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【秘】 ユスティ → エウロパそれから長く年月が経つと あの有名な魔法学園トカリスが 優秀な魔法使いを育てるために 推薦によるスカウトをはじめる時期となる。 選ばれた者には手紙が届くという。 ユスティにとっても大切な一大イベント そしてこれこそが惨劇の序章。** (-37) 2023/09/26(Tue) 0:18:53 |
【人】 ユスティとっさにエウロパの身体を支えながら ユスティは呆れた様子でため息をつく 下手な言い訳をする理由もよく分からないが だとしてもっと上手く言って欲しい これではリアクションもしづらくて仕方ない。 当のエウロパ本人は保健室に行くどころか 図書室に行こうと頑なだ。 その理由が宿題ではないことくらい分かる。 と言ってもじゃあその理由はなんだと 聞かれたところでそこまでは分からない。 (81) 2023/09/26(Tue) 19:01:49 |
【人】 ユスティ腹立たしい。 まるで子供の相手でもしているようだ。 なんの悪意もなく、含みもなく、 自然のままに力を行使する。 その結果どんなことが起こるか 確証は得ずとも憶測はいくつか思い浮かぶ。 いや、思い浮かべなければいけないはずだ。 そしてそれをわざわざ 天才になど教えてやる義理もない。 (82) 2023/09/26(Tue) 19:05:52 |
【秘】 ユスティ → エウロパエウロパの手を引くと彼女を抱き締める。 魔力が流れる蓋を少しだけ締められれば あるいは不必要に湧き出て器から零れるものを 掬いあげて整えることが出来れば。 それが適切だったかどうか…… (-39) 2023/09/26(Tue) 19:07:44 |
【人】 ユスティこれは軽い応急処置にしかならないが これで何とかなったというのなら そのまま図書室へ行くとしよう。 ただ今後不調を誤魔化そうものなら 保健室に磔にでもしてやろう。* (84) 2023/09/26(Tue) 19:11:32 |
【秘】 エウロパ → ユスティ私の周りには魔法が使える子が多かった。 そういう子たちが集まってたのかな。 その中で、魔法が使えなかった私は 笑いの対象にしかならなくて。 仲間外れにされてしまったんだ。 (-41) 2023/09/26(Tue) 19:17:08 |
【秘】 エウロパ → ユスティ そのことがすごく悲しかった。 魔法が使えない人もいっぱいいるよ、と 両親はそう教えてくれたのに まるで魔法が使えることが 当たり前みたいに言われて、輪から外されて。 ひとりぼっちになってしまった私は 森の奥深くに迷い込み 君の秘密の場所へと辿り着く。 (-42) 2023/09/26(Tue) 19:17:29 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 魔法が使えなかった私の傍に居てくれた。 それだけで、私にとって君は一番なんだ。 ……君が凄い魔法使いじゃなくたって。 (-43) 2023/09/26(Tue) 19:19:16 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 「すごいよ?私は出来ないし 他の子の魔法ともちがうもん!」 心から凄いって思ったんだ。 魔法が使えないと思っていたから 魔法のことを何一つ知らないから。 何のためらいもなく、賞賛を口にできる。 (-44) 2023/09/26(Tue) 19:19:47 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 「……わたし、仲間外れにされちゃったんだ。 まほうが使えない子とは遊ばない、って。 ……ユスティは、遊んでくれる?」 どうしてここに、と聞かれれば 言われたことを思い出して 少し表情が暗くなってしまったと思う。 君の方を見る瞳にも、きっと不安が滲んでた。 (-46) 2023/09/26(Tue) 19:20:38 |
【秘】 エウロパ → ユスティ でも、君はまた魔法を見せてくれるって。 私の頼みを断らないでいてくれた。 何度も秘密の場所で会って 君の魔法を、魔法の練習を見せてもらった。 最初はね、魔法が見たいって気持ちの方が 強かったのかもしれない。 でも、そんなの最初だけだった。 君と一緒にいることが、会う目的になって 時を重ねていけばいくほど 君が大切なんだ、って想いは強くなっていく。 (-47) 2023/09/26(Tue) 19:21:28 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 大切だという想いは今も変わらない。 あの頃は意図していなかった魔力供給。 今なら、自分の意志で、それができる。 君になら、全てを渡してもいいとすら思うのに。 ……それも哀れだって、君は言うのかな。 (-48) 2023/09/26(Tue) 19:21:52 |
【秘】 エウロパ → ユスティ私にとっての一番はずっと君なのに。 一番でありたいという心を 打ち砕いてしまったのが私だったなんて。 月日が流れて、魔法学園に入学できるほどに 私もユスティも成長した。 幼い頃よく遊んでいた私達。 勿論、そのつながりは変わらないままだった。 これからも変わらないんだと思ってた。 (-49) 2023/09/26(Tue) 19:22:43 |
【秘】 エウロパ → ユスティその日は一人で魔法を使ってみようって 外で練習してたんだったかな。 近くで君の魔法を見続けていたからなのか 私はその日、ようやく魔法を成功させて。 手に小さな青紫の花を握ってたんだ。 魔法で咲かせた、スターチス。 君を想って咲かせた花。 君に渡したいって思ったの。 初めて魔法が使えたんだよ?って。 (-50) 2023/09/26(Tue) 19:23:24 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「あなたはとても強い魔力の持ち主ね。」 「ぜひ、魔法学園トカリスに来て欲しい。」 通りかかった大人に、 花を咲かせた瞬間を見られてすべてが変わった。 私をスカウトしたのは学園トカリスの関係者。 誰だったのかはもう、よく覚えてない。 (-51) 2023/09/26(Tue) 19:23:49 |
【秘】 エウロパ → ユスティ……選ばれたのは、それを求めてた君じゃなかった。 魔法が使えないと思われていた私に 選ばれたものの証である手紙が届いて。 ユスティは魔法学園に入学するんだと思ってたし 魔法が使えない私は入学出来ないとも思ってた。 だからね、手紙が来たのは素直に嬉しかったんだ。 君も喜んでくれるんじゃないかって 勝手に、そう思ってた。 (-52) 2023/09/26(Tue) 19:26:07 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「ユスティー! きいてきいて! この間、魔法が成功したの! お花咲かせたんだよ! ユスティにも見て欲しいなって思って。 それとね、魔法学園トカリスから手紙貰った!」 自慢なんかじゃなかったの。 ただ、私は、これで君と同じ魔法使いだね、って。 同じ場所に行けるよね、って。 ただそれだけのつもり、だったのに。** (-53) 2023/09/26(Tue) 19:26:52 |
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