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【人】 卜占 キファ>>154 シトゥラ 「………………………………、………………。 ………………………………………………、 ………、………………、………………。 …………………、……………………………。 ………………………………、………………」 ・・・・・・・・・・・ ……どうにも様子がおかしい。 キファはやがて完全に静止し、沈黙する。 少女はあまり表情が表に出ない。故に、静止したが如く。 「……ふ、ふふ。すまん。未だ混乱が頭から抜けぬようだ。 シトゥラよ。前々から思っていた。 おまえは、随分と頭が回るようだ。 だから、一つ訊ねる」 → (229) 2021/04/19(Mon) 13:01:11 |
【人】 卜占 キファ>>701 ハマル 「じゃあ、こうしよう。 その修行の一環として、おまえを海に連れてってやる。 水は黒くて底の見えぬ恐ろしいものじゃない。 世界はどこまでも広がっている。 それを教えてくれる、大いなるものだ」 鼓舞するように、キファはハマルの頭をわしわしと撫でた。 「無論この会合が終わってからの話になるし、 ハマルの周囲の了承が取れればになるのだがな」 そしてこう思う。 なればこそ、この事件を解決しなければ。 彼のような子供を、不安に思わせないためにも。 キファには、そういう正義の心があった。 会合、一日目の話だった。 (239) 2021/04/19(Mon) 13:36:51 |
【秘】 卜占 キファ → 技術指揮 シトゥラ「質問を質問で返すな。答えよと言っている。 ……好い、先んじて事情を、すこーしだけ説明してやろう」 「 吾は”犯人はこの会合の中にいる”という情報を掴んでいる。 ……故。このような話し方をすることになる。許せ。 先の会話は、おまえを見定めるもの。許せ」 密やかに、告げる。 この会話を聞くものは、どこにもいない。 サダルでさえもだ。 「この会合、相手を簡単に信用できぬのだ。 だが、これだけは信じよ。 吾は、純粋なる正義の心でこの事件の謎を追っていた。 そして、その通り、既にこの情報を掴んでいる。 ……そういうことだ。信用には値すると思うがな。 さて、おまえはどうなのだ? 先ほどの問い、答えよ」 (-343) 2021/04/19(Mon) 13:47:26 |
【秘】 卜占 キファ → 技術指揮 シトゥラ「マジおまえ腹立つな……。 同族嫌悪なのだぞ……」 キファは人を食ったような態度を続ける シトゥラに眉を顰めた。 だが、キファには、もう。 「……白状しよう。 シトゥラよ、おまえが欲しい。 吾の持っている情報を、全て吐くから」 「━━託されてくれ、シトゥラ」 キファにはもう、ヌンキとシトゥラしか、 頼れる人間が居ない。 キファは、幾つかの根拠の上、 あなたを”シロ”だと思っている。 ”クロ”だとしても、キファはあなたを 吊るしあげる手段がある。 キファは、この行動に至る相談を、”誰にも”していない。 とんでもない秘密を隠していた、”彼”への意趣返しか。 → (-374) 2021/04/19(Mon) 15:00:23 |
【秘】 卜占 キファ → 技術指揮 シトゥラ「スタンスが分からぬ以上、 おまえに情報を渡すことは出来ぬ。 だからその前に、吾の事情について告げておく」 意を決したように顔を上げた。 迷っているように、苦しむように、眉を寄せている。 ・・ 「吾は、確かに事件の謎を追っていた」 「もう、事件の謎を追うことは出来ない」 「……くく。吾はな、おかしくなってしまったのだ。 妙な精神作用の術を掛けられたらしい。 吾は悟りを開き、不老不死である仙人になるため 永きを生きてきた。 だから、人の世を眺める視点が違う。 私情があろうと、無かろうと、 吾は人の世を健やかな形にしたいと思ってきた。 100年近くな」 今、キファの瞳に揺らめくのは。 燃え上がるような、狂おしいほどの激情のみ。 → (-388) 2021/04/19(Mon) 15:23:40 |
【秘】 卜占 キファ → 技術指揮 シトゥラ「その意志は消えた。……もう、あの気持ちは分からん。 吾はもう、根本から揺らいでしまった。 この胸を蠢く感情は、そんな精錬な気持ちを許さない。 吾は最早、 ”吾らを危機に晒す輩は殺してもいい”とすら ……思えてしまうのだ」 少女の語調は悲壮だ。 もう普段通りに、まともに考えることも出来ないらしい。 「吾はおかしくなってしまった。 だから、どうか。どうか……。 吾の代わりに、この事件を解決してくれ。 吾はもう、だめだ!」 → (-392) 2021/04/19(Mon) 15:30:55 |
【秘】 卜占 キファ → 技術指揮 シトゥラ「……ひとつ告げておくが。 ”吾は”、犯人に与してはおらん。 殺人は良くない。 吾がこうしておまえに頼み込んでいるのが、 その意思の何よりの証左だ」 (-400) 2021/04/19(Mon) 15:51:59 |
【秘】 卜占 キファ → 技術指揮 シトゥラ キファは吐き捨てるように何かを呟いた。 「少なくとも、この事件を見過ごす訳には行かない。 ギルドの人間を危険に晒す訳には行かない。 おまえは、そうなのだろう? ……まあ、好い。だからこそ好ましい。 その警戒心の強さは逆に、信頼出来る」 顎を持ち上げられ、 無理やりこちらを向かされて。 ゆっくりと、キファは、あなたに視線を落とす。 「吾の願いは、 ━━サダルと共に、生き残ることだ」 「……吾はおまえに賭けてやる。 契約は成立だ。裏切るな」 (-421) 2021/04/19(Mon) 16:34:57 |
キファは、「おまえ嫌い! マジで絶対今度しばくからな」、と呟いた。 (a123) 2021/04/19(Mon) 16:35:57 |
キファは、シトゥラを威嚇する。 (a124) 2021/04/19(Mon) 16:36:24 |
【秘】 卜占 キファ → 裏方 サダル キファは警戒している。 来る理由があるのはヌンキかサダル。 サダルなら、念話を使えば良い。 ヌンキなら、黙る理由がない。 やがて、薄く扉を開けてその姿を確認するのだ。 「……なんだ、サダルか。驚かせるな。 寂しくなったか? ……それとも、例の話か?」 (-433) 2021/04/19(Mon) 17:03:57 |
【秘】 卜占 キファ → 裏方 サダル サダルだと確認が取れたことで、キファは肩を下げる。 代わりに僅か、複雑そうな表情もしていた。 「無論、入れ。茶を入れてやろう」 キファの部屋は同志に相応しく、質素だった。 いくつかの書物。テーブル。添えられた一対のチェア。 キファはジョボボボボボ!!!! と茶を入れると、 カップを二つテーブルに置き、あなたを着席を促す。 ちなみに茶は不味い。キファは茶を淹れるのが下手だ。 「……手紙、読んだぞ。おまえ、吾のこと好きすぎだろ。 ……吾も……おまえのことが好きだ。 吾々は、どうやらおかしくなってしまったらしい。 この感情は、吾にとって異常だ。 吾はおまえを、危険人物だと認識している。なのに……」 キファは俯く。その頬は血色を映し出していた。 /*了解よ! 良い感じのペースで行きましょ。 (-478) 2021/04/19(Mon) 18:41:34 |
【秘】 卜占 キファ → 技術指揮 シトゥラ「イイ関係だが? ……好き、なんだが? 吾と同じ立場の人間──吾が知っているのは、サダルだけだ」 明らかに声のトーンが変化した。 どうやら今の話は本当らしかった。 「まあ待て、急くな。 この手紙を読め。誰にも見られるなよ。 ……吾が告発に使おうとしていた手紙だ。 無論匿名で出すつもりだった。 結局暴露するにしても、もう少し後にする予定だったが、 手紙自体はしたためていたのだ。 吾の手にしている情報が一部書いてある」 キファは滑り込ませるように、便箋を差し出す。 中の手紙には、以下の旨を機械的な筆跡で記している。 → (-482) 2021/04/19(Mon) 18:49:49 |
【秘】 卜占 キファ → 技術指揮 シトゥラ会合に参加している、ギルド代表の皆さまへ 皆さま、如何お過ごしでしょうか。 ”シータの痕”の噂について調査しておいででしょうが、 明確な手掛かりを掴めてはいらっしゃらないのでは? それ故、私より以下の三つの情報を提示致します。 1.犯人はこの会合の中にいる。一人とは限らない。 2.この事件には、複数の陣営が関わっている。 3.この会合の参加者には、それぞれ『役割』がある。 信じるか信じないかはあなた達にお任せしますが、 どうか慎重な行動をなさりますよう。 匿名より (-484) 2021/04/19(Mon) 18:57:23 |
【恋】 卜占 キファ「……分かった。聞きたいことは山ほど有るが、 おまえとて混乱している筈だ。今、深くは問うまい。 吾は許す。 おまえがどう在ろうと、 吾はおまえを好いている。それは変わらぬ。 ……これが、健全な感情かは分からぬがな。 行ってこい。そして、よく気を付けよ。 いざとなれば念話で吾かヌンキを呼べ。良いな」 (?33) 2021/04/19(Mon) 19:01:16 |
【秘】 卜占 キファ → 流星の騎士 ヌンキ 知っている声が聞こえてきた。 キファはすぐに応対する。 「来たか。否、来てくれたんだな? ……大方何を問われるかなど、分かっていように」 キファは、苦笑するように息を洩らした。 あなたを室内に招き入れる。 質素な部屋だった。幾つかの本、 テーブル、一対のチェア。 楽にすると良い。そのうちキファが、 あまり美味しくない茶を運んで席に着くだろう。 (-488) 2021/04/19(Mon) 19:08:23 |
【秘】 卜占 キファ → 裏方 サダル「……なんだその目は。 吾は、おまえに好かれたいと思っているのだが……? その、恋愛的に。 吾は、……おまえに性愛を向けてほしいと思っている」 キファは自らのことを、 まだまだイケイケのプリプリだと思っている。 よもや実年齢の問題とは、気づけぬだろう……………………。 …………。 やはり、眼前にいるのは純朴な好青年で。 ”一点だけが、狂っている”。 その為なら──キファの殺害を除き──何だって出来る。 殺人すら厭わないだろう。 間違いない。サダルは狂人だ。 信用しちゃいけない。 キファの脳裏は恋心に焦げる中、警鐘を鳴らしていた。 告発して、つるし上げるべき。普段のキファであればそうする。 ……でも、もう出来なかった。 キファの桃色の靄が掛かった頭はその判断を許さない。 キファの頭は時間を掛けて、徐々に侵食されていった。 「(シトゥラ、どうか)」 こほん、咳払いする。 → (-541) 2021/04/19(Mon) 20:20:56 |
【秘】 卜占 キファ → 裏方 サダル「……吾もヌンキやシトゥラと会話を経てな。 少し落ち着いた。故、決意した。 これより、吾のここからの方針を語る。 吾は、おまえと共に生き延びたいと願う。 その為ならなんだってする。 ・・・・・・・・・ ・・・ もう事件の解決など、些事だ。 ……吾は、人など殺したくはないが。 だが、おまえを護る為だったら。 その幇助は、出来る」 「……サダル、…………」 紅色に色づけられた麗しい唇が 熱に魘されたように睦言を吐く。 テーブルごしにあなたの両頬を、 包むように触れる。 「好きだ…………」 初めはサダルへの恋愛感情を理解していなかったキファ。 だが今、きっと二人の感情の大きさは同程度だ。 或いは、その天秤は、もしかしたら。 今やキファのほうへと傾いてしまうかもしれない。 (-552) 2021/04/19(Mon) 20:33:57 |
【秘】 卜占 キファ → 裏方 サダル「───ぁ、」 柔らかな肌を滑る、青年の唇。 穏やかで年相応に低い声が少女の鼓膜を揺らし、 彼女の瞳が恍惚に濡れる。 サダルの念波を、キファの聡明だった頭は どこまで真に理解できたのだろう。 「くく。おまえも悪よな。 迷信にしても、吾にさようなことをするとは? 吾は死にたくないと、言っているだろう? おまえと死に分かれるのだっていやだ。 だが、許す。今のおまえの言葉を許す。 おまえの行動すべてを許容する。 吾は人より長生きな分、人と躰を重ねたことも、 唇を重ねたことも幾度だってある。 だが……斯様な胸のときめきは、初めてだ」 → (-576) 2021/04/19(Mon) 21:11:45 |
【秘】 卜占 キファ → 裏方 サダル キファの白魚の指は、名残惜し気に宙をなぞる。 「……さて、吾の望みとこれからの行動指針は語った。 互いのことを知りたいと言ったな」 キファは、部屋に添えられたベッドに視線を移した。 蕩けた瞳を細めてあなたに笑いかけ、誘う。 「こころと躰で語り合えば十分だ。 ……それとも、まだお預けか?」 上目遣いで見上げた。 (-577) 2021/04/19(Mon) 21:13:46 |
【恋】 赤い靴 キファ「…………、ふふ、くく。 ──あぁ、分かった! 吾はおまえの行いを許容する。 おまえに死なれると、吾も困る。 ウサギさんは寂しいと死んでしまうからな」 キファはおかしくなった。 それは、果たしてヌンキが掛けた恋の魔法故か。 否、それも理由として有るだろうが、 きっとそれだけではない。 サダルの秘める狂気、そしてキファの錆びついた人間性。 そしてヌンキによる恋の魔力が後押しして── それらが運悪く、実に運悪くも、 スパークを起こしてしまったのだろう ……運命の歯車が歪に噛み合って、悲鳴を上げる。 誰が悪かったのだろうか。誰も悪くはない。 もしくは、皆等しく悪かった。 (?37) 2021/04/19(Mon) 21:18:37 |
【恋】 赤い靴 キファ「シトゥラとは仲が悪いというか── ともかく、吾の名前を隠しておいてくれたのか、うむ。僥倖。 吾は死ぬのが怖い。おまえは優しいな。 吾はあまりそれに協力したいとは思えん。 だが、真なる困難に陥った時には吾に相談しろ。 一応訊ねておくのだが。 何故、さようなことをしようとしている? 叱咤したりはせんから安心せよ」 (?38) 2021/04/19(Mon) 21:23:51 |
【秘】 赤い靴 キファ → 流星の騎士 ヌンキ「……ああ」 キファはまっすぐな、射貫くような目であなたを見る。 そこに不純は交わっていない。 「吾とサダルの間に、妙な術を掛けたな。何らかの魔法か、 或いは──それは問題じゃない」 「どうしてあのようなことをした?」 鋭い語調だが、むやみやたらに あなたを責めたりはしないだろう。 ただ、純粋に、まずは理由を問いたい。 そういう態度だった。 (-585) 2021/04/19(Mon) 21:29:07 |
【恋】 赤い靴 キファ「血……血かァ〜〜〜ッ エェ〜〜〜ッ……いいぞ。その通り、唾液よりマシだ。 唾液はちゅーだから駄目だぞ。 まあ、最後に吾の元に戻ってきてくれればそれで良いんだが?」 だが? サダルの力は、星に導かれる為が力。 この状況下でヘイズが弟子入りしたのはなんだかとても 不味い気がしたが、そんなことはどうでもよかった。 「相談してくれてありがとうだぞ!」 (?41) 2021/04/19(Mon) 21:34:09 |
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