165 【R-18】シュガートースト、はちみつミルクを添えて
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てい。
[不意打ちで、触れるだけの口付けをした。]**
え。
[何故そんなに乗り気なのか理解できず、
混乱している間に不意打ちを食らった。
しばらく唖然としていたが、そのうちに離れ]
……いや、こんな色気のねーキス初めてだな……
[新鮮な経験をしたと言いたげに呟いた]**
あはっ、驚いたー?
奪っちまった。
色気のねー初めて、貰っちゃった。
[ 不意を突かれて、間の抜けた表情をする男に満足げに微笑む。
あれだけ小言を言っておいて、いざ此方から行動すればこんなもの。何も『本能』を煽るような事にはならないのだ。
…………実は初めて、だったのは。内緒にしておこう。]**
ったく……
キスってそういう風にするもんじゃねーんだぞ?
[得意げな彼女に呆れながら、
そっと腰を抱き寄せた。
それで暴れられないなら、頰に手を伸ばす。
それでも抵抗されなかったなら、
その先どうするかは様子を見つつ考えるだろう]**
ふーん?じゃあ「ホンモノのキス」、してくれんの?
[そっと腰を触られて、少しだけびっくりしたが。特に抵抗することもなく、受け入れる。
……そんな大したヤツじゃないだろうと、考えていたから。]**
[挑発的な台詞と、
抵抗する気のない態度を確かめて]
そんなにしてほしいならな。
[彼女に顔を近づけ、唇を寄せて、軽く触れ合わせた。
それから彼女の唇の形を舌で丁寧になぞっていく。
逃れようとする様子がなければ
そのあとに舌先で唇の隙間を擽るだろうし、
抵抗を感じれば唇を離すだろう]**
…………んっ………ぅ………?!
[唇が触れた、と思えば、そのまま舐められて驚愕する。
衝撃は受けたが、不快ではない。
そのまま、されるがままに、なる。]**
[拒む様子がないのを確かめて、
唇の隙間を舌先で擽る。
開けるよう促すように。
開けてもらえたなら舌を口の中に滑り込ませるだろう。
もしなかなか開けてもらえないなら、
もう一度唇の形を舌でなぞり直そうか]**
んぅ………っ…………
[そっと唇の間を突かれて、つい、口を開けてしまう。
そのまま、侵入してきた舌に、困惑する。]
(なんだこれ……なんだよ、これ………!?)
[口内を他者の舌に蹂躙される、という行為は、普通であれば拒絶してもおかしくないはずなのに。
未知の感覚に、少しづつ、溶かされていく。]**
……っふふ……
[拒む様子が無いことに、微かに笑いを漏らした。
滑り込ませた舌で彼女の口中を探り、
舌を見つけては擦り寄せ絡み付かせ、
上顎をゆっくりとなぞる。
その後は舌先を彼女の舌の裏側へと這わせるだろう。
自分の舌では触れようのない場所に、丁寧に優しく。
それからもう一度、別れの挨拶のように舌を擦り寄せ、
ゆっくりと舌を抜き取り唇を離すだろう]**
んんぅ………ぅん………
[ 口内のあちこちを舌で弄られるたびに、今まで味わった事のない感覚に、支配される。
脳味噌が蕩けそうだ。
暫く続いたソレは、終わりを迎えると呆気ないもので。唇を離した男が、満足そうな笑みを浮かべているのに、少しだけ腹が立った。]
おま……な、何、今の………知らねえよ、あん、なの……
[息も絶え絶えに、抗議するが。
紅潮したその顔は、相手にはどう映っているのだろうか。]**
[暗がりでも大分目が慣れて、
すぐそばにいる彼女の肌の色は目に見えた。
その様子を見て揶揄うように微笑みを浮かべた]
何ってキスだろ。
んで?
今ならまだ引っ込みつくから、
ここまででやめといてやってもいいけど?
[何の話かは既に話題にしたからわかりそうなものだが、
彼女に無事伝わるだろうか?
指先で彼女の顎に触れ、
骨をなぞるように耳のほうへと撫でていく。
赤らんだ頬を見て彼女の昂りは感じ取っても、
それだけで強行する気は、今は無かった]**
キス、って……あんな……になるの……
[本来であれば、決して踏み込もうとはしなかっただろう部分なのに。どうして、自分はこの男に。]
ひゃっ………く、くすぐってぇって………
[彼の手で触れられるたび、身体が熱を持っていくような、そんな気持ちになる。
この先、どうなってしまうのか。それは分からないし、怖い、のに。]
も、もうちょっとだけ……キス、したい。
[どうしても、求める事がやめられそうになかった。]
…………ねえ。名前、教えて。
俺の名前も、もっと呼んで。**
[あんなキスは初めてだったと言いたげな言葉に、
くつくつと笑いが漏れた。
不安と期待が見え隠れする言葉と声音に、
欲が刺激されるのを感じる。
「もうちょっと」と言われて、
平手で打つかのように、ぺたりと彼女の頬に触れた]
まーだわかんねぇのかよ、ユゼ。
これ以上は、キスだけじゃ
終われねーって言ってんだよ。
[名を呼んでと請われたからと彼女の名を口にして]
[彼女の耳元に唇を寄せると]
……俺は、ジャヤート。
[低めた声で囁きかけて、
そのまま、唇で耳を食んだ。
唇にするだけがキスでもあるまい]**
[咎めつつも、愉悦の滲んだ声。頰に触れる、大きな手。
]
なんだよ。オッサンばっか大人ぶりやがって……
け、経験はなくても、俺だってちゃんと、大人なんだからな……
じょ、上等だ、っつの……
[恐怖と、期待が混ざり合う中で、名前を呼んでもらえて、]
…………んぁ………
[
耳元への刺激と、囁かれた声に、また、何かが込み上げてくる感覚がして。]
……………ジャ……ジャヤート。
もうちょっとだけ、続き、して……なんか、身体も頭も、おかしいんだよ…………おねがい。
[囁いて、そっとジャヤートの首辺りに、触れた。]**
お前が大人だってんなら、
歳はそんなに違わねぇっつーの。
[彼女の耳元でオッサン呼びに抗議しつつ、
続きを請う囁きを聞いて、再び彼女を抱き締めた。
落ち着かせるためではなく、求める衝動を伝えるために]
『ちょっと』で終わらせる気はねえからな。
今更嫌がっても聞かねえぞ、ユゼ。
[念を押すように名を呼んで、背筋を指先で伝い下ろす。
首筋に唇で吸い付いて、襟元まで滑らせた]*
い、いいだろ……そんなの……
…………ちょっと、で終わらないって…………そ、そんな風になるワケ……………ひっ!?
[ 抗議されつつも、続きをしてくれるらしい事に、緊張と期待が同時に走る。
名前を呼ばれたかと思うと、丁寧に触れられる。かと思ったら、急に首筋を吸われて変な声が出た。]
[『ちょっと』で終わらないのは、きっとお互い様なのだろう]**
もうなってんの。
[まだ見た目にわかるほどではないが。
もうやめる気が無いと改めて答えた。
襟を手で引っ張って開きながら、鎖骨に唇を滑らせる。
そのまま浴衣の前を開けてしまおうとするだろう]**
……え、マジ?
……てかちょ、くすぐった……や、開けたってなにもねえってば……!見ても萎えるだけだって、マジで……!
[慣れない感覚に翻弄されつつ、ジャヤートの手が浴衣を脱がそうとしてくるので、慌てて止めようとする。
……脱がせて露わになるのは、薄っぺらい身体のみである。そんなものを見せたくは、なかった。
昂ってきた熱は、じわじわと全身を侵食していくのに、ここで止められたら。
]**
[脱がそうとして止められて、彼女の顔を見上げた]
なんだよ……。胸の大きさはもう知ってるし、
それで萎えるぐらいなら最初からヤる気出してねーよ。
[身体が細いことには、既に触れて察しがついている。
それでも嫌がることを無理にやろうという気はなくて]
まあ、どうしても嫌ってんなら無理に脱がせはしない。
[そう言って浴衣の襟から手を離し、
布の上から胸元に触れようとするだろう]*
…………ぉ、ぅ。
なら、いい。
[脱がされないのなら、大丈夫か。
体つきについて言及された事に、少々ぎくりとしながら。次に何をされるのか、おとなしく待つ事にする。
火種はまだ消えていない。
]**
[彼女は脱がされないほうが落ち着くようだ。
それならと胸元に触れた手をそろそろ撫で下ろしながら、
表情を窺うことにした。
微かな膨らみを通り越して鳩尾までたどり着いたら、
手を横に滑らせて身体の線を伝おうとする。
抵抗がなければ、そのまま脇腹から腰へと
撫で下ろしていくことになるだろう。
帯は邪魔でも解きはしない]*
ぁ、ちょ…………
さ、触りかた、やらしくねえ……?
[そりゃあそうだ、と内心ツッコミつつ。ゆるゆると身体をなぞられていくと、もどかしい気持ちになる。
腰の方へ降りていく手に、己の手を添えて一旦静止させる。]
胸、触んねえの……?
[見せるのを拒んでおいて何を、と言われるかもしれないが。うっすらとした性知識だと、順序を踏むなら唇の次は胸部、だったはず。]**
[初々しい反応に、思わず笑いが漏れた]
やらしく触らないでどうすんだよ……
[笑い交じりに言いながらも、
手を添えられると大人しく止めて]
触ってほしいのか?
じゃあ、後で。
[焦らすつもりのようだ。
それが性に合わないならリクエストには応じるつもりで、
彼女の反応を窺った]*
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