68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】
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ニア
「………ニア、」
青年は、振り返る。
倒れている人物をそこに残して彼女の元へ戻った。
一歩、二歩近付いて、彼女の前に膝をつく。
「ニア。」
彼女が、目を開けている。瞳を、開いている。
以前と変わらない姿で。
青年は手を伸ばして少女の首筋を撫でた。
ナイフで付けられた歪な印は、青年の手によるもの。
少女が命を散らしたその原因も、この青年にある。
彼女の言葉を、思い出した。
ラサルハグ
キファは薄ら寒いものを覚えた。
頼み込むというより、使役するかのような感覚。
彼とはあまり話をしたことがない。
でもキファの知っている彼はもっと、
「……ああ、頼む」
でも、それが彼を留める理由になりはしない。
手繰り寄せた一本の希望。
それを頼りに、キファはあなたを見送るのだった。
……手土産? そんなこと、キファは知る由もない。
サダル
「……では、吾に接吻してみよ」
突然の提案。
それから、キファはさらりと言ってのける。
「くふ、これも冗談だ。
答えは、”わからぬ”。
今や吾の心は、容易には動じぬ。
……だから。身で、心で、
もう一度吾に恋を教授してみよ。
吾に”死の先”がうんと幸福なものであることを、
教授してみせよ。
何よりも熱く愛おしい恋物語を、
おまえ自身の手で紡げ」
| (a174) 2021/04/26(Mon) 13:17:32 |
| (a175) 2021/04/26(Mon) 13:17:49 |
| (a176) 2021/04/26(Mon) 13:18:07 |
| >>ヌンキの部屋の前 ヌンキの部屋の前、扉をノックする。反応はない。 入れ違いに彼は部屋を出た後だった。 >>a172 扉の隙間、手紙を挟む。 手紙にはこう書かれている。 『吾は見つからない。諦めろ。 だが気に病むことはない。 見えなくったって、吾は此処にいる』 最後の一文が欠けていることを除けば、 そっくりそのままキファから聞いた内容 >>+72 を 記したものだ。 それからヌンキとよく似た愛らしい人形を、 バランスをとってドアノブに座らせた。 扉に背をもたれ、ドアノブに足をかけられる。 そのくらいの大きさだ。 人形は『ひとり』を慰めてくれる。 しかしその題材に彼本人を選んだ理由は、その悪趣味さは、 ラサルハグもわかっていない。 『人形ではない』 という言葉が印象深く残ったからだろうか。 (135) 2021/04/26(Mon) 13:29:11 |
| (a180) 2021/04/26(Mon) 13:37:14 |
| 「?」
(?)
? (137) 2021/04/26(Mon) 14:03:01 |
| (a186) 2021/04/26(Mon) 14:03:08 |
シトゥラ
薄紫は、歪に澄んでいる。
少女の目に映るのはひとりだけ。
彼の向こう、倒れ伏す彼女に、身に負う罪に。
現状に、過去に、未来に、
あらゆるものに目を瞑って――
ただ、餓えたままの心だけがその身体を動かす。
「…………、」
腕を持ち上げ、そっと青年の衣服に指をかけて。
首元の痕がそこにあるかを確かめる。
| >>ヌンキ宛置きレス
ラサルハグは会議場にいる。
人もまばらな中で、 椅子に腰掛けなにもしていない。
(139) 2021/04/26(Mon) 16:12:11 |
| >>140 ヌンキ あなたがラサルハグを見つけたとき、 椅子の前で人形みたいに棒立ちする姿を見つけたろう。 さながら柳の木の下の幽霊。 声をかけられれば、ゆっくりと頭を上げて、 「どうした」と尋ね返す。 手紙も人形も視界に入れておきながら 自分から触れることもなく。 (141) 2021/04/26(Mon) 17:28:35 |
ヘイズ
「ヘイズ……? 何を言っているんだ、まだ気づいて―――」
気づいてない?
ここが本当に死の先だと信じて疑わない存在がいる。
少なくとも自分はおかしなほどに生きていた裏方のサダルと今のサダルは生まれ変わったように違うと思い込んでいる。
「特訓なんて、他にも……できることはあるかもしれないのに。相変わらず真面目だな」
ドクドクと心臓が鼓動する音がどこかから聞こえる。
この気味の悪さと不安は目の前の子役から与えられた恐怖とはまた別のものだ。
ここは一体誰の"台本"なんだ……
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→
ヘイズ
「ヘイズはいつも通り、なら特訓の続きをやろうか。
……みんなが来るまで。
基礎はまだまだだったからね。
星の練習をしてもいいけれど……
体力がついてからだ、それは。じゃあいつでもいいからさ
準備運動してから走り込みで宿の周り10周
水分補給したら発声練習。
あ、いやヘイズは発声の前に脱力から。
脱力とリップロールを10分。発声もそのあと10分したら休憩
そして演技をしないで……外郎売りでも読んでいて。
多分小一時間で終わるよ、走り込みで死ななければ」
運動部かな。
サダルは子役には演技をしない時間が必要だと思っている。
だけど子役は子役をしようとしかいつもしていない。
それが少し、ヘイズの時間がもったいないと感じてしまったのだ。
| >>142 ヌンキ 「ああ、俺だ。 手紙を書いたのも、あなたの部屋に届けたのも」 差し出された贈り物を一瞥して、 なんら動じる様子はない。 「代筆を望まれたから。 人形は…………? あなたへの慰めに。 人形は、人がどのような感情を持とうと、 笑い健やかであるから」 その言葉をまともに受け取るならば、 失踪の前に記した手紙と、 それから作成した人形と受け取るだろうか。 死者の姿が見えるなど、 ラサルハグから打ち明けることはない。 (143) 2021/04/26(Mon) 17:59:03 |
二ア
『人は誰でも死ぬ存在だよ それが早かったか遅かっただけ
台本に狂わされた誰かは 救いの道もあれば救われない道もある
まだ物語は終わっていない 紡がれ続けている
ここは新しい物語の世界だと信じている』
『二ア 自分はね
二アが苦しむ姿を見たい存在じゃないんだよ』
同時に救いを与えられる存在でもないのだろうと思っている。
それでも、サダルは二アに伝えたい言葉がある。
『君たちは優しいと 自分を評価してくれる
でも寂しがりは 優しさをわけあたえるだけが目的じゃない』
『すべて自分の為といいながら好意をもらおうとしながら その殻に閉じこもっているだけ』
『二アは優しい 誰かを愛することができて 求めることができて
助けて欲しいって言うことができていて』
『否定したくてもできなくなってしまった人間よりよっぽど"どの世界"にも求められている』
これはね、二アに対するえこひいきだ。とサダルは笑った
→
二ア
くしゅっ、と、くしゃみをすれば本当に風邪がひけそうだと
流石に服を絞り最低限の動きができるように身なりをととのえる。
♪〜♪〜〜 ♪♪ ♪〜〜♪〜 〜♪ ♪〜〜〜 〜〜 ♪♪〜♪〜 〜〜〜〜 ♪♪〜♪〜 ♪♪〜♪ 〜♪♪〜〜 ♪♪〜〜♪ ♪♪〜
サダルはふと、どこかに意識をとられるようにぼんやりと目をうつろにさせた。
髪から垂れるしずくを眺め続けていたが
首を横に振れば乱雑に頭をタオルで拭いている。
目の前の二アをぬらすわけにいかないからだ
キファ
「できるよ」
今の自分は役者だ
サダルは顔を近づけると、とてもあっさりと唇を触れさせた。
キファが動かなければ離される口付け。
その瞬間に言葉では決して伝わらないものが、
星のように淡く光り落ちていった
「キファが恋を覚えるために」
「……、……
君のとなりに誰かがいても、
自分のとなりに誰かがいても、傍に居させて欲しい。
君と二人の台本をみたい気持ちは変わらない」
本当の恋だってできる
ここは死の先なんかじゃないと重ねたかった。
他のなによりも前なのかもしれないことを、
キファは本当にわかっているのだろうか。
それとも、そんなことを気にすることでもないのか。
それでも、与えられたものを取り戻す必要があった
「……これを言うのにこんなに時間がかかってしまうなんて、
やっぱり恋というのは恥ずかしいね。キファ」
サダル
「なんの話ですか?」と、首を傾げてあなたを見上げるのは
ただただ子どもの無垢な瞳だった。
気付いていないとも、そもそも知らないとも見える様子。
影はここでは生前の様子と何も変わらない。
「……真面目というよりは
今のぼくに他にできることがありません。
あなた以外誰にも認識されず、物にも触れられない。
死の先というのは意外とつまらないんですね
こんなところでも舞台に立つことはできるのか
特訓する意味はあるのか、わかりませんけど
まあ、何もしないよりは、いいです」
ただ、ひとりでなくてよかったと
あなたの心情など知らず、淡々と語る。
→
サダル
「……………」
そして、運動部のような
特訓メニューを聞いて一瞬固まった。
「それを全部やったら……覚醒
、できますか……?」
ギルドでもそこまでやったことない気がする。
そもそも才能があった故か
せずとも済んでいたのかもしれなかった。無情。
「星の練習は、したいですね。
ぼくがやるとなんか、黒い星ができるんですよ……
よし、じゃあ、これからがんばりますっ!
」
いつでもいい?今でしょ!と
言わんばかりに準備運動が始まったのだった。
| >>144 ヌンキ 「キファから。親しい間柄ではないのか?」 まさかのキファからだ。 平然とした顔で尋ねる様子に嫌味も揶揄もない。 ──第三者が見る限りでは。 「用意してる間に姿は見えなくなったから 忙しくしていたかもしれない」 言葉に嘘偽りはない。 ラサルハグは常に死者が見えるわけではない。 目の前にいたと思えば不意に認識外へ移行し、 また唐突に視界に移る。 そして 一連の挙動に違和感を持つこともない。 代弁する言葉はシステムから悪意の干渉を受ける。 「人形は嫌いか。ならば悪かった。 あなたと先の二人の関係は知らないが、 やはりキファとは親しかったのだろう。 俺は親しい人と別れた時、人形になりたかった。 だから……────?」 だからといって『悲しむ本人』を模すなど まずありえない。 あなたが苛立っていることに気づきながら、 その原因の一端であると思いもしないようだ。 (145) 2021/04/26(Mon) 19:35:35 |
| >>146 ヌンキ 「知らない。俺が頼まれたのは言伝までだ」 必死な感情を無碍にする、冷たい答えだ。 ラサルハグは、キファの生死を知らない。 キファの居場所を知らない。 キファがヌンキへ向ける想いを知らない。 「『諦めろ』。 それが彼女のことばだ」 人形は言われたことしかできない。 (147) 2021/04/26(Mon) 20:06:23 |
| (a221) 2021/04/26(Mon) 20:07:53 |
| >>148 ヌンキ 人形は頷く。 先の件も今のあなたも気にした様子はなさそうだ。 人ならば、心配することばのひとつはかけたろうに。 ラサルハグはこの数日でシステムの干渉を大きく受けた。 『サルガス』の意思の片鱗のもと、行動した。 その結果として今のラサルハグに個人としての意思は、 ほとんど見受けられない。 ──強く感情を揺さぶる『ひと』の名でも 出されない限りは。 (149) 2021/04/26(Mon) 20:36:33 |
ニア
少女の白い指先が首の傷を辿る。
自分のした行動をなぞるような仕草に首を傾げた。
ニアは、誰かと同じ行動を選ぶことは少ない。
「──ニア?」
“なにか”に霞む紫を見下ろして、青年は名を呼ぶ。
少女の首から指を離し、頬を辿る。
青年が、いつも──口付けの前にする動作。
少女の瞳が下りたなら、許される合図。
彼女はいつも、言葉で答えを与えてくれないから。
| >>150 ヌンキ 人形と揶揄されても「そうか」と肯定するだけであるが、 続いて出された名に、はじめて意思をもった瞳が、 あなたに向けられた。 「どういう……」 メレフとの付き合いは長い。 彼が であったとしても、 これ身内匂わせ+気安い関係だから使える暴言っていうあたしの萌えポイント 『愛』なんて気安く振りまく男に思えなかった。 思いたくなかった。 「あなたは、彼と関係をもったということか?」 声は静かながら語調は強い。 胸に渦巻くものが怒りか落胆か、あるいはその両方か。 経験の少ない身は振り回されるしかできない。 「メレフとなにがあった。 いいや、彼の方からしたということか……。 答えてくれ、ヌンキ」 (151) 2021/04/26(Mon) 21:21:12 |
| (a235) 2021/04/26(Mon) 21:22:52 |
サダル
少女の小さな唇が、塞がれる。
「──馬鹿みたいだ」
→
サダル
「……馬鹿みたいだ。吾を幾つだと思っている?
こんな、年端も行かぬ少女みたいに、キスひとつで」
恨みごとを放つその間際。
少女の頬を、熱い、熱い涙がこぼれ落ちる。
大粒の涙がこぼれ落ちる。
「こんな、甘ったるいラヴストーリーみたいなキスひとつで!」
→
サダル
「……知ってるわ」
そっぽを向いて、つんと澄まして。
いつもの態度を装いながら、慣れないことを口にする。
――今なら、ちょっとだけ。素直になってあげてもいい。
「あんたがわたしの味方だってことくらい、とっくに。
……寂しがりなのは今、知ったけれど」
それに、あんたわたしに特別甘すぎると思うわ。
呆れたようにそう言って、寂しがりは自身の殻を少し破る。
腕を持ち上げ、タオルに手を伸ばした。
自分のとよく似た黒髪を拭いてやろうと思って。
(→)
サダル
逢瀬を交わして、手を繋いで。
そんな長ったらしい時間は必要ない。
少女の熱を呼び覚ますのも、
彼女を人間としての心の形に引き摺り落とすのも。
たった、キスひとつで十分なのだ。
「──あ、あ……!
なんでこんなに、切なくて胸が熱くなる?
吾はまたおかしくなってしまったのか?」
サダルの胸に顔を押し当てる。
「いや、違う──」
だって。だってあなたに恋をしていた。
例え造られたものでも、あの気持ちは嘘じゃない!
→
サダル
避けられなければ髪を拭いてやる。
きっとその動きは、拙い。
「わたし、優しくなんてないわ。
優しいっていうのは、あんたみたいなひとのことを言うのよ」
ひとり、ぽつんと座っている女の子を気にかけて。
会議の内容をまとめた資料を作ってやって。
抱えているものはないかと、話しやすいように呼び出して。
そういう優しさが大嫌いで、疎ましくて、
……けれどたしかに、嬉しかった。嬉しいから、遠ざけた。
「どんな場所でだって、求められるわ。
……だから、嫌いなのよ」
サダル
キファは、確かに一度死んだ。
この世界の真実が、どのように在ろうとも。
……彼女の死生観は、そう定義する。
あなたはもしかすると、
悲しみが連鎖する”あの場所ではないどこか”へ、
辿り着きたかったのかもしれない。
あなたはいつか二人でこうして真に出会うために、
一時恋心を売ってでも、逃避行をしたのかもしれない。
だがこれらは全て仮定であり、
それはあなたが語らぬ限り、キファは知る由も無いのだろう。
→
サダル
──二人は、最早舞台から降りた。
これは誰かを感動させる為の演劇じゃない。
ロミオとジュリエットでも、サロメでもない。
二人が紡ぐ、二人の為の、物語だ。
これにて、ヌンキの”はじめの祈り”は、
真に叶えられたのだろう。
紆余曲折こそありはしたけれど。
でも、序破急のない物語なんて退屈だろう?
神様が、笑った気がした。
唯、残されたヌンキは──
それはまた、別のお話。
→
| >>152 ヌンキ 挑発に顔をしかめ、舌打ちする。 「あなたがメレフの名を出したんだろう。 俺は、あいつのことを……ッ!」 胸元を掴む、その眼差しは鋭い。 裁縫師の腕では騎士を持ち上げることはできない。 「キファについては先に話したことがすべてだ。 この会議場で指示されて、あなたに渡せと。 それ以上は知らない。 ただあなたを心配していた、それだけは確かだろう。 わざわざ親しくない俺に言伝を頼むくらいだから」 (154) 2021/04/26(Mon) 21:54:53 |
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