。俺を探してどうかしたかな?」 名を呼ばれた気がして振り返った。 会議室にはちゃんと戻ってきたようだ。 (145) 2021/04/24(Sat) 8:29:20 |
| >>147 ヘイズ 「あぁ。それは勿論―― え、今から行くのかな?」 などと言いながら連れて行かれるだろう。 急な誘いだ、きっと。 なにか別の用事でもあるのだろうと思いながら。 (151) 2021/04/24(Sat) 10:28:08 |
| >>155 サダル 「あぁ、ここなら大丈夫かな。 キファとサダルのこと? そうだね……約束だから教えないと」 腕を動かしたりして軽く準備運動しつつ頷く。 今日は聞かれることには答えよう、そう決めた顔だ。 「ヘイズも準備運動は大丈夫かい? それなら―――」 と、まずは暫く基礎の護身術を教えるのだろう。 (156) 2021/04/24(Sat) 12:33:48 |
| >>159 >>161 ヘイズ 「護身術ってのは何も持ってない状態で襲われた時に身を守るために使うものなんだ。 俺だって丸腰の時は使うんだよ」 素直な感想に、おかしそうに笑いながら言う。 剣を持ってれば剣を使ったほうが早いのは当たり前なのである。 そうして暫く教えたのち、ヘトヘトのアナタを見て木陰に座るのを勧めるでしょう。 「さ、休憩にしよう。約束の質問にも答えようかな」 ヘイズと違い、ヌンキは日頃から騎士として鍛えてる為か息一つ乱れてはいない。 勧めた木陰に一緒に腰をかけると、晴れた空を見上げた。 「そうだよ。”幸せになってほしい二人”を選んだんだ。 好ましいと思えないのに幸せになってほしいなんて、思えないだろう? 後はそうだね……君の師匠さんなら、キファを大事にしてくれると思ったからかな」 (170) 2021/04/24(Sat) 15:26:27 |
| >>176 ヘイズ 「――……すくなくとも、お互いを嫌いではなかったはずだ」 苦笑した。というよりもせざるを得なかった。 そうとしか答えられなかったからだ。 二人が元々恋愛的な意味で好きあってはいなかったのは、これまでの二人の話を聞いて明確にわかっていたから。 「キファからは独りよがりだと言われた。でも……後付けの絆でも、ついて育てば本物になると思ってたんだ。だから俺は二人が幸せになってくれれば……それでよかったんだよ」 短く、息を漏らす。 それで良かったはずなのに、胸が苦しい。 表情は”良かった”と言ってるようにはとても見えないだろう。 (179) 2021/04/24(Sat) 16:39:56 |
少女に与えられた役割は「餓狼」。
強すぎる承認欲求。倫理観の著しい欠如。
それは今、壊れて。ただひとりへの渇望へ成り代わっている。
ゆえに少女はただひとりにしか興味を向けられず、
――目の前の人物が誰なのか、その目にはっきりと映すまでに
とてもとても時間がかかった。
「メ、サ……?」
少女の体から力が抜ける。
進めなくなった足がもつれる。転ぶ。
膝を擦りむいて血が滲み、タイツが少し破れた。
「……わたし、え、あれ……?」
目の前の彼女を見上げて、少女は問いかける。
その小さな唇も、地面を掻く細い手もひどく震えている。
あの日、穴に飛び込んだ兎は。
餓えた獣の役割を与えられた、
ただの『村人』になりたかった女の子は。
歯車の狂った、機械仕掛けの甘い夢から――
いっとき、目を覚ます。睫毛がふるりと震える。
薄紫を驚愕と悲嘆と絶望に染めて――
少女はその手で犯した罪を、正しく理解した。
(→)
「わたし……ひとを、……あんたを、……ころし、」
ナイフのグリップの太さ。さくり、突き立てる感触。
そこからくるりと軽く捻れば人は簡単に死ぬ。
人の命を摘み取る瞬間を、この汚れ切った手が覚えている。
薄寒いほどの無感動を、心が覚えている。
「…………めさ、……」
少女はかつて殺したひとを見上げて、名を呼んだ。
それ以上は、なにも。かける言葉を持たない。
後悔も懺悔も何もかも、今となっては意味をなさない。
目に映れば、理解する。……それだけの話。
少女に届いたのは
■■
。祝いは、届かなかった。
髪を掴まれ上へと引っ張られる。
痛みに顔を歪める。じわりと滲んだ涙で視界が歪む。
「そんな、つもり……」
なかったと言い切れないことに愕然とする。
だって――覚えている。なにもかも、ぜんぶ。
この優しいひとを殺してしまおうと思った瞬間のことを。
守ってくれる背中を
嬉しく
頼もしく
憎く思ったのを。
背後からナイフを刺したことを覚えている。
心臓のある位置を。
手首を捻ると中身が抉れたことを。
感触を。においを。色を。
彼女の声を。リボンを引かれたことを。
息が細くなっていく彼女を見下ろして、
首元の痕をじっくりと眺めていたあの景色を。
「――――った、わ…………」
どちらの答えを口にしたかったのか、分からない。
縋るように首元の『お揃い』に触れる。
顔を下げられないまま、目を伏せて。
少女は今にも折れそうな、か細い声で呟いた。
「……ごめんなさい、」
| >>185 ヘイズ 「そ、そうかな? それならいいんだけど」 ヘイズの力説に少しだけぽかんとなりつつも、ありがとうと言って笑った。 無駄でないのなら嬉しいのだ。悲劇になってもらっては困るのだから。 このあとサダルが部屋に訪れて衝撃の台本を見せてもらうのだが、それはまだこの男は知る由もない。 「台本を書き直したって言ってたからね……どんなものか楽しみだな」 自分が苦しいのは構わない。 だけどそれをあの二人に晒すわけにはいかない。 だから心に新しい蓋をしなくては。 騎士はそう心に誓い、愛らしい貴方の頭を撫でた。 (223) 2021/04/24(Sat) 21:05:32 |
/*肩書きミス
正:N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ
ニア
| 「さ……って、今日も皆ありがとう。 夜は部屋から出ないでくれよ、明日もよろしく」
もうほとんど会議になってないが一応宣言だけは必要だろう。 解散を宣言すると、一人、また一人と姿を消す皆を見送り、ヌンキもまた部屋に戻った。 (232) 2021/04/24(Sat) 21:36:11 |
| (a115) 2021/04/24(Sat) 21:37:00 |
| (a131) 2021/04/24(Sat) 21:52:58 |
| (a137) 2021/04/24(Sat) 21:59:13 |
[1] [2] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
トップページに戻る