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シトゥラは、星が標の役割を取り戻したのを見た。 (c0) 2021/04/24(Sat) 22:07:53 |
シトゥラは、ハマルの願い事が叶わないことを知っている。 (c1) 2021/04/24(Sat) 22:08:38 |
シトゥラは、自分の傾けた天秤が平等を喪うのを見ている。 (c3) 2021/04/24(Sat) 22:16:04 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア「怒ってないなら、どうして甘えてくれないんですか? 僕は、こんなにアンタが欲しいのに」 視線を逸らす彼女の頤を捕まえた。 青年は、少女の甘い吐息を飲み込むように唇を塞ぐ。 空いた手で、少女の肩を辿って──衣服を解いて行く。 彼女が子供だと知っていても、彼女を探るのを止めない。 「ニア、」 彼女が怖いと、逃げだすのを待っている。 逃げ出した先で逃げ道を塞ぐことを、楽しみにしている。 少女の纏った棘をひとつずつ落として、 脆く、あたたかくてひどく傷つきやすい、 甘くて柔らかい肌に歯を立てるのを望んでいる。 こうしても、許されることを知っている。 何を言われても言いくるめる自信がある。 ──悪趣味。 そんな罵倒でさえ、青年には睦言に聞こえる。 眩暈のするような酩酊感を覚えて、笑った。 心臓の位置を、指先で辿って。 鳴る鼓動を、肌の下に感じた。 (-49) 2021/04/24(Sat) 23:38:47 |
【墓】 ■■■■ シトゥラ>>@2 メサ 「僕は何も変わっていませんよ。 ずっと、僕は僕のままです。 ──アンタが、僕の何を知っていると言うんですか?」 いつか、青年が誰かに吐いた言葉と似た言葉を向けて、 青年は抱き上げた少女の額に口付けを落とす。 どこか冷えた視線がメサを射た。 「ニアが自然とこうなるわけがないでしょう。 これは殺人鬼、植えた獣です。 しかも、とびきり警戒心が強い。 それが弱みを見せるのは、 何かをされるような隙を見せるとしたら」 青年の靴が鳴る。 「“負い目のある相手の前”、或いは旧知の仲の人間の前だけ。 つまり、アンタが怪しい。僕の推理は外れていますか?」 (+26) 2021/04/25(Sun) 0:08:15 |
【墓】 ■■■■ シトゥラ>>@3 メサ 「安い挑発です。 メサ、いいことを教えてあげましょう」 青年は薄く笑う。 優しさの欠片も無い、薄氷の笑み。 何かが砕け散る予感を孕んだ空気。 「同じ質問を、僕はニアにしたことがあります。 彼女は僕が欲しいと思った以上の答えをくれた。 メサは今、回答を避けた。 それは、答えに自信がないから。 ──違いますか?」メサの遺体の前、寄り掛かった青年を支えたまま。 嫌いなはずのわざとらしい、うるさい、胡散臭い青年に──少女はいつも通り、澄ました顔のまま答えた。 『わたしはあんたじゃないから、知らないわ。 ……馬鹿で、寂しがりだってことくらいしか』 その答えを聞いた時、嬉しいと思った。 それから色々な姿を見た。俯く姿、弱さを隠そうとする姿。 はじめて見る姿はどれも、青年の心を捉えた。 ──皮肉にも、青年が少女に惹かれ始めたのはメサの死んだ事件がきっかけだった。 (+37) 2021/04/25(Sun) 1:21:25 |
【墓】 ■■■■ シトゥラ>>@4 メサ メサの足元が砕け落ちて行く。 彼女の周りを、亀裂が囲む。 「──いいえ。それは違いますよ、メサ。 重ねた時間が恋になるのなら、もうとっくに成っていたはずだ。 それが叶っていたなら、僕の隣にはアンタがいたはずでしょう。 僕は、アンタが僕を想ってたのを知っていました。 知っていて、はぐらかした。アンタの口を塞いだ。」 ……僕が、殺した。 そうだ、メサは、僕が殺したようなものだ。 いつか零した嘆きを、青年は語らない。 それを知る少女は、腕の中で瞳を閉じたまま。 真相は語られることなく、握り潰される。 「僕は、アンタたちを捨てた。 どうしようもなく貪欲で、餓えたこの獣を満たすには、 僕の持っていたものをすべて手放さなければならない。 僕は元々こう云う人間です。 欲しいものの為なら、他の何を捨ててでも。 蔑ろにして、踏み潰しても手に入れなければ気が済まない」 ⇒ (+39) 2021/04/25(Sun) 2:47:42 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア「ニアは本当に、狡いですね。 欲しいって、どうしても言わないつもりで。 僕にばかり乞わせて、さぞ気分がいいでしょうね──」 嫌味の籠った、それでもひどく親密な色に満ちた声。 その言葉を耳元に落とすついでに、耳朶を食んだ。 ─本当に嫌だと言う雰囲気は微塵も感じられない。 揶揄いと、悪戯の意図。 言葉が、吐息に溶ける。 衣擦れの音の狭間に、青年は少女の名を呼んだ。 「ニア」 青年は少女の名前を呼ぶのが好きだった。 呼べば、少女の張り詰めた紫の瞳が揺れるから。→ (-121) 2021/04/25(Sun) 4:10:00 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア少女は青年に判り易い好意を語らない。 けれど、その蕩けた瞳と色付いた頬は、 言葉より雄弁に青年に想いを語る。 「………、」 少女の反応は決して慣れたものではなく。 青年の動作にも多少の迷いがある。 それでも、重なる熱は冷めることを知らない。 抱きしめて、辿って、探って。 その白い肌にいくつもの印を咲かせた。 その手を握って、指を絡めて。 縋りつく体と、耳元を擽る吐息に酔った。 やがて、衣擦れの音に蕩けた水音と。 ひそやかで、甘やかな声が混ざるころ。 青年と少女はひとりぼっちを喪った。 (-122) 2021/04/25(Sun) 4:11:37 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 気分屋 ルヴァガルデニア 「そうです、高潔な白い梔子。 僕の何よりも、一番好きな花です。 あれは目も眩みそうなほど、甘い香りの花ですね」 青年は何でもない顔で笑った。 紙袋を抱え直す。 「待っていますよ、助かります。 ところで、調査はどうなったんですか? 何か変わったことはありましたか?」 やがて、僕がアンタたちから奪う花の名前。 事件を解決する側の人間が、 手を引かれて滑り落ちたその顛末は、誰も知らない。 (-123) 2021/04/25(Sun) 4:27:35 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 星集め メレフ「ハア〜〜〜〜〜。キャラって何ですか? ちゃあんと約束を守って来たのに。 もう少し嬉しそうな顔したらどうですかァ」 青年は我が物顔で部屋に押し入り、 適当な椅子に腰かけた。 「──部屋、もうちょい整理したらどうです? ああ。それは何でもいい。お願いごとに来た訳なんですけど! 依頼内容としては『ニア』の身辺調査。 主に家族関係の話を調べてくださると助かります」 青年はひらひらと手を振る。 「あの子の持ってる弓、なんか妙なんですよね。 違和感って言うかァ……汚れ方と壊れ方がおかしい。 普段から大事に使っているように見えないんですよ。 まるで、何処かからかっぱらってきたみたいだ。 ちぐはぐな印象を受けました」 (-124) 2021/04/25(Sun) 4:35:16 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 宝物庫 カウス「アンタって生きるの楽しくなさそうですね。 目標ばかり追いかけるのって大変では? その事件の真相なんて、あるかも分からないのに」 青年は挑発するようにカウスを見た。 「もしかしたら本当の事件は一つだけで、 あとは模倣犯の犯行かもしれない。 その必死の調査の行きつく先に、真実や未来があるかなんてわかりもしないのに、追いかけるんですねェ」 (……頭が下がるなァ〜) 青年はまったく頭を下げていない。 どころか偉そうに腕まで組んでいる。 (-125) 2021/04/25(Sun) 4:40:06 |
【墓】 ■■■■ シトゥラ>>@5>>@6>>@7 メサ 「ニアを壊すのは、僕だけの特権です。 ニアを傷つけるのも、僕だけの権利であるべきだ。 愛すのも、壊すのも、救うのも、全て──この僕です」 青年は嗤った。 その顔に滲むのは歪な独占欲と加虐心。 抱えて居た少女を近くに下ろした。 零れた黒髪の隙間から覗いた白い首筋に、 くっきりと刻まれた所有の証が見える。 「いいですよ、アンタの望みは理解しています。 アンタのその感情を肯定してあげましょう。 死にたいんでしょう。 どうしようもなく、終わりたいんでしょう? メサに向かって歩みを進める。 一歩ずつ、終わりの時間が近付く。 共に過ごした、陽だまりの記憶さえひび割れる。 そこに確かにあった信頼、過ごした時間。 預かった槍は、折れたまま──修理されることは無い。 ⇒ (+48) 2021/04/25(Sun) 16:32:24 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ「まずは、ニアに何をしたのかご説明頂いても? それをなぞって、辿って」 アンタの望み通りに。 叶わなかった想いに、終着を。 「そっくりそのまま、アンタに返す。お仕置きはその後です」 (-338) 2021/04/25(Sun) 17:09:42 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア話し合いが終わり、用を済ませた青年はいつもの通りに少女の部屋の扉を叩いた。 陽は傾きかけ、微かに空気は夜の気配を纏っている。 色々な所に顔を出したせいか、 思ったよりも時間がかかってしまった。青年は息を吐く。 「ニア」 朝、声を掛けて起こそうと思っていたけれど。 隣であまりに気持ちよさそうに眠っていたので起こすのを止めた。 ──『今日 シトゥラは殺されてしまうかも知れない』 その話を、告げに来た。 (-370) 2021/04/25(Sun) 17:56:36 |
シトゥラは、自分の罪を知っている。 (c45) 2021/04/25(Sun) 18:01:31 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア「声で判るでしょうよォ」 青年は少女の声が沈んでいるのを感じた。 扉を開いて、招き入れられるのを待たずに入り──鍵を掛ける。 ここ数日、同じ動作を繰り返していたことに気付いた。 「……ニア。アンタは、ご存知だと思いますが。 僕の番が来ました。 次の犠牲者は、僕だ。どうせなら、アンタに殺されたかったなァ」 青年は笑って、少女の側に近付いた。 ベッドに座る少女の頭を撫でる。 裏切者として生きる覚悟はあった。 けれど、この生活はいつか絶対に破綻する。 段々と崩れ落ちる足場にいるくらいならば、 自分から手を離そうと決めた。 ニアに、余計な被害が及ぶ前に。 「それとも、アンタが殺してくれる?」 いつも通りだ。昨日と、同じ。 また、明日も変わらずこうしていられるような錯覚。 “当たり前”は容易く失われることを、知っているのに。 (-452) 2021/04/25(Sun) 20:45:12 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ「はっきりと話をして下さい。 筋道を立て、事実だけを述べなさい。 言い訳は聞きたくない、不要です」 ぴしゃりと言い放つ。 髪を、の言葉にメサの髪に視線を遣った。 (-455) 2021/04/25(Sun) 20:51:19 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ「事実を述べろ。 アンタがしたこと──行動を報告しろ。 感想も言い訳も要らない」 メサの髪を掴む。強く引いた。 (-461) 2021/04/25(Sun) 21:12:40 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア「そうですよ。 アンタに殺されるなら、僕は死んでもいいなァって」 隣に腰かける。 皺の酔ったシーツに目を遣った。 少女の紫の瞳が感情に揺れているのが分かる。 「それとも、一緒に死にたいですか? ……僕とアンタは、本来敵同士だ。 このまま生きていても、引き離されるだけなら。 いつか、互いの立場で苦しむのなら。 柵の少ない今のうちに──なんて、なァ」 揶揄う様に笑って、頬を撫でる。 窓から差し込む斜陽が、部屋を染めた。 (-489) 2021/04/25(Sun) 22:25:32 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ青年は溜息を吐いた。 「髪を引っ張った、」 髪をさらに強く引く。 そのまま引き倒して、地面に転がす。 倒れたのを確認して、続きを実行する。 「首を絞めて、気絶させた」 その喉に、足を振り降ろす。 ぎりぎりと踏みつけて、見下ろした。 (-493) 2021/04/25(Sun) 22:28:49 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア「一緒に、いきたいですか?」 生きたいですか、とはとても言えなかった。 逝きたいですか、と彼女に問う。 「──どうして? アンタは、殺さないと生きていけないからですか? その生は、辛いですか?餓えは、恐ろしいですか?」 寂しいから一緒に逝きたい、そんな生易しい感情ではない。 そんなことは、重ねた僅かな時間で知っている。 この獣は、“餓えてしまう”。 本人の意識の奥、きっと感情の届かない場所にその衝動はある。 「僕に、手を引いて欲しいんですか」 ひどい女だ、と笑った。 だけどその言葉にさえ、侮蔑や呆れを乗せられない。 どんな理由があれ、着いて行きたいと願う彼女に。 ……ただ、愛しさだけが募る。 青年は、恋をしていた。 どうしようもなく、恋が心を蝕んでいた。 (-519) 2021/04/25(Sun) 23:45:14 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ「苦しいですか? 苦しいでしょうねえ! 」青年は無表情で足を下ろす。 何度も、メサの喉を踏み躙る。 零れるうめき声も、苦しそうな顔も。 どれもが青年を止める材料にならない。 「これが、アンタの望んだ罰なんでしょう。 アンタの瞳が訴えた、乞うたのはこれでしょう?」 嘲る声、伸ばされた手を見て目を細める。 踏みつけていた喉から足を離して今度は手を踏みつけた。 「なんですか、この手は」 首を手で絞めて貰えるはずはない。 その行為は、青年にとって愛だった。 青年はそうやって、大事な少女を殺したから。 (-525) 2021/04/25(Sun) 23:56:04 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → アタシは メサ彼女の瞳に、僅かに青年の瞳が揺れる。 それに、彼女は気付かない──気付くはずが無い。 「僕は触られたくない! 僕は、そんな目で見られたくない……!」 幾度も彼女を足蹴にする。 喉を踏み潰すのを止めた。 地面に転がるメサを、何度も、何度も蹴る。 足に触れる柔らかい感触が気持ちが悪い。 こんなことをしている事実が、気持ちが悪い。 「そんなに死にたいなら殺してやる。 死に損ないなんでしょう、アンタ! 僕が殺してやるよ、どうしようもないアンタを終わらせてやる」 (-571) 2021/04/26(Mon) 1:58:51 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア彼女の笑顔に、ひどく胸が疼く。 その笑顔が優しいものでは無くても。 その瞳が、獲物を捕らえるそれだとしても。 青年は掠れた声で少女に応える。 「──僕がそれに、厭だと返すと思っていますか?」 少女はすべて判っている。 青年が、こう答えを返すことも。 全部判っていて、こんなことをしている。 「アンタを置いていきたいと、そう思ってるって?」 その残酷さを、その獰猛さを愛していた。 餓え切って、すべてを求めるその欲深さに溺れている。 壊れているのは少女だけではない。 青年も、どこか歪んだ好意を持っている。 少女の頭から爪先まで、全てを自分のものにしたい。 その命さえ、ほんとうは、手に入れたい。 彼女の生も死も、この手で操りたい。 愛しい、誰よりも美しい梔子を、この手で散らしたい。 → (-585) 2021/04/26(Mon) 2:35:33 |
【秘】 ■■■■ シトゥラ → 村人 ニア「おいで、ニア。 僕が寂しがりで、強欲だって── アンタが知らないはずが無いでしょうに」 青年は少女の頬から手を離す。 重なった少女の手が、解けた。 解けたその手を掴んで、引き寄せる。 「── 一緒に、死にましょう。 その命を僕に与えてください。 最後の一瞬まで、僕に下さい。 アンタの命を飲み干す権利を僕に。 アンタを殺したその後で、僕もアンタの元へ逝くから」 (-588) 2021/04/26(Mon) 2:46:53 |
【独】 ■■■■ シトゥラいや この えっちロールに付き合ってくださってるのありがたさしかない 心中はえっちですよ そう ほんとうに それはそうと無理をしていないか心配よ〜〜〜〜 (-608) 2021/04/26(Mon) 3:55:00 |
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