175 【ペアソロRP】爽秋の候 【R18G】
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| [弟の幸せ。 すぐに喜んでやれねぇ兄ちゃんでごめんな。
セシリーも。 大切な弟の命を救って貰って感謝しかねぇのによ。
あとで絶対に祝う。
けどいまは、ヘンリーがどんな思いで 二人の報告を聞いているのか……。
そればっか気になっちまってる。] (6) 2022/09/22(Thu) 12:43:39 |
| [お前が胸を痛めていると思うと 俺まで苦しいよ。] ヘンリー、…… [控えめに名前を呼んでみたが 周囲の人々の声で聞こえなかったか、 それどころじゃなかったみてぇだ。 ヘンリーがこっちを振り向くことはなかった。 >>2:44 ……ああ、辛ぇよな。 自分の好きなやつが、別のやつを好きなのって。 その気持ち、少しはわかる気がするぜ。 毎日味わってたからなぁ。] (7) 2022/09/22(Thu) 12:44:08 |
| [たぶん、俺とおんなじで なんにも聞かされてなかったんだろう。 心構えも出来てなかったんだろう。
雨除けもなしに浴びる雨は余りに冷たい。
彼女をこの場に留まらせておくのは 酷な気がした。] (8) 2022/09/22(Thu) 12:44:29 |
| [人垣を越えてセシリーの声が響く。 >>3 無邪気で無垢な言葉は 却って人を傷つけるものだ。] ……、大人しくしててくれ [一言だけかけると、 ヘンリーを横向きにひょいと抱え上げる。 拒まれても落とさねぇよう拘束の手を強めるだけ。 なにものからも守りたいかのように 背中に回した大きな手のひらで引き寄せ 周りから彼女の顔が見えないように隠して。 足早に会場を後にした。] (9) 2022/09/22(Thu) 12:45:02 |
| [風が花弁を揺らし、 沈みかけの日が辺りをオレンジ色に彩る。
人気のないところを目指して 城内の庭に入っていった。 ここ数日でつくりは把握していて 昼寝にもってこいの場所。
一度侵略された王都だが ここは綺麗なまま残っていた。] (10) 2022/09/22(Thu) 12:46:10 |
| [そっとヘンリーを下ろして。]
まったくあいつら 内緒で企んでやがったんだなぁ びっくりしちまったよ
[静かにしてるのが良いのか。 去るのが良いのか。
お前のためなら何だってしてやりてぇけど。
何が正解かわからず ひとまずはいつもの調子で話しかけた。*] (11) 2022/09/22(Thu) 12:46:45 |
[ 今の感情は何て言えばいいのだろう。
友人が想いを実らせた嬉しさと
私の想いが実らなかった辛さ? 悲しさ?
そんな綺麗な言葉で言い換えなくても分かっている。
私の心は、進行形でどんどん醜く黒ずんでいる自覚がある。
セシリーへの嫉妬心が無いといえば嘘になる。
だから声を掛けられない。
直視できない。
歓喜に包まれた声をすべて遮断したい。]
( あんなに大きな声出して。
一緒に旅を続けている間でも、戦っている時でも。
こんなに声を張り上げたセシリー、
一度や二度程度しかなかった気がする。
……それだけ、私の事を思ってくれているのね。
本心から。
……それが貴女という人だものね。
アスベルが好きになる理由だってよく分かる。
私も男に生まれてたら、絶対好きになっていたもの。
でも。]
[ 今の私には、貴女の汚れ無き純粋な心が
海よりも深い優しさが。
──────…………。
[ 今の私はどんな顔をしていただろう。
きっと嫉妬に狂った般若のような
もしくは…………。]
[いつもは何者も寄せ付けない
強く美しい戦場に咲く花だ。
だけどいまはそうではなく
嫉妬に狂う般若でもなく
風に吹かれるだけで潰れてしまいそうな
ただの女の子に見えた。]
| [大人しく抱えられてくれた身体は 羽根みてぇに軽かった。 >>15 こんなにも小さくて細ぇ肩に 家族の期待や世界中からの希望が のしかかっていたんだな。 魔王を倒した素晴らしい栄誉。 ……なのに。 誰も悪くねぇとは承知だが 酷い仕打ちだと思っちまう。] (20) 2022/09/23(Fri) 10:36:51 |
| [返事をしてくれる様を見て >>17 失敗したな、と自らの選択を悔いる。 強がらなくて良いんだ。] (21) 2022/09/23(Fri) 10:37:49 |
[友達なんだから秘密にされてたの
ちょっとくらい怒ったって良いのにさ。
不満も哀しみも全部胸に仕舞って
生えた棘すら自分に向けて
必死に押し殺して
妬ましいはずの相手に
祝いの言葉まで伝えようとして
お前は本当に……、優しい奴だよ。]
| [泣き顔は普段より幼く見えた。 折角のかわいい顔がぐしゃぐしゃだ。 先程からだがヘンリーのこんな姿は初めてだった。 胸がぎゅうぎゅう締め付けられる。] ……良いんだ、取り繕わなくて ごめんもいらねぇ…… [全然大丈夫じゃなさそうなやつが 大丈夫だと言い、会場に戻れと言う。 >>18 ……こんな時に俺のことまで 気遣ってくれてよ。 一人にして欲しいのかも知れないとは、思いつつ] (22) 2022/09/23(Fri) 10:38:44 |
| [ジャケットを脱いで、ヘンリーの頭から掛けた。 剥き出しの肩や背中が 直に冷たくなる風に 冷やされてしまわないように。
そうして正面から抱き締めた。 借り物のシャツが化粧で汚れたって知らねぇ。]
俺がここに居たいんだよ 悪いか
お兄ちゃんはかわいい妹を 置いてったりしねぇの
……こうしてたら俺からも見えねぇから
[見えてねぇから取り繕う相手も居ないんだぜ。 だからさ、どうか独りぼっちで泣かねぇでくれよ。
よしよしとゆっくり、頭を撫で続けようとする。 その手つきは、彼女への愛おしさのぶんだけ優しく。] (23) 2022/09/23(Fri) 10:43:05 |
| [どうしたら彼女の苦しみ哀しみを 取り除いてやれるんだろう。 全部引き受けて、あったけぇ羽毛みたいな 幸福感だけで包んでやりてぇのにさ。] (24) 2022/09/23(Fri) 10:43:16 |
| [────あーあ。 俺が弟だったなら、よかったのによ……。*] (25) 2022/09/23(Fri) 10:43:44 |
――回想:夜が明けてからと赤い眼の彼の話――
[ あの夜、たった一晩で
わたしの知る世界は変わってしまった。 ]
[ 突如発生した局地的な地震と、 それによって発生した大規模な土砂崩れによって 一つの集落が丸ごと飲み込まれた。
そこに暮らしていた住民たちも全員死亡したと世間ではそう伝えられている。
父も、母も、兄たちも。
……わたしの知る人たちも、皆、いなくなった。
先生たちに助けられた後、運び込まれた病院でそのことを知らされた。
そのとき直接先生たちから聞かされたことはそれほど多くない。
だから、なのかな。
自分でも不思議なくらい、悲しい気持ちはなかった。
……ただ、あまりにも現実味がなくて。
壁も床も天井も、何もかも真っ白な知らない病室にただ一人。
退院するその日までただただ抜け殻みたいに過ごしてた。 ]
[ 退院した後、わたしは先生たちに引き取られて。
そこで、わたしの知らなかった飛鳥井村のことを知らされた。
飛鳥井村があった山の地下深くには、人の世と人ならざる者たちの世を繋げる『幽冥門』という特別な呪物があり、それを封じるために渡守の一族のなかでも 結界術に長けた者たちによって『門』の封印と守護が行われていたこと。
『門』を封じる結界を維持するために、渡守の一族は『神』と呼ばれる存在の力を『門』の封印に代々利用していたこと。
そして、あの夜。
あのときの地震は『門』を奪うために何者かが人為的に起こしたものだということ。
あの地震によって封印が弱まったことで邪気が周辺に溢れ出し、地震以外にも大きな災厄として近隣に大きな被害を齎したこと。
―――…何もかもが初めての話で、そして小さなわたしには何よりとても難しくて。
ただ、困惑しながら話を聞いていた。 ]
[ それからもうひとつ。 ]
……あの子は、神様はどうしたの?
[ 『門』を封印するために彼は利用されていて、その『門』が奪われてしまったというのなら。
彼が今もあそこに封印されたままでいる理由はないはず。
そう思って、彼について聞いたところで。]
『あーそれなんだけどね。
こっちもちゃんと話しておかないとなぁ』
[ そういうと先生はぽんぽんと軽く手を叩いてみせた。
まるで何かを呼びよせるように。
そうして次の瞬間、何もなかったはずのその場所に知らない男の子が一人、空間に滲むようにして現れた。 ]
……。
[ なんやかんやあって数十分後。
先生の家の縁側に、わたしとその子はふたりきりで座り込んでいた。 ]
……ねぇ。
ほんとうに、きみ、あのときの子なの?
[ 問いかければ、こくんと無言で頷くのが見えた。 ]
先生から聞いたけど、
…あんまり姿がちがうから、びっくりしちゃったよ。
[ 彼が目の前に現れた後、先生から聞かされた話。
あの夜、わたしを助けようとして逆に自分自身の瘴気でわたしを殺しそうになってしまったこと。
それを助けるために、私と彼のあいだで式としての仮契約を結んだこと。
いろいろ事後承諾なのは、ちょっと気にかかるけど。 ]
……ごめんなさい。
[ まずは、謝らないといけない。
縁側に座ったまま、深く頭を下げて謝罪の言葉を口にする。
あの夜、自分は祟り神だとあの子は言っていた。
渡守の家が封じ、代々利用してきた『神様』がこの子だとして。
…自分のことを祟り神だと名乗るくらい、わたしの家や故郷の人たちは彼にたくさん辛い想いをさせてきた。
わたしは、何も知らないまま安穏と故郷で過ごしてきた。
そういうことなんだと思う。 ]
あのね。
先生が、おうちにおいでって言ってくれたんだ。
先生本人は忙しいみたいだけど、
おうちには奥さんもいるから平気だって。
[ そ、と。
彼の前に手を差し伸べて。 ]
ちゃんと契約して、わたしのそばにいてほしい。
わたし、退魔の才能はないっていろんな人たちから言われてるけど。
これからも君と一緒にいられるくらいに、
わたし、強くなりたいな。
[ そして。 ]
いろんな世界を一緒にみていこう?
わたしも、あなたもきっと飛鳥井の狭い世界しか知らないから。
[ わたしは、故郷のことを何も知らなかった。
わたしたちが暮らす村の仕組みも、
わたしたちの一族が何を守って来たかも。
そのために何を犠牲にしてきたかも。
そしてなにより。
あの真っ暗な世界でどれだけ長い時間、過ごしてきたかわからない彼に。
温かくて眩しくて、優しい世界を、たくさん…たくさん見せてあげたい。
―――それが、今のわたしの夢。 ]
だから、えっと……。
[ ほんの数十分前。
「彼と本契約を結ぶには、彼に名前をつけてあげること」
「そうすれば晴れて君と彼は術師と式神としての
パートナー契約が成立する」
先生に言われて、一生懸命考えたけれど
…自分の名前の付け方がいいのか、ちょっと自信がない。 ]
―――…シンシャ
辰沙。それが、君の名前。
[ 深く、一度深呼吸をしたあとに、わたしの式神としての彼の名前を口にする。
以前、兄が持っていた鉱物図鑑にあった石の名前。
かつて『賢者の石』とも『竜の血』とも呼ばれ、丹や水銀の原料にもなった、赤い石。
その図鑑に載っていた鉱物の、深い綺麗な赤色が彼の瞳の色に重なってみえたものだから。 ]
[ 秘密にされたことは
ショックでないと言えば嘘になるけど
どうしようもなかったのも事実だった。]
怒ったり妬んだりする気持ちもなかった。
出し抜かれた、なんて思いもしなかった。
それに、二人の幸せそうな表情を見て
“ああ、私じゃ勝てない。無理だ。”
最初から土俵にすら上がれていなかった、
と、即悟ってしまったから。]
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