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【人】 ]]『審判』 チェレスタ―― 別れ ―― [チェレスタには分からなかった。 『箱庭の神』が言う愛が、どのようなものなのか。 『愛しき子ら』と呼ばれはしたが、己が神なる存在の子であるという認識が薄いからだろうか、 いや、むしろ『審判』が猛烈に神なる存在を好いてなかったためか。 特にその言葉が響くことはなかった。 そもそも、チェレスタの人生の中で、 誰かを強く愛したことはあっただろうか。 他の誰でもない歌以外の誰かを] […………] (127) 2022/12/23(Fri) 21:25:12 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[チェレスタに響く言葉があるとするなら、 それはもはや歌だ。 しかし神なる存在は結局、最後までチェレスタにとっての歌を口にしなかった。 “分からない”も。>>4:4 “いらない”も。>>4:7 歌と認識できれば少しは綺麗に思えるのに。 なんて雑音をばらまいてるんだろう] (128) 2022/12/23(Fri) 21:26:12 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[ああ、まるで。 ―― ただの人間みたいだ。 何も知らずに排斥する存在と同義。 何だろうね、この気持ち。 あーあ。って表現するのが一番しっくりくるのかな。 こんなやつのせいで私たちは苦しんでいたのか……っていう落胆と、 ほんの少しばかりのあわれみが同時に存在していた] (129) 2022/12/23(Fri) 21:27:32 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[だが、それも、喉元を通り過ぎればいずれは消える。 それだけじゃない、 チェレスタの魂の奥底にあったものがすっぱりなくなっても、 周りの者がいかなる反応を見せても、 そのうちいつもと変わらないチェレスタになるのだろう、とぼんやり思っている。 だってそうだろう。 神なる存在に期待もしていなかったから、否定されて苦しむことはない。 神なる存在以上に世界にも期待してなかったから、壊れたところでやはり苦しむことはない。 その神なる存在に、……お供するかのようなことを言う者がいたとして、 それがその人の選択ならばと気にすることはない つもりでいる 。ただ、ちょっとだけ目くじら立てた時>>4:96はあったけれど] (130) 2022/12/23(Fri) 21:29:59 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタえっ……、神なる存在と二人きりになるつもり? それって君と話をするには追っかけ―― いやまあ元の世界にそこまで未練はないけど……。 [要はチェレスタが神なる存在と一緒に箱庭に行きたくないなーって思ったわけで。 やがてバツの悪そうな顔を見れば反射的に視線を彷徨わせた。 それなら私も一緒に行く――と、言わなかったのが何よりの答えだった] (131) 2022/12/23(Fri) 21:31:12 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[一座の者が無事でなかったり、 ……それに、無事だとして、もし、 この件がきっかけで証持ちそのものを憎み始めたら? 『私は今後一座とは無関係なただのチェレスタである』 洋館に住み始める時にそういう約束をしたけど、 彼らはチェレスタを家族のように気にかけ、 たまには遊びに来てと持ちかけた。 チェレスタは精一杯妥協した。 だからチェレスタが一座のところに向かうのは、 頑なに「帰省」ではなく「出張お手伝い」扱いにしているし、 一座が洋館からさほど離れていない西地域にいる時しか遊びに行かないのだ。 彼らを信じていないわけではない。 ただ彼らの重荷になりたくないのだ。 そのためなら万が一でも憎まれたって……その時だって、大丈夫だ] (132) 2022/12/23(Fri) 21:31:27 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[なのにどうして心が揺れ動いているのだろうか。 エーリクの部屋で話をして、しょげたことを未だ引きずっているのか。 彼とのことは他の誰か―― 例えば彼と親しいカルクドラ辺りに相談していれば、もっと早く解決していたのではないか。 つまりひとりでも大丈夫だと思っていたら、 全然大丈夫じゃなかったというあれだ。 そういう時分はとっくの昔に卒業したつもりだったのだけれど] …………。 [分からないことを抱えたまま洋館のあちこちを歩いた。 中継機のある部屋で、壊れてしまった世界の様子を見た。 旅の一座がテントを開いていたというニュースがなかったので左右の眉が非対称になった。 一座の者から来たメッセージは見たが彼らはやる気あるらしい。 ] (133) 2022/12/23(Fri) 21:34:15 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[それから、中継のある部屋の隅によって、端末を開いた。 一息で短い文がいくつか連なったものを作成する] 『ヒナギクは私がいなくなっても大丈夫? ……別にいなくなるつもりはないけど。 ごめんね。どうしても訊いておきたくて』 [ヒナギクだって、そう。 自分がいなくなっても大丈夫だと思っていた。 彼女にはチェレスタが教えてくれた歌がある。 それが彼女の中で生き続けている限り彼女の中の己は永遠だと。 そう思いたかっただけ。 ヒナギクは怒ってもいいやつだ。いったい私の何を見ていたのか、と] (134) 2022/12/23(Fri) 21:55:42 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[ずっと握られたままのふたりの手を想起する。>>69 チェレスタにはプロセラが、何を思って「だいじょうぶ」と口にしたのかは分からない。>>101 ただ、「大丈夫」と言っても実は大丈夫ではないことがあるのをチェレスタはよくよく知っていて。 引っかかりのようなものはあるのだけれど。 でも、「大丈夫」に手を差し伸べるのに関して、 ヒナギクはとってもよくやっていると思っているから。 望むところに手が届くようにと、祈る以外にできることはなく。 やがて再び洋館内を歩き出す] (135) 2022/12/23(Fri) 21:57:07 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[とはいえ行く宛てもないものだったから、 珍しい宛先>>64から来たメッセージにひかれて、行き先を決めたのはある意味順当な流れだった。 食堂の扉を開ければ、ふわりと甘い香りに包まれる] シトラー。来てみたよー。 [と言いつつ、食堂に他の人の姿が見えれば控えめに手を振って、 いっそおかしなくらいにいつもと変わらない様子で席についた*] (140) 2022/12/23(Fri) 22:05:18 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ―― 食堂/シトラと ―― [いらっしゃい、と言われた。>>149 なんだかお店屋さんに来たみたいだ。 「シトラのホットチョコレート屋さん」……ちょっと長い。 「シトラのチョコレート屋さん」がいいな。彼女はホットチョコレート以外も作れるのだし。 未来の約束のことは忘れていない。 だが、他に考えていることがどうしてもあった。 たとえば、チェレスタよりもずっと素直に、 世界が滅びないことを喜んでくれる人々のことを] うん、…………よかった。 私はもうあの人たちとは会えないけど。 ……あっ、悪い意味じゃないよ。 今のところ無事だって連絡は来てるから。 [一瞬だけの言葉の足らなさをひそやかに反省すると、 ほわりと白い湯気を立てるカップを両手で包み込むようにして持った] (241) 2022/12/24(Sat) 14:13:07 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ……本当は、なにがなんでもみんなに会いたいけど。 彼らのところにいる時に証持ちってことがバレでもしたら、 彼らの身が危なくなっちゃう。 今までは、どこかの町でバレても、 別のところへ行けば終わりだったけど。 世界がこうなっちゃったなら、ずっと追いかけ回されるかも。 だから、……もう会えないって思ってる。 [本当に怖いことは別にある。 彼ら自身からチェレスタを拒絶されること。 だが、覚悟は一応決めているし、 メッセージ上の彼らはあまりにもいつも通りだから、疑うことすら野暮ったくなってしまう。 だから、一座の皆の身に危険がが降りかからなければきっと大丈夫だと。 笑顔で伝えようとしたのだけれど] (242) 2022/12/24(Sat) 14:16:36 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ……私には、もう、 ここのみんなしかいない…… の、かもしれない。 [告げた。その直後、あからさまに「えっ?」と言いたげな表情になった。 自分の言ったことがにわかには信じられなかったが、 自分の耳はごまかすことはできなかった] ……って、駄目だよね弱音を吐いていちゃ。 いろいろ、……大変な時なのに。 (243) 2022/12/24(Sat) 14:19:20 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[強がりを吐いている。 チェレスタの中に、世界を変えようという気概があったなら、 この強がりだって原動力になり得るがあいにくそこまでの発想がない] いろんなことが変わっちゃう。 それでもこの世界で、生きていくって決めたし、 滅びの瀬戸際で起こったことの中には、 良かったことだってあったんだから……。 [ただ、思いの灯を絶やすことがないようにと。 そればかりを考えている*] (244) 2022/12/24(Sat) 14:21:17 |
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