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【人】 式神使い スワロー[まだあの頃のウルは若くて、おそらく独身だったろう。 彼は瀕死になっている剣士を見れば、みんなで助けようと言い出した。 彼の声に仲間たちが賛同し、ヒーラーが数名駆け寄り 剣士に回復術をかけ始めていた。 死んでいくだけの者に、何故こうも一生懸命になれるのか。 その疑問の答えが気になり、立ち去ろうとしたこの足を止めて 黙って彼らの行為を見届けることにした。 怪我人を助けるという曇りなき精神の者もあれば 残り少ない魔力を、他人のために使うのを嫌がる者もいた。 そのどれもが、ウルが言うなら仕方ない。と言った様子だった。 …ああ。だから人間は嫌いなんだ。 嫌なら嫌だと。無理なら無理だと言って 離れれば良いじゃないか。 それを他人のせいにするのは、とても滑稽な話だ。 結局は、己の名声や賞賛欲しさなのだろう。 なんて醜くて、哀れなんだ。] (21) 2023/12/07(Thu) 2:16:31 |
【人】 式神使い スワロー[…しかし、ただ一人。違う奴がいた。 ウルだ。 彼からはそんな毒気の心は、まったく視えてこなかった 自分は戦士だから回復には加われやしないが せめてもと、大怪我を負った者の背中を優しく撫でながら 『がんばれ。』だとか、『まだ生きてるぞ。』だとか 明るい声で怪我人の剣士の身を純粋に案じて、 励まし続けていたのだった。 僕はこの時、初めて知ったのだと思う。 この世にはウルのように、汚れなき人間がいることを…。] (22) 2023/12/07(Thu) 2:19:04 |
【人】 式神使い スワロー[──あの出来事から数年。 ギルドは違うけれど、時折ウルと会うことがあった。 最初に再会した時は、あの時のお礼(心のこもってない)を言うところから始まり 次はそこそこ難関のダンジョンで出会い 大体その時の僕は、少数精鋭か殆ど一人の時が多く 彼は『テーリオン』というパーティを組んで冒険していることが多かった様に思う。 そんな相反する状況だからか、彼にとっては僕の身は案じずにはいられないのだろう。 『良ければうちのギルドに来ないか。』と。 よく誘われたものだが、僕は毎回それを笑顔で断った。 彼の実力は知っている。強さも申し分ない。 だが、こうして会って会話をしていると 『―――独りっていうのは、寂しいものなんだよ』と 僕がまるで寂しがっているような言い方をしてくる。 それがなんだか、当初は気に入らなかった。 彼の言葉に悪意はない。 寧ろ純粋な心で何かを思い、何かに重ねて言ったものだろうことも知っている。 だが、気に入らないものは気に入らないのだ。 僕が不機嫌な顔をしたのを察してか知らずか それでも彼は『いつでも待ってるぞ。』と言うのだ。 …調子の狂う奴だった。*] (23) 2023/12/07(Thu) 2:41:29 |
【人】 見習い ディアスポール─ イクリールと ─ そうなんですか? ボクが来た時はいつも仲の良いご夫婦だと思ってたので… あ、もしかしたら今日そういう話も聞けちゃうかもですねえ [>>0:175 モモイもサブマスターとして献身的なタイプで 小言はいいつつも、というような人物だと思っていた。 そもそも、さほど酒に溺れた姿を見たことがなかった、というべきか。 ただ、それでも別れたり公になってないことこそ、 信頼しあえてる形の在り方でもあるのだろうと改めて感じる。 だから、そんな様が見られたら寧ろラッキーかもしれないと、 冗談っぽくにへへと笑って。] (24) 2023/12/07(Thu) 3:43:05 |
【人】 見習い ディアスポール ノードゥス三周年、おめでとうございます! これからもお互い頑張りましょうねっ! [グラスを持ったイクリールへ手向ける杯は、 当然の如く、彼女の未来が明るいものであるのを信じて。 >>176 『忘れてしまった。』 そう"思い込んでいる"だけであればいいと、願いながら。]** (25) 2023/12/07(Thu) 3:43:15 |
【人】 見習い ディアスポール─ 宴の始まり ─ [あぐっ、と大口開けて肉にかぶりつく。 長駆でありながら子犬めいた動作の抜けない少年から一転、 肉という好物を目の前にして本能が疼いたように、 食いつきかたや食事量は大仰なものだった。 そうなるのも仕方ない。 ステーキは赤身がメインだったが ミディアムレアに焼かれて脂身は程よく溶けたまま。 調合の完璧なスパイスによって臭みもなく満足感を大いに満たす。 そんなボア肉が用意されてるのに >>0:177 チキンステーキまであるんですかあ!? と喜びで声に出してしまった。 対してシチューに入った兎肉はホロホロに崩れる程柔らかく煮込んであり。 酒より飲み物感覚で食べてしまいそうだ。 ああ、先輩のような四足生活が羨ましい。 ただし『犬食い』すると母からめちゃくちゃに怒られるので自制している。] (26) 2023/12/07(Thu) 3:43:38 |
【人】 見習い ディアスポール[口周りの汚れを拭っては汚し、拭っては汚し。 繰り返しつつ食事を楽しむ横目で、 マスターからプレゼント…という催しも開かれていた。] えっ、ボクもいいんですか? ありがとうございます!1枚引かせていただきますね! [もちろんそんな善意を無下にする、もとい、 プレゼントと言われて遠慮するタイプではない。 ゴソゴソ箱に手を入れていれて、 引いたそれは── ポーション(4)1d6個セットvil だ。] (27) 2023/12/07(Thu) 3:43:53 |
【人】 見習い ディアスポール あっ、ポーションだ! しかもこれ、うちから仕入れてるやつですよね? 皆さんのプレゼントに使ってくれてありがとうございます! ボクも次の冒険に使わせていただきますね! [紙と引き換えに受け取ったいくつかの小瓶は見覚えがあった。 実家の店頭でもよくみかけたそれには、 可愛らしいラッピングも施されている。 間違いなくモモイの図らいだろう。 しかし──店では良く1ダース。12本くらいまとめて仕入れるものだ。 それがラッピングされ、小分けに配布されている。 『妙だな…』 会場のどこかで青い服と蝶ネクタイの少年が呟いた。 ※なお、そんな事は全くもらった本人は気にしていない。 ]* (28) 2023/12/07(Thu) 3:50:22 |
【人】 見習い ディアスポール― 回想:ウルという、とある戦士A ― 『だから俺は知らねーって! 俺の息子はディー一人だっての!からかうなよキロン!』 [>>0:163 それはとある日のダンジョン探索。 ギルドに持ち帰られた「生還報酬」を種に 散々からかわれていたウルがそこにはいた。] 『マギサ殿も言ってやってくださいよ! 確かに俺、息子どころか妻も此処に連れてきた事ないですけど! 浮気とかじゃないってわかりますよね!?』 [コイツと違って!と指差された青年は、 『テーリオン』の中で女遊びが少し緩いタイプの仲間で、 >>0:32 『はぁ〜マギサたんかわいい…ハスハスしたい…』と証言し 氷漬けにされた前科持ちである。 つまり魔女殿からすれば前科持ちがこのパーティには居たのだが。 それでも切り捨てまではしなかったのがウルという男だった ] (29) 2023/12/07(Thu) 4:21:00 |
【人】 見習い ディアスポール[一人旅を重んじる彼女からすれば、 『どこかのパーティの戦士A』であったかもしれないが、 ウルにとっても雪花の魔女は名高い魔法使いだ。 その時のように彼女とダンジョンを巡る事が数度あった。 けれど、息子はここに顔を出して、 彼女をはじめ「誰が、誰なのか」を全く知らなかった。 >>0:54このギルドで肩書きを知り、 ギルドで顔をあわせて名前も漸く知った。 アルブムも先輩と呼び出したのは息子本人だし、 式神使いも、まともに挨拶をしたのが今日初めて。] (30) 2023/12/07(Thu) 4:21:28 |
【人】 見習い ディアスポール[彼を知るのなら、少しだけ疑問に思われたのかもしれない。 本人が言う通り、ギルドに息子や妻を連れ出したことはない。 ましては、その話を殆どしたこともない。 彼と談笑すれば、この間は何処へ行った、とか。 次あのパーティと合同冒険することにした、とか。 剣の手入れでいい場所を知らないか、とか。 冒険にいった話ばかり。 故に、本当に家族を愛しているのか? そのように疑われたのかもしれない。] (31) 2023/12/07(Thu) 4:22:10 |
【人】 見習い ディアスポール『勿論、愛してるぞ。当然じゃないか』 [それを直接問いかけた者がいたならば、 何を当たり前のことを、といった具合でそう応えただろう。] (32) 2023/12/07(Thu) 4:22:31 |
【人】 見習い ディアスポール『けれど、俺は皆も大好きだ。 冒険も愛してる。続けたくてたまらない。 だからこそ、 俺の持つ家族への愛情は、 ひけらかさないようにしてるんだ。 「家族」を持たない者だって、多いだろう、ここは。 そういった者に取っちゃ、他人へ見せる愛情は、 時に傷つけると思っているんだ。 強いていえばそうだな…。 パーティを組んだその時だけは、 俺は、そいつの家族のように接することが出来たらと思ってる。』 (33) 2023/12/07(Thu) 4:22:58 |
【人】 見習い ディアスポール『だからこそ、俺はここで本当の家族の話はしないし、 家でも、仕事の話は極力、しない。 そうやって割り切らないと、 俺自身も、どこかで迷いが出ちまうからな。 目の前に強大な敵が現れて、 家族がいるから、っていって、その場を逃げ出したくない。 …大丈夫さ、妻はそれを理解してくれてる。 じゃなきゃ、結婚しないだろ。俺とは。』 [自嘲めいてカラリと笑う。 >>22 思いが汚れていないからこそ、 一線の引き方も、極端な男だった。 脳内や思惑を読める力があっても、全て本心で話しているのだ。ある種厄介だったのかもしれない。]** (34) 2023/12/07(Thu) 4:25:11 |
【独】 癒し手 イクリール/* 拾い方が丁寧で、皆様上手くない!? 凄すぎて、圧倒されて、自分の下手さに申し訳なくなる。 でも、そんなすごい方達のロルを見られて幸せです。 頑張ろう。 と言うか、背景の作り方がすごいな。 ああいうのは見てると、自分も作り込みたいと。 頑張って、整合性取れるのを書こう。 (-8) 2023/12/07(Thu) 6:27:54 |
【人】 見習い ディアスポール ─ 現在 ─ [4つある小瓶はラッピングされて袋にまとまって入っている。 一つ一つを手に取るのも容易だ。このまま常備していれば すぐに冒険でも使うことができるだろう。 中身の質もさほど悪くない。塗り薬にも飲み薬にもなる。 冒険行くなら自分で稼いで買うんだよ、と 予め母に釘をさされていた手前寧ろ幸運だと思う。 同時に顔を挙げて見えた顔。>>9 あっ、と声をあげて小走りに近づき。] スワローさん!これよければ。 お一つ受け取ってください! うちの店で扱ってるものの一つなんです。 [袋から取り出したポーションを一つ、彼に差し出す。] (35) 2023/12/07(Thu) 6:36:33 |
【人】 見習い ディアスポール[>>34 父とは違い、家庭の事情を伏せることもない。 伏せろとは、教わっていなかった。 父が彼の本性を知っていたのか、否か。 事情を全く知らない少年の思考を覗いた所で、 理解することは一生無いのだろう。 視えるとすれば、父とは違う単純な善意と。 『受け取ってくれるかな』と、全信頼を重きにした期待。 『期待しもらえるように頑張らなきゃ』と。 少々空回りな"お近づき"の欲だって、多少なり。]* (36) 2023/12/07(Thu) 6:36:40 |
【人】 見習い ディアスポール[後の3つも、自分で全部抱えたいとは 強く考えていないので、 他の誰かがプレゼントでももらえたら、 それを話題に話しかけたり、 個数があるものなら交換だってしただろう。 時間の都度都度、周りの人に 何もらったんですかー?と話しかける少年の姿は 終始目立っていたかもしれない。]* (37) 2023/12/07(Thu) 6:36:50 |
見習い ディアスポールは、メモを貼った。 (a5) 2023/12/07(Thu) 6:41:02 |
見習い ディアスポールは、メモを貼った。 (a6) 2023/12/07(Thu) 6:41:51 |
【人】 癒し手 イクリールおめでとう。 うん。がんばろ…よかったら一緒に冒険にも出てみようね。 [スワローと約束をしていたのは聞こえてきたから、それが叶うかどうかは解らない。 それでも約束が出来たら幸い。 彼はまだまだ未知数の存在。これからどうなるか。 ただ、困っていたら手を差し伸べるでなく、自主的に誘いをかけるのを聞いて、どう思うのか、別れる前、 それだけは確認してしまう。*] (39) 2023/12/07(Thu) 7:13:11 |
【人】 飼われ賢狼 アルブム―宴のはじまり― [ぽてぽて、戻ってきてみれば、ちょうど宴がはじまったところ>>0>>1 ぱたんぱたん尻尾を振ってお話を聞いていればなにやらプレゼントがあるとのこと] わふわふ? [僕もいいのかなぁとマスターの顔をじっとみていれば。 じゃあとモモイが代わりに箱から紙を取ってくれた。 紙に書いてあったのは身体能力を上がったような気になるペンダントvil] (40) 2023/12/07(Thu) 7:38:26 |
【独】 癒し手 イクリール/* 皆様チップの使い方もうまいよな。 イクリールの桃顔は照れている感じだから、なかなか使えない。 にこっと笑っている系なら使いまくっていたけど、しくじったかなと少し思ってしまう。 (-9) 2023/12/07(Thu) 8:15:14 |
【人】 蛇 ムルイジ[ ここへは祝いの席に出るために来た訳じゃない。 人が集まる場でパーティを解散しないことを宣言しに来た。 蛇≠ヘ脱皮を繰り返し何度でも生まれ変わる。 ……だけど、それはただの虚勢だったのかもしれない。 あの日、希望を胸に故郷を出た最後の仲間も死んだ。 その瞬間は薄ぼんやりとしか記憶できていない。 救援に来たパーティの話では自分を守るように大楯を構えたまま死んでいたと言う。 逃げることなく臆することなく。 あいつはいつも勇猛で、常にパーティの最前列にいた。 最期まで、それは変わらなかった。] (41) 2023/12/07(Thu) 8:25:49 |
【人】 蛇 ムルイジ[ 折れそうな心を鼓舞するように解散はしないと宣言した。 だというのに今自分は何をしているのか。 新生するなら今はパーティメンバを見繕う最善の機会だ。 前よりも強くなる為に。 ただただ強くなるために。 だというのに今自分は何をしているのか。 女相手に牙を突き立て、やるべきこともやらずにただ腐っている。 こうして天井を見上げても何も起きはしないというのに。 澱が心のうちに積もっていく。] (42) 2023/12/07(Thu) 8:26:15 |
【人】 癒し手 イクリール私で、悪かったわね。 [さっきの今である。 少し経ったからと言っても、顔を合わせばやはり気まずさなどが湧いてくる。 言葉だって、どこか喧嘩腰にもなってしまう。 ノックをしたのが別の人なら―― マギサさんは、あまり関わろうとしないからないだろ。 スワローさんだったら…あのぞくっとした感じを思い出し、何が起きるか解らない。 アーさんは…は無理だとして、そうなると ディアスボールくんなら、もっと穏やかに普通にできたかもしれないが、 それは考えても仕方な事だ。もうしてしまったんだから。] それは………って、そうよ [謝りたいと思っていたのに、そんな事を言われるせいで目が座ってしまう。] なんて、いうわけないでしょ。 それとも…癒してほしいから、言ってるの? [思わず、煽り返してしまう>>43 が、そんな事をしに来たわけではない。 気持ちを落ち着ける為に、息を吐き、持ってきたグラスを差し出して] (44) 2023/12/07(Thu) 9:21:49 |
【人】 癒し手 イクリールそうじゃなくて…謝りたかったの。…不躾な事をしたから。 これは、そのお詫びよ。 ごめんなさい。 [頭を下げる代わりに目を伏せる。 知りたいと思ったが、やはりまだ2か月。 そんなに時間がたったものではない。 前を向いたとしても、まだ触れるには早い事だったと思うから。 2年近く前なのに、いまだ燻っているものが残っているんだからと。*] (45) 2023/12/07(Thu) 9:22:10 |
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