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病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t9) 2020/09/23(Wed) 13:33:40 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 今の時間が夜だということは 窓の外を見ればわかるのだろう。 けれど、生憎と目隠しをされた女では それさえも知ることが叶わない。 ] ……ん、 [ 意識が覚醒するのと共に、 翡翠の瞳を開いていく。 視界は真っ暗、今は夜? なぜ自分は寝ていたの? 疑問をつらつらと浮かべていれば 小さな声が聞こえてくる。 「あの嬢ちゃん可愛かったな」 「メイドの方はどうする?」 「こんくらいで金貰えるたァいい雇い主だ」 言葉に想起するのは 意識を失う前にあった出来事。 ] (@30) 2020/09/23(Wed) 15:37:36 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 疲れからか熱が出ているのか 頭はいまいち回転せず けれど現状の不味さはわかる。 どうしたらいい、どの手段を取れば? いくら教養を得ようと経験も浅い小娘。 出来ることはたかがしれている。 思い悩ませていると、こつこつと、 革靴で地を叩く音が近づいてくるのがわかった。 ] 「そろそろ目は覚めましたかな?」 [ 聞いたことがある声。 けれど、確証はない。] (@31) 2020/09/23(Wed) 15:38:11 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 数瞬返事をするか迷って。 舌をもごりと動かせば ] ……ええ、目は覚めています。 貴方は、どなたですか? [ これで私が憲兵にでも見つかれば。 しっぽは掴めたとみていいだろう。 首謀者の名前を掴めていれば、尚いい。 この誘拐だろう出来事は、 エヴィの、教会に関わっている事だと考えていた。 そんなふうに思っていると 場に笑い声が響いた。 ] (@32) 2020/09/23(Wed) 15:40:55 |
【見】 病弱貴族 アメリア「そんなことはどうでもいいでしょう」 「今あなたと私がここにいる」 「それだけですよ」 [ 煙に巻くような回答に 冷や汗が出てくる。 相手がどう出るのかがわかりづらい。 緊張感と疲労で意識も淡く混濁しはじめる。 ] ……メイドは、私と共に居たものは無事なの? 護衛の者は……? [ だからつい、弱みとも呼べることを 口に出してしまった。 すると、相手はまたけたけたと笑う。 ゆっくりとした足音が近づいてきて、 肩に手が乗れば体を揺らしてしまう。] (@33) 2020/09/23(Wed) 15:41:28 |
【見】 病弱貴族 アメリア「心配ですか?心配ですよねぇ」 「なに、今は手を出していませんよ」 「ですが、貴女の態度次第では」 「どうなるかわかりませんがね」 [ 心臓がどくどくと音を立てる。 自分の手に、人の命が乗っている。 貴族であるのだから最初からそうだとしても 実際に目の前に危機が迫ったことは 今までに一度もない。 乾いた舌を湿らすように転がして。] ……わかりました、あなたに従います。 [ 私のこの決断は、正しいのだろうか。 コンペが始まった夜、 私は家に帰らなかった。 ]** (@34) 2020/09/23(Wed) 15:41:49 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t10) 2020/09/23(Wed) 15:43:57 |
【見】 病弱貴族 アメリア[ 夜、ハイアーム邸へと、一通の手紙が届く。 差出人はアメリアと共にいたメイドの名前。 『今晩はお嬢様が体調を崩されたので 近くの宿に泊まります。 明日には戻る予定です。』 そういった内容が質素にまとめられたそれは さて、邸では誰が読んでどんな対応をしたのか。]** (@35) 2020/09/23(Wed) 17:21:53 |
病弱貴族 アメリアは、メモを貼った。 (t11) 2020/09/23(Wed) 17:22:55 |
(t12) 2020/09/23(Wed) 19:28:25 |
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