人狼物語 三日月国


43 【完全RP】音の鳴る瞬間の相手は【R15】

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【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[例え彼らが好敵手などとんでもない。>>235
そう感じようと、私の心に対し
ここまで火をつけたというのもまた事実。


まだ至らぬと感じていようとも、
超える可能性など0ではないのですから。]*
(277) 2020/09/30(Wed) 11:52:53

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─表彰式翌日・舞台付き屋外庭園(午後)─



[予定通り開催された、1日目の舞台。
この舞台付き屋外庭園に私は
3番目の奏者として演奏をする。>>1:1>>1:2


場所は屋外なので華やいだ印象の曲は必須、
しかし宮廷にも程近いので
昨日のような楽曲はさすがに不向きでしょう。
と言いつつ昨日はホールで演奏してしまったのですけど



午前のうちに微調整を済ませ、天候と風向きを考慮し
当初予定した曲を変更しながら
脳内で構成を組み立てていきました。]
(278) 2020/09/30(Wed) 12:37:37

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[思い出すのは昨日の表彰式。>>263
最後に口角を上げて微笑ったあの顔。
少しばかり視界が潤んでいたように見えたけど、
最後はあの目付きが戻ったような気がして]




    (────いよいよね。)



[果たして、彼らの姿は見つかるかしら。
見つけた時はまたあの不敵な笑みで迎えましょう。>>30
カーテシーをして私は竪立の元へ。]
(279) 2020/09/30(Wed) 12:38:07

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私の登場は3番目、この演奏最後の出演者。
歌劇の終幕のような華やか且つ人々が体を揺らし
リズムに乗れるような曲を。


  まるで歌劇歌手が最後の大団円を
  高らかに歌い上げるように。


しかし、最後の箇所にいつもとは違う
合言葉のような掛け合わせの箇所を取り入れて。]
(280) 2020/09/30(Wed) 12:38:26

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[次には打って変わって変調を加え
不穏な要素を入れた旋律を。
これもまた、彼らの影響。>>2:231



    まるで暗い森に迷い込み、
    暮れゆく日に不安を抱えながら
    延々と彷徨い混んでいるかのように。




周囲の観客が何やら不安げに
そわそわする様子を肌で感じる。
心にふと過ぎる思いを別の伴奏で加え、
突如────不安定なまま、止めた。]
(281) 2020/09/30(Wed) 12:38:53

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[1拍置いて、次にゆったり奏でるのは
ある意味宮廷楽士らしい優しい奏で。
これは本日の天候を見て考えた即興曲。



    遥々この地を訪れた彼らへの労い。
    その才能に出会えた喜びと、
    あの手紙を読んでこそ感じた

    ────彼との約束。>>-263




あの、運命のようなものを感じた。>>-262
その言葉を噛み締めていくかのように。
やがて最後の音を優しく弾き終えれば……] 
(282) 2020/09/30(Wed) 12:39:22

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[最後に響くは音色の推移と階調。
スタッカートによる迫り来る音を入れ、
大胆でありつつも宮廷音楽としても
十分に入れられる範囲を模索した1つの試作曲。



    この国はどうだったかしら?
    この国の音楽は、人々は────
    私の音楽は、あなたたちにどう影響したかしら?




────気を付けてお帰りなさい。
また会いましょう、敬愛なる好敵手のあなた方よ。
あなた方の地でもどうぞお元気で。]
(283) 2020/09/30(Wed) 12:40:11

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[私もいつか、あなた方の地へ!]
(284) 2020/09/30(Wed) 12:40:34

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[こうして全ての演奏を終え、
カーテシーをして舞台を降りたのでした。


昨日のように口々に声を掛ける観客の方々、
6人組の姿を確認すれば会釈して


「私の演奏はどうでした?」と言いたげに
その眼差しを真っ直ぐに向けて。]**
(285) 2020/09/30(Wed) 12:40:57

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─表彰式─


[頭を下げるエヴィに、裏方はしっかりと頷き>>286
子供達ににこやかに笑いかけました。


(途中「えらいひとってだぁれー?」>>286の声と
 吹き出してしまった彼女を見遣った裏方が
 『今、あちらにいらっしゃる宮廷楽長様。
  あなた達のお姉さんの才能を、
  一番素晴らしいとお認めになったお方です。』



  苦笑しつつも丁寧に教え、その後も質問があれば
  これまた一つ一つ丁寧に答えてくれたことでしょう。)]
(315) 2020/09/30(Wed) 19:12:23

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[宮廷楽長は、傷だらけの顔を見ても>>287
眉毛一つ動かしませんでした。
宮廷楽士となった様々な経緯に出会ってきた方です。]



  (え、あの子の傷……)



[平台で演奏した時は恐らく距離のせいで
看破出来なかった顔の傷。>>190
むしろ内心動揺したのは私の方でした。


一部からも「あの傷、痛そうだわ……」「大丈夫か……?」と
気遣わしげな声が聞こえてきます。
他の審査員達も心なしか心配そうな様子で見つめています。]
(316) 2020/09/30(Wed) 19:12:39

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[宮廷楽長様が胸章を授与し>>287>>288
彼女の頭上に掲げたティアラ。>>289

それが頭上へと飾られた瞬間、
ひときわ大きくなる拍手。
裏方も子供達の面倒を見ながらも
惜しみない拍手を送ります。]



  (嗚呼、いいのよ。幾らでも泣いて……。
   おめでとう。この国はあなたを見つけ、
   そして選んだ。)



[一筋伝い落ちた雫を見て、>>289
笑みを絶やさず私は彼女を慈しみながら見つめます。]
(317) 2020/09/30(Wed) 19:13:01

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[こうして係の裏方が彼女を誘導しようと
近づいた時のことでした。>>290]


 『周囲への感謝の気持を持てるのは良いことだな。
  ……これは君が実力で勝ち取った結果だ。
  存分に誇ると良い。』



[彼女の言葉を聞き、学長は満足したように笑うと>>290
私達や王族の方々に彼女が体を向けました。
その視線は逸らされることなく、
まるで射抜くようにも見えました。]
(318) 2020/09/30(Wed) 19:13:14

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[ですが、次の言葉を耳にした瞬間。>>291]


   (──────!?)


[周囲がどういうことだ?と言いたげに
少しばかりどよめきます。>>291]


  (あなたに歌を教えた人間は、
   あなたに傷を与えた人間なの……!?)


[彼女の才能を開かせた者が同時に、
彼女を傷付けた者だというような物言いに
学長はおろか、審査員達の顔色も一気に変わります。
>>291>>292]


     (何ということ、私は。私達は。)
(319) 2020/09/30(Wed) 19:13:41

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[でも、彼女は自分なりの結論らしき言葉を告げると
一層深く頭を下げました。>>292]


   『……あなた達のお姉さんは、
    ご立派な方ですね。』



[裏方が無意識に子供達へ呟きます。]


   『────君の強さと勇気も
    追加で賞賛されるべきだな。』



[楽長の言葉に、私含め審査員全員が一斉に頷きます。]
(320) 2020/09/30(Wed) 19:14:00

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  (この歌は…………)



[ふと、彼女の歌声が小さくとも
確かにホールへと響き渡りました。>>293
1日目の歌声を知る者、知らぬ者もその歌声に魅了され
ため息をつく声が聞こえてきます。



   咎めるものは、誰もいませんでした。




楽長は歌う姿をじっと見つめておりましたが、
やがて一つ頷くと]
(321) 2020/09/30(Wed) 19:14:20

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  『俺にその人物へどうこうする権限は無いが、
   俺個人として心に留めておこう。

   君の訴えが此処に控える方々へ
   届くことを願う。』



[楽長はそう口にして、元いた場所に戻ろうとする
あなたを見送ったことでしょう。]
(323) 2020/09/30(Wed) 19:14:35

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[環境と周囲が一人の才能を押しつぶすことは
決してあってはならないこと。>>0:48


ですが、彼女に傷を負わせたらしき人物は
彼女の才能を此処に立つまで確立させた。
彼女の言葉を信じるなら、
そういうことなのでしょう。>>294


私は、この場でどんな顔をすれば良いのか
全く分かりませんでした。]
  
(324) 2020/09/30(Wed) 19:14:52

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[でも、これだけは思いました。


  
  あなたの道のりがどうであれ、
  あなたの歩みが何であれ、
  この国はあなたを見つけ、そして選んだ。




彼女の勇気と感銘を受けた言葉に。>>291>>292
彼女の才能を讃える他の審査員と全ての人々に。
そんな彼女の言葉と心自身も賞賛すべきだと
言葉を発した楽長に誇りと感謝の気持を持って。



そして、願いました。]
(325) 2020/09/30(Wed) 19:15:42

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[あなたの痛みと苦しみを補って、
余りある程の幸福の到来を。



その才能が国だけでなく、
自身を幸福へ導いてくれますようにと。



そして、この才能のために出来ることがあれば

出来る限り尽力しようと。]
(327) 2020/09/30(Wed) 19:16:28

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[いつかどこかで、
誰かに語られるようになるかもしれない未来のお話。
>>301>>302>>303>>304>>305


胸に秘められた、それでいて私の生涯に対し
確かな礎の一つとなったきっかけが
今この瞬間誕生したことを知る人は
────果たして居たことでしょうか]*
(329) 2020/09/30(Wed) 19:16:54

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

─後日談─


[コンペの後、私は以前よりも精力的に
才能を掘り出すのと同時に、才能を見いだす者達の
人材育成にも力を入れ始めました。



  それと同時に最優秀者のエディの支援と
  異国の6人組による国内巡業も。
  巡業地は東西南北希望があった地や
  新たな土壌が育ちやすい土地を選びました。
  最終的な判断は彼らにお任せしましたが。



中には楽器修理の娘の工房がある地や、
エヴィの教会近くの会場もあったことでしょう。
後は彼らの希望も全面的に聞き入れて。
勿論私はその巡業をバックアップいたします。]
(330) 2020/09/30(Wed) 19:55:59

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[彼らが国内で巡業を果たしてくれるということ、
音盤の普及の褒賞も相まって
新たな分野はまだ荒削りではありますが
この国に根ざし、定着し始めていくことでしょう。

まだまだ妨害の手が来るやもしれません。
何が起こるかなんて私だって分かりません。]




  ご安心を、私の目に光が宿る内は
  全て才能や学ぶ者達を虐げられぬよう
  全精力を以って守り抜く所存ですわ。



[楽長の油断するなよ、という声に
私は不敵に笑いながらも力強く頷きます。]
(331) 2020/09/30(Wed) 19:56:35

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ねえ、宮廷楽長様。
  私がやっていることは
  地道で時間が掛かると仰いましたわね?


[かつて告げられた言葉を思い出し、
私は楽長へ語りかけます。]


  逆ですわ、
こちらのほうが
  長期的に見て1番の近道ですの。
(332) 2020/09/30(Wed) 19:56:59

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[いつになく真剣な私の声に
楽長は作業の手を止め、耳を傾けます。]


  特定の分野を嫌い、弾圧するもののように
  私達も迫害の道を選べば
  彼らは余計に反発します。
  その結果、巻き添えになる者も
  数の大小問わず出て来ることでしょう。


[暖かな紅茶が湯気を立て、
楽長の研究室にその香りを広げます。
メイドのファラリスが私達を見つめる目も
いつしか真剣なものに。]
(333) 2020/09/30(Wed) 19:57:17

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  ですが、彼らに対抗せず
  後続のものを次々と育成していけば。
  固定概念を持った者達の声は小さくなり、
  それが世論を変えていきましょう。


[それが何を示すかなんて、
賢い貴方ならもうお分かりね?]



  ────かさぶたの治し方と同じことですわ。
  古い傷の組織を排除すれば、
  下にある新しい組織も巻き込んで  
  余計に傷を悪化させてしまいますが
(334) 2020/09/30(Wed) 19:58:10

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

  逆に古い傷の組織へと手をかけず、
  新たな組織の修復と循環に着手すれば
  古いかさぶたは新たな組織に押し上げられ、
  やがて綺麗に剥がれてしまいますもの。


[紅茶に口をつけながら、私はニヤリと
悪だくらみをするような面持ちで。]


  今、私がやろうとしているのは
  ────そういうことですわ。


[そう告げると「紅茶、ご馳走様でした」と
ファラリスとともにその場を後にするのでした。]
(335) 2020/09/30(Wed) 19:59:28

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[どこかいつかの未来。
あの6人組の1人である編集者の元に、
一通の手紙が届くことでしょう。


内容は、私があなた方の国へ訪れること。
あなた方と私の演奏で共演という名の
対決をしないかという企画の持ちかけ。]
(336) 2020/09/30(Wed) 19:59:49

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

『やはり直接仕合う方が楽しくありませんこと?>>-209




[手紙の中の一文には、
かつて送った手紙にも同じ文言。


この言葉を向けた主な相手が、
恐らく根が似た者同士の>>10
アレキシ・イングヴァル・ベルイマン当人と>>-263


本人及び周囲が気付いた可能性は
────果たしてどうでしたでしょうね?
(337) 2020/09/30(Wed) 20:00:27

【人】 平台の宮廷楽士 メイレン

[そしてこの持ちかけが実現したかどうかは、




────皆様のご想像にお任せいたしますわ。]*
(338) 2020/09/30(Wed) 20:01:15