222 【身内RP】猫様としもべの夢【R18G】
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あなたが何かを言おうとしていたのを、見逃さなかった。
けれど聞き取ろうとしたところで、それが聞き取れる筈もない。
自らを引っかいていた手が、此方の頬に触れていた手が、だらりと投げ出されるのを見る。
腕を離す。それでももう動き出す事はない。
我儘も無茶振りもすり寄りもしない、生命からただのモノになったマオがそこにある。
――終わったのだと、奪ったのだと、思い知る。
▼
後はあなたの願いを叶えなければ。
叶えなければ、奪った意味が無くなってしまう。
ああ、本当に!居なくなって欲しい訳がないのに、何も分かっていない!
最後の最期までなんて願いを遺してくれたんだ、あの馬鹿は!!
「は、はは、」
声に出して、笑う。
目からあふれ出る、胸を突き刺す邪魔ものを、必死に手のひらで抑え、
無理矢理に笑い声を口に出す。
「ははははは……!!」
――道化にすらなり切れなかった、哀れな男の。
壊れた様な笑い声が、唯々部屋に響いている。
死体はなにも何も語らない。
無機質な空間で慟哭にも似た笑い声が響く中、鳥居が現れた。
条件に達し、ここから出られるということだ。
この死体を連れて行くか否かは自由だ。
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