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人狼物語 三日月国


216 【半突発R-18】Magic school『Camelot』【飛び入り募集】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 宝石人 リリス

−2日目・服飾店−

「布が、沢山。」

少なくともリリスにはそう見えました。
沢山の紙はよく見ますが、布となると人が来ている状態でしか沢山見ることがなかったからです。
お店ともなるとこんなに布、もとい服が沢山あるのですね。と感心していました。>>157
迷わないようにはぐれないように、服を選んでくれるスノウの手か服を掴んだまま移動します。
(0) 2023/06/27(Tue) 7:32:14

【人】 宝石人 リリス

「この色かわいい!」


と、ピンクのTシャツはその色のかわいらしさに直ぐ気に入ったようです。
ワンピースは何で上まであるのか、それならTシャツはなくても良いのでは、と思いましたが、合わせてくれたのでちゃんと両方着ます。
それでも、肩紐が細いキャミソール型だからかあまり気になりませんでした。
ローブよりも軽いスカートに心が躍ります。
ニコニコしながら「スノウ、どうかな?」とスカートの裾を手で両側に広げながら尋ねてみました。
ふんわりと軽いスカート部分が大のお気に入りです。

バザーの方ではショートパンツと黒のスウェットです。
ショートパンツは厚めの生地が少し気になりましたが脚を出していても良いのは好印象でした。
これならショーツをはかなくてよいのでは?とも思いましたが、まだ試着段階なのでショーツ越しにはいています。
と言う事は購入後はいつか素肌ではきかねませんが。
(1) 2023/06/27(Tue) 7:32:41

【人】 宝石人 リリス

スウェットも生地が柔らかくて気に入りました。帽子も、熱さ対策が施されていて風が良く通るのがとても良い感じです。
ただ、先程は一着と聞いていた気がしましたので大いに悩んでいました。
Tシャツですでに一枚です。
組み合わせるのも楽しいですが、この中で一番ならどれでしょう?
それなのに更に肌着とまでスノウは言うのです。
肌着は、多分必要があって言ってくれているのでしょう。
でも既に沢山候補があって困ってしまいます。
どれもお気に入りでしたから、困ってしまうのです。
ちなみに選ぶとしたらショートパンツになりそうです。
だって、ワンピースは軽くてお気に入りですが、ローブにやっぱり似ていましたから。
ああでも、可愛い色も捨てがたいのですけれど!


「えっと、肌着?は、必要なら、女の子に聞いてみる。
 だから今日は、お洋服だけで。
 それでもとっても嬉しいもの!」


最後の最後まで迷って、最終的にスノウに選んでもらうつもりです。
それに着替えて動けるならそうするつもりです。
(2) 2023/06/27(Tue) 7:33:04

【人】 宝石人 リリス

「スノウ、こんな服もあるよ〜!」


と、スノウに見せたのは"伝説の踊り子の服"で、胸当てとふんどしだったりしました。
あれも洋服?と、涼しそうな格好に楽しそうです。**
(3) 2023/06/27(Tue) 7:33:23
[――逃がさないと行動で示されているよう。
逃げるつもりなどないが、身動きがとりにくいほど押え付けられるのを怖いより、嬉しいと感じてしまう。

すがる…手を伸ばす。でもそれは届かない。
それは知っている。
すがられる…手を伸ばしてくる…。そんな事をする人はいないはず。
そう思っていたから、強く強く、求められている事が悦び喜びになる。]

――…んっ……はぁっ……

[離れた事に切なげな吐息が漏れるが、一つ、また一つ、口づけされるたびに、漏らす吐息が変化する。
恥ずかし気な時は、身を縮ませるように、くすぐったさから逃げる為。
愉悦の混じった、甘い時は、強請るように、躰をくねらせてしまう。]

――えっ

[思わず驚いた声を上げてしまう。
ああ……でもと――。
それをしたら、どうなるか…想像がよぎるのか、それだけで熱くなる。
悦びか、期待に震えてしまう。]

……楽しみっ…。

[その日が来るのを今から待ち遠しいとばかりに、囁くが
先より、いま……この熱をこの時を楽しもうと、ねっと、指で肩から腕をつぅっと撫でる。]

[ふふっと、笑いかけるのは、男が反応を示すから。
それがとてつもない悦び。
自分を求めてくれていたのは、解っていた。
それでも、それ以上に何も考えられなく、自分に溺れてしまえばいいと――。

が、抱き上げられたら、きょとんとしたものになってしまう。
場所が変わり今度は床に座り込む。
床は、冷たいような熱いような…でもそんな事よりは、惜しみなくされらされている、雄の存在。

床に座るから目の前、先からあふれるモノに喉がなる。
胸に押し付けられ、先端の果実をつつかれそれだけで感じて、自分からも擦り付けるように動いてしまう。]

……んっ…。

[してごらんと誘われて、さてどうしようか…。
見上げると、髪を撫でられて、そこで気づく…。ああ、まだ曝してないものがあったと。]

…痛かったら、ごめんなさい。

[夢の中と、現実の差…果てしてそれが可能かどうか。
相手の反応次第ですぐにやめようと、ほんの少し膝たちになり、胸の間に男の熱を挟み込む。
先からあふれた、液を舐め、口に含んで、チロチロと舌先で弄ぶ。

その間に、かちり…髪をまとめている、装飾を外す。
ふわっとするようにしているために着けている髪留め。
まずは右。次に左と外す。

含んだまま、軽く頭を振れば、隠れていた尖った耳が顔を表す。
エルフにとしてみるなら短いハーフとしての証。それを誰かの前に出すのは初めての事。

どおかなと、上目遣いで様子を見上げて、でも反応がこわくて、俯き、胸の間で擦り上げ、先だけは口の中で擦り、舌で遊んで誤魔化してしまう。*]

[味ではなく、それを味わうことで君の興奮を促すというのなら
快楽で染まって潤んだ眼から零れるものでも
或いは君と唇を交わし、飲み込み切れず口端から零れる混じりあった雫でも
君の官能を刺激するのだろうか。

そうなら、尿は駄目だよ。
私が恥ずかしいから。と声を大にするのは羞恥心が天元突破するので
耳元でこっそり主張したい。
けれど、にんまり笑っている姿からはいつかそれを見たいとか
思っていないだろうか。と君にまたがりながら考えてしまう。

血が集まってきているのか。最初に触った時よりも
それは触れ続けていれば掌の中で脈動をし
興奮を如実に、伝えてくる。]

 男女で互いのものは美味しく感じるのかな。
 と思ったけどそうでも、ないのね。
 ……ん。なんだか、どくどくってしてるわ。

[これが興奮してるってことなのね。
見慣れぬ大きさのものであり、君のものなのだ。と思えば
触ってその様子が変化していくのが楽しい。
私は調子に乗りやすい。夢中でなでなでさわさわしていたのもあり
尻やら秘所への君の悪戯に、ひゃんっ!と情けない声を上げて
近づけていた顔は猛る怒張に触れカウパーを啜ることに。]

 ほぇ?でる……?

[苦みに思わず振り返って感想を伝えていたら私が白で染まることになった。

べたべたとしている。一角獣にべろべろ舐められた時よりも。
どうしてか、君の体液に染まってしまった私は
重力に従って流れ落ちる白に熱さを感じながら

――かんじ、ながら。]

 ぁ。ふぉぼ、す。

[撫でる手は慰めるかのよう。
でも、どうして。それ好きなのに足りないって思う。
くちゅ、と音を立てて。触れられてないのに下腹部から蜜が流れ
再び反転することで向かい合う君と、わたし。
腹の前に先の肉筒が、未だ形を保ち硬いまま鎮座しているのが見える。
思わず自分のお腹で、君の腹筋と挟んでしまおうか。

無意識にもっと。と欲しがっている。
君の雄香を纏い、君に対して覚えた肉欲が。

私の顔についた分を舌や指先で拭い、苦いなと笑う君の唇に、
顔を近づけ、舌を出してぺろり。と舐めて
ほんとね。と笑ってしまおうか。]

[その様子はなんだかかわいいのに。
ずっと見てられそう、だと思ったのに。
まだ、たりない。って下腹が疼いている。

私は明確に、君によって発情し熱を持った体で
胸板に抱き着いてこすり付けて続きを誘う。

あつくて、じんじんして。
君が欲しいなっておもっちゃう。

言葉での誘いは拙くも甘く。*]

 君が零す涙でも、口端から零れ落ちるものでも興奮することは間違いない。
その前に絵的に興奮するから二乗に興奮してしまう。
尿はダメだと小声で囁かれると、わかった、と元気よく答えた。
いつか見たいと思っているのは合っている。
多分、ずっと交わっていればそういう場面に出くわすこともありそうだなとは思っているだけだ。

 君の手が触れるとひんやりと感じる。
ドクドク言っているのは血が巡っているからだろう。
肉体中の熱がそこに集まっているようで酷く熱さを感じていたからひんやりと感じたのだろう。
触れられるとどんどん楽しまれていくしそんなに触られると危険が危ないのだが気持ち良いから止めなかったら暴発した。


「ここにいるぞ、タリィ」


 君が名を呼べば優しく優しくもっと撫でていく。
フォボスは自分の肉体で女が変わると知っている。
特に清濁は顕著で胤を求めるようになってしまう。

 自分の肉槍はまだ元気なものだったが君が戯れのように腹と腹で挟むから弾力ある方と柔らかな感覚でまたビクビクと脈動に合わせて動き始めた。
肉体を擦り寄せれば清濁が互いの肌に擦り込まれていく。
フォボスは小さく呻くが、君の言葉に笑い声をあげた。


「だろー、苦いんだよー」


 なんで知ってるかって出したもの食べたら栄養摂れるかなと思ったからだ。
隷属されていた頃はずっと飢えていた。

 君が物足りないと思う以上に自分はもっと欲しいと思っている。

「オレも、タリィを、味わいたいぞ」

 そっと囁き返して唇を重ねると君の尻肉を掴んで身体を持ち上げる。
その動きは抱きついていたものだから胸板でおっぱいが擦りあげられてしまうだろう。
腰を持ち上げると位置を少しずらしてまた腰を少し下ろしていく。

 挟み込まれていた肉槍は白濁まみれでその先端と君の秘裂が触れ合った。
少しずつ持ち上げている腰を降ろせば肉槍の先端は僅かに花弁を押し広げるだろうがフォボスのものと比べると狭い。

「ここ、肉体強化するよ。
 ちょっと、うん、ちょっと?
 気持ちよさがね、すごくなるだけ」


 ちょっと、少し、すごくと曖昧な表現で副作用を伝えてから君の胎とそこに至る道に強化魔術をかける。
それから再び先端を擦りあわせれば先よりも感度がよくなっていることはわかるだろう。

 狭い隘路を開くには焦らずじっくりするつもりで、甘い言葉の誘いを受けたお返しに舌を絡めあいながら蜜孔を入り口から押し広げていく。
先端の膨らみは入るだけで君の隘路の襞を押し広げどう動いてもどこかしこで快楽を得やすい場所を擦ってしまうだろう。
そうしてじっくり時間をかけながら狭い君の中に、フォボスは自分の居場所を作っていく*

【人】 宝石人 リリス

−2日目・服飾店−

褒められるとまんざらでもありません。
モジモジしていましたが「私も…スノウ、好き。」と桃色の光を零しながらハニカミ笑いをしていたので、場合によっては独り身のお客様に大ダメージがあったようです。
勿論リリスは気が付きません。
大多数のお客様たちは微笑ましく見ているか、二人の世界をそっと気にしないふりをしてくれていましたよ?

でも、どの服にするか悩んでいるとスノウがまさかのお願いをしてきてくれました。>>9


「ええっ!?えっと、良いの?
 うう嬉しいけど、…うん。嬉しい。」


えへ、と、反射的に本当に良いのか疑問に思って否定しかけましたが、素直に受け止めることにしました。
いろんな服、楽しいものですね。
見てみたい、と言われたのでショートパンツの方のセットを着てみます。
今まで着ていたローブは収納してしまって、本や新しい服も収納して手ぶらになります。
るんるん、と少し鼻歌を歌いつつ「どう?」と、背中側を見せたり、両腕を広げてみたりしました。
どうやら黒い生地はリリスに同調しやすいのか、ローブと同じように光が浮かび上がったりもしています。
(19) 2023/06/27(Tue) 11:40:30

【人】 宝石人 リリス

リリスが発見した踊り子の服もスノウが合わせてみてくれましたが>>10その意見には納得です。


「確かに、…でも、水着?とかも、こう?
 水着も防御力心配だし
 それなら、脱いで泳いだ方が早いね。」


一応、水属性があるのでリリスは泳げます。
水属性のない宝石人は基本的に沈むらしいですが、そんな事は予備知識で今は関係ありません。
学院に来てからは泳いでいません。泉に飛び込んでしまった昨日や川に落ちた一昨日は例外ですが、泳ぐのなら絶対に服が邪魔でしょう。
文化として水着の存在を知っていても、こんな服あるんだ!となるリリスです。

…でも、こんなに沢山買ってもらって本当に良いのでしょうか。
一緒にいるだけで幸せなのに、こんなに幸せにしてもらって。
洋服のことはよく分からないから返しにくいのです。
属性のことも、あんまり触りすぎない方が良い気がしてしまっています。
でも、それならどうしましょう。
どれだけスノウといられて幸せだと伝えられるでしょうか。お礼ができるでしょうか。
同じようにスノウも思って、幸せだと思ってくれていたら嬉しいけれどどうでしょう。
(20) 2023/06/27(Tue) 11:41:02

【人】 宝石人 リリス

そんな事を考えていると、ちょっと悩んでいるのがわかったのでしょうか。
ショートパンツを買ったお店の店員さんに声をかけられました。
良ければおすすめのものがあります、と言われて首を傾げます。


「スノウ。ちょっと見てくるね?直ぐ戻るから。」


そう一声かけて、ほんの少しスノウから離れます。
一応スノウから目の届く範囲で店員さんから話を聞いたリリスは、パチパチと目を瞬かせました。
そして、面白かったので店員さんが勧めてくれたものを今度は自分で買うことにします。
(21) 2023/06/27(Tue) 11:41:24

【人】 宝石人 リリス

「ねえねえスノウ!見てて!」


そして小走りにスノウの元に戻ると、笑顔で首に何かつけました。
赤いチョーカーです。首元には大きめの鈴がついています。
それを付けると帽子の中がモゾモゾっと動いて膨らみました。
ショートパンツのお尻部分もモゾモゾ動いて、ショートパンツの上、スウェットの下から細長い黒いものが伸びてきます。
帽子を外すと、ピン!と、大きな三角耳が飛び出ました。


「猫猫チョーカーだってにゃ!
 お洋服って面白いにゃー!」


"きっと彼氏さん喜びますよ"
この一言に照れつつちょろくなっているのを見透かされたのでしょう。
それとも店員さんの趣味でしょうか。
どちらにしろリリスはスノウの腕に飛びつき、ご機嫌にゴロゴロ喉を鳴らすのでした。**
(22) 2023/06/27(Tue) 11:42:24
[背徳感はいい。壊れていく道徳感を全身で受けながら自分が自分ではなくなっていくような快感をステラに与えたい。

次があるなら、その次も欲しい。
精気を得るためだけならここまでしないが。
ステラが俺を思い出して疼いてしまえばいい、そのためには何でもしよう。]

楽しみにしてろよ。
想像してるよりも気持ちいいから。

[そうしたらステラが俺から離れられなくなるだろうから。
だが肩にあてられた指は、余計な不安はいらないと言われたような気がした。

そうだ、余計なことを考えるのはここまでにしよう。]

[ステラを床に座らせると、支配欲求が満たされていく心地に身体が震える。
まるでステラを自分の言いなりにしてしまっているようなシチュエーションで燃えるなという方が無理だ。

本当は俺がステラに支配されているのかもしれないが、それならそれでもいい。
どちらが上とか、どうでもいい。

固い床に座らせるのを厭わなかったのはステラの愛撫に長く耐えられないのを自覚していたから。]

謝るな。好きなだけ試してくれた方が俺も嬉しい。

[本能に堕ちてしまおうというのに選り好みをするようなことはしないし、なによりステラがしたいと思ってやってくれたことを喜こばないわけがない。]

う、……

[ステラとの距離が近くなったと思うと、自分の雄が乳房で包まれて。そそり立って乳房からはみ出た亀頭も口に捕まってしまう。

なによりその光景が全部見えることが一番興奮する。

ステラが髪を結うアクセサリーを外すと、綺麗な髪がふわりと舞う。一緒に振りまかれた色気に、ただの性欲以上に魅了されて心臓が強く跳ねてしまい。

ステラが自分のトラウマを乗り越えようとしているのに、身体は正直で、口に含まれた雄は頭を振ったときの淡い刺激にまた大きく膨らんでしまった。


人間の丸い耳でも、エルフの長い耳でもなく、短く尖った特徴的な耳が曝け出されて。]

……ありがとう、見せてくれて。

[人と違う身体の一部を見せるのはとてつもない勇気が必要なはずだから。その勇気を持ってくれたことが嬉しくて、雄に与えられる快感に悶えながらも礼を言うとその耳を受け入れるように撫でてやる。]

【人】 宝石人 リリス

−2日目・服飾店−

ターコイズさん、というスノウの後輩の名前をきちんと覚えました。>>23
近いうちにお話を聞かせてもらうことになるのでしょう。
その時にもしかしたら、いろんな女子生徒が参加するかも知れませんね。
さすがに男子生徒が混ざっていたらアレ?と警戒しますが>>-45他の生徒が追い出さないのであれば杖を抱えつつ…追い出したりはしない…はず。


「うん、脚に風が当たって良い感じ!
 こんなに短くても、この形なら良いんだ?
 夏とか、暑い時期には良いかも。」


ぴょんぴょん跳ねても、これなら脚に布がまとわりついたりしません。
宙に浮いた時に、昨日みたいに風に吹かれてローブの裾が捲れるのを気にすることもないでしょう。
動きやすい、と跳ねたり飛んだり宙返り。
勿論周りに当たらないように気をつけています。
(28) 2023/06/27(Tue) 12:56:26

【人】 宝石人 リリス

「うん、水着…泳ぐ前に見に行ってみたい。
 スノウと一緒に水浴び!」


一緒に川や泉で水浴びするのは楽しそうです。
海は見た事ありませんが、塩ができる事を知っています。
いろんな楽しみの予約をしながら、今回自分で買った猫猫チョーカー。
変身するオシャレ魔道具らしいです。
変身は自分を変えてしまうのでは?と思いましたが、店員さんによると"人間の男は猫耳に弱い"らしいです。
細かく種族を確認していませんが、たぶんスノウは人間です。もし人間でなくても構いませんが、もし人間ならスノウも猫耳が好きなのでしょう。
猫獣人の子は人間に人気なのでしょうか?
でも、スノウがそういうのが好きで喜んでくれるなら。
変身もこれを付けてる間だけなら楽しそう、と購入に至りました。

そしてそれは大正解だったみたいです!>>27
(29) 2023/06/27(Tue) 12:56:48

【人】 宝石人 リリス

「変身のオシャレ魔道具だってにゃ。
 人間の男の子は猫耳好きだって
 店員さんが教えてくれたにゃ〜。」


こっそり教えてくれたのに全部バラすのはリリスらしいと言えばそうですね。
喉を撫でられるとゴロゴロ、ぐるぐる、と心地よさそうに喉を鳴らして身体をスノウに擦り付けました。
尻尾と猫耳部分は黒く、耳の内側だけがピンク色をしています。
頭に生えた耳には体温があり、撫でつければそのままふにんと撫で付けられ、先っぽを触るとプルルっと震えて指先を叩きます。
尻尾も、触ると邪魔だというようにブンと大きく振られる癖に、甘えるようにスノウの太腿に巻き付きました。
(30) 2023/06/27(Tue) 12:57:27

【人】 宝石人 リリス

「んっ、耳としっぽ、ちょっとくすぐったいにゃ…。
 感覚もあるってすごいにゃ?」


でも。これは今後役立ちそうです。
宝石人?と聞かれても、猫獣人と言い張れるような気がしてきました。
これは変身魔法やその魔道具も研究すべきかにゃ?と、ご機嫌な中でちょっとだけ真面目に考えます。
帽子も魔法で大きさの調整が効くらしく、やり方を教えてもらってお店を後にしました。
猫猫チョーカーはそのまま、帽子は被るか猫耳を出しておくかはスノウに任せることにします。
だって、スノウに喜んで欲しくて買いましたからね。**
(31) 2023/06/27(Tue) 12:57:42

【人】 宝石人 リリス

−後日談・フォボス−

グランドが終わって割とすぐに、リリスはアーサー寮のフォボスを訪ねました。
だって、レタスと海老の御礼がまだでしたし、美味しいの一緒に食べようと約束していましたから。
アーサー寮で会えたのか、別の場所だったのかはともかくとして、自分の美味しいと思うものを色々持っていきます。


「シュリンプロールも美味しかったし
 ミラーゴートのチーズやミルクジャムも美味しかった!
 あとね、川のお魚と、森の木の実も拾った。
 一番オススメはシュリンプロールだけど
 お魚は貰って欲しい。
 焼き方まだわかんないから。」


みんな持ってっても良いよ?と相手の様子を伺います。
こんなにあっても、悪くなる前に食べ切れる気がしないからですね。**
(32) 2023/06/27(Tue) 13:19:03
……んっ…っ……

[舌が離れても、余韻が残るのがじくじくした何かがある。
視線を感じれば、恥ずかし気に隠そうと揺れるのに、
すぐに、もっと見てとばかりに別の方に動いて、誘いかける。]

……ぁっ……はぁっっ……

[指が忍び込む…それは知っているのに、知らない感触でもある。
驚きに躰が跳ねるのに、その刺激が良くて吐息が色を帯びてしまう。]

……だっ、…ゃぁっ……たっ…さっ……ン、ぃぃ…ぁぁっ、ぃぃの……

[たくさんしてねと、言えなかった。
秘豆をつつかれたら、びくっと躰をこわばらせるのは快楽がいっきに走り抜けたから。
こわいような、それで否定的な言葉になってしまうが、蜜壺を弄る指が動くたびに、ほぐれていく。
溢れ蜜で淫靡な音も奏で、本能の方が強くなり、気持ちよさに身をよじる。]

[次は相手の番と言うのも解る。
そんな事を言うから、歯止めなんてするつもりがなくなると言うもの。

男の吐息が聞こえると、さらに吸い上げたりもしている。
おれいは、どちらの意味か。

耳を見せた事の方だろうが、そういえば、上に乗るとかそんな話をしたような。
乗っているわけではないが、こんな風に奉仕するのをすべて、見せると言う…そういう意味も含まれている気が勝手にしまう。

先から唇を離す。
まだ何もない、舌を見せつけ、それをどうするか…こうすると、先をゆっくり舐めて見せる。
ペロ…ペロ……っとアイスを舐めるように何度か繰り返す。]

……んっっ…

[一度それが止まるのは、耳なんて誰も触れた事ない場所を撫でられるから。
くすぐったいだけでなく、それだけで感じてしまうのである。]

……ぁぁっ…っ

[囁かれた言葉に、声を躰を震わせる。
一瞬で想像してしまうから。

想像すれば、熱くなる。欲しくなって疼いてしまう。
足の置き場を変えて、踵で蜜壺を刺激しようとして、うまくいかない。

手を伸ばし、蜜壺に指を添え、少しかき混ぜ指先に蜜を絡みつかせる。
本当なら、もっと、もっとそこを弄っていたいが、今はこっち。
躰を離して、付け根に左手を添えるが、それだけでは終わらない。
親指の腹で、筋を擦り上げ刺激を与えながら、蜜で濡れた指を熱に這わせ、自信の蜜を擦りつけるさまを見せつけ。]

[お返しとばかりに、囁くと蜜を擦りつけた熱を口に含む。
つけた蜜を舐めるように舌を動かすのは、どちらかと言うと行為の後を想像させるよう。
ただ、違うとしたら、育てると言うよりは、欲しいと、促すように、吸い上げる事だろう。*]

[君が興奮する姿は触れて、目で捉えることはできるが
自分が乱れる姿は、自分自身では見られない。
君の目を覗き込めば、痴態が映るのだろうか。

――元気よく答えてくれたなら一応安心はするけれど。
何故か危機は去ってくれていないような予感がした。
遠い未来に待っていそうな。無論、勘である。

自分も熱くなっているはずが
相手の方がもっとずっと、あつい。
触れたモノがそうなのだから。君の奥に滾る熱は
いったいどのくらいに私を溶かして焦がすのだろう。

撫でる声に身を寄せて。君がいることを体で感じ。
噎せるような雄の栗香に身を浸す。
何も知らぬ筈なのに、欲しいものだけは確りとわかって。
手を、伸ばす。]


 んん、ぁ。

[腹に挟んだものは萎えることもなく
君を刷り込まれる感覚が私の身を更に火照らせた。]

 ううむ。苦いわ。
 ほんと、フォボスが言う通りだった。
 でも――……

[嫌いじゃないの。不思議だけど。

君と交わす唇。私を味わいたいと願う君が
私の体を掴んで移動する際に、
擦れた胸が快感を伝え、腰が悩まし気に揺れてしまう。
持ち上げる際にそれは伝わってしまったろう
――重ねた唇から漏れた、鼻にかかった声も含めて。


濡れ細る場所に、触れるものがある
みち、と音がして広がる感覚と、そのままでは
ほおばりきれぬ予感に吐息が漏れた。]

 ん、ぁ?
 ……わ、かった、わ。

[下肢の。しかも中を他者に肉体強化されることなど
初体験だ。そもそも肉体強化魔術は両手足くらいにしか
かけたことがないともいう。

ああ、だから擦られ、互いの蜜と先走りが混じりあう時に
お腹がきゅうんと疼く心地と
思わず目の前に星が散ったような。

押し広げられ、中に入っていく熱
君の胸元に縋りながら、絡む舌に意識を寄せ。
受け入れようとする様はどのようにみえるだろうか。

比較的浅い位置で、体が跳ねて
胸を押し付けたあたりが良い場所なのも。
じっくりと挿入されるものに絡みつく艶肉が
君を求めて絡みつくのも。
奥に少しばかり膜のようなものの抵抗がある様も。
全部君しか、知らぬこと*]

【人】 宝石人 リリス

−2日目・服飾店−

水遊びもエビも楽しみです。>>37
今年からは、いろんな楽しみが増える。そんな予感と確信がありました。
ちなみに店員さんはリリスにオシャレ魔道具と言いましたが、やっぱり趣味かもしれません。
二人の様子を見詰めてはとても嬉しそうにしているからです。
ネコ好きなのか、初々しいカップル好きなのか、その両方か、単に商人ゆえか。
その真相は店員さんにしかわからないのです。


「スノウが気に入ってくれたならたまに猫ににゃる!
 これ、他の種類もあるのかにゃ〜?
 魔道具、結構面白いかもにゃ。」


スノウに褒められ気に入られ>>38>>39リリスは大満足です。
ちょっとだけ、魔道具に興味が湧いてくるあたり単純です。もちろん、お洋服にも少し興味が出てきました。
でも、ウンディーネのことを思い出します。>>40
そうですね、お詫びは早めの方が良いかもしれません。その方が誠意が伝わるというものでしょう。
(48) 2023/06/27(Tue) 16:06:38

【人】 宝石人 リリス

「ん、私は大丈夫にゃ。
 ウンディーネへのお詫び…
 月光のクシが良いって見たことあるけど
 沢山お金がいるんだにゃ。
 だからせめて、月の石や水晶が良いかもにゃあ。」


ウンディーネは女性型ですから、綺麗なものを好む傾向にあります。
そして水を清めるものも。
だから、せっかく衣料品店のエリアにいるので髪飾りになりそうな宝石も見に行きましょう。
何か良いものを見つけられたでしょうか?


そして、グランドの終わる前か、後日にお詫びに向かう予定です。**
(49) 2023/06/27(Tue) 16:06:56

【人】 宝石人 リリス

−後日談・フォボス−

「えっとね、森の奥の小屋の人にもらった!
 お魚、自分で取ろうとしたら失敗したから。
 でも、他のは自分だったり、買ったり!」


好みは甘酸っぱかったり、少し癖があるもののミルクジャムと相性が良さそうだったりする味でしょう。
以前はそのまま食べていましたが、ジャムや蜂蜜の甘さを知ったらそのままより美味しく、となってきています。
ミルクジャムはその点優秀です。木の実の甘酸っぱさをまあるく包み込んでくれます。


「お魚の捌き方、教えてくれるの?
 うん、教えて!」


凍らせておいたので魚もまだ悪くなってない筈です。
どんなふうにやるんだろうと手元を覗き込んでいると、いーひとを見つけられた、いい女になった>>42と言われると目を瞬かせました。
そして、驚きはしましたがにっこりと笑顔を見せます。
(50) 2023/06/27(Tue) 16:15:28

【人】 宝石人 リリス

「うん!
 私ね、スノウとの子が欲しいんだ!
 スノウと一緒だととっても幸せなの。」


スノウと一緒にいられて、スノウとの子供が生まれたら幸せなのだと心の底から思います。
だから朗らかに言い切ることができました。
そっとお腹を撫でてみます。
確かにそこには魔力の珠があるとリリスには分かりました。ただ、まだキッカケだけで、もっと魔力を注ぐ必要がありそうです。リリス自身でも、スノウからも。


「…だから、スノウのためにも覚えたいの。
 お魚捌いたり、焼いたり、おりょーり!」


そしてぐっと拳を握りしめます。
でも今日は、色々自分でやってみるよりはフォボスの作業を見させてもらうのでしょう。**
(51) 2023/06/27(Tue) 16:16:14
 君を想えば想う程に心も肉体も熱くなる。
君の身体も熱くなっていることは肌の紅潮を見ればもうわかっていることだ。
それなのに悩まし気な声が背筋を擽る。
苦いと言いながらも吐き出した白濁を口にし感想を漏らす君に肉槍は首を擡げ続けている。

 揺れる腰には優しく尻を撫でてから尻肉を左右に開いてしまう。
秘裂から尻穴まで誰に見られるでもないがさらされたそこからは愛蜜がつうと垂れて肉槍を染めてくれる。


「タリィ、お尻、動きがえっちいね」


 嬉しそうにそう囁いて耳朶を唇で食んだ。
もぐもぐ味わってから唇を離して腰をゆっくりと降ろしていく。

 胸元に縋る君はとても健気で儚いものだ。
感じているのは不安だろうか、緊張だろうか。
それが歓喜や期待であればより嬉しく、肉槍に吸い付く媚肉が招いてくれているようで勝手に後者だと想い舞い上がる。


「舌でもここが、気持ち好かったものね。
 おちんちんでもしようね」


 浅い位置で身体が跳ねた深さで先端を保ち、ゆるりゆるりと肉槍の先端を挿れては抜いてを繰り返す。
時折掴んだお尻を傾けたり回しては擦れる位置を変えていった。
艶肉は肉槍の刺激に応えるように吸い付きを強めてくれる。

 大きすぎる肉槍に隘路は痛ましいほどに締めあげてくるがそれでも怒張の硬さには敵わない。
それは正しく君の身体をフォボス用に書き換えていく行程で、奥の抵抗にたどり着く頃にはすっかりと入り口は染め上げられていた。

 抵抗を示そうとする膜には大量にフォボスの先走り液が塗り込まれており、先端の太さからそれは貫かれる前にはじけ飛びそうなものだ。

「タリィの初めてだからね、ちょっと、痛いかも」


 言葉を投げかけてから肉槍をまた少し挿れていけば隘路は押し広げられ、膜は文字通り引き裂かれて破れてしまう。
その最中の表情をフォボスはじいと見つめていた。
乙女から女へと変わる君の浮かべる表情を眺め、破瓜が終わると唇を重ねてまたじわりじわりと君の胎を満たしていく。

 一番奥に肉槍の先端が届くにはそれなりに時間がかかり、艶肉もすっかりと肉槍に感度を高められてしまったろう。
胎には硬く熱い、圧倒的な質量のものがある。
お口をお開きと命じるようにこつこつと胎の奥底を叩いて先走り汁が君に馴染み、愛蜜が隙間なく肉槍に纏うまでまたじっくり待つとしよう*

【人】 宝石人 リリス

−2日目・服飾店−

「うにゃ、魔道具、ちょっとにゃ。」


でも、今は魔道具だけではありません。
これからもスノウと一緒に痛いのならヒトの常識を学んでいく方が先でしょう。
そして、魔力を高めて魔法を学んでいくことも。
脚を引っ張りたくありません。
なるべく長い時間を平和にスノウと過ごしていくためにも、改めてリリスは強く賢くならなくてはと気持ちを新たにします。
でもね、今日はグランド。
ましてや今は猫リリスです。
難しいことを考えないで、好きな人とのんびりしたいじゃありませんか。
だから魔道具については、ちょっと、と濁します。
それよりはスノウと一緒にいたいのです。
なるべく長く。なるべく共に。

キラキラ、魔石ではないけれど宝石や鉱石はちょっと親近感が湧くアイテムです。>>53
ウキウキ探して、あれ、それ、とスノウに勧めました。水晶と櫛は良さそうですね。
そんな中でスノウに呼ばれます。>>54
その手にあったのは耳飾り。オブシディアンが付いたもので、その色は少し自分ににているとリリスも思いました。
角度によって色を変える、黒い石だからです。
(59) 2023/06/27(Tue) 18:17:42

【人】 宝石人 リリス

「へえ、そうにゃの?
 確かにこの子、邪気を祓う魔力があるにゃあ。
 そういう石のにゃかまにゃ〜。」


どうやら買ってくれるようですけど、ちょっと買いすぎじゃありませんか?
それなら私が、と思いました。デザインは素敵ですし、自分を飾るなんて今日が初めてですから。
でも、いちばんのお気に入りになったのは。


「…!
 うん、うん、お揃い、嬉しい!
 スノウと一緒にゃ!」


ぴこんと猫耳が立ち上がります。
ふわふわと光が増して、尻尾もゆらんゆらんと揺れました。
自分の脚に最終的に絡み付きます。
感極まってリリスはスノウに抱きつくと、少し長めのキスをしました。
お揃いで、二人で一つ。ペアのもの。>>55
お互い特別だよと言う証みたいで、とても気に入ったからです。

だから二人でそれを買うことにしました。
でもね、そのあとは。
(60) 2023/06/27(Tue) 18:18:09

【人】 宝石人 リリス

−後日談・フォボス−

おめでとうの言葉は素直に受け入れて、嬉しそうにニコニコしていました。>>56
でも、若しかしたらニュアンスが違うかも知れません。
リリスはスノウと思いが通じたことにと思っていましたが、まさか妊婦と気づかれているとは思いもしませんでした。
それに、多分妊娠期間も違います。魔力を注がれ注ぐ関係上、ヒトやオークの期間よりも個人差が大きいのです。
だからまさか気づかれているとは。
リリス自身、薄ぼんやりとしか気づいていないですしね。

そして下拵えなどを見学させてもらい>>57少しだけお裾分けをもらって食べた後、タリィに紹介してもらったのです。
(66) 2023/06/27(Tue) 19:18:35

【人】 宝石人 リリス

「ひとづま…?
 あっ、私マーリン寮のリリス!」


またわからない単語が出てきたので一瞬はてな顔はしましたけれどね。
あと、スノウに紹介されていたとしても、ターコイズ=タリィになりきらなかったせいで、最初は自己紹介からになるでしょう。
愛称はまだまだ苦手なのでした。*
(67) 2023/06/27(Tue) 19:18:52
宝石人 リリスは、メモを貼った。
(a0) 2023/06/27(Tue) 19:37:01

[ステラの愛撫を受けるとだんだん腰が浮き、反応が過敏になる。

俺がしてあげたからお前も俺にしろなんてことを言うつもりは全くないが、ステラがさっき零した時からずっと奉仕されることを期待してしまった。

思っていたとおり、いやそれ以上に、ステラは俺の想像を超えてくる。俺の想像の中よりも妖美で、俺はすっかり虜にされてしまう。]

うう、っあ−−。

[ステラに言われるがまま想像を駆り立てられると、唾液に濡れていた雄に暖かな液がまぶされると。
まるでステラの中に入っていたかのように熱い。まだ出していないのに一度射精したように錯覚してしまう。

ステラの口の中がまるで、奥を突いたようにも感じられて、吸い上げられると、うながされるまま溜め込んだ精気を解き放った。]

[白濁を吐き出しながら、快楽の余韻が汗になって顔をつたい。ステラの顔に俺の汗が垂れると、指で拭おうと手を差し伸べて。]

…………ステラ。

[これほど尽くされて吐き出したのに、まだ続きが欲しくて雄はたくましさを失わない。
だが彼女を見つめて名前を呼ぶ俺の声は自分でも驚くくらい切なげで。
淫魔としての顔はどこへやら、今はただ惚れた女との快楽を欲するただの男の顔。

無言で、ここに乗ってと言いたげに自分を太ももを軽く叩いた。]*

[相手がどんな気持ちを感じ、抱えているのかは何一つ気づかない。
目が合えば、きょとんとした無垢な様子を浮かべるものの、すぐににんまり艶ある笑みを浮かべている。

伸ばされる手に、どうしたのともう一度見上げてしまうほど。]

――んんっっっっ…。

[切羽詰まった声とともに、口の中いっぱいに放たれる精。
出せと催促していたのに、いざ出されると、驚きに目を丸くし、勢いのまま飲んでしまう。
勢いのまま、飲んでしまったから、唇を離すと、少しむせる。

知っているのに、初めて…実際はタイミングをうまくできなかった。
想像させられたようにしようと考えていたのである。

汗が一つ落ちるだけでなく、自分の張り付いてしまった髪もぬぐってくれるように感じる。
見上げて、何か考える。何を言うかと…んーっと悩んだ挙句]

ご馳走様…、少し失敗しちゃったわ。

[美味しかったと、自信の唇を舐める。
でも、何に失敗したかは、解るだろうか……。
解っていても、誘う為か、熱が引かないものを胸元にあてて、]

…こことか…こっちも染めてね。

[自分の頬をつつく。想像させられた事を見せる事が出来なかったからのお願いである。]

……ん?

[名前を呼ばれると見上げる。
その声音は、切なげで、求められているようにも感じる、視線を一度太腿に向けてから、頷き、立ち上がると、またがる。
と言っても、まだ膝たち状態。その状態で首に手を回し]

……ねぇ……どっちが良い?

[見つめて、質問をする。
何がはまだ言わず、少し、腰を揺らして、男の先端を自身の濡れた蜜壺につんつんっとつつくように動かす。]

……ゆっくりか、いっきにか……どっちがいい?

[躰を押し付け、耳元でささやきかける。
そんなに長く待つつもりは無いと、ゆらゆら腰を揺らして、早くと誘いをかけるのであった。*]

【人】 宝石人 リリス

−スノウとの後日談−

自分がマーリン寮でよかったと思える日が来るなんて最初は想像していませんでした。
ルームメイトも、いつか学院側であてがわれる生徒になるだろうと思っていたのです。
リリスの過去や環境の為に今までルームメイトはいませんでしたが、スノウと一緒にいたい旨を申請すると、同じ寮であるからと許可を出してもらえました。>>-108>>-112
なので、授業などで別行動する以外は基本的にスノウと一緒にいました。
誰かと約束していたり、何かやりたいことがある時はお互いに別行動をとる日もあったでしょう。>>68
そんな風に一緒の部屋で暮らし始めて、しばらく経った頃です。

その頃には、詳しい話はできませんでしたがリリスの両親は既に亡くなっている事を伝えていたでしょう。
目の前で殺されたなんてショッキングな事は言えませんでしたが、それでも
"魔石を狙った人に、捕まって、それで"と
誰かの手で、と言うことは伝えました。
だから、今のリリスの保護者はパウゼ学長です。
学院にいる間は勿論のことですが、卒業してからも支援をしてもらえるとの約束がありました。
それだけ宝石人は数を減らしていたからです。
(86) 2023/06/28(Wed) 5:36:02

【人】 宝石人 リリス

「私、色々勉強して、強くもなる。
 でもね、逃げるが勝ちーって知ってるの。
 だから逃げる手段、たくさん覚えるの。」


リリスは笑って伝えます。
こんなリリスだからこそ、マーリン寮だったのでしょう。
アーサー寮のみんなのように研鑽しても友のために力を振るう訳ではありません。
パーシヴァル寮のみんなのように自然と協和を重んじますが友より自分の身を守る事を優先します。
自分の力を高めながら、生き残る為に争いを避ける。そのための力を伸ばす。
リリスはその道を自然と選んでいたのです。
光で目を眩ませたり、陰に身を潜めたり。
猫猫チョーカーの一件で変身魔法にも興味を示しています。光と水の魔法を掛け合わせて、相手の目から見えなくなる魔法も考え始めました。
攻撃もできなくはないですが、あえて自分が生き残る為。逃げ切る為。
でも、今のリリスはその手の範囲を広げようとしています。
今は逃げるならスノウも一緒です。
そしていつか生まれるだろう二人の家族も。
(87) 2023/06/28(Wed) 5:36:42

【人】 宝石人 リリス

そしてある晩、リリスは魘されていました。
お腹の奥底に自分のものだけではない魔力を感じていたリリスでしたが、それは日に日に魔力が強くなっていきました。
スノウとキスをしたり、肌を重ねたり、そんな日々の暮らしの中のことでスノウの魔力を自然と少しずつ取り入れていっていたのでしょう。
リリスの見た目こそ変わりませんが、その存在は確かにリリスの中で成長していたのです。
リリスの中にある事で、リリスの魔力もまた取り込みながら。
もしかしたら、その魔力の存在はスノウにも気づかれていたかも知れません。
それなら、リリスはちゃんと答えた事でしょう。
"スノウの魔力に染まってるよ"と。
(88) 2023/06/28(Wed) 5:37:34

【人】 宝石人 リリス

「うう…、ん…。」


冷や汗をかきながら、まだリリスは目覚めません。
呼吸を荒くしながら、何かに耐えるように眉を顰めていました。**
(89) 2023/06/28(Wed) 5:37:55
[白濁の行先は想像とは異なり口の中へ。
濃い精気は時に人間の正気を奪ってしまうこともある、ステラは同胞だが影響がないか心配にもなる。
人間ほど狂うなんてことはないだろうと思うが。

白濁を注ぐ瞬間はそんなこと考えてなかったし、ステラを汚したい、射精したいの感情しか無かったから、後ろめたくもなる。]

…………俺の味、覚えとけよ。


[ステラの喉が鳴ると白濁が取り込まれていく。
俺が言わずとも覚えてくれるつもりだったのだろうか。微かに期待が膨らんだ。
想像とは違ったとしても、同じくらいの快楽を貰えたのだから不満なんてひとつもないのだが。

想像通りにできないことは、俺がもし逆の立場なら少し気にしてしまうだろから。
その失敗の意味はそういうことだと思い。]

ごめ……、次は……ちゃんと出す前に言うから。

[気にしないで欲しいと謝りながらステラの頭を撫でる。
頬をつつくステラのお願いに答える代わりに、今度する時の約束事を取り付けてしまおう。]

[ステラがまたがり首に手を回すと、鼻先同士が当たるくらいの距離まで近づく。

直ぐにでもがっつきたいのにしないのは、ステラが俺に問いかけてくるからで、答えを急かすように蜜壷が亀頭ををつつかれるともどかしくなる。
さっきステラに言われたような、蜜に包まれるような状態だと気づくと。]

…………一気にがいい。


[今更プライドなんてなく、すぐに答える。
ステラはそんなに待ってくれそうになかったし、俺だって早く、したい。
ステラの囁きにぞわりと身体を震わせると、一度出したのに疲れ知らずの雄が、さっき以上に大きくそそり立った。] *

[――忘れるはずなどない。初めての事だから。
夢とは違う。現実。解っているつもりで、解っていない事も多い。
慣れていると思っても、思うようにできない事もまた。

飲んでしまったものだって、知っているはずなのに、こうやった事は初めての事。
だから、素直に覚えたと言うよりは…]

……お願いね。
そうすれば、貴方の味……ちゃんと、覚えれるから。

[謝罪の声が、少し沈んでいるようにも聞こえるから、撫でてくれる手にこすりつけるように頭を振る。
わざと今のでは、覚えきれない…もっとと…次の約束だけでなく、もっと染めてと欲しいと願いかける。

いいよねと、小首をかしげるのはわざと。
そうすれば、男は喜ぶだろうと言う、本能的なものであった。]

[囁きの答えとして、すぐにするのではなく、口づけを。
右手を下ろして、後ろにまわし、男の熱に触れる。

支えて、ご期待通りにいっきに沈み込ませるが…]

……んんんっ…ぁぁっ…

[予想していたよりも、いっきに快楽が駆け上がってしまう。
総てを飲み込み、それだけで一度達してしまったような、快楽。
慣れていない躰には、あまりにもそれが強くて、すぐには動けない。

躰をすべて男に預けて]

…せっ……ぱぃ、すぐに……うごけなっぃ……。

[こうやって繋がった事だけでいっぱいになってしまった。
もっと欲しいと言うのもあるが、あるのに動けないのは、初めてだからなのかもしれない。
あんなに誘って、かどわかして何をいまさらなのかもしれないが、どうしてもつながった余韻に浸るように、動く事が出来ないでいるのであった。*]

[君が興奮してくれてるのがうれしい。
――求められていることが、わかるから。
問題は、私がこの狂おしいほどに内側から湧き出る
君への欲にどう、折り合いをつけたらいいのかってこと。]


 ふゃ……だ、って。
 ど、したら、いいか。


[欲しいと、恥ずかしいと。疼いてるのと。
色んなものがない交ぜになって、男を誘うように
愛液を垂らす秘所を彼に晒して。
体は上手なおねだりの方法を覚えたのか。
己を今から貫くものを濡らして、蜜壺に手招いて。

耳朶を食みながら、私の破廉恥な動きを指摘した君は
嬉しそうな声とともに刺激を与え。
君が起こす動きに従えば、潤った花弁はちゃんと
求める熱棒にその襞を触れさせる]

[緊張や不安もあるけど
それ以上に待ち望んでいる。期待、してる。]

 ん、っ。
 ふぉほすのでも、する。
 
[きもちよく、なる。
君の言葉に応える声は、呂律が少しばかり回っていない。
それほどまでに、与えられたものの衝撃と
今、浅瀬で何度も抜き差しされることで
沸き起こる快感が私の身を容赦なく犯しているのだ。

時折、君の手に合わせ挿入する、
或いは擦る場所がかわるのがまた慣れを齎さず。
きつい締め付けだって、それが欲しいから抱いて離さない。
と主張しているかのようだ。

1つ1つ染まって。君を覚えて。
乙女の奥を守るものは快楽に屈する。]

 ――っは、ぁ。

[はじめて。それを頭に馴染ませる際に
ぶつりと何かが引き裂かれた感覚が腹の内に芽生える。
破瓜の血がたっぷりの蜜に塗れ
中を進んでいくものの先走りに交わり、音をたてる。

衝撃に眉をキュッと寄せ。
それでも、戦慄く唇も、上気する頬も、赤さを増して
目を潤ませる涙は、痛みだけではなく。
歓喜も確かに、混じっていた。

君からのキスを強請ったのはきっと私。
ゆっくりと時間をかけて赤ちゃんの部屋までたどり着く
怒張が腹を満たすのが、気持ち良くて腰が揺れる。
ぴったりと吸い付き、咥え込んだ濡れた陰唇が
貫かれ、擦られる媚肉が、
もっと奥を君で満たしてほしいと叫んでいるようだ。

首を抱いていた腕を片方離して腹を、撫でる。
其処にある大きいモノの形を確かめるようにして。

ノックされた最奥が。
待ち望むように入り口を拓くころには。
熟れた中はすっかり君を覚え。君を求め。
ちゅ、とそれに吸い付き、誘うのだ。
――先に上の口が味わったものが欲しいとばかりに。*]

【人】 宝石人 リリス

宝石人同士の交わりの場合、比較的魔力は混ざり易く浸透し易いそうです。
そして、その場合彼らは身籠る時期も出産の時期も選べるのだとか。
元々が少数の種族で、巡り合い自体が少ないからでしょう。
交われば魔力の珠を宿し、自身のタイミングでそれを産む。
直ぐに魔力で染めて生み出してしまうこともあれば、安全が確保されるまでその身に宿し続けることもあったそうです。
逆に、自分の命はもう保たないと、その身の魔力を全て魔力の珠へと宿し次世代に繋げることもありました。

それならば別の種族との場合はどうだったのでしょう。
(95) 2023/06/28(Wed) 15:08:40

【人】 宝石人 リリス

−後日談−

リリスの手はひんやりしており、脈拍は速くなっていました。>>92
スノウの呼びかけにピクリと瞼が震えます。


「ん……、すの、ぅ、……ぃ、る……?」


頭を左右に振りながら、薄らと瞼を上げてスノウの姿を探します。
目が覚めたからでしょう、弱々しいですがいつもの光がふんわりと戻ってきました。
視線の先にスノウの姿を見つけると、嬉しそうに笑顔も浮かびます。ただ、まだ少し辛そうです。
よく見ればその状態は魔力枯渇の症状の一つに似ているのでは無いでしょうか。
全体的に体温は低くなっていますが、下腹部に触るとそこだけ熱が高まっているのがわかるでしょう。
そこだけ、魔力が高くなっているのです。
(96) 2023/06/28(Wed) 15:09:08

【人】 宝石人 リリス

「スノウ、ごめん、少しだけ、魔力…貸して…?」


そう懇願すると、リリスはスノウにキスを求めました。
キスか、若しくは指先などの触れた先からか。
スノウから少なく無い魔力を吸い取ってしまうと、カッ!とリリスの体が、詳細に言えば熱を帯びていた下腹部が光ります。
部屋の中に光が散りました。
けれど散った光は直ぐに収束し、50センチほどの淡い光を保つ珠がになります。
その淡い光がだんだんと治ってくると光が硬質の殻らしきものになり、二人の近くにころりと転がりました。
はあ…と、リリスは息を吐き出します。
リリスも、もしかしたらスノウも魔力が足りなくなっていると言うのに、その珠はよく見れば大量の魔力を蓄えています。


「…スノウ、これ、…この子?
 出てきちゃった…ね?」


ふわっと、ではありませんでしたが。
たくさんの魔力を得ながら、確かに魔力の珠が出てきたようでした。
まるで淡く光る卵のような、魔石のような。
それではリリスの聞いた話によるならば、これから更に魔力を上げる事になるのでしょう。
魔力の珠をそっと抱き寄せて、スノウを見上げます。
(97) 2023/06/28(Wed) 15:09:43

【人】 宝石人 リリス

「…育てちゃって、良い?」


もし可能ならば、の話でしたが、リリスはもう少し先になってからどうにかするつもりでした。
子供は欲しいけれど、子育ての環境には無いと思えていたからです。
けれど、宝石人同士なら簡単だった魔力のコントロールが上手くいかず、今回のような事になったのかもしれません。

でも、それならそれで良いよね、と。
生来呑気なリリスは、それでもおずおずとスノウに尋ねたのでした。*
(98) 2023/06/28(Wed) 15:10:10

【人】 宝石人 リリス

−後日談−

「うん。」


宝石人の珠。>>100
その言葉に、知識としてはそれ以上何も知らない筈なのにリリスは自然と、そしてすぐに頷いていました。
直感的に、この子がお腹の中にいた魔力の珠であることがわかります。
聞いていた話より辛かったですし、思っていたよりもだいぶ大きいですが確かに我が子です。


「うん、ふふ、嬉しいって言ってくれて、嬉しい。」


少し体を起こして珠を抱きしめると、スノウもリリスごと珠を包んで頬にキスしてくれました。>>101
嬉しいと言ってくれることが嬉しくて、ふにゃっと頬が緩みます。
(102) 2023/06/28(Wed) 17:19:18

【人】 宝石人 リリス

「うん、多分、早かったの。
 早かったから、私も急に魔力を持ってかれて…。
 きっと早く、出てきたかったんだと思うの。
 でも、まだこの子はこれからまた魔力に染めて
 その魔力で、外の世界で生きられるようになる…。

 ちゃんと、ヒトになってくるの。」


緩やかな手つきで珠を撫でます。それに呼応するように珠の光がほんのり強くなりました。
リリスは愛おしそうに微笑みます。
まだ、ヒトとしては生まれていない魔力の珠。
万が一の時のため、生まれ落ちても誰かからの魔力の供給が途切れてしまった時のため、多くの魔力を貯めて出てくるのでしょう。
(103) 2023/06/28(Wed) 17:19:34

【人】 宝石人 リリス

「だから、スノウ。
 …無理しないけど、頑張るし、頑張ろうね。」


スノウにもだいぶ魔力を消費させてしまったような、甘えん坊の二人の
これからは二人で魔力を注ぎながら、ゆっくりと育てて行きましょう。

その魔力で成長し、薄い殻が割れたならば、今度こそ外の世界でも生きられる二人のがヒトの赤ん坊の姿になっているはずです。*
(104) 2023/06/28(Wed) 17:19:55
[ステラは怒ったり呆れたりしたわけではなく、ただ次を求めているのだと分かる。
仕草のひとつひとつにあざとさが含まれていて、相手の悦ばせ方を知っていると言われている感覚がする。

俺がしたいと思っているのにダメだなんて言えるはずがない。

太腿の上に乗ったステラに口付けをされて、その短い時間ですら焦らされてるように感じて。手で入口にあてがわれると待ち遠しさに熱い吐息漏らして。

ステラの中へと飲み込まれると一気に襲ってきた快楽に耐えるようにステラの背に回していた手に力を込めてしまう。]

っは、……あ……

[ステラの嬌声が聞こえると身体の重みが伝わってくる。
熱く絡みついてくる蜜と肉厚に全て搾り取られてしまいそうで、ステラ程じゃないにしても肩で息をするくらいには快楽に耐えきれていなくて。]

はぁ、なか…熱い…


[動けないと甘い悲鳴をあげるステラの背を撫でてやりながら、唇を奪ってステラの唾液を吸うように舌を絡める。

初めてだったのなら人間よりたくましい淫魔の雄で苦しいはずだが。ステラの弱々しく余韻に浸る姿に興奮が止まらず、ステラの中でびくっと反応を示した。]

支えてやるから、手置いて。

[ステラの両手を自分の両膝に置かせて、後ろに倒れないように腰を支える。
そうしたらステラの身体も、繋がった場所も俺からよく見える体勢になるから。]

これならえっちな顔も、繋がってるのも…丸見えだ。


[乱れたステラの髪をかき分けて顔が見えるようにすると、緩やかに腰を揺らして馴染ませる。
ステラが困るくらいに感じさせてやりたくなると歯止めもきかず。
快楽に染まったステラの身体を指でなぞって、下腹部に手を添えて秘豆を親指でころがしながら中を雄で突いていく。

痛まないようにはしてやりたいが、快感に耐えられないというのは聞き入れてあげるつもりはなく。
止めてと言われても止めないつもりでいる。]

 君が自分自身でも抱えきれない程の欲に困っている。
肉体は欲に溺れても心はその速度に追い付けない。
望んでくれている、期待してくれている。


「そう、オレに溺れてくれたらいーよ。
 オレだけを見て、オレだけを感じて」


 この広い世界で二人はただ互いを求めあっている。
二人だけの世界は互いだけを感じていればいい。

 君は確かに求めてくれている。
きつく締め付けてくれる襞はそこが誰も通ったことがない場所だからではなく、フォボスを求めて抱きつき離さないでいてくれる。

 破瓜の瞬間はフォボスにとってはあまりにも儚く終わり、君にとってはこの上もない衝撃が襲っていた。
寄せられる眉が自分を興奮させる。慄く唇は艶やかで美しく、上気し紅潮する頬は可愛らしい。
涙に潤む瞳には様々な感情が浮かび上がっているようだった。

「たりぃ、きもちいーよ」


 そう、気持ちいい。
隘路を開いていく間も心地好く、奥まで満たし切ると肉槍がたっぷりと蓄えられた愛蜜と襞により締め付けられて腰が砕けそうな程だ。
キスを強請るキミは愛らしすぎた。
ゆっくりと時間をかけて奥に到達するまで口づけを止めることはなく、上も下も深く深く結びついていく。

 奥まで納めた肉槍の感触を確かめるように君が自分の腹を撫でていく。
大きすぎるそれは触れれば確かにそこに形を確かめられるだろう。
内側に楔のように存在する肉槍は君を蕩けさせてしまうほどに熱く、君を射止めてしまうように硬く、君を悦ばせるためにその先端が赤子の部屋の入り口をノックしていく。

 交わりの始まりはちょろちょろと。
中ごろにはすっかりと君の快楽を誘い出す場所を押さえてぱっぱと燃え上がるように動き媚肉たちをすっかりと骨抜きにしてしまう。
繋がり合う股座からは淫靡な水音が音を大にしはじめその音は次第に重厚なものになっていく。
破瓜の血と愛蜜が掻き混ぜられ泡立ったそれらが垂れてフォボスのズボンを染めあげていく。

 君の額に張り付く前髪を掻き分けると額に口づける。
先端が赤子の部屋の入り口をノックする度にそこは物欲しそうに吸い付いて誘いくる。
欲してくれているのが分かる。
それはとても悦ばしいことでフォボスは君の絶頂を促すように腰を動かしていく。


「ぁあ、たりぃ、だすよ!
 中にたくさん、オレの子胤を。
 だから、孕んで!」


 フォボスは深く繋がることを強請る。
唇は濃厚に口吻けあい、舌は息を奪うほどに絡め合う。
肢体は逃れられぬように強く抱きしめて、二人の股座は触れ合う程に近づいた。
肉槍の先端は赤子の部屋の入り口を押し上げ、鈴口を押し付けると叫ぶような欲望の猛りと共に白濁を噴出させた。
噴出の勢いは凄まじくノックで緩くなった入り口へと注ぎ込まれていく。
肉槍の先端は蓋のように胎から胤が出る邪魔をして下腹がぽっこりと膨らむ程に注ぎ終わるまでフォボスは君を離すことはない*

[一気に入れる時に、背中に手が回り、束縛されるような気持ち。
逃げないように、それとも奥深くまで突き上げる為か。]

……んっっ…

[漏れ出る吐息も、注ぎ込まれるようなそんな気分。
吐息一つだけでも感じてしまのに、そんな囁きを漏らされたら、きゅっと繋がる場所に力が入ってしまう。
無意識にした行動は、自分も苛む。

声を上げそうになるが]

……んっ……っ、ふっ… …んんっっっ…

[唇が塞がられるから、くぐもった声になる。
舌を絡めると、それだけで感じるのか、ゆらゆらと揺れそうになる。
苦しいくらいなのに、相手のモノが中で反応するから、それはダイレクトに感じ、腰が浮くくらい跳ねてしまう。
浮いて、落として、抱き着いているから、躰を擦りつけて、一つの反応を与えられたのに、多くの快楽を与えられてしまう。]

……はっ……っ、て?

[少しだけでも息が絶え絶えになる快楽。
首から手を離し、恐る恐る後ろになるが、手を伸ばせば体制は変わる。
その為、繋がった場所はこすれ、甘い刺激に耐えながら、何とか両手を男の膝に乗せる。

…これでいい?と見上げる。
視線が舐めるような…囁かれた言葉を確認するかの如く、ちらっと見下ろせば、背を逸らし突き出す胸。
そのさらに下には、繋がった場所が…自分からは見にくくても、相手からはしっかりと見えるだろう。
息を飲んで、視線を逸らす。]

…ぁぁ、まっ………っっぁああっ…ん、ぁあっ、…

[逸らした事を咎められているように、緩やかに動き始める。
不安定に感じるから、繋がった場所に力がこもり、よけい奥を刺激されるよう。
男の指が下りるだけで、ぴく、ぴくっと腰も身体も跳ねてしまう。
それがある部分に到達して弄られると目を丸くしたように、声を上げる。

同時に突き上げられるから、甘い声を上げるだけ。
不安定な感じだから、感じすぎて、逃げるように背を逸らしたくても、落ちそうでできず。
ただただ揺さぶられ、突き上げるだけ。]

[次々湧き出る欲に振り回される体。
でも、追い付けなくてもそれが追い付くまで
愛でて、教えてくれるのでしょう?

――期待が、熱を孕んで君に注がれる。]

 ん、っ。

[溺れて、堕ちて、染まりきって。
2人だけの世界に情欲の灯る吐息と汗の香
求めているのは中だけではなく
向ける心も。密着する汗に濡れた肌も。

離したくないと咥え込み、
受け入れた楔は私に君を覚えさせる。
私は口角をゆるやかに、あげる。
きもちいいの。わたし、とても。]

 わたしも、きもち、ぃ。よ。

[フォボスが中にいるからね。きっと。
結びついたものを本能が喜んでしゃぶる。
腹の上からも、掌がその感触を追い、
私を蕩かせ、射止めたモノを美味しそうにほおばる個所から聞こえる、ぐぷりと卑猥な音。

ノックされた所は待ち望んだものを受け入れ。
骨抜きにされた場所は完全に屈服し
媚びて子種を望むように降りた其処が先端を吸い付かせ。]

 ふぁ、あ、 はぁぁ、んっ

[ぶつかる肌の音や混ざった体液の音とともに
あられもない嬌声もまた、君の耳に届くだろう。
交わりの音が深さを増せば、甘い声も高さを増して。
私は君に染められ、君もそうであればいいなんて
我儘を、額のキスでまた1つ浮かべてしまう。]

[限界はどちらが先か。
欲しがったのはきっと私が先]

 ぁっ、 ぁ、 ほしぃ、フォボス。
 ちょうだい、いっぱい。
 ふぉぼすの、あかちゃんほしぃ……っ。

[1つに交わり溶けてしまう程の快楽。
破瓜の痛みはもうなくなって。抽挿の内癖を擦る動きさえ
快楽を拾うようになってしまった私の体は、
猛ったものから注がれる熱に背を撓らせ。
中だけでなく体全体で、それを受け止める。]

 ふぁ、あ……。

[目の前がちかちかする。
下腹が膨らんでいく感覚とともに、自分もまた絶頂に至り
潮を君の下映えに降らすことになるだろう。

離さまいとする腕に、預ける体は痙攣し。
洗い呼気を整えながら、私は君を見る。]

【人】 宝石人 リリス

−後日談−

「名前…、うん!どんなのが良いかな?
 男の子でも女の子でも同じ名前?」


スノウの提案はとても良いものでした。>>119
けれど、この状態では男の子か女の子か分かりませんから、どちらかに偏った名前にして良いのか分かりません。
人間の場合はどうしているのでしょう?


「私の名前は、古い言葉で"夜"なんだって。
 スノウは…やっぱり雪?
 どんな言葉が良いのかな。
 みんなどんなふうに…ふぁ、あ…。」


けれど、先ほどのことで魔力をだいぶ失ったからでしょう。
寝ている途中だった事もあり、リリスは眠そうに欠伸をしました。
だからその日はまず体を休める事にして、我が子とスノウと一緒に寝たのです。
(120) 2023/06/28(Wed) 20:23:13

【人】 宝石人 リリス

次の日、授業はお休みしました。
その代わりに我が子を傷つけないように籠を買い、柔らかい布を敷き詰め、そこに寝かせてみました。
学長にもその旨お伝えしたところ驚かれましたが反対はされませんでした。
今年度はスノウとリリスとこの子の三人でいられますから。
そんなふうに三人での物語を始めた頃。


「…そう言えば、スノウの家族って?」


そう言えば聞いてなかった気がしたのです。
名前のことも考えたいですが、自分の両親が居ないからとあまり気づいていなかったリリスは、自分の家族が増えたその段階でようやく気がついたのでした。*
(121) 2023/06/28(Wed) 20:23:31
[言った通りの体勢になったステラが見上げてきて、大丈夫というように頬を撫でる。

ステラと合わせるように下げた目線の先には繋がった箇所がどちらのものか分からない液にまみれて。
軽く突くと、混ざりあった蜜が雄に馴染んで、ステラの下腹部で水っけのある音を鳴らした。

互いの身体を押し付け合う音にお互いの吐息とステラの声だけが響く。
目を逸らしても逃げられないとわかってくれたのか。

身体がいくら快楽に跳ねても倒れたりはせずに耐えているステラにぞくりといけないものが背筋をつたった。

ステラをもっと虐めて、困らせてしまいたい。
桃色を帯びた黒い感情もまた今ではただ興奮を煽るスパイスにしかならない。]

[不安定で、怖いのに、気持ちいい。
危ない事をしているからこそのプラスの快楽なのかもしれないが、揺さぶられ与えられ、
そして響くのは、甘い声と、隠微な水音のみ。
そんな中で]

……えっ…。

[急に何を。夢の中では睦み合っていた。
だが、それとは別と言われているのは解る……すると?

――だから、恥ずかしさなのか、それともその羞恥じみたものがさらなる快楽となったのかは解らない。
ただ、きゅっとさらに求めるほど。]

……ぁぁっ…んっ、ンンッ……

[言葉で煽られてしまう。
そんなのは……今はまだ解らない事。
でも想像してごらんと言われているようで、でも想像する事が出来ないほど、突き上げられるのがきもちいい。]

 絶頂を迎えた君の胎が膨れていく。
噴き出した潮が肉槍の根本をマーキングしていくと雌の香に身を震わせ、小さく雄たけびのように声を漏らした。

 君を見つめて微笑むを浮かべる。
挿入したままの肉槍は萎み始めたかと思えばまた回復の兆しが見え君の胎の中で大きさを取り戻していく。

 抱きしめ密着するとタリィの汗の香りを楽しめる。
二人の汗が混ざり合い、清濁と愛蜜が混ざり合い、唾液が混ざり合い。
心と熱が融け合って二人が互いを共有しているようで酷く心地よい。


 君が気持ち良いと教えてくれた。
君が子が欲しいと望んでくれた。

 フォボスは熱い吐息を零した。
今日はとことんに肉体で語り合うとしよう。
君を抱きしめ、肉槍を嵌めこんだままに押し倒す。
上向きに寝ころんだ君の豊かな乳房は重力に従い左右に流れ落ち、たゆんと揺れている。
覆いかぶさると唇を重ね合わせて、また吐息を零す。

「オレが尽きるまで、今夜は寝かさないよ」


 君を抱きしめていた手を動かし背から足首を掴み、大きく広げるとあられもない結合部をさらけ出すようにして、フォボスは腰を緩やかに動かし始めた。
亀頭が媚肉と逢瀬を繰り返していくと肉槍は次第に先までの姿を取り戻していく。

 フォボスは君を愛で続ける。
肉体全てがフォボスの欲を受け入れてともに欲をかきたて流されてゆくように。
肌を打ち合う音を立てながらその動きで乳房が揺れるのを楽みながら次第に横向きに体位を変えていく。
胎を満たすための射精と君の欲を育たせるように快楽を引き出しながら飼育場の着替え小屋は特有の匂いに包まれていく*

−−−−はぁ、ふっ…。

[ステラの中へと注ぎ込むと、子宮の入口で射精の音が響く。
この熱い白濁がステラの蜜壷全体に馴染むように腰を揺らしながら余韻を味わっているとステラが手を滑らせる。

快楽に思考が塗りつぶされるステラとは対称的に、溜まっていたものを吐き出した俺の方はまだ快楽を求めているものの頭の中が明瞭になる。]

【人】 宝石人 リリス

−後日談−

男の子の名前。女の子の名前。>>124
家族が増えることを考えるのはとても楽しい事でした。
でもその日は眠気が優って、次の日はみんなでゆっくり過ごしました。
やっぱり魔力の欠乏は辛いですからね。
そうして、色々と準備をしながらスノウの家族の話を聞いたのです。>>125
アーサー寮同士のキャメロット卒業生同士。
そして人間同士の両親のようです。
ふんふんと頷きながら聞いていると、子供が生まれたら>>126と聞かれ、目をパチパチさせました。


「うん、いつでも行きたい。
 スノウが居てくれるから私幸せって言いたい。
 でも、生まれてからで良いの?」


少し気になったのは、それより前でなくて良いのだろうかという事です。
キャメロットの先生になって、両親の病院をやらないと言うなら尚更です。>>127
まあ、リリスには跡を継ぐという感覚はあまりよく分かりませんでしたが、生まれる前じゃダメなの?という方が近いかも知れません。
(130) 2023/06/28(Wed) 21:57:34

【人】 宝石人 リリス

「スノウが先生になるんなら
 私もキャメロットの先生になろうかな?
 きっと楽しいもんね、二人で先生!
 魔法楽しいし、研究も楽しいし。
 それに二人とも先生ならずっと一緒。」


だよね?と、リリスは微笑みます。
ぎゅっとスノウに抱きついて、その肩に頭を寄せました。
普段からもくっつきたがりですが、昨日の今日でいつもよりもさらにそのようです。


「離れたくないの、スノウ。
 出来るだけそばにいて、一緒に幸せが良い。」


だから今はとても幸せです。
いろんなことがあるとは思いますが、今はとても。

そして男の子ならスノウが、女の子ならリリスが選んだ名前と言うことにしましたが、とりあえずのこの子の呼び名はどうしよう?と尋ねました。
(131) 2023/06/28(Wed) 21:57:55

【人】 宝石人 リリス

「冬生まれのスノウと、夜のリリスだから
 この状態のわたしたちの子は"ポロス"はどうかな?

 北極星って意味。
 
 …この子だけじゃなくてね。
 二人の子供、増えるかも知れないでしょ?」


そしてヒトとして生まれたら、男の子と女の子の名前で選び直さないかと提案してみたのです。
賑やかな未来を想像して、ぽわぽわと桃色や橙色の光が灯っていました。*
(132) 2023/06/28(Wed) 21:59:04
……ぁぁっ…ぁっ……

[達したばかりで敏感になっている躰には、ほんの少しの動きでも快楽になってしまう。
これ以上は無いと思うのに、まだまだとそんな風に言われている…そう思えるから。

思考がはっきりしない。焦点もどこかあわないよう。
それほどの強い、強い快楽を与えられた。

知っていたのに、知らなかった…。
初めて本物を知ったような気分。それほどまでの強い快楽である。]

……まだ続けても大丈夫だよな。

[そうじゃなくても関係ないと言いたげに抱き上げたステラをベッドに四つん這いにさせると、臀部を掴む。

今度は身体を支えられなくてもベッドの上だから心配もいらないだろう。
さっきは羞恥を快感に変えるためにしていたが、今度は快感をむさぼるためにしてやりたい。]

このままグランドもサボっちゃおうか。


[それぐらい長い時間は続けるつもりだから。
蜜壷から溢れた白濁を指ですくってステラの口元と鼻先に塗りつけて匂いをつける。

白濁を押し戻すように雄で蜜壷に蓋をすると。
さっき以上の激しい刺激で、ステラの身体に刻んでいった。]*

【人】 宝石人 リリス

−後日談−

確かに、この子を動かして良いのかわかりません。>>136
もしお留守番させるにしても、一人にしておいて、まさかキャメロットではあり得ないと思いますが攫われてしまったらどうしましょう?
生徒たちは保護してくれる魔法も、まだ意志のあるかわからないこのこの状態では効いてくれないかもしれません。
それを思うと、連れて行くか会うのをまだにするかの二択に思えました。そして、念の為に盗難防止の魔道具も必要でしょう。早速手配しなくては。
ただ、もし両親を呼んでくれる、来てくれると言うのなら喜んで会いに行くでしょう。
だって、スノウを産み育ててくれた人たちです。
それなら、リリスにとっても大切な人たちですからね。
(140) 2023/06/28(Wed) 23:01:22

【人】 宝石人 リリス

「そうだったんだ?ちょっと恥ずかしい…。
 でも、それなら先生向いてると思うの。
 私は研究者の方かなあ…あ、でもね。
 ここにきた時、助かったと思ったけど、
 最初はすごく心細かったの。
 だから、前の私みたいな子がいたら
 大丈夫だよって教えてあげたいな。」


先生になりたい理由。>>136
リリスにとってのきっかけはスノウがなるなら、スノウとの一緒に居たいからでしたが、考えてみるとそんな理由も出てきました。
過去の自分と似た境遇の子に手を差し伸べることもできますし、逃げる方法だって教えてあげられるでしょう。
逃げることは悪いことじゃないとも伝えたいのです。

ただ、それ以上のことはあまり考えていません。
まだまだ人としての常識や知識に疎いところがありますから、まずはその補強が必要でしょう。
それでもきっとなんとかなる、と楽観的に生きようとしていました。
それが、リリスの生きる力の一つでもありましたから。
(141) 2023/06/28(Wed) 23:01:43

【人】 宝石人 リリス

「そう、ポロス。いつでもこの子を見つけるの。
 見失う事はしないし、ポロス自身がきっと
 わたしたちの生きる道標になる。」


そうだよね、とポロスに話しかけて撫でてみました。
スノウが幸せに微笑んでくれる>>139のはなんて幸せなんでしょう。
ポロスと共に幸せがあります。ポロスの横には必ずスノウとリリスがいるはずですから。

女の子が生まれたら。
それはまだ悩んでいましたが、生まれる前には答えを出しましょう。
ポロス。今はただそう呼んで。

あなたにも早く会いたいと願いながら、平和な時を過ごしていたのです。*
(142) 2023/06/28(Wed) 23:02:14
――… えっ… っ …

[何を言っている。少しは休ませてと言いたくても、まだ呼吸もうまくできない。
ベッドに四つん這いとしても、力が入らない為、腰だけあげているように]

………ぁ、ぁっ……んっ、ふっ…

[いまさらである。いわれくても、サボる気でいた。
どちらかと言うと、あの楽しい場所に焦がれるが、なじめない気がして。

それに今は、この交わりの終わりが見えない…そんな言い訳じみた事も漠然と浮かんでいる。
だから塗りつけられた、白濁に震えるように、声を漏らす。
匂いが味が、ちゃんと覚えろと無言の催促に思えて。]

………ぁぁああっ…

[ぐいっと再び突き上げられる。
反射的に躰を逸らしてしまうほど。
激しく突き上げられ足ら揺さぶられ、感じさせられる。
すぐにまたと思ったのに、またすぐになったのか、それともずっとなっているの変わらないほど。

その後…どれだけ続いたのだろう。
1度では終わらない。何度も体位を変え貪り続き、ただただ与えられる快楽に翻弄されるだけであった。
その間に、うっすらよぎったのは

純淫魔の本気を侮っていた。


だっただろう。]

[私に欲を吐き出す君の声は、
受け止めた私の胎をまた疼かせる。

――可愛い。すき。きもちいい。
貴方の笑顔が、私を煽るの。]

 ん、ぁ。

[再び中で大きくなったものが、君で満たされた私の中を圧迫し
思わず漏れ出た声は媚びたような甘いもの。
混ざり合い、交じり合い。
このまま世界に2人だけのような錯覚を覚えてしまう。

これで終わり、というわけではないと知るのは
私を抱いた君が、そのまま私を押し倒したから。

乱れた髪が散り、
重力と衝撃で揺れる胸、その際に肌を滑り落ちる汗。
それらに気を取られることもなく――
私の上に覆い被さる君に腕を伸ばして。招くように唇をもういちど。]

 ゃん、その恰好
 中のがでちゃ、う……

[君が動けば結合部から白濁と愛液の混ざったものが
泡を立てて一筋落ちて。
今夜は寝かさないとの言葉に。赤らんだ頬を隠しもせずに]

 ―― 一晩中、かかってもいいのよ。

[と、返す位に。
私は君に求められるのが嬉しいのだと伝わればいい。

愛でられ、一晩ですっかり君を求める雌にかえられてしまう。
揺さぶられるたびに揺れる胸
打ち付けられるたびに、震える尻たぶ
欲を受け止めるたびに、私の中でも育つ欲。

2人の欲の香に包まれた場所には誰も来ない
あなたとわたし、ふたりきり。*]

 君の声が胤を吐き出したばかりの肉槍に熱を吹き込んでいく。
存在の全てが、フォボスの欲を煽ってくれる。
胤が溢れてくるならまた栓をして注ぎ込みなおし、君の言葉に許されたのだからと空が白み始めるまで求め続けた。

 君の身体で触れていない場所はどこにもなく。
君の肉体の至る場所は口づけを受け舌で舐めて味わい尽した。
その身はすっかりとフォボスの色に染まり日を追い欲を交わす度に快楽を甘受するようになっていく。

 窓から差し込む朝焼けの光に見える君へと柔らかく微笑み身体を優しく抱きしめ少しの間眠りにつこう。
欲の香の中、君の香と温もりを感じる夢には君が現れて二人で牧草ロールを運んでいた*

【人】 宝石人 リリス

−後日談・殻の割れた日−

アレから、授業に出るのは控えめにしています。
なるべく二人と一緒に居たかったのもありますが、ポロスの親になったから、でもあります。
そのあたりの許可はとっていますし、講義を水晶玉を通して部屋に映し出して受けたり、図書館から本を借りてレポートを提出したりして勉強を進めています。
二人で出かける時には念入りに戸締りの魔道具を確認しましたし、時にはスリングに入れてお出かけすることもあったかもしれませんね。
学院で確認したところきちんと防護の魔法をかけてくれているそうですが>>-250それでも、と心配になってしまうのは親心というものだったのかもしれません。


そんなふうに穏やかに過ごしていた、ある寒い日のことです。
雪の降る頃、スノウの両親と出会った頃>>146でしたから、若しかしたらまだ近くに滞在していたかもしれませんね。
(175) 2023/06/29(Thu) 15:08:36

【人】 宝石人 リリス

朝ごはんを作る為に、早めの時間にリリスは目を覚ましました。
あの日からお料理を勉強して、お互いに作るようになっていたからです。
リリスの好きな朝食はパンケーキやマフィン。それにあたたかいミルクやスープがあると嬉しいですね。
今日は簡単なスープを作ろうかと体を起こしました。
すると、ポロスがゆらゆら揺れています。
そんな事は何度かありました。ヒトなら胎動と言うのでしょう、中で動いてその動きが外に伝わって起きていたのです。
それを初めてみた時、ポロスの成長を感じてとても感動したのを覚えています。より一層ポロスが愛しくなって、キャアキャアとはしゃいでしまいました。
最近はその動きも少なく、けれど一度には大きく起こり、寄り添えばトクトクトクと小さく早い鼓動を感じるようになっていましたから、今日もそれかな?と、リリスは微笑ましく見つめてポロスをそっと撫でました。

けれど、その瞬間にぱきりと小さな音がしました。
ギョッとして手を離すと、ポロスにヒビが入っているではありませんか!
(176) 2023/06/29(Thu) 15:09:09

【人】 宝石人 リリス

「すっ!?ススススノウ!?
 起きてーーーーっ!!!」



早朝から出す声のボリュームではありません。
隣に寝ているスノウを揺さぶると、ポロスを見つめながらギュッとしがみつきました。
ピシ、パキ、とポロスにどんどんヒビが増えて行きます。
ぐるんぐるんと回転するようにしながら揺れた後、とうとうひび割れから勢いよく、にょきりと小さな
おてて
が出てきたではありませんか。
ヒビはそこから大きく広がっていきます。殻全体に細かなヒビが入ったかと思うと、パリンッ、と殻全体が細かく砕けました。
光の魔力の粒子となった小さな殻は、殻の中から出てきた、小さなものに吸い込まれて行きます。
(177) 2023/06/29(Thu) 15:10:06

【人】 宝石人 リリス

それは、思っていたよりも小さな、可愛らしい赤ん坊でした。
ぱっちりとした目は黄緑色、髪の色は二人に共通する黒色ですがまだぱやぱやとした産毛です。
肌の色は褐色で、つやつやむちむちしていました。
そんな子がさっきまでポロスがいた所に寝転んでいたのです。
パチパチと驚いたように瞬きした後、顔をくしゃっと歪めて火がついたように泣き出しました。
それまでは「あ、赤ちゃん…!?」と、本当に生まれた事に驚き感動に打ち震えていたリリスでしたが、泣き声を聞いてハッと我に帰ります。
(178) 2023/06/29(Thu) 15:10:34

【人】 宝石人 リリス

「あっ、あああっ、泣かないで…っ!?」


今まで包んでいたタオルで大事に包み込み、抱き上げます。
珠として見ていたら大きく見えていたのに、こうして生まれてくると赤ん坊とはなんて小さいのでしょう。
小柄なリリスが両腕に抱えても、まだ余裕のある大きさです。
火のついたように泣いていた赤ん坊は、リリスに抱っこされると少し落ち着いたようでした。
まだ、ふえふえと頼りなげに泣いてはいますが。


「…急に殻が割れて、驚いたのかな?
 さ、寒く無いかな?」


オロオロとしながらもリリスは何とか我が子のお世話をしようと考えを巡らせます。
けれどオロオロしながらもどうしても笑顔が滲むのは、無事にこの子が生まれてきてくれて心の底から嬉しかったからでしょう。
(179) 2023/06/29(Thu) 15:11:11

【人】 宝石人 リリス

男の子ならグレイ。>>139
女の子ならジェイデンと名付ける予定のこの子は女の子として生まれました。
落ち着いてきたからでしょうか、ふわりと肌に光が浮かぶ様子は宝石人の血なのでしょう。
落ち着いてきた我が子にリリスも少しずつ落ち着いて、ほわわ、と穏やかな光が溢れました。*
(180) 2023/06/29(Thu) 15:11:36
[吹き込まれた熱。満たされたのにまだ欲しくなる欲張りの私。
体力の限界まで、君に食らわれたかった。
溢れるのがもったいなくて。1回でデキちゃうくらい
もっともっとと欲しがるはしたなさを
君は受け止め、何度も欲を注いでくれる。

味わいつくされた私もまた、君の味を覚え女になっていく
日を追うごとに、抱かれる喜びが強くなり
無意識に中に君がいないのを切ながるようになってしまうのだろう。

朝焼けの中で微笑む君は無邪気な子供のようで
1人の大事な、存在で
夢を見る君を見つめるこの時間が。私の幸せの1つに
きっとこれからもなるんだろうなという、予感を抱く。
そんな私と君との、後朝**]

【人】 宝石人 リリス

−後日談・胡散臭いバイト?−

ケモ耳の執事喫茶が存在する。>>152
そんな噂話を聞いたことがありました。
そしてケモ耳のメイド喫茶のアルバイトのお話がリリスのところに来たのもほぼ同時期でした。>>154
アルバイト。やった事がありません。
でも子育てするのにお金が手に入るのなら良いかもしれないと考えましたので、話にしっかりと耳を傾けました。
そもそも執事もメイドも喫茶店もいまいちリリスには理解できなかったからです。


「獣耳を生やすお洋服を着ておきゅーじするの?
 おきゅーじって何するの?」


お給仕。お茶やお料理を運んだり、お片づけならリリスにもできそうです。
それなら良いかも、と少し心がやりたい方に傾きました。
でも、膝枕をしたり、あーんをしたり、耳元で囁いたり、写真撮影をしたりするそうです。
その辺りまで聞いて、リリスはあれ?と首を傾げます。
(195) 2023/06/29(Thu) 17:13:27

【人】 宝石人 リリス

「私が今聴いてるの、メイドの方?
 執事の方もあるんだよね?何が違うの?」


そう、執事もメイドもよくわかっていませんでしたから聴いて見ます。
そして説明を受けた後、リリスはぷくーっと膨れてました。
(196) 2023/06/29(Thu) 17:13:49

【人】 宝石人 リリス

「ダメ!ダメダメ!それダメー!」


だって、なんかやだったんです。
何が嫌かと言えば、もしスノウが執事喫茶でそれをやったら?と想像したらダメだったんです。
だって、執事喫茶も同じように、男性がおきゅーじするのだと説明されましたからね。
それだったら自分もダメ、と思ったようでした。

だからダメダメできない、と強く主張しての帰り道。
リリスはちょっと考えて、服飾クラブの子に声をかけました。
そして、少しお手伝いをお願いしたのです。
(197) 2023/06/29(Thu) 17:14:28

【人】 宝石人 リリス

−後日談・胡散臭いバイト?の後の話−

その日、スノウが部屋に戻ると、リリスが猫猫チョーカーを装着して待っていました。
着ているのはパフスリーブの袖の短いメイド服。
ふわふわしたミニスカートの前で手を揃えます。


「お帰りにゃさいませ、ご主人様。
 ご飯にするにゃ?お風呂にするにゃ?
 それとも、わ・た・し?」


ちょっと恥ずかしいからか猫耳は後方に伏せています。
ゆらり、ゆらり、と尻尾は迷うように揺れていました。
服飾クラブの子からメイド服を借りられたのは良いですが、余計な知識を増やされたようです。
(198) 2023/06/29(Thu) 17:15:03

【人】 宝石人 リリス

まあ、リリスが何をしたいかと言えば、

「ケモ耳メイド喫茶行っちゃやにゃー!
 ケモ耳執事喫茶で働くのもやにゃ!!!」

と言う、独占欲から来ていたのですけどね。*
(199) 2023/06/29(Thu) 17:15:23

【人】 宝石人 リリス

−後日談・執事とメイド−

可愛いと言われると恥ずかしながら嬉しくなってしまうリリスです。>>214
ふわふわと桃色の光が灯って、ふにゃんと頬が緩みます。
でも、言いたいことも伝わりましたので>>215こくこくと頷きました。


「だって、膝枕とかするにゃ?
 膝枕にゃら私がするししてもらうにゃー!
 あーん、だって、ダメにゃの!
 そう言うのはリリスとするにゃ!」


ぱふぱふと自分の膝を叩きながら訴えます。
行くのもダメだし、仕事するのもダメなのです。
そう言うのは自分として欲しいと切々と訴えましたが、何やら待っていて欲しい様子。
首を傾げつつバスルームに行ったスノウを待っていました。

そうすると、出てきたスノウは珍しい格好をしていました。>>216
お嬢様と言われてパチクリと目を瞬かせます。
いつもと違った格好は新鮮で、素直に「スノウ、その格好もかっこいい!」と笑顔で伝えました。
どうやらこれが執事の格好のようです。>>217
(218) 2023/06/29(Thu) 19:08:57

【人】 宝石人 リリス

「それにゃら良かったにゃ〜!
 あ、スノウはウサギにゃの?可愛い!」


先程はカッコいい評価だったのに、すぐに可愛い評価になってしまいましたが、これでも褒めているからリリスとしては問題はありません。
両手を伸ばして長い耳をふにふにと触って楽しげでしたが。


「あ、でもね?
 お嬢様?は、よく分かんにゃいけど

 私は、スノウの…お嫁さん?だよ?」


執事喫茶やメイド喫茶のコンセプト自体よく分かってないリリスはそこが気になったようです。
少し恥ずかしそうにしながら、ちゅっと唇にキス一つ。
(219) 2023/06/29(Thu) 19:09:23

【人】 宝石人 リリス

「だから、ご飯とお風呂の後は
 わ・た・し、を沢山可愛がってにゃ?」


そう言ってスリスリと、まるで本物の猫のように身体を擦り寄せて甘え始めました。

どうやら、今夜はお楽しみになりそうですね!*
(220) 2023/06/29(Thu) 19:09:39

【人】 宝石人 リリス

−後日談・ジェイデンの生まれた日−

スノウが赤と黒の杖を使って部屋の温度を上げてくれます。>>224
リリスは寒くありませんでしたが、きっと何もかもが初めてのジェイデンには寒かったかも知れませんね。
そう、ジェイデンは無事に生まれてきてくれたのです。
リリスの瞳にも喜びの涙が滲みました。
それはこぼれる事なく、そっと指先で拭いましたけれど。


「うん、無事に産まれてくれて、良かった。
 生まれてきてくれてありがとう、ジェイデン。」


ふと顔を上げるとスノウの目にも涙がありました。
けれどすぐに微笑んでくれました。
ええ、お互いとっても嬉しいんですよね。
リリスもとても嬉しいのです。

お腹が空いているのかも>>224と言われた事を思い出して、リリスはパジャマのボタンを外して胸の先をジェイデンの口へ寄せました。
ツンツンと突いてみると、あわわ、と慌てて探すように首を振りながら口を大きく開くジェイデンに胸の先を咥えさせます。
やっぱり、この子は食いしん坊なようです。
んく、んっく、と胸に吸い付いてやっと安心したようでした。
(228) 2023/06/29(Thu) 19:55:19

【人】 宝石人 リリス

「上手だね…。」


自然とそんな褒め言葉が出てきます。
胸から何かを吸い出される感覚は初めてでしたが、育児の本を読んで勉強した甲斐はあったようです。

さて。これからきっと忙しくなるでしょう。
子育ても大変ですし、学生である以上勉学は一番やらなければならない事です。
スノウはキャメロットに就職が決まりましたが>>221卒業すれば教師寮に移ってしまう事になります。
ポロスの状態ではなく、ヒトの赤ん坊になった事で同じ部屋になれないかとしっかり交渉、もといお願いしてみるべきでしょう。
勉学も育児も大変ですが、きっといろんな手続きも必要なのだと思えます。
この子の存在証明だとか、あらためて一緒に暮らしていけるようにだとか。場合によっては金策だとか、スノウの家族に見せたいだとか。

けれど、きっとどうにかなると思うのです。
どうにかなる為に頑張っていきましょう。
もちろん、無理はしない範囲で。
今日だって、一緒に寄り添ってくれたスノウが朝ごはん作りをかわってくれました。
同じように、力を合わせて協力して、いろんなことを一緒に考えながらみんなと穏やかに暮らしていきたい。
リリスはあらためてそう思えたのです。
(229) 2023/06/29(Thu) 19:55:59

【人】 宝石人 リリス

そしてごく近い後日。
オベロン様から思わぬ大量のお祝いをいただいて>>-282目を丸くすると同時に、本当にここに辿り着けて良かったと感謝したのです。*
(230) 2023/06/29(Thu) 19:56:18

【人】 宝石人 リリス

−後日談・冬より少し前の日−

その日はスノウのお父さんが来る日でした。
最初はスノウとお父さんが二人で話したかったようで>>243リリスとポロスは少しお散歩です。
スリングにポロスを入れて抱き抱えながら外を歩いていました。
外は冷えていましたから、お散歩と言ってもマーリン寮の中だったりします。


「暖かくなったらお外にも行こうね。」


そんな風に話しかけながら、食堂にあるお気に入りのソファでお茶をしたり、マーリン寮にある図書室で本を探したりしながら時間を潰します。
言われていた時間を針が指すと、そろそろ戻って良いかな?と、部屋に戻ることにしました。
(254) 2023/06/29(Thu) 22:50:51

【人】 宝石人 リリス

けれど部屋に入ろうとすると、なんだかちょっと入るのを躊躇うような、会話がまだできてないような雰囲気を感じました。>>244
時計を読み間違えてしまったのでしょうか?
扉をうっすら開いたものの、その間から聞こえた声に様子を伺います。
それでも魔力を抑えていませんでしたから、光が漏れてしまっていたのですが。

どうやらスノウのお父さんはあんまり話さない人のようです。
それか、スノウの言葉をしっかり受け止めようとしてくれているのでしょう。
少し不安になりながらも二人の様子をじっと窺います。
でも、スノウのお父さんはすんなりスノウの言葉を受け入れてくれました。>>245
さすが、スノウのお父さん。
スノウと同じでとても優しいに違いありません。
(255) 2023/06/29(Thu) 22:51:21

【人】 宝石人 リリス

「あ、もう大丈夫?
 初めまして、リリスと、ポロスです!」


スノウが声をかけてくれたのでこちらに気づいていたのでしょう。>>246
パッと笑顔を浮かべて中に入り、自分とポロスの名前を伝えました。
ふわふわと穏やかに光が散りました、が。


「は、ハーピィじゃない、です。
 宝石人、と言う種族、です。
 …知ってますか?」


宝石人については、知らない人も多いと思います。
でもハーピィは羽があるでしょう?
肌が黒いからとダークエルフと言われることはありましたが、なんで…?と思ったところで気付きました。ポロスです。
(256) 2023/06/29(Thu) 22:51:51

【人】 宝石人 リリス

「ポロスは卵じゃなくて、
 二人の魔力が混ざって生まれた魔力の珠、です。
 たくさん、魔力必要だけど
 今、一生懸命、二人で育て、てます。」


リリスもリリスで緊張しています。
敬語を使おうとして辿々しくなりましたが、なんとか自分なりに説明してみようとしました。
ちょっと困った顔でお父さんに近づくとその手を取ります。
そして、そっとポロスに触ってもらいました。
中からはコツコツとノックするような感覚。
それにトクトクトクと脈動が伝わるでしょう。


「わたし、スノウのこと大好きです。
 スノウと一緒にいられて、家族が増えて、
 とても幸せで、これからもずっと一緒がいい。
 
 でも、スノウのお父さん。
 …祝福、してくれ、ますか?」
(257) 2023/06/29(Thu) 22:52:16

【人】 宝石人 リリス

そう言って、じっとスノウのお父さんを見つめました。
ほんの少し不安で、けれど一緒にいる事は譲りたくないという決意を秘めた瞳です。
どうしてかといえば、リリスは人間ではないからです。
普段は何とかなる、どうにかなる、頑張ろうと思ってはいますが、人の心は難しいのです。
リリスが人間ではないこと、希少種で乱獲された過去がある種であること、そんな事を理由に祝福されないとしたら悲しかったからです。
宝石人がそばにいる事で、もしスノウが危ない目に遭ったとしたら。
そんな不安も、ゼロではなかったですから。
でも、もしスノウの家族が祝福してくれたなら、認めてくれたなら、その気持ちはきっと二人の家族の強い支えになるでしょう。
出来ればそうなってほしいと言う願いから、リリスはそんな事を尋ねていたのです。*
(258) 2023/06/29(Thu) 22:52:35

【人】 宝石人 リリス

−後日談・冬より少し前の日−

スノウのお父さんの目は少し怖いものでした。>>264
正直ドキドキしてしまいましたけれど、ポロスを撫でるその手は優しいものでした。>>265
それに、祝福してくれると確かに言ってくれたのです。>>264
リリスの方が、自分の未来を明るくしてもらったと言うのに。


「わ、私の方こそ明るくしてもらったの!
 スノウがいるから、幸せなの…。」


そう届けた声は伝わったでしょうか。
落ち着いたら、というスノウ>>265に反対なんてしません。
だって、スノウの生まれ育った場所にあってみたいですし、スノウのお母さんや兄弟にだって会ってみたいのですから。

けれどスノウのお父さんを見送った後は緊張が解けたからでしょう。
リリスもまた光の漏れ方が落ち着かないです。強まったり弱まったりチカチカとしています。
(267) 2023/06/29(Thu) 23:48:08

【人】 宝石人 リリス

「うん、良かった!
 …でも、生まれた後じゃなくて良かったね?」


もうヒトとして生まれた後だったならもう少し叱られていたかも知れません。
もっと早く相談していたら>>264ポロスが出てくる前だったかも。
でも結局は認めてもらえたことがとても嬉しいです。
何かあったら力になってくれると言ってくれました。
その絆があることがなによりも嬉しかったのです。

いつもの籠にポロスを戻します。
スノウを迎え入れると額にキスされましたので、こちらからも顎先や頬にキスを返します。
(268) 2023/06/29(Thu) 23:48:34

【人】 宝石人 リリス

「良かったね、スノウ。
 今度、お父さんにお手紙とか出して良い?
 なかなか会いに行けないかも知れないから
 お手紙でいろんなお話、してみたいな。」


もしそれを許してくれたら、四季折々に手紙を出すでしょう。
ポロスが生まれたらその成長も書き記すことでしょう。
そして日々の移り変わりのことも。
でも、今はなによりも、スノウをぎゅっと抱きしめてこう言いたかったのです。


「スノウありがとう。
 …がんばりました。」*
(269) 2023/06/29(Thu) 23:48:53

【人】 宝石人 リリス

−エピローグ・私達の未来の話−

あれから、とても大変だったけれどリリスは何とかキャメロットを卒業することができました。
子供を育てながら勉学を納める事は普通に学生生活をするよりもとても大変なものでしたが、それでも周囲の協力があって何とかできたのです。
オベロン様やパウゼ学長も協力してくれましたし、時にはターコイズやステラ、フォボスたちにも勉強を教わったりジェイデンを見てもらったりしながら何とか課題をこなして行ったのでした。
何より、いつだって寄り添ってくれたスノウが一番の協力者なんですけれどね。
スノウは協力者であり仲間であり、文字通り家族なのですから。
(278) 2023/06/30(Fri) 7:25:06

【人】 宝石人 リリス

ジェイデンはすくすくと育っています。
あの後に男の子も生まれたのでグレイと名付けました。
こうして学生生活を続けながら思った事がありました。
リリスは幸い、スノウと巡り会えて幸せに家族を作る事ができました。
けれど、中にはキャメロットに着いた時点で望まぬ子を宿している生徒もいるかも知れません。
または、家庭を築いてからキャメロットで改めて学びたいと言うヒトも。
リリスは特段
"自分の血を"
"自分の種族を"
残したいと考えていたわけではありませんが、使命感に駆られて学生時代から子供を作ろうと考える生徒もいるかもしれません。
でもそうすると、協力してくれるパートナーがいても、勉学に励む事が大変になります。
だから、勉学に励む事もできるようにと、いわゆる保育園のような施設がキャメロットにあればと考えたのです。
学生たちが生き生きと暮らしていけるように。勉学に励めるように。
それでいて自分の大切なものを大切にしていけるように。
(279) 2023/06/30(Fri) 7:25:46

【人】 宝石人 リリス

一口に子供を預かると言っても簡単なものではありませんし、種族も生きてきた経緯も多種多様の十人十色ですから、さらに困難を極めます。
キャメロットでは一室を借りてその預かりのエリアを作り、子供達を見ながら時間が作れるとリリス自身も様々な種族の子育ての勉強や研究をしています。
まだ、預ける子も少ないですけれどね。
保健室と情報を共有する形で、望まぬ子望んだ子関係なく悩みを受け止められる機関として動きたいと考えています。
迫害された種族の子がいたとして、リリスの境遇は理解をしやすく理解を得られやすいものでもありましたからね。
その辺りは保健室や他の先生たちと相談しながら、生徒も、その子供たちも、心を守ってケアしていきたいのです。
(280) 2023/06/30(Fri) 7:26:02

【人】 宝石人 リリス

そして、スノウの家族とも仲良くさせてもらっています。
四季折々の手紙は勿論、スノウと予定があえば子供達を連れて遊びに行かせてもらっています。
そして宝石人の話を伝えたり、馴れ初めのことを話したり。子供の成長のことを伝えてりしたでしょう。
そしてスノウの家族のことも教えてもらいます。その土地の料理、冬はどんな風に過ごしているのか、どんなものが好きなのか、好きな花や季節のことも。
まだ少し緊張しますが、それでもだいぶ慣れてきましたし、ジェイデンはおじいちゃんのことも大好きなようです。
会いにいくたび、お父さんの表情が穏やかになっていく気がしているのは気のせいでしょうか?
クリスマスの時にはまたみんな一緒に過ごしたいですね。
(281) 2023/06/30(Fri) 7:26:20

【人】 宝石人 リリス

そして、またグランドの季節がやってきます。
スノウと遊んで、気持ちに気づいて、結ばれた思い出のイベントです。
あの日、スノウがリリスを見つけてくれなかったらどうなっていたのでしょう。
そんな事を考え、リリスは手紙を書いていたペンを置いて空をぼんやり眺めるのでした。
今は子供たちはすやすや、夢の中。**
(282) 2023/06/30(Fri) 7:26:34

【人】 宝石人 リリス

−エピローグ・私達の未来の話−

ああ、なんと言う穏やかな日々なのでしょう。
昔はそんな毎日を夢見ることすらできませんでした。
生きる事に精一杯でしたし、他の世界も社会も知りませんでしたから。
自分が親になることすら想像できていなかったのです。

保育所に関しては、まだまだ勉強中です。
みんなの助けがあってもきっと学ぶ事は尽きないのでしょう。
でも、きっとそれは何事も同じなのだと思います。
スノウのように学問を教えるヒトも、その分野を究めるヒトも。
学んで、試して、試行錯誤して、より良い道を探していく。
それはやっぱりマーリン寮出身らしい気がしていました。
自分の子供達ですら、毎日が変化と驚きの連続で、日々研究とも思っているのですからね。
(295) 2023/06/30(Fri) 15:23:47

【人】 宝石人 リリス

スノウから声をかけられ>>289振り向こうとすると、頬にキスをされて微笑みが浮かびました。
隣の椅子に座るスノウに向き直ります。
毎年グランドの日には、2日開催されるうちの1日は必ず休みをとってくれるスノウに合わせてリリスも仕事を調整していました。
そしていつもなら「勿論!」だとか、「みんなで一緒にね」若しくは「今年は久しぶりに二人きりも良いかも」なんて、笑顔でその時にしたい事を伝えるのです。
けれど、そんなリリスが少しだけ視線を彷徨わせました。
ちらり。ちらり。視線を時々スノウに向ける辺り、やりたい事はあっても少し言い出しにくい内容のようです。
うーんと小さく唸って少しの間が空いた後、意を決したようにスノウと視線を合わせました。
(296) 2023/06/30(Fri) 15:24:05

【人】 宝石人 リリス

「あのね、その日、仕事?を頼まれてるの。
 仕事って言うか…、頼まれごと?
 でもそれは、スノウにも関係している事で
 出来れば一緒にして欲しいなって…。」


せっかく休みをとってくれたのに少し申し訳ないとは思うのです。
二人の結婚記念日のようなものですからね。>>290
でも、ほわほわと滲んでいるのは穏やかな光。
そっと両手でスノウの手を包み込みます。
(297) 2023/06/30(Fri) 15:24:24

【人】 宝石人 リリス

「服飾クラブの子達がね。
 私達が結婚式?してないってお話ししたら
 是非やらせてくださいだって。
 私たちも学生のうちに親になったし
 そういう子達はやる余裕ないかも知れないけど
 人間には、重要な儀式の一つ?なんでしょう?
 だからね、今後服飾クラブの目玉のひとつにする為にも
 グランドで、結婚式してみませんかって。

 …でもみんなに注目されちゃうから
 スノウは大丈夫かな、って。」


結婚式は、リリス自体がどうしても!…と言うものではありませんでした。
でも、
「旦那さんも花嫁姿見たいと思いますよ!」とか
「結婚してますってみんなにお披露目する意味もありますよ!」とか
「今後学生結婚する人たちのためにも!」とか言われると
心が揺り動いたのです。

それに、試しに見せてもらったいろんな花嫁衣装は、どれも素敵なものばかりでしたから。*
(298) 2023/06/30(Fri) 15:25:16

【人】 宝石人 リリス

−エピローグ・私達の未来の話−

「うん、私も、結婚式って知らなかった。
 だから何にも気にしてなかったけど
 ドレス綺麗だったよ。」


確かにスノウの考えてくれている通り、宝石人である事で注目された事、特異な視線を感じた事はありました。
それが嫌だと思う事はありましたし、昔はむしろ恐ろしかったです。
けれどキャメロットに来て、優しい人たちに出会いました。
スノウがいました。魔石の為に泣けと言わない特別優しい人。リリスの涙を目的としない人。
仲の良いヒトもできました。フォボス、ターコイズ、ステラ、ユスティ、他にもたくさん。

スノウがみんなに祝福される奥さんになって欲しいと言うのも>>304お嫁さんの衣装を見たいと言ってくれるのも>>305リリスにとってはとても幸せな事なのです。


「うん、私も、お婿さんのスノウ見たい。
 絶対かっこいい!
 そう言ってくれてよかった、スノウ、愛してる。」


幸せそうに微笑んで、リリスはスノウに口付けをしました。
ふわりふわり、穏やかな光を保ちながら。
(312) 2023/06/30(Fri) 20:55:29

【人】 宝石人 リリス

そして、グランド当日。
真っ白な衣装に身を包むリリスの姿がありました。
胸元までをピッタリとした生地で覆い、ハイネックにした首の部分は白いレースで覆われています。
ノースリーブにした分長い手袋を付け、ドレスのスカート部分はふんわりとしたプリンセスラインです。
陽の光とリリスの光を受けて煌めくよう、細かなビーズが幾つも縫い付けられていました。
ブーケは白薔薇をメインに、空色の花が少し加えられています。


「…ふふ、緊張するね。」


そんな風に笑うリリスは、ちっとも緊張しているようには見えません。
むしろわくわくと嬉しくてたまらないと言うように、ふわふわ、ふわふわ、桃色や橙色の光を溢しています。
珍しくお化粧もして、唇は普段より艶めいたピンク色です。
(313) 2023/06/30(Fri) 20:55:45

【人】 宝石人 リリス

ジェイデンはふわふわのピンクのドレスを着てリングガールの大役です。
よちよち一生懸命に歩いてスノウにリングピローを渡して、誇らしげにスノウのお母さんのところに向ったのでしょうか。スノウの両親が来てくれたなら絶対にそうですね。
そして、グレイはお母さんの腕の中。そうでなければ、お友達の誰かに抱っこしていてもらう予定です。
バージンロードはパウゼ学長か、スノウのお父さんに一緒に歩いてもらうつもりです。
だってスノウのお父さんはリリスのお父さんにもなるからです。
服飾クラブの子達が懸命に作ってくれた長いヴェールをバージンロードに流しながら、リリスはスノウのところに辿り着くと穏やかに微笑むのでした。


そして、みんなの前で誓いのキスを交わすのです。
どんな時でも一緒だと。
どんな時でも、愛し続けるのだと。*
(314) 2023/06/30(Fri) 20:56:03

【人】 宝石人 リリス

−エピローグ・私達の未来の話−

嬉しいのです。とても嬉しいのに。
世界一素敵なお婿さんを隣に、世界一可愛いリングガールが指輪を届けてくれて、家族のいないリリスの隣をお父さんが一緒に歩いてくれて、お母さんもグレイも見守ってくれている。
知っているヒトも知らないヒトも、この結婚を祝福してくれているのだと思うと幸せすぎて涙が滲んできました。
お互いの魔力で染めた指輪をお互いの左薬指に嵌めます。
そして、あなたへの誓いの言葉を。誓いのキスを。
(326) 2023/06/30(Fri) 21:44:44

【人】 宝石人 リリス

幸せの欠片。そんな涙の魔石を、ジェイデンが駆け寄ってきて拾い上げました。
きれー、と笑うジェイデンがなんて愛おしいんでしょう。
皆んなの拍手を受けながら、ジェイデンはスノウと手を繋いで、お母さんからグレイを受け取って抱きしめて。
そんな写真がいつしか懐かしくなる日が来るのでしょう。
そんな明るい未来を夢見て、二人は歩き出します。

これからも愛する人と、愛する家族と、末長く幸せでいられますように。*
(327) 2023/06/30(Fri) 21:45:20
 




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