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【秘】 演劇 アクタ → 剣道 ツルギこれまで無表情であった君が、眉を寄せた。 なんだか面白くて、ずい、と顔を近寄せる。 ──学校。 「へえ、奇遇だな。 部活があるから僕も好きだ。」 ──バイト。 「やった事ないな。 生きて帰れば僕も探してみるか。」 ──好みの飲料。炭酸。 「お、そうか。 じゃあ僕のチョイスは完璧だったようだな。」 ベッドの上に散らかるペットボトルのひとつを手に取り それがしゅわ、と泡を見せれば君へ差し向ける。 「フン、寂しい奴め。 何より、それだけしか話さないのも不公平だと思わんか? だから、そうだな。……朝になったら何処か出掛けるか。 人と遊ぶのは、W楽しい事Wだろ? 無いなら作れ。」 我ながら完璧な計画だ。──かなり強引だが。 君の返事も待たずに、既にカフェや図書館の位置を思い返し始めている。 君はこれを断っても、勿論良いだろう。 (-236) 2022/02/21(Mon) 21:43:32 |
【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメ図書館には既に青年が一人いる。 開いた風景の写真集をぼんやりと眺めていた。特に興味もないのが傍目でもわかるだろう。 大きなテーブルには、無造作に選んだと思しき写真集が何冊か広がっていた。 図書館を指定したが、読書が好きというわけでもないようだ。 視線は明らかに写真だけをボンヤリと見つめていた。解説文になど、目もくれず。 (-237) 2022/02/21(Mon) 21:43:36 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「…………」 視線を追いかける。グラスの中がじわじわと濁っていく。 視線を少し上げる。その瞳の中は、手の中のものよりも遥かにどろどろに濁っている。 「……理解者を得るのが夢、だったか。確か。 叶わない望みは、そんなにもお前を苛んでいたのか。ここで命を終わらせて、おしまいにしたいくらいに」 ぼんやりと眺めていたあの時の美大生とのやりとりを振り返り、ふと何かに気付いて「いや」と訂正する。 「……あれは夢か。お前が語る悩みはまた別にあるのか?」 無機質と呼んでも差し支えない、冷たい印象の両目が濁りを真っ直ぐ覗き込んでいる。 (-239) 2022/02/21(Mon) 21:50:17 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ わかりません、少女は叱られた生徒のように俯いている。 歩み寄る足取りに強張らせて、屈みこむ気配に目を瞑って。 「あ――――」 薄く唇を開いて、けれども喉奥へ、言葉はひっこめられた。 穏やかな音が、少女の脳を揺らしたから。 カラン。閉まる扉の上部、ドアベルが鳴って。 合わさった瞳が、ぱち、と瞬く。 下を向く少女を暖かく包むような笑顔が、まんまるの瞳が、輝いている。 (-240) 2022/02/21(Mon) 21:50:36 |
【独】 普通 ナツメ あ、と私は思った。 この人、会ってすぐの私なんかに、こんなこと。言えるんだ、と思った。 八方美人。たぶん、絶対、そう。 そう思っている間にも、私の口は勝手に、あんなことを返しはじめてた。 (-241) 2022/02/21(Mon) 21:51:45 |
【秘】 普通 ナツメ → 園芸 ハナサキ「はい、」 「……はい、」 緊張に強張って冷たくなった指先が、じんわりと解される。 口が弧を描いて、持ち上がった下まぶたに瞳が隠されて。 「はい。一緒に、探してほしいです。 こんなの、ひとりじゃ絶対、見つけられないから……」 あなたから優しく手渡されるそれに、ゆるやかに笑む。 きゅ、と小さくあたたかな温度に触れた指先が、控えめにその手を握り返す。 挽きたての香ばしいコーヒー豆のにおい。やわらかな照明、塵一つ落ちていないエントランスラグ。 造り物の体で、紛い物の世界で、少女は淡くほころんで。 (-242) 2022/02/21(Mon) 21:52:33 |
普通 ナツメ(匿名)は、メモを貼った。 2022/02/21(Mon) 21:53:06 |
ハナサキは、固まりました。 (a46) 2022/02/21(Mon) 21:53:53 |
普通 ナツメ(匿名)は、メモを貼った。 2022/02/21(Mon) 21:54:31 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 不運 フカワ「──あ、あわわ……!」 隠すつもりも無く話そうとした言葉は代わりに戸惑いの呻き声になってしまいました。 「え、ええっと…… 土いじりを少々…… 無心になって土を掘り返してると安心するから──ってそうじゃありません!きゅう!きゅうです!急になんですかぁ!?」 デリカシー……と繰り返し。 驚きすぎて手を払うという発想が出てこないまま抗議を続けます。 (-246) 2022/02/21(Mon) 21:54:41 |
エノは、理解がしたい。理解されるために。 (a47) 2022/02/21(Mon) 21:56:18 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「……」 並べられた無責任な発言を耳に入れても尚暫く閉口したまま貴方を見つめていた。 その後考えがまとまったのか何か言おうと口を開きかけて、しかし音にはならず。『俺に答えは返すな』と言われたから。 「言われたい……言われたい、か」 ▼ (-247) 2022/02/21(Mon) 21:57:49 |
【人】 剣道 ツルギ>>124 カイ 「うん。だってその為の時間と場所だろ?」 君が嫌そうな顔をしても、眉一つ動かない。 既に似たような反応を受けたことがあるというのも理由だ。 「つまらないかどうかは、俺には判らない。 俺は生きてやりたいこともないから。 でも、何の夢も目標もないよりは、ずっと良いと思う。」 特に励ます意図もなく、ただ本音だけを告げる。 「ていうかそう、それ。聞いてて気になったんだよ。 医者になれなかったらさ、死ぬってこと? 」抱いた疑問であり、それ以上でも以下でもない。 君への興味というよりは、危うい綻びへの言及。 バイト中に書面の誤字を指摘した、その程度の抑揚だった。 (126) 2022/02/21(Mon) 21:58:22 |
【秘】 規律 ユス → モノノ怪 ユメスケ「だから難しい問題だな。だが言われたからには善処しよう」 おもむろに手帳とボールペンを取り出して何か書き込む仕草を見せた後、満足したのかぱたんと手帳を閉じて懐にしまった。 (-249) 2022/02/21(Mon) 21:59:15 |
【人】 規律 ユス>>115 カミクズ 「生きていたことの名残り」 繰り返し呟くその声は、あまりにも機械的で。けれど、一度聞こえるように呟いてからも何度か消え入る声で繰り返した。 数度言葉を繰り返した後、感傷の滲んだ笑みを焼き付けるようにまじまじと見つめる。急な話題転換も気にならないらしい。 「いえ、カミクズさんが困っていなくても海を出す予定でいました。 小さい頃に本物を一度見たきりでしたが、その時は体調を崩していて殆ど覚えていなかったので。 だから、もう一度見ようと思ったんです。ここでかはどうか分かりませんが、死ぬ前に」 これも正確には本物ではないですが、と付け加えた。 (127) 2022/02/21(Mon) 22:08:02 |
【秘】 剣道 ツルギ → 演劇 アクタ「まあ不公平だよなあ…」 小さく礼を言えば、ペットボトルを受け取った。 やはり半分程を一気飲みすると、外出の誘いに軽く頷きを返す。断る理由が無い。 「どうせならドライブとかどうだ。俺免許持ってるし。 さっき外で見かけたけど、フカワさんバイク乗ってた。」 免許を取得する際、初めて四月生まれであることに感謝したことを思い出す。 とはいえ、バイトでしか運転したことは無い。 (-251) 2022/02/21(Mon) 22:12:13 |
【秘】 普通 ナツメ → 剣道 ツルギ 後から到着した少女は、きょろきょろと館内を見まわした。 閲覧席にあなたの姿を認めると、足早に歩み寄る。 正面の椅子の背もたれに両手を乗せて、開かれたページを逆さまに見て。 「どこの写真?」 メッセージの延長で、そう、軽く話しかけてから。 あ、と小さく声を漏らす。 少女とあなたが直接言葉を交わすのは、そういえば、これが初めてだったかもしれない。 「メッセージ。ありがと、ね。 えっと、ナツメです。ツルギくん。よろしくね」 (-252) 2022/02/21(Mon) 22:19:31 |
【秘】 不運 フカワ → 美術 エノ「憧れ、ですよただの。だけど、なんだか選ばれると呆気なくて。 免許とってるときにここに来るなんて知ってたら、そのおかねで焼き肉食べに行きました……」 「本当に、色々。 VRの再現度が高くてよかったです」 「ああ、その死にたくないから協力をして、と。 言われてしまったんです。 だから一緒に死ぬというよりは……。 協力がわからないので、応援することになりました。 その方に……票をいれない、という形だけで」 珈琲、砂糖抜きのミルク入りで。 お邪魔しますと続けて適当なところに座り込んだ。 「仲良し、については……。 なにか話してるのを、聞きました……見つかり、そうですか? 仲良しの、方。俺は、まだ。 俺は君が仲良しというよりは、わかりあってる同志の話をしているように、思ってましたから」 (-253) 2022/02/21(Mon) 22:22:56 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「人を自殺願望者みたいに言うなよ。 別に絶対死にたいってわけじゃない。だったら@に丸付けるだろ。」 瞳を細め、青年は乾いた笑いを溢す。尚も視線は逸れたまま。 濁った液体をストローで吸い上げて、言葉を少し飲み込んだ。 「夢も望みも悩みも、全部一緒だよ。 理解者が欲しいってのが諦めた夢であり願望で、それが叶わないのが悩みだ。 いや、無理だって知ってるんだから悩みですらないか…」 将来の夢、という文脈で使われる夢≠ナはなく、 夢を見た、という文脈で使われる夢≠ナある。 文字通りの、夢想だ。 再びアイスクリームを掬い始めた頃には、すっかり表情は元に戻っていた。 数秒経ち、ようやく視線も元通り。 (-255) 2022/02/21(Mon) 22:25:17 |
【独】 剣道 ツルギナツメちゃんだけが癒しや そのはずや 多分あの匿名メモはナツメちゃんなんですけど…… 俺と対面してるときのナツメちゃんは素朴な良い子なんです 僕は大丈夫です (-256) 2022/02/21(Mon) 22:27:35 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 普通 ナツメ「どういたしまして! でも気にしないでください!お互い様です!ギブアンドテイクです!」 重ねた手があなたの気持ちを伝えてくれる気がします。 表情もずっと柔らかくなって、声音もカフェに似つかわしい落ち着いたもの。 まんまるを一等輝かせて手を揺らしました。 「不安な事も多いと思います。 でも、一人じゃないから大丈夫です! ひとりよりふたり!私じゃ頼り無いかもしれませんけど、安心してください!」 穏やかな空間。 今だけはまるで日常のワンシーン。 ドラマのセットにでもなりそうな──絵に描いたような光景。 現実過ぎて逆に嘘らしいようにも見えるやり取りでした。 「探す前に……最初にこれだけ話しておきたいんです。 明日から始まる投票の事です! 探すと言っても最初の選択までたった一日しかありません。 だからこれは仮の話です。 ナツメさんが間に合わなかったときの話」 言葉だけは本物であって欲しいと願いつつ。 「選べなかった時の "選びやすい選択" です」 しんぞう 握ったあなたの手を自らの 胸 へ引き寄せました。 (-257) 2022/02/21(Mon) 22:33:06 |
ハナサキは、投票先の提案をしました。 (a48) 2022/02/21(Mon) 22:33:27 |
【秘】 剣道 ツルギ → 普通 ナツメ「どこだろう、…海沿いのどこかのはず。」 顔を上げ、先程までテキストでやり取りしていた相手を視界に入れる。 「ん、よろしく。何話そうか? とりあえず俺としては、全員にいわゆる身の上話を聞いて回ってるんだけど… そこら辺聞けると助かる。まあ、無理にとは言わない。」 写真集を閉じる。表紙には海を背景にした写真が大きく載っていた。 タイトルを読めば、どこかの小さな島の写真集であるらしい。 (-259) 2022/02/21(Mon) 22:36:42 |
【独】 モノノ怪 ユメスケ/* こっちをみるなあかさぶんつかうなtっつtttttttttt、言ったでしょ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (-260) 2022/02/21(Mon) 22:38:14 |
園芸 ハナサキ(匿名)は、メモを貼った。 2022/02/21(Mon) 22:40:22 |
園芸 ハナサキ(匿名)は、メモを貼った。 2022/02/21(Mon) 22:40:55 |
【秘】 不運 フカワ → 園芸 ハナサキ「VRの世界で土いじり……」 リアルに近い感覚であればあるほど世も末が近いのかと言おうとしたところで、これがデリカシー……思い止まった。 「名の通り園芸が趣味、だったんですか。 あ、すみません。砂がついていたような気がして……顔は汚れていませんし、ええと、もしかしたら全部気のせいで、……」 さらさらと、すぐに離さず髪をひとふさ撫でて。 「女性の髪はふわふわしているんですね……」 やっぱりデリカシーがなかった。 (-261) 2022/02/21(Mon) 22:45:36 |
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