129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
処刑室に、今日の処刑対象はほんの少し遅れてやってきた。
それはあの日のイベントのような鮮やかな
赤
のドレス。動きやすいように今回は過度な装飾がついておらず、又、彼女が一人でも着やすいようなセパレートタイプのものを選んだようだ。
こうなることとわかっていた。だってそう進めたのだから。
「遅れてすみません。」
きっこっそり着ようとして戸惑ったのだろう、ちょっと遅れたことに申し訳なさそうな表情をしつつ、でもちゃんと着られたスカートを少しひらひらさせながら。
そして処刑室のとある武器──拳銃を手に取って、参加者に向けて問いかける。
「ええと、教えてもらったのです、使ってもいいですか。」
処刑対象の自覚が足りていなさそうな発言をした。
断られたら使わないだろう。聞き分けのできるいい子だ。
ナフ
「ありがとうございます。うごきやすくて、着やすいのを頑張って選びました。」
ちょっと大人びた女性になった少女が深々とお礼をする。靴はわからなかったので前回と同じ赤い靴。
バーナード
「ドレス、かわいいのも美しいのもあって、よかったです。銃は、戦闘では初めて使います。失敗したら、ごめんなさい」
処刑対象はやる気だ。
エルナト
「ええと、あります。もし間違えて生き残ってしまったら、ええと、頑張って死にます。
」
そういうことじゃないかもしれない。本人にとってはそういうことのつもりだった。
発言に、丁寧に返していく。処刑をするもの、眺めるものたちを見回す。
シェルタン
「そうですか?ありがとうございます、ちゃんと着れてよかったです。良いことを教えてくれて、ありがとうございます。」
この舞台を提案してくれたのは彼だ。自分ではできなかった発想に、お礼を言う。
クロノ
「ええと、します。ええと、攻撃は、しないので、ええと、でも反撃は、ええと止められないと思うので、気を付けてください。すみません。はい、ありがとうございます。」
自発的な攻撃はしない。
ただし処刑であっても攻撃してきたら反撃はしてしまうだろう。とのこと。
付き合ってあげるの発言に、やはりしっかりとした礼を返した。
アルレシャ
「ええと、時間がなかったので、自分で選びました、変でないなら良かったです。」
ちょっと、間違えたら怖いなと思っていたのだ。写真の通りに着て、間違ってないようで安心した。
| 「あれ?俺へのラブレターは消えちゃった? 処刑は嬉しくないけど貰うのは嬉しかったんだけど」
我儘の極みだ。
「俺は武器を持とうが気にしないけど、看守勢の許可になるのかな?お、銃使うんだ〜!とは思ったけどね」 (15) 2022/02/21(Mon) 22:13:13 |
「はい、よろしくお願いします。」
そのドレス姿でもう一回、お辞儀をして。
準備はできているようだ。
彼女は処刑前にすら言い忘れていたが、彼女に特殊な死亡条件はない。
「……。」
彼女は蛇が自らの首へとやってくるのをただ見ている。避けるという発想がないのかのように。
「ネックレス、忘れていました。きれいですね。」
それが生を阻害するものだとはあんまりわかっていないのか。そう、攻撃ではないなら避けようとはしないで、受け入れるだろう。左手、銃をつかんでいないほうの指が蛇に少しだけ触れるのみだった。
それは始まりの合図かもしれない。
アルレシャ
「!」
声がする。音がする。それは自分の
彼女の目の色が変わった、と感じる人がいるだろう。その瞳は急激に人を懲らしめんとする、襲わんとするものに反撃をするためのそれへと変わる。
実際のところ、彼女は処刑対象なのだが。
三点バースト。身をさっとかがめて回避する。遅れたの黒の髪が銃弾の風で穴をあけて行った。
その姿勢から。初めてとは思えない速度ですでに指にかけていた引き金を、銃弾の向かってきた方角へと打ち返す。
とはいえ早かったのは速度だけだ。まだ慣れていないのか的に当たることはなさそう。
主人に続き入室すれば辺りを、そして処刑対象を警戒するように見渡す。
普段通りの主人に対し一方こちらは手に包帯を巻いて。
「……やはり女子、となるとそういった事にも気遣うのですね」
いつでも身を守れるよう様子を窺いながら、後方に控えている。
次は……あっちだ。
バーナード
次の弾の元へと振り向く。続けざまの銃弾を避けきることはかなわなかったが、その時に大きく立ち上がったことであなたの弾は右の足を削り、使い物にならないという程ではないが赤
が流れ出す。
「……。」
引き金をひいたまま戻すのを忘れていたのを、今また引いた。3回ぐらいは引いた。次の攻撃者に向けて。
セミオート。
バーナード
「!」
追加の銃弾に回避を行う。……行うが、弾速が思ったよりも早い。避けようとしても元の弾道にとらわれない、ついてくるようなそれに避けきれず。
近接戦を行っただけの彼女は異能を把握していない。風が起こっているのはわかるが、それを瞬時に把握して反射で避けるだけの力は彼女になかったようだ。
「ハッ、」
それは脇腹のあたりに命中し、鮮やかな赤のドレスの赤が2色に増える。それは命中した円の中心から鮮やかな模様を描く。
それでもさらに腕は動き、銃弾を反撃するように何度も撃ち返す。この戦闘の間にも段々慣れてきているのか、あなたが気を配らなくても照準はあなたに合ってゆく。それには一切の異能はないので、それを風で避けるのもあなたなら可能だろうが。
それと。銃に慣れているものならわかるだろう。このペースで相手に撃ち続けていれば弾切れはじきに起きる
。
今宵の処刑は銃撃戦、となれば。
目を伏せ、一度深く呼吸をする。
「―――命ずる。堅牢なる盾となれ」
あの日に見せた使い捨てではなく、より硬く。より広域に。
琥珀の文様が花咲くように広がれば自身と主を守れる様に障壁が展開するだろう。
ムルイジ
「……っ!」
その一発を受けた体で少女はあなたに一瞬身構えた。その文様が前回の処刑で、攻撃に使われたようなものだったからだ。一瞬、意識がその琥珀へと向く。
「……、」
ただしこっちに向かってくる様子はない。そうなら攻撃する理由はない。(流れ弾はともかく。)少女そう判断したので、反撃は行わなかった。
バーナード
風の流れが変わるのを感じる。風に乗った囁きには小さく頷いて。
此方の言の葉が貴方に届かなくとも。男はその意思を紡ぐ。
「お任せください。…お傍に居る限り、触れさせませんとも」
勿論、すぐに至ることはない。戦闘は天才的だ。でも銃は難しい。照準を合わせなおす時間を不思議に思うも、それでも反射的に引き金を引くばかりだ。
バーナード
その時
はちゃんと、あなたが言い放った直後に起きた。
彼女が引き金を引いても、銃弾が発する音は聞こえなかった。ただかちゃりとした、さっきまでとは違う小さな音しか聞こえなかった。
「、…あ。ああ、え、と、」
少女はそれが何を意味するかはを遅れて理解した。それが何かはわかっていたが、それがどれぐらいで起きるのかを把握するまでは習得できなかった。そして、弾切れの対処法は一度教わっていたが、今勿論替えの弾を持っているわけでもない。そのような準備をするほど、銃に慣れているわけではない、すぐに処刑室を見渡すほども聡明でもない。
傷をかばうように少し傾いた姿勢のまま、それは攻撃をやめる。銃撃はもう起こらないだろう。
銃撃は。
時魔嬢
「、ぅわあっ、え、」
気配がなかった。反撃は、気配があって初めて行われる。その予備動作がなければ彼女は反応する余地がない。
あの時、鬼ごっこをしていた時のあの情景……を、思い出せるはずもなく、彼女はただ驚愕の表情であなたではない方角を見開いた。
焔がきれいかもしれない。まるで映画の演出のように。
焼ける肌に息が苦しい。
遅れて、空になった拳銃のグリップを握ったまま火を消すように、攻撃を誰かにあてようと至近を振り回すが、あなたはまだそこにいるだろうか。そもそも方角すらあっていないかもしれない。どこから来たのかもわからない攻撃に、対応するのは彼女には難しい。
ナフ
そう、息苦しい。焔のせいかと思っているが、締め付けるような首の感覚はそうでもないらしいことを示している。
「ひゅぅ、」
焔から逃れるようにも、その死の締め付けから逃れるようにももがく。苦しい、苦しい。鎖の蛇を引っ張ろうと手に強い力が加わり、次の攻撃が来るまでの間それに専念している。
勿論攻撃する先などない。どこから向かってきたのか、それに反射で返す先がないから。
焔に、鎖蛇に。
反射で答える彼女も相当気が散っていただろう。特に少女は焔の主に応えようと、一瞬後ろを向いていた。今までの傷も伴い、あなたに振り向き切る前に、肩に命中する。
「う゛、ぁ……っ!」
うめき声をあげる。肩からも血のの模様が広がる。
少女はそして一歩遅れて。
銃弾の命中した右肩をさらに引き裂くように大きく回して、拳銃をあなた──シェルタンの方角に向かってぶん投げた。
本来この戦い方のほうが性に合っているといわんばかりに、使い物にならないと判断された拳銃はすぐに少女の手によって投擲物となった。
追撃に備えて正解だ。
、 シトゥラ様
「…あぁ、無茶せずにきちんと護るから」
貴方からの言葉を受け取りながら新たな障壁な展開と維持へ集中する。
一人分増えたとしても防戦一方で良いのであれば難しい事はないし、彼女は襲わなければ襲ってこない。
それでも、先の襲撃の記憶から念のためと手を緩める事はないだろう。
テンガン
「……あ、え?」
あなたをぎろりとみやるその目はもう焔と締め付けで、あなたの声を認識しているか怪しい。
それでも聞こえたのか、それとももう避けられなかったのか。
使い物にならなくなった肩に揺れるように命中するだろう。
「……。」
それが何かを、少女はやっぱり理解したかは怪しいが。使い物にならない右腕を大きく揺らし、傷をものともしないように動き始める。
さらに短くなっただろう、死ぬまでの間は。
シトゥラ
焔の消し方もわからない少女は、焔を消してもらう水にも反応して、そちらにとびかからんと近づいた。
なぜならあなたは模擬戦でそれを使っていたから。
しかしそれが攻撃ではないのに気付いたのか、目の前で立ち止まるにとどまる。
あなたの目の前で大きく息をしようともがく。でもまだ苦しい。焦点の合わない目がシトゥラと、恐らくその従者を見ている、目が合う。攻撃しなければ見ているだけだ。
シトゥラ
「……、」
少女は何も言わなかった。焼け焦げた匂いとそれが消えた水のにおいをあなたの目の前で指せていた。
ナフ
そしてがくんと力が自分の意図しない方向に加えられ、とっさに暴れる。
息がヒューヒューとかすれさせながら、痛みもわからなくなった体を動かそうと躍起になる。きっとそのたびに体は、首は締め付けられていく。
それでも感じないのは痛みだけだ。生命の終わりは近い。
奇麗という言葉に、または声が発せられた先に反応し、うつろな目を向けた。
「…………、」
一方これはロビーでマグカップを手に机に突っ伏している男。
「…………、ムニャ」
あったか〜いココアをぼんやり飲んでいたらいつの間にやら処刑の時間になっていて、人が減ったのもありそのまま寝落ちしたらしい。
もうスヤッスヤよ、スヤッスヤ。
シェルタン
「あ゛あ゛あ゛ああ゛あ゛」
少女はその声を聴いて、あなたを見開いた眼で睨むようにした。何かを口走ろうとして息のほとんどない声だけが絞りでる。
鎖を縫って、ちぎろうとしながら下がるあなたを捕まえようと一生懸命手を伸ばした。
伸ばしただけだった。あなたに攻撃することはない。もうそこに力がないのか、それとも。
そろそろ終幕だ。
段々と動かなくなっていった。その頭も体も呼吸も心臓も。
処刑者が動かなくなるその時までを見届けて。
漸く障壁を解除するだろう。
「…終わった、のか」
「…………ん
み゛
!?」
ビクゥ!
飛び起きた。
多くの人の揺れが動き出したのでビックリして起きたらしい。
「…………んう、……
ン
ンン……」
いつも寝起きが悪い男。
| >>56 アルレシャ 繰り返される軽やかな足取りが、 一歩進もうとする瞬間。唐突に“それ”は落ちる。 否、正確には── 突如目の前に視界に割り込んだのは、真っ白な光。 貴方は一瞬の“それ”を 『何』 と捉えただろうか。 進行方向に向けてそのまま歩みを続ければ。 或いは、咄嗟に少し回避行動をとらなければ。 貴方を避雷針にするように、直後に足元にでも縫い付けるような痺れが全身を襲うだろう。 本物よりは威力は随分薄い、移動の阻害用としての拘束に似た力だ。 “それ”は光と同じくらい速い。白い視界。 “それ”の直後に落ちるのは、痺れの本体。 最後に届くのは、最も遅い音── 即ち、雷鳴。 そして命中の結果を問わず、轟きと共に地面を蹴って、普段の男とは考えられぬほど愚直な程に真っ直ぐに── 貴方との距離を詰めようと駆ける 。 (58) 2022/02/22(Tue) 3:41:15 |
| >>59 アルレシャ 相手が視覚優位の傾向にあると、模擬戦で見た。 監獄内で一人を除き、今まで一度も見せていなかった能力を、距離を詰める前から見せたのもそれの妨害を考えたのが一つ。 温存?見せ札?この時間帯のこの時間に相対する? そんな相手が『何か』なんて、わかり切っている。 だがそれよりも。 遠い故郷の星では、神の怒りと称えられた通り、ただ、 『憤怒』 と言う一つの感情によって放たれている。 故に消耗が激しいが短期決戦とばかりに、開幕から全力を放つ。無論、長時間これが続く訳ではないが、これ以外の選択肢を選びはしなかっただろう。 「 俺から奪うなら 加減する理由もない」 静寂の広がるフロアによく、響き透る轟音と共に呟きながら駆けだしたその二歩目で、 跳ぶ。 身長と体格から飛ぶ距離は平均より長いとは言え、本来そこまで詰められる距離じゃないはずが── なら、『それだけ助走を速くするのみ』。と言わんばかりに、 その軽々とコートをはためかせる飛距離は、 飛ぶ にも等しい。 銃を持つ貴方相手には愚策かもしれないが、通常は下から上に銃弾をばら蒔くと踏んだ。 弾幕を放つ際、貴方は照準を上に合わせていただろうか? 貴方の放った弾の半数以上飛んできた場合、一度防御行動に移る為に接近は停止できる。 ただし弾が少数なら、そのまま落下の衝撃を利用したまま鉄槌とばかりに右の拳を一切の躊躇なく、貴方のいる地点を目掛けて振り下ろす。 (60) 2022/02/22(Tue) 4:37:51 |
| >>61 アルレシャ 銃口がこちらを向いたのを確認すると、貴方へ届くのは感謝の怒声もそこそこに、随分と柄の悪い舌打ちに切り替わる。 『あら、そんな所まで主人と似ているのですね』なんて、貴方はとっくに知っていた一人だろうが。
速度を増しているとは言え、地上ならまだしも対空状態で受けるには消費が余りにも大きすぎる。回避でも防御でもいずれの方法でも弾幕を受けるのならば、せめて降りなければいけない。 本物かの見分けなんてつく訳がない。 けれど、お茶会で『無を喰らっていた』のは記憶に新しいのだから 『その弾が全て本物ではない』 と言う推察は出来る。だからパチン、と指を鳴らした。 同時に、 、と鈍い電子音が響くと共に多重の『端末に触れた際に浮かび上がるディスプレイ』──コンソール画面とも言えるそれに似通った物が浮かび上がるる。 無論、ただの投影の虚構ではないそれは障壁と言うには脆いものの、確かに『実体』を伴う。 一枚。己の上部に天井のごとく展開。それを左手で思い切り殴りつけ、反動によって急降下。 一枚。着地地点に傾度を付け展開。それを足場にして弾くようにし、今度は床に足を着けて駆ける。 急速な切り替えとは言え、当然相手も照準を切り替えてくるなら確実に被弾のタイミングがある。最悪、全部を割られる事も覚悟した上での賭けで 前方に多重展開し、再接近を試みる。 (62) 2022/02/22(Tue) 7:37:38 |
| ラサルハグは、わざと発せられる足音にはまだ気付かない。 (a20) 2022/02/22(Tue) 7:39:16 |
| >>64 アルレシャ あくまで体力の消耗を置いておいても、先程から見せる技は連打は出来ても『同時発動』だけはできない。 なら、貴方がモニターの展開を見て、一瞬途切れた隙を狙う。 「だが、飢えた」 銃弾と言う『餌』が消えた瞬間 、喰らい付くように貴方の 頭上が明滅する。 最初に仕掛けた時と同じ稲妻が落ちる。 更に光った直後、貴方の背後にモニターが一枚展開される。 大きさはおおよそ1mほど。物量のあるそれは貴方が背後に飛びのこうとするのを、後退するのを阻害する壁とする。 モニターは破壊自体は可能だ。銃弾を浴びせれば壊れはするだろう。ただし、貴方の弾幕が停止していればその時間分──この男は接近戦が可能な近さまで距離を詰める。 回避行動を取られながら引き金を引かれた場合でも、上下左右に振り回すレベルで斉射してこないなら、おおよその照準軌道は読める。 先程までの一直線をあっさりと捨てて、何度も足場や軌道変更代わりのモニターを駆使してうまく間合いを詰められれば、 跳び降りた時の勢いを込められた蹴りを放つ。 大まかな目標は肩。 最も何らかの手段で攻撃の手が再開されれば、そのタイミングで防御行動に移るだろう。 (65) 2022/02/22(Tue) 17:20:03 |
暫くしたら外に出る。機械の外に出ると、いつもの服が置いてあった。
| ラサルハグは、この時の夜、物凄いうるさかったのでは?聞き取れた人いたのかなあ。 (a26) 2022/02/22(Tue) 18:41:26 |
はいはいはい!俺も看守長ガチャやる!
……という気は全くないが
チョコチップマフィンvilと
ぎりぎりちょこvilと
おしるこdrinkを頼んでみる!
ビートを刻んだ。ぎりぎりちょこは、ぎりぎりちょこ。
こんなに話題になっているならでないだろうと、チョコチップクッキーvilと材料用チョコレートvilを頼んだ。
いつもの服で、少し浮かない顔で席についている。看守長チョコはまだ食べきっていない。今左足
残さない主義だからね。
| >>67 >>68 >>69 バーナード・アルレシャ あれだけ来るなと言ったのに 散々止める気配がない相手の声は聞こえていたから、この状況が乱入に向いたタイミングである事が理解できる分、アルレシャよりは身構えていた。 だから、本来普通の弾であれば。 そのままアルレシャが居た場所を蹴る動作を止めなければ、己が代わりに蜂の巣になりかねないのを理解した上で──完全に回避を放棄した。 「邪魔だ」 何故って?体術を主とするラサルハグがこの状況で無理やり回避するのが困難な事も、この状況こそチャンスな事もわかってるなら それを何とかするのはアイツの方 と言う尋常なき 傲慢 と 信頼 だ。邪魔と言ったのは弾道だけじゃなく、この場に姿を見せた 標的にも向けた礼一つない 最悪の軽口。 弾の軌道くらい逸らすのは余裕だろ? 振りかぶった足は空を切る。あえて威力を落としすぎないよう加減を止めて床を蹴り飛ばし、地面についた方を軸足に勢いを殺さないまま、 今緊急回避をした相手へ追撃を狙いに行く。 アルレシャが体勢を整える前に間に合えば腹部か背部か。同性にしては随分と可愛らしい容姿をしている相手だろうが何の容赦も躊躇もなく押さえつけるように踏みつけて、拳を振りかぶる。狙いは床以外、だ。 (76) 2022/02/22(Tue) 23:42:51 |
チョコチップクッキーは食べ終えてしまったので、材料用のチョコレートをぱくり。
「…調理、苦手なのですよね」
だったらそのまま食べてしまおうの顔。これはこれで食べれるから問題ないかもしれない。分厚いけど。
テンガン
「……はい、元気です。」
元気そうではない返事。でもチョコはおいしい……もそ……。
口の周りにチョコがついてる。
テンガンの期待どおりにきれいなヒゲを作った。でも美味しいのでほっとしている。
| >>79 アルレシャ 体術を主とする、180越えの男の踏みつけともなれば、拘束向けのそれですら ミシ、 と言う幻聴が聞こえてもおかしくない程に重いかもしれない。 振りかぶる拳を降ろす直前、最初に相手の手が動いたのを視界の端で確認して内心身構え、銃口が立てられた位置が位置だ。このままだと自分の力で相手じゃなく自分の胸部に弾丸じゃなくとも穴が開きかねない。 仕方なく殴る事そのものを放棄して拳を止める。 幾つか案は浮かんでも、それをするにはいかんせん、先程の展開モニターの数が多すぎた。たとえ現在はほぼ無傷でもリソースを絞らないと継戦どころか戦闘態勢の維持すらままならない。 バーナードの援護が来る可能性もあるとは言え、来なかった場合も想定しないとならない。攻めには出るが、被弾に対しては慎重だ。 貴方たち看守と違って、身体強化は施されていないのだから。 体内電流の操作でそれに近い事は行えてもリソースを消費する。痛みを無理やり堪えたり肉体を加速させようが、傷が塞がる訳ではない以上、 銃弾を数発喰らえば一気に形勢は不利になる。 この戦闘は傷の有無で有利不利が決まるものではないのだ。 力の使い所を間違えた瞬間、殺されかねない。 「──全く、 殺人好き と言うだけあるな」 仕方なく避けさせられて、余りに場慣れした貴方の様子に呆れたような称賛するような、ない交ぜの声が思わず零れる。サブマシンガンを手から弾かせる隙があれば拳でも蹴りでも狙うが、さて。 (81) 2022/02/23(Wed) 1:15:46 |
平和なやりとりに目を細めた。背後からの刺客には気付いたので声を掛けた
シトゥラがママではないことをちゃんと分かっている。
「…………、モグ」
またあの二人か〜という目でお喋りしているテンガンとシトゥラを眺めつつチョコチップマフィンをモグモグしている。
もっもっ……
| >>85 >>89 バーナード・アルレシャ 「────、」 馬鹿がと怒鳴りそうになったのを止めて、銃口が向いた瞬間、その精度が微妙と見てその軌道とバーナードの間にモニターを、範囲を狭める代わりに枚数を隊列の様に絞り切って連打して多重に張る。 回避が曖昧な状態のなのを確認して、した瞬間に。 明瞭なくらい身体も瞬時に動いた。 力を体内電流の強化の方に回す。やる事は単純だ。 ただ銃弾より速く動いて、前に立ちはだかるだけ。 銃口、己が張ったモニターと、バーナードの間に割り込めば、何もしなくても文字通りの『肉壁』になる。 ──モニターを多重に重ねて、何度も響くガラスに似た破砕音は、どこか心地の良さすら感じるだろう。 瓦割りを横から見るような形になるそれは、威力は確かに地道にそぎ落としたとしても、防ぎ切れるかと言うと怪しい所だった。 まあ、そもそもモニターを張り続けても、 防げない可能性があったから跳んだ訳だしな。 (90) 2022/02/23(Wed) 3:11:42 |
| >>89 >>91 アルレシャ・バーナード 右手を前に翳して、まあ腕でも一枚のモニター代わりにはなるだろうと左腕で胸を庇う。 最悪死んでいるから、すぐに使えないこれは発動しないかもしれないが、それでも 死にに来る為にこの場に割り入ったのではない。 いつもそうだ。 俺に一度手酷く負けた時の理由だって同じだった。 あの時 も、油断していたから隙が つけた 。 薙ぎ払うような風は随分いつもよりも荒れているように感じた。 だがそもそも、本来その風は乱暴なものなのだ。 ただ自分にとってはそれは殆ど、守りの為に振るわれていただけ。 そう言えば、今はこうして対峙しているが最初の処刑の際に守ってくれた二人だな、と思考の隅で気付いて。 あの時も無意識に選んでいた のか、と内心笑う。 モニターの連窓を掻い潜った弾が着弾するのとほぼ同時に、もう一つの砲撃が衝突する。それはラサルハグの頬を幾つも割き、翳して開いた右手の手のひらを数発貫通し、念の為と庇うようにしていた左腕で数発受け止める。 拳はもう使えないだろう。最もこれから更に距離を詰めて殴り掛かれるほどのリソースも残っていなかった。 秒を待たずとも鮮血はあらゆる場所から滴り落ちるが、男の瞳は喰らう前から何一つ変わっていない。瞳の空と真逆の 赤 の範囲がただ広がっただけだとばかりに嗤う。 心臓に傷がついていないなら何の問題もない。 貴方の風は、死に抗い、払い除けた。 (92) 2022/02/23(Wed) 4:08:40 |
| >>93 >>94 アルレシャ・バーナード 「──いいだろう。」 呟かれた言葉は本来、 通信で返していたもの。 それにすら割くリソースを惜しんだが為の口頭の返し。 貴方と交わした連携を正確に叶える為に 一切の防御行動を託して、意識を一カ所に集中させる。 両腕が潰れたからな。片腕くらいは欲しいものだ。 君の性格を、思考を。全部を理解しているとは到底言い切れないが、それでも。単純に愉悦でこちらを攻撃してくる人間でないのは理解している。 先程、割り込んだ際に翳していた右手はそのままだ。血に染まってせいぜいが指先が綺麗な色を保っているばかりのそれ。腕を上げ続けるのすら苦しいのに、それでも降さなかった理由。 ばつん、 と弾ける音と共に、 手のひらに一瞬だけ紫の光が出現し、飛散する。 「土産だ。遠慮するな、慈悲でもある」 刹那、二度落ちて来た雷の時とは違う、ぼやけるような明るさが線のように走る。直後に放たれたのは、ジグザグに何度も角のように曲がり、非常に範囲の狭い稲妻。 余りに範囲を絞っているから、身体に着弾してもその周辺部分までしか効果は通らない。ただし、凝縮されているそれは腕に当たれば腕が飛んだのと変わらないくらいの衝撃で痛覚を刺激し、当分は動かす事すら困難になるだろう。 腕を持っていかれた意趣返しのように、 あなたの利き腕に、最後に狙撃を仕掛ける。 だからこそ、出来る事を出し渋るなんて加減もしない。 感謝も、憐れみも。俺は見出さん。 だってその方が君は、喜ぶんじゃないのか。 #襲撃 (95) 2022/02/23(Wed) 5:19:54 |
| >>96 >>97 アルレシャ・バーナード 「…………はぁ」 溜息。これは気が抜けたと言うよりは、長いようで一瞬だった戦いと、あまりに乱発した能力の反動。そして怒り続けた憤怒による疲労感だ。あと単純にそろそろ止血しないと出血死待ったなし。 ──殺せなかったな。 そう思うのは殺意自体は本物だったからだ。 でも"それだけ"で済んだのは、自分よりも主の方の傷が少なく、最後の力を振り絞った一撃が当たったから。 「腕がないようなものだから、 『足のつま先にキスしてくれ』 ──と、言ってやろうとしたのに」 抱き抱えられた状態に今更ながら満足気に、そう相変わらずの憎まれ口を叩く。 それは裏を返せば、貴方の偶然を装った口付けにもしっかり気付いてますよ。との宣言だ。 「足は無事だが、んー……無理……。 そもそも君も背中と腕が酷いだろう。意地張らずに素直になって運んで貰うとしよう。……互いにね」 抱き抱えられてたのを降ろされた後に一度試すが、駄目だった。流石に出血が多過ぎたのか。足は怪我をしてなくても、もう立つだけでグワングワンと眩暈で目が回る。 普段なら『じゃあ改めて抱えて運んで連れて行ってくれ』なんて太々しいにも程がある発言もするのだが、役割分担を合意で行ったとは言え、やはり自分を庇って出来た腕や背の傷を見ると流石に言えなかった。 でも、俺は今、素直だから。 偶然を装うなんて狡いことはしないで君のその『己を庇って』怪我をしている腕の痛くない部位に口付けを落とした。 そんな訳で、こちらも医療ユニットに回収されて行った。気付けばあれだけ騒がしかった安眠妨害にも程があった廊下も、静寂を取り戻したことだろう。 (98) 2022/02/23(Wed) 7:06:22 |
テンガン&シトゥラ
「…………。」
二人の話を聞いている、というよりは聞こうとはしている、というあたりか。ともあれ静かにしている。なんだか自分のことを話しているのはわかるからだ。でも口を挟むのは多分、よくない。
テンガン
「え、ええと、はい……?そうします。お話しましょう。」
不安そうにシトゥラ側の意見も待つも、テンガンに押されるだろう。
| ラサルハグは、処刑の相談を何か書こうとしたが、電池切れでパタ。 (a76) 2022/02/23(Wed) 17:06:44 |
シトゥラ
「はい、わかりました。嫌なことはちゃんと断ります。断っているのにするのはいけないことです。」
助言をもらって、頷いた。
「はい、ただいま。ええと、体動かすのは楽しかった、です。服もきれいだったですね」
楽しかったことを一つ一つ挙げていく。それは嘘ではないのだが。
「機械の中で悪い夢、見てしまって、でも遊んだから大丈夫です、多分」
ちょっと元気がない理由も挙げた。
| ラサルハグは、倒れる前に チョコチップクッキーvilが食べたかった。 (a77) 2022/02/23(Wed) 17:41:56 |
テンガン
「はい、わかりました。ゆっくりします。また今度。」
確かにもうちょっとチョコなどを食べておきたかったので、あなたの言う通りゆっくりすることにした。
「おはようございます」
時間など関係ない、貴方にとっておはようならばとおはようを返して。
ジャンドゥーヤを手に取って頂いております。運の絡まないおやつも良いものですね。
「おはようございます。」
全然おはようの時間じゃないが、おはようにはおはようと返しちゃう。
「そろそろ、看守長チョコレート食べきれそうです。」
今右足。
相談用の通信をぼんやり聞いている。自分はもうゲーム上では死んでいるので通信できないことをなんとなく知っている。
「はい、頼んだからには食べきらなければいけません……ですよね。ええと、おいしいです。」
大きさ以外はちゃんと美味しいチョコレート。無礼講ぐらいたくさん食べておきたいのも、あるのだ。いろんなお菓子に目移りすることもあるけれど。
| (a92) 2022/02/24(Thu) 0:03:10 |
ピチねばに触れてみている。スライムの感触、面白いですね。
唆されてたのかと気付けば大人しく止める。でも自分は触る。
ちょっととか言ったくせに水槽から手を引いた瞬間に床に水がベチャチャチャー!になった。
ので、ムルイジから受け取ったタオルで床拭いてる。アリガト!
「 …ああ、ポルクス、大丈夫だ自分で出来る」
濡れた服が気持ち悪い。近くに女子はいなかっただろうと徐に上だけ脱げば追加申請したタオルで体を拭くだろう。
シトゥラ様からいただいたタオルもありがたく使います。
| (a98) 2022/02/24(Thu) 0:32:25 |
「うぇーーー……ゴメンなー……ムルイジ……」
これはしょんぼりになってるびしょ濡れのドアホ。
袖がべしゃべしゃなので自分も上着だけ脱いだ。
「アリガト!」とお礼を言いつつシトゥラからのタオルも受け取り、べしゃになっている腕を拭き拭き中だ。
「…気にしないでいい。それにしても、ここまで濡れたならいっそ風呂にでも行った方が早いかもしれないな」
あらかた体も服も拭いたものの。どうせ洗わなくてはいけないのならと呟いて。
「…一緒に行くか?」
お風呂。
これはべしゃな服をどうしたらいいか分からず、しょんぼりのまま服の袖とにらめっこしていたびしょ濡れのバカヤロウ。
「……んう、風呂?」
べしゃ服から思考を移すためにちょっとフリーズ。
「…………一緒に行く!」
からの笑顔を浮かべ快諾! 一緒に行こうか、お風呂。
ポルクス
「あちらだそうだ。…大浴場を使うのは初めてだな」
呟きつつ、片手で服を纏めればもう片方は、迷わぬ様にと貴方に差し出して。
大浴場を目指すだろう。
ムルイジ
「んう? ああ、」
コイツすーぐ迷子なるからな。
服を小脇に抱え、差し出された手を取って一緒に歩き出し。
「……俺、まともな風呂はいるの、はじめてかもー……」
なんて言いながら。
あなたが手を引いてくれているので、無事に大浴場へと辿り着くのだろう。
ポルクス
「まともなって…、ここに来るまでにも?」
道中、風呂上がりの着替えを調達しながら大浴場へと辿り着けば。
男2人な以上とくに恥じらいもなく、手早く服を脱げばさっさと体を洗おうと浴場へと入っていく。
……人と入るのには、少し髪に掛かる時間が長過ぎるから。
ムルイジ
辿り着いた大浴場を見。服を脱ぐあなたを見。
そっか、と真似して服を脱いだ。すっぽんぽん。
……は流石に恥ずかしいのでちゃんとタオル腰に巻きます。
「俺ー……ホームレス街の出だから風呂とかそんなだったよ」
言いつつ男も直ぐに後を追うだろう。浴場の中へ入り。
あまりの広さに一瞬フリーズしつつ。
「…………、たすけて
」
やっぱダメかもしれん。か細い掠れ声でヘルプを求めた。
ポルクス
「大丈夫、風呂は襲って来ないから」
ヘルプには小さく笑って。体を洗ってから浴槽に行けば問題ないのだと説明をしながら。
自分は長い髪を洗う作業へ。
長い翠へ湯を掛ければより艶やかに見えるだろうか。
ムルイジ
「ふろは、おそって、こない、」
復唱。
「ふろは、おそって、こない、」
何回か復唱しながら髪を洗う様子を見。いつも通りにひょこひょこと移動……しようとしたらコケそうになったので普通の歩みに変え。
隣のシャワー近くまで辿り着けば、真似して髪を洗い始め。
「……ムルイジ、髪長くてきれーだよな。似合うし」
なんか女子会みたいな話題じゃないかこれ?
ポルクス
「あぁ、襲って来ない。…足元、気をつけろよ」
ひょこひょことした歩みを見れば念の為に声を掛ける。直ぐに普通になった事に安心したが。念には念をだ。
「そうか?…綺麗、なら良かった。1度伸ばしたら切るタイミングを逃してそのままなだけ…なんだが。合ってるなら嬉しく思う。
……俺はポルクスの髪だって綺麗だと思うが。その色、好きだ」
女子会だったかもしれない。嘘、野郎2人です。
ムルイジ
「……ン! 長いの、カッコよくていいよなー」
言いつつ髪をわしわし、シャンプーを泡立て洗って。
「俺の髪の色? ……ッハハ、そうか?
はじめて言われたー……あ゛っ!?
」
褒められた嬉しさのまま、ニッコニコでムルイジの方を見ようとして洗い途中だったシャンプーの泡が目に入りました。
はじめての、いたみっ……!
「にゅんんんんンンン…………」
悶えつつ頑張って洗いました。
ポルクス
「大丈夫か?!」
自身の髪を洗いつつでも鳴き声が上がればそちらを確認し…、でもあれ人が手を出すのも危ないか…?
目に入ったのならゆっくり濯ぐ様にと伝えて、出来なそうであれば手伝おうとはするだろう。
貴方から少し遅れて髪を洗い終えれば、結い上げておく。邪魔になるからね。
ムルイジ
「だいじょうぶ…………
」
だいじょうぶじゃなさそうだね。
髪の泡は落とし終えたので、あなたの言葉通りに目を濯ぎ……目の方はお手伝いがなくても大丈夫そうです。どっちやねん。
「風呂……襲ってきた……」
歪む風呂への認知……。
次はどうすればいい?と首を傾げた。
あー!マカロンドロボー!って言いたいけど風呂だから言えない。
ポルクス
きちんと目を濯ぐ様子を見ればホッと胸を撫で下ろし。
「もう多分襲って来ないからな…」
多分。体を洗おうと提案して…「石鹸が付いてるうちに目を擦ったりするなよ」と釘を刺しておこうか。また痛くなるからね。
「背は俺が洗ってやるから」と伝えれば泡立てたボディーソープでふわふわと洗い始めるだろう。
ムルイジ
「襲わンでほしー……」
襲わンでほしいね。
男はとても素直なので、提案されれば身体を洗い始め。
釘を刺されれば「ハァイ!!」とお返事。もう目は……痛くなりたくないからっ!
「…………ッハハ、くすぐったー……」
ふわふわで洗われると嬉しそうにくすくす、からからと喉が鳴る。あなたが手伝ってくれるおかげで洗うのは存外、はやくに終わりそうだ。
ポルクス
「慣れれば襲われる事も無くなると思うんだが」
慣れないうちは何が起きるか分からないな。
擽ったそうな貴方に目を細め、「もう少し我慢してくれ」と伝えて背中を洗いきってしまおう。
あとは貴方のタイミングで、体を洗い終われば背中を流すところまで手伝ってから自分の体を洗い始めるだろう。
ムルイジ
くすくす、からからと喉を鳴らしつつ。
洗い終わったと分かれば「アリガト!」とお礼を言って。
「…………ぷあ、おわった!」
シャワーを上から浴び終えれば、身体洗い終わりポルクスの完成です。
浴槽?に行けばいいんだっけ?とあなたの様子を見つつお湯の張られたそれに入っていくだろうか。
まずは足でちょんちょん、からのざぷん。
「…………、…………、」
ポルクス
貴方が浴槽に向かうのをちらりと見守りながら。
自分の体も洗い終われば、こちらも浴槽へ。
「…今度は襲われてないか?」
なんて笑いながら声を掛けよう。
ムルイジ
「…………、…………、」
これは浴槽の中、無言で体育座りをしていたが。
「…………、おそわれてる、かも
」
あ!湯船耐性がない男!! 再びか細い掠れ声を出した。
お湯に浸かったことなど生まれてから一度も無かったのだ。
頬がじわ、と赤みを帯びる感覚と、心拍数の上がる感覚に若干ふわふわしつつ。
「これ……いつまではいってればいいの……?」
ポルクス
「襲われてたか…、体に無理のない範囲で好きなだけ、だな。
暖まればいいからな」
本当に慣れてないのだな、と体に不調が出てないか?を貴方に確認する。
自分はのんびりとしているものの、貴方の様子次第で引き上げるつもりだ。
ムルイジ
「あたたまる…………」
本当に慣れてない。
問われればだいじょうぶ、とお返事をして。
心配かける訳にはいかないよな、と頑張ってお湯の中でじっとしていたものの。
「……んう、くらくら、する。
…………やっぱ、……むり゛!!
」
ばしゃん! ばしゃ、ばしゃ、ばしゃ!
めちゃくちゃ水しぶきを立てながら足早にお湯から逃げ出した。
べしゃべしゃのままの男が大浴場の脱衣室の床を襲う――
ポルクス
めちゃくちゃ上がった水飛沫が飛んでくるのは置いておいて、自力で脱出していく様子には安心する。
けれど何かあればいけないから、と貴方の後を追って脱衣所へ。
「ポルクス、無理をさせたようですまない。…気分が悪くなってないか?」
ムルイジ
「あーーっ!? ムルイジも出ちゃったの!?」
結局心配かけちゃってるやんけ!ゴメンの顔をした。
「……ン! ちょっとだけくらくらするけど、だいじょうぶ、……平気!」
相変わらず顔は赤く、僅かに息が上がっているが元気そうだ。
じっとしているのが好きじゃないもある。さっさと着替えて出よう〜とべしゃべしゃなまま歩き回っているだろう。
ピチねばの存在が新たにべしゃを生み出してしまったのかもしれない。
ポルクス
「温まりはしたから問題ないよ」
ごめんの顔の貴方にそう笑いかけて。
「大丈夫そうなら安心した、…念の為、水分も取っておくといい」
着替え終わってからでもいい、と付け足して。
歩き回るべしゃに笑ってしまっているが、きちんと体は拭き始めてる。…髪も乾かさないと。
ムルイジ
「すい、ぶん…………わかった!」
こくり頷き。わかったみたいです。
歩き回っていたべしゃは適当にタオルで身体を拭き、素早く着替えを済ませ脱べしゃした。路上生活者は髪なんて自然乾燥ですよ。
「……はあ、……えっと、飲み物……」
飲み物置いてあったりしない?あることにしていいか?
とりあえずはあなたの準備が終わるまでのんびりしているつもりだ。
「…………。」
難しい話してるなあと思いながら通信を聞いている第二弾。皆真剣に話しててすごいなあ。スピカの感想である。
ポルクス
「ん、いい子だ」
脱べしゃを見届けながら一方この男はのんびり髪を乾かしている。この長さになると時間がかかるのだ。
「なかったら端末から頼んでしまったらどうだ?お任せでも指定でもすぐ届けてくれるだろ」
そう、なければ頼んでしまおう。なんたって無礼講だし。
パフェを欲しそうな眼で眺めている。頂いて……いいやつですか?
「はい、いただきます。」
許可があった!いただきますをちゃんとした。今は看守長チョコはお休み。
おいしい。パフェ用のスプーンを握りしめながら食べている。食べるのがちょっと下手なのでやっぱりクリームが手や頬などについているが、満足そうだ。
アルレシャ
「おいしいです。ああ、食べるの難しいです。」
チョコもチョコパフェもおいしいので、いくらでも食べられる。今まであんまり食べたことないのだ、服と同じように今のうちにたくさん食べたい。
べたべたなのは見た感じパフェ用のスプーンが慣れていないのもあるが、スプーンの握り方も下手だ。グーで握りながらもぐもぐしている。もぐもぐ……。
「ありがとうございます。」
おしぼりは丁寧に一礼をして受け取った。
ムルイジ
「……ン! 端末……、頼むかー……」
褒められたのでご満悦な様子。
あなたが髪を乾かす間にその辺の椅子に座り端末をぽち……。
文字が読めないので当てずっぽうだ!
来たのは……メロンジュースdrink!
アルレシャ
「はい、スプーンは……。」
と、スプーンを握るあなたをじっと見つめている。じっと
「ありがとうございます。」
そして、彼女なりに真似をしてみている。
ちょっと指がぎゅっとしていて変だけど、グーよりはかなりましになっただろうか。慣れなさそうに食べている。
「アルレシャ様はこれ、言うの、怒らないですね。コップの時もそうでした、やさしいです。」
彼女の中ではスプーンの持ち方などは怒るものだったようで、そんな記憶がある。
だから優しい人認定をさらにした。あなたの考えはわからない。
ポルクス
此処が監獄であると忘れるくらいにはゆったりとして。
漸く髪が乾けば暑いから、と戯れにポニーテールにでもしておこう。
飲み物を注文できているのを確認すれば、貴方に歩み寄ってその頭をわしゃ、と撫でようか。
アルレシャ
「はい、難しいです……」
素直に難しいとしていた。
「はい、食欲。ええと、食べないと、食べないのも怒られます。私は、下手なので怒られます、アルレシャ様はうまいですね。」
頭が悪いとは言わないほうがいい、とはほかの誰かから言われたが、自分が下手なんだと下手なのは言ってしまう。応用が利かない。事実そう言われてきたのだし。
「見てられないからじゃない……。ええと、アルレシャ様は見てもいい?」
「はい、べんりです。クリームもったいないと思っていました。うまくなれたらいいなと思います。楽だろう……。」
最初はやや首をかしげたが、便利という言葉はわかったようで頷く。実際、さっきよりも便利だ。
ムルイジ
メロンジュースを飲みながら。
近寄ってくるあなたには手を振って、頭を撫でられればまた喉をからからと鳴らす。……乾かしていないのでまだ少し濡れてるかも。
そんなこんなではじめてのおふろ
を無事に終えた男であった。
お世話ありがとうなムルイジ。
アルレシャ
「いつかできるようになる……良かったです。」
あなたが言うのならそうなのだろう、と頷いた。
「つまらないです、怖いです。怒られると、難しいです。」
怒られるのは怖い。それを素直に言う。そして怒られたとき、なんだかできたきがするものもできなくなる。難しくなる。その考えも拙く口にする。
「はい、美味しく食べます。害がない、良かったです。はい、ちょっとグラグラしますけど、便利だと思います。」
お話しながら、じきにパフェは食べ終わる。もらったおしぼりでもう一回顔と手を拭いた。ねんのため。
アルレシャ
「ありがとうございます。ここのみんな、博士みたい」
怒らないとの発言に、丁寧にお礼をした。彼女にとってはそれぐらいのことである。
「私のできること……、いいですね、私、いろんなことができるようになりたいです。クリームきれいに食べるのも、楽器を弾くのも、良い子になるのも、みんなとお話も、ええと、たくさん。」
きれいになった顔を見せ夢のように語って、笑った。
「はい、パフェ、ありがとうございました。とても美味しいかったです。」
また丁寧にお礼をしたのだ。
チョコチップクッキーvilを…頼んでも大丈夫でしょうか。
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