人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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【人】 会社員 雷恩

[毎日公園で一日を過ごさざるを得ない少女が
動物園に行ったことがないことを、
テレビや図鑑でライオンを見たことがないということを
少年は考えもしなかった。

多くの人にとって「らいおん」は「ライオン」であり、
「らいおん」が「雷恩」であると素直に
受け容れられたのはもしかすると初めてだったかもしれないのに。

もしそうだと知っていたなら、
彼女は自分にとってもっと「特別」だっただろうか。

――過ぎてからのたらればに何も意味はないけれど。]
(1) 2024/05/07(Tue) 10:39:46

【人】 会社員 雷恩

[春を越え夏を走り秋を飛んで冬が終わるのを待ち、
公園で始まった友情を続けていくには
片方の気持ちだけでは弱すぎた。

公園以外の生活が違い過ぎた二人が「もっと大きくなるまで」
共にあれた方法は、実際に大人になった今考えても
思いつかないだろう。

少女が性を切り売りして生きて来た年月、
少年は大した苦労もしないまま育ち、
今も「夜営業メインのカフェ」の存在を知らない。

従業員のプロフィールが乗っているHPを探すのに
どんな検索ワードを用いるのかすら。]
(2) 2024/05/07(Tue) 10:40:22

【人】 会社員 雷恩



 なんだそれ。
 釘刺してんの?


[ストーカー被害は身近ではないが
目の前の彼女は可愛いから、そういうこともあるのだろうと
疑っていない。

彼女が食べきれたりんごの甘さどく
10年以上身体を蝕んで煮詰まっていったことを知らず、
能天気にも「偶然の再会」に少しドキドキしたりなんかもして。]
(3) 2024/05/07(Tue) 10:40:57

【人】 会社員 雷恩

[手を引く彼女の足取りが、慣れない靴で転んで挫いたにしては
滑らかなことに引っかかりを覚えたのは一瞬。

追われる可哀想な子しらゆきひめを護る役目に酔った愚かな男は
地上10階まで運ばれる。

男を溶かす角部屋蜘蛛の巣は、どう見ても若い女の子の趣味を集めた色。]


 お構いなくって言いたいとこだけど、
 飲み物ある方が話はしやすいか。
 あ、保冷剤取ったからさ、プリンの箱だけ
 冷蔵庫に預かって貰って良いかな。


[そこで勝手に冷蔵庫を開ける無礼さがあれば、
ピーコックブルーのビールがあることに気づいたかもしれない。
道中の話では、同じ銘柄を愛飲しているという反応が
なかったものが。]
(4) 2024/05/07(Tue) 10:41:25

【人】 会社員 雷恩


 今更だけど、俺らって何歳差なんだっけ?
 最初に会った時はルミは小学生じゃなかったよな?
 あの頃は同じ小学校に通えるんだと思ってたけど。


[入学しても3年生まで通えなかったことを聞く機会は
当時は既になかった。
家庭環境が良くないだろうということは薄々感じていたから
私立の小学校を受験したのではないだろうとは思うが、
若くしてこんなに良い部屋に住めるのだから、
もしかして金だけはある実家なのかもしれない。

自分はあまりにルミのことを知らない。

昔は無知故に疑問を持たず、今は彼女の生い立ちについて
無遠慮に聞くのは憚られて。

道中でも聞けなかったことに、どこまで踏み込んで良いのか。
2人きりの空間に少し緊張しながら口を開いた。

緊張で乾いた喉は既にコーヒーを欲している。*]
(5) 2024/05/07(Tue) 10:42:14
 

[ コーヒーなら、多少何か・・が混ざっても
  味覚で察知されづらいの──お兄さんは知ってるかな? ]


 

 

[ 夜の街はなんでも手に入る。

  結構苦労したんだよ、探すの。
  人体に依存性や危険を与えない、危なくないお薬。

  微量しか入れちゃいけないから
  効き目はあっても効果時間は少ないだろうけど。
  意識はあるのに体が思うように動かない、ってさ、
  一体どんな感覚なんだろうね? ]

 

 

 [ ねえお兄さん。
   わたしを簡単に捨ててしまえたお兄さん。

   知らないよね。ずっと知らずに生きていく気だった?
   貴方がわたしを忘れて公園から逃げて、
   それでも恋人なんて作っちゃってさ。
   情報が目に入る度に物、
   吐き気に苛まれて蹲り続けたあの夜のことも。

   わたしが一生望んでも手に入らない場所を手にして、
   幸せそうに笑うあの女どもの顔を見るたびに
   ナイフで腕に刻んだ痛みの数も。 ]

 

 

[ ──他の女に触れるたびに
  わたしが血を流していたことすら想像もしないで。

  思わなくてもいいよ。
  その分、わたしのこと、ずっと心に刻んでね。
  今から──死んでもずっと、ずーっとね。 ]


 

【人】 会社員 雷恩

[躱すのが上手い。>>7
会わなかった間に「色々」あったのだろう。
無防備に男を誘っているのかと思いきや、
経験に裏打ちされた計算が垣間見えて、
少し背筋が冷たくなった。

本当に困っているのか?、、、、、、、、、、、

道端で偶然再会した昔の知り合いと
後日ではなく「今」「家で」話をしたいと切羽詰まった様子と
ギャップを感じてしまう。]
(11) 2024/05/07(Tue) 17:32:36

【人】 会社員 雷恩


 いや、家にお邪魔するなら保冷剤あったとしても
 冷蔵庫借りた方が安心だから。

 てか足には当てなくて大丈夫か?
 転んで土ついてるかもだし、
 先にあー、具合確認してくる?


[洗って、と言いかけて辞めた。
シャワーに誘導していると思われたくない、
ズレた危機管理。

足を気にする素振りは、部屋に入ってから一度も
確認できていないのに。]
(12) 2024/05/07(Tue) 17:33:59

【人】 会社員 雷恩

[熱すぎるのは苦手だから、もしあれば牛乳か豆乳で割ってほしい。

いっそブラックを所望するならば、何かを混ぜた痕跡を目視
できるかもしれないが、自ら罠に掛かっていく。]


 なに。ルミの方は俺の歳知ってたんだ?
 俺言ったっけな?
 ごめんなー、俺は覚えてなくて。


[自分の年齢を知られているのは恐らく自分が言ったからだろう。
記憶が薄い分、解釈の幅を広げて。]
(13) 2024/05/07(Tue) 17:34:34

【人】 会社員 雷恩


 5歳差で3年まで行ってなかったんなら
 小学校で会ってなくて当たり前か。

 むしろ3年になるまで学校とか他の大人が
 どうにか出来なかったんかって、腹立つな。


[自分が彼女を救うには、年少時の5歳差は頼りなく、
親が義務を放棄した家庭なら、公的機関や福祉が
助けに入らなかったことに身勝手に苛立つ。

大変だったな、なんて、言えない。

その大変さに寄り添わず、思春期を言い訳に
自分のことばかりを考えた男には、そんな簡単な言葉で
済ませてはいけないと思えた。

相槌を挟めないままでいると、ルミ自身が明るく言葉を続ける。>>9]
(14) 2024/05/07(Tue) 17:35:01

【人】 会社員 雷恩


 すげーな。
 頑張ったんだな。
 
 ルミが大きくなった姿に会えたの、
 奇跡なんじゃないかって思うよ。


[親のすね齧りで大学まで行った自分が恥ずかしいが
その自虐は口にすると却ってルミの「そんなことないよ」待ちに
なる気がして、それこそ恥ずかしいから言わない。

ルミの頑張りがどのような手段で行われたものであっても、
頑張った事実自体を賞賛して、コーヒーに口をつけた。]
(15) 2024/05/07(Tue) 17:35:49
[頑張る為の原動力が歪んだ恋だとは知らない。]

【人】 会社員 雷恩

[ルミにずっと寄り添えなかったことに対する罪悪感はあれど、
明確に「逃げた」つもりはなく、単なる成長に伴う
フェードアウト感覚の男には、そこまでの執着心が理解できない。]


 で、学費まで稼げるくらい頑張り屋のルミが
 「心細く」なることって、何があったんだ?


[コーヒーに何か入れられたことには気づかないまま、
アイスではないからすぐに飲み干せはしないが
確実に体内に取り込んでいく。

室内に置いてある高そうなアレソレの入手方法は
恰好や部屋のグレードからも推測できる。
その金の出所ではなく、大して金も持っていそうにない
普通の男に出来ることは、話を聞くことぐらいかもしれない。

座ったソファは柔らかいのに、
まるで喰われそうな感覚になるから、
話を一通り聞いたら暇を申し出る心算ではあるけれど。*]
(16) 2024/05/07(Tue) 17:36:38
 


[ この恋を歪めたのは貴方過去なのに。 ]


 

 


 [ アイスあの日々が溶けてしまうくらいの熱を交わそうよ。 ]


 

 

[ 話を途中で、唐突に切り替えて。

  わたしは。
  彼をソファへ倒すように、とん、と肩を押した。** ]


 

【人】 会社員 雷恩

[季節は夏に差し掛かり、部屋のエアコンは稼働していない。
なのにどこか冷える心地がする。
心が鳴らす警鐘を、罪悪感が打ち消そうとする。]


 ……悪いな。
 手当の間くらいは待てるけど、
 俺が帰った後の方がゆっくり確認できるか。


[ありがと、と受け取ったコーヒーは白を混ぜた薄茶色。
マーブルを作る要素に、頼んだミルク以外が入っているなんて
見た目からはわからない。]
(24) 2024/05/07(Tue) 21:34:12

【人】 会社員 雷恩


 ごめんごめん。
 てかあんなにちっちゃかったのに覚えてるルミが
 すげーんだって。


[それだけ彼女にとって当時交わした会話は少なかったのだと
学校でも家でも会話の絶えない生活をして個々の会話を
忘却の海に流す男は想像できない。

ルミの記憶力が良いと感心して謝った。]


 許して!このとーり!
 な?


[他の誰かにもやっているから身についたままの謝罪。
合わせた手よりも頭を低く下げて、ちらりと上目で伺う。

それを懐かしんでくれると期待する程度には
無神経な男だ。

いっそそこで失望してくれた方が双方にとって思い出を
綺麗なままで残せたかもしれない。]
(25) 2024/05/07(Tue) 21:34:44

【人】 会社員 雷恩



 ルミ…………


[少女の瞳が昏く曇った気がした。
実家を出て、仕事を得て、金に困っていなくても
彼女の心はまだあの公園で無償の愛を求めているのかもしれない。

学校は卒業する日が来るし、親はふつう自分より先に死ぬ。
どんな相手だって、四六時中そばにいることなんて出来ない。

それを普通に育った人間は肌で覚えることができるけれど、
「かわいそう」フィルターのかからない目で寄り添われた経験に
乏しい故に、恐らくルミはその「ありえない」愛を求めているのだ。

役目のある間だけ近寄る相手を拒否する彼女に
そういうものだと諭すのは不可能だ。

せめてこれからの人生で、彼女を満たすものに出逢えたら良いのだけれど。

それを探す為に、通信制高校を自費で卒業するだけの
頑張りを続けられたのだったら良いのに。]
(26) 2024/05/07(Tue) 21:35:12
[白雪姫が齧った毒林檎は、喉に引っかかっていたから
バッドエンドに至らなかった。

齧って咀嚼して、細胞となったやさしさどくは、
トゥルーエンドを迎えられるのだろうか。]

【人】 会社員 雷恩

[悲惨だっただろう生い立ちを垣間見た後の「話」に
身構えていたら、拍子抜けする。>>21]


 こ、恋バナ……?


[男の意見を聞きたい、とかだろうか。
「好きな人」と聞いてもそれがまさか自分だなんて
夢にも思わない。]
(27) 2024/05/07(Tue) 21:36:35

【人】 会社員 雷恩


 ……うん、うん、そっか。
 「そのひとじゃなきゃ」って人がいて、
 半年前まで恋人がってことは、今はいないんだろ?

 まず関わりを作って意識してもらうのとかは?


[「半年前」のキーワードにも反応せず、
意味のないアドバイスをする。

関りのない相手に恋をしたことがないので
薄っぺらいだろうなとは思っていても、
こういう「相談」に単なる共感ではなく「解決策」を
示したがるのが生物学上の男の生態らしい。]
(28) 2024/05/07(Tue) 21:37:12

【人】 会社員 雷恩



 ? は?
 「聞いてきた」? え、好きな人って俺の知り合い、


 
qわせdrftgyふじこ?!



[何が起こったかわからなかった。
「効いて」が「聞いて」だと思う鈍感さを後悔する間もなく。]
(29) 2024/05/07(Tue) 21:38:16
[体幹にはそれなりに自信があった。
自分よりも華奢な女の子にちょっと押されたくらいで
簡単に倒れてしまうだなんて。]


 え、 なに、 ルミ……?


[何故自分の目は天井を捉えているのだろう。
すぐに起き上がろうとして、
上手く力が入らないことに気づいた。

一気に血の気が引く。
唇が震えるのはわかるが、身体に震えは伝わらない。
もはや自分の身体は自分の支配下にないことは
明らかだった。

そう知覚すると、上手く言葉すら出て来なくなった気がする。

なんで、と上手く言えただろうか。*]

 



   ────……やっと捕まえたよ、お兄さん。



 

 

[ 彼の身体は、呆気なくやわらかなソファへ沈んだ。
  起き上がらない様子を見て、「やっとだ」と小さく呟く。
  そのまま足の怪我なんて無いように彼の上へ跨って、
  顔を見下ろし、両頬に手を伸ばした。 ]


  " なんで "?
  どっちを聞きたいのかな。
  身体が動かない理由? わたしがこんなことした理由?

  ……上手く喋れなくて怖いよねぇ。
  でも大丈夫、わたし、お兄さんのことなんでも分かるよ


[ わたしはキッチンのシュガーポットを指差した。
  多少でも首が動かせるなら見えるだろうけれど、
  見えなくても持ってきてあげるつもりはない。 ]