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【人】 悪食 キエ「あァあ……終わった、終わった。もう重力とか気にしないで良いよねェ…」 キエはふわりと浮いた。視線を感じていた頃は極力人らしく在る様にしていたが、視線の無い今はもう気にする事もない。 「………僕もこういうの作ろうかなァ」 其処で主人として只待つだけの在り方は効率が良い様に思えた。客集めは自分に付き纏ってくる彼ら達にさせれば良い。彼らは何故だかキエを慕い従うから。 宙に浮きながら足を組み、夜を見上げた。 (2) 2021/10/24(Sun) 13:31:55 |
【秘】 悪食 キエ → 逃亡者 ポルクス「そうそう、其れで良い。停滞するよりはずっとマシだからねェ? じきに夜が来る。月でも見ながら荷造りでもしていなさい」 キエは嘘吐きであるし気軽に騙るが、不要な嘘は吐かない。此れは間違い無くキエの在り方である。 「君達がね、そうして歩き続ける内は……僕ものんびりできるのさ」 夢の旅路は終演を告げる。すっかり組み替えられてしまった船は崩れ、骨さえ土に還っていく。 そうして理は巡っていく。 ────次に目を開けた時、きっと貴方の見る景色には月が在る。 (-30) 2021/10/24(Sun) 13:52:19 |
【人】 悪食 キエ>>@1 トラヴィス 「そりゃそうさ、僕だもの」 やって来た貴方の頭上にするりと移動する。眼下から贈られた労いの言葉には特に返事をせず、確認の方にだけ返事をした。 「君が契約の内容を守るならね。言ったろう? ───壊れる事なく、狂う事なく、悪夢を見続けるのなら。 僕ァ君の傍にいてあげる。 米とか麦みたいな主食が在っても困らないしねェ」 何て事のない抑揚でキエは告げる。寝返りを打つと、喋る人形を見下ろした。 「僕は気紛れだし気分屋だし飽き性だし嘘吐きだけれど、契約を破る事はしないよ。 そんな事をしたら僕では無くなってしまうからねェ」 (3) 2021/10/24(Sun) 14:08:40 |
【秘】 悪食 キエ → 不眠症 アマノ>>-18 胸倉を掴まれても怒気を表に出されてもキエは眉一つ動かさなかった。 代わりに嘆息をひとつ。 「嗚呼嫌だ嫌だ、此れだから人間は……。 身勝手で恩知らずだなんて人間性が地に落ちてやいないかね」 指で葉巻の火を揉み消す。扉へ向かう背中を、散らかった部屋の中で肩を竦めて見送った。 (-32) 2021/10/24(Sun) 14:54:14 |
【人】 悪食 キエ>>@2 トラヴィス 慈しむ様に頬を撫でられてもキエに何かしらの言葉は生まれなかった。 キエにとっては数多持つ契約の内のひとつでしか無い。内容もキエにとって特段珍しいものでも無かった。 貴方以外にも居て、貴方の代わりは何処にでも居る。 「はいはい、感謝したまえよ」 キエは『こちらこそ』とは一言も言わなかったし思わなかった。人形が壊れればキエは其れを何の躊躇いも無く捨てる。壊れた物を修復しようなどとは思わないし、其れは人間のやる事だとキエは考える。 人間にとって永遠とも呼べる刻の長さは、キエにとって刹那である。 人間の『此れから』はキエにとって『後少し』程度の尺度だった。 話は終わったと言わんばかりに、すいと撫でる手から離れた。 (6) 2021/10/24(Sun) 15:14:29 |
【人】 悪食 キエ>>@9 舞台袖 契約の阻害をされればキエは口を出しただろう。しかし此れは一方的な提供である為、キエは契約では無いと考えている。 其れ故に黙したまま、三人より少し高い位置で漂っていた。普段ならばとっくに何処かへ立ち去っている筈だ。 留まっているのは単純に此れが食事の機会かもしれないから、というだけである。 「…………」 会話の内容をずっと聞き流していた。人が他者の定義が揺らぐ事を厭う事は知っている。 誰かがトラヴィスに同じ様な事を言うだろうと気付きながら、何も言わず“良い”と言ったのだ。 記憶が人格を形作ると知りながら、記憶ごと夢を喰らったのだ。 しかし全てがキエにとってどうでも良い事であるから、キエは会話に口を挟まない。 (14) 2021/10/24(Sun) 20:05:58 |
【独】 悪食 キエそういやキエのロールはフィクションネタを色々仕込んでるつもりでした 誰かの部屋に行く時必ず最初に『ノックの音がした。』って入れてるのは星新一 悪魔のいる天国とかもそうね〜 寝物語は夢十夜と千夜一夜の用意をしてました 著作権切れしてる夢系の文学作品、案外探せなくて困ったわ! (-43) 2021/10/24(Sun) 20:11:55 |
【人】 悪食 キエ>>@13 きっと心ある人ならば何か思うであろうやり取りを、キエは無感動に見ていた。 頬を撫でる手に対して何の感想も抱かない。 貴方が前を向こうが向くまいが、キエにとってやはりどうでも良い事だからだ。 「ふゥん、そう」 返って来たのは素っ気ない言葉であった。キエにとっては其の程度の事である。 貴方が対価を支払えなくなった時は、キエも契約を守らない。只其れだけだ。 キエは悪魔でないから、契約を破棄する事に対して何ら罰を設けない。自分に損益さえ無ければ其れでいい。 「僕としてもしつこくて困ってたからねェ、其の方が助かるよ」 すい、と再び高度を上げていく。途中で二人を見下ろした。 刹那程の時間だった故に、見られた事にさえ気付けないかもしれない。 ……そうしてキエは、館の視察という名目で遊覧へ赴いた。 (20) 2021/10/24(Sun) 22:06:13 |
【独】 悪食 キエそういや普段わざきは地の文で自PCを示すとき三人称or代名詞を使う派なんですけど、 キエは男でも女でも人間でもなんならこの世のどんなものでも無いから“キエ”って書くしかなくてよ (-57) 2021/10/24(Sun) 22:15:32 |
【人】 悪食 キエ>>23 ミズガネ 「おや、ミズガネ君じゃないか。良かったよ、君が帰って来なかったらどうしようかと思っていたんだ。依頼は達成したんだから対価は貰わないといけないからねェ」 そうして探偵から告げられたのは酷く簡素な真相。貴方が既に辿り着いた事以上の情報は得られないだろう。 しかしキエと貴方は其の様な契約を交わした。其の事実に変わりは無いとキエは考える。 「……詰まるところ、君の自業自得だ。今後は言葉に気をつけたまえよ」 キエにはプライドが無い。故に只一つを除いて吐かれた言葉の全てを受け流す。しかし、 ??? はそうでない。其れだけの話であった。「其れで報酬なんだけどもね。 今胃もたれしてるから また今度貰いに行くよ。まァ君が夢を見る以上何処に居たって会いに行くから、安心しなさい」 (44) 2021/10/25(Mon) 10:15:49 |
悪食 キエは、メモを貼った。 (a1) 2021/10/25(Mon) 12:21:10 |
【置】 悪食 キエ【自己言及のパラドックス】 哲学および論理学における 自己言及のパラドックス (じこげんきゅうのパラドックス)または嘘つきのパラドックス とは、「この文は偽である」という構造の文を指し、自己を含めて言及しようとすると発生するパラドックスのことである。この文に古典的な二値の真理値をあてはめようとすると矛盾が生じる(パラドックス参照)。 「この文は偽である」が真なら、それは偽だということになり、偽ならばその内容は真ということになり……というように無限に連鎖する。 同様に「この文は偽である」が偽なら、それは真ということになり、真ならば内容から偽ということになり……と、この場合も無限に連鎖する。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia) (L0) 2021/10/25(Mon) 12:22:20 公開: 2021/10/25(Mon) 12:25:00 |
【独】 悪食 キエ【使ったパラドックス】 ・ヘンペルのカラス(チャンドラ) →論理的には正しいという結論が出ています。しかし厳密にパラドックスかどうかは微妙なんですよね(あくまで帰納法の欠点を喚起する為に作られた為) ・テセウスの船(ポルクス) →『同じ』の定義が関わってくるやつ。結論が幾つかありますね。有名だから割愛。 ・双子のパラドックス(ポルクス) →これは化学的に答えが出ています。 ロケットに乗る兄の方が弟より若くなり、兄弟の立場が逆転するそうです。 なのでポルクスを船に乗せました ・ワニのパラドックス(ゲイザー) →「ワニが赤ん坊を食べてしまう」と言い当てた時点でワニはもう食べる事も食べない事もできなくなってしまうやつ。 ゲイザーを吐き出すルートに行った&自己言及型パラドックスなのでチョイス。 ・シュレディンガーの猫(ソロール) →有名だし割愛。 ・自己言及のパラドックス(キエ) →“結論が出ない”という結論が出ています。 しかしパラドックスはみんなそうなんだけども、これも条件を設ければ様々な結論が出せるよ。 (哲学分野のパラドックスは様々な主義や仮定や条件の下、複数の結論が出ています。何を自分の正解とするかは自由なのだ) 【候補にはあったけど使わなかった】 ・全ての馬は同じ色 ・眠り姫問題 ・囚人のジレンマ ・コモンズの悲劇 ・宿命パラドックス(因果のループ) (-82) 2021/10/25(Mon) 13:28:17 |
【独】 悪食 キエ そういや契約で騙す以外にキエを殺す(消滅)方法もある ただ内容が @人類の絶滅or全人類が睡眠をしなくなる A“キエ”が存在しない事を証明する のふたつなので現実的ではない 特にAは難易度が悪魔の証明に等しいのでPLもできない (-84) 2021/10/25(Mon) 14:40:31 |
【独】 悪食 キエ本当はちゃんと探偵ムーブする予定だったんですよ 何も知らないふりしてミズガネを犯人としつつ、しかし 「僕ァ彼が人を殺せるとは思わない。だから其れを否定する為に捜査するよ」 っていけしゃあしゃあと言うつもりだったの〜〜 まさか初っ端から皇狼吊られるだなんて思わないよォ〜 (-85) 2021/10/25(Mon) 14:43:57 |
【人】 悪食 キエ>>50 ミズガネ 「当たり前だろ?君が頼んだのは“此の謎を明かす事”だけなんだから。其れ以上の事を身体張って調べる必要が何処にあるんだい? 其れに誤解だなんて言い掛かりだなァ。君達が知ろうとしなかった、の間違いだろう。 僕ァ君の親や教師じゃあない。口を開けて待っていれば餌が貰えると思っているなんて……まるで鳥の雛だねェ。 知識は与えられるものではなく、求めるものさ」 ねちねちとした言葉にきっちりと返せば、腹を摩り呆れた様に貴方を一瞥する。 よく見ればキエの身体付きが丸く、今は女であると判るだろう。 ??? と会話してから性別は其の儘であった。「…… 子供も産んだ事が無い癖に 産後なんだから 君、そんな調子だと子供が独り立ちしてから捨てられてしまうよ?」 色々と誤解を生む表現だが、キエとしてはそう認識している。 (52) 2021/10/25(Mon) 17:37:52 |
【人】 悪食 キエ>>63 ミズガネ 叱りつける様な貴方を嘆息混じりに見下ろした。 ちなみに第一子の名前はゲイザーである。 「 うるさっ ……人間ではないのだから休む必要なんかあるかい?僕ァあんな軟弱では無いけど 初産は流石に堪えた ってだけだよ」性別が可変である事を伝える必要も無いと思った為に、キエは何も言わなかった。館に滞在するならいつか耳にする話だろう。 「君ァ暫く居るんだろう? 食欲が戻ったら貰いに行くから、其の時は損な役回りをした僕へとびきりの労いを頼むよ」 そう言うとすい、と時計塔を見やる。次の行き先は其方であるらしい。 貴方が何を言っても聞き流して立ち去りそうな気配であるし、実際に其の通りだろう。 (73) 2021/10/26(Tue) 21:18:32 |
【独】 悪食 キエチャンドラちゃん襲撃ロールの際、予め誰かを想う暖かい気持ちをきっかけに寒さ解除ロールをしようと考えてたんですよ そこからチャンドラちゃんが寒い=寂しいって解釈出してくれたのほんと〜に嬉しかった (-126) 2021/10/27(Wed) 18:31:56 |
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